JPH03156047A

JPH03156047A - デッキプレートとコンクリート系パネルとの合成床及び合成屋根の乾式工法

Info

Publication number: JPH03156047A
Application number: JP1293923A
Authority: JP
Inventors: Yoshinobu Shimabukuro; 島袋　良信
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-11-14
Filing date: 1989-11-14
Publication date: 1991-07-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、現場でコンクリートを打設することなく施工
することができ、且つ遮音性及び断熱性に優れたデツキ
プレー１−とコンクリート系パネルとの合成床及び合成
屋根の乾式１法に関する。

（従来の技術）従来、鉄骨造建物等においてデツキプレートを型枠とし
て使用し、その上にコンクリートを打設するデツキプレ
ートとコンクリートとの合成床又は合成屋根工法が広く
普及している。該工法は、■デツキプレートにワイヤメ
ツシュを７容接して、コンクリートを打設し、木ごて仕
上げをして落ち着いた後に防水用コンクリートを打設し
、ブリージングした水が引き始めたころ、コンクリート
の表面を再びタンピングして木ごてすりを行ない、適当
な時期を見計らって金ごて仕上げを行なって防水を図っ
ている。従って、コンクリートの打設や仕上げに多くの
手間と高度の熟練を要し、しかもコンクリートの養生等
を必要とし、コストが高く工期も長期になる欠点がある
。しかも、該工法による床は遮音性に劣り、屋根は断熱
性に劣る欠点があった。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、上記従来の現場でコンクリートを打ち行なう
湿式１法の欠点を解消し、現場でのコンクリート打ち作
業を必要とすることなく、熟練者でなくても容易に施工
することができ、しかもコストが安く工期も飛躍的に短
縮することができ。

さらに遮音性及び断熱性・換気性に優れた、デツキプレ
ートとコンクリート系パネルとの合成床及び合成屋根の
乾式１法を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成する本発明のデツキプレートとコンクリ
ート系パネルとの合成床の乾式１法は、デツキプレート
上面に遮音・断熱板を介在させてコンクリート系パネル
を固定し、且つ前記デツキプレート下面を遮蔽板で覆う
てデツキプレートとコンクリート系パネルとの合成床を
形成することを特徴とすることを特徴とする構成を有し
ている。

そして、該合成床の乾式１法において、前記コンクリー
ト系パネルをデツキプレートに固着する個所の部分に位
置する前記遮音断熱板を切り欠いて、該切り欠き部にブ
ツシュ状体を介在させて前記コンクリート系パネルをデ
ツキプレート上面に固着させ、且つ前記デツキプレート
下面と接触する前記遮蔽板上面にゴムシート層を設けた
ことにより、より強度及び遮音性に優れた床が得られる
。

また、合成屋根の乾式１法は、デツキプレート上面に遮
音・断熱板を介在させてコンクリート系パネルを固定し
、且つ前記デツキプレート下面を遮蔽板で覆うてデツキ
プレートとコンクリート系パネルとの合成床を形成する
ことを特徴とする技術的手段を有している。

（作用）床又は屋根の基盤となるＶデツキプレート上面に、断熱
・遮音板と、コンクリート系パネルを取り付け、且つデ
ツキプレート下面に遮蔽板を取付けるだけであるから、
従来のように現場でコンクリート打ちを行なう必要がな
く、床や屋根が施工できる。特に本発明の床工法は、コ
ンクリート系パネルとＶデツキプレートとの間に遮音・
断熱板を介在し、さらに■デツキプレートの溝部はその
両面が遮音・断熱板と遮蔽板によって覆われて溝となっ
て空気層を形成しているので、従来のコンクリート床や
合成床と比較して極めて遮音・断熱性に優れており、多
層住宅やビルの床工法に適している。また、コンクリー
ト系パネルのＶデツキプレートへの支持部には、遮音・
断熱板を切り欠いて硬質ゴムブツシュ等を介在させてい
るので、床荷重による発泡ウレタン板等のつぶれを防止
している。

一方、本発明の床工法及び屋根工法では、コンクリート
系パネルと■デツキプレートとの間に断熱板を介在し、
さらにＶデツキプレートの溝部はその両面が遮音・断熱
板と遮蔽板によって覆われて中空溝となって空気層を形
成しているので、従来のコンクリート屋根に比較して極
めて断熱性及びｉｌ！！音性に優れている。しかも、屋
根工法においては、■デツキの溝が通気路となって換気
も行なわれ、特に夏場における室内の温度上昇を効果的
に抑制する機能を有する。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
６第１図は、本発明の工法による床の一部断面を示してい
る。図中、１は床を支持する形鋼の根太材であり、２は
合板又はスレート板等の遮蔽板であり、■デツキプレー
ト５の下側開口部を覆うように下側全面に設けられてい
る。また、３は遮音効果を高める為の細幅のゴムシート
であり、本実施例ではタッピングネジが貫通する取付部
分に沿って帯状に設けられているが、より効果を高める
ためには遮蔽板２の全面に積層するのが望ましい。

前記Ｖデツキプレート５は、端部を互いに重ねて前記遮
蔽板の上面からタッピングネジ６で遮蔽板３及びゴムシ
ート２と一緒に根太材１に固定される。８は断熱や遮音
効果に優れているポリウレタン発泡体やポリスチレン発
泡体等の遮音・断熱板であり、床全面に設けられる。該
遮音・断熱板は、床荷重による漬れるのを防止するため
に、その上面に重ねられるコンクリート系パネル１１と
一体にＶデツキプレートに固定するタッピングスクリュ
ウ１３が通過する部分は切欠き９が形成され。

硬質ゴム材等からなるブツシュ１０が嵌合されている。

前記ンクリート系パネル１１．は、ＧＲＣパネル、ＡＬ
Ｃパネル、鋼繊維補強コンクリートパネル、スレートパ
ネル等が適用可能であり、前記遮音・断熱板８の上面に
積層し、目地部１２が丁度デツキプレートの山部に位置
するように配置し、タッピングスクリュウ１３で前記ブ
ツシュ１０を貫通して遮音・断熱板８と一体にデツキプ
レート５に固定する。その際、前記コンクリートパネル
の固定位置には、タッピングスクリュウ１３の頭部が内
部に埋没するようにネジ取付穴１４を形成して、固着後
その上部に樹脂セメント類等でネジ取付穴の補修を行な
う。また、前記セメントパネル間の目地部にはシール材
１２を充填し、一体の床面を形成する。そして、必要に
応じて床面にフロア−シートを敷設する。

本実施例のＶデツキプレートとコンクリート系パネルと
の合成床の乾式１法は以上のようにしてなり、単にＶデ
ツキプレートに断熱・遮音板及びコンクリート系パネル
を取り付はコンクリート系パネル接続部をシーリングす
るだけであるから、従来のように現場でコンクリート打
ちを行なう必要がなく、熟練者でなくても簡単に施工す
ることができる。また、■デツキプレートを使用し、そ
の溝部７はそのまま空間になって両面が密閉されている
ので、該溝部が空気層を形成して遮音効果を高めている
。しかもＶデツキプレートの両側には、断熱・遮音板、
及びゴムシートを接着した遮蔽板２が積層されているの
で、全体の厚さは比較的薄くても非常に遮音性に優れた
床が得られる。

第２図は１本発明に係る屋根乾式１法の実施例を示す。

該屋根工法は、前記床の工法とほぼ同様であり、同一構
成部材については同符号を付しである。屋根の場合は、
特に断熱及び換気機能に重点を置き。

該工法では遮蔽板２の上面にゴムシートを特別に介在さ
せていないが、必要ならば前記実施例と同様にこれらを
設けても良い。

第２図において、１５は屋根端部に設けられるコンクリ
ート系で形成されたフラッシングであり、一端１６が前
記コンクリート系パネル１１端部に接続され、他端部の
垂直面１７は、外壁２２にスクリュウ１８等の適宜の固
定手段で固定されている。該フラッシングの水平部１９
には適宜の通気穴２０が形成されていて、デツキプレー
ト中空部との通気路を形成している。そして、屋根外面
は適宜耐水性塗料により塗装を行なう。なお、２３は壁
胴縁であり、２５は形鋼材からなる母屋材である。

本実施例の■デツキプレートとコンクリート系パネルと
の合成屋根工法は以上のようにしてなり、前記床工法と
同様に現場でコンクリート打ちを行なう必要がなく、熟
練者でなくても簡単に施工することができる。しかも、
防水性に優れているコンクリート系パネルを使用すれば
、その接続部のみをシーリングするだけで、防水施工が
簡単にできる。さらに、■デツキプレートを使用し、そ
の溝部６はそのまま空間になっているので、該溝部が空
気層及び空気流路を形成することになり、断熱板と相ま
って一段と断熱効果を増大させ、従来のコンクリート屋
根等に比較して極めて断熱性に優れている。特に夏場に
おいて、屋根に吸収される熱によって溝部の空気は温め
られるが、該溝部の温かい空気は、フラッシングに形成
された換気穴を介して進入する外部の空気と換気され、
室内温度の上昇を抑えることに格別の効果がある。

また、上記実施例では、現場において、遮蔽板。

デツキプレート、断熱・遮音板、コンクリート系パネル
を組立固定していたが、上場おいてＰめバネル化又はユ
ニット化して一体に組み立てておけば、現場での施工は
それらを単に根太材又は母材に固定するのみであるから
、非常に短時間に且つ簡単に施工することができる。

なお、本発明は上記各実施例に限るものでない。

例えば、コンクリート系パネルのＶデツキプレートへの
取付部に介在させるものはブツシュ状体に限らず、取付
部のＶデツキプレート山部に沿って延びて、遮音・断熱
材とほぼ同厚さを有する細幅板等を介在させても良く１
種々の態様が考えられる。また、固着手段もタッピング
ネジに限らず種々の固着手段が採用できる。

（効果）本発明は、以上のような構成からなり、従来のように現
場でコンクリート打ち行なう必要がなく。

簡単に施工することができ、従来と比較して著しく工期
を短縮し、しかも低コス１〜で出来る。

特に本発明の床工法では、コンクリート系パネルとＶデ
ツキプレートとの間に遮音断熱板を介在し、さらにＶデ
ツキプレートの溝部はその両面が断熱・遮音板と遮蔽板
によって覆われて中空溝となって空気層を形成している
ので、従来のコンクリート床や合成床と比較して極めて
遮音性及び断熱性に優れている。

また、請求項２の構成によれば、コンクリート系パネル
の固定部分に硬質ゴム等のブツシュを介在させているの
で、遮音・断熱板が床荷重によって潰れるとことがない
。

そして、この屋根工法では、コンクリート系パネルとＶ
デツキプレートとの間に断熱板を介在し、さらにＶデツ
キプレートの溝部はその両面が断熱板と遮蔽板によって
覆われて中空溝となって空気層を形成しているので、従
来のコンクリート屋根に比較して極めて断熱性及び遮音
性に優れている。

しかも、■デツキの溝が通気路となって換気も行なわれ
、特に夏場における室内の温度上昇を効果的に抑制する
機能を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の工法により施工された床の実施例の要
部正面断面図、第２図は本発明の工法により施工された
屋根の杆部の側断面図である。１：根太材　　２：遮蔽板　　３：ゴムシ一ト５：デツ
キプレート　　８：断熱・遮音板１０：プッシュ　　１
２ニジ−リング材１５：コンクリート系フラッシング　
　２０：通気孔　　２５：母屋材

Claims

【特許請求の範囲】１）デッキプレート上面に遮音・断熱板を介在させてコ
ンクリート系パネルを固定し、且つ前記デッキプレート
下面を遮蔽板で覆うてデッキプレートとコンクリート系
パネルとの合成床を形成することを特徴とするデッキプ
レートとＧＲＣパネルとの合成床の乾式工法。２）前記コンクリート系パネルをデッキプレートに固着
する個所の部分に位置する前記遮音断熱板を切り欠いて
、該切り欠き部にブッシュ状体を介在させて前記コンク
リート系パネルをデッキプレート上面に固着させ、且つ
前記デッキプレート下面と接触する前記遮蔽板上面にゴ
ムシート層を設けたことを特徴とする請求項１記載のデ
ッキプレートとコンクリート系パネルとの合成床の乾式
工法。３）デッキプレート上面に遮音・断熱板を介在させてコ
ンクリート系パネルを固定し、且つ前記デッキプレート
下面を遮蔽板で覆うてデッキプレートとコンクリート系
パネルとの合成床を形成することを特徴とするデッキプ
レートとコンクリート系パネルとの合成床の乾式工法。