JP2008143784A - 細胞増殖促進剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】表皮細胞増殖作用を有し、表皮の新陳代謝を促進して、肌荒れ、しわ、たるみ、肌の弾力低下などの老化症状等の予防や改善に優れた肌荒れ防止効果と老化防止効果を発揮する表皮細胞増殖剤又は皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】表皮細胞増殖剤又は皮膚外用剤に表皮細胞増殖促進作用を有するアムラ抽出物及び/またはセイタカミロバラン抽出物を配合する。
【選択図】なし

Description

本発明は、アムラ(Emblica officinalis)及びセイタカミロバラン(Terminalia bellerica)の少なくともいずれか一方の抽出物を含有する表皮細胞増殖促進剤、それを含有する皮膚外用剤、並びに該表皮細胞増殖促進剤又は該皮膚外用剤を使用する美容方法に関する。
加齢とともに表皮細胞の増殖・分裂能は低下し、表皮層自体は薄くなる(非特許文献1)。生体因子であるEpidermal Growth Factor(EGF/上皮細胞成長因子)や女性ホルモン(エストロゲン)は皮膚の表皮細胞増殖に働きかけるが、加齢と共にその分泌は低下する。
このような加齢による表皮細胞代謝機能の低下は、皮膚のターンオーバー速度を遅らせ、肌荒れや皮膚の老化の原因となる。また、角層表面から剥がれ落ちる角層細胞が滞留することで、表皮内メラニンの排泄がスムーズに行われなくなり、色素沈着や肌のくすみの原因となる。さらに表皮の創傷治癒が遅くなることなども知られている。これらの現象の進行を防止あるいは改善するために、表皮細胞の増殖を促進させる成分の探索や、多くの皮膚外用剤の提案がなされてきた。
表皮細胞増殖促進成分としては、EGF、女性ホルモン(エストロゲン)等の生体因子やハス胚芽(特許文献1)、アンチアロール、リオニレシノール、ロドデンドロールおよびプラティフィロノール、ならびにそれらの配糖体(特許文献2)などが知られている。
(Varani J, et al., J Investig Dermatol Symp Proc 3:5760, 1998 ) 特開2002−68993 特開平10−236940
しかしながら、これらの物質のなかには皮膚外用での安全性に問題がある場合があった。また、生体因子を用いる場合には多様な生理活性を有することによる人体への悪影響等を配慮せねばならなかった。また多くの場合その効果も満足のいくものではなかったことから、より顕著な表皮ケラチノサイト等の分裂を促進する細胞増殖促進剤が求められていた。
本発明は、特に皮膚外用での安全性に問題がなく、生体因子を用いた場合に人体への悪影響等が無く、より顕著な表皮ケラチノサイト等の分裂を促進する細胞増殖促進剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記現況に鑑み、広く植物由来成分の探索を行った結果、抗酸化作用などの生理作用を有することが知られているアムラ抽出物(特開2002−249772)と、食品素材として知られているセイタカミロバラン抽出物(特開2005−73504)に、予想外にも表皮細胞増殖促進効果を有することを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、アムラ(Emblica officinalis)及びセイタカミロバラン(Terminalia bellerica)の少なくともいずれか一方の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする表皮細胞増殖促進剤を供給する。この表皮細胞増殖促進剤は、アムラ及びセイタカミロバランの両方の抽出物を有効成分として含有する態様を包含する。また、本発明は、その表皮細胞増殖促進剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤、並びに美容目的で表皮細胞の増殖を促進するために、前述の表皮細胞増殖促進剤又はこの皮膚外用剤を表皮に適用することを特徴とする美容方法を提供する。
本発明の表皮細胞増殖促進剤又は皮膚外用剤は、皮膚に対する安全性の高い植物由来成分であるアムラ及びセイタカミロバランの少なくともいずれか一方の植物抽出物を含有する。また、本発明の美容方法において、前述の本発明の表皮細胞増殖促進剤又は皮膚外用剤が表皮に適用されるから、アムラ及びセイタカミロバランの少なくともいずれか一方の植物抽出物が表皮に適用されることになる。従って、本発明によれば、表皮の新陳代謝を促進して、優れた肌荒れ防止効果や老化防止効果と、日焼けなどにより皮膚に沈着したメラニンを早く排泄する美白効果、更には創傷治癒促進効果が期待できる。
本発明は、前述したように、アムラ(Emblica officinalis)及びセイタカミロバラン(Terminalia bellerica)の少なくともいずれか一方の抽出物を有効成分として含有する表皮細胞増殖促進剤、その表皮細胞増殖促進剤を含有する皮膚外用剤、並びに美容目的で表皮細胞の増殖を促進するために、該表皮細胞増殖促進剤又は皮膚外用剤を表皮に適用する美容方法である。
本発明に用いるアムラ(別名;マラッカノキ、アンマロク)は、学名がEmblicaofficinalis(別名;Phyllanthus emblica)と称され、トウダイグサ科に属する、インドから東南アジアにかけて分布する落葉の亜高木である。その果実は、インド古来の医学アーユル・ヴェーダのトリ・パラ(三果混合薬)の一つとして、慢性咳、肺病に効き、また肝機能を強化するという薬効の高いことで知られており、一般的には「アムラ」の呼称で特定されている。また、セイタカミロバラン(別名;ビビーターキー)は、学名がTerminalia bellericaと称され、シクンシ科の双子葉植物で、その果実は滋養強壮、整腸作用などの効用を備えている。なお、本発明で使用するこれら植物の種類や産地は特に限定されない。
本発明で利用するアムラもしくはセイタカミロバランの抽出物は、いずれも植物体の葉、茎、幹、樹皮、幼芽、花、果実、種子、根等の植物体の一部位又は複数部位の混合あるいは全草から抽出したものである。好ましくは、植物体の果実や樹皮から抽出して得られるものがよい。抽出は、前記植物体の各部位を生のまま用いてもよいが、乾燥、細切、粉砕、圧搾または発酵等の前処理を適宜に施した後、低温ないし加温下で溶媒を用いて抽出することが好ましい。その抽出方法は特に限定されないが、例えば、上記植物体の一部位、または2種以上の部位を、低温もしくは室温〜加温下の溶媒中に浸漬する方法があげられる。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度に応じて設定されるが、1時間から2週間程度が好ましい。
抽出溶媒としては、例えば水、低級1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール等)、液状多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、低級エステル(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、炭化水素(ベンゼン、ヘキサン、ペンタン等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジプロピルエーテル等)、アセトニトリル等が挙げられ、それらの一種又は二種以上を用いることができる。また、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。必要に応じて、本発明の効果に影響のない範囲で更に、脱臭、脱色等の精製処理を行ってもよい。更に、必要により防腐防黴剤(フェノキシエタノール、パラオキシ安息香酸エステル類等)を添加後、低温下に1〜2昼夜保存した後ろ過をして用いてもよい。
アムラまたはセイタカミロバランの好ましい抽出方法の例としては、濃度0〜100vol%の含水エチルアルコール又は1,3−ブチレングリコールを用い、室温、又は加温して1〜10日間抽出を行った後ろ過し、得られたろ液を更に1週間程放置して熟成させ、再びろ過を行う方法が挙げられる。
本発明の表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤中におけるアムラ抽出物またはセイタカミロバラン抽出物の含有量は、乾燥固形分として好ましくは0.00001〜10質量%であり、より好ましくは0.00001〜2質量%である。また、本発明の表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤が、アムラ抽出物及びセイタカミロバラン抽出物の両方を含有している場合にも、それらの合計の表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤中における含有量も、乾燥固形分として好ましくは0.00001〜10質量%であり、より好ましくは0.00001〜2質量%である。アムラ抽出物及び/又はセイタカミロバラン抽出物(以下、特定植物抽出物と称する場合がある)の含有量がこの範囲内であれば、特定植物抽出物を安定に配合することができ、皮膚への安全性も高く、かつ高い薬効を発揮することができる。また、特定植物抽出物を抽出液形態として使用する場合は、溶質である特定植物抽出物の乾燥固形物の含有量が上記範囲内であれば、その抽出液濃度は何ら限定されるものではない。
また、本発明において、特定植物抽出物は、通常用いられる各種の薬効剤、例えば、美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、細胞賦活剤、紫外線防止剤、保湿剤、血行促進剤等から選ばれる薬効剤の一種又は二種以上と併用することができる。それにより、本発明の効果をより高めることが可能である。
また、本発明の表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤には、前記成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲内で、皮膚外用剤に通常用いられる成分である水、油脂類、ロウ類、炭化水素類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル類、植物抽出エキス類、水溶性高分子、界面活性剤、金属石鹸、アルコール、多価アルコール、pH調整剤、防腐剤、香料、粉体、増粘剤、色素、キレート剤等の成分を適宜配合することができる。
本発明の表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤の剤形は、例えば、化粧水、クリーム、乳液、美容液、パック、洗浄料、浴用剤、メーキャップ化粧料、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤等が挙げられ、特に限定されない。また、化粧品、医薬部外品、医薬品のいずれにも用いることができる。
本発明の表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤の表皮に対する適用量は、少なすぎると発明の効果が得られず、多すぎても添加量に見合った効果が得られない。従って、特定植物抽出物(乾燥固形分)換算で、表皮単位面積(1cm)当たり、好ましくは0.0002〜1340μg/cm・day、より好ましくは0.0002〜270μg/cm・dayとする。
また、本発明の表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤は、美容目的で表皮細胞の増殖を促進する美容方法に好ましく適用できる。この美容方法は、美容目的で表皮細胞の増殖を促進するために、本発明の表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤を表皮に供給することを特徴とする物である。この美容方法において、表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤を表皮に供給する手法、即ち、それらに含まれている特定植物抽出物を表皮に供給する手法としては、通常の美容手法、例えば、塗布法やスプレー法などを採用することができる。好ましい供給の時期としては、風呂上がりに表皮に表皮細胞増殖促進剤または皮膚外用剤を適用し、就寝することがよい。
次に、製造例、試験例、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら制約されるものではない。
(製造例1)アムラ抽出物の製造:
アムラの果実100gを粉砕し、50vol%エタノール1000mLを加え混合する。室温にて2日間抽出したのちろ過して抽出物を得た。この抽出物の乾燥固形分は1質量%であった。
(製造例2)セイタカミロバラン抽出物の製造:
セイタカミロバランの果実を砕き、種子を取りだした。種子100gをミキサーで粉砕し、50vol%エタノール1000mLを加え混合する。室温にて2日間抽出したのちろ過して抽出物を得た。
(試験例1) 表皮細胞増殖促進作用
ヒト子宮頚部由来表皮角化細胞を、培地として表皮角化細胞増殖用無血清培地(KOHJIN BIO社製)を用いて、直径3.5cmのシャーレに1×10個ずつ播種し、5vol%CO環境下、37℃で24時間培養した。培養後、製造例1〜2で得た植物抽出物をそれぞれ最終濃度で0.1μg/mLとなるよう添加し4日間培養した。培養後、細胞をトリプシンで剥がして細胞浮遊液とし、血球計算盤を用いて細胞数を計測することにより増殖作用を判定した。対照である試料無添加時の細胞数を100とし、各特定植物抽出物添加時の細胞増殖率を求めた。細胞増殖率の結果を表1に示す。
Figure 2008143784
表1から明らかなように、本発明を特徴づける特定植物抽出物を添加することにより、表皮細胞増殖促進作用が認められ、各特定植物抽出物は有効な表皮細胞増殖剤であることが明らかとなった。
実施例1(液状外用剤の調整)
表2の配合成分を均一に混合溶解して液状外用剤を調整した。






Figure 2008143784
実施例2(皮膚外用クリーム剤の調製)
表3の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を加熱混合して75℃の混合物1Aを調製し、それとは別に、成分(12)に成分(7)〜(10)を加えて加熱混合して75℃の混合物1Bを調製した。得られた混合物1Aと混合物1Bとを、ホモミキサーを用いて混合乳化し、室温まで放冷することで混合物1Cを調製した。得られた混合物1Cに、成分(11)を均一に混合して皮膚外用クリーム剤を得た。
Figure 2008143784
実施例3(化粧水の調製)
表4の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を室温下で混合溶解して混合物2Aを調製し、それとは別に、成分(7)〜(13)を室温下で混合溶解して混合物2Bを調製した。得られた混合物2Aと混合物2Bとを、撹拌機を用いて均一に混合することで化粧水を得た。









Figure 2008143784
実施例4(乳液の調製)
表5の配合成分のうち、成分(1)〜(8)を加熱混合して75℃の混合物3Aを調製し、それとは別に、成分(15)に成分(9)〜(13)を加えて加熱混合して75℃の混合物3Bを調製した。得られた混合物3Aと混合物3Bとを、ホモミキサーを用いて混合乳化し、室温まで放冷することで混合物3Cを調製した。得られた混合物3Cに、成分(14)を均一に混合して乳液を得た。
Figure 2008143784
実施例5(パック剤の調製)
表6の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を混合しながら70℃に加熱し溶解して混合物4Aを調製し、それとは別に、成分(7)〜(10)を室温下で混合溶解して混合物4Bを調製した。得られた混合物4Aと混合物4Bとを、撹拌機を用いて混合し、室温まで放冷することでバック剤を得た。
Figure 2008143784
実施例6(乳液状ファンデーションの調製)
表7の配合成分のうち、成分(1)〜(6)を室温下で混合溶解し、更に、成分(12)〜(16)を加えて加熱混合して70℃の混合物5Aを調製した。それとは別に、成分(7)〜(11)及び(18)を加熱混合して70℃の混合物5Bを調製した。得られた混合物5Bに混合物5Aを添加し、ホモミキサーを用いて乳化し、室温まで放冷して混合物5Cを調製した。得られた混合物5Cに、成分(17)を均一に混合して乳液状ファンデーションを得た。
Figure 2008143784




(評価試験)
実施例1に示す液状外用剤を、ヒトの脚部に受けた擦過傷の一部に1日3回の割合で塗布したところ、表皮は5日間でほぼ再生されたが、該液状外用剤を塗布しなかった創傷部の表皮は5日間では充分に再生しなかった。
実施例2または比較例1(実施例2の処方における特定植物抽出物を精製水に置換して調製したもの)に示すクリームについて、肌荒れ防止効果と老化防止効果を以下に説明するように試験評価した。
(評価方法)
肌荒れ症状もしくは老化症状(しわの増加、たるみの増加、肌の弾力の低下)が顕著に認められる20名の女性被験者(28〜60才)に、毎日2回(朝の洗顔の際と夜の入浴後)、2ヶ月にわたってクリームを使用してもらい、使用前後の肌状態の改善の程度を、美容専門技術者が観察し、以下の評価基準に従って評価した。得られた結果を表8に示す。なお、表8中の数字は、当該項目に該当する被験者数である。
(評価基準)
評価ランク <内容>
有効 症状が改善された。
やや有効 症状がやや改善された。
無効 改善がみられない。
Figure 2008143784
表8から明らかなように、肌荒れ、しわ、たるみ、肌の弾力において、本発明を特徴づける特定植物抽出物を配合した実施例2のクリームを使用した場合には、比較例1のクリームを使用した場合よりも、より顕著な改善効果が認められた。
また、実施例1,3〜6の液状外用剤、化粧水、乳液、パック剤、乳液状ファンデーションについても実施例2と同様に評価したところ、比較例1よりもより顕著な改善効果が認められた。
以上のように、本発明の実施例においては、従来の比較例よりも、肌荒れ、しわ、たるみ、肌の弾力低下といった皮膚の老化症状等に対し優れた肌荒れ防止効果と老化防止効果を有することが明らかになった。
本発明の表皮細胞増殖促進剤又は皮膚外用剤は、表皮細胞増殖作用を有する特定植物抽出物(アムラ及び/又はセイタカミロバランの抽出物)を含有しているので、表皮の新陳代謝を促進して、肌荒れ、しわ、たるみ、肌の弾力低下などの老化症状等の予防や改善に優れた肌荒れ防止効果と老化防止効果を発揮する。従って、本発明の表皮細胞増殖促進剤又は皮膚外用剤は、化粧品、医薬部外品、外用医薬品等の皮膚外用剤に用いることができる。また、本発明を特徴づける特定植物抽出物を、例えば表皮細胞増殖促進剤として含有する皮膚外用剤として表皮に適用すると、表皮の新陳代謝を促進することから、優れた肌荒れ防止効果と老化防止効果、日焼けなどによる皮膚に沈着したメラニン色素を早く排泄する美白効果、創傷治癒促進効果等が期待でき、美容方法としても有用である。

Claims (5)

  1. アムラ(Emblica officinalis)及びセイタカミロバラン(Terminalia bellerica)の少なくともいずれか一方の抽出物を有効成分として含有することを特徴とする表皮細胞増殖促進剤。
  2. アムラ抽出物及び/又はセイタカミロバラン抽出物を乾燥固形分として0.00001〜10質量%含有する請求項1記載の表皮細胞増殖促進剤。
  3. 請求項1記載の表皮細胞増殖促進剤を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
  4. 美容目的で表皮細胞の増殖を促進するために、請求項1記載の表皮細胞増殖促進剤又は請求項3記載の皮膚外用剤を表皮に適用することを特徴とする美容方法。
  5. アムラ抽出物及び/又はセイタカミロバラン抽出物を乾燥固形分換算で、表皮に対して0.0002〜1340μg/cm・dayの割合で適用する請求項4記載の美容方法。
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