JP2008129111A - レンズ駆動装置及びレンズ駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で衝撃に強く、姿勢差に影響されることなく高精度な駆動を実現できるレンズ駆動装置を提供する。
【解決手段】レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置であって、前記レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記光軸方向に移動可能に支持する案内手段と、コイルとマグネットとを含み、前記レンズホルダを前記光軸方向に移動させるリニアモータとを備え、前記コイルにパルス電流を印加することにより前記レンズホルダを移動させる。
【選択図】図8

Description

本発明はレンズ駆動装置に関し、特に、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話機、ビデオカメラなどの撮像装置においてレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置、及びレンズ駆動方法に関する。
オートフォーカス機能やズーム機能を有する撮像装置には、複数のレンズからなる光学系全体、フォーカス用レンズ(またはレンズ群)単体、あるいはズーム用レンズ(またはレンズ群)単体を光軸方向に移動させるためのレンズ駆動装置が設けられている。
レンズ駆動装置としては、ステッピングモータによってリードスクリューネジを回転させてレンズを駆動させるもの(たとえば特許文献1参照)、スパイラル構造にして変位を拡大させた圧電素子によってレンズを駆動させるもの(たとえば特許文献2参照)、ボイスコイルを用いたもの(たとえば特許文献3参照)などがある。
実公平6−37228号公報 特表2004−530172号公報 特開2004−280031号公報
しかし、ステッピングモータを用いたレンズ駆動装置では、ステッピングモータが大きいため、装置が大型化するという問題があった。また、スパイラル構造の圧電素子を用いたレンズ駆動装置では、小型化は可能となるが、衝撃などによって圧電素子が破壊し易いという問題があった。また、ボイスコイルを用いたレンズ駆動装置では、レンズバレルをバネ部材で支持する構造であるため、その姿勢差によりレンズの移動距離が変化してしまい制御できないという問題があった。
それゆえに、本発明の主たる目的は、小型で衝撃に強く、姿勢差に影響されることなく高精度な駆動を実現できるレンズ駆動装置を提供することである。
第1の発明は、レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置であって、前記レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記光軸方向に移動可能に支持する案内手段と、コイルとマグネットとを含み、前記レンズホルダを前記光軸方向に移動させるリニアモータとを備え、前記コイルにパルス電流を印加することにより前記レンズホルダを移動させることを特徴とする、レンズ駆動装置である。
前記レンズホルダの位置を検出のためのセンサと、1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を制御するための制御装置と、1パルス当たりのパルス電流印加時間幅及びレンズホルダ移動距離の規定値を記憶するためのデータ格納手段と、を備えことが好ましい。
コイルに印加するパルス電流に対するレンズホルダの移動量が所定の範囲外のときに、コイルに印加するパルス電流の1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を変更することが好ましい。
前記案内手段は駆動部と非駆動部とからなり、前記非駆動部に前記レンズホルダを押圧させる摩擦発生手段を備えることができる。
第2の発明は、パルス電流をコイルに印加することによりレンズを保持したレンズホルダを移動させ、センサによりレンズホルダの位置を検出してレンズホルダの移動量を求め、該移動量が所定の範囲外であればパルス電流の1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を変更し、変更後の1パルス当たりのパルス電流印加時間幅をもつパルス電流をコイルに印加してレンズホルダを移動させることを特徴とする、レンズの駆動方法である。
前記移動量が所定の範囲よりも小さい場合に1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を大きくし、前記移動量が所定の範囲よりも大きい場合に1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を小さくするが好ましい。
本発明に係るレンズ駆動装置では、レンズを保持するレンズホルダと、レンズホルダを光軸方向に移動可能に支持する案内手段と、レンズホルダを光軸方向に移動させるリニアモータとを備え、リニアモータはコイルとマグネットとヨークとを含み、さらに、レンズホルダに設けられ、マグネットに吸引されてレンズホルダの位置を保持する磁性部材を備えることにより、装置の小型化、耐衝撃性の向上、構成の簡単化を図ることができる。また、レンズホルダを摩擦駆動させる構成において、1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を制御することによりレンズ駆動装置の姿勢差に影響されず高い駆動精度を有するレンズ駆動装置を実現できる。さらに、パルス電流駆動方式と摩擦駆動方式との併用により低消費電力化を達成することができる。
また、摩擦駆動を採用しているレンズ駆動装置では、姿勢差が発生した場合レンズの移動量が変化するが、それ以外でもレンズ駆動装置が同一姿勢下のときにコイルに電流を印加して同じ電磁力を与えてレンズホルダを一定方向に移動させたとしても、環境変化(温度、湿度等)、経時変化によっては移動量に変動が生じることがある。本発明のレンズ駆動装置によれば、上述したように移動量が変化した場合でも1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を制御することにより常に安定した高い駆動精度を有するレンズ駆動装置を実現できる。
以下に図面を参照して発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるカメラ付き携帯電話機のレンズ駆動装置の構成を示す斜視図である。図1において、このレンズ駆動装置は、レンズ群を含むレンズユニット1を保持するレンズホルダ2と、カメラ付き携帯電話機の筐体3に立設され、レンズホルダ2を光軸1aの方向に移動可能に支持する2本のシャフト4,5と、レンズホルダ2を光軸方向に移動させるリニアモータを構成するコイル6、マグネット7およびヨーク8と、マグネット7に吸引されてレンズホルダ2の位置を保持する磁性部材9とを備える。
図2はレンズホルダ2の構成を示す斜視図であり、図3はレンズホルダ2の構成を示す背面図である。図2および図3において、レンズホルダ2は、レンズユニット1を受ける円筒状のレンズ受け部11と、レンズ受け部11を支持する直方体状の支持部材12とを含む。レンズ受け部11は、支持部材12の一側面の上部の中央部に結合されている。このように構成することにより、レンズホルダ2の軽量化を図っている。
支持部材12の一方端部にはシャフト4を挿通させるための貫通孔13が形成され、その他方端部にはシャフト5を挿通させるための切欠部14が形成されている。貫通孔13の直径は、シャフト4の直径よりも僅かに大きい。切欠部14は、1つの曲面部と2つの平面部とを含む。曲面部の曲率半径はシャフト5の半径よりも僅かに大きい。したがって、レンズホルダ2は、シャフト4,5に沿って、光軸1aの方向に移動可能に設けられている。
また、支持部材12には、ヨーク8の折り曲げ部を挿入するための貫通孔15,16と、丸棒状の磁性部材9を嵌め込んで固定するための穴17とが形成されている。穴17は、2つの貫通孔15,16の間に設けられている。
図1に戻って、コイル6は、フラット型であり、支持部材12のレンズ受け部11と反対側の側面に固定されている。マグネット7は片面2極配置型であり、その正面は所定の間隔を開けてコイル6に対向して設けられている。マグネット7の背面はヨーク8に固定され、ヨーク8はカメラ付き携帯電話機の筐体3に固定されている。ヨーク8は、両端部と中央部を除く2箇所で断面コの字型に形成され、マグネット7およびコイル6を包むようにして配置され、2つの折り曲げ部は図2で示した貫通孔15,16に挿入される。これにより、漏れ磁束を少なくすることができる。なお、ヨーク8の両端部はシャフト4,5の上端面に固定されている。
ここで、コイル6、マグネット7およびヨーク8で構成されるリニアモータの動作について説明する。図4(a)はマグネット7の構成を示す正面図であり、図4(b)はコイル6の構成を示す正面図である。マグネット7は、そのN極領域7aとS極領域7bがレンズホルダ2の移動方向すなわち光軸1aの方向に並ぶように配置される。コイル6は直線部が光軸1aの方向と直交する方向に向くようにしてトラック形状に巻回され、コイル6の上半部6aおよび下半部6bはそれぞれマグネット7のN極領域7aおよびS極領域7bに対向して設けられる。コイル6の上半部6aと下半部6bでは電流Iが逆向きに流れる。たとえば、図4(a)に示す面と図4(b)に示す面が対向した状態で図4(b)で示される向きに電流Iを流すと、コイル6には図中上方向の力Fが発生し、コイル6およびレンズホルダ2は上方に移動する。また、図4(b)で示される向きと逆向きに電流Iを流すと、コイル6には図中下方向の力Fが発生し、コイル6およびレンズホルダ2は下方に移動する。
次に、このカメラ付き携帯電話機のフォーカス動作について説明する。図5に示すように、レンズホルダ2のホームポジションは、レンズホルダ2の下端がカメラ付き携帯電話機の筐体3に接触する位置であり、筐体3がストッパーとしての働きをする。フォーカス動作スタート後レンズホルダ2は、コイル6に働く電磁力と、シャフト4,5とレンズホルダ2との間に働く摩擦力とを受けながら移動を行なう。マクロ側にフォーカス動作をする場合、コイル6に電流Iを流してレンズホルダ2を上方に移動させる。焦点が合ったときは、コイル6に流れる電流Iをゼロにして、コイル6およびレンズホルダ2を停止させる。このとき、マグネット7と磁性部材9の間に磁気吸引力が発生しているので、この磁気吸引力によってレンズホルダ2がシャフト4,5に押圧され、レンズホルダ2の位置が保持される。再度フォーカス動作する場合は、コイル6に流す電流Iの向きおよび大きさを調整することにより、レンズホルダ2を移動させることができる。
この実施例では、レンズユニット1をレンズホルダ2により保持し、シャフト4,5によりレンズホルダ2を光軸1aの方向に移動可能に支持し、コイル6、マグネット7およびヨーク8からなるリニアモータによりレンズホルダ2を光軸1aの方向に移動させ、磁性部材9によりレンズホルダ2の位置を保持する。したがって、装置の小型化、耐衝撃性の向上、構成の簡単化を図ることができる。また、ヨーク8を断面コの字型に形成し、ヨーク8の折り曲げ部をレンズホルダ2の孔15,16に挿入するので、漏れ磁束を少なくすることができる。
ここで図1に示したレンズ駆動装置を備えたカメラ付き携帯電話機の構成を示すブロック図を図6に示す。図6を参照して、カメラ付き携帯電話機には、レンズホルダ2と、コイル6と、マグネット7とが設けられる。また、レンズホルダ2の後部(図では右側)には、波長が700nm以上の赤外線をカットして色再現性を高めるためのIRカットフィルタ21と、CCD、CMOSなどのイメージセンサ22とが設けられている。物体からの光は、光軸1aに沿ってレンズホルダ2に保持されたレンズユニット1およびIRカットフィルタ21を介してイメージセンサ22に入射される。
また、カメラ付き携帯電話機には、レンズホルダ2の位置を検出するための位置センサ23が設けられている。位置センサ23としては、たとえばホール素子が使用される。位置センサ23の信号は、マイコン24に入力されて処理される。マイコン24は、位置センサ23の出力信号に基づいて、ドライバ25を介してコイル6の駆動電流を制御する。
図7は図1のレンズ駆動装置1から筐体3を取り除いた斜視図である。前述したようにレンズホルダ2は光軸1aの方向に移動する。当該レンズ駆動装置1を具備したカメラ付き携帯電話機を使用者が操作しているとき、使用者がカメラ付き携帯電話機を保持している状態いかんによりレンズホルダ2には図7の矢印A〜Dの方向に重力がかかる。重力が矢印A〜Dのいずれの方向に加わるかによりレンズホルダ2の移動時にレンズホルダ2に加えられる力が異なることとなり、いわゆる姿勢差が生じることとなる。
使用者がカメラ付き携帯電話機即ちレンズ駆動装置を図7の状態で保持している時(以下、状態1という)と、紙面の上下逆方向にレンズ駆動装置を保持している時(以下、状態2という)に、コイル6に電流を流して同じ電磁力を発生させた場合を考える。状態1でレンズホルダ2をD方向即ちホームポジションに向けて移動させる際には慣性力に重力がプラスされたものがレンズホルダ2に働く。これに対して、状態2でレンズホルダ2をホームポジションに向けて移動させる場合、レンズホルダ2を移動させる際の慣性力から重力がマイナスされたものがレンズホルダ2に働く。よって、状態1のときの方が状態2のときよりも移動量が大きくなる。すなわち同じ電磁力を与えた場合でもレンズホルダの姿勢差によりレンズホルダの移動量は異なることとなる。
姿勢差によりレンズホルダの移動量が影響を受けるのを回避するために本実施例がとっている手段を以下に説明する。
図8はコイル6に印加されている駆動電流パルスを説明する図である。同図(a)では1パルス当たりのパルス電流印加時間幅は大きく、同図(b)では1パルス当たりのパルス電流時間幅は小さい。このときのレンズホルダ2の移動量を図9に示す。同図を見れば分かるように、1パルス当たりのパルス電流印加時間幅が大きいほど移動量は大きくなる。
したがって、姿勢差が発生したときに、1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を制御することにより、一定の移動量を得ることができる。前述した図7の例で言えば、Dの方向に移動するときに移動量が大きいので図8(b)のパルス電流を印加し、Cの方向に移動するときに図8(a)のパルス電流を印加する。
姿勢差に関しては、レンズ駆動装置を具備しているカメラ付き携帯電話機本体に傾きセンサを設けておけばその出力信号をマイコンに取り込んで制御することも可能であるが、図10に示すようなフローにより姿勢差を検知してパルス電流時間幅を変更する。
まず、駆動スタート時点では、メモリ26等のデータ格納手段に記憶させてある現行設定パルス電流印加時間幅P0をマイコン24が読み込み、ドライバ25を介して現行設定パルス電流印加時間幅P0をもつパルス電流を出力して、1〜数パルス分だけ実際にレンズホルダ2を移動させる。ホール素子23はレンズホルダ2の移動量Hを検出し、それを出力信号としてマイコン24へ出力する。
メモリ26には、姿勢差による移動量への影響を判断するための第1の規定値S1(下限側)と第2の規定置S2(上限側)が格納されていると共に、移動量Hと後述する第1の規定値S1との差に応じた第1の修正パルス電流印加時間幅P1、及び移動量Hと第2の規定値S2との差に応じた第2の修正パルス電流印加時間幅P2が、テーブルとして格納されている。
マイコン24は、前記第1の規定値S1と第2の規定置S2と実際の移動量Hとを比較し、移動量Hが第1の規定値S1と第2の規定置S2の範囲内にあればOKとして判断して、メモリ26に現行設定パルス電流印加時間幅P0としてそのままP0を書き込む。そして、現行設定パルス電流印加時間幅P0をもつパルス電流をコイル6へ印加し続けてレンズホルダ2を移動させる。
移動量Hが第1の規定値S1より小さい場合は、マイコン24はメモリ26から第1の修正パルス電流時間幅P1(現行設定パルス電流時間幅P0より時間幅が大きい)を読み出し、ドライバ25を介して第1の修正パルス電流時間幅P1を有するパルス電流をコイル6へ出力して1〜数パルス分だけ実際にレンズホルダ2を移動させる。また、移動量Hが第1の規定値S2より大きい場合は、マイコン24はメモリ26から第2の修正パルス電流時間幅P2(現行設定パルス電流時間幅P0より時間幅が小さい)を読み出し、ドライバ25を介して第2の修正パルス電流時間幅P2を有するパルス電流をコイル6へ出力して1〜数パルス分だけ実際にレンズホルダ2を移動させる。
次いで、再度、ホール素子23はレンズホルダ2の移動量Hを検出し、それを出力信号としてマイコン24へ出力する。
マイコン24は、メモリ26にテーブルとして格納されている第1の規定値S1と第2の規定置S2と実際の移動量Hとを比較し、移動量Hが第1の規定値S1と第2の規定置S2の範囲内にあればOKとして判断して、現行設定パルス電流時間幅P0を第1の修正パルス電流時間幅P1または第2の修正パルス電流時間幅P2に書き換えてメモリ26に記憶する。
移動量Hが第1の規定値S1と第2の規定置S2の範囲内になければ、再度メモリ26から第1の規定値S1または第2の規定置S2と移動量Hとの差に応じた第1の修正パルス電流時間幅P1または第2の修正パルス電流時間幅P2を読み出して同様の動作を繰り返す。
また、パルス電流に関しては、図11に示すように、プラスとマイナスのパルスを組み合わせたものであっても良い。マイナスのパルスを組み合わせることによりプラスのパルスと反対方向に電磁力が発生するのでレンズホルダの移動に対してブレーキ効果を出すことができる。
なお、この実施の形態では、レンズホルダ2に磁性部材9を1つ設けたが、レンズホルダ2に磁性部材9を複数設けてもよいことは言うまでもない。
図12に別の実施例を示す。なお、実施例1と同じ部品、部材、部分については同じ参照符号を付し、その説明は省略する。
本構成では、シャフト4に対して摩擦力を付与する不勢部材15をレンズホルダ2に設けている。さらに、フレキシブルプリント基板(以下、FPCという)14にはレンズホルダ2の位置を検出するためのセンサが配設されており、またコイル6や該センサに給電している。そしてFPC14の一端はレンズホルダ2に、他端は筐体3に接着されており、曲げ部14aが設けられている。
フォーカス動作により焦点が合ったときは、コイル6に流れる電流Iをゼロにして、マグネット7と磁性部材9の間に発生している磁気吸引力によってレンズホルダ2をシャフト4,5に押圧しているが、この不勢部材15によってさらにレンズホルダ2をシャフト4に押圧することができるため、実施例1よりもレンズホルダ2の位置を確実に保持することができる。
なお、本実施例では不勢部材15はレンズホルダ2と一体成形品としているが、これに限定されない。別部品、たとえばSUS等の板バネ部材を不勢部材としてレンズホルダ2に取り付けることも可能であることはいうまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の一実施の形態による撮像装置のレンズ駆動装置の構成を示す斜視図である。 図1に示したレンズホルダの構成を示す斜視図である。 図1に示したレンズホルダの構成を示す背面図である。 図1に示したコイルおよびマグネットの動作を示す図である。 図1に示したレンズ駆動装置のフォーカス動作を示す図である。 図1に示したレンズ駆動装置を備えた撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1に示したレンズ駆動装置の姿勢差の説明図である。 図1に示したレンズ駆動装置のコイルに印加するパルス電流の説明図である。 パルス電流と移動量の関係を示す図である。 パルス電流制御のためのフローチャートである。 他の形態のパルス電流を示す図である。 他の形態のレンズ駆動装置を示す図である。
符号の説明
1 レンズユニット、1a 光軸、2 レンズホルダ、3 筐体、4,5 シャフト、6 コイル、6a 上半部、6b 下半部、7 マグネット、7a N極領域、7b S極領域、8 ヨーク、9 磁性部材、11 レンズ受け部、12 支持部材、13,15,16 貫通孔、14 切欠部、17 穴、21 IRカットフィルタ、22 イメージセンサ、23 位置センサ、24 マイコン、25 ドライバ、26 メモリ、S1 第1の規定値、S2 第2の規定値、P0 現行設定パルス電流時間幅、P1 第1の修正パルス電流時間幅、P2 第2の修正パルス電流時間幅

Claims (6)

  1. レンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置であって、
    前記レンズを保持するレンズホルダと、
    前記レンズホルダを前記光軸方向に移動可能に支持する案内手段と、
    コイルとマグネットとを含み、前記レンズホルダを前記光軸方向に移動させるリニアモータとを備え、
    前記コイルにパルス電流を印加することにより前記レンズホルダを移動させることを特徴とする、レンズ駆動装置。
  2. 前記レンズホルダの位置を検出のためのセンサと、
    1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を制御するための制御装置と、
    1パルス当たりのパルス電流印加時間幅及びレンズホルダ移動距離の規定値を記憶するためのデータ格納手段と、
    を備えことを特徴とする、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. コイルに印加するパルス電流に対するレンズホルダの移動量が所定の範囲外のときに、コイルに印加するパルス電流の1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を変更することを特徴とする、請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記案内手段は駆動部と非駆動部とからなり、前記非駆動部に前記レンズホルダを押圧させる摩擦発生手段を備えることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  5. パルス電流をコイルに印加することによりレンズを保持したレンズホルダを移動させ、
    センサによりレンズホルダの位置を検出してレンズホルダの移動量を求め、
    該移動量が所定の範囲外であればパルス電流の1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を変更し、
    変更後の1パルス当たりのパルス電流印加時間幅をもつパルス電流をコイルに印加してレンズホルダを移動させることを特徴とする、レンズの駆動方法。
  6. 前記移動量が所定の範囲よりも小さい場合に1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を大きくし、前記移動量が所定の範囲よりも大きい場合に1パルス当たりのパルス電流印加時間幅を小さくすることを特徴とする、請求項5に記載のレンズの駆動方法。
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