JPH1120569A - 自動車用ダッシュインシュレータの製造方法 - Google Patents

自動車用ダッシュインシュレータの製造方法

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Publication number
JPH1120569A
JPH1120569A JP19074197A JP19074197A JPH1120569A JP H1120569 A JPH1120569 A JP H1120569A JP 19074197 A JP19074197 A JP 19074197A JP 19074197 A JP19074197 A JP 19074197A JP H1120569 A JPH1120569 A JP H1120569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound absorbing
material layer
insulator
base material
absorbing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP19074197A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Shimodaira
知明 下平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り付け孔周囲の吸音材層の吸音効果を低下
させないように意図した自動車用ダッシュインシュレー
タの製造方法を提供する。 【解決手段】 予めインシュレータ基材31aを、常温
状態のままで、上型22の成形面側に吸音材層32側を
対向させて、下型21にセットした後、上型22を移動
させ、上型22の突起部22aによりインシュレータ基
材31aを圧縮して吸音材層32側に凹状陥没部34を
形成したまま、下型21側の孔明け部材24を上型22
側に移動させて、凹状陥没部34内に取付け孔35を穿
孔し、次に孔明け部材35を元の位置に復帰させ、成形
型20を型開きさせる。この時、吸音材層32の弾力に
よって凹状陥没部34が消失したインシュレータ基材3
1が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンルームと
車室との間に設置されたダッシュパネルに取付ける自動
車用ダッシュインシュレータの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用ダッシュインシュレー
タは、図4及び図5の符号1で示されるもので、エンジ
ンルーム2と車室3との間に位置しており、車体である
ダッシュパネル4に設置されている。
【0003】そして、このダッシュインシュレータ1
は、不織布により構成される吸音材層5とシート状表皮
から構成される遮音材層6とからなっている。
【0004】そして、従来の自動車用ダッシュインシュ
レータ1は、図6に示すように、吸音層5側に凹状陥没
部7が形成され、この凹状陥没部7内において取付け孔
8が穿孔されていて、この取付け孔8に傘つきクリップ
9を通して、ダッシュパネル4に立設したピン10に挿
着することによって、ダッシュパネル4に取付けられる
ようになっている。
【0005】前記取付け孔8の穿設は、図7に示す製造
過程において行われる。即ち、まず図7(1)に示すよ
うに、インシュレータ基材1aを加熱し、プレス機械等
で塑性変形することによって凹状陥没部7を形成する。
次に、図7(2)に示すように、別のプレス機械におけ
る成形型11の下型12上に、前記インシュレータ基材
1aの凹状陥没部7が孔明け部材(ピアス型)14に対
向するようにセットする。次に、上型13を下降移動す
ると、上型13の成形面に形成した突起部13aが凹状
陥没部7内に侵入して、インシュレータ基材1aを押さ
え込む。次に、下型12に上下動可能に設置した孔明け
部材14を、前記突起部13に設けた受けゴム15に到
達するまで上昇させて、取付け孔8を穿孔して、図7
(3)に示すようなダッシュインシュレータ1を製造し
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の製造方
法で製造されたダッシュインシュレータ1は、図6に示
す如く、塑性変形による凹状陥没部7によって、吸音材
層5において、取付け孔8の周囲に薄肉部8aが形成さ
れ、この結果、ダッシュパネル4との間に、吸音材層5
が存在しない空間部16が存在することになって、この
空間部16においては、吸音材層5の吸音効果が低下し
て、エンジンルーム2側からの騒音侵入範囲が拡大して
しまうことになる。
【0007】本発明は、かかる点に鑑み、取り付け孔周
囲の吸音材層の吸音効果を低下させないように意図した
自動車用ダッシュインシュレータの製造方法を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、予め吸音材層及び遮音材層を積層して構成
されたインシュレータ基材を、常温状態のままで、上下
一対の成形型のうち一方の型に、その成形面側に前記吸
音材層側を対向させてセットした後、他方の型を移動さ
せることによって前記他方の型の成形面に形成した突起
部により前記インシュレータ基材を圧縮して前記吸音材
層側に凹状陥没部を形成したまま、前記一方の型に設け
た孔明け部材を前記他方の型側に移動させて、前記凹状
陥没部内に取付け孔を穿孔し、次に前記孔明け部材を元
の位置に復帰させるとともに、前記成形型を型開きさ
せ、この時に前記インシュレータ基材の弾力によって前
記凹状陥没部が消失して、この部位におけるインシュレ
ータ基材の厚さを一般部位と同様の厚さに復帰させるよ
うにしたことを特徴としているものである。
【0009】この結果、本発明によるダッシュインシュ
レータは、成型後には吸音材層側に凹状陥没部が存在し
ないことになって、取り付け孔周囲の吸音効果を低下さ
せることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。
【0011】図1は、本発明方法を実施するための製造
装置の要部断面図を示しており、20は下型21と上型
22とから構成される成形型である。
【0012】下型21は、成形型20のテーブル23上
に固定載置されており、孔明け部材24が出入するため
の孔21が穿設されている。孔明け部材24は、先端部
にトリムピアスとしての筒状の刃部24aを有してい
る。
【0013】上型22の成形面には、ダッシュパネル基
材31aに凹状陥没部34(図1(2)参照を形成する
突起部22aが形成されていると共に、この突起部22
aの略中央部には、前記孔明け部材24の刃部24aに
対向するように受けゴム25が埋設されており、この受
けゴム25は、上型22の成形面に表出している。
【0014】以上のように構成する製造装置によって、
ダッシュインシュレータを製造する場合、予め不織布か
らなる吸音材層32及びシート状表皮からなる遮音材層
33を積層して構成されたダッシュインシュレータ基材
31aを、常温状態のままで、上型22の成形面側に遮
音材層33を対向させて、下型21上にセットする(図
1(1)参照)。
【0015】次に、図1(2)に示すように、上型22
を下型21側に下降移動させることによって、前記上型
22の突起部22aにより、インシュレータ基材31a
を圧縮して、吸音材層32側に凹状陥没部34を形成す
る。そして、この凹状陥没部34を形成したままの状態
を保持して、前記下型21に設けた孔明け部材24を、
上型22側に移動させて、凹状陥没部34内に取付け孔
35を穿孔する。
【0016】次に、孔明け部材24を元の位置に復帰さ
せるとともに、前記下型21に対して上型22を上昇さ
せて、成形型を型開きさせる。
【0017】この時、インシュレータ基材31aの吸音
材層32の弾力によって、凹状陥没部34は消失して、
この部位におけるインシュレータ基材31aの厚さを一
般部位と同様の厚さに復帰させて、図2に示すようなダ
ッシュインシュレータ31を製造する。
【0018】このような方法で製造されたダッシュイン
シュレータ31を、ダッシュパネル26に取付けるに
は、図3に示すように、吸音層32側をダッシュパネル
26側にして載置し、取付け孔35に傘つきクリップ3
6を通して、ダッシュパネル26に立設したピン37に
挿着することによって行う。
【0019】この結果、ダッシュインシュレータ31の
吸音材層32における取付け孔35の周囲には、もはや
従来のように凹状陥没部34が存在していないので、吸
音効果が低下することがなく、他の一般部位と同様な吸
音効果を発揮することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、エンジンルームと車室との間
に設置され、吸音材層及び遮音材層層を有して構成した
積層体からなる自動車用ダッシュインシュレータの製造
方法において、予め吸音材層及び遮音材層を積層して構
成されたインシュレータ基材を、常温状態のままで、上
下一対の成形型のうち一方の型に、その成形面側に前記
吸音材層側を対向させてセットした後、他方の型を移動
させることによって前記他方の型の成形面に形成した突
起部により前記インシュレータ基材を圧縮して前記吸音
材層側に凹状陥没部を形成したまま、前記一方の型に設
けた孔明け部材を前記他方の型側に移動させて、前記凹
状陥没部内に取付け孔を穿孔し、次に前記孔明け部材を
元の位置に復帰させるとともに、前記成形型を型開きさ
せ、この時に前記インシュレータ基材の弾力によって前
記凹状陥没部が消失して、この部位におけるインシュレ
ータ基材の厚さを一般部位と同様の厚さに復帰させるよ
うにしたことを特徴とするものであるから、ダッシュイ
ンシュレータの吸音材層における取付け孔の周囲には、
もはや従来のように凹状陥没部が存在していないことに
なって、吸音効果が低下することがなく、他の一般部位
と同様な吸音効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための製造装置の要部断
面図で、(1)はダッシュインシュレータ基材を下型に
セットした状態を示しており、(2)は上型を下降させ
て、取り付け孔を形成している状態を示している。
【図2】本発明方法によって製造されたダッシュインシ
ュレータの一例を示す要部断面図である。
【図3】図2におけるダッシュインシュレータを車体で
あるダッシュパネルに取付けた状態を示す断面図であ
る。
【図4】一般的なダッシュインシュレータの設定箇所を
示す説明図である。
【図5】図4において使用するダッシュインシュレータ
を示す全体斜視図である。
【図6】従来方法によって製造されたダッシュインシュ
レータを車体であるダッシュパネルに取付けた状態を示
す断面図である。
【図7】従来方法を示す説明図で、(1)はダッシュイ
ンシュレータ基材に予め凹状陥没部が形成された状態を
示す図であり、(2)はインシュレータ基材に取付け孔
を形成するための製造装置の要部断面図であり、(3)
は従来方法によって製造されたダッシュインシュレータ
の断面図である。
【符号の説明】
20 成形型 21 下型 22 上型 22a 突起部 24 孔明け部材 25 受けゴム 26 ダッシュパネル 31 ダッシュインシュレータ 31a ダッシュインシュレータ基材 32 吸音材層 33 遮音材層 34 凹状陥没部 35 取付け孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンルームと車室との間に設置さ
    れ、吸音材層及び遮音材層層を有して構成した積層体か
    らなる自動車用ダッシュインシュレータの製造方法にお
    いて、予め吸音材層及び遮音材層を積層して構成された
    インシュレータ基材を、常温状態のままで、上下一対の
    成形型のうち一方の型に、その成形面側に前記吸音材層
    側を対向させてセットした後、他方の型を移動させるこ
    とによって前記他方の型の成形面に形成した突起部によ
    り前記インシュレータ基材を圧縮して前記吸音材層側に
    凹状陥没部を形成したまま、前記一方の型に設けた孔明
    け部材を前記他方の型側に移動させて、前記凹状陥没部
    内に取付け孔を穿孔し、次に前記孔明け部材を元の位置
    に復帰させるとともに、前記成形型を型開きさせ、この
    時に前記インシュレータ基材の弾力によって前記凹状陥
    没部が消失して、この部位におけるインシュレータ基材
    の厚さを一般部位と同様の厚さに復帰させるようにした
    ことを特徴とする自動車用ダッシュインシュレータの製
    造方法。
JP19074197A 1997-07-02 1997-07-02 自動車用ダッシュインシュレータの製造方法 Pending JPH1120569A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108162885A (zh) * 2017-12-27 2018-06-15 天津东方兴泰工业科技股份有限公司 一种车辆主隔音板及其加工工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108162885A (zh) * 2017-12-27 2018-06-15 天津东方兴泰工业科技股份有限公司 一种车辆主隔音板及其加工工艺

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