JP2002048936A - 光伝導ファイバー - Google Patents

光伝導ファイバー

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JP2002048936A
JP2002048936A JP2000236028A JP2000236028A JP2002048936A JP 2002048936 A JP2002048936 A JP 2002048936A JP 2000236028 A JP2000236028 A JP 2000236028A JP 2000236028 A JP2000236028 A JP 2000236028A JP 2002048936 A JP2002048936 A JP 2002048936A
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Japan
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fiber
photoconductive
light
photoconductive fiber
light receiving
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JP2000236028A
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Kimihiro Kasahara
公博 笠原
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Original Assignee
ASSIST JAPAN KK
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Publication date
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  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】捩じれを防止するように構成された光伝導ファ
イバーを提供すること。 【解決手段】投光ファイバー3と受光ファイバー5とを
同一軸心上に配置し、中間位置の少なくとも1か所で分
離する。分離した一方の単体光伝導ファイバー2Aの投
光ファイバー3Aには、先端部が受光ファイバー5Aの
先端部より突出した突出部3aを形成し、他方の単体光
伝導ファイバー2Bの受光ファイバー5Bの基端部に
は、投光ファイバー3Bを内部に引き込んで凹部5bを
形成している。一方の単体光伝導ファイバー2Aの投光
ファイバー3Aの突出部3aを他方の単体光伝導ファイ
バー2Bの受光ファイバー5Bの凹部5aに僅かな隙間
Sを有して連結することによって、光伝導ファイバー1
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、投光ファイバー
と受光ファイバーとが同一軸心上に配設された光伝導フ
ァイバーに関し、また、回動軸を有する構造体における
回動軸を挿通するように構成された光伝導ファイバーに
関し、さらには、基板を搬送するために回動可能に連結
されたアームを有して構成されるロボットに装着され、
基板を検出するため該回動軸を挿通して配線される光伝
導ファイバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェハやガラス等の基板を搬送す
るために設置されたロボットには、カセットに収納され
た基板の有無を検出するセンサが装着されている。この
センサはロボット内を挿通して配線される光伝導ファイ
バーとして形成されている。この光伝導ファイバーは、
投光ファイバーと受光ファイバーとが並列して配置され
投光ファイバーの先端投光部から基板の側面部に光を投
射して、反射された光を受光ファイバーで感知すること
によって、基板の有無を検出していた。
【0003】一方、前記基板は、上下に多段に配置され
た支持部を有するカセット内に収納され、また、カセッ
ト内の基板を順次取り出して搬送するロボットは、カセ
ット内に配置された基板を保持するハンドと、ハンドに
連結され基板をカセット内から直線的に移動させる屈伸
可能なアーム体と、を有して構成されていた。
【0004】ロボット内に配線されている光伝導ファイ
バーは、その一端をロボットの機台内に配置されたセン
サアンプに接続し、各アームを連結する複数の回動軸を
挿通しながら他端をロボットのハンドに支持されて基板
と対向する位置に配置させている。
【0005】しかし、基板を搬送するロボットは、基板
をロボットの周囲に設置された各加工ステージに搬送す
るために、アーム体やハンドを機台に対して回動させる
ことが多いことから、回動軸内を挿通する光伝導ファイ
バーは、回動軸内で捩じれを発生させることとなってい
た。
【0006】そのためにロボット内に配線される従来の
光伝導ファイバーは、捩じれに強いプラスティックファ
イバーで形成されたケーブルが使用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、半導体
ウェハの製造においては、高温環境下や高真空・超高真
空チャンバー内で各種の加工が行なわれることが多く、
ロボットにおいても高温環境下や高真空・超高真空チャ
ンバー内で対応できるように構成しなければならなくな
ってきた。従来から使用されているプラスティックファ
イバーでは耐熱性が低く、またガスを発生させやすいこ
とから、光伝導ファイバーは、耐熱性が高くガスを発生
しないグラスファイバーで形成されたケーブルを使用す
ることが望まれていた。しかし、グラスファイバーは、
捩じれに弱いため、回動の多いロボットでは損傷しやす
いことから使用することができなかった。
【0008】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、グラスファイバーで形成されたケーブルを使用で
きるように、捩じれを発生させずにロボットに装着でき
る光伝導ファイバーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる光伝導
ファイバーでは、上記の課題を解決するために、以下の
ように構成するものである。すなわち、同一軸心上に配
設された投光ファイバーと受光ファイバーとを有する光
伝導ファイバーであって、前記光伝導ファイバーが、中
間位置の少なくとも1か所において二体に分離され、二
体に分離された各単一光伝導ファイバーが、一方の単一
光伝導ファイバーの投光ファイバーと他方の単一光伝導
ファイバーの受光ファイバーとを非接触の状態で連結す
るように構成されていることを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係わる光伝導ファイバー
は、同一軸心上に配設された投光ファイバーと受光ファ
イバーとを有するものであって、前記光伝導ファイバー
が、回動軸内を挿通するとともに、前記回動軸内または
前記回動軸付近において二体に分離され、二体に分離さ
れた各単一光伝導ファイバーが、一方の単一光伝導ファ
イバーの投光ファイバーと他方の単一光伝導ファイバー
の受光ファイバーとを非接触の状態で連結するように構
成されていることを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明に係わる光伝導ファイバー
は、同一軸心上に配設された投光ファイバーと受光ファ
イバーとを有するものであって、前記光伝導ファイバー
は、機台上に配置されて回動軸で連結される少なくとも
2個のアームを有して構成されるロボットに装着される
とともに、前記ロボットで搬送される基板を検出できる
ように前記ロボット内に配線され、前記光伝導ファイバ
ーが、前記回動軸内を挿通するとともに、前記回動軸内
または前記回動軸付近において二体に分離されてそれぞ
れ各アームに装着され、二体に分離された各単一光伝導
ファイバーが、一方の単一光伝導ファイバーの投光ファ
イバーと他方の単一光伝導ファイバーの受光ファイバー
とを非接触の状態で連結するように構成されていること
を特徴とするものである。
【0012】好ましくは、分離されたそれぞれの単一光
伝導ファイバーが、それぞれ対向する位置において、前
記各アームまたは前記機台に、取付部材を介して支持さ
れていればよい。
【0013】
【発明の効果】本発明の光伝導ファイバーは、二体に分
離された各単一光伝導ファイバーが、一方の投光ファイ
バーと他方の受光ファイバーとを非接触の状態で連結し
ていることから、一方の単一光伝導ファイバーが装着さ
れている部材により軸心に対して回動することがあって
も、その回動は他方の単一光伝導ファイバーに伝達され
ず、分離された位置において捩じれを発生させることは
ない。しかも分離された各単一光伝導ファイバーにおけ
る、各投光ファイバー間と各受光ファイバー間との分離
された距離は、一方の投光ファイバーと他方の受光ファ
イバーとが対向する位置において極めて接近させること
ができることから、分離部位においても各投光ファイバ
ー間及び各受光ファイバー間で光の伝達を妨げることな
くそのセンサ能力を低下させるものではない。
【0014】また、本発明の光伝導ファイバーを回動軸
内に挿通して配置させる場合、回動軸で回動する際に発
生する光伝導ファイバーの捩じれは、回動軸内あるいは
回動軸付近で二分割されることによって防止される。つ
まり、一方の単一光伝導ファイバーが回動軸とともに回
動しても、一方の単一光伝導ファイバーの投光ファイバ
ーあるいは受光ファイバーのいずれかが、非接触の状態
で連結されている他方の単一光伝導ファイバーの受光フ
ァイバーあるいは投光ファイバーの周りを回動するだけ
なので、他方の単一光伝導ファイバーは、一方の単一光
伝導ファイバーの回動に伴って回動されることはない。
【0015】さらに、本発明の光伝導ファイバーを、基
板搬送するロボット内に装着する場合、光伝導ファイバ
ーは、ロボットの機台から屈伸可能な複数のアームを挿
通して配線されている。複数のアームは基板を搬送する
ために、光伝導ファイバーとともに回動軸を中心に回動
されることから、光伝導ファイバーの捩じれを発生しや
すい。しかし、この捩じれは、回動軸内あるいは回動軸
付近で二分割されることによって防止される。つまり、
一方の単一光伝導ファイバーがアームの回動により回動
しても、一方の単一光伝導ファイバーの投光ファイバー
あるいは受光ファイバーのいずれかが、非接触の状態で
連結されている他方のアームあるいは機台に支持された
単一光伝導ファイバーの受光ファイバーあるいは投光フ
ァイバーの周りを回動するだけなので、他方の単一光伝
導ファイバーは、一方の単一光伝導ファイバーの回動に
伴って回動されることはない。従って、捩じれに対して
弱いグラスファイバーを使用して高温環境下や高真空チ
ャンバー内に光伝導ファイバーを配置させることが可能
となる。
【0016】また、分離された各単一光伝導ファイバー
が、各アームまたは機台に、取付部材で支持されている
ことから、分離された各単一伝導ファイバーが非接触で
連結されていても、それぞれの単一光伝導ファイバーは
取付部材で固定され、各単一光伝導ファイバー間での受
光・投光を確実に行なうことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。本形態の光伝導ファイバー1は、
図1〜2に示すように、投光ファイバー3と受光ファイ
バー5とを同一軸心上で二重に配置し、中間位置の少な
くとも1か所以上において分離させ、分離された複数の
単一光伝導ファイバー2を遊嵌状態で連結することによ
って構成されている。
【0018】投光ファイバー3と受光ファイバー5と
は、いずれか一方が内側または外側に配置されてもよい
が、実施形態では、投光ファイバー3を内側に配置させ
受光ファイバー5を外側に配置させるものとする。従っ
て、内側に配置された投光ファイバー3は丸棒状に形成
され、外側に配置された受光ファイバー5は円筒状に形
成される。そして、いずれも可撓性を有して形成されて
いる。また、この投光ファイバー3と受光ファイバー5
とは、グラスファイバーで形成されることが、高温環境
下や高真空チャンバー内で使用ために好適であるが、も
ちろんプラスティックファイバー、または光伝導ファイ
バーとしてのその他の適宜な材質のファイバーで形成さ
れていてもよい。
【0019】分離位置においては、一方の単一光伝導フ
ァイバー2Aの投光ファイバー3Aが、受光ファイバー
5Aの端面より突出して形成され、他方の単一光伝導フ
ァイバー2Bの投光ファイバー3Bは、一方の投光ファ
イバー3Aと対向する面において他方の受光ファイバー
5Bの端面より内部に引き込まれている。そして、一方
の投光ファイバー3Aの突出部3aが、他方の受光ファ
イバー5Bの凹部5aに僅かな隙間Sを有して嵌入する
(遊嵌)ことにより、両単一光伝導ファイバー2A、2
Bが回動可能に連結されることとなる。この際、投光フ
ァイバー3Aの突出部3aと受光ファイバー5Bの凹部
5aとが遊嵌状態、つまり非接触で連結されていること
によって、投光ファイバー3Aと受光ファイバー5Bと
の擦れ合うことがないことから、発塵や損傷を防止する
ことができる。
【0020】従って、分離位置においては、一方の単一
光伝導ファイバー2Aが軸心に沿って回動しても、他方
の単一光伝導ファイバー2Bは、投光ファイバー3Aの
突出部3aと遊嵌状態で連結している受光ファイバー5
Bの凹部5aが突出部3aの回りを回動するだけのこと
から、一方の単一光伝導ファイバー2Aの回動を他方の
単一光伝導ファイバー2Bに伝達することがない。
【0021】なお、各単一光伝導ファイバーの突出部と
凹部を逆にして連結してもよい。つまり、単一光伝導フ
ァイバー2B側の投光ファイバー3Bを突出させて、単
一光伝導ファイバー2A側の受光ファイバー5Aに形成
する凹部に僅かな隙間を有して嵌入させてもよい。
【0022】そして、各単一光伝導ファイバー2(2
A、2B)の対向する端部には、被装着部材に装着する
ための取付フランジ7(7A、7B)がそれぞれの受光
ファイバー5A、5Bの外周面に装着するように配置さ
れている。
【0023】なお、分離位置における各単一光伝導ファ
イバー2A、2B間の隙間(投光ファイバー3A、3B
間及び受光ファイバー5A、5B間の隙間)は、投光フ
ァイバー3または受光ファイバー5内を伝導する光が各
単一光伝導ファイバー2A、2B間で投光及び受光でき
る範囲で形成される。従って、光伝導ファイバー1はそ
のセンサ能力を低下させることはない。
【0024】次に、図3に示すように、上記の光伝導フ
ァイバー1を、基板搬送用ロボットに装着させた場合の
説明をする。ロボットは、基板を図示しない収納ステー
ジから加工ステージに搬送するように構成されて、機台
上を旋回可能に配置されるハンドを有して構成されるも
のであれば、本形態の光伝導ファイバー1を好適に装着
することができる。
【0025】図3に示すロボット10は、半導体のウェ
ハ等の基板Wを搬送するのに好適に使用されているロボ
ットの一形態を示すものであり、機台11と、機台11
に対して回動軸13を介して回動可能に配置される第1
アーム12と、第1アーム12の先端で第1アーム12
に対して回動軸15を介して回動可能に配置される第2
アーム14と、第2アーム14の先端で第2アーム12
に対して回動軸17を介して回動可能に配置される第3
アームとしてのハンド16と、を有して構成されてい
る。
【0026】第1アーム12は、機台11内に配置され
た第1モータ21により回動駆動され、第1アーム12
内には、機台11内に配置された第2モータ22で回動
駆動されるプーリ23が配置されている。プーリ23に
はベルト25が巻装され、ベルト25は、さらに第2ア
ーム14と回動軸15を介して連結された小プーリ24
に巻装されてプーリ23の回動を第2アーム14に伝達
している。
【0027】第2アーム14内には、第1アーム12に
支持されたプーリ26が配置され、プーリ26にはベル
ト28が巻装され、ベルト28は、さらにハンド16と
回動軸17を介して連結された大プーリ27に巻装され
てプーリ26の回動をハンド16伝達している。
【0028】光伝導ファイバー1は、一端が、機台11
内に配置されたセンサアンプ9に接続され、第1アーム
12の回動軸13、第2アーム14の回動軸15、ハン
ド16の回動軸17を挿通して、他端が、ハンド16に
保持された基板Wに対向する位置にハンド16上に支持
される。
【0029】この際、光伝導ファイバー1は、各回動軸
内を通過した位置でそれぞれ分離されて単一光伝導部材
2として各アーム内に配置される。回動軸13内を挿通
するプーリ軸23a内を挿通した第1の単一光伝導ファ
イバー2Aは、先端部をプーリ23に取付フランジ7A
を介して支持され、第1アーム12に基端部を取付フラ
ンジ7Bを介して支持される第2の単一光伝導ファイバ
ー2Bと対向して配置される。分離された位置において
は、第1の単一光伝導ファイバー2Aにおける突出した
投光ファイバー3Aの突出部3aが、第2の単一光伝導
ファイバー2Bにおける受光ファイバー5Bの凹部5a
に僅かな隙間Sを有して嵌入されて、それぞれ非接触状
態で連結されている。
【0030】第2の単一光伝導ファイバー2Bの先端部
は、第1アーム12からプーリ26を挿通して、先端部
をプーリ26に取付フランジ7Bを介して支持するよう
に配置され、基端部を第2アーム14に取付フランジ7
Cを介して支持される第3の単一光伝導ファイバー2C
と対向して配置される。分離された位置においては、第
2の単一光伝導ファイバー2Bにおける突出した投光フ
ァイバー3Bの突出部3aが、第3の単一光伝導ファイ
バー2Cにおける受光ファイバー5Cの凹部5aに僅か
な隙間Sを有して嵌入されて、それぞれ非接触状態で連
結されている。
【0031】第3の単一光伝導ファイバー2Cの先端部
は、第2アーム14からプーリ支持軸29を挿通して、
先端部をプーリ支持軸29に取付フランジ7Cを介して
支持するように配置され、基端部をハンド16に取付フ
ランジ7Dを介して支持される第4の単一光伝導ファイ
バー2Dと対向して配置される。分離された位置におい
ては、第3の単一光伝導ファイバー2Cにおける突出し
た投光ファイバー3Cの突出部3aが、第4の単一光伝
導ファイバー2Dにおける受光ファイバー5Dの凹部5
aに僅かな隙間Sを有して嵌入されて、それぞれ非接触
状態で連結されている。
【0032】そして、第4単一光伝導ファイバー2Dの
他端は、ハンド16上におけるワークWと対向する位置
に取付フランジ7Dを介して支持される。
【0033】上記のように構成されたロボット10は、
基板Wを図示しないカセットステージから取り出して、
基板Wを直線的に移動させるために、第1アーム12は
機台11に対して回動軸13と共に回動し、第2アーム
14は第1アーム12に対して回動軸15と共に回動
し、ハンド16は第2アーム14に対して回動軸17と
共に回動することとなる。
【0034】この際、第1のモータ21の駆動で第1ア
ーム12が機台11に対して回動すると、第2の単一光
伝導ファイバー2Bの受光ファイバー5Bが、第1アー
ム12と共に第1の単一光伝導ファイバー2Aの投光フ
ァイバー3Aの突出部3aの回りを回動する。
【0035】一方、プーリ23は第2のモータ22によ
って回動してベルト25、小プーリ24を介して第2ア
ーム14を第1アーム12に対して回動させる。プーリ
23の回動と共に第1の単一光伝導ファイバー2Aも第
2の単一光伝導ファイバー2Bに対して回動することと
なるが、第2の単一光伝導ファイバー2Bの受光ファイ
バー5Bが、遊嵌した状態で支持されている第1の単一
光伝導ファイバー2Aの投光ファイバー3Aの突出部3
aの回りを回動することから、第2の単一光伝導ファイ
バー2Bにはその回動を伝達しない。従って、第1の単
一光伝導ファイバー2Aと第2の単一伝導ファイバー2
Bとの間には捩じれが生じない。
【0036】同様に、第2の単一光伝導ファイバー2B
と第3の単一光伝導ファイバー2C、第3の単一光伝導
ファイバー2Cと第4の単一光伝導ファイバー2Dとの
間にも捩じれは生じないこととなる。
【0037】そして、センサアンプ9から第1の単一光
伝導ファイバー2A、第2の単一光伝導ファイバー2
B、第3の単一光伝導ファイバー2C、第4の単一光伝
導ファイバー2Dの各投光ファイバー3を通って投射さ
れた光は、投射された位置にワークWが存在すれば、そ
の光は反射されて受光ファイバー5で感知することがで
き、第4の単一光伝導ファイバー2D、第3の単一光伝
導ファイバー2C、第2の単一光伝導ファイバー2B、
第1の単一光伝導ファイバー2Aを通ってセンサアンプ
9に伝達され、図示しない制御装置にその信号が送られ
る。
【0038】なお、分離された各位置において、各単一
光伝導ファイバー2間の隙間の寸法が、投光・受光に影
響のないように設定されていることから、センサアンプ
9と第4の単一光伝導ファイバー2Dの先端との間の光
の伝導はスムーズに行なわれる。
【0039】上記のように、本形態の光伝導ファイバー
1は、中間位置の少なくとも1か所に、二体に分離され
た各単一光伝導ファイバー2が、一方の投光ファイバー
3と他方の受光ファイバー5とを遊嵌した状態で連結し
ていることから、一方の単一光伝導ファイバー2が装着
されている部材により軸心に対して回動することがあっ
ても、その回動は遊嵌した状態で支持されている他方の
単一光伝導ファイバー2に伝達されず分離された位置に
おいて捩じられることはない。しかも分離された各単一
光伝導ファイバー2における、各投光ファイバー3間と
各受光ファイバー5間との分離された距離は、一方の投
光ファイバー3と他方の受光ファイバー5とが対向する
位置において極めて接近させることができることから、
分離部位においても各投光ファイバー3間と各受光ファ
イバー5間との光の伝達を妨げることなくそのセンサ能
力を低下させるものではない。
【0040】また、光伝導ファイバー1を回動軸内に挿
通して配置させる場合、回動軸で回動する際に発生する
光伝導ファイバー1の捩じれは、回動軸内あるいは回動
軸付近で二分割されることによって防止される。つま
り、一方の単一光伝導ファイバー2が回動軸とともに回
動しても、一方の単一光伝導ファイバー2の投光ファイ
バー3あるいは受光ファイバー5のいずれかが、遊嵌し
た状態で支持されている他方の単一光伝導ファイバー2
の受光ファイバー3あるいは投光ファイバー5の周りを
回動するだけなので、他方の単一光伝導ファイバー2
は、一方の単一光伝導ファイバー2の回動に伴って回動
されることはない。
【0041】さらに、この光伝導ファイバー1を、基板
搬送するロボット10内に装着する場合、光伝導ファイ
バー1は、ロボット10の機台11から屈伸可能な第1
アーム12、第2アーム14、ハンド16を挿通して配
線されている。第1アーム12、第2アーム14、ハン
ド16は基板Wを搬送するために、光伝導ファイバー1
とともにそれぞれ回動軸を中心に回動されることから、
光伝導ファイバー1に捩じれを発生させやすい。しか
し、この捩じれは、回動軸内あるいは回動軸付近で二分
割されることによって防止される。つまり、一方の単一
光伝導ファイバー2が一方のアーム(第1アーム12、
第2アーム14、ハンド16)の回動により回動して
も、一方の単一光伝導ファイバー2の投光ファイバー3
あるいは受光ファイバー5のいずれかが、遊嵌した状態
で支持されている他方のアーム(第1アーム12、第2
アーム14、ハンド16)あるいは機台1に支持された
単一光伝導ファイバー2の受光ファイバー5あるいは投
光ファイバー3の周りを回動するだけなので、他方の単
一光伝導ファイバー2は、一方の単一光伝導ファイバー
2の回動に伴って回動されることはない。従って、捩じ
れに対して弱いグラスファーバーを使用して高温環境下
や高真空チャンバー内に光伝導ファイバーを配置させる
ことが可能となる。
【0042】また、分離された各単一光伝導ファイバ2
ーが、上記各アームまたは機台11に、取付フランジ7
で支持されていることから、分離された各単一伝導ファ
イバー2が非接触で連結されていても、それぞれの単一
光伝導ファイバー2は取付フランジ7で固定され、各単
一光伝導ファイバー2間での受光・投光を確実に行なう
ことができる。
【0043】なお、上記の光伝導ファイバーは、基板を
搬送するロボット以外の装置においても、捩じれを発生
するように装着されているものであれば、他の装置に装
着しても十分にその効果を達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態による分離された光伝導ファイ
バーを示す要部断面図である
【図2】同要部斜視図である。
【図3】図1における光伝導ファイバーをロボットに装
着した状態を示す簡略断面図である。
【符号の説明】
1…光伝導ファイバー 2…単一光伝導ファイバー 3…投光ファイバー 5…受光ファイバー 7…取付フランジ 10…ロボット 11…機台 12…第1アーム 13…回動軸 14…第2アーム 15…回動軸 16…ハンド 17…回動軸 W…基板 S…隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA04 BA33 CA06 DA04 DA06 4E352 AA08 AA11 BB12 BB19 CC04 DD04 DR03 DR25 DR40 GG02 GG20 5F031 CA02 FA01 FA07 GA02 GA36 GA43 GA47 JA02 JA06 JA22 LA13 PA11 PA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一軸心上に配設された投光ファイバー
    と受光ファイバーとを有する光伝導ファイバーであっ
    て、 前記光伝導ファイバーが、中間位置の少なくとも1か所
    において二体に分離され、二体に分離された各単一光伝
    導ファイバーが、一方の単一光伝導ファイバーの投光フ
    ァイバーと他方の単一光伝導ファイバーの受光ファイバ
    ーとを非接触の状態で連結するように構成されているこ
    とを特徴とする光伝導ファイバー。
  2. 【請求項2】 同一軸心上に配設された投光ファイバー
    と受光ファイバーとを有する光伝導ファイバーであっ
    て、 前記光伝導ファイバーが、回動軸内を挿通するととも
    に、前記回動軸内または前記回動軸付近において二体に
    分離され、二体に分離された各単一光伝導ファイバー
    が、一方の単一光伝導ファイバーの投光ファイバーと他
    方の単一光伝導ファイバーの受光ファイバーとを非接触
    の状態で連結するように構成されていることを特徴とす
    る光伝導ファイバー。
  3. 【請求項3】 同一軸心上に配設された投光ファイバー
    と受光ファイバーとを有する光伝導ファイバーであっ
    て、 前記光伝導ファイバーは、機台上に配置されて回動軸で
    連結される少なくとも2個のアームを有して構成される
    ロボットに装着されるとともに、前記ロボットで搬送さ
    れる基板を検出できるように前記ロボット内に配線さ
    れ、 前記光伝導ファイバーが、前記回動軸内を挿通するとと
    もに、前記回動軸内または前記回動軸付近において二体
    に分離されてそれぞれ各アームに装着され、二体に分離
    された各単一光伝導ファイバーが、一方の単一光伝導フ
    ァイバーの投光ファイバーと他方の単一光伝導ファイバ
    ーの受光ファイバーとを非接触の状態で連結するように
    構成されていることを特徴とする光伝導ファイバー。
  4. 【請求項4】 分離されたそれぞれの単一光伝導ファイ
    バーは、それぞれ対向する位置において、前記各アーム
    または前記機台に、取付部材を介して支持されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の光伝導ファイバー。
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