JP2008141095A - 半導体製造用搬送装置 - Google Patents

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Kosuke Sakata
功介 坂田
Shinichi Kageshita
真一 蔭下
Kiyoshi Iwasaki
清 岩崎
Hirotoshi Nanba
弘敏 難波
Keiichi Matsukawa
啓一 松川
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Abstract

【課題】ワークストック等の搬送元、搬送先の装置の出し入れが狭い環境であっても、迅速、確実にワークを搬送する半導体製造用搬送装置を提供する。
【解決手段】駆動部を格納する本体部2と、回動中心30、40、50を中心として水平方向に回動自在に取り付けられた第1アーム3、第2アーム4、第3アーム5と、ワークを吸引する吸引口64,65を設けた爪62、63を有するハンド部6と、開口部51内にハンド部後端61を支持するスライド部とを備え、ワークストックの棚に差し込んだワークを出し入れする。また、ワーク検出センサ52を備え、ハンド部6が第3アーム5へ後進したときにワークの有無を検出する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体の製造に用いられ、主としてウェハやレチクル等を搬送する半導体製造用搬送装置に関する。
従来より、半導体の製造時にシリコン化合物のウェハ、ガラス基板のレチクル、その他石英ガラス等のワークを搬送する半導体製造用搬送装置が実用化され、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1および2参照。)。これらの半導体製造用搬送装置は、ワークストック、搬送装置間でワークを搬送したり、複数のステーションを有する1つの半導体製造装置内で、ステーションから次のステーションへワークを搬送する。
一般に、ワークの搬送元、搬送先は、ワークの主要形状に対して、十分な余裕がない場合が多い。このため、ワークを搬送元から搬出する時、搬送先への搬入時にワークを直線的に移動させる必要がある。
特許文献1には、互いに回動可能に連結された複数のアームのうち先端のアームにワークを保持するハンド部を備えた多関節の搬送ロボットの構成が開示されている。この構成では、複数のアームを互いに回動させることで、ハンド部を変位させる。
特許文献2には、本体に回転自在かつ上下移動可能に取り付けられたケースと、このケースに取り付けられ、そのケースの長軸方向に沿って往復運動をするハンド部とを備えた構成が開示されている。特許文献2では、ハンド部との移動とケースの回動により、ハンド部を変位させる。
特開2004−140058公報 特開平11−284055号公報
しかしながら、従来の半導体製造用搬送装置では、ワークを搬送範囲内で直線方向に沿って正確に搬送することができない。例えば、特許文献1の搬送ロボットでは、複数のアームの駆動系にロストモーションが生じるので、ワークを積載するハンド部を正確に直線移動させることが極めて困難であった。その結果、ワークをワークストックから搬入出する際、ハンド部が蛇行することによって、ワークがワークストックの内壁に衝突してワークがハンド部から落下する虞があった。この衝突を避けるためにワークの搬送速度を上げることができない。また、ロストモーションの問題を解決したとしても、複数のアームの回動によってハンド部を直線移動させる構成であるため、ワークストック内にハンド部を搬入出する際にアームが角度変化して、アームが屈伸するので、ワークストックの内側壁と干渉しやすい。これらの問題は、特に矩形等の角部を有する主要形状を有するワークをワークストックから取り出すときには、問題が生じやすい。この角部がワークストックの内壁にぶつかり易いからより正確なハンドの移動が要求されるためである。
特許文献2の構成では、ハンド部がケースの回動中心の半径方向にのみ移動するため、ワークが搬入出される装置のワーク出し入れ部を、常に、ハンド部が取り付けられたケースの回動中心軸に向けて設置する必要があり、移動範囲、移動の自由度が限定される問題があった。
さらに、このようにワークストックが狭い場合には、干渉を防ぐためハンド部を細くせざるを得ず、光学センサをハンド部に取り付けることが困難であり、不確実な空圧センサでワークの有無を検出する方法が取られていた。したがって、従来の搬送装置では、よりワークを確実に検出するために、光学センサが設けられた別の位置に設けたワークを搬送しなければならない問題があった。しかも、この光学センサから離れるとワークの検出できず、確実に搬送しているのか確認できない問題があった。
そこで、この発明は、ワークストック等の搬送元、搬送先の装置の出し入れが狭い環境であっても、迅速、確実にワークを搬送する半導体製造用搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を備える。
(1)本発明の半導体製造用搬送装置は、複数のアームと、ハンド部と、スライド部と、第1の駆動部と、第2の駆動部と、を備える。
複数のアームは、それぞれの長手方向の端部で水平方向へ回動可能に軸支して連結した。ハンド部は、ワークを積載または懸垂保持して搬送する。スライド部は、前記複数のアームのうちの先端のアームに設けられ、前記ハンド部を前記長手方向に沿って前後進可能に支持する。第1の駆動部は、前記アームそれぞれの回動を各々駆動する。第2の駆動部は、前記ハンド部の前後進を駆動する。
この構成によれば、複数のアームを、回動動作により、水平方向の搬送面内で伸縮自在に到達させることができるので、移動範囲、移動の自由度が限定される問題を解消できる。また、ハンド部をワークストックから出し入れする際、ハンド部は、まっすぐ前後進させることができるから、蛇行してワークストックの内側壁にぶつかりながら前後進するといった問題を解消できる。したがって、確実にワークを搬送できるので、ワークを搬送する速度を上げることができる。また、ハンド部の前後進時には、多関節のアームが屈伸する必要がないので、ワークストックの内側壁と干渉せず、ワークを迅速に出し入れすることができる。
なお、「積載または懸垂保持」には、ウェハに向けてエアを吐出し、ベルヌーイ効果による負圧発生作用およびクッション効果による正圧発生作用を利用した保持も含まれる。
(2)前記先端のアームが軸支されている回動中心の位置を、前記長手方向の端部の代わりに、該先端のアームの長手方向の中央部に設けた。
先端のアームの回動中心を、該先端のアームの長手方向の中央部に設けているので、前後進のときに、先端のアームにロストモーションがあっても、先端のアームが回動しにくく、先端のアームのふらつきを抑えることができる。
(3)前記先端のアームは、前記ハンド部が該アームの所定位置に後進したときに前記ワークを検出するワーク検出センサを備えた。
この構成では、ワーク検出センサが所定位置にハンド部を後進させたときに、ワークを検出することができる。したがって、ワークストックが狭く、光学センサをハンド部に取り付ける隙間がない場合でも、光学センサを設けられた別の位置にワークを搬送してワーク検出する必要がない。この構成では、このように、この別の位置にワークを搬送する必要がないから、次の工程へ迅速に搬送することができる。また、常にこのセンサがワークを検出しているので、確実に搬送することができる。
なお、後進とは、前進と逆方向にハンド部を移動させることであり、前進は、ワークを搬送、搬入先の装置がワークを載置している位置へハンド部を移動させることである。
この発明の半導体製造用搬送装置によれば、ワークストック等の搬送元、搬送先の装置の出し入れが狭い環境であっても、迅速、確実にワークを搬送することができる。
図面を参照して、本実施形態の半導体製造用搬送装置の構成について説明する。
図1は、半導体製造用搬送装置(図中、1で図示)の構成図である。半導体製造用搬送装置1は、半導体の製造時にシリコン化合物のウェハ、ガラス基板のレチクル、その他石英ガラス等の半導体製造に用いるワークを搬送する装置である。半導体製造用搬送装置1は、駆動部を格納する本体部2と、第1アーム3、第2アーム4、第3アーム5と、ハンド部6と、開口部51内にハンド部後端61を支持するスライド部とを備える。
本体部2の筐体は、例えば、板金、鋳物等で構成する。本体部2の内部には、回動中心30を中心にして回動する第1アーム3を支持する軸受と、第1アーム3、第2アーム4、第3アーム5を回動させる駆動部と、これらの動作および吸引口64,65からの空気の吸引のオンオフを切り換えるコントローラとを格納する。また、本体部2の外部には、この空気の吸引をするためのエアポンプ(不図示)を設ける。なお、コントローラは本体部2の外部に設けていても良い。
複数のアーム部3、4、5は、水平方向へ回動可能に連結されている。具体的には、第1アーム3と本体部2は回動中心30で、第1アーム3と第2アーム4は回動中心40で、第2アーム4と第3アーム5は、回動中心50で軸支されている。それぞれのアーム部3、4、5は内部が空洞になっており、連結部の軸受や駆動機構を格納する。これにより、ハンド部6が取り付けられた第3アーム5の一端を自在に伸縮させることができ、任意の位置にハンド部6を移動させることができる。
第3アーム5には、開口部51内にスライド部(図3の53に相当)が設けられている。ハンド部6は、スライド部により第3アーム5の長手方向に前後進可能に取り付けられている。ハンド部6は、開口部51に沿って、図1の前進した位置から直線的に後進することができる。また、第3アーム5には、ワーク検出センサ52が埋め込まれており、このハンド部6が後進したときにハンド部6にワークを積載したかどうかを、ワークの搬送中に常時検出することができる。
また、第3アーム5の回動中心50は、第3アーム5の中央部に設けている。これにより、ハンド部6が前後進したときに、第3アーム5が反動で回動することが生じにくく、第3アーム5のふらつきを抑えることができる。
ハンド部6は、ハンド部後端61と、爪62、63と、吸引口64,65とを備える。
ハンド後端61は、第3アーム5内で前後進するスライド部に接続されている。爪62、63は、ハンド部後端61に固定されている。爪62、63は、ワークを搭載する。内部に孔が開設されており、吸引口64,65の空気が他から漏れないよう構成する。後述のポンプで空気を吸い出すことにより、爪64、65の先から空気を吸引してワークを吸着させる。また、爪62、63は、ワークストックの棚と干渉しないように、細くする必要がある。例えばその断面の直径を2ミリ程度とする。
吸引口64,65は、ハンド後端61、爪62、63に設けられている。ワーク(図5のワーク100に対応)を吸着して保持するためのエアの吸引口である。ワークを保持するため、吸引口64、65の他に、吸引口64、65から本体部2まで導通している配管と、本体部2内または外部にエアーポンプを備え、吸引口64,65周辺の空気を吸引する。また、このエアーポンプには、圧力計が設けられており、吸引時の圧力を測定することで、ワークの有無を補助的に検出することができる。
図2は、半導体製造用搬送装置1の駆動機構の一例である。図2は、半導体製造用搬送装置1を回動中心30、40、50の位置で切断した断面図を表している。この駆動機構には、本体部2の筐体20内にモータM3、M4、M5が設けられており、この駆動機構は、アーム3〜5をベルトBL31等とプーリで駆動する。
まず、各アーム3〜5を軸支する構造について説明する。モータM5の動力を第3アーム5まで動力を伝達するため、本体部2は、回動中心30を中心にした3軸独立に回転可能な同軸のスピンドル21〜23を備えている。スピンドル21〜23のうち最も外側のスピンドル21には、第1アーム3の筐体301が固定されている。また、スピンドル21〜23は、それぞれ、図示しないプーリを介して、ベルトBL41、BL51、BL31に接続されている。スピンドル21〜23は、図3に示すように、これらのベルトを各モータM3〜M5にそれぞれ引き出すため、スピンドル21〜23間で軸長を互い違いにしている。また、この同軸のスピンドル21〜23を回動可能に軸支するため、軸受BR21〜BR24がスピンドル21〜23を軸支すると共に、軸受25、26がスピンドル21〜23を互いに接続している。これらの軸受としては例えば玉軸受、ローラ軸受などを使用することができる。また、軸受BR21〜BR26は、アーム3〜5を支持するときに受ける軸方向の垂直な荷重の耐加重を高めるため、軸受のそれぞれ一方をスラスト軸受にしてもよい。後述する軸受BR31〜BR33、BR41、BR42も同様である。
また、第1アーム3は、本体部2のスピンドル21〜23と同様、回動中心40を中心にした同軸のスピンドル31、32、ベルトBL42、ベルトBL52等を備え、モータM4、M5の動力を伝達する。この同軸のスピンドル31、32を回動可能に軸支するため、軸受BR31〜33が各スピンドル31、32を軸支すると共に、軸受34がスピンドル31、32を互いに接続している。同軸のスピンドル31、32のうち、外側のスピンドル32には、第2アーム4の筐体401が固定されている。スピンドル31、32は、このベルト駆動をするためのベルトBL42、ベルトBL52を回動中心30にそれぞれ引き出すため、スピンドル31、32間で軸長を互い違いにしている。
さらに、第2アーム4は、本体部2のスピンドル21〜23と同様、回動中心50を中心にしたスピンドル41、ベルトBL53等を備えると共に、このスピンドル41を回動可能に軸支するため、軸受BR41、BR42を備えている。スピンドル41には、第3アーム5の筐体501が固定されている。
次に、半導体製造用搬送装置1の動力伝達の仕組について説明する。まず、アーム部3〜5の駆動源はモータM3〜M5である。モータM3は、ベルトBL31を介して、本体部2内の最外周側のスピンドル23を駆動する。このスピンドル23には、第1アーム3の筐体301が固定されており、スピンドル23の回転により第1アーム3が回動する。
M4のモータは、ベルトBL41を介して、本体部2内の最も内側のスピンドル21を回転させる。スピンドル21の回転により、第1アーム3内のベルトBL42を介して動力が伝達され、第1アーム3内の外側のスピンドル32が回転する。スピンドル32には、第2アーム4の筐体401が固定されており、スピンドル32の回転により、第2アーム4が回動する。
M5のモータは、ベルトBL51を介して、本体部2内のスピンドル22を回転させる。スピンドル22の回転により、第1アーム3内のベルトBL52を介して動力が伝達され、第1アーム3内のスピンドル31が回転する。スピンドル31の回転により、ベルトBL53を介してスピンドル41が回転する。スピンドル41には、第3アーム5の筐体501が固定されており、スピンドル41の回転により第3アーム5が回動する。
次に配管方法について説明する。第3アーム5まで配管を通すため、図2に示すように、エア配管と、電気配線を束ねたケーブルCBを通している。ケーブルCBは、本体部2の下側から、中空状のスピンドル21の内側を通して、第1アーム3に通されている。また、ケーブルCBは、第1アーム3に軸支されたスピンドルのうち内側のスピンドル31に開設した孔から、スピンドル31の内側を通って、第2アーム4に通されている。また、ケーブルCBは、スピンドル41に開設した孔から、スピンドル41の内側を通って、第3アーム5に通されている。
なお、以上で示したアーム3、4、5の駆動方法は一例であり、例えば、各アーム軸を駆動するのに直接モータで駆動しても良い。この場合、モータ軸を中空にして、電気配線、エア配管をこの中空のモータ軸の内側に入れて第3アーム5まで通すことができる。
図3は、第3アーム5、ハンド部6の構造の一例である。図3(A)は、開口部51に沿って切断した断面図である。図3(B)、(C)は、開口部51のA−A断面図の詳細図であり、シール構造の例を示している。第3アーム5の筐体501内部には、前述したワーク検出センサ52と、直動ガイド531、支持部532を有するスライド部53と、プーリ541、542と、ベルト543と、モータM6と、エンコーダ544と、支持部55と、最前端リミットセンサ571、最端位置検出センサ581、原点検出センサ582、ケーブル保持器59を備えている。
図3(A)に示すように、ワーク検出センサ52は、筐体501に埋め込まれており、ケーブルCBに接続されている。
スライド部53は、直動ガイド531、支持部532を有する。直動ガイド531は、内部に多数の鋼球またはローラが組み込まれた、直線方向に移動可能なガイドである。例えば、THK株式会社のLMガイド(登録商標)を用いることができる。直動ガイド531は、これらの鋼球またはローラにより、第3アーム5の長軸方向(開口部51の長軸方向)に移動可能に支持されている。これにより、支持部532を介してこの直動ガイド531に固定されたハンド部6は、この方向に前後進することができる。
プーリ541、542は、外周の中央がくぼんでおり、ベルト543を沿わせることができる。ベルト543は、例えばゴムベルトとすることができる。プーリ541、542、ベルト543の代わりにチェーンでも良い。
モータM6は、プーリ541を回転させ、ベルト543を移動させる。支持部55は、ベルト543に固定されている。ベルト543の移動により、支持部55は、開口部51に沿って移動する。ハンド部6は、支持部55にも固定されており、ベルト6の移動に伴い、ハンド部6が前後進する。
エンコーダ544は、モータM6の軸に接続されており、モータの回転角度をパルスで出力する。エンコーダの出力ケーブルは、コントローラまで接続されている。コントローラは、このエンコーダから出力された値により、モータの回転数を計算し、ハンド部6の移動距離を測定する。
最前端リミットセンサ571は、ハンド部6が最も前端に来た場合にハンド部6の破壊を防ぐためのセンサである。このセンサがオンになると、半導体製造用搬送装置1が異常停止する。
最端リミットセンサ581は、最も後端に来た場合にハンド部6の破壊を防ぐためのセンサである。このセンサがオンになると、半導体製造用搬送装置1が異常停止する。
原点検出センサ582は、このセンサがオンになったときハンド部6が原点位置に来たことを検出する。コントローラは、この原点位置を初期位置として、エンコーダの相対的な増減値を演算することにより、この初期位置からハンド部6が前進、後進したときの現在の位置を検出する。
なお、以上のセンサは、ケーブルCBに接続されている。
ケーブル保持器59は、チェーン状に構成されており、支持部55の配管552に接続されたエア配管を保護するものである。エア配管は、ケーブル保持器59の根元から図2で示したケーブルCBに接続されている。ケーブル保持器59により、ハンド部6が前後進してもこのエア配管をいためず、配管552をケーブルCBへ滑らかに接続することができる。なお、ケーブルCBは、エア配管のみならずモータM6やセンサ52、571、581、582、エンコーダとも接続されている。また、ケーブル保持器59には、電気配線を内蔵してもよい。
ハンド部6の内部の構成について説明する。ハンド部6には、吸引口64、65の開口部に開設した孔68が形成されており、第3アーム5側の支持部55内に通る配管552に接続されている。吸引口64、65から、これらの配管を通って、ケーブルCBから空気が吸引されることにより、ハンド部6は、ワーク100を吸引できる。なお、図3で示す断面の手前側に同様に吸引口65があり、孔68が開設されている。
以上、図3で示した構成以外にも、ハンド部6の前後進の駆動方法として、ねじ駆動、リニア駆動等の駆動方法をとることができる。
図3(B)、図3(C)を用いて、開口部51のシール構造の例を示す。
図3(B)の右側は、A−A断面図、左側は、図3(A)に対応する詳細図であり、シールベルト510を用いる構成を示している。この構成では、支持部532として、支持部532A、532Bを備え、さらにシールベルト510と、ローラ512〜515を備えている。シールベルト510は、開口部51全体に長手方向に沿って張られている。支持部532Aは、ローラ512〜515を、図3(B)内の中心線の周りに回転可能に支持する。ローラ512〜515は、このシールベルト510と絡み合って、支持部532Bの部分で、シールベルト510を第3アーム5の内側に誘導する。支持部531Aは、シールベルトの側面部分に配置され、直動ガイド531に固定されている。支持部531Bは、シールベルト510が誘導された部分から折り返して、開口部51へ延設されており、ハンド部6を支持している。
図3(B)の以上の構成により、ローラ512〜515がシールベルト510を第3アーム5の内側に誘導している部分以外では、シールベルト510が開口部51を封じており、開口部51内外の塵の出入りを遮断することができる。また、ローラ512〜515により滑らかに移動することができる。
なお、この構成では、支持部532と支持部55をハンド部6の移動方向について重ねて配置すれば、以上で説明した支持部532A、Bは、1つでもよい。一方、図3(A)のように、支持部532、支持部55を離間して設ける場合には、以上で説明した支持部532と同様のシール構造を支持部55にも設ける。このようにした場合、ハンド部6を2点で支持することができると共に、それぞれの位置で、開口部51内外の塵の出入りを遮断することができる。
また、シールベルト510の他の構成としては、日本精工株式会社(登録商標)のロボットモジュールを用いることができる。
図3(C)は開口部51の拡大図を示しており、この例では、開口部51にパッキンを取り付けている。図3(C)に示すように、開口部51を折り返して、この部分に「コ」の字をつき合わせたゴム製のパッキン517A、517Bが取り付ける構成とする。これにより、支持部532、55が前後進しても、開口部51内外の塵の出入りを遮断することができる。
図4は、半導体製造用搬送装置1のアーム部3〜5の回動の様子を表している。図4(A)は、図1の状態から、第3アーム5を時計回りに回動した様子を表している。図4(B)はこの状態から、ハンド部6を開口部51に沿って後進した様子を表している。さらに、図4(C)は、第3アーム5の方向をそのままにして、第1アーム3、第2アーム4を折りたたんで第3アーム5を本体部2へ後進した状態を表している。このように、図2、図3で示した駆動機構を動作させることにより、それぞれのアーム3、4、5は、軸30、40、50を中心として回動自在に移動させることができ、ハンド部6を前後進させることができる。したがって、広い範囲に渡って、ハンド部6を自由な向きに移動させることができる。
図5は、ワークストック101の棚102からワーク100を搬出する様子を表している。ワーク100を棚102から取り出すには、図5(A)のように、第1アーム3、第2アーム4、第3アーム5を回動して、後進した状態のハンド部6をワークストック101の前に接近させる。そして、図5(B)のように、第3アーム5内のモータM6を駆動して、ハンド部6をワーク100の下に前進させる。その後図示しない昇降機構により、半導体製造用搬送装置1全体を上昇させ、ワーク100をハンド部6上に移動させる。これと同時に、吸引口64、65、66から空気を吸引してワーク100を吸着させる。その後再度ハンド部6を後進させる。
なお、ワーク100をハンド部6に移動させる際に用いる昇降機構としては、例えば、直動ガイドにより昇降可能に支持すると共に、ボールねじやウォームギアを駆動して昇降させる構成を採用することができる。また、ワークストック100全体を同様の構成により昇降するものでも良い。さらに、先端のハンド部6や、爪64,65を昇降させる構成例えば、電磁ソレノイド(油圧、空圧でも良い)を用いることもできる。いずれにせよ、半導体製造用搬送装置1のハンド部6の爪61、22とのワークストック100との相対的な上下の位置関係を変えることができれば良い。
ハンド部6が後進したとき、ハンド部6の位置は、図5(A)と同様になる。このように直線的に後進できるので、アーム3〜5にロストモーションがあっても、ワークがワークストック101の棚102にぶつかって落下する危険を避けることができる。この後進時には、アーム3〜5は屈伸しないので、アーム3〜5がワークストック101と干渉しなくて済む。
ハンド部6を後進させると、ワーク100は、ワーク検出センサ52の上に来るから、ワーク検出センサ52は、ワーク100を積載したことを検出できる。したがって、ワーク100を検出するため、センサを設けた別の位置にワークを検出するためにハンドを移動させる必要がないので、移動時間を短縮できる。ワーク検出センサ52は、ハンド部6を後進した後は、常時ワークの存在を検出しているので、確実にワークを検出できる。
なお、プーリ541、542、ベルト543、モータM6、支持部55は、本発明の第2の駆動部に相当する。また、第3アーム5は、本発明の先端のアームに相当する。
また、ワーク100の保持方法として、以上で示したような吸着だけでなく、「積載または懸垂保持」には、ウェハに向けてエアを吐出し、ベルヌーイ効果による負圧発生作用およびクッション効果による正圧発生作用を利用した保持方法を用いても良い。
本実施形態の半導体製造用搬送装置の構成図である。 本実施形態の半導体製造用搬送装置のアーム部の断面図である。 本実施形態の半導体製造用搬送装置の第3アームの断面図である。 本実施形態の半導体製造用搬送装置のアーム部の回動の様子を表している。 本実施形態の半導体製造用搬送装置を用いてワークをワークストックから搬出する様子を表している。
符号の説明
1−半導体製造用搬送装置、 2−本体部、
20−筐体、 21〜23−スピンドル、
3−第1アーム、 30−回動中心、 301−筐体、 31〜32−スピンドル、
4−第2アーム、 401−筐体、 40−回動中心、 41−スピンドル、
5−第3アーム、 501−筐体、 50−回動中心、 51−開口部、
510−シールベルト、 517A、B−パッキン、 52−ワーク検出センサ、
53−スライド部、 531−直動ガイド、 532−支持部、
541、542−プーリ、 543−ベルト、 55−支持部、
552−配管、 571−最前端リミットセンサ、
581−最端リミットセンサ、 582−原点検出センサ、 59−ケーブル保持器、
6−ハンド部、 61−ハンド部後端、 62、63−爪、
64、65−吸引口、 68−孔、
100−ワーク、 101−ワークストック、102−棚、
M3〜M6−モータ、 BRxx−軸受、 BLxx−ベルト、 CB−ケーブル

Claims (3)

  1. それぞれの長手方向の端部で水平方向へ回動可能に軸支して連結した複数のアームと、
    ワークを積載または懸垂保持して搬送するハンド部と、
    前記複数のアームのうちの先端のアームに設けられ、前記ハンド部を前記長手方向に沿って前後進可能に支持するスライド部と、
    前記アームそれぞれの回動を各々駆動する第1の駆動部と、
    前記ハンド部の前後進を駆動する第2の駆動部と、を備えた半導体製造用搬送装置。
  2. 前記先端のアームが軸支されている回動中心の位置を、前記長手方向の端部の代わりに、該先端のアームの長手方向の中央部に設けた請求項1に記載の半導体製造用搬送装置。
  3. 前記先端のアームは、前記ハンド部が該アームの所定位置に後進したときに前記ワークを検出するワーク検出センサを備えた請求項1または2のいずれかに記載の半導体製造用搬送装置。
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