JPH0280754A - コンクリート建築物の屋上スラブにおけるパラペット部の断熱構造 - Google Patents

コンクリート建築物の屋上スラブにおけるパラペット部の断熱構造

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JPH0280754A
JPH0280754A JP23105988A JP23105988A JPH0280754A JP H0280754 A JPH0280754 A JP H0280754A JP 23105988 A JP23105988 A JP 23105988A JP 23105988 A JP23105988 A JP 23105988A JP H0280754 A JPH0280754 A JP H0280754A
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Masayoshi Suzuki
鈴木 正慶
Noriji Fujii
藤井 紀士
Masatake Koyama
正豪 小山
Masashi Yamada
雅士 山田
Kiyotaka Shichima
清孝 七間
Moriyuki Kaneko
金子 守行
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Nozawa Corp
Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Plastics Co Ltd
JSP Corp
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Dow Kakoh KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は鉄筋コンクリート構造の建築物における屋上パ
ラペット部の断熱構造に関する。
〈従来の技術〉 通常鉄筋コンクリート構造による建物のフラット屋根に
はその周囲を囲繞する形でパラペット部が立設される。
すなわち第8図及び第9図の断面概略図て示す様に、屋
上スラブ1の外周を立上げた状態にしてパラペット部2
が立設される。
上記屋上スラブ1とパラペット部2はコンクリート材に
て一体的に形成され、又屋上スラブ1に敷設した防水層
3をパラペット部2に沿って立上げ、パラペット部2の
内面21と頂面22とに添設する。そしてこの防水層3
上に断熱層4を形成し、更にその上面に押えモルタル5
2や仕上げモルタル53を打設する。そして必要に応じ
、頂面22上には図示しない笠木等が取付けられる。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記構造のパラペット部2は、建物の最上部に立設され
るものなので、建物の各部位中において最も太陽日射の
外熱による影響を受は易い。しかもパラペット部2自体
は全体に薄板状に造成される為、上記太陽日射の外熱に
よる温度変化が著しい。
よって屋上スラブ1や外壁11との間に生ずる温度差は
全日を通して極めて大きいものとなる。
又パラベ・ント部2の内面Z1及び頂面22には防水層
3や仕上げモルタル53等が設けられるが、外面23に
はペイント仕上げ等が直接施工されるにすぎない為、太
陽日射が内面21を照射する場合及び頂面22を照射す
る場合と外面23を照射する場合とでは、パラペット部
2内における温度分布に著しい差を生じる。
以上の如くパラペット部2は、全日に亘って太陽日射を
受けると、屋上1や外壁11等低O部位との間に受ける
温度差及び内面21.頂面22.外面23における内部
温度差によって大きな熱応力を繰返し受けることになる
。この熱応力の繰返しによって防水層3か膨出したり、
又熱的劣化により破断したりして屋上スラブ1の防水性
能を低下させる。更に屋上スラブ1及び外壁11とパラ
ペット部2との間にクラック等を生しさせ、このクラッ
クから雨水が浸入することによって内部鉄筋の腐食等を
進行させ、究極には建物自体の耐久性を著しく低下させ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記課題を解決する為に成されたもので、屋上
スラブの周囲に立設したパラペット部の内面、頂面及び
外面に夫々断熱材を配設し、太陽日射による内部温度分
布の差を少なくする断熱構造である。
〈作用) 屋上パラペット部の内面、頂面及び外面には夫々断熱材
が配設される為、その断熱効果によって太陽日射による
熱的影響は著しく低減される。
その為屋上スラブや外壁との温度差が小さくなり、且つ
又内面、頂面及び外面に太陽日射が照射してもパラペッ
ト部の内部温度分布差は少なくなり、よって防水層の膨
出、破断更には建物躯体にクラックが生じることも皆無
となる。
〈実施例〉 次に本発明の屋上スラブにおけるパラペット部の断熱構
造を図面によって詳細に説明する。
第1図は、本発明の基本的断熱構造を説明する断面概略
図である。パラペット部2は従来例で説明した如く、屋
上スラブlの外周に立設されたものて、所定の高さと厚
さを有する薄板状のものである。面倒ては屋上スラブ1
とパラペット部2を一体のコンクリートによって打設形
成しているが、これとは別に屋上スラブ1の外周にコン
クリートブロックを積上げてパラペット部2を造成する
ことも可能である。
斯かるパラペット部2において、その屋上スラブ1側す
なわち内面21には屋上スラブl上に敷設された防水層
3が立上げられ、更にパラペット部2の頂面22上まて
添設される。
一方屋上スラブ1において、防水層3上に断熱層4を敷
設し、その上面に軽量コンクリート51及び押えモルタ
ル52を打設する。又パラペット部2の内面21及び頂
面22において夫々防水層3上に断熱材6が配設される
。同様にしてパラペット部2の外面23にも、断熱材6
が配設される。内面21゜頂面22.外面23に配設さ
れる各断熱材6は連続した一枚のものであれば断熱効果
の上からより好ましいものとなる。この断熱材6はポリ
スチレン。
ポリウレタン等の発泡合成樹脂を現場発泡法によって塗
付したり、又繊維系吹付材を吹付は工法によって塗着さ
せたりするものである。しかも断熱材6には仕上げモル
タル53や仕上げペイント等を施す為、夫々モルタル、
ペイントの塗着に好適なものが用いられる。
以上の如くしてパラペット部2の内面21.頂面22、
外面23は、ことごとく断熱材6にて囲繞される為、換
言すればパラペット部2の全面に断熱材6が配設されて
いる為、パラペット部2は太陽日射による熱的影響を受
けることが少なく、よってパラペット部2と屋上スラブ
1及び外壁等の間の温度差は著しく低下する。更にパラ
ペット部2自体においても何れの面(内面、頂面、外面
)から太陽照射を受けても、断熱材6によって温度差は
低減し、内部温度分布差は減少する。
第2図の断面概略図は本発明の他の実施例すなわち成形
断熱材工法を示すもので、パラペット部2の内面21.
頂面22.外面23に、成形断熱材Pを配設したもので
ある。この成形断熱材Pとしてはポリスチレン、ポリウ
レタン等の発泡合成樹脂板から成る断熱板7を内側に、
又石綿セメント、石膏等の原材料な押出成形機て成形し
た所謂中空状押出成形板から成る外装板8を外側にして
複合(二層構造)化したものである。上記断熱板7は通
常外装板8の内面側に接着材等を介して取付けられる。
一方外装板8自体もその材質及び中空形状からして断熱
性能が高い。よって成形断熱材Pの断熱効果は著しいも
のとなる。
次に第3図、第4図の一部省略斜視図、及び第5図の断
面概略図により成形断熱材Pの取付施工を説明する。先
ずパラペット部2の内面21上方に支持金物81を取付
け、更に押えモルタル52上に受金物82を取付ける。
そしてこれ等支持金物81と受金物82間に上記複合化
された断熱板7と外装板8を支持する。具体的には外装
板8に設けた溝8pに上記金物の係止辺81aを嵌着し
、下端8Qを受金物82に嵌め入れる。
又パラペット部2の外面23においても、上記同様に支
持金物81と受金物83とを取付け、両金物81.83
の係止辺81a、83aを外装板8に設けた溝8p、8
rに嵌着する。
更に支持金物81と受金物83の各係止辺81a、83
aを外方へ延出しておくことにより、パラペット部2の
内面21.外面23と断熱板7の間に通気・排水用の空
隙0を形成する(第2図参照)。
尚成形断熱材Pの高さはパラペット部2の高さ及び両金
物の取付代、更に後述する目地幅等を考慮して定められ
る。
一方頂面22においては、パラペット部2の厚さと略等
しい幅の断熱板7か用いられ、外装板8自体を国側の如
く断面略口状に形成して笠木を兼用させる。この笠木兼
用の成形断熱材Pは、頂面22上でアンカーボルトVに
定着した取付金物84により支持される。すなわち笠木
兼用の成形断熱材Pの係止段部8a、8bか取付金物8
4のバネ側辺84a。
84bに対してワンタッチ式に取付けられる。又外装板
8相互の継手部分にはシーリンク材Cを介在させる。
上記各成形断熱材Pの継目には所定幅の水平目地mか形
成される。よって該水平目地mと頂面22間には、通気
・排気用通路が形成され、又この水平目地mと上記空隙
Oとが連通ずることにより、パラペット部2における排
水機能と温度低減機能か同時に作用する。
尚、上記実施例では断熱板7の上に取付金物84を配置
したが、第6図の一部省略斜視図及び第7図の断面概略
図に示す如く、外装板8の裏面内方に予め断熱板7を設
け、取付金物84の上に配置することもできる。この場
合笠木兼用の外装板8と断熱材7とを予め工場等で一体
形成しておけば施工能率を大幅に向上させ得る。
上記の成形断熱板工法によれば、パラペット部2の高さ
や厚さに応じて断熱板7及び外装板8から成る成形断熱
材Pを予め形成しておき、これを現場にて取付ればよく
、極めて簡易な施工となる。しかもこの成形断熱板工法
は、足場等を用いることもなく、且つ構成部材のプレハ
ブ化を実現できることになる。
尚外装板8として外装処理を施したアルミ等の金属板や
GRC板等を用いることもてきる。
上記の基本的な断熱構造及び他の実施例としての断熱構
造は、既設の建物(バラベウト部自体も既に立設されて
いるもの)や、新築の建物(屋上スラブとともにパラペ
ット部を立設するもの)の等、何れにおいても採用でき
るものである。
特に上述した基本的断熱構造においては、新築する際に
予めコンクリート型枠内に断熱材を設けておけば、パラ
ペット部の造成とともに断熱面が形成されることになる
一方他の実施例て説明した成形断熱材工法ては足場等も
不要で、且つワンタッチ式に成形断熱材を取付けること
がてきるのて、既設のパラペット部における断熱補修工
事等に極めて好適なものとなる。
〈発明の効果〉 以上の如く本発明の屋上スラブにおけるバラベット部の
断熱構造は、パラペット部の全面周囲に断熱材を配設し
た為、屋上スラブや外壁とパラペット部とにおける温度
差がなく、且つ又パラペット部内部での温度分布差もな
くなり、防水層の膨出、破断は勿論のこと、パラペット
部と屋上スラブとにおけるクラックも生じさせない。更
に又パラペット部と断熱材との間に通気・排水用の空隙
か形成される為、断熱効果とともに外部から侵入した雨
水や、内部に生じた結露水を容易に排水できる等、建物
の耐久性をより向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の基本的断熱構造を示す断面概略図、 第2図は、他の実施例の断熱構造を示す断面概略図、 第3図は、施工を説明する−・部省略斜視図、第4図は
、笠木兼用の外装板取付施工を示す斜視図、 第5図は、同断面概略図、 第6図は、他の実施例の一部省略斜視図、第7図は、同
断面概略図、 第8図及び第9図は、従来のパラペット部を示す断面概
略図である。 1・・・屋上スラブ、  2・・・パラペット部。 21・・・内面、22・・・頂面、23・・・外面。 3・・・防水層、 4・・・断熱層、 6・・・断熱材
。 7・・・断熱板、 8・・・外装板。 P・・・成形断熱板。 特許出願人   鐘淵化学工業株式会社(外4名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コンクリート建築物の屋上スラブ周囲に立設され
    たパラペット部を外熱から遮断する構造であって、前記
    パラペット部の内面、頂面及び外面に、夫々断熱材を配
    設したことを特徴とする屋上スラブにおけるパラペット
    部の断熱構造。
  2. (2)前記パラペット部の外面、内面、頂面に取付けた
    断熱材は、内側の断熱材と外側の外装材とで二層構造を
    成す請求項1記載の屋上スラブにおけるパラペット部の
    断熱構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710160U (ja) * 1993-05-28 1995-02-14 株式会社竹中工務店 防水層保護パネルと屋上防水層の端末立上り部の保護構造
JP2013057241A (ja) * 2012-12-25 2013-03-28 Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corp フラット屋根
KR20170032992A (ko) * 2015-09-16 2017-03-24 주식회사 제드건축사사무소 축열 전달 방지형 파라펫 구조체 및 그 시공방법

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KR20170032992A (ko) * 2015-09-16 2017-03-24 주식회사 제드건축사사무소 축열 전달 방지형 파라펫 구조체 및 그 시공방법

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