JP2008122465A - レンズ駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御が簡単で且つ駆動に無駄なくズームができる小型のレンズ駆動装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】位置制御部49には、ズームレンズホルダ3の位置情報と、フォーカスレンズホルダ5の位置情報とが各々送信されると共にズーム設定部69により設定された倍率に対応したズームレンズ14の位置が記録されており、位置制御部49はズームレンズホルダ3が現在ある位置からズーム設定手段47で設定された倍率の位置までの移動範囲内にフォーカスレンズホルダ5があるか否かを判断し、ズームレンズホルダ3の移動範囲内にフォーカスレンズホルダ5があると判断したときに、フォーカスレンズホルダ駆動手段9によりフォーカスレンズホルダ5をズームレンズホルダ3の移動範囲外に移動させた後に、ズームレンズホルダ駆動手段7によりズームレンズホルダ3を設定された倍率位置へ移動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光学ズーム機能を備える撮像装置及び撮像装置のレンズ駆動装置に関する。
特許文献1には、光学ズームレンズ(以下単に「ズームレンズ」という)及び光学フォーカスレンズ(以下単に「フォーカスレンズ」という)を備える撮像装置において、ズーム設定手段により所定倍率に設定されると、制御部はズームレンズを倍率設定位置に合わせて移動すると共にフォーカスレンズをズームレンズの移動に合わせて同時に移動し、ズームレンズが設定位置で停止した後、次にフォーカスレンズを焦点位置に移動することが開示されている。
特開平2001−42404号公報
しかし、特許文献1の技術では、倍率設定時には、ズームレンズとフォーカスレンズとの干渉を避ける為、常に、その倍率位置にズームレンズを移動すると共にズームレンズの移動に付随してフォーカスレンズを移動しているので、フォーカスレンズに無駄な動きが生じている。このような無駄な動きは、電力を必要以上に消費し、且つ倍率設定時に焦点を合わせるまでに時間がかるという問題がある。また、倍率設定時にはズームレンズの移動に付随してフォーカスレンズを同時に移動させているので、余分な移動用のスペースを必要とし、小型化に限界があるという問題がある。
一方、撮影機能を備えた携帯電話機等では、レンズ駆動装置の更なる小型化の要請が高く、特に、ズームレンズとフォーカスレンズの移動範囲を小さくすると共に簡単な制御の要請が高い。
そこで、本発明は、制御が簡単で且つ駆動に無駄なくズームができる小型のレンズ駆動装置及び撮像装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、光学ズームレンズホルダと、ズームレンズホルダ駆動手段と、光学フォーカスレンズホルダと、フォーカスレンズホルダ駆動手段と、光学ズームレンズホルダの位置を検知するズームレンズ位置検出器と、光学フォーカスレンズホルダの位置を検知するフォーカスレンズ位置検出器と、ズーム設定手段と、位置制御部とを備え、位置制御部にはズームレンズ位置検出器からズームレンズホルダの位置情報が、フォーカスレンズ位置検出器からフォーカスレンズホルダの位置情報が各々送信されると共にズーム設定手段により設定された倍率に対応したズームレンズの位置が記録されており、位置制御部はズームレンズホルダが現在ある位置からズーム設定手段で設定された倍率の位置までの移動範囲内にフォーカスレンズホルダがあるか否かを判断し、ズームレンズホルダの移動範囲内にフォーカスレンズホルダがあると判断したときに、フォーカスレンズホルダ駆動手段によりフォーカスレンズホルダをズームレンズホルダの移動範囲外に移動させた後に、ズームレンズホルダ駆動手段によりズームレンズホルダを設定された倍率位置へ移動させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ズームレンズホルダ駆動手段とフォーカスレンズホルダ駆動手段とは各々、レンズホルダの一端部が嵌入されると共にレンズの光軸方向に沿って配置した駆動軸と、駆動軸の基端に設けたピエゾ素子とを備え、駆動軸の基端はピエゾ素子の振動子に固定してあり、ピエゾ素子にパルス電流を通電して生じる振動子の振動で駆動軸を軸線方向に振動させることにより、レンズホルダを光軸方向に移動することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、ズームレンズ位置検出器とフォーカスレンズ位置検出器とは各々、異なる磁極を光軸方向に沿って交互に配置したマグネット部と、マグネット部の磁界強度を検知するMRセンサとを備え、マグネット部は駆動軸と平行に配置してあり、MRセンサはレンズホルダに設けてあることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のズームレンズ駆動装置を備える撮像装置である。
請求項1に記載の発明によれば、ズーム設定手段により撮像倍率が設定されると、ズームレンズ位置検出器によりズームレンズホルダの現在位置と、フォーカスレンズ位置検出器によりフォーカスレンズホルダの現在位置とを検知し、位置制御部はズームレンズホルダの現在位置と設定された倍率に応じたズームレンズホルダの位置との間(ズームレンズホルダの移動範囲)にフォーカスレンズがあるか否かを演算し、ズームレンズホルダの移動範囲内にフォーカスレンズホルダがない場合にはそのままズームレンズホルダを設定位置へ移動し、ズームレンズホルダの移動範囲内にフォーカスレンズホルダがある場合にはフォーカスレンズホルダをズームレンズホルダの移動範囲外に移動した後、ズームレンズホルダを設定位置へ移動する。
したがって、倍率設定においてズームレンズホルダの移動範囲内にフォーカスレンズホルダがない場合には、フォーカスレンズホルダを駆動することなく、ズームレンズホルダのみを駆動するので、フォーカスレンズホルダの動きに無駄がなく、消費電力も少なくて済む。
倍率設定においてズームレンズホルダの移動範囲内にフォーカスレンズホルダがある場合には、フォーカスレンズホルダをズームレンズホルダの移動範囲から外した後に、ズームレンズホルダを駆動するので、ズームレンズホルダ(ズームレンズ)とフォーカスレンズホルダ(フォーカスレンズ)が干渉するのを防止できる。
位置制御部は、ズームレンズホルダの移動範囲にフォーカスレンズホルダがあるか否かを演算(判断)するだけであり、且つ各レンズホルダの駆動を同時にすることがないから、構成及び制御が簡単である。また、各レンズホルダを同時に駆動しないから、レンズホルダの移動スペースを少なくすることができ、小型化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏すると共に、ピエゾ素子にパルス電流を通電することにより駆動軸が駆動軸の軸線方向に振動するので、駆動軸に嵌入するレンズホルダの嵌合部には駆動軸に対する慣性力と摩擦力とが繰り返し作用して、レンズホルダを光軸方向に移動することができる。
したがって、本発明のレンズ駆動装置によれば、レンズホルダの駆動手段はピエゾ素子と駆動軸のみであるから、従来のリニアモータ機構のようなマグネットやヨークやコイル等が不用となり、簡易で且つ極めて小型にできる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の作用効果を得ることができると共に、ズームレンズ位置検出器とフォーカス位置検出器とは各々、MRセンサで位置検知しているので、簡易で且つ高精度の位置検地が可能である。特に、数十ミリ程度の寸法のレンズ駆動装置においては、磁界強度から得られる位置情報により高精度の位置検知ができると共にマグネット部を光軸方向に沿ってリニアに配置するだけで済み構成も簡易である。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載の作用効果を奏する撮像装置を提供できる。尚、撮像装置とは、いわゆる小型カメラや、撮像機能を備える携帯電話及び携帯電話に組み込まれるカメラ、内視鏡装置等をいう。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明するが、まず図1〜図7を参照して第1実施の形態について説明する。図1は位置制御部の構成を示すブロック図であり、図2は光学ズーム操作のフローチャートであり、図3は第1実施の形態にかかるレンズ駆動装置を図5のA−A位置で切断して示す縦断面図であり、図4は第1実施の形態にかかるレンズ駆動装置を図5のB−B位置で切断して示す縦断面図であり、図5は図3に示すレンズ駆動装置のC−C断面図であり、図6は駆動軸とピエゾ素子との関係を示す概略構成図であり、図7はピエゾ素子に供給するパルス電流の波形図である。
第1実施の形態にかかるレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれた光学ズーム付きオートフォーカスデジタルカメラのレンズ駆動装置である。
レンズ駆動装置1は、図3及び図4に示すように、電磁力により駆動するズームレンズホルダ3及びフォーカスレンズホルダ5と、ズームレンズホルダ3を駆動するズームレンズホルダ駆動手段7と、フォーカスレンズホルダ5を駆動するフォーカスレンズホルダ駆動手段9とを備えている。
ズームレンズホルダ3は、本実施の形態では光学ズームレンズ14を保持しており、フォーカスレンズホルダ5は、フォーカスレンズ16を保持しており、光学ズームレンズ14とフォーカスレンズ16とは光軸を同一にしてあり、光軸上には結象位置に画像センサ11が設けてある。
ズームレンズ駆動手段7とフォーカスレンズ駆動手段9とは略同じ構成であるから、ズームレンズ駆動手段7を説明してフォーカスレンズ駆動手段9には同一作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の説明を省略する。
ズームレンズ駆動手段7は、筐体13の基底15に固定したピエゾ素子17と、ピエゾ素子17の振動子19に固定した駆動軸21とから構成されている。
ピエゾ素子17は、図6に示すように、駆動軸21の軸線に設けた前側対向電極(一方側対向電極)23と後側対向電極(他方側対向電極)25と、これらの対向電極間に位置する振動子19を有している。尚、本実施の形態では、前側は光学ズームの望遠側であり、後側は光学ズームの拡大側である。
このピエゾ素子17には、前側対向電極23と後側対向電極25とにパルス電流を供給する電源制御部27が接続されており、前側対向電極23にパルス電流を供給すると、振動子19が前側対向電極側に向けて移動し、反力で元の位置に戻ることによる変形を繰り返して振動する。同様に、後側対向電極23にパルス電流を供給すると、振動子19が上方に向けて移動し、反力で戻ることによる変形を繰り返して振動する。
駆動軸21は、図3及び図4に示すように、基端21aをピエゾ素子17の振動子19に固定してあり、駆動軸21の先端部21bは筐体13に固定した保持具41に挿通されて保持されている。
図5に示すように、各レンズホルダ3、5が駆動軸21と嵌合する樹脂製の嵌合部51は、駆動軸21を取巻く一端側に開口部53が形成されており、開口部53はねじ55により開口部53の隙間を調整して、嵌合部51と駆動軸21との間の摩擦を調整自在にしている。尚、ねじ55を設けないで、嵌合部51の弾性を利用して予め設定された摩擦を付与するものであってもよい。
嵌合部51は、図5に示すように、横断面が多角形、本実施の形態では四角形の孔になっており、横断面が円形の駆動軸21と横断面において点接触している。このように、点接触することにより、駆動軸21とズームレンズホルダ3の嵌合部51との間の摩擦により生じる粉や塵等を非接触箇所に逃すことができるので、駆動の信頼性が高くできる。
ズームレンズホルダ3の他端部には補助軸35との係合部33が設けてあり、係合部33は筐体13の基底15に駆動軸21と略平行に立設された補助軸35に係合して、ズームレンズホルダ3の移動を案内している。係合部33は横断面が略U字であり、U字の開口33aは駆動軸21から遠い側に形成されている。
次に、ズームレンズホルダ3及びフォーカスレンズホルダ5の位置検知及び位置制御について説明する。このレンズ駆動装置1には、光学ズームレンズホルダ3の位置を検知するズームレンズ位置検出器43と、光学フォーカスレンズホルダ5の位置を検知するフォーカスレンズ位置検出器45と、ズーム操作部47と、位置制御部49とが設けてある。
ズームレンズ位置検出器43とフォーカスレンズ位置検出器45とは同じ構成であり、各々、レンズの光軸方向に沿って異なる磁極を交互に配置した磁極部材57と、磁界強度を検知するMRセンサ59とから構成されている。MRセンサ59は各ホルダ3、5に固定されており、ホルダ3、5と共に移動して、各ホルダの基準位置(又は初期位置)からの移動量及び移動方向を検知可能になっている。各MRセンサ59の位置情報信号は、フレキシブル配線板60により位置制御部49に送られるようになっている。
図1に示すように、位置制御部49には、フォーカスレンズ位置演算部61、ズーム位置演算部63、ズームレンズ駆動部65、フォーカスレンズ駆動部67、ズーム位置設定部69、干渉回避部71、焦点比較部73が設けてある。
フォーカスレンズ位置演算部61は、フォーカスレンズ位置検出器45のMRセンサ59から受けた検知信号からフォーカスレンズホルダ5の位置を演算して、演算した位置信号を干渉回避部71に送信し、ズームレンズ位置演算部63はズームレンズ位置検出器43のMRセンサ59から受けた検知信号からズームレンズホルダ3の位置を演算して、演算した位置信号を干渉回避部71に送信する。
ズーム位置設定部69には、ズーム1.2倍、1.4倍、1.6倍、・・・2.4倍、2.6倍、2.8倍、3.0倍等の各倍率に応じたズームレンズホルダ3の位置を記憶してあり、ズーム操作部47の操作により設定されたズーム倍率を受けるとその倍率に応じたズームレンズホルダ3の目標位置信号を干渉回避部71に送るようになっている。
干渉回避部71は、ズーム位置設定部69からズーム倍率に応じたズームレンズホルダ3の目標位置と、現在のズームレンズホルダ3の位置を比較し、これらの位置の間(ズームレンズホルダ3の移動範囲)にフォーカスレンズホルダ5があるかないかを判断(演算)する。そして、ズームレンズホルダ3の移動範囲内にフォーカスレンズホルダ5がある場合には、フォーカスレンズホルダ5をズームレンズホルダ3の移動範囲外に駆動するようにフォーカスレンズ駆動部67に駆動信号を発する。ズームレンズホルダ3の移動範囲内にフォーカスレンズホルダ5がない場合には、そのままズームレンズホルダ3をズーム倍率に応じた位置へ駆動するようにズームレンズ駆動部65に駆動信号を発するようになっている。
次に、第1実施の形態の作用及び効果について説明する。本実施の形態では、ズームレンズホルダ3を移動して光学ズームで倍率を変え、次にフォーカスレンズホルダを移動して焦点距離を合わせるものである。
ズームレンズホルダ3を、望遠側(前側)に移動する場合には、ピエゾ素子17の前側対向電極23に所定パルスの電流を供給して、振動子19を振動させる。振動子19はパルス電流が供給されると前側に突設するようにして変形し、駆動軸21は、前側に向けて移動し、ズーム1レンズホルダ3は嵌合部51で駆動軸21との摩擦力があるので前側に移動する。次に、振動子19が反力により素早く元の位置に戻ると、慣性力により駆動軸21のみが振動子19と共に初期位置に戻る。このような動作を繰り返すことにより、ズームレンズホルダ3は駆動軸21に沿って前進する。
電源制御部27では、図7に示す波形の電流をピエゾ素子17に供給するが、本実施の形態では、電圧Vが数十Vであり、周波数Hが数十KHzでスムーズな移動を図ることができた。尚、パルス電流は周波数Hを変えることにより、ズームレンズホルダ3の移動速度を変えることができる。
ズームレンズホルダ3は前進中に駆動軸21に交差する方向の僅かな振動(揺れ)を生じるが、補助軸35に係合している係合部33は横断面が略U字であり、U字の開口33aは駆動軸21から遠い側に形成されているので、駆動軸21に交差する方向のレンズホルダの揺れを逃しつつ、ズームレンズホルダ3を案内することができる。
同様に、ズームレンズホルダ3を、拡大側(後側)に移動する場合には、ピエゾ素子17の後側対向電極25に同様のパルスの電流を供給して、振動子19を振動させれば、ズームレンズホルダ3は後退する。
また、フォーカスレンズホルダ5の駆動もズームレンズホルダ3と同様にピエゾ素子17に所定パルスの電流を供給することにより、フォーカスレンズホルダ5を前進又は後退させることができる。
第1実施の形態によれば、ズームレンズホルダ駆動手段7及びフォーカスレンズホルダ駆動手段9はピエゾ素子17と駆動軸21のみであるから、リニアモータ機構のようなマグネットやヨークやコイル等が不用であるから、簡易で且つ極めて小型にできる。
特に、ピエゾ素子17は筐体の基底15に固定し、駆動軸21は光軸方向に設けるので、各レンズホルダ3、5の周囲部には駆動機構が無いので、レンズの口径方向の幅を小さくすることができる。
また、補助軸35によりズームレンズホルダ3及びズームレンズホルダ5を支持しているので、各レンズホルダ3、5を安定に移動できる。
次に、図2を参照して、レンズ駆動装置1による撮影倍率設定について説明する。ズーム操作部47により所定の撮影倍率に撮影倍率が設定されると、その設定信号を受けてズーム位置設定部69では、設定倍率に応じたズームレンズホルダ3の移動目標位置を演算し、その位置信号を干渉回避部71に送信する(ステップS1)。
次に、ズームレンズ位置演算部63では、ズームレンズ位置検出器43のMRセンサ59から受けた信号により現在のズームレンズホルダ3の位置を演算し、干渉回避部71に位置検出信号を送信する(ステップS2)。
同様に、フォーカスレンズ位置演算部61では、フォーカスレンズ位置検出器45のMRセンサ59から受けた信号により現在のフォーカスレンズホルダ5の位置を演算し、干渉回避部71に位置検出信号を送信する(ステップS3)。
干渉回避部71では、ズームレンズホルダ3の現在位置と移動目標位置との間にフォーカスレンズホルダ5があるかないかを演算し、フォーカスレンズホルダ5がある場合(フォーカスレンズホルダが干渉する)には、フォーカスレンズホルダ5をズームレンズホルダ3の現在位置と移動目標位置の間(干渉範囲)からずれた位置、例えば、ズームレンズホルダ3から離れる方向であって且つズームレンズホルダ3の移動目標位置よりも1mm外側又はフォーカスレンズホルダ5の初期位置(最も画像センサ11に近い位置)に移動する信号をフォーカスレンズ駆動部67に発し、フォーカスレンズホルダ5を干渉回避位置に移動する(ステップS5)。
一方、干渉回避部71において、ズームレンズホルダ3の現在位置と移動目標位置との間にフォーカスレンズホルダ5がない場合には、ズームレンズホルダ3を目標移動位置へ移動する(ステップS6)。
次に、目標位置にあるズームレンズ14に対して、フォーカスレンズ16が合焦点となるようにフォーカスレンズホルダ5を移動する。フォーカスレンズ16の焦点は、焦点比較部73で、画像センサ11における高域成分のピークをフォーカスレンズ16の位置毎に比較することにより検出する。焦点比較部73では高域成分のピークを検出するまでフォーカスレンズホルダ5に駆動信号を発し、高域成分のピークを検出したところで、フォーカスレンズホルダ5の移動を停止(焦点位置への移動)する(ステップS7)。
第1実施の形態によれば、撮影倍率を設定したときに、ズームレンズホルダ3とフォーカスレンズホルダ5との干渉を防止できると共に、簡易な構成でスムーズな倍率設定ができる。
次に、図8及び図9を参照して本発明の第2実施の形態を説明するが、第2実施の形態において、第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述した第1実施の形態と主に異なる点のみを説明する。尚、図8は図9のA−A断面図であり、図9は図8のC−C断面図である。
第2実施の形態にかかるレンズ駆動装置1は、図9に示すように、ズームレンズホルダ3用の駆動軸21と、フォーカスレンズホルダ5用の駆動軸21とを筐体13の対角線上に対向配置してあり、ズームレンズホルダ3用の駆動軸21に対向配置したフォーカスレンズホルダ5用の駆動軸21がズームレンズホルダ3の補助軸35を兼ねた構成としてある。同様に、フォーカスレンズホルダ5用の駆動軸21に対向配置したズームレンズホルダ5用の駆動軸21がフォーカスレンズホルダ5の補助軸35を兼ねている。
また、2つの駆動軸21、21を結ぶ対角線と直交する対角線上にズーム位置検出器43とフォーカスレンズ位置検出器45とが配置されている。
この第2実施の形態によれば、上述の第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができると共に、一方のレンズホルダ3(5)の駆動軸21は他方のレンズホルダ5(3)の補助軸35を兼ねているので、駆動軸21と別に補助軸35を別途設ける必要がないから、部品点数が少なく且つ構成を簡易にできる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、ズームレンズホルダ3又はフォーカスレンズホルダ5の嵌合部51と駆動軸21とは、断面において点接触するものであればよく、嵌合部が四角にすることに限らず、三角や六角形としてもよいし、駆動軸21は横断面が楕円であってもよい。
位置制御部49はズームレンズホルダ3やフォーカスレンズホルダ5の位置を演算して各ホルダの干渉を防止したが、ズームレンズ14やフォーカスレンズ16の位置を演算して各レンズ14、16の干渉を防止するものであってもよい。
請求項1に記載のズームレンズホルダ駆動手段7及びフォーカスレンズ駆動手段9は、ピエゾ素子17と駆動軸21とによる構成に限らず、マグネット、ヨーク及びコイルとで構成するリニアモータ機構により駆動する構成であっても良い。
位置制御部の構成を示すブロック図である。 光学ズーム操作のフローチャートである。 第1実施の形態にかかるレンズ駆動装置を図5のA−A位置で切断して示す縦断面図である。 第1実施の形態にかかるレンズ駆動装置を図5のB−B位置で切断して示す縦断面図である。 図1に示すレンズ駆動装置のC−C断面図である。 駆動軸とピエゾ素子との関係を示す概略構成図である。 ピエゾ素子に供給するパルス電流の波形図である。 第2実施の形態にかかるレンズ駆動装置を図9のA−A位置で切断して示す縦断面図である。 図8に示す第2実施の形態にかかるレンズ駆動装置のC−C断面図である。
1 レンズ駆動装置
3 ズームレンズホルダ
5 フォーカスレンズホルダ
7 ズームレンズホルダ駆動手段
9 フォーカスレンズホルダ駆動手段
17 ピエゾ素子
19 振動子
21 駆動軸
43 ズームレンズ位置検出器
45 フォーカスレンズ位置検出器
49 位置制御部
71 干渉回避部

Claims (4)

  1. 光学ズームレンズホルダと、ズームレンズホルダ駆動手段と、光学フォーカスレンズホルダと、フォーカスレンズホルダ駆動手段と、光学ズームレンズホルダの位置を検知するズームレンズ位置検出器と、光学フォーカスレンズホルダの位置を検知するフォーカスレンズ位置検出器と、ズーム設定手段と、位置制御部とを備え、位置制御部にはズームレンズ位置検出器からズームレンズホルダの位置情報が、フォーカスレンズ位置検出器からフォーカスレンズホルダの位置情報が各々送信されると共にズーム設定手段により設定された倍率に対応したズームレンズの位置が記録されており、位置制御部はズームレンズホルダが現在ある位置からズーム設定手段で設定された倍率の位置までの移動範囲内にフォーカスレンズホルダがあるか否かを判断し、ズームレンズホルダの移動範囲内にフォーカスレンズホルダがあると判断したときに、フォーカスレンズホルダ駆動手段によりフォーカスレンズホルダをズームレンズホルダの移動範囲外に移動させた後に、ズームレンズホルダ駆動手段によりズームレンズホルダを設定された倍率位置へ移動させることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. ズームレンズホルダ駆動手段とフォーカスレンズホルダ駆動手段とは各々、レンズホルダの一端部が嵌入されると共にレンズの光軸方向に沿って配置した駆動軸と、駆動軸の基端に設けたピエゾ素子とを備え、駆動軸の基端はピエゾ素子の振動子に固定してあり、ピエゾ素子にパルス電流を通電して生じる振動子の振動で駆動軸を軸線方向に振動させることにより、レンズホルダを光軸方向に移動することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. ズームレンズ位置検出器とフォーカスレンズ位置検出器とは各々、異なる磁極を光軸方向に沿って交互に配置したマグネット部と、マグネット部の磁界強度を検知するMRセンサとを備え、マグネット部は駆動軸と平行に配置してあり、MRセンサはレンズホルダに設けてあることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置を備える撮像装置。
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