JP2003300824A - 老化防止用皮膚外用剤 - Google Patents

老化防止用皮膚外用剤

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JP2003300824A
JP2003300824A JP2002106214A JP2002106214A JP2003300824A JP 2003300824 A JP2003300824 A JP 2003300824A JP 2002106214 A JP2002106214 A JP 2002106214A JP 2002106214 A JP2002106214 A JP 2002106214A JP 2003300824 A JP2003300824 A JP 2003300824A
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acid
aging
emblica
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JP2002106214A
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Kazuo Hirose
和男 広瀬
Shinichi Matsumura
晋一 松村
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Inabata Koryo Co Ltd
Original Assignee
Inabata Koryo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚で生成する活性酸素を除去したり、ヒア
ルロニダーゼの活性を阻害してヒアルロン酸の分解を抑
制したり、コラゲナーゼの活性を阻害してコラーゲンの
分解を抑制したり、炎症反応を抑制して、美しく健康な
肌に保つことができる老化防止用皮膚外用剤を提供する
ことにある。 【解決手段】 フィランサス エンブリカ(Phyllanthu
s emblica L.)由来の成分を、活性酸素除去剤、ヒアル
ロニダーゼ阻害剤、コラゲナーゼ阻害剤又は炎症抑制剤
として含有することを特徴とする老化防止用皮膚外用剤
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は老化防止用皮膚外用
剤に関し、その目的は、皮膚で生成する活性酸素を除去
したり、ヒアルロニダーゼの活性を阻害してヒアルロン
酸の分解を抑制したり、コラゲナーゼの活性を阻害して
コラーゲンの分解を抑制したり、炎症反応を抑制して、
美しく健康な肌に保つことができる老化防止用皮膚外用
剤を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】従来、肌荒れ、しわやたるみの増加、キ
メの消失、皮膚弾力性の低下などの皮膚疾患の予防、改
善効果を有する化粧品、医薬品などの皮膚外用剤が知ら
れている。このような皮膚外用剤には、一般的に、有効
成分として、皮膚上に生じた活性酸素を除去することが
できる活性酸素除去剤、炎症抑制作用を有する動植物抽
出エキス、或いは保湿、保水性の高いアミノ酸、多糖、
脂質などが配合されている。
【0003】コラゲナーゼ阻害剤やヒアルロニダーゼ阻
害剤もそのような有効成分の一種である。コラゲナーゼ
は動物の結合組織を構成する主要なタンパク質であるコ
ラーゲンを分解する酵素である。コラゲナーゼは、加齢
や紫外線によるしわの増加、皮膚の弾力性の低下、骨粗
しょう症などの代謝性疾患、表皮水疱症などの炎症性疾
患、リューマチ関節炎などの関節性疾患などの多くの疾
患に関与していることが知られている。またヒアルロニ
ダーゼは、皮膚、靭帯などの組織に存在するムコ多糖類
の一種であるヒアルロン酸を分解する酵素である。ヒア
ルロン酸は細胞の保護、栄養の運搬、組織水分の保持、
柔軟性の維持などに重要な働きをしており、ヒアルロン
酸が減少することにより、皮膚の乾燥、肌荒れ、弾力性
の低下などを引き起こすといわれている。このようなコ
ラゲナーゼやヒアルロニダーゼの活性を阻害すること
で、肌荒れ、しわやたるみの増加、キメの消失、皮膚弾
力性の低下などの皮膚疾患の予防、改善効果を発揮し
て、美しく健康な肌にすることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コラゲナーゼ阻害剤と
しては、特開2000−159631号公報、特開平1
1−147833号公報、特開平11−79970号公
報、特開平6−345636号公報などに記載されたも
のが知られている。またヒアルロニダーゼ阻害剤として
は、特開2001−253830号公報、特開2000
−178196号公報、特開平9−67266号公報、
特開平6−279255号公報などに記載されたものが
知られている。
【0005】上述したように、コラゲナーゼ阻害作用、
ヒアルロニダーゼ阻害作用、或いは炎症抑制作用、活性
酸素除去作用を有する成分は数多く見いだされている
が、これらの作用を全て発揮することができる有効成分
は、今のところ見いだされていないのが実情である。そ
のために、従来の皮膚外用剤は、肌荒れ、しわやたるみ
の増加、キメの消失、皮膚弾力性の低下などの皮膚疾患
を予防、改善する十分な効果を期待することはできなか
った。
【0006】本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研
究を行った結果、フィランサス エンブリカ(Phyllant
hus emblica L.)由来の成分が、皮膚で生成する活性酸
素を除去したり、ヒアルロニダーゼの活性を阻害してヒ
アルロン酸の分解を抑制したり、コラゲナーゼの活性を
阻害してコラーゲンの分解を抑制したり、炎症反応を抑
制することにより、前記成分を含有した皮膚外用剤は、
肌荒れ、しわやたるみの増加、キメの消失、皮膚弾力性
の低下などの皮膚疾患を予防、改善して、皮膚の老化を
防ぎ美しく健康な肌に保つことができることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、フィランサス エンブリカ(Phyllanthusemb
lica L.)由来の成分を含有することを特徴とする老化
防止用皮膚外用剤に関する。請求項2に係る発明は、前
記フィランサス エンブリカ(Phyllanthus emblica
L.)由来の成分を活性酸素除去剤として含有することを
特徴とする請求項1に記載の老化防止用皮膚外用剤に関
する。請求項3に係る発明は、前記フィランサス エン
ブリカ(Phyllanthus emblica L.)由来の成分をヒアル
ロニダーゼ阻害剤として含有することを特徴とする請求
項1に記載の老化防止用皮膚外用剤に関する。請求項4
に係る発明は、前記フィランサス エンブリカ(Phylla
nthus emblica L.)由来の成分をコラゲナーゼ阻害剤と
して含有することを特徴とする請求項1に記載の老化防
止用皮膚外用剤に関する。請求項5に係る発明は、前記
フィランサス エンブリカ(Phyllanthus emblica L.)
由来の成分を炎症抑制剤として含有することを特徴とす
る請求項1に記載の老化防止用皮膚外用剤に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る老化防止用皮
膚外用剤について詳述する。本発明に係る老化防止用皮
膚外用剤は、フィランサス エンブリカ(Phyllanthus
emblica L.)由来の成分を含有することを特徴とする。
フィランサス エンブリカ(Phyllanthus emblica L.)
はコミカンソウ属トウダイクサ科に属する落葉亜高木で
あり、中国の福建省、雲南省、四川省、台湾、インド等
に分布する。本発明では、フィランサス エンブリカ
(Phyllanthus emblica L.)の茎、樹皮、葉、花、果
実、種子、根などの地上部及び地下部の全部位を使用す
ることができ、各部位を単独で或いは二種以上の部位を
混合して使用することもできる。尚、以下、フィランサ
ス エンブリカ(Phyllanthus emblica L.)のことを単
に原料植物という。
【0009】原料植物由来の成分は、上述したような部
位の一種または二種以上を使用して、所望により乾燥、
粉砕、圧搾、醗酵などの前処理を施した後に、抽出など
の任意の操作により得ることができる。本発明では原料
植物由来の成分として、原料植物の抽出物を使用するこ
とが好ましい。原料植物の抽出物を得る方法は特に限定
されず、常法に準じて行えばよい。具体的には、原料植
物を乾燥、粉砕した後に、常温または加温した状態で、
抽出溶媒で抽出する。所要時間経過後、抽出液から抽出
溶媒を留去して抽出物を得る方法を例示することができ
る。用いられる抽出溶媒は特に限定されないが、水、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等の
一価アルコール、グリセリン、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、酢酸
エチル、酢酸ブチル等のアルキルエステル、ヘキサン、
ペンタン等の炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジプロピルエーテル等のエーテル、アセトニトリル等を
例示することができ、二種以上の溶媒を混合して使用す
ることもできる。本発明では、水、エタノールを使用す
ることが好ましい。使用する抽出溶媒の量は、特に限定
されないが、抽出原料に対して、5〜20重量倍使用す
ることが好ましい。
【0010】好ましい抽出方法の一例を示すと、まず原
料植物をエタノール又は1,3−ブチレングリコール、
或いはこれらの水溶液に浸漬して、室温又は加温して、
1〜5日間抽出する。次に、抽出液を濾過し、得られた
濾液をさらに一週間程放置して熟成させ、再び濾過を行
うことにより目的の抽出物を得ることができる。
【0011】本発明では、原料植物由来の成分として、
原料植物の水蒸気蒸留物を使用することができる。水蒸
気蒸留物とは、原料植物を水蒸気蒸留して得られる留液
のことである。留液は、通常、精油成分層及び水溶性成
分層を含み、双方を用いても良く、そのうちの一方のみ
を用いてもよいが、水溶性成分層を用いることが好まし
い。尚、水蒸気蒸留は常法に従って行えばよい。
【0012】また本発明では、原料植物由来の成分とし
て、原料植物の果汁を使用することもできる。果汁は、
果実を圧搾することにより得ることができ、圧搾して得
られた果汁から水分を除去させた濃縮果汁を用いてもよ
く、濃縮果汁を水等で還元した濃縮還元果汁を使用して
も構わない。濃縮する方法は特に限定されず、加熱濃
縮、逆浸透膜濃縮、凍結濃縮などを例示することがで
き、これらの方法を適宜組み合わせても構わない。
【0013】さらに本発明では、原料植物由来の成分と
して、原料植物の果実水を使用することもできる。果実
水とは、果汁を濃縮する工程において、濃縮果汁から分
離された水のことをいい、果実が含む成分(例えば、ミ
ネラル、ブドウ糖、果糖など)を微量含有する。例え
ば、果汁を加熱濃縮する場合には、加熱濃縮工程で生じ
る蒸留水、逆浸透膜濃縮する場合には、濃縮果汁から分
離される浸透水、凍結濃縮する場合には、凍結濃縮工程
で生じる氷を溶融して得られる水を例示することができ
る。
【0014】また本発明では、原料植物由来の成分とし
て、原料植物の種子の圧搾油を使用することもできる。
種子の圧搾油は、種子を圧搾することにより得られる。
圧搾油は常法に従って調製することができる。また不純
物を除去するために、燐酸処理、アルカリ中和処理、水
洗処理、脱色処理、脱水処理等を施すことができる。
【0015】本発明では、上記した原料植物由来の成分
を精製処理して得られた成分を使用することもできる。
精製処理の方法は特に限定されないが、ろ過、ゲルろ
過、イオン交換クロマトグラフィー、蒸留などを例示す
ることができ、これらの方法を適宜組み合わせることも
可能である。
【0016】本発明では、原料植物由来の成分の形態は
特に限定されず、液状、ペースト状、ゲル状、粉末状な
どのいずれの形態であっても使用することができる。
【0017】本発明に係る老化防止用皮膚外用剤では、
原料植物由来の成分の含有量は特に限定されず、使用す
る原料植物の部位、或いは老化防止用皮膚外用剤の剤型
などに応じて適宜調整することができるが、一般的に
は、老化防止用皮膚外用剤全量中、0.00001〜7
0重量%、より好ましくは0.001〜30重量%とさ
れる。また原料植物の果実水や水蒸気蒸留物を使用する
場合、その含有量は特に限定されず、老化防止用皮膚外
用剤に配合される精製水の代替として老化防止用皮膚外
用剤に配合することができる。
【0018】原料植物由来の成分は、後述するように活
性酸素を除去することができる。活性酸素の過剰な生成
は、正常な細胞を傷つけ老化を進行させ、様々な病気の
原因となる。原料植物由来の成分を含有することで、本
発明に係る老化防止用皮膚外用剤は活性酸素を除去する
ことができ、皮膚の老化の進行を抑制し、肌を美しく健
康にすることができる。
【0019】また原料植物由来の成分は、ヒアルロニダ
ーゼの活性を阻害することができる。ヒアルロニダーゼ
は皮膚の保湿成分として知られているヒアルロン酸を加
水分解する酵素であり、通常は不活性な状態にあるが、
ヒスタミンなどの刺激物質によって活性化されると、ヒ
アルロン酸を分解して炎症などを引き起こす。原料植物
由来の成分を含有することで、本発明に係る老化防止用
皮膚外用剤はヒアルロン酸の分解を防ぐことができ、炎
症などの様々なトラブルを未然に防いで、美しく健康な
肌にすることができる。
【0020】原料植物由来の成分は、コラゲナーゼの活
性を阻害することができる。コラゲナーゼは皮膚、骨、
眼、内臓、血管などのあらゆる部分に存在する繊維状の
タンパク質で、ハリと弾力を付与することができるコラ
ーゲンを分解する酵素である。コラーゲンの量が減少す
ると、肌のかさつき、しわやたるみなどの老化現象を引
き起こす。原料植物由来の成分を含有することで、本発
明に係る老化防止用皮膚外用剤は、コラーゲンの分解を
防ぐことで肌の老化現象を防止し、美しく健康な肌にす
ることができる。
【0021】原料植物由来の成分は、アレルギー炎症反
応を抑制することができる。原料植物由来の成分を含有
することにより、本発明に係る老化防止用皮膚外用剤
は、アレルギー炎症反応を抑制することにより、美しく
健康な肌にすることができる。
【0022】本発明に係る老化防止用皮膚外用剤では、
通常の化粧品、医薬部外品、医薬品などで使用される活
性酸素除去剤、ヒアルロニダーゼ阻害剤、コラゲナーゼ
阻害剤、炎症抑制剤を配合することができる。
【0023】活性酸素除去剤としては、スーパーオキサ
イドデスムダーゼ、マンニトール、ケルセチン、カテキ
ン及びその誘導体、チアミン、リボフラビン、ピリドキ
シン類、ニコチン酸類、ジブチルヒドロキシトルエン等
を例示することができる。活性酸素除去剤を配合する場
合、その含有量は特に限定されないが、0.00001
〜5重量%、好ましくは0.0001〜3重量%とされ
る。活性酸素除去剤を共に配合することにより、本発明
に係る老化防止用皮膚外用剤のしわやたるみの予防及び
改善効果を相乗的に高めることができる。
【0024】コラゲナーゼ阻害剤としては、アセンヤク
抽出物、柿抽出物、ワレモコウ抽出物およびペパーミン
ト抽出物、ユーカリノキ、サルビア、ドクダミ、ボタ
ン、シャクヤク、ヤマシャクヤク、ベニバナヤマシャク
ヤク、センセキシャク抽出物、アシルフェニルグリシ
ン、ザクロ実、レモンバーム、グアバ、ハマメリス、ホ
ウロクタケ抽出物などを例示することができる。コラゲ
ナーゼ阻害剤を配合する場合、その含有量は特に限定さ
れないが、0.00001〜5重量%、好ましくは0.
0001〜3重量%とされる。コラゲナーゼ阻害剤を共
に配合することにより、本発明に係る老化防止用皮膚外
用剤のしわやたるみの予防及び改善効果を相乗的に高め
ることができる。
【0025】ヒアルロニダーゼ阻害剤としては、茶ポリ
フェノール類、チンピ・キジツ・羅漢果の抽出物、カシ
ューナッツ殻油、アオサ属、アオノリ属などの海藻など
を例示することができる。ヒアルロニダーゼ阻害剤を配
合する場合、その含有量は特に限定されないが、0.0
0001〜5重量%、好ましくは0.0001〜3重量
%とされる。ヒアルロニターゼ阻害剤を共に配合するこ
とにより、本発明に係る老化防止用皮膚外用剤のしわや
たるみの予防及び改善効果を相乗的に高めることができ
る。
【0026】炎症抑制剤としては、アスピリン、インド
メタシン、プレドニゾロン、クロモグリク酸ナトリウ
ム、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン
酸及びその誘導体、ビタミンB群及びその誘導体等を例
示することができる。炎症抑制剤を配合する場合、その
含有量は特に限定されないが、0.00001〜5重量
%、好ましくは0.0001〜3重量%とされる。炎症
抑制剤を共に配合することにより、本発明に係る老化防
止用皮膚外用剤の炎症抑制効果を相乗的に高めることが
できる。
【0027】本発明に係る老化防止用皮膚外用剤におい
ては、通常の化粧品、医薬品、医薬部外品などにおいて
使用される、保湿剤、酸化防止剤、細胞賦活剤、紫外線
防止剤のうちの一種または二種以上を配合することがで
きる。これらの成分を共に配合することで、相乗的な効
果を期待することができる。
【0028】保湿剤としては、グリセリン、ジグリセリ
ン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、dl−
ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ソ
ルビトール、エリスリトール、トレハロース、グルコー
ス、キシリトール、ショ糖、ヒスチジン、セリン、グリ
シン、テアニン、アスパラギン酸、アルギニン、ヒアル
ロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸、コラーゲン、
エラスチン、ケラチン、D−パンテノール等を例示する
ことができる。保湿剤を配合する場合、その含有量は特
に限定されないが、0.00001〜30重量%、好ま
しくは0.0001〜5重量%とされる。
【0029】酸化防止剤としては、エリソルビン酸、エ
リソルビン酸ナトリウム、オルトトリルビグアナイド、
ジブチルヒドロキシトルエン、チオジプロピオン酸ジラ
ウリル、天然ビタミンE、dl−α−トコフェロール、
パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソー
ル、フィチン酸、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル
等を例示することができる。酸化防止剤を配合する場
合、その含有量は特に限定されないが、0.00001
〜5重量%、好ましくは0.0001〜3重量%とされ
る。
【0030】細胞賦活剤としては、ビタミンA及びその
誘導体、ビタミンC及びその誘導体、クエン酸、リンゴ
酸、ピロリドンカルボン酸、鶏冠抽出物、血清除蛋白抽
出物、酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出
物、霊芝抽出物などの微生物抽出物或いは醗酵代謝産物
などを例示することができる。細胞賦活剤を配合する場
合、その含有量は特に限定されないが、0.00001
〜5重量%、好ましくは0.0001〜3重量%とされ
る。
【0031】紫外線防止剤としては、ウロカニン酸、ウ
ロカニン酸エチル、オキシベンゾン、サリチル酸フェニ
ル、シノキサート、パラアミノ安息香酸エチル、パラジ
メチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、パラメトキ
シケイ皮酸−2−エチルヘキシル、2−(2−ヒドロキ
シ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ヒドロ
キシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジ
イソプロピルケイ皮酸メチル、ジパラメトキシケイ皮酸
モノ−2−エチルヘキサン酸グルセリル、ジヒドロキシ
ジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベ
ンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、オキシベンゾスル
ホン酸、サリチル酸オクチル、パラアミノ安息香酸、パ
ラジメチルアミノ安息香酸、ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子酸化チタン等を例示
することができる。紫外線防止剤を配合する場合、その
含有量は特に限定されないが、0.001〜20重量
%、好ましくは0.01〜10重量%とされる。
【0032】さらに、本発明では、上記成分に加えて、
通常の皮膚外用剤に配合される成分、例えば、油脂、ロ
ウ類、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸
エステル、ステロール、界面活性剤、高分子化合物、顔
料、皮膚収斂剤、動植物抽出物、低級アルコール、美白
剤などを適宜任意に配合することができる。
【0033】油脂としては、アボガド油、アーモンド
油、オリブ油、カカオ脂、ゴマ油、小麦胚芽油、サフラ
ワー油、シアバター、タートル油、ツバキ油、パーシッ
ク油、ヒマシ油、ブドウ油、マカデミアナッツ油、ミン
ク油、卵黄油、モクロウ、ヤシ油、ローズヒップ油、硬
化油などを例示することができる。
【0034】ロウ類としては、オレンジラフィー油、カ
ルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、ホホバ油、
モンタンロウ、ミツロウ、ラノリンなどを例示すること
ができる。
【0035】炭化水素としては、流動パラフィン、ワセ
リン、パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワ
ックス、スクワランなどを例示することができる。高級
脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデ
シレンン酸、オキシステアリン酸、リノール酸、ラノリ
ン脂肪酸、合成脂肪酸などを例示することができる。
【0036】高級アルコールとしては、ラウリルアルコ
ール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、
ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニル
アルコール、ラノリンアルコール、水素添加ラノリンア
ルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノー
ル、イソステアリルアルコール等を例示することができ
る。ステロールとしては、コレステロール、ジヒドロコ
レステロール、フィトステロールなどを例示することが
できる。
【0037】脂肪酸エステルとしては、リノール酸エチ
ル、ミリスチン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプ
ロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチ
ル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、オレイン酸デシル、オレイン酸オクチルドデシル、
ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、イソオクタン酸セ
チル、パルミチン酸セチル、トリミリスチン酸グリセリ
ン、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリイソステ
アリン酸グリセリン、トリイソオクタン酸グリセリン、
乳酸セチル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリ
ル等を例示することができる。
【0038】界面活性剤としては、高級脂肪酸石鹸、高
級アルコール硫酸エステル塩、N−アシルグルタミン酸
塩、燐酸エステル塩等のアニオン界面活性剤、アルキル
アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイ
ソキノリウム塩、ベンゼトニウム塩等のカチオン界面活
性剤、ベタイン型、アミノ酸型、イミダゾリン型、レシ
チン型の両性界面活性剤、脂肪酸モノグリセリド、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル、高級アルコール酸化エ
チレン縮合物、脂肪酸酸化エチレン縮合物、ソルビタン
脂肪酸エステル酸化エチレン縮合物、脂肪酸アルキロー
ルアミドなどの非イオン界面活性剤を例示することがで
きる。
【0039】高分子化合物としては、アラビアガム、ト
ラガントガム、グアガム、ローカストビーンガム、カラ
ヤガム、カラギーナン、クインスシード、ゼラチン、セ
ラック、ロジン、カゼイン、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガ
ム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシ
ビニルポリマー、ポリビニルメチルエーテル、ポリアミ
ド樹脂、シリコーン油等を例示することができる。
【0040】顔料としては、酸化鉄、グンジョウ、コン
ジョウ、酸化クロム、カーボンブラック、マンガンバイ
オレット、酸化チタン、酸化亜鉛、タルク、雲母、カオ
リン、マイカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫
酸バリウム、ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、セラミック
スパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウ
ダー、ナイロンパウダー、酸化チタン被覆雲母、オキシ
塩化ビスマスなどを例示することができる。
【0041】皮膚収斂剤としては、クエン酸、酒石酸、
乳酸、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウ
ム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラ
ントインジヒドロキシアルミニウム、パラフェノールス
ルホン酸亜鉛、硫酸亜鉛などを例示することができる。
【0042】動植物抽出成分としては、胎盤抽出物、エ
ラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス液、
ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキスなどを例示
することができる。低級アルコールとしては、エタノー
ル、イソプロパノールなどを例示することができる。
【0043】美白剤としては、ビタミンC及びその誘導
体、コウジ酸、エラグ酸、アルブチン、胎盤抽出物、カ
ンゾウ抽出物、ハトムギ抽出物、コムギ抽出物、ビャク
レン抽出物、海藻抽出物、茶抽出物などを例示すること
ができる。
【0044】さらに本発明では、通常の皮膚外用剤に配
合される成分、例えば、水、金属セッケン、ゲル化剤、
抗菌剤、血行促進剤、pH調整剤、香料、色素、防腐
剤、殺菌剤、ホルモン、酵素、ビタミン類、アミノ酸な
どを適宜任意に配合することができる。
【0045】本発明に係る老化防止用皮膚外用剤の形態
は特に限定されず、乳液、クリーム、化粧水、美容液、
パック、洗浄剤、メーキャップ化粧料、分散液、軟膏、
液剤、エアゾール剤、貼付剤、パップ剤、リニメント剤
等を例示することができる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。尚、含有量は重量%である。 <試料の調製> 1.実施例1 フィランサス エンブリカの果実100kgを搾汁して
得られた果汁30kgをスプレードライすることによ
り、実施例1の試料を調製した。 2.実施例2 フィランサス エンブリカの果実100kgを搾汁して
果汁30kgを得た。これを五倍濃縮することにより、
実施例2の試料を調製した。 3.実施例3 フィランサス エンブリカの果実100kgを搾汁して
果汁30kgを得た。これを濾過することにより、実施
例3の試料を調製した。 4.実施例4 フィランサス エンブリカの果実1Kgを5Kgのエタ
ノールにて常温で一晩抽出し、得られた抽出液を減圧濃
縮することにより、実施例4の試料を調製した。
【0047】<試験例1:SOD様作用の測定>実施例
1〜4の各試料を用いて、ヒポキサンチンにキサンチン
オキシダーゼを作用させ発生した活性酸素を、ESRを
用いたスピントラップ法により測定した。各濃度のSO
Dを添加したときの活性酸素の量を検量線にし、各試料
のSOD様力価を求めた。結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】<試験例2:ヒアルロニダーゼ阻害活性の
測定> 1.試薬の調製 ヒアルロニダーゼ(シグマ社製)を0.1mol/L
酢酸緩衝液(pH4.0)に溶解して5mg/mLの濃
度の酵素溶液を調製した。 ヒアルロン酸を0.1mol/L酢酸緩衝液(pH
4.0)に溶解して0.8mg/mLの濃度の基質溶液
を調製した。 COMPOUND48/80(シグマ社製)を0.1
mg/mLの濃度となるように0.1mol/L酢酸緩
衝液(pH4.0)に溶解した。 p−ジメチルアミノベンズアルデヒド10g、10m
ol/L塩酸溶液12.5mL、酢酸87.5mLを混
合して、使用直前に酢酸にて10倍希釈することによ
り、p−DAB試薬を調製した。 ホウ酸4.95gに水50mLを加え、1mol/L
水酸化ナトリウムでpH9.1に調整後、水を加えて1
00mLにすることで、ホウ酸溶液を調製した。 実施例2の試料を、後記表2に記載の濃度となるよう
に0.1mol/L酢酸緩衝液(pH4.0)で希釈し
て試験溶液を調製した。
【0050】2.試験方法 0.1mol/L酢酸緩衝液0.2mLに試験溶液0.
1mLを混合して、ここに酵素溶液0.1mLを添加し
て37℃で20分間インキュベーションした。COMP
OUND48/80溶液0.2mLを添加して37℃で
20分間インキュベーションした。基質溶液0.5mL
を添加して37℃で40分間インキュベーションした。
直ちに、0.4mol/L水酸化ナトリウム溶液0.2
mLを添加して氷水で冷却した。ホウ酸溶液0.2mL
を添加した後、沸騰水中で3分間加温して、氷水で冷却
した。p−DAB試薬6mLを添加した後、37℃で2
0分間インキュベーションして発色させた。分光光度計
により585nmの吸光度を測定した。また試験溶液に
換えて0.1mol/L酢酸緩衝液(pH4.0)(コ
ントロール液)を添加して上記と同様に操作を行った。
さらに、試験溶液またはコントロール液を使用した測定
において、酵素溶液を添加せずに、上記操作を行い、最
後に酵素溶液を添加して分光光度計により585nmの
吸光度を測定した(試験溶液及びコントロール液のブラ
ンク)。得られた結果を、次式1(数1)に示す式に代
入して阻害率を算出した。結果を表2に示す。
【0051】
【数1】
【0052】
【表2】
【0053】<試験例3:コラゲナーゼ阻害活性の測定
> 1.試薬の調製 PZ-peptide(BACHEM feinchemikalien AG社製)1m
gを0.1mol/Lトリス緩衝液(pH7.1,20
mmol/L,CaClを含有)2mLに溶解するこ
とにより、基質溶液を調製した。 細菌製コラゲナーゼ(コラゲナーゼN−2、新田ゼラ
チン社製)1mgを精製水10mLに溶解することによ
り、酵素溶液を調製した。 実施例2の試料を、後記表3に記載の濃度となるよう
に0.1mol/Lトリス緩衝液(pH7.1,20m
mol/L,CaClを含有)で希釈して試験溶液を
調製した。
【0054】2.試験方法 試験管に試験溶液50μLをとり、ここに、酵素溶液5
0μL及び基質溶液400μLを加えて、37℃で30
分間インキュベーションした。30分後、25mmol
/Lクエン酸溶液1mLを加えて反応を停止させ、酢酸
エチル5mLを加えて分配抽出した。遠心分離(300
0rpm、5分)後、酢酸エチルを対照として、酢酸エ
チル層の波長320nmにおける吸光度(T)を測定し
た。これとは別に、酵素溶液の替わりに水を用い同様に
操作したものとブランク(B)とした。また試験溶液の
替わりに水を用い同様に操作したものをコントロール
(C)とした。コラゲナーゼ阻害率を次式2(数2)よ
り算出した。結果を表3に示す。
【0055】
【数2】
【0056】
【表3】
【0057】<試験例4:炎症抑制作用の測定>Int
actラットにおけるEWAラット血清による48時間
homolo−gous PCA反応に及ぼす影響を試
験した。すなわち、ラットの背部皮内に生理食塩水で希
釈した抗EWAラット血清を0.05mL/匹注射し
た。48時間後、抗原(EWA)を含むエバンスブルー
生理食塩水溶液を0.5mL尾静脈注射した。30分後
に放血致死させ皮膚青染部を切り取り、含有色素量を測
定した。試験化合物は試験開始1時間前に経口投与し
た。対照には0.2%のカルボキシメチルセルロースナ
トリウム溶液のみを投与した。結果は試験ラット数8匹
からの平均±標準偏差として表わした。結果を表4及び
5に示す。
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】以下、本発明に係る老化防止用皮膚外用剤
の処方例を示す。尚、含有量は重量%である。 <処方例1;アフターシェーブローション> エタノール 40.0 クエン酸 0.2 パラフェノールスルホン酸亜鉛 0.2 プロピレングリコール 3.0 p−アミノ安息香酸エチル 0.2 メントール 0.3 実施例4の試料 1.5 グリチルリチン酸ジカリウム 0.2 防腐、殺菌剤 適 量 緩衝剤 適 量 色素 適 量精製水 残 部 合計 100.0重量%
【0061】 <処方例2;化粧水> モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.0 1,3−ブチレングリコール 3.0 ソルビトール(70%) 2.0 ピロリドンカルボン酸ナトリウム液 3.0 キューカンバーエキス 4.0 エタノール 10.0 実施例3の試料 1.0 アセンヤク抽出物 0.5 アルブチン 0.1 アスコルビン酸 0.1 防腐、殺菌剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量精製水 残 部 合計 100.0重量%
【0062】 <処方例3;ハンドクリーム> ステアリン酸 8.0 パルミチン酸 2.0 セタノール 3.0 ラノリン 1.0 流動パラフィン 15.0 シリコーン油 1.0 モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.0 トリエタノールアミン 1.0 プロピレングリコール 5.0 ソルビトール(70%) 2.0 実施例1の試料 0.5 防腐剤 適 量 香料 適 量精製水 残 部 合計 100.0重量%
【0063】 <処方例4;乳液> ステアリン酸 3.5 セタノール 0.5 ラノリン 0.5 流動パラフィン 3.0 スクワラン 2.0 トリエタノールアミン 0.8 プロピレングリコール 3.0 ソルビトール 2.0 コウジ酸 0.1 カンゾウエキス 0.2 実施例1の試料 1.0 防腐、殺菌剤 適 量 天然ビタミンE 適 量 カルボキシビニルポリマー1%液(アルカリ中和液) 8.0 香料 適 量精製水 残 部 合計 100.0重量%
【0064】<処方例5;軟膏> ステアリン酸 18.0 セタノール 4.0 dl−α−トコフェロール 0.2 フェノキシエタノール 0.5 トリエタノールアミン 2.0 グリセリン 5.0 油溶性カンゾウエキス 0.2 精製水 残 部 ケルセチン 0.5 実施例2の試料 1.0グリチルリチン酸ジカリウム 0.5 合計 100.0重量%
【0065】 <処方例6;パック> ポリビニルアルコール 15.0 無水ケイ酸 0.5 ポリエチレングリコール 0.5 ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 5.0 グリセリン 5.0 エチルアルコール 20.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 実施例3の試料 1.0 香料 適 量精製水 残 量 合計 100.0重量%
【0066】 <処方例7;リキッドファンデーション> 液状ラノリン 2.0 流動パラフィン 5.0 ステアリン酸 2.0 セタノール 1.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1.0 パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0 4−tert−ブチル−4’−メトキシベンゾイルメタン 2.0 パルミチン酸レチノール 0.2 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 グリセリン 5.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシメチルセルロース 0.2 ベントナイト 0.5 精製水 残 量 酸化チタン 6.0 微粒子酸化チタン 2.0 微粒子酸化亜鉛 5.0 マイカ 2.0 タルク 4.0 着色顔料 4.0 実施例2の試料 0.5 リン酸−L−アスコルビルマグネシウム 0.3香料 適 量 合計 100.0重量%
【0067】 <処方例8;日焼け止め乳液> ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0 ジメチルポリシロキサン 5.0 オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 イソノナン酸イソトリデシル 5.0 パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 香料 適 量 シリコン処理微粒子酸化チタン 10.0 シリコン処理微粒子酸化亜鉛 10.0 ポリスチレン末 3.0 トリメチルシロキシケイ皮酸 0.5 ジプロピレングリコール 3.0 エチルアルコール 10.0 精製水 残 量 食塩 0.2実施例3の試料 2.5 合計 100.0重量%
【0068】 <処方例9;ボディーローション> トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン 3.0 イソステアリルアルコール 1.5 ラノリンアルコール 1.0 モノオレイン酸ソルビタン 0.5 モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 2.5 防腐・殺菌剤 適 量 フィチン酸 0.5 エタノール 20.0 カルボキシビニルポリマー1%溶液(アルカリ中和液) 8.0 カテキン 0.3 プロピレングリコール 6.0 実施例4の試料 1.0 香料 適 量精製水 残 量 合計 100.0重量%
【0069】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に係る発明
は、フィランサス エンブリカ由来の成分を含有してい
るので、皮膚の老化を防止して美しく健康な肌にするこ
とができる。請求項2に係る発明は、フィランサス エ
ンブリカ由来の成分を活性酸素除去剤として含有してい
るので、皮膚に生じた活性酸素を除去することにより、
皮膚の老化を防ぎ、美しく健康な肌にすることができ
る。請求項3に係る発明は、フィランサス エンブリカ
由来の成分をヒアルロニダーゼ阻害剤として含有してい
るので、皮膚に存在する天然保湿成分であるヒアルロン
酸の分解を防ぐことで、皮膚の老化を防止して美しく健
康な肌にすることができる。請求項4に係る発明は、フ
ィランサス エンブリカ由来の成分をコラゲナーゼ阻害
剤として含有しているので、皮膚上に存在するコラーゲ
ンの分解を防ぎ、皮膚の老化を防止して美しく健康な肌
にすることができる。請求項5に係る発明は、フィラン
サス エンブリカ由来の成分を炎症抑制剤として含有し
ているので、皮膚に発生する炎症反応を抑制すること
で、皮膚の老化を防止して美しく健康な肌にすることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/15 A61K 7/15 7/42 7/42 7/50 7/50 35/78 35/78 L A61P 17/16 A61P 17/16 29/00 29/00 39/06 39/06 43/00 111 43/00 111 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB212 AB242 AB432 AB442 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC212 AC242 AC302 AC342 AC352 AC422 AC442 AC482 AC542 AC792 AC842 AC892 AD022 AD042 AD092 AD112 AD152 AD162 AD272 AD392 AD512 AD532 AD622 AD642 CC04 CC05 CC07 CC12 CC19 CC21 DD23 DD31 EE12 EE17 4C088 AB46 AC01 BA08 CA03 MA63 NA14 ZA89 ZB11 ZC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィランサス エンブリカ(Phyllanthu
    s emblica L.)由来の成分を含有することを特徴とする
    老化防止用皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】 前記フィランサス エンブリカ(Phylla
    nthus emblica L.)由来の成分を活性酸素除去剤として
    含有することを特徴とする請求項1に記載の老化防止用
    皮膚外用剤。
  3. 【請求項3】 前記フィランサス エンブリカ(Phylla
    nthus emblica L.)由来の成分をヒアルロニダーゼ阻害
    剤として含有することを特徴とする請求項1に記載の老
    化防止用皮膚外用剤。
  4. 【請求項4】 前記フィランサス エンブリカ(Phylla
    nthus emblica L.)由来の成分をコラゲナーゼ阻害剤と
    して含有することを特徴とする請求項1に記載の老化防
    止用皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 前記フィランサス エンブリカ(Phylla
    nthus emblica L.)由来の成分を炎症抑制剤として含有
    することを特徴とする請求項1に記載の老化防止用皮膚
    外用剤。
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