JP2008143059A - 積層板および積層板の端末処理方法 - Google Patents

積層板および積層板の端末処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】端部の見栄えを向上させるとともに形状自由度を向上させることのできる積層板および積層板の端末処理方法を得る。
【解決手段】積層板19の製造方法は、一対の板状部材3,4を縦壁部2bを介して積層した熱可塑性樹脂製の積層素材1を、当該積層素材1の周縁部1aが露出するように支持部材9で支持し、前記周縁部1aに熱風を吹き付けて当該周縁部1aを加熱軟化させる第1の工程と、前記加熱軟化させた周縁部1aに抜き型17の切断刃17aを押し当てて前記一対の板状部材3,4同士を接触させて溶着するとともに当該周縁部1aに針ノズル25を挿入して圧縮空気を吹込み当該周縁部1aを膨化した後に、前記積層素材1から積層板19を型抜きする第2の工程と、を有している。
【選択図】図8

Description

本発明は、積層板および積層板の端末処理方法に関するものである。
従来、積層板として、例えばハニカムコアのように、縦壁部を有するコアシートを積層した構造のものが知られている。この積層板は、所望の輪郭形状に切断することで、車両用や建築用の内装材や外装材などとして用いられている。
しかしながら、この種の積層板は、縦壁部を有するコアシートを含んでおり厚さが大きいため、単に端部を切断しただけでは端部の見栄えが悪くなってしまうという問題があった。
そこで、切断した端部に端末処理を施して、端部の見栄えを向上させた積層板が提案されている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1では、積層板の端部に熱刃を押し当てて積層板を加熱しながら押し潰して折曲部を形成し、当該折曲部を上側に折り曲げて積層板の側部に融着させた積層板が開示されている。
特開2001−18308号公報
しかしながら、複雑な曲線形状を有する積層板に端末処理を施す際にかかる方法を用いた場合、複雑な曲線形状をした部分では折り曲げた折曲部に大きな皺が発生してしまうため、当該折曲部を積層板の側端部にうまく接触させることができなかった。すなわち、上記端末処理方法では、積層板の形状に制約が生じるという問題があった。
そこで、本発明は、端部の見栄えを向上させるとともに形状自由度を向上させることのできる積層板および積層板の端末処理方法を得ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、一対の板状部材を縦壁部を介して積層した熱可塑性樹脂製の積層素材を、当該積層素材の周縁部が露出するように支持部材で支持し、前記周縁部に熱風を吹き付けて当該周縁部を加熱軟化させる第1の工程と、前記加熱軟化させた周縁部に抜き型の切断刃を押し当てて前記一対の板状部材の一方の板状部材を他方の板状部材に向けて押圧することで、前記一対の板状部材同士を接触させて溶着した後、切断刃により押圧され溶着した周縁部に針ノズルを挿入して空気を吹込み溶着した周縁部を膨化させるとともに、前記積層素材から積層板を型抜きする第2の工程と、を有することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の積層板の端末処理方法であって、前記支持部材は、断熱材であることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の積層板の端末処理方法であって、前記積層素材の外面に被覆材を貼り合わせていることを特徴としている。
請求項4記載の積層板は、請求項1〜3の何れか1項に記載の積層板の端末処理方法によって処理されたことを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、一対の板状部材を縦壁部を介して積層した積層素材の周縁部を加熱軟化し、当該加熱軟化させた周縁部に抜き型の切断刃を押し当てて、積層素材の一方の板状部材を他方の板状部材に接触させて溶着するだけで積層素材から積層板を型抜きすることができるため、端末処理を施した状態の積層板を複雑な形状とすることができ、積層板の形状自由度を向上させることができる。さらに、切断刃により押圧され溶着した周縁部に針ノズルを挿入して空気を吹込むことで、切断刃により押圧され溶着した周縁部の厚さが薄くなるのを抑制できる。すなわち、切断刃により押圧され溶着した周縁部に空気を吹込んだ後に積層素材から積層板を型抜きすることで、周縁部の厚さを保ったまま切断刃で型抜きすることができ、直前に空気を吹込まずに型抜きした場合よりも一方の板状部材を起立させた状態で他方の板状部材に溶着することができる。
請求項2記載の発明によれば、積層素材の周縁部を加熱軟化する際に、当該積層素材の加熱軟化させる周縁部以外を断熱材で支持することで、積層素材の加熱軟化させる周縁部以外の領域が加熱されてしまうことを抑制することができる。その結果、積層素材の加熱軟化させる周縁部以外の領域の熱による線膨張を抑制することができ、積層板形成時にひずみが生じてしまうのを抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、外面に被覆材を貼り合わせた被覆材付積層素材を用いて積層板を形成することで、当該積層板の意匠性を向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、湾曲した端末構造の積層板であって、空気を吹込まずに端末処理を施した場合よりも垂直な端末構造の積層板を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、積層板として自動車のトランクルームに敷設されるフロアボードを例示する。
図1は、本実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材を示す斜視図、図2は、不織布を貼り合わせた積層素材の構造を示す分解斜視図、図3は、不織布を貼り合わせた積層素材の断面図、図4は、不織布を貼り合わせた積層素材を加熱装置に載せた状態を示す分解斜視図、図5は、不織布を貼り合わせた積層素材を加熱装置に載せた状態を示す断面図、図6は、不織布を貼り合わせた積層素材を受け型に載せた状態を示す分解斜視図、図7は、不織布を貼り合わせた積層素材を受け型に載せた状態を示す断面図、図8は、不織布を貼り合わせた積層素材を型抜きした状態を示す断面図、図9は、積層板の断面図である。
本実施形態にかかるフロアボード(積層板)19は、熱可塑性樹脂製の本体部20と、本体部20の表面(外面)20a側を不織布(被覆材)5で被覆した被覆部24と、を備えている。
本体部20は、3層構造をしており、複数の縦壁部21と、当該縦壁部21を介して積層される一対の板部である裏面側板部22および表面側板部23と、を備えている。そして、上記不織布5が表面側板部23の表面23bに貼り合わされている。
さらに、一方の板部である表面側板部23の端部23aは、他方の板部である裏面側板部22の端部22aに向かって湾曲形成されるとともに、起立した状態で裏面側板部22に溶着されている。
このフロアボード19は、積層素材1に端末処理を施すことで形成されている。
積層素材1は、図2に示すように、多数の円柱状のエンボス部2aが形成され縦壁部2bを有する断面凹凸状のコアシート2と、当該コアシート2に溶着され、積層素材1の裏面1cが形成される板状のカバーシート(板状部材)3と、当該コアシート2に溶着され、積層素材1の表面1bが形成される板状のカバーシート(板状部材)4と、を備えている。すなわち、積層素材1は、一対のカバーシート3,4を縦壁部2bを有するコアシート2を介して積層した構造をしている。そして、本実施形態では、コアシート2およびカバーシート3,4は、それぞれ非通気性のポリプロピレン樹脂(熱可塑性樹脂)で形成されている。
本実施形態では、カバーシート4の表面4a、すなわち、積層素材1の表面1bに不織布(被覆材)5を接合することで被覆材付積層素材1dが形成されている。
被覆材付積層素材1dは、敷設するトランクルームの床面の輪郭形状、すなわち、フロアボード19の輪郭形状よりも若干大きく(本実施形態では5〜6mm大きく)裁断した形状をしており、図1に示すように、この被覆材付積層素材1dの周縁部(積層素材の周縁部)1aが加熱される領域(図1の斜線部分)となっている。
次に、積層板の端末処理に用いる装置について説明する。
加熱装置6は略箱状をしており、上方に向けて熱風を吹き出す吹出装置(図示せず)が収容され、上方に開口した吹出装置収容室6aと、吹出装置収容室6aの上部に載置され、被覆材付積層素材1dを挟み込んで被覆するための積層素材被覆ユニット7と、を備えている。
この積層素材被覆ユニット7には、熱風を外部に吹き出すための熱風吹出溝7aが形成されている。本実施形態ではこの熱風吹出溝7aは、後述する鉄板8の溝部、鋼板12および鋼板13によって形成されている。そして、被覆材付積層素材1dを加熱装置6に載置した際に、当該被覆材付積層素材1dの周縁部1aが熱風吹出溝7a側に突出するように当該熱風吹出溝7aを形成している。
本実施形態では、積層素材被覆ユニット7は、溝部を有する略矩形板状の鉄板8と、被覆材付積層素材1dをその表裏面から挟み込んで支持する支持部材としての断熱材9と、を備えている。
具体的には、鉄板8は、図5に示すように、被覆材付積層素材1dの輪郭形状よりも若干小さい輪郭形状の内側鉄板8aと、被覆材付積層素材1dの輪郭形状よりも若干大きい輪郭形状の穴がくり抜かれた略矩形板状の外側鉄板8bと、これら内側鉄板8aおよび外側鉄板8bに架設される架橋用鉄板8cと、を備えている。そして、内側鉄板8aの外側面と外側鉄板の内側面との間に溝部が形成されるように外側鉄板8bの内側に内側鉄板8aを配置するとともに、図5に示すように、架橋用鉄板8cを内側鉄板8aおよび外側鉄板8bに架設した状態で溶接することで溝部が形成された鉄板8を形成している。
さらに、外側鉄板8bの上面には、外側鉄板8bの内周に沿って起立させた鋼板12が設けられており、この鋼板12は、図5に示すように、ボルト15によって外側鉄板8bの内側周縁部に取り付けられている。
断熱材9は、被覆材付積層素材1dを裏面側から支持する固定断熱材11と、表面側から支持する可動断熱材10と、を備えている。
固定断熱材11は、上側固定断熱材11aと下側固定断熱材11bとで内側鉄板8aを挟み込むことで鉄板8に固定されている。
上側固定断熱材11aは、外周に沿って上側角部を切り欠いた形状をしており、図5に示すように、上側固定断熱材11aの側面および斜面の外周には鋼板13が設けられている。
一方、下側固定断熱材11bは、内側鉄板8aの輪郭形状に対応した輪郭形状をしており、その上部には、内側鉄板8aに取り付ける際に架橋用鉄板8cを嵌め込むための嵌合溝(図示せず)が設けられている。さらに、下側固定断熱材11bの下面には、ステンレス板16が設けられている。
そして、本実施形態では、図5に示すように、これら上側固定断熱材11a、内側鉄板8a、下側固定断熱材11bおよびステンレス板16を積層した状態で、下方からボルト14を挿通することで、鉄板8に固定している。
また、上側固定断熱材11aの上方には、固定断熱材11の上側固定断熱材11aとで被覆材付積層素材1dを挟持するための可動断熱材10が配置されている。
なお、上記加熱装置6においては、上記積層素材被覆ユニット7は取り外し可能に取り付けられている。そのため、熱風吹出溝の輪郭形状が異なる複数の積層素材被覆ユニットを形成すれば、それらを適宜取り替えることができ、様々な輪郭形状の積層板に端末処理を施すことができるようになる。
抜き型17および受け型18は、被覆材付積層素材1dの端末処理および型抜きを同時に行うための装置であって、抜き型17には、輪郭形状をフロアボード19の輪郭形状に対応させた切断刃17aが設けられている。
受け型18には、位置決めした状態で載置した被覆材付積層素材1dの周縁部1aに沿うように挿通孔が設けられており、針ノズル25が当該挿通孔に挿通されている。
次に、フロアボード19の製造方法について説明する。
(第1の工程)
まず、図3および図4に示すように、不織布5をカバーシート4の表面4aに貼り合わせた被覆材付積層素材1dを加熱装置6に載置する。具体的には、被覆材付積層素材1dを、その周縁部1aが積層素材被覆ユニット7に形成された熱風吹出溝7a側に突出するように固定断熱材11上に載置した状態で、可動断熱材10を下降させて、当該被覆材付積層素材1dを固定断熱材11と可動断熱材10とで挟持する。
そして、被覆材付積層素材1dを挟持した状態で図外の熱風吹き出し装置から熱風を上方に向けて吹き出す。なお、図5中矢印は熱風の流れを表している。このとき、熱風吹出溝7aを通って外部に吹き出される熱風が熱風吹出溝7a側に突出した被覆材付積層素材1dの周縁部1aに吹き付けられ、周縁部1aが加熱軟化される。本実施形態では、約300℃の熱風を風速約5m/sで上方に向けて吹き出している。そして、当該熱風を被覆材付積層素材1dの周縁部1aに約10〜15秒間吹き付けることで、周縁部1aを加熱軟化させている。
(第2の工程)
次に、周縁部1aが加熱軟化された被覆材付積層素材1dを移動させて受け型18の上に載置させる。本実施形態では、被覆材付積層素材1dは、不織布5を上にした状態で受け型18に載置されている。さらに、被覆材付積層素材1dは、その周縁部1aを抜き型17の切断刃17aで切断できるように位置決めされた状態で受け型18に載置される。なお、この被覆材付積層素材1dの位置決めは、例えば動作を記憶させたロボットアームの吸盤に吸着させた被覆材付積層素材1dを受け型18の所定位置に載置する等様々な方法で行うことができる。
そして、受け型18に載置した被覆材付積層素材1dの周縁部1aに抜き型17の切断刃17aを押しあて、受け型18に向けて押圧することで表面4aに不織布5が貼り合わされたカバーシート4が湾曲形成しながらカバーシート3に接触して溶着する。
そして、切断刃17aにより押圧され溶着した被覆材付積層素材1dの周縁部1aの切断刃17a近傍内側へ上記針ノズル25を下方から差し込み、圧縮空気を注入する。圧縮空気を注入後、さらに抜き型17を押圧すると、抜き型17の切断刃17aによって被覆材付積層素材1dが切断され、当該被覆材付積層素材1dから積層板としてのフロアボード19が型抜きされることとなる。このとき、切断刃17aにより押圧され溶着した被覆材付積層素材1dの周縁部1aに圧縮空気が注入されたため、被覆材付積層素材1dの周縁部1aの厚さを保ったフロアボード19を型抜きすることができる。
こうして、複数の縦壁部21と、当該縦壁部21を介して積層した裏面側板部22および表面側板部23とを有する本体部20を備え、表面側板部23の端部23aが裏面側板部22の端部22aに向かって湾曲形成されるとともに、起立した状態で裏面側板部22に溶着しているフロアボード19が形成される。
以上の本実施形態によれば、まず、一対のカバーシート3,4を縦壁部2bを有するコアシート2を介して積層した積層素材1の表面1bに不織布5を接合した被覆材付積層素材1dの周縁部(積層素材の周縁部)1aを加熱軟化し、次に、当該加熱軟化させた周縁部1aに抜き型17の切断刃17aを押し当てて、一方のカバーシート4を他方のカバーシート3に接触させて溶着するだけで、被覆材付積層素材1dからフロアボード19を型抜きすることができる。そのため、端末処理を施した状態のフロアボード19の輪郭形状を複雑な形状とすることができ、フロアボード19の形状自由度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、フロアボード19は、表面側板部23の端部23aを、裏面側板部22の端部22aに向かって湾曲形成しながら裏面側板部22に溶着した構造をしているため、フロアボード19の端末を見栄えよく仕上げることができる。
また、本実施形態によれば、フロアボード19は、本体部20の表面20aに被覆材を貼り合わせて被覆部24を形成した構造をしているため、フロアボード19の意匠性を向上させることができる。
さらに、本実施形態では、切断刃17aにより押圧され溶着した被覆材付積層素材1dの周縁部1aの切断刃17a近傍内側へ針ノズル25を挿入して圧縮空気を吹込むことで、押圧される周縁部1aの厚さが薄くなるのを抑制することができる。すなわち、切断刃17aにより押圧され溶着した被覆材付積層素材1dの周縁部1aの切断刃17a近傍内側へ針ノズル25を挿入して圧縮空気を吹込んだ後に被覆材付積層素材1dからフロアボード19を型抜きすることで、被覆材付積層素材1dの周縁部1aの厚さを保ったまま型抜きできるため、表面側板部23を、空気を吹込まずに型抜きした場合よりも起立させた状態で裏面側板部22に溶着することができる。その結果、湾曲した端末構造のフロアボード19であって、空気を吹込まずに端末処理を施した場合よりも垂直な端末構造のフロアボード19を得ることができる。このように、フロアボード19の端末構造をより垂直にすることで、フロアボード19とトランクルームとの境界に隙間ができるのを抑制することができるという利点もある。
また、被覆材付積層素材1dを用いることで、積層素材1の表面1bに不織布5を貼り合わせた状態で型抜きを行うことができるため、意匠性を向上させたフロアボード19を容易に得ることができる。
また、本実施形態によれば、被覆材付積層素材1dの周縁部1aを加熱軟化する際に、当該被覆材付積層素材1dの加熱軟化させる周縁部1a以外の領域(被覆領域)を断熱材9で挟持することで、当該被覆領域が加熱されてしまうことを抑制することができる。その結果、被覆領域の熱による線膨張を抑制することができ、フロアボード19を形成する際に、当該フロアボード19にひずみが生じてしまうのを抑制することができる。
以上、本発明にかかる積層板の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができる。
例えば、上記実施形態においては、ポリプロピレン樹脂製の積層素材を使用しているが、熱可塑性樹脂製の積層素材であればよく、例えばポリ乳酸樹脂等の植物由来樹脂で形成した積層素材でもよい。
また、本実施形態では、被覆材として不織布を用いているが、他のファブリックやレザー表皮等を用いてもよい。
また、本実施形態では、積層素材の表面に不織布を貼り合わせた被覆材付積層素材を用いているが、積層素材の表裏両面に不織布を貼り合わせたものを用いてもよいし、不織布を貼り合わせないで積層素材を用いることも可能である。
また、本実施形態では、円柱状のエンボス部が形成されたコアシートを用いているが、これに限らず縦壁部を有する種々のシートを用いることができる。
なお、上記実施形態では、積層板としてフロアボードを例示したが、他の車両用や建築用の内装材や外装材を用いても本発明を実施できる。
本発明の一実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材を示す斜視図。 本発明の一実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材の構造を示す分解斜視図。 本発明の一実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材の断面図 本発明の一実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材を加熱装置に載せた状態を示す分解斜視図。 本発明の一実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材を加熱装置に載せた状態を示す断面図 本発明の一実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材を受け型に載せた状態を示す分解斜視図。 本発明の一実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材を受け型に載せた状態を示す断面図。 本発明の一実施形態にかかる不織布を貼り合わせた積層素材を型抜きした状態を示す断面図。 本発明の一実施形態にかかる積層板の断面図。
符号の説明
1 積層素材
1a 被覆材付積層素材1dの周縁部(積層素材の周縁部)
1b 表面(外面)
2b 縦壁部(縦壁)
3 カバーシート(他方の板状部材)
4 カバーシート(一方の板状部材)
5 不織布(被覆材)
9 断熱材(支持部材)
17 抜き型
17a 切断刃
19 フロアボード(積層板)
25 針ノズル

Claims (4)

  1. 一対の板状部材を縦壁部を介して積層した熱可塑性樹脂製の積層素材を、当該積層素材の周縁部が露出するように支持部材で支持し、前記周縁部に熱風を吹き付けて当該周縁部を加熱軟化させる第1の工程と、
    前記加熱軟化させた周縁部に抜き型の切断刃を押し当てて前記一対の板状部材の一方の板状部材を他方の板状部材に向けて押圧することで、前記一対の板状部材同士を接触させて溶着した後、切断刃により押圧され溶着した周縁部に針ノズルを挿入して空気を吹込み溶着した周縁部を膨化させるとともに、前記積層素材から積層板を型抜きする第2の工程と、
    を有することを特徴とする積層板の端末処理方法。
  2. 前記支持部材は、断熱材であることを特徴とする請求項1に記載の積層板の端末処理方法。
  3. 前記積層素材の外面に被覆材を貼り合わせていることを特徴とする請求項1または2に記載の積層板の端末処理方法。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の積層板の端末処理方法によって処理されたことを特徴とする積層板。
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