JP2000133690A - ウエハ搬送装置 - Google Patents

ウエハ搬送装置

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JP2000133690A
JP2000133690A JP30392398A JP30392398A JP2000133690A JP 2000133690 A JP2000133690 A JP 2000133690A JP 30392398 A JP30392398 A JP 30392398A JP 30392398 A JP30392398 A JP 30392398A JP 2000133690 A JP2000133690 A JP 2000133690A
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JP
Japan
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motor
wafer
center
arm
vertical axis
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JP30392398A
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English (en)
Inventor
Seiji Komatsu
省二 小松
Keiji Kuwata
圭二 桑田
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Rorze Corp
Original Assignee
Rorze Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の設置占有面積が小さくなって低コスト
化に寄与し、また基板支持機構の耐久性を向上させると
共にモータの遮蔽が簡易に行えるものとする。 【解決手段】 基台3上に胴体14を第1縦軸13を介
し旋回自在に装着すると共に基台3又は胴体14の何れ
かに胴体14を第1縦軸13回りへ旋回駆動するための
主軸モータ11を設け、且つ、前記胴体14に第1及び
第2モータ16、21を取付けると共に、胴体14の旋
回中心から横方へ偏位した胴体上面個所にアーム18の
一端部を第2縦軸17を介し前記第1モータ16による
回転駆動可能に装着するほか、アーム18の他端部には
基板保持部19の基端部を第3縦軸20を介し前記第2
モータ21による回転駆動可能に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ(以
下、単にウエハと称す)等を搬送するものとしたウエハ
搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からウエハ等を搬送するための搬送
装置として、特開平8−274140号で開示されてい
るようなウエハ搬送装置が使用されている。同号のウエ
ハ搬送装置は、図10に示すように、第1縦軸13回り
へ回動される胴体14の上方に2つのアーム18a、1
8bを結合してなるアーム連結体を左右対称に装着し、
各側のアーム連結体の先端部に基板保持部19、19を
上下配置に装着し、ウエハが同一水平直線上で搬送され
るようになしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ウエハは従来より存在
している直径150mm又は200mmのものから、直
径300mm又は400mmのものへと漸次大型化され
る傾向にあり、このようなウエハの搬送を可能となすた
め、ウエハ搬送装置も同様に大型化されている。
【0004】ウエハ搬送装置の大型化は、この搬送装置
を使用したウエハ処理装置の大型化につながり、単にウ
エハ搬送装置やウエハ処理装置のコストアップにつなが
るだけでなく、クリーンルームの建設費用及び維持費用
等のコストアップに直結するため、半導体ディスクメー
カからは省スペース且つ低コストのウエハ搬送装置の開
発が強く待ち望まれている。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その主たる目的は装置設置時の占有面積が小
さくなって関連コストが低減するものとしたウエハ搬送
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のウエハ搬
送装置では、基台上に胴体を第1縦軸を介し旋回自在に
装着すると共に基台又は胴体の何れかに胴体を第1軸回
りへ旋回駆動するための主軸モータを設け、且つ、前記
胴体に第1及び第2モータを取付けると共に、胴体の旋
回中心から横方へ偏位した胴体上面個所にアームの一端
部を第2縦軸を介し前記第1モータによる回転駆動可能
に装着するほか、アームの他端部には基板保持部の基端
部を第3縦軸を介し前記第2モータによる回転駆動可能
に装着した構成となす。この際、基台の中心部に主軸モ
ータ及び第1縦軸を設け、胴体の内方に第1及び第2モ
ータを設けるのがよい。
【0007】上記した搬送装置によれば、胴体の旋回中
心から横方へ偏位した胴体上面個所にアームの一端部を
装着したことが、装置作動時の最小占有面積を拡大する
ことなくアームを長くすることを可能となすのであり、
これにより基板保持部材による基板の搬送距離は装置全
体の作動時最小占有面積の大きさに対し大きな割合で増
大される。また主軸モータや第1及び第2モータは全周
囲を胴体で被われるものとなるため、各モータはゴミの
発散を阻止されると共に他物との接触による損傷を受け
難くなるのであり、さらに第1及び第2モータの質量が
アームに直接に作用しないものとなって、アームの作動
が効率的に行われると共にアーム関係機構の耐久性が向
上する。
【0008】本発明の第2のウエハ搬送装置は次のよう
になす。即ち、基台の中心部に主軸モータ及び第1縦軸
を設けると共に、基台上にはこのモータにより第1縦軸
を介して旋回駆動される胴体を設け、且つ、前記胴体内
に第1、第2及び第3モータを設けると共に、胴体の旋
回中心から横方へ偏位した胴体上面個所にアームの一端
部を第2縦軸を介し前記第1モータによる回転駆動可能
に装着し、アームの他端部には上下2つの基板保持部を
装着するのであって、下側の基板保持部は第3縦軸を介
し前記第2モータによる回転駆動可能に装着し、一方上
側の基板保持部は第3縦軸と同心に配置された第4縦軸
を介し前記第3モータによる回転駆動可能に装着する。
【0009】これによれば、第1のウエハ搬送装置の作
用に加えて、2つの基板保持部の各々が第3又は第4縦
軸回りへ独立的に回転駆動されるものとなって基板を効
率的に搬送できるものとなる。上記した第1及び第2の
ウエハ搬送装置の何れに於いても、胴体を上下変位させ
るための高さ調整手段を設けるのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施例)図1は本発明装置
の内部構成を示す断面説明図、図2は前記装置の斜視図
である。1は本発明装置の移動台であり、外方端部にリ
ニアブッシュ2、2が縦向きに固定してある。各リニア
ブッシュ2は基台3から起立させた案内シャフト4に摺
動変位自在に外嵌させてある。5は案内シャフト4、4
間を結合したリング板であり、これの外周縁と基台3と
は縦結合部材6で結合されている。
【0011】7は上下駆動用モータであり、基台3上の
中心部に固定されたモータ支持台8により固定されてい
る。主軸モータ7の出力軸には縦向きのネジ軸9が結合
させてある。10は移動台1の中心部に固定されたナッ
ト体で、内周面に形成されているボールネジ機構を介し
てネジ軸9に螺合されている。
【0012】上記した構成が高さ調整手段をなすもの
で、上下駆動用モータ7が回転作動されると、ネジ軸9
が回転されてナット体10及び移動台1が同体状に上下
変位されるのであり、この変位中、移動台1は案内シャ
フト4、4及びリニアブッシュ2、2により垂直方向へ
案内されるものとなされている。
【0013】11は主軸モータであり、移動台1の中心
部に固定されたコラム部材12の天井面に固定されてい
る。13は第一縦軸であり、主軸モータ11の出力軸に
結合されると共に縦向きに保持されるものである。そし
て、14は円筒体をなす胴体であり、円周壁部aの上下
端に上面壁部b及び下面壁部cを備えると共に、円周壁
部cの内部空間を二分するものとした中間壁部dを備え
てなる。この胴体14の中間壁部dの中心部には上記第
一縦軸13の上端が結合させてあり、また下面壁部cは
コラム部材12の上面に設けたリング状案内部15によ
り、特定面に沿った状態を保持するように案内されるも
のとなされている。これにより、主軸モータ11が回転
作動されると、胴体14は基台3上で第一縦軸13回り
へ旋回駆動されるのである。
【0014】16は胴体14の中間壁部dの中心から成
る可く離れた個所の下面に固定された第一モータであ
る。17は第二縦軸であり、第一モータ16の出力軸に
結合されると共に縦向きに保持されて胴体14の上面壁
部bを回転自在に貫通したものとなされており、この第
二縦軸17の上端にアーム18の一端部が固定させてあ
る。これにより、第一モータ16が回転作動されると、
アーム18は第二縦軸17の回りへ回転変位されるもの
となる。
【0015】19は基板保持部でアーム18の他端部に
設けた第三縦軸20を介してこの軸20回りの回転変位
自在となされている。この基板保持部19の上面部には
図示しない公知の真空吸着手段が形成してある。上記第
三縦軸20はアーム19の他端部に縦向きの一定高さと
なされ且つ回転自在に保持されるものとなされている。
【0016】21は胴体14の中間壁部dの下面に固定
された第二モータであり、これの出力軸の上端にプーリ
22が固定してある。23は第二縦軸17にこれと同心
状態で回転自在に外嵌された筒軸であり、これの上下端
にプーリ24、25が固定してある。そして、下側のプ
ーリ25と、前記プーリ22との間にタイミングベルト
26が掛け回してあり、また上側のプーリ24と前記第
三縦軸20の下端に固定したプーリ27との間にタイミ
ングベルト28が掛け回してある。この際、プーリ2
2、25、24、27間の回転比は任意なものとして差
し支えない。これにより、第二モータ21が回転作動さ
れると、その回転がプーリ22、プーリ25、筒軸2
3、プーリ24、プーリ27及び第三縦軸20をこの順
に伝達され、基板保持部19は第三縦軸20と共にこの
軸20回りへ回転されるのである。
【0017】29は胴体14の周面壁a下端を延長させ
るように装着された円筒形カバーである。なお、上記上
下駆動用モータ7、主軸モータ11並びに第一及び第二
モータ16、21は図示しないコンピュータ制御手段で
回転制御される。
【0018】次に上記搬送装置の作動例を説明する。図
3は上記搬送装置の第1縦軸13の中心が、搬送対象で
あるウエハの搬送軸と一致するように設置された場合の
作動例を示すものであり、先ずこの作動例について説明
する。ここに、θAは胴体14の旋回角度を示し、θB
は胴体14に対するアーム18の回転角度を示し、θC
はアーム18に対する基板保持部19の回転角度を示
す。また斜線部Sは搬送装置やウエハUの進入不可能領
域である。
【0019】先ず胴体14及び基板保持部19が基準状
態である図3(A)の状態から図3(B)の状態となさ
れるのであり、これにより基板保持部19はこれの一定
位置に吸着固定したウエハUを直状の搬送軸X上に合致
させる。
【0020】次に胴体14、アーム18及び基板保持部
19が図3(C)〜図3(I)までの各状態を経るよう
に動作されるのであり、これにより基板保持部19はウ
エハUを直状の搬送軸X上に合致させた状態で胴体14
から離れる方向へ搬送するものとなる。
【0021】図3に於ける(A)〜(I)までの各状態
に於けるθA、θB及びθCの具体的数値(度)を示す
と、表1の通りとなる。但し、この表中の数値は、胴体
14の半径が200mm、第1縦軸13中心から第2縦
軸17中心までの距離が150mm、第2縦軸17中心
から第3縦軸20中心までの距離が300mm、第3縦
軸20中心からウエハU中心までの距離が200mmで
ある場合のものである。
【0022】
【表1】
【0023】図4は上記搬送装置の第1縦軸13の中心
がウエハUの搬送軸Xに対しオフセットするように設置
された場合の作動例を示すものであるが、この作動例に
ついて説明する。ここに、図4中の符号は図3のものと
同一である。
【0024】先ず胴体14、アーム18及び基板保持部
19が基準状態である図4(A)の状態から図4(D)
までの各状態を経るように動作されるのであり、これに
より基板保持部19はこれの一定位置に吸着固定したウ
エハUを第1縦軸13中心からオフセットされた搬送軸
X上に合致させる。
【0025】続いて各部が図4(F)〜図4(I)まで
の各状態を経るように動作されるのであり、これにより
基板保持部19はウエハUを直状の搬送軸X上に合致さ
せた状態で胴体14から離れる方向へ搬送するものとな
る。
【0026】図4に於ける(A)〜(I)までの各状態
に於けるθA、θB及びθCの具体的数値(度)を示す
と、表2の通りとなる。この表中の数値は、表1と同一
条件となされた場合のものである。
【0027】
【表2】
【0028】(第2実施例)図5は本発明装置の内部構
成を示す断面説明図、図6は前記装置の斜視図である。
本例の搬送装置の大部分は第1実施例と同様になされて
いるのであり、先のものと同一個所には同一符号を付し
て説明を省略する。
【0029】本例では、先の基板保持部19の上側に別
の基板保持部29が配置してあり、この保持部29の基
端部が先の第3縦軸20の内方に設けられた第4縦軸3
0の上端部に固定されている。この際、第4縦軸30は
第3縦軸20と同心状の縦向きに保持されると共に一定
高さでの回転自在に支持される。
【0030】31は胴体14の中間壁部dの下面に固定
された第3モータであり、これの出力軸の上端部にプー
リ32が固定してある。33は第2縦軸17及び筒軸2
3と同心の回転自在に装着された筒軸であり、これの上
下端にプーリ34、35が固定されている。そして、下
側のプーリ35と前記プーリ32との間にタイミングベ
ルト36が掛け回され、また上側のプーリ34と第4縦
軸30の下端に固定されたプーリ37との間にタイミン
グベルト38が掛け回されている。
【0031】これにより、第3モータ31が回転作動さ
れると、その回転がプーリ32、プーリ35、筒軸3
3、プーリ34、プーリ37及び第4縦軸30をこの順
に伝達され、基板保持部29は第4縦軸29と共にこの
軸29回りへ回転されるのである。
【0032】次に上記搬送装置の作動例を説明する。図
7は上記搬送装置の第一縦軸13中心がウエハUの搬送
軸と一致するように設置された場合の作動例を示すもの
であり、先ずこの作動例について説明する。ここに、θ
Dはアーム18に対する上側の基板保持部29の回転角
度を示し、その他の符号は先のものと同一である。
【0033】先ず胴体14及び基板保持部19、29が
基準状態である図7(A)の状態から図7(B)の状態
となされるのであり、これにより上側の基板保持部29
はこれの一定位置に吸着固定したウエハUを直状の搬送
軸X上に合致させる。
【0034】続いて胴体14及び上側の基板保持部29
が図7(C)から図7(E)までの各状態を経るように
動作されて、上下の基板保持部19、29は正反対の向
きとなされて搬送軸軸X上に合致される。
【0035】次に胴体14、アーム18及び上下の基板
保持部19、29が図7(F)〜図7(I)までの各状
態を経るように動作されるのであり、これにより上下の
基板保持部19、29は斜線部Sの領域と干渉すること
なくウエハUを直状の搬送軸X上に合致させた状態で胴
体14から離れる方向へ搬送するものとなる。
【0036】図7に於ける(A)〜(I)までの各状態
に於けるθA、θB、θC及びθDの具体的数値(度)
を示すと、表3の通りとなる。但し、この表中の数値
は、表1と同一条件となされた場合のものである。
【0037】
【表3】
【0038】なお、この搬送装置の第一縦軸13中心が
図4に示す場合に準じてウエハUの搬送軸に対しオフセ
ットするように設置した場合も、上下の基板保持部1
9、29は進入不可能領域に干渉するものとならず、ウ
エハUを直状の搬送軸上に合致させた状態で胴体14か
ら離れる方向へ搬送するものとなる。
【0039】図8は上記搬送装置により異なる3位置に
存在するウエハを搬送する場合の作動例を示すものであ
るが、次にこの作動例について説明する。ここに、1
a、1b、1cはウエハを示す。
【0040】各モータ16、21、31が作動すること
により、胴体14、アーム18及び基板保持部19、2
9は図8(A)から図8(I)までの各状態を経るもの
となり、また胴体14は上下駆動用モータ7の作動によ
り適時に上下変位され、これにより基板保持部19、2
9の上面は特定位置にあるウエハを吸着するのである。
【0041】図8(A)の状態では上下の基板保持部1
9、29は基準位置に位置されており、この状態から上
側の基板保持部29が図8(B)の状態となされて、第
1位置P1のウエハ1aをその上面に吸着し、次に上下
の基板保持部19、29が基準位置に位置された図8
(C)の状態となる。
【0042】次に下側の基板保持部19が図8(D)の
状態となされて、その上面に第2位置P2にあるウエハ
1cを吸着し、その後、上下の各基板保持部19、29
がウエハ1a、1cを吸着したまま基準位置に位置され
た図8(E)の状態となされ、次に上側の基板保持部2
9が図8(F)の状態となされて、その上面に吸着した
ウエハ1aを第2位置P2に解放する。
【0043】次に上下の基板保持部19、29が基準位
置に位置された図8(G)の状態となされ、続いて下側
の基板保持部19が図8(H)の状態となされて、その
上面に吸着したウエハ1cを第1位置P1に解放する。
【0044】この後、上下の基板保持部29、19がウ
エハを吸着することなく基準位置に位置された図8
(I)の状態に復帰する。これにより、第1位置P1の
ウエハと第2位置P2のウエハの置き換えが終了する。
また第3位置P3のウエハと第2位置P2のウエハにつ
いても上記に準じて、それらの置き換えを行うことがで
きる。
【0045】この作動例から明らかなように、本例の搬
送装置によれば同じ搬送軸上にない第1〜第3位置P
1、P2、P3のウエハであっても、搬送装置全体の横
移動を要することなく効率的にその置換えが行えるので
ある。
【0046】次に、上記した第1及び第2実施例に係る
ウエハ搬送装置の作動時最小占有面積が、従来装置のそ
れに較べてどの程度であるかについて説明する。図9は
上記最小占有面積を比較するためのもので、Aは本発明
の搬送装置を示し、Bは従来のそれを示している。
【0047】9図Aに於いて、Rは装置全体の最小旋回
半径である胴体14の半径、Sは胴体14の旋回中心
(第1縦軸13中心)からアーム18の取付け回転中心
(第2縦軸17中心)までの距離、Dは第2縦軸17中
心から基板保持部19の取付け中心(第3縦軸20中
心)までの距離、Eは第3縦軸20中心から基板保持部
19に吸着されたウエハUの中心までの距離、Lは最大
搬送可能距離である。
【0048】図9Bに於いて、Rは装置全体の最小旋回
半径、D1はアーム18aの取付け回転中心からアーム
18bの取付け回転中心までの距離、D2はアーム18
bの取付け中心から基板保持部19の取付け中心までの
距離、Eは基板保持部19の取付け中心から基板保持部
19に吸着されたウエハUの中心までの距離、Lは最大
搬送可能距離である。
【0049】ここで、本発明装置と従来装置の最大搬送
可能距離Lが同一となるように且つ合理的作動の得られ
るように上記各要素の大きさを例示的に下記のように設
定する。即ち、図9Aに於いては、R=200mm、S
=150mm、D=300mm、E=200mm、L=
650mmとする。そして図9Bに於いては、R=26
5mm、D1=150mm、D2=150mm、E=3
50mm、L=650mmとする。
【0050】この場合、本発明装置の作動時最小占有面
積は算式「3.14×0.2」で計算されて0.12
6mとなり、これに対して従来装置のそれは算式
「3.14×0.65」で計算されて0.221m
となる。従って、本発明装置の設置時に於ける最小占有
面積は従来装置のそれに対し57%となり大幅に小さく
なるのである。
【0051】
【発明の効果】上記したように本発明によれば、装置の
設置占有面積が小さくなって搬送装置自体及びその関連
装置の低コスト化に寄与するものであり、またアームに
モータの質量が直接作用しないためその分だけ重い基板
の搬送が無理なく行えると共にアーム支持機構の耐久性
に優れるものとなり、さらにはモータが胴体等で被われ
てモータからの有害なゴミの発散が防止されると共に他
物との接触によるモータの損傷が防止されるものとな
る。
【0052】また請求項3及び4の発明によれば、2つ
の基板保持部の存在により効率的な搬送が行えるものと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るウエハ搬送装置の
断面説明図である。
【図2】上記第1の実施例に係るウエハ搬送装置の斜視
図である。
【図3】上記第1の実施例に係るウエハ搬送装置の動作
説明図(その1)を示すものである。
【図4】上記第1の実施例に係るウエハ搬送装置の動作
説明図(その2)を示すものである。
【図5】本発明の第2の実施例に係るウエハ搬送装置の
断面説明図である。
【図6】上記第2の実施例に係るウエハ搬送装置の斜視
図である。
【図7】上記第2の実施例に係るウエハ搬送装置の動作
説明図(その1)を示すものである。
【図8】上記第2の実施例に係るウエハ搬送装置の動作
説明図(その2)を示すものである。
【図9】装置作動時の最小占有面積を比較するための説
明図であり、Aは本発明装置の平面図、Bは従来装置の
平面図である。
【図10】従来のウエハ搬送装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 移動台(高さ調整手段) 3 基台 7 上下駆動用モータ(高さ調整手段) 11 主軸モータ 13 第1縦軸 14 胴体 16 第1モータ 17 第2縦軸 18 アーム 19 基板保持部 20 第3縦軸 21 第2モータ 29 基板保持部 30 第4縦軸 31 第3モータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月13日(1999.9.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】ウエハ搬送装置の大型化は、この搬送装置
を使用したウエハ処理装置の大型化につながり、単にウ
エハ搬送装置やウエハ処理装置のコストアップにつなが
るだけでなく、クリーンルームの建設費用及び維持費用
等のコストアップに直結するため、半導体デバイスメー
カからは省スペース且つ低コストのウエハ搬送装置の開
発が強く待ち望まれている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】この場合、本発明装置の作動時最小占有面
積は算式「3.14×0.2 」で計算されて0.1
26m となり、これに対して従来装置のそれは算式
「3.14×0.265 」で計算されて0.221
となる。従って、本発明装置の設置時に於ける最
小占有面積は従来装置のそれに対し57%となり大幅に
小さくなるのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】
【発明の効果】上記した通り、胴体の旋回中心(第1縦
軸13中心)からアーム18の取付け回転中心(第2縦
軸17中心)までの距離と、第2縦軸17中心から基板
保持部19の取付け中心(第3縦軸20中心)までの距
離のとの比を1:2とすることにより、最小の占有面積
で最大の搬送距離を得ることができる。即ち、本発明に
よれば、装置の設置占有面積が小さくなって搬送装置自
体及びその関連装置の低コストに寄与するものであり、
またアームにモータの質量が直接作用しないためその分
だけ重い基板の搬送が無理なく行えると共にアーム支持
機構の耐久性に優れるものとなり、さらにはモータが胴
体等で被われてモータからの有害なゴミの発散が防止さ
れると共に他物との接触によるモータの損傷が防止され
るものとなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】また請求項2の発明によれば、2つの基板
保持部の存在により効率的な搬送が行えるものとなる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に胴体を第1縦軸を介し旋回自在
    に装着すると共に基台又は胴体の何れかに胴体を第1軸
    回りへ旋回駆動するための主軸モータを設け、且つ、前
    記胴体に第1及び第2モータを取付けると共に、胴体の
    旋回中心から横方へ偏位した胴体上面個所にアームの一
    端部を第2縦軸を介し前記第1モータによる回転駆動可
    能に装着するほか、アームの他端部には基板保持部を第
    3縦軸を介し前記第2モータによる回転駆動可能に装着
    したことを特徴とするウエハ搬送装置。
  2. 【請求項2】 基台の中心部に主軸モータ及び第1縦軸
    を設けると共に、胴体内に第1及び第2モータを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のウエハ搬送装置。
  3. 【請求項3】 基台の中心部に主軸モータ及び第1縦軸
    を設けると共に、基台上にはこのモータにより第1縦軸
    を介して旋回駆動される胴体を設け、且つ、前記胴体内
    に第1、第2及び第3モータを設けると共に、胴体の旋
    回中心から横方へ偏位した胴体上面個所にアームの一端
    部を第2縦軸を介し前記第1モータによる回転駆動可能
    に装着し、アームの他端部には上下2つの基板保持部を
    装着するのであって、下側の基板保持部は第3縦軸を介
    し前記第2モータによる回転駆動可能に装着し、一方上
    側の基板保持部は第3縦軸と同心に配置された第4縦軸
    を介し前記第3モータによる回転駆動可能に装着したこ
    とを特徴とするウエハ搬送装置。
  4. 【請求項4】 胴体を上下変位させるものとした高さ調
    整手段が設られていることを特徴とする請求項1〜3の
    何れかに記載のウエハ搬送装置。
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