JP2000028895A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JP2000028895A
JP2000028895A JP10194132A JP19413298A JP2000028895A JP 2000028895 A JP2000028895 A JP 2000028895A JP 10194132 A JP10194132 A JP 10194132A JP 19413298 A JP19413298 A JP 19413298A JP 2000028895 A JP2000028895 A JP 2000028895A
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driven
driving
lens
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driven body
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Satoshi Hamada
敏 濱田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の被駆動体の基準位置に変動が生じ難い
簡素な構成の駆動装置を提供する。 【解決手段】 駆動装置に圧電アクチュエータと駆動軸
を2組備え、圧電アクチュエータの伸縮により駆動軸を
軸方向に振動させて、レンズを保持し駆動軸に摺接する
2つのレンズ枠を個別に駆動する。駆動軸の後部を支持
する固定壁にレンズ枠が当接している位置を各レンズの
基準位置とし、レンズを基準位置に復帰させる際に、一
方のレンズ枠が固定壁に当接した後に他方の駆動を開始
する、一方のレンズ枠の駆動開始から所定時間経過した
後に他方の駆動を開始する、または、固定壁に近い方の
レンズ枠を高速で駆動することにより、2つのレンズ枠
の固定壁への当接時期に差をもたせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の被駆動体を個
別に駆動する駆動装置に関し、より詳しくは、各被駆動
体の基準位置として駆動範囲の機械的端点を用いる駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被駆動体を駆動範囲内の任意の位置に設
定し得るようにした駆動装置では、一般に、被駆動体の
一方向への動きを機械的に規制する固定部材を備えて、
この固定部材に当接して停止した位置を被駆動体の位置
の基準として利用している。被駆動体が駆動範囲内の何
処に位置していても、固定部材に当接して停止するまで
被駆動体を駆動することにより、被駆動体を容易に基準
位置に復帰させることができる。被駆動体を基準位置に
復帰させた後は、基準位置からの駆動距離を検出するだ
けで被駆動体の位置を正しく知ることができる。
【0003】複数の被駆動体を個別に駆動する駆動装置
では、被駆動体それぞれに対して基準位置を設定する必
要があるが、構成の簡素化の観点から、各被駆動体の基
準位置の設定のために単一の固定部材を共用することが
多い。特に、複数の被駆動体を所定の位置関係に保ちな
がら駆動する場合は、被駆動体ごとに固定部材を備える
とそれらの固定部材の取り付け誤差により被駆動体の相
対位置を正しく求めることができなくなるため、単一の
固定部材を各被駆動体の基準位置の設定に共用すること
が望ましい。
【0004】このような駆動装置の構成の例を図7に模
式的に示す。図7(a)の駆動装置5は2つの駆動素子
51a、51bと2本の駆動軸52a、52bを備え、
駆動素子51a、51bが発生する駆動力を駆動軸52
a、52bを介して被駆動体D1、D2に伝達して、被
駆動体D1、D2を個別にかつ同一直線上で駆動するも
のである。被駆動体D1、D2の駆動範囲の一端には固
定部材60が配設されており、被駆動体D1、D2を固
定部材60に向けて駆動し、固定部材60の表面に当接
して停止した被駆動体D1、D2(点線で示す)の位置
を、それぞれの基準位置とする。被駆動体D1、D2の
側方には、被駆動体の動きを検出するためのセンサ53
a、53bが配設されている。
【0005】図7(b)の駆動装置6も被駆動体D1、
D2を同一直線上で個別に駆動するものである。この駆
動装置6は駆動素子51a、51b、駆動軸52a、5
2b、センサ53a、53bのほか、前壁61a、後壁
61bおよびこれらを連結する連結部61cを有する一
体に形成された固定部材61を備えている。被駆動体D
1、D2をそれぞれ前壁61aと後壁61bに向けて駆
動し、前壁61aの表面および後壁61bの表面に当接
して停止した被駆動体D1、D2(点線で示す)の位置
を、それぞれの基準位置とする。
【0006】これらの駆動装置5、6で被駆動体D1、
D2を基準位置に復帰させる制御処理の流れを図8に示
す。まず、2つの被駆動体D1、D2の基準位置方向へ
の駆動(装置5では固定部材60に向けての被駆動体D
1、D2の駆動、装置6では前壁61aに向けての被駆
動体D1の駆動と後壁61bに向けての被駆動体D2の
駆動)を同時に開始する(ステップ#405)。これに
より被駆動体D1、D2は並行して駆動される。次い
で、センサ53a、53bの出力に基づいて、被駆動体
D1、D2が固定部材60または前後壁61a、61b
に当接したか否かを判断し(#410)、被駆動体D
1、D2が共に当接するまで駆動を継続する。
【0007】被駆動体D1、D2が固定部材60または
前後壁61a、61bに当接すると、駆動素子51a、
51bからの駆動力の供給を停止して被駆動体D1、D
2の駆動を終了する(#415)。そして、その時点で
の被駆動体D1、D2の位置をそれぞれの基準位置とし
て設定する(#420)。
【0008】この方式の駆動装置は小型である上、精度
も高く、相対位置を厳密に保ちながら駆動する必要があ
る被駆動体の駆動に適しており、例えば、ズームレンズ
に含まれる複数の可動レンズの駆動に用いられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】基準位置を定めるため
の固定部材は剛性の高い材料で形成されるが、被駆動体
が当接することによって僅かながら変形や振動が生じる
ことは避けられない。2以上の被駆動体が略同時に固定
部材に当接すると、固定部材の変形や振動が干渉し合っ
て、被駆動体が時間をおいて固定部材に当接するときに
比べて、停止した被駆動体の位置、すなわち基準位置に
微小なずれが生じる。
【0010】そのずれはごく小さいが、きわめて厳密に
被駆動体の相対位置を設定する必要がある場合には、無
視し得ない大きさとなる。たとえば、口径数mmのレン
ズを数mm程度の範囲にわたって駆動することで焦点距
離を変化させるズームレンズでは、鮮明な像を形成する
ために数十〜数百μm程度の精度でレンズの相対位置を
管理する必要があり、基準位置のずれが数十μmであっ
ても像の鮮明度に大きな影響が現れる。
【0011】ところが、従来の駆動装置では、基準位置
に戻すための複数の被駆動体の駆動を並行して行い、し
かも駆動開始前の各被駆動体の位置を考慮することなく
一律に行っているため、複数の被駆動体が固定部材に当
接する時期の差は一定にならず、あるときには各被駆動
体が十分な時間差で、あるときには2以上の被駆動体が
略同時に固定部材に当接することになる。このため、被
駆動体を基準位置に復帰させるごとに基準位置に変動が
生じてしまい、安定して被駆動体を精度よく所望の位置
に設定することはできなくなる。
【0012】基準位置を定めるための固定部材の材料の
選択や構造の工夫により基準位置の変動を低減すること
は可能であるが、多くの場合、コストの上昇をもたら
し、また装置の複雑化や大重量化を招く。本発明は、上
記問題点に鑑みてなされたもので、複数の被駆動体の基
準位置を設定するために固定部材を共用しながらも、基
準位置に変動が生じ難い簡素な構成の駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、複数の被駆動体を個別に駆動し、各被
駆動体の位置を基準位置からの駆動距離より求める駆動
装置であって、各被駆動体を共通の固定部材に向けて駆
動し、固定部材に当接して停止した位置を各被駆動体の
基準位置とするものにおいて、各被駆動体を基準位置に
復帰させる際に、各被駆動体を異なる時期に固定部材に
当接させるようにする。
【0014】固定部材への当接時期を被駆動体ごとに違
えることにより、略同時に当接するときに生じる固定部
材の変形や振動の干渉がなくなり、基準位置の変動が防
止される。したがって、常に、各被駆動体の位置を正し
く知り、各被駆動体を適正な位置に設定することができ
る。
【0015】各被駆動体を異なる時期に固定部材に当接
させる具体的な駆動制御としては、次のいずれかを用い
る。(1)1つの被駆動体が固定部材に当接した後に他
の被駆動体の駆動を開始する。この駆動方法では複数の
被駆動体が並行して駆動されることはないから、固定部
材への当接時期は確実に異なる。(2)1つの被駆動体
の駆動を開始して所定の時間が経過した後に他の被駆動
体の駆動を開始する。駆動範囲の全体にわたって被駆動
体を駆動するのに要する時間以上に所定の時間を設定す
ることで、複数の被駆動体が並行して駆動されることが
なくなり、固定部材への当接時期は確実に異なる。
(3)固定部材までの距離が短い被駆動体ほど駆動の速
度を高くする。この駆動方法では複数の被駆動体が並行
して駆動されるが、固定部材への当接時期は確実に異な
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の駆動装置の実施形
態について図面を参照しながら説明する。図1に本実施
形態の駆動装置1の斜視図を示し、図2にその分解斜視
図を示す。この駆動装置1はデジタルカメラのズームレ
ンズに含まれる2つの可動レンズL1、L2を駆動する
ものである。レンズL1、L2は光軸を一致させて前後
に配置されおり、駆動装置1は、焦点位置の移動を防止
しつつ焦点距離を変化させるためにレンズL1、L2の
相対位置をあらかじめ定められた位置関係に保ちなが
ら、両者を個別に駆動する。レンズL1、L2の駆動範
囲は数mm程度である。
【0017】駆動装置1は、駆動素子としての2つの圧
電アクチュエータ11a、11b、2本の駆動軸12
a、12b、基台13、および枠体14より成る。枠体
14は比較的剛性の高い樹脂で一体に形成されており、
水平壁14a、水平壁14aの中央下部に設けられ前後
方向に延びるガイド壁14b、水平壁14aの下部に設
けられガイド壁14bに対して垂直な前壁14cおよび
後壁14d、ならびに後壁14dに連らなりガイド壁1
4bと平行な左右の側壁14e、14fを有する。ガイ
ド壁14bは、駆動方向に対して垂直方向のレンズL
1、L2の動きを規制する。前壁14cおよび後壁14
dには、駆動軸12a、12bの外周面に軽く摺接する
貫通孔が設けられている。
【0018】圧電アクチュエータ11a、11bは後端
面を基台13に固定されており、印加電圧に応じて前後
方向に伸縮する。基台13は枠体14の側壁14e、1
4fに固定されている。駆動軸12a、12bはガイド
壁14bの両側に平行に配置され、後端を圧電アクチュ
エータ11a、11bの前端面に固定されている。駆動
軸12a、12bは枠体14の前壁14cと後壁14d
の貫通孔に挿通され、軸方向に摺動自在に支持されてい
る。
【0019】レンズL1、L2はそれぞれレンズ枠21
a、21bに保持されており、レンズL1およびレンズ
枠21aが駆動軸12aによって駆動される被駆動体、
レンズL2およびレンズ枠21bが駆動軸12bによっ
て駆動される被駆動体となる。レンズ枠21a、21b
の斜め上部には駆動軸12a、12bを通す貫通孔を有
する突部22a、22bが設けられている。突部22
a、22bの内側面には駆動軸12a、12bを露出さ
せる開口が形成されており、また、開口から露出した駆
動軸12a、12bを適度な力で押圧するための板ばね
23a、23bがねじ止めされている。板ばね23a、
23bの押圧力により突部22a、22bの貫通孔の内
面は駆動軸12a、12bに摺接する。
【0020】圧電アクチュエータ11a、11bへの印
加電圧の例を図6に示す。印加電圧が急激に変化すると
圧電アクチュエータ11a、11bは急激に伸張または
収縮し、印加電圧が徐々に変化すると圧電アクチュエー
タ11a、11bは徐々に伸張または収縮する。駆動軸
12a、12bに摺接しているに過ぎないレンズ枠21
a、21bは駆動軸上を摺動するが、駆動軸12a、1
2bの変位が低速であればその変位に追随して変位し、
駆動軸12a、12bの変位が高速であればその変位に
追随し得ず、元の位置に留まる。
【0021】したがって、圧電アクチュエータ11a、
11bへの印加電圧を、図6(a)のように急激に上昇
させ緩やかに下降させることを繰り返すことにより、レ
ンズL1、L2を一方向に駆動することができ、逆に、
図6(b)のように緩やかに上昇させ急激に下降させる
ことを繰り返すことにより、レンズL1、L2を逆方向
に駆動することができる。圧電アクチュエータ11a、
11bの一回の伸縮量は0.1μm程度であり、電圧印
加の周期は25μ秒(40kHz)程度であるが、駆動
速度は印加電圧の大きさおよび周期により調節可能であ
る。圧電アクチュエータ11a、11bの印加電圧は個
別に制御され、レンズL1、L2は個別に駆動されて所
定の位置関係に保たれる。
【0022】レンズL1、L2の移動量を検出するため
に、レンズ枠21a、21bの突部22a、22bの外
側面には、100μm程度のピッチでN極とS極が交互
に形成された帯状の着磁板31a、31bが駆動軸12
a、12bと平行に取り付けられており、環境の磁界に
応じて電気抵抗値が変化する磁気抵抗(MR)センサ3
2a、32bが着磁板31a、31bに対向して配置さ
れている。MRセンサ32a、32bはフレキシブルプ
リント基板33a、33bに取り付けられており、基板
33a、33bは枠体14の側壁14e、14fにねじ
止めされた板ばね34a、34bに固着されている。
【0023】板ばね34a、34bは、基板33a、3
3bを介してMRセンサ32a、32bを着磁板31
a、31bに向けて押圧するとともに、着磁板31a、
31bを介してレンズ枠21a、21bの突部22a、
22bをガイド壁14bに向けて押圧する。板ばね34
a、34bの押圧力により突部22a、22bはガイド
壁14bに接し、これにより、駆動方向に対して垂直方
向のレンズ枠21a、21bの動きが規制され、また、
レンズL1、L2の光軸が同一直線上に保たれている。
図示しないが、MRセンサ32a、32bの表面には均
一な厚さのスペーサが貼着されており、スペーサが着磁
板31a、31bに接することにより、MRセンサ32
a、32bは着磁板31a、31bの着磁面から一定の
距離に保たれている。
【0024】MRセンサ32a、32bの周囲には、着
磁板31a、31bの着磁面により、レンズL1、L2
の駆動方向に沿って一定周期で磁界が形成される。レン
ズL1、L2の駆動により着磁板31a、31bが移動
すると、固定されたMRセンサ32a、32bの磁気環
境は周期的に変化し、MRセンサ32a、32bの出力
値も周期的に変化する。MRセンサ32a、32bの出
力値の変化の回数と着磁板31a、31bの着磁ピッチ
からレンズL1、L2の駆動量が算出され、基準位置か
らの駆動量を積算することにより、レンズL1、L2の
位置が求められる。
【0025】実際には、MRセンサ32a、32bの出
力値の最大や最小を計数するだけでなく、MRセンサ3
2a、32bの出力値を補間処理する演算を行って、着
磁板31a、31bの着磁面に対するMRセンサ32
a、32bの位置をより精密に求める。これにより、着
磁板31a、31bの着磁ピッチの1/10(10μm
程度)以下の高精度で、レンズL1、L2の位置を検出
することができる。
【0026】レンズL1は、レンズ枠21aの突部22
aの後端面が枠体14の後壁14dの前面に当接する位
置から、突部22aの前端面が前壁14cの後面に当接
する位置までの範囲で駆動される。同様に、レンズL2
は、レンズ枠21bの突部22bの後端面が枠体14の
後壁14dの前面に当接する位置から、突部22bの前
端面が前壁14cの後面に当接する位置までの範囲で駆
動される。突部22aと突部22bの前後方向の長さは
等しく設定されており、レンズL1、L2の駆動範囲の
全長は等しい。
【0027】レンズ枠21aの突部22aは後方に突出
するように、レンズ枠21bの突部22bは前方に突出
するように設けられている。突部22a、22bは後壁
14dや前壁14cに当接した状態では左右に並び、こ
のときレンズ枠21a、21bは僅かに離間して前後に
位置する。
【0028】駆動装置1では、レンズL1およびレンズ
L2の基準位置を定めるために枠体14の後壁14dを
共用し、または、それぞれ前壁14cおよび後壁14d
を使用する。後壁14dを共用するときは、レンズL
1、L2の基準位置への復帰に際し、レンズ枠21a、
21bの突部22a、22bの後端面を後壁14dの前
面に当接させる。前壁14cと後壁14dを使用すると
きは、レンズL1、L2の基準位置への復帰に際し、突
部22aの前端面を前壁14cの後面に当接させ、突部
22bの後端面を後壁14dの前面に当接させる。そし
て、後壁14dまたは前壁14cと後壁14dへの突部
22a、22bの当接時期が確実に異なるように、レン
ズL1、L2の駆動を制御する。
【0029】後壁14dまたは前壁14cと後壁14d
への突部22a、22bの当接時期を異ならせること
は、次の3つの制御のいずれによっても可能である。
(1)レンズ枠21a、21bの一方が後壁14dまた
は前壁14cもしくは後壁14dに当接した後に他方の
駆動を開始する。(2)レンズ枠21a、21bの一方
の駆動を開始して所定の時間が経過した後に他方の駆動
を開始する。(3)レンズ枠21a、21bの位置を検
出し、後壁14dまたは前壁14cもしくは後壁14d
までの距離が短い方を高速で、長い方を低速で駆動す
る。
【0030】第1の駆動制御の処理の流れを図3に示
す。ここではレンズL2を先に駆動する例を示す。ま
ず、圧電アクチュエータ11bに所定の電圧を所定の周
期で印加して、レンズL2の駆動を開始する(ステップ
#105)。そして、MRセンサ32bの出力からレン
ズ枠21bが後壁14dに当接したか否かを判定して
(#110)、MRセンサ32bの出力が変化している
間は圧電アクチュエータ11bへの電圧印加を継続す
る。MRセンサ32bの出力が変化しなくなると、レン
ズ枠21bが後壁14dに当接したと判断して、圧電ア
クチュエータ11bへの電圧印加を止めてレンズL2の
駆動を終了し(#115)、その時のレンズL2の位置
をその基準位置とする(#120)。
【0031】次いで、圧電アクチュエータ11bに印加
した電圧と同じ電圧を同一周期で圧電アクチュエータ1
1aに印加して、レンズL1の駆動を開始する(#12
5)。そして、MRセンサ32aの出力からレンズ枠2
1aが後壁14dまたは前壁14cに当接したか否かを
判定して(#130)、MRセンサ32aの出力が変化
している間は圧電アクチュエータ11aへの電圧印加を
継続する。MRセンサ32aの出力が変化しなくなる
と、レンズ枠21aが後壁14dまたは前壁14cに当
接したと判断して、圧電アクチュエータ11aへの電圧
印加を止めてレンズL1の駆動を終了し(#135)、
その時のレンズL1の位置をその基準位置とする(#1
40)。
【0032】この制御では、レンズL1、L2は同じ速
度で駆動されるが、レンズL2の駆動が完了した後にレ
ンズL1の駆動を開始するから、駆動開始前のレンズL
1、L2の位置にかかわらず、両者が略同時に後壁14
dまたは前壁14cと後壁14dに当接することはな
い。レンズL2の駆動を開始した後レンズL1の駆動を
開始するまでの時間は、駆動開始前のレンズL2の位置
に依存する。
【0033】第2の駆動制御の処理の流れを図4に示
す。ここではレンズL2を先に駆動する例を示す。ま
ず、圧電アクチュエータ11bに所定の電圧を所定の周
期で印加して、レンズL2の駆動を開始する(ステップ
#205)。そして、レンズL2の駆動開始から所定時
間Tが経過したか否かを判定する(#210)。所定時
間Tは、印加電圧から定まる駆動速度を考慮して、駆動
可能範囲全体にわたってレンズL2を駆動するのに要す
る時間以上にあらかじめ設定しておく。したがって、所
定時間Tが経過した時にはレンズ枠21bは既に後壁1
4dに当接していることになる。所定時間Tが経過した
時点で、圧電アクチュエータ11bへの電圧印加を止め
てレンズL2の駆動を終了し(#215)、その時のレ
ンズL2の位置をその基準位置とする(#220)。
【0034】また、直ちに、圧電アクチュエータ11b
に印加した電圧と同じ電圧を同一周期で圧電アクチュエ
ータ11aに印加して、レンズL1の駆動を開始する
(#225)。その後さらに所定時間Tが経過するのを
待って(#230)、圧電アクチュエータ11aへの電
圧印加を止めてレンズL1の駆動を終了し(#23
5)、その時のレンズL1の位置をその基準位置とする
(#240)。レンズL1の駆動範囲の全長はレンズL
2の駆動範囲の全長と等しいから、レンズL1の駆動開
始後所定時間Tが経過した時には、レンズ枠21aは後
壁14dまたは前壁14cに当接している。
【0035】この制御では、レンズL1、L2は同じ速
度で駆動されるが、レンズL2の駆動が完了するに足る
時間が経過した後にレンズL1の駆動を開始するから、
駆動開始前のレンズL1、L2の位置にかかわらず、両
者が略同時に後壁14dまたは前壁14cと後壁14d
に当接することはない。レンズL2の駆動を開始した後
レンズL1の駆動を開始するまでの時間は一定である。
また、この制御では、レンズL1、L2を基準位置に復
帰させる際にMRセンサ32a、32bの出力を参照す
る必要はない。ただし、レンズL1の駆動開始のみを所
定時間Tによって定め、レンズL1、L2の駆動停止を
MRセンサ32a、32bの出力に基づいて行うように
してもよい。
【0036】第3の駆動制御の処理の流れを図5に示
す。まず、MRセンサ32a、32bの出力に基づいて
検出していたレンズL1、L2の位置から、どちらが基
準位置により近いかを判定する(ステップ#305)。
レンズL1がレンズL2よりも基準位置に近いときに
は、レンズL1の駆動速度をレンズL2の駆動速度より
も高く設定し(#310)、設定した速度でのレンズL
1、L2の駆動を同時に開始する(#315)。駆動速
度の高低の設定は、2つの圧電アクチュエータ11a、
11bに印加する電圧の大きさまたは電圧印加の周期を
違えることにより行う。
【0037】次いで、MRセンサ32aの出力からレン
ズ枠21aが後壁14dまたは前壁14cに当接したか
否かを判定して(#320)、当接したときにはレンズ
L1の駆動を終了し(#325)、その時のレンズL1
の位置をその基準位置とする(#330)。その後、同
様に、MRセンサ32bの出力からレンズ枠21bが後
壁14dに当接したか否かを判定して(#335)、当
接したときにはレンズL2の駆動を終了し(#34
0)、その時のレンズL2の位置をその基準位置とする
(#345)。
【0038】ステップ#305の判定で、レンズL2が
レンズL1よりも基準位置に近いときには、レンズL2
の駆動速度をレンズL1の駆動速度よりも高く設定し
(#350)、設定した速度でのレンズL1、L2の駆
動を同時に開始する(#355)。そして、MRセンサ
32bの出力からレンズ枠21bが後壁14dに当接し
たか否かを判定して(#360)、当接したときにはレ
ンズL2の駆動を終了し(#365)、その時のレンズ
L2の位置をその基準位置とする(#370)。その
後、MRセンサ32aの出力からレンズ枠21aが後壁
14dまたは前壁14cに当接したか否かを判定して
(#375)、当接したときにはレンズL1の駆動を終
了し(#380)、その時のレンズL1の位置をその基
準位置とする(#385)。
【0039】この制御では、レンズL1、L2は並行し
て駆動されるが、駆動距離の短い方がより高速で駆動さ
れるため、両者が略同時に後壁14dまたは前壁14c
と後壁14dに当接することはない。また、レンズL
1、L2を並行して駆動することにより、両者を基準位
置に復帰させるために要する時間は、第1および第2の
制御よりも短くなる。
【0040】このようにしてレンズL1、L2を基準位
置に設定する駆動装置1では、レンズ枠21a、21b
が略同時に当接するときに生じる後壁14dの変形や振
動の干渉がなくなり、枠体14を特に高剛性の材料で形
成したり補強のために特殊な構造としたりしなくても、
レンズL1、L2の基準位置の変動が防止される。した
がって、常にレンズL1、L2の位置を正しく知りそれ
らを所定の相対位置に厳密に保つことが可能になり、簡
素な構成でありながら、ズームレンズの焦点距離が精度
よく設定され、また、形成される像は常時鮮明になる。
【0041】なお、レンズL1、L2を基準位置に設定
するために枠体14の前壁14cを共用するようにして
もよい。その場合も、上記の3つの駆動制御と同様の制
御で、レンズ枠21a、21bの前壁14cへの当接時
期に差をもたせることができる。
【0042】また、ここでは、圧電アクチュエータを駆
動素子として用い、駆動軸の振動によりこれに摺接する
被駆動体を駆動する構成を示したが、被駆動体の駆動方
式はこれに限られるものではない。例えば、螺旋状の突
条を駆動軸に形成して被駆動体と係合させ、モータによ
り駆動軸を回転させて被駆動体を駆動する方式にも、本
発明は適用可能である。被駆動体の数も2に限られるも
のではなく、3以上の被駆動体を駆動する駆動装置とす
ることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の駆動装置では、固定部材への当
接時期を被駆動体ごとに異ならせているため、被駆動体
の位置に依存して発生する基準位置の変動が防止され
る。したがって、基準位置のずれによる被駆動体の位置
の不正確さが減少し、被駆動体を常に適正な位置に設定
することができる。しかも、固定部材の材料や構造を特
殊なものにする必要がないため、製造が容易であり、コ
ストの上昇もほとんど生じない。
【0044】また、固定部材への当接時期を被駆動体ご
とに異ならせるために本発明の駆動装置で採用している
駆動制御は、いずれも簡単なものであり、被駆動体を基
準位置に設定する処理が特に複雑になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるレンズ駆動用の駆
動装置の斜視図。
【図2】 上記駆動装置の分解斜視図。
【図3】 上記駆動装置のレンズを基準位置に復帰させ
る第1の制御処理の流れを示すフローチャート。
【図4】 上記駆動装置のレンズを基準位置に復帰させ
る第2の制御処理の流れを示すフローチャート。
【図5】 上記駆動装置のレンズを基準位置に復帰させ
る第3の制御処理の流れを示すフローチャート。
【図6】 圧電アクチュエータの印加電圧の例を示す
図。
【図7】 従来の駆動装置の概略構成を示す図。
【図8】 従来の駆動装置の被駆動体を基準位置に復帰
させる制御処理の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 駆動装置 11a、11b 圧電アクチュエータ 12a、12b 駆動軸 13 基台 14 枠体 14b ガイド壁 14c 前壁 14d 後壁 21a、21b レンズ枠 22a、22b 突部 23a、23b 板ばね 31a、31b 着磁板 32a、32b MRセンサ 33a、33b フレキシブルプリント基板 34a、34b 板ばね
フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 BE04 BE05 BE08 BE18 DB04 DB07 DC01 DC06 DC09 5H680 AA00 AA08 AA19 BB01 BB13 BB19 BB20 BC01 DD01 DD23 DD53 DD67 DD73 EE10 EE22 FF08 FF21 FF23 FF24 FF25 FF38 GG11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被駆動体を個別に駆動し、各被駆
    動体の位置を基準位置からの駆動距離より求める駆動装
    置であって、各被駆動体を共通の固定部材に向けて駆動
    し、固定部材に当接して停止した位置を各被駆動体の基
    準位置とするものにおいて、 各被駆動体を基準位置に復帰させる際に、各被駆動体を
    異なる時期に固定部材に当接させることを特徴とする駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 1つの被駆動体が固定部材に当接した後
    に他の被駆動体の駆動を開始することにより、各被駆動
    体を異なる時期に固定部材に当接させることを特徴とす
    る請求項1に記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 1つの被駆動体の駆動を開始して所定の
    時間が経過した後に他の被駆動体の駆動を開始すること
    により、各被駆動体を異なる時期に固定部材に当接させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 固定部材までの距離が短い被駆動体ほど
    駆動の速度を高くすることにより、各被駆動体を異なる
    時期に固定部材に当接させることを特徴とする請求項1
    に記載の駆動装置。
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