JPH08279544A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH08279544A
JPH08279544A JP8409895A JP8409895A JPH08279544A JP H08279544 A JPH08279544 A JP H08279544A JP 8409895 A JP8409895 A JP 8409895A JP 8409895 A JP8409895 A JP 8409895A JP H08279544 A JPH08279544 A JP H08279544A
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JP
Japan
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arm
work
semiconductor wafer
force
electrostatic chuck
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JP8409895A
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Katsuaki Aoki
克明 青木
Takemoto Yamauchi
健資 山内
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明はワ−クを搬送する際に、位置ずれ
が生じるようなことなく確実に保持して搬送することが
できるようにした搬送装置を提供することをもくてきと
する。 【構成】 ワ−クを搬送するための搬送装置において、
駆動源26、26と、この駆動源によって駆動されるア
−ム34、36と、このア−ムに設けられ上記ワ−クを
静電力によって保持する静電チャック41とを具備した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はたとえば半導体ウエハ
や液晶ガラス基板などのワ−クを搬送するための搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体装置の製造工程では、
各工程間において上記半導体ウエハを受け渡すための搬
送装置が設置される。この搬送装置は下流側の工程の加
工装置で加工された半導体ウエハを上流側の工程の加工
装置に受け渡すことになり、上記半導体ウエハを直線方
向や回転方向に位置決めして受け渡すことが要求され
る。したがって、上記半導体ウエハを受け渡すときに
は、その半導体ウエハを高い精度で位置決めしなけれ
ば、受け渡しが確実に行えないということがある。
【0003】従来、上述した用途の搬送装置としては、
複数のア−ムを順次回動自在に連結し、各ア−ムをそれ
ぞれ別々に回動方向に駆動できるようにすることで、最
先端のア−ムを相対的に回転方向および前後方向に移動
位置決めできるようにしている。
【0004】上記最先端のア−ムには上記ワ−クが保持
される。ワ−クを保持する機構としては、真空吸着や上
記ア−ムにワ−クを係合させるための溝を形成するなど
のことが行われている。
【0005】真空吸着の場合、最先端のア−ムに吸引孔
を形成するとともに、基端側のア−ムから最先端のア−
ムに形成された吸引孔に連通する吸引路を確保し、その
吸引孔を負圧にしなければならない。
【0006】ところで、半導体装置や液晶表示装置の製
造工程では、エッチングやCVDなどのように上記搬送
装置が真空チャンバ内で使用されることが多い。そのよ
うな場合、上記吸引孔に発生する負圧力を、上記真空チ
ャンバ内の負圧力よりもさらに低くしなければ、上記吸
引孔にワ−クを吸着する吸引力を発生させることができ
ない。
【0007】しかしながら、複数のア−ムを回動自在に
連結し、各ア−ムに上記吸引孔に連通する吸引路を形成
する構造であると、各ア−ムの連結部分における気密性
の確保が難しいから、上記吸引孔を真空チャンバ内の圧
力以下の低圧に減圧するということが困難である。
【0008】したがって、吸引孔が形成された最先端の
ア−ムにワ−クを十分な吸引力によって確実に吸着保持
することができないため、上記ア−ムを駆動すると、そ
のときに発生する加速度でワ−クの位置がずれてしま
う。とくに、ワ−クの搬送を高速度で行うと、ワ−クの
ずれ量が大きくなるから、高速搬送ができないというこ
とがある。
【0009】一方、最先端のア−ムにワ−クが係合する
溝を形成し、その溝に上記ワ−クを係合させて保持する
場合、上記溝とワ−クとの間に隙間を設けなければ、そ
のワ−クを上記溝に対して係脱させることができない。
しかしながら、ワ−クと溝との間に隙間を設けると、ア
−ムを駆動したときに発生する加速度で、上記ワ−クが
上記隙間の分だけずれることになるから、その場合も受
け渡し時の位置決め精度が低下するということになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、真空吸着
を利用した搬送装置においては、その装置を真空チャン
バ内で利用するときに、そのチャンバ内の圧力よりも低
い吸引力を生じさせなければならないから、実用上、困
難なことが多く、その結果、十分な吸引吸着力が確保で
きず、ア−ムを駆動したときの加速度でワ−クがずれ動
いてしまうということがある。
【0011】また、ア−ムにワ−クが係合する溝を形成
して保持する場合には、溝とワ−クとの間に隙間を設け
なけなければならないから、その分、ア−ムを駆動した
ときの加速度でワ−クがずれ動くということがあり、こ
の場合にもワ−クを精度よく位置決めできないというこ
とになる。
【0012】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、ワ−クを受け渡すときの
位置決めを、たとえば真空チャンバ内であっても、精度
よく行えるようにした搬送装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、ワ−クを搬送するための搬送
装置において、駆動源と、この駆動源によって駆動され
るア−ムと、このア−ムに設けられ上記ワ−クを静電力
によって保持する保持手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記保持手段は、誘電体と、この誘電体に
埋設された電極とからなることを特徴とする。請求項3
記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記ア−
ムは少なくともその一部が誘電体で形成され、そこに上
記電極が埋設されていることを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記保持手段は、上記ア−ムが上記駆動源
によって駆動されることで上記ア−ムに保持された上記
ワ−クに発生する加速度よりも大きな保持力を有するこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、ワ−クは静電力によ
ってア−ムに保持されるため、真空チャンバ内であって
も保持力を確実に確保することが可能であり、しかも静
電力、つまりワ−クに対する保持力の大きさを所定の範
囲内で設定することが可能である。
【0017】請求項2の発明によれば、静電力を発生す
る保持手段を簡単な構造とすることができる。請求項3
の発明によれば、ワ−クを搬送保持するア−ム自体を保
持手段とすることができる。
【0018】請求項4の発明によれば、保持手段の保持
力をワ−クに発生する加速度よりも大きく設定すること
で、ア−ムを駆動したときに、ワ−クがア−ム上でずれ
動くのを防止できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図3はこの発明の搬送装置A(図1に示す)
が使用される半導体装置の製造装置Bを示し、この製造
装置Bは仕切弁3を介して接続された複数、この実施例
では2つの真空チャンバ1、2を備えている。上記仕切
り弁3を開閉することで、2つのチャンバ1、2を連
通、遮断することができるようになっている。上記チャ
ンバ1、2は真空下での作業が要求される、たとえばエ
ッチングチャンバやCVDチャンバなどである。
【0020】上記チャンバ1、2には排気システムが設
けられている。つまり、2つのチャンバ1、2にはそれ
ぞれ主真空ポンプ5が設けられた主排気管6の一端が接
続されている。この主排気管6には、上記主真空ポンプ
5の上流側にメインバルブ7が設けられ、下流側にサブ
バルブ8が設けられている。
【0021】また、各チャンバ1、2には上記主排気管
6と並列に補助排気管9の一端が接続されている。各補
助配管9にはそれぞれラフバルブ11(粗引きバルブ)
が設けられている。上記主排気管6と補助排気管9との
他端は補助真空ポンプ12に連通している。
【0022】上記排気システムによって2つのチャンバ
1、2は、その内部にパ−テイクルの巻き上げが起こら
ないよう排気される。この排気手順を図4のフロ−チャ
−トを参照しながら説明する。まず、排気操作をスタ−
トさせると、補助真空ポンプ12が作動する。ついで、
サブバルブ8とラフバルブ11とが開放され、主真空ポ
ンプ5内と各チャンバ1、2内が粗引きされて減圧され
る。
【0023】ついで、メインバルブ7が開放され、主排
気管6が全長にわたって同圧にされる。つまり、チャン
バ1、2および主排気管6と補助排気管9が同じ圧力と
なる。
【0024】このようにして全体を減圧したならば、ラ
フバルブ11およびサブバルブ8を閉じ、補助真空ポン
プ12を停止する。ついで、チャンバ1、2内および主
真空ポンプ5に窒素(N2 )を供給し、これらの内部を
パ−ジし、大気圧に戻す。
【0025】つぎに、サブバルブ8を開き、このサブバ
ルブ8の下流側の部分をN2 でパ−ジしたならば、上記
ラフバルブ11を閉じ、主真空ポンプ5と補助真空ポン
プ12とを作動させて本引きを行う。
【0026】このような排気手順であれば、チャンバ
1、2内において、逆流によるパ−テイクルの巻き上げ
を起こさず、上記各チャンバ1、2内を減圧することが
できる。
【0027】上記搬送装置Aは、たとえばワ−クとして
の半導体ウエハUを一方のチャンバ1から他方のチャン
バ2へ受け渡すために用いられるものであって、図1に
示すように箱型状の本体21を有する。この本体21の
上面には支持部22が設けられ、この支持部22には中
実状の第1の軸23を内部に回転自在に挿通支持した中
空状の第2の軸24が回転自在に支持されている。
【0028】上記本体21内には第1の駆動源25と第
2の駆動源26とが設けられている。第1の駆動源25
には第1の駆動プ−リ27が設けられ、この第1の駆動
プ−リ27と上記第1の軸23の下端部に設けられた第
1の従動プ−リ28との間には第1のベルト29が張設
されている。したがって、上記第1の駆動源25が作動
すれば、上記第1の軸23が回転駆動されるようになっ
ている。
【0029】上記第2の駆動源26には第2の駆動プ−
リ31が設けられ、この第2の駆動プ−リ31と上記第
2の軸24の下端部に設けられた第2の従動プ−リ32
との間には第2のベルト33が張設されている。したが
って、第2の駆動源26が作動すれば、上記第2の軸2
4が回転駆動されるようになっている。
【0030】上記第2の軸24の上端には第1のア−ム
34の一端が連結されている。この第1のア−ム34の
他端には連結軸35の中途部が回転自在に支持されてい
る。この連結軸35の下端には連動プ−リ36が取り付
けられている。この連動プ−リ36と上記第2の軸24
の上記支持部22から突出した上端部との間には駆動ワ
イヤ37が張設されている。したがって、上記第2の駆
動源26が作動して第2の軸24が回転駆動されると、
上記駆動ワイヤ37を介して上記連結軸35が回転する
ようになっている。
【0031】上記連結軸35の上端部には第2のア−ム
38の一端部が連結されている。したがって、上記第
1、第2の駆動源25、26が作動させて第1の軸23
と第2の軸24とを回転させれば、上記第1のア−ム3
4および第2のア−ム38も回転するから、これらの回
転角度に応じて上記第2のア−ム38を回転方向および
前後方向に移動させることができるようになっている。
【0032】上記第2のア−ム38の他端部は一端部に
比べて面積が大きくなるようフォ−ク状に形成されてい
て、その部分には保持手段としての静電チャック41が
埋設されている。そして、この第2のア−ム38には、
図1に鎖線で示すワ−クとしての半導体ウエハ42が上
記静電チャック41で発生する静電力によってに保持さ
れる。
【0033】上記静電チャック41は図2に示すように
合成樹脂などによって円盤状に形成された誘電体43を
有する。この誘電体43内には薄いプレ−ト状の内部電
極44が埋設されている。この内部電極44の下面には
導入端子45が設けられ、この導入端子45から上記内
部電極44に給電されるようになっている。それによっ
て、上記誘電体43には静電力が発生するから、その静
電力で上記半導体ウエハ42を吸着保持できるようにな
っている。
【0034】上記静電チャック41の吸着力Fは、 F=S/2・ε・(V/d)2 で求めることができる。なお、ε=ε ・εr である。
【0035】ただし、 S:静電チャックの電極面積、 ε :真空の誘電率、 εr :静電チャックの比誘電率、 V:静電チャックへの印加電圧 d:静電チャックの表面絶縁体の厚さ(図2に示す) である。
【0036】上記半導体ウエハ42を吸着保持した第2
のア−ム38が前後方向および回転方向に駆動される
と、その駆動速度に応じて上記半導体ウエハ42には加
速度が発生する。その際、上記半導体ウエハ42が第2
のア−ム38上でずれ動いたのでは受け渡し精度が低下
することになる。
【0037】そこで、上記静電チャック41の静電力
は、第2のア−ム38の前後方向および回転方向の動き
によって上記半導体ウエハ42に発生する加速度よりも
大きくなるよう設定される。たとえば、内部電極44に
給電される電圧やその大きさによって上記静電チャック
41に発生する静電力を設定することができる。
【0038】上記半導体ウエハ42に発生する加速度
は、つぎのように解析することができる。すなわち、半
導体ウエハ42に発生する加速度は前後方向と回転方向
とに分けられる。
【0039】まず、第2のア−ム38が前後方向の運動
をするときに、半導体ウエハ42がずれることのない、
第2のア−ム38の最大加速度xmax を求める。第2の
ア−ム38上に固定された座標系からみた、半導体ウエ
ハ42の加速度をa、半導体ウエハ42の質量をmとす
ると、半導体ウエハ42の運動方程式(絶対座標系)
は、 m(x−a)=μ・N=μ・m・g …(1)式 となる。上記(1)式は、 m・a=m・x−μ・m・g …(2)式 となる。
【0040】したがって、半導体ウエハ42が第2のア
−ム38上で動かないのは、 m・a=m・x−μ・m・g≦0 …(3)式 すなわち、 x≦μ・g …(4)式 のときである。
【0041】ここで、μ=0.1 、g=9.8 (m/s2
=9.8 ×103 (mm/s2 )とすると、 x=0.1 ×9.8 ×103 =980 (mm/s2 ) となる。
【0042】したがって、上記最大加速度xよりも大き
な吸着力が半導体ウエハ42に作用するよう、第2のア
−ム38に設けられた静電チャック41に静電力を発生
させれば、上記第2のア−ム38が加速度xで前後方向
に移動したときに、上記ウエハ42がずれ動くのを防止
できる。
【0043】つぎに、第2のア−ム38が回転方向の運
動をするときに、半導体ウエハ42がずれることのな
い、第2のア−ム38の最大角加速度θmax を求める。
第2のア−ム38と半導体ウエハ42との相対加速度を
φとすると、半導体ウエハ42の運動方程式は、 I(θ−φ)=μ・m・g・z …(5)式 ただし、zは摩擦力の作用点で、Iは半導体ウエハ42
の断面二次モ−メントである。
【0044】半導体ウエハ42が第2のア−ム38に対
してずれないのは、φ≦0、つまり I・θ−μ・m・g≦0 …(6)式 のときである。
【0045】上記(6)式より、 θ≦μ・m・g・z/I …(7)式 であり、m=ρ・π・D・L、I=(π/32)・ρ・L
・D4 であるから、 θ≦μ・ρ・(π・D2 ・z/4)・g/(π/32)・ρ・φ・D4 =8μ・g・z/D2 …(8)式 のときである。
【0046】ここで、μ=0.1 、g=981 (cm/s2
とすると、z=5(cm)、D=15(cm) とすると、 θ=8×0.1 ×981 ×5 /152 =17.44 (rad/s2 ) となる。
【0047】したがって、最大角加速度θよりも大きな
吸着力が半導体ウエハ42に作用するよう、第2のア−
ム38に設けられた静電チャック41に静電力を発生さ
せれば、上記第2のア−ム38が角加速度zで回転方向
に移動したときに、上記ウエハ42がずれ動くのを防止
できる。
【0048】このような構成の搬送装置Aによれば、第
2のア−ム38に静電チャック41が設けられているか
ら、この静電チャック41で発生する静電力によって半
導体ウエハ42が吸着保持される。そのため、この搬送
装置Aが上述したように減圧されるチャンバ1、2内で
用いられる場合であっても、真空吸着の場合のように十
分な吸着力が確保できなくなるということがない。
【0049】しかも、上記静電チャック41によって半
導体ウエハ42を吸着保持する構成であれば、上記静電
チャック41に印加する電圧を制御するなどして上記半
導体ウエハ42に作用する保持力を調整することができ
る。そのため、上記第2のア−ム38が前後方向や回転
方向に駆動された場合、上記静電チャック41による半
導体ウエハ42の保持力を、上記半導体ウエハ42に発
生する加速度よりも大きくすることで、その半導体ウエ
ハ42が第2のア−ム38上でずれ動くのを防止でき
る。
【0050】なお、この発明は上記一実施例に限定され
ず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であ
る。たとえば、静電チャック41は第2のア−ム38と
別体の構成として上記第2のア−ム38に埋設したが、
第2のア−ム38の一部あるいは全部を誘電体で形成
し、そこに内部電極を埋設する構成としてもよく、その
ような構成とすれば、第2のア−ム38の一部を静電チ
ャック41として利用することができるから、構成を簡
略化することができる。
【0051】また、上記装置では2本のア−ムを設け、
第2のア−ムに静電チャックを設けるようにしたが、ア
−ムの数は1本であってもよく、あるいは3本以上であ
ってもよく、その数はなんら限定されるものでない。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載された
この発明は、駆動源によって駆動されるア−ムに、ワ−
クを静電力によって保持する保持手段を設けるようにし
た。そのため、上記ワ−クを静電力によって確実に保持
することができるばかりか、たとえば減圧されたチャン
バ内で使用するような場合であっても、十分な吸着力を
維持することができ、さらには吸着力を所定の範囲内で
設定することができる。
【0053】請求項2に記載された発明は、上記保持手
段を誘電体およびこれに埋設された電極とで構成したか
ら、この保持手段を簡単な構成とすることができる。請
求項3の発明によれば、ア−ムの一部を誘電体で形成
し、そこに電極を埋設したから、ア−ム自体を保持手段
として利用することができ、経済的である。
【0054】請求項4の発明によれば、保持手段による
保持力を、ア−ムが駆動手段によって駆動されることで
ワ−クに発生する加速度よりも大きく設定するようにし
たから、上記ア−ムを駆動してもワ−クがずれ動くのを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す搬送装置の斜視図。
【図2】同じく静電チャックの一部断面した斜視図。
【図3】同じく上記搬送装置が使用される半導体装置の
製造装置の構成図。
【図4】同じく上記製造装置の排気手順のフロ−チャ−
ト。
【符号の説明】
25…第1の駆動源、26…第2の駆動源、34…第1
のア−ム、36…第2のア−ム、41…静電チャック
(保持手段)、42…半導体ウエハ(ワ−ク)、43…
誘電体、44…電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワ−クを搬送するための搬送装置におい
    て、 駆動源と、 この駆動源によって駆動されるア−ムと、 このア−ムに設けられ上記ワ−クを静電力によって保持
    する保持手段とを具備したことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記保持手段は、誘電体と、この誘電体
    に埋設された電極とからなることを特徴とする請求項1
    記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記ア−ムは少なくともその一部が誘電
    体で形成され、そこに上記電極が埋設されていることを
    特徴とする請求項2記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記保持手段は、上記ア−ムが上記駆動
    源によって駆動されることで上記ア−ムに保持された上
    記ワ−クに発生する加速度よりも大きな保持力を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の搬送装
    置。
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