JPH11265924A - 薄型基板搬送多関節ロボット - Google Patents

薄型基板搬送多関節ロボット

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JPH11265924A
JPH11265924A JP6895898A JP6895898A JPH11265924A JP H11265924 A JPH11265924 A JP H11265924A JP 6895898 A JP6895898 A JP 6895898A JP 6895898 A JP6895898 A JP 6895898A JP H11265924 A JPH11265924 A JP H11265924A
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JP
Japan
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horizontal
hand
swing arm
arm group
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Application number
JP6895898A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kimata
一夫 木全
Katsuhiko Kato
克彦 加藤
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Asyst Japan Inc
Original Assignee
Asyst Japan Inc
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームの旋回半径を小さくするとともにZ軸
移動及びY軸移動装置を簡略化してコンパクトなロボッ
トを提供すること。 【解決手段】 ロボット1は機台2に回動可能に支持さ
れ垂直方向に旋回可能な垂直旋回アーム体3と、垂直旋
回アーム体3の後端部に回動可能に支持され水平方向に
旋回可能な水平旋回アーム体4とを有し、水平旋回アー
ム体4の後端にハンド部7が水平方向に旋回可能に取り
付けられている。垂直旋回アーム体3は第1垂直旋回ア
ーム31と第2垂直旋回アーム32とを有し、水平旋回
アーム体4は移動機台41と移動機台41上に水平方向
に旋回される2列のアーム体50A・50Bが配置され
ている。それぞれのアーム体50A・50B上にはハン
ド部7のハンド71A・71Bが取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウェハやガラス
基板等の薄型基板を搬送するロボットに関し、さらに、
ロボットの機台を移動することなくハンドの長ストロー
クを可能とする薄型基板搬送多関節ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にシリコンウェハやガラス基板等の
薄型ワークは半導体のチップとして使用されクリーンル
ーム内で処理されたり搬送されたりする。そのため、薄
型ワークを搬送するロボットもクリーンルーム内に設置
され、水平方向に旋回可能なアーム体を有して薄型ワー
クを所定の位置から処理される位置に搬送するように構
成されていた。従来、薄型ワークの搬送ロボットは、ク
リーンルーム内に配置され薄型ワークを支持するハンド
部と前記ハンド部を回動あるいは昇降する駆動部とを有
し、駆動部が機台内に配設されるように構成されてい
た。図14に示す搬送ロボット110は、一般的によく
知られていて、機台111と機台111に対して回動ま
たは昇降するとともに屈伸可能なアーム体112とアー
ム体112の先端でアーム体112に対して回動可能な
ハンド113とを有している。前記アーム体112は2
個のアームからなり、機台111内に配置された図示し
ないモータで機台111に対して回動される第1アーム
114と、第1アーム114に隣接された別の第2アー
ム115とが図示しないプーリ・ベルトで駆動伝達さ
れ、駆動伝達されることによって第2アーム115が第
1アーム114に対して回動する。このアーム体112
とハンド113を有するロボット110は、図示しない
カセット内に収納されている薄型ワークを吸着し直線的
に移動することによって、薄型ワークをカセットの両端
に接触させないで取り出したり取り込んだりすることが
可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の搬送ロ
ボットはアーム2個の屈伸によりハンドの直線移動を行
なうように構成されているため、ハンドの移動位置が制
限されていた。そのため、ワークの処理加工が数多くあ
る場合、または一工程内でワークを遠距離まで移動する
場合には、ロボットの下方にレールを設置しロボット自
体をレールに沿って移動するようにしていた。しかしロ
ボット自体を移動することは、大きなスペースを必要と
するばかりでなく設備費用も増大する。この課題を解決
するためにアームの数を増やすとともに、それぞれの旋
回部の一部にモータを取り付け、アームの移動軌跡の自
由度を高めることによってハンドの長ストロークを確保
し、ロボット自体の移動をなくすような改良を試みてい
る。
【0004】しかし、アーム体の移動が水平方向に行な
われることは、その旋回半径を大きくしロボットとカセ
ット間あるいは加工工程ステージ間との距離を大きく設
定しなければならず、装置の大型化に繋がっていた。さ
らにアーム体(またはハンド)のZ軸(上下方向)の移
動はモータやボールねじ、またプーリ・ベルト等により
駆動されていたので装置が複雑になるとともに塵埃の発
生の原因にもなっていた。
【0005】この発明は、上述の課題を解決するもので
あり、第1の目的は、ロボット自体の移動をなくしてハ
ンドを長ストロークで移動させるとともにアームの旋回
半径を小さくして全体装置をコンパクトに構成すること
であり、第2の目的は単独で構成されるZ軸駆動装置を
なくして塵埃の発生を極めて少なくできるロボットを構
成することであり、そしてそのために改良された薄型基
板搬送多関節ロボットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかわる薄型
基板搬送多関節ロボットでは、上記の課題を解決するた
めに以下のように構成するものである。すなわち、薄型
基板を支持して次工程に搬送可能に構成される薄型基板
搬送多関節ロボットであって、水平方向に旋回可能な水
平旋回アーム群と、垂直方向に旋回可能な垂直旋回アー
ム群とを有し、前記水平旋回アーム群の先端部に薄型基
板を支持するハンドが配置され、前記垂直旋回アーム群
が機台に支持されるとともに前記水平旋回アーム群と回
動可能に連結されることを特徴とするものである。
【0007】またこの薄型基板搬送多関節ロボットは、
薄型基板を支持して次工程に搬送可能に構成されるもの
であり、水平方向に旋回可能な水平旋回アーム群と、垂
直方向に旋回可能な垂直旋回アーム群とを有し、前記水
平旋回アーム群の先端部に薄型基板を支持するハンドが
配置され、前記垂直旋回アーム群が機台に支持されると
ともに前記水平旋回アーム群と回動可能に連結され前記
垂直旋回アーム群が、垂直方向に旋回する複数の垂直旋
回アームを有し、前記垂直旋回アームの1個の一端が、
前記機台に水平方向に回動可能に配設された軸に固着さ
れるとともに、前記軸に、前記機台に支持された駆動装
置が接続され、前記水平旋回アーム群が、水平方向に旋
回する複数の水平旋回アームと、前記水平旋回アームの
駆動部を備える移動機台を有し、前記移動機台が前記垂
直旋回アーム群に軸支されるとともに前記垂直旋回アー
ム群に支持された駆動装置により駆動されることを特徴
とするものである。
【0008】また好ましくは、前記ハンドが前記機台上
に配置される作動始めの位置において、前記垂直旋回ア
ーム群の機台に支持される側の垂直旋回アームが、前記
機台に対して略水平方向に配置されることを特徴とする
ものであればよい。
【0009】さらに、前記ハンドが前記機台上に配置さ
れる作動始めの位置において、前記垂直旋回アーム群の
機台に支持される側の垂直旋回アームが、前記機台に対
して略垂直方向に配置されることを特徴とするものであ
ってもよい。
【0010】また、前記ハンドに薄型基板の有無センサ
が配設され、カセットに収納されている薄型基板の収納
状態に合わせて前記ハンドを傾斜可能に制御することを
特徴とするものであればなお好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0012】本形態の薄型基板搬送多関節ロボット(以
下ロボットという)1は、図1の斜視図及び図2の正面
図に示すように、機台2と、機台2に一端が軸支された
垂直旋回アーム体3と、垂直旋回アーム体3の先端部に
回動可能に支持された水平旋回アーム体4と、水平旋回
アーム体4に一端が軸支されたハンド部7と、を有して
構成されている。
【0013】機台2は矩形の下プレート21上に2個の
支持板22が隙間を有するように立設され、2個の支持
板22を水平方向に貫通するように第1軸23が支持板
22に回動可能に支持されている。第1軸23の一端に
は第1モータ24が減速機を介して接続され、第1モー
タ24は一方の支持板22に取り付けられている。
【0014】垂直旋回アーム体3は、中空状に形成され
た第1垂直旋回アーム31・第2垂直旋回アーム32か
らなり、第1垂直旋回アーム31の前端(図2における
右端側)が前述の機台2の2個の支持板22間に挿通さ
れるとともに、図3に示すように、第1軸23に固着さ
れて支持板22に対して垂直方向に回動するように配置
されている。そのため、第1垂直旋回アーム31は第1
モータ24の作動により回転される。第2垂直旋回アー
ム32は、図2に示すように、前端が第1垂直旋回アー
ム31の後端(図2における左端側)に連結され、後端
が後述の水平旋回アーム体4の下部に配置される移動機
台41に連結される。第1垂直旋回アーム31の後端に
は、図4に示すように、第1垂直旋回アーム31の側面
部に取り付けられた第2モータ33に減速機を介して接
続される第2軸34が、第1垂直旋回アーム31に軸受
けを介して枢着可能に支持され、第2軸34は第1垂直
旋回アーム31を貫通して第2垂直旋回アーム32の側
面部まで延設され、第2垂直旋回アーム32の側面部で
固着される。第2垂直旋回アーム32の後端に、図5に
示すように、第2垂直旋回アーム32の側面に取り付け
られた第3モータ35に減速機を介して接続された第3
軸36が軸受けを介して枢着可能に支持され、第3軸3
6は第2垂直アーム32を貫通して移動機台41の内部
で移動機台に41固着される。したがって、第2垂直旋
回アーム32は第2モータ34により垂直方向に旋回さ
れ、移動機台41(水平旋回アーム体4)は第3モータ
36により回動される。
【0015】水平旋回アーム体4は、図2及び図6に示
すように、本形態においては2列アーム体50を構成
し、下部に移動機台41を有している。移動機台41は
中空状に形成された本体部41aと、本体部41aの下
方に形成される断面U字形の取り付け部41bとを有
し、本体部41a内には2列アーム体50の駆動部が配
置され、取り付け部41bが前述の第2垂直旋回アーム
32に支持されている。また、移動機台41内には、2
列アーム体50を移動機台41に対して回動するための
支持ボックス43が本体部41aに軸受44を介して回
動可能に支持され、支持ボックス43は移動機台41の
本体部41aに固着支持された回動用モータ45に接続
されている。
【0016】移動機台41の上方に2列アーム体50を
支持する中空状のベース51が配置され、前述の支持ボ
ックス43がベース51に固着されてベース51が支持
ボックス43と共に回動可能に形成される。さらにベー
ス51内にはそれぞれのアーム体50A・50Bを駆動
するためのハンド移動モータ52A・52Bが配置され
ている。図6に示す断面図は一方のアーム体50Aを示
すものであり、他方のアーム体50Bも同様の構成をし
ている。アーム体50Aは第1水平旋回アーム53Aと
第2水平旋回アーム54Aとを有しその節点で回動可能
に構成されるとともに、第2水平旋回アーム54Aの上
方に、第2水平旋回アーム54に対して回動可能にハン
ド部7のハンド71Aが配置されている。なお、他方の
アーム体50Bの上方に取り付けられるハンド71B
は、ハンド71Aに吸着されたウェハWが移動する際
に、ハンド71Bに干渉しないようにハンド71Aより
上方に位置するように形成されている。
【0017】第1水平旋回アーム53Aは中空状に形成
されるとともに、前端にハンド移動モータ52Aから減
速機を介して接続された第4軸55Aに、共に回動する
ように固着され、第1水平旋回アーム53A内におい
て、第4軸55Aの回りに第1プーリ56Aが第1水平
旋回アーム53Aに回動可能に支持されている。第1水
平旋回アーム53Aの後端に、第1水平旋回アーム53
Aに固着支持されるように第5軸57Aが立設され、第
5軸57Aは第1水平旋回アーム53Aを貫通して第2
水平旋回アーム54Aの前端内部まで延設されている。
第1水平旋回アーム53A内において第5軸57Aの回
りには第2プーリ58Aが第2水平旋回アーム54Aの
壁部に固着するように配置され、第1プーリ56Aと第
2プーリ57Aとの間にベルト59Aが巻回される。そ
して、第2水平旋回アーム54Aは第2プーリ57Aと
ともに第1水平旋回アーム53Aに対して回動する。第
5軸57Aの第2水平旋回アーム54A内において、第
5軸57Aの回りに第3プーリ60Aが固着され、第2
水平旋回アーム54A後端に回動可能に支持された第4
プーリ61Aにベルト62Aを巻回して配置されてい
る。第4プーリ61Aはその上部で第2水平旋回アーム
54Aの上方に配置されるハンド71Aに固着され、ハ
ンド71Aは第4プーリ61Aと共に第2水平旋回アー
ム54Aに対して回動することになる。
【0018】ハンド部7は前述のようにアーム体50A
の上方に配置されるハンド71Aとアーム体50Bの上
方に配置されるハンド71Bとを有し、図7に示すよう
に、それぞれのハンド(71A・71B)は第4プーリ
(61A・61B)に連結される元部(72A・72
B)と吸着部(73A・73B)からなり、吸着部(7
3A・73B)はいずれもウェハを吸着するための吸着
孔(73A・73B)が複数個形成され、吸着孔(74
A・74B)から図示しない配管部材を介して真空装置
(図示せず)に接続される。また、元部(72A・72
B)にはウェハ検知センサ(75A・75B)が光線を
吸着部(73A・73B)に向けるように取り付けられ
ている。ウェハ検知センサ(75A・75B)は図示し
ないカセットを正面にした時に、ハンド(71Aまたは
71B)を上下動させ、カセットに収納されたウェハの
端面の2か所をセンシングすることによりウェハの有り
無し及びウェハの収納状態を検知する。
【0019】なお、本形態では水平旋回アーム体4は2
列アーム体50を採用しているが、もちろん1列アーム
体に構成してもよい。
【0020】上記のように構成されたロボット1は、図
8に示すように、移動機台41が機台2の直上に配置さ
れる第1の位置(作動始めの位置)P1においては、第
1垂直旋回アーム31は機台2に対して略水平方向に位
置している。この形態のロボット1においては、第1垂
直旋回アーム31の長さは、機台2の配置されている床
面から第1軸23の中心位置までの長さより長く、第1
垂直旋回アーム31の旋回は上方に向かって行なわれる
とともに加工ステージに沿って順次移動する場合は、図
9の簡略図に示すように、第1垂直旋回アーム31と第
2垂直旋回アーム32との節点つまり第2軸34の軌跡
は、第1垂直旋回アーム31の旋回中心つまり機台2に
配置される第1軸23に対して上方を旋回することにな
る。
【0021】移動機台41は第1の位置P1から第1モ
ータ24、第2モータ33により、第1垂直旋回アーム
31が機台2に対して時計方向に旋回し、第2垂直旋回
アーム32が第1垂直旋回アーム31に対して反時計方
向に旋回してハンド部7が図示しない加工前カセットの
正面に対向する第2の位置P2に移動する。この際、移
動機台41は第3モータ35によりその上面(つまりそ
れぞれのハンド71の上面)を水平面を維持するように
第2垂直旋回アーム32に対して回動する。
【0022】次に、加工前カセットに収納されたウェハ
Wの有り無しを検知するために、第1モータ24・第2
モータ33を再び作動させ、第1垂直旋回アーム31と
第2垂直旋回アーム32を旋回させて、移動機台41を
加工前カセットに収納された最上段のウェハWの位置P
2から最下段のウェハの位置P3に達するように往復移
動させる。そしてウェハWの有りを確認したロボット1
は一方のハンド71Aを前進させるためにハンド移動モ
ータ52Aを作動させ、第1水平旋回アーム53A・第
2水平旋回アーム54Aを旋回させてハンド71Aを加
工前カセットに向かって直進的に移動させウェハWを吸
着して元の位置に戻る ウェハWをハンド71Aで吸着したロボット1は、次に
ウェハWを加工処理するために、加工前カセットとロボ
ット1を挟んで対向する位置に配置された複数の加工ス
テージの内、第1の加工ステージの正面にハンド71A
を移動させる。そして、ウェハWを第1の加工ステージ
に装着した後、ロボット1は再びハンド部を加工前カセ
ットの正面に移動させ次のウェハWをいずれかのハンド
で吸着させて第1の加工ステージの正面に移動させ待機
する。第1の加工ステージで加工処理が終了すれば、ウ
ェハWを吸着していないハンドを第1の加工ステージに
移動させウェハWを取り出した後、ウェハWを吸着して
いるハンドを第1の加工ステージに移動させ次のウェハ
Wを加工ステージに装着する。加工処理が終了したウェ
ハが第2の加工ステージあるいは加工済カセットに移動
されると、ロボットはハンドを加工前カセットの正面に
移動させ、ウェハWを吸着した後再び第1の加工ステー
ジの正面で待機する。そして、この動作を繰り返すこと
になる。
【0023】このように、移動機台41のZ軸移動(上
下移動)及びY軸移動(カセットまたは加工ステージの
正面までの移動)は垂直旋回アーム体3の旋回により行
なわれ、X軸移動(ハンドの伸縮移動)は水平旋回アー
ム体4の旋回により行なわれる。そのため、従来のロボ
ットのようにZ軸駆動するモータ及びボールねじやベル
ト・プーリを削除することができ機台を簡略化すること
ができる。
【0024】なお、加工前カセットに収納されているウ
ェハWが水平方向に対して傾いて配置されている場合に
は、ウェハWの傾きに合わせるように第3モータ35を
作動させて移動機台41を第2垂直旋回アーム32に対
して回転させ、ハンドを傾けたまま取り出すことが可能
であり、さらに、ハンドを反転させてウェハWをハンド
の下方に吸着させることも可能になる。
【0025】図10に示すロボット81は第2の形態を
示すものであり、前述の形態と同様に機台82に軸支さ
れて垂直旋回アーム体83と垂直旋回アーム体83の上
方に水平旋回アーム体84とハンド部92が配置されて
いる。この形態のロボット81は、図11に示すよう
に、前述のロボット1に対して、機台82が筐体に形成
され機台82内に垂直旋回アーム体82の第1垂直旋回
アーム85を回動する第1モータ87が収納されること
と、第2垂直旋回アーム86の後端部が筐体に形成され
た移動機台91の側面部に回動可能に連結されているこ
とが異なる。さらに、第2モータ88の取付位置が、前
述の形態のロボット1における第1垂直旋回アーム31
側に配置されるのに対して、ロボット81では第2垂直
旋回アーム86側に取り付けられる。そのため、第2モ
ータ88の軸に接続された第2軸88aは第1垂直旋回
アーム85に固着され第2モータ88の外ケース88b
が第2垂直旋回アーム86に固着されて、第2モータ8
8の作動により固定された第2軸88aに対して第2モ
ータ88の外ケース88bが第2垂直旋回アーム86と
共に回転することになる。
【0026】水平旋回アーム体84の2列アーム体及び
ハンドの構成はロボット1と同様である。
【0027】上記のように構成されたロボット81にお
いては、移動機台91が機台の直上に配置された第1の
位置P1にある時、第1垂直旋回アーム85と第2垂直
旋回アーム86はいずれも機台82に対して垂直方向に
垂下されるように構成される。そして、この形態のロボ
ット81においては、第1垂直旋回アーム85の長さ
は、機台82の配置されている床面から第1軸87aの
中心位置までの長さより短く、加工ステージに沿って順
次移動する場合は、図12の簡略図に示すように、第1
垂直旋回アーム85第2垂直旋回アーム86との節点つ
まり第2軸88aの軌跡は、第1垂直旋回アーム85の
旋回中心つまり機台82に配置される第1軸87aに対
して下方を、第1垂直旋回アーム85と第2垂直旋回ア
ーム86とを折れ畳むように旋回することになる。
【0028】また、図13に示される第3の形態のロボ
ット101は、ロボット82の機台82及び移動機台9
1とを有し、第1垂直旋回アーム31と第2垂直旋回ア
ーム32が始めの位置において、ロボット1と同様に略
水平方向に配置され、移動機台91は図9に示すような
動作を行なう。
【0029】従って、第1の形態のロボット1と第3の
形態のロボット101は、第1垂直旋回アーム31の始
点より上方で第1垂直旋回アーム31と第2垂直旋回ア
ーム32の節点が旋回するのでアームの全長範囲内では
Z軸高さ位置の動作範囲の制限がなく、また、第2の形
態のロボット81では、移動機台の直線軌跡を描きやす
く制御を簡単にすることができる。また、いずれの形態
のロボットにおいても、Y軸の移動(移動機台の移動)
は垂直旋回アーム体により機台上を一直線に移動できる
ので、機台と設置される加工ステージ間あるいは機台と
設置されるカセット間を短くすることができる。
【0030】なお、それぞれの形態における各部の構
成、例えば、それぞれの軸とそれぞれのアームとの連結
構造、ベルトとプーリの取り付け構造、または軸受けの
種類等は本発明の要旨を変更するものでない限り設計変
更は可能である。
【0031】さらに、薄型基板はウェハに限らずガラス
基板でもよく、また、それ以外の薄板状のものであれば
よい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、薄型基板搬送多関節ロ
ボットは、薄型基板を支持して次工程に搬送可能に構成
されるものであり、水平方向に旋回可能な水平旋回アー
ム群と、垂直方向に旋回可能な垂直旋回アーム群とを有
し、前記水平旋回アーム群の先端部に薄型基板を支持す
るハンドが配置され、前記垂直旋回アーム群が機台に支
持されるとともに前記水平旋回アーム群と回動可能に連
結されている。そしてハンドのZ軸及びY軸の移動は前
記垂直旋回アーム群の旋回により行なわれ、X軸移動は
前記水平旋回アーム群の旋回により行なわれる。従っ
て、従来配置されたハンドのZ軸駆動装置を削除するこ
とができロボット自体をコンパクトに構成することがで
きるとともに、ハンドのY軸移動を垂直旋回アーム群に
より行なうので従来のロボットに比べて飛躍的に長スト
ロークを確保することができ、しかも、多くの加工ステ
ージを配置させた搬送システムにおいても、X軸方向の
旋回を大きくすることなくコンパクトにすることができ
る。さらに、前記ハンドを水平方向に対して傾けること
ができるため、カセットに収納されたウェハが傾いたま
までも吸着して搬送することができる。また、ハンドを
反転することができるため、ウェハを上面から吸着して
搬送することも可能である。
【0033】またこの薄型基板搬送多関節ロボットは、
薄型基板を支持して次工程に搬送可能に構成されるもの
であり、水平方向に旋回可能な水平旋回アーム群と、垂
直方向に旋回可能な垂直旋回アーム群とを有し、前記水
平旋回アーム群の先端部に薄型基板を支持するハンドが
配置され、前記垂直旋回アーム群が機台に支持されると
ともに前記水平旋回アーム群と回動可能に連結され、前
記垂直旋回アーム群が、垂直方向に旋回する複数の垂直
旋回アームを有し、前記垂直旋回アームの1個の一端
が、前記機台に水平方向に回動可能に配設された軸に固
着されるとともに、前記軸に、前記機台に支持された駆
動装置が接続され、前記水平旋回アーム群が、水平方向
に旋回する複数の水平旋回アームと、前記水平旋回アー
ムの駆動部を備える移動機台を有し、前記移動機台が前
記垂直旋回アーム群に軸支されるとともに前記垂直旋回
アーム群に支持された駆動装置により駆動するように構
成されている。
【0034】そして前記ハンドのZ軸及びY軸の移動は
前記垂直旋回アーム群の旋回により行なわれ、X軸移動
は前記水平旋回アーム群の旋回により行なわれる。従っ
て、従来配置されたハンドのZ軸駆動装置を削除するこ
とができロボット自体をコンパクトに構成することがで
きるとともに、ハンドのY軸移動を垂直旋回アーム群に
より行なうので従来のロボットに比べて飛躍的に長スト
ロークを確保することができ、しかも、多くの加工ステ
ージを配置させた搬送システムにおいても、X軸方向の
旋回を大きくすることなくコンパクトにすることができ
る。さらに、前記ハンドを水平方向に対して傾けること
ができるため、カセットに収納されたウェハが傾いたま
までも吸着して搬送することができる。また、ハンドを
反転することができるため、ウェハを上面から吸着して
搬送することも可能である。
【0035】また、前記ハンドが前記機台上に配置され
る作動始めの位置において、前記垂直旋回アーム群の機
台に支持される側の垂直旋回アームが、前記機台に対し
て略水平方向に配置されていれば、前記垂直旋回アーム
は前記機台の上方に旋回され前記垂直旋回アームの全長
範囲内ではZ軸高さ位置の動作範囲の制限がなく作動さ
れ、前記ハンドが前記機台上に配置される作動始めの位
置において、前記垂直旋回アーム群の機台に支持される
側の垂直旋回アームが、前記機台に対して略垂直方向に
配置されていれば、前記移動機台の直線軌跡を描きやす
く制御を簡単にすることができる。
【0036】さらにこのロボットは、カセットに収納さ
れた薄型基板が、例え傾いて収納されていても、その状
態をハンドに配置された有無センサで検出することによ
って、ハンドを薄型基板に合わせて傾けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるロボットを示す斜視図
【図2】図1の正面一部断面図
【図3】図1のIII −III 断面図
【図4】図1のIV−IV断面図
【図5】図1のV −V 断面図
【図6】図1水平旋回アーム体の一方のアーム体を示す
断面図
【図7】図1のロボットのハンドを示す図
【図8】図1のロボットの作用を示す正面図
【図9】図8の簡略図
【図10】別の形態のロボットを示す斜視図
【図11】図8のロボットの側面断面図
【図12】図8のロボットの作用を示す簡略図
【図13】さらに別の形態のロボットを示す斜視図
【図14】従来のロボットを示す図
【符号の説明】
1…薄型基板搬送多関節ロボット 2…機台 3…垂直旋回アーム体(垂直旋回アーム群) 4…水平旋回アーム体(水平旋回アーム群) 7…ハンド部 23…第1軸 24…第1モータ 31…第1垂直旋回アーム 32…第2垂直旋回アーム 33…第2モータ 34…第2軸 35…第3モータ 36…第3軸 41…移動機台 53…第1水平旋回アーム 54…第2水平旋回アーム 71…ハンド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄型基板を支持して次工程に搬送可能に
    構成される薄型基板搬送多関節ロボットであって、 水平方向に旋回可能な水平旋回アーム群と、垂直方向に
    旋回可能な垂直旋回アーム群とを有し、前記水平旋回ア
    ーム群の先端部に薄型基板を支持するハンドが配置さ
    れ、前記垂直旋回アーム群が機台に支持されるとともに
    前記水平旋回アーム群と回動可能に連結されることを特
    徴とする薄型基板搬送多関節ロボット。
  2. 【請求項2】 薄型基板を支持して次工程に搬送可能に
    構成される薄型基板搬送多関節ロボットであって、 水平方向に旋回可能な水平旋回アーム群と、垂直方向に
    旋回可能な垂直旋回アーム群とを有し、前記水平旋回ア
    ーム群の先端部に薄型基板を支持するハンドが配置さ
    れ、前記垂直旋回アーム群が機台に支持されるとともに
    前記水平旋回アーム群と回動可能に連結され、 前記垂直旋回アーム群が、垂直方向に旋回する複数の垂
    直旋回アームを有し、前記垂直旋回アームの1個の一端
    が、前記機台に水平方向に回動可能に配設された軸に固
    着されるとともに、前記軸に、前記機台に支持された駆
    動装置が接続され、 前記水平旋回アーム群が、水平方向に旋回する複数の水
    平旋回アームと、前記水平旋回アームの駆動部を備える
    移動機台を有し、前記移動機台が前記垂直旋回アーム群
    に軸支されるとともに前記垂直旋回アーム群に支持され
    た駆動装置により駆動されることを特徴とする薄型基板
    搬送多関節ロボット。
  3. 【請求項3】 前記ハンドが前記機台上に配置される作
    動始めの位置において、前記垂直旋回アーム群の機台に
    支持される側の垂直旋回アームが、前記機台に対して略
    水平方向に配置されることを特徴とする請求項1または
    2記載の薄型基板搬送多関節ロボット。
  4. 【請求項4】 前記ハンドが前記機台上に配置される作
    動始めの位置において、前記垂直旋回アーム群の機台に
    支持される側の垂直旋回アームが、前記機台に対して略
    垂直方向に配置されることを特徴とする請求項1または
    2記載の薄型基板搬送多関節ロボット。
  5. 【請求項5】 前記ハンドに薄型基板の有無センサが配
    設され、カセットに収納されている薄型基板の収納状態
    に合わせて前記ハンドを傾斜可能に制御することを特徴
    とする請求項2記載の薄型基板搬送多関節ロボット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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