JP2008133882A - 一方向クラッチ - Google Patents

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JP2008133882A
JP2008133882A JP2006319821A JP2006319821A JP2008133882A JP 2008133882 A JP2008133882 A JP 2008133882A JP 2006319821 A JP2006319821 A JP 2006319821A JP 2006319821 A JP2006319821 A JP 2006319821A JP 2008133882 A JP2008133882 A JP 2008133882A
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Chiharu Ito
千春 伊藤
Masayuki Ishida
昌幸 石田
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】部品点数が少なく、径方向サイズを変えることなくトルク容量の増大が図れる一方向クラッチを提供することである。
【解決手段】外周側から内周側へ傾斜する傾斜部4を複数有し、一方の周端部6を外輪1内周面の溝1bに挿入されて支持される環状ばね3を用いて、その各傾斜部4でころ2を外輪1のカム面1aと係合する方向に押圧するようにすることにより、従来に比べてばねの個数を減らし、ばねを保持する保持器をなくして部品点数を削減するとともに、従来の保持器が占めていた空間にころを配して、径方向サイズを変えることなくトルク容量の増大を図ることができるようにしたのである。
【選択図】図2

Description

本発明は、ころを係合子として用いた一方向クラッチに関する。
ころを係合子として用いた一般的な一方向クラッチには、内周または外周に複数の傾斜カム面が設けられた環状部材と、各カム面と対向する位置に配された複数のころと、各ころをカム面と係合する方向に押圧する複数のばね(弾性体)と、各ころを1個ずつポケットに収容するとともに、各ばねをころ押圧位置に保持する保持器とを備えたものが多い(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−177836号公報
ところで、上記のような一方向クラッチでは、ころ1個につき1個のばねが配されており、また各ばねを保持する保持器も必要であるため、部品点数が多いという難点がある。
また、トルク容量を増大させようとすると、ころ個数の増加に伴ってクラッチ全体が大型化してしまう場合が多い。
本発明の課題は、部品点数が少なく、径方向サイズを変えることなくトルク容量の増大が図れる一方向クラッチを提供することである。
上記の課題を解決するため、本発明は、内周または外周に複数の傾斜カム面が設けられた環状部材と、前記各カム面と対向する位置に配された複数のころとを備え、前記各ころが弾性体により前記カム面と係合する方向に押圧された一方向クラッチにおいて、前記弾性体として、外周側から内周側へ傾斜する傾斜部を複数有し、隣り合う傾斜部がそれぞれの一端どうしまたは他端どうしで連結された環状ばねを採用し、その周端部の一方を前記環状部材で支持して、前記各傾斜部で前記ころを前記カム面と係合する方向に押圧するようにしたのである。
すなわち、外周側から内周側へ傾斜する傾斜部を複数有し、周端部の一方を環状部材に支持される環状ばねを用いて、その各傾斜部でころを環状部材のカム面と係合する方向に押圧するようにすることにより、ばねの個数を減らすとともにばねを保持する保持器を不要として、部品点数を削減したのである。また、従来の保持器が占めていた空間にころを配して、ころの個数を増やせば、クラッチ径方向のサイズを変えることなくトルク容量を大きくすることもできる。
本発明の一方向クラッチは、上述したように、周端部の一方を環状部材に支持される環状ばねによって、ころを環状部材のカム面と係合する方向に押圧するようにしたので、従来に比べてばねの個数を減らすとともに保持器をなくして、部品点数を大幅に削減することができるし、従来の保持器が占めていた空間にころを配することにより、径方向サイズを変えることなくトルク容量の増大が図れる。
以下、図1乃至図3に基づき、本発明の実施形態を説明する。この一方向クラッチは、図1および図2(a)、(b)に示すように、外輪(環状部材)1の内周に複数の傾斜カム面1aを設けた外輪カムタイプのもので、各カム面1aと対向する位置にころ2が配され、ころ2を挟んでカム面1aと対向する円筒面を有する軸Aの外周に装着される。そのころ2は、外輪1に支持された環状ばね(弾性体)3によりカム面1aと係合する方向に押圧されるようになっている。外輪1内周面には、環状ばね3を支持するための2つの軸方向溝1b、1cが、僅かな周方向間隔で設けられている。
そして、外輪1が時計回りに回転するか、軸Aが反時計回りに回転すると、各ころ2がカム面1aと係合してトルクが伝達される。一方、外輪1が反時計回りに回転するか、軸Aが時計回りに回転した場合には、各ころ2とカム面1aとの係合が解除され、外輪1または軸Aが空転する。
前記環状ばね3は、図2(a)および図3(a)、(b)に示すように、1本の金属線材を折曲加工したもので、外周側から内周側へ傾斜する傾斜部4と、これらの各傾斜部4の隣り合うものどうしをそれぞれの一端どうしまたは他端どうしで連結する連結部5とが交互に形成されている。そして、それぞれ径方向外側へ向かってL字状に形成された両周端部6、7が外輪1内周面の溝1b、1cに挿入され、そのうちの一方の周端部6が外輪1の溝1bの一側面に支持されることにより、各傾斜部4がころ2を外輪カム面1aと係合する方向に押圧するようになっている。
なお、環状ばね3の形状は、隣り合う2つの傾斜部4とそれを連結する連結部5とで形成されるコの字状の枠8の開口が、周方向に交互に入れ替わるものとなっているので、このクラッチを軸Aに装着する際には、環状ばね3を組み付けた外輪1に軸Aよりも僅かに(0.1〜0.2mm程度)小径の組立軸を通し、外輪1の両側から環状ばね3の各枠8内にころ2を組み込んだ後、組立軸を抜きながら軸Aを通せばよい。
この一方向クラッチは、上記の構成であり、一方の周端部6を外輪1に支持される1個の環状ばね3で、すべてのころ2を外輪カム面1aと係合する方向に押圧するようにしたので、従来のものに比べてばねの個数が少なく、保持器も不要となり、部品点数を大幅に削減できる。
また、従来の保持器が占めていた空間にころを配して、ころの個数を増やすことにより、径方向のサイズを変えることなくトルク容量を大きくすることができる。あるいは、ころの個数をそのままにして、従来の保持器が占めていた空間がつまるように径方向サイズを小さくすることにより、トルク容量を変えずに小型化することもできる。
なお、本発明は、上述した実施形態のような外輪カムタイプのものだけでなく、内輪(環状部材)外周にカム面を有し、内周に円筒面を有する外方部材に装着される内輪カムタイプの一方向クラッチにももちろん適用できる。
実施形態の一方向クラッチの装着状態を示す一部切欠き斜視図 aは図1の縦断正面図、bはaのII−II線に沿った断面図 aは図1のクラッチの環状ばねの外観斜視図、bはaの環状ばねの組込状態でのころとの位置関係を示す斜視図
符号の説明
1 外輪(環状部材)
1a カム面
1b、1c 溝
2 ころ
3 環状ばね(弾性体)
4 傾斜部
5 連結部
6、7 周端部
8 枠
A 軸

Claims (1)

  1. 内周または外周に複数の傾斜カム面が設けられた環状部材と、前記各カム面と対向する位置に配された複数のころとを備え、前記各ころが弾性体により前記カム面と係合する方向に押圧された一方向クラッチにおいて、前記弾性体が、外周側から内周側へ傾斜する傾斜部を複数有し、隣り合う傾斜部がそれぞれの一端どうしまたは他端どうしで連結された環状ばねであり、その周端部の一方を前記環状部材に支持されて、前記各傾斜部で前記ころを前記カム面と係合する方向に押圧するものであることを特徴とする一方向クラッチ。
JP2006319821A 2006-11-28 2006-11-28 一方向クラッチ Pending JP2008133882A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015200336A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 Ntn株式会社 一方向クラッチ
WO2016104167A1 (ja) * 2014-12-25 2016-06-30 Ntn株式会社 一方向クラッチおよび逆入力防止クラッチ

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