JP2001311865A - 位置・速度制御装置 - Google Patents

位置・速度制御装置

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JP2001311865A
JP2001311865A JP2000132254A JP2000132254A JP2001311865A JP 2001311865 A JP2001311865 A JP 2001311865A JP 2000132254 A JP2000132254 A JP 2000132254A JP 2000132254 A JP2000132254 A JP 2000132254A JP 2001311865 A JP2001311865 A JP 2001311865A
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lens
control
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zoom
zoom lens
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JP2000132254A
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English (en)
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Hiroshi Mizumura
弘 水村
Hiroyuki Kawamura
博行 河村
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズ装置のズームレンズの速度制御におい
て、可動範囲を規制するストッパーにズームレンズが実
際に当たったときに検出される位置センサーからの位置
信号の値を端の値として設定し、この端の値に基づいて
端近傍におけるズームレンズの減速制御を行うことによ
って、端近傍での適切な制御を行うことができる位置・
速度制御装置を提供する。 【解決手段】レンズ装置10のズームレンズ32は、サ
ーボモジュール20によってモータ駆動され、サーボモ
ジュール20のモジュール制御部70は、ズームレート
デマンド14から与えられる制御信号に基づいてズーム
レンズ32を駆動する。モジュール制御部70は、電源
投入時等にズームレンズ32をワイド端とテレ端に移動
させ、そのとき位置センサー47からの位置信号の値を
各端の値として設定し、その端の値に基づいて端近傍に
おける減速制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位置・速度制御装置
に係り、特にレンズ装置においてフォーカスレンズ、ズ
ームレンズ等の位置又は速度を制御する位置・速度制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビレンズ装置において、カメラやコ
ントローラ等から与えられる制御信号に基づいてフォー
カスレンズやズームレンズをサーボモータによって駆動
し、各レンズの位置や速度を電動で制御するものが知ら
れている。また、これらのレンズの可動範囲の端にはそ
の可動範囲を規制するストッパーが設けられており、こ
のストッパーの位置、即ち、可動範囲の端を考慮してレ
ンズの位置や速度を制御することも一般的に行われてい
る。
【0003】例えば、ズームレンズの制御では、コント
ローラから与えられた指令速度となるようにズームレン
ズを速度制御することが一般的であるが、この場合に、
ズームレンズが可動範囲の端、即ち、テレ端又はワイド
端のストッパーの位置に近づくと、コントローラから減
速が指示されていないときでも、そのストッパーより手
前からズームレンズを強制的に減速させ、停止する直前
でズームレンズをストッパーに軽く当てて最終的にスト
ッパーの位置でズームレンズを停止させるようにしてい
る。
【0004】一方、フォーカスレンズの制御では、コン
トローラから与えられた指令位置となるようにフォーカ
スレンズを位置制御することが一般的であるが、この場
合に、コントローラからの指令位置が可動範囲の端、即
ち、至近端又は無限遠端のストッパーの位置を超えるよ
うなときには、端の位置でフォーカスレンズを停止させ
るような制御が行われている(特開平11−10193
2号公報、特開平11−261873号公報)。
【0005】このように、レンズの可動範囲をストッパ
ーによって機械的に規制するだけでなく、制御の上でも
可動範囲の端を考慮することによって、レンズがストッ
パーで停止した際にモータの駆動電流を停止させて無駄
な電力消費を無くしたり、また、端でのレンズの止まり
を好適に行う等、可動範囲の端における制御には特別な
考慮が払われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
カスレンズやズームレンズの可動範囲の端は、これらの
レンズの位置を検出する位置センサーからの位置信号が
設計段階で規定された標準的な端の値になるときと認識
されるが、レンズが実際にストッパーに当たっていると
きに位置センサーから出力される位置信号の値と、予め
端の位置として規定された位置信号の値とが正確に一致
しない場合がある。即ち、ストッパーの設置位置のバラ
ツキ、位置センサーの出力信号のバラツキ、電気的調整
のバラツキ等によってレンズが実際にストッパーに当た
っているときの位置信号の値は正確には一律の値とはな
らない。
【0007】このため、可動範囲の端において精度の高
い制御を行うことができないという問題があった。例え
ば、上述のようなズームレンズの制御において、ストッ
パーよりも外側(可動範囲外)を可動範囲の端と認識し
ている場合には、ストッパーの位置に対して減速を開始
するのが遅れ、ズームレンズがストッパーに強く当た
り、大きな音が発生してしまう事態が生じていた。逆
に、ストッパーよりも内側(可動範囲内)を可動範囲の
端と認識している場合には、ズームレンズがストッパー
に全く当たらないで停止しようとするために、ズームレ
ンズが慣性で一旦停止位置を通過してから逆方向に戻っ
て停止することになり、端における止まりの動作が良好
に行われないという事態が生じていた。従って、可動範
囲の端を正確に認識することは端において精度の高い制
御を行う上で重要であり、上述のフォーカスレンズやズ
ームレンズに限らず、一般に可動範囲が制限されている
制御対象をその可動範囲の端を考慮して制御する場合に
重要である。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、可動範囲が制限されている制御対象の制御にお
いて、可動範囲の端での高精度な制御を適切に行うこと
ができる位置・速度制御装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、制御対象の位置を検出す
る位置検出手段から出力される位置信号に基づいて前記
制御対象の可動範囲を制限し、前記制御対象の位置又は
速度を制御する位置・速度制御装置において、前記制御
対象が前記可動範囲の端に到達したことを検出する端検
出手段と、前記端検出手段によって前記制御対象が前記
可動範囲の端に到達したことを検出した時に、前記位置
検出手段から出力された位置信号の値を前記端の位置を
示す値として設定する端位置設定手段と、前記位置検出
手段から出力される位置信号の値が前記端位置設定手段
によって設定された値に一致するときを前記可動範囲の
端と認識して前記制御対象の可動範囲を制限し、前記制
御対象の位置又は速度を制御する制御手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段による制御開始前
に又は所定のスイッチの指示によって、前記制御対象を
強制的に前記端の位置に移動させて前記端検出手段によ
って前記制御対象が前記可動範囲の端に到達したことを
検出し、該検出時に前記位置検出手段から出力された位
置信号の値を前記端の位置を示す値として前記端位置設
定手段によって設定することを特徴としている。
【0011】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御対象の位置又は速度が
制御されている際に、前記端検出手段によって前記制御
対象が前記可動範囲の端に到達したことを検出すると、
該検出時に前記位置検出手段から出力された位置信号の
値を前記端の位置を示す値として前記端位置設定手段に
よって設定することを特徴としている。
【0012】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のうちいずれか1に記載の発明において、
前記制御対象は、レンズ装置におけるフォーカスレンズ
又はズームレンズであることを特徴としている。
【0013】本発明によれば、制御対象が可動範囲の端
に到達した時に、位置検出手段から出力された位置信号
の値を端の位置を示す値として設定し、この設定した端
の値によって可動範囲の端を認識して前記制御対象の可
動範囲を制限し、前記制御対象の位置又は速度を制御す
るようにしたため、制御対象の端を正確に認識して可動
範囲の端での高精度な制御を適切に行うことができるよ
うになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係る位置・速度制御装置の好ましい実施の形態について
詳説する。
【0015】図1は、本発明が適用されるレンズ装置の
一実施の形態を示した外観図である。同図に示すレンズ
装置10はEFPレンズと呼ばれるタイプのもので、レ
ンズ装置10には、フォーカス操作用のフォーカスデマ
ンド12やズーム操作用のズームレートデマンド14が
ケーブル16を介して接続される。フォーカスデマンド
12には回動可能なフォーカスリング12Aが設けられ
ており、フォーカスデマンド12は、このフォーカスリ
ング12Aの回動位置に基づいてフォーカス位置を指令
する制御信号をレンズ装置10に送信する。一方、ズー
ムレートデマンド14には回動可能なサムリング14A
が設けられており、ズームレートデマンド14は、この
サムリング14Aの回動位置に基づいてズーム速度を指
令する制御信号をレンズ装置10に送信する。
【0016】また、レンズ装置10の下部には、フォー
カスレンズ駆動用のサーボモジュール18とズームレン
ズ駆動用のサーボモジュール20が着脱可能に装着され
る。サーボモジュール18、20にはそれぞれモータが
内蔵されており、サーボモジュール18、20をレンズ
装置10に装着すると、各サーボモジュール18、20
のモータがそれぞれフォーカスレンズ、ズームレンズに
動力伝達可能に連結される。また、各サーボモジュール
18、20には、それぞれ上記フォーカスデマンド1
2、ズームレートデマンド14からの制御信号が与えら
れ、この制御信号に基づいてモータが駆動されてフォー
カスレンズ、ズームレンズが移動する。
【0017】図2は、上記レンズ装置10及びサーボモ
ジュール18、20の内部構成を示したブロック図であ
る。同図に示すようにレンズ装置10には光軸方向に移
動可能なフォーカスレンズ30、ズームレンズ32が配
置される。レンズ装置10にはこれらのフォーカスレン
ズ30、ズームレンズ32以外にも絞り、エクステンダ
ーレンズ等の光学部材が配置されるが同図では省略して
いる。
【0018】また、レンズ装置10には、レンズ制御部
34が内蔵されており、このレンズ制御部34は、CP
U36、A/D変換器38、D/A変換器40、通信回
路42、メモリ44等の各種機能を備えた素子から構成
される。レンズ制御部34には、上記フォーカスデマン
ド12やズームレートデマンド14からの制御信号が入
力され、また、フォーカスレンズ30の現在位置を検出
する位置センサー46からの位置信号や、ズームレンズ
32の現在位置を検出する位置センサー47からの位置
信号が入力される。
【0019】フォーカスデマンド12やズームレートデ
マンド14が通信機能により制御信号をデジタル信号と
して出力するものである場合には、レンズ制御部34の
CPU36はその制御信号を通信回路42を介して取得
する。一方、フォーカスデマンド12やズームレートデ
マンド14が制御信号をアナログ信号(電圧)として出
力するものである場合には、レンズ制御部34のCPU
36は、A/D変換器38を介してその制御信号を取得
する。また、CPU36は、上記位置センサー46、4
7からA/D変換器38を介して、フォーカスレンズ3
0の現在位置(現在のフォーカス位置)を示す位置信号
と、ズームレンズ32の現在位置(現在のズーム位置)
を示す位置信号とを取得する。
【0020】また、レンズ制御部34のCPU36は、
サーボモジュール18、20がレンズ装置10に装着さ
れると、これらのサーボモジュール18、20と通信を
行うことができ、CPU36は、サーボモジュール1
8、20に、上記フォーカスデマンド12、ズームレー
トデマンド14から取得した制御信号や、上記位置セン
サー46、47から取得した位置信号等を通信回路42
を介して各サーボモジュール18、20に送信する。
【0021】尚、レンズ装置10には、デジタル式とア
ナログ式のものがあり、同図に示すレンズ装置10はデ
ジタル式である。デジタル式は、通信により制御信号や
位置信号をデジタル信号(電圧値)としてサーボモジュ
ール18、20に送信するのに対して、アナログ式は、
制御信号や位置信号をアナログ信号(電圧信号)として
サーボモジュール18、20に送信するものである。ま
た、デジタル式のものは、所定のスイッチによってアナ
ログ式に切り換えることも可能であり、アナログ式に切
り換えた場合には、CPU36からの制御信号や位置信
号の出力信号をD/A変換器40を介してアナログ信号
に変換してサーボモジュール18、20に送信する。本
発明はレンズ装置10がデジタル式とアナログ式のいず
れの場合であっても適用できる。
【0022】また、本実施の形態では、レンズ制御部3
4のCPU36は、フォーカスデマンド12やズームレ
ートデマンド14から制御信号を取得し、その制御信号
をサーボモジュール18、20に送信することとしてい
るが、レンズ制御部34のCPU36は、フォーカスデ
マンド12やズームレートデマンド14に限らず、レン
ズ装置10が装着されるカメラ本体や、パソコン等の他
の種類のコントローラから制御信号を取得し、その制御
信号をサーボモジュール18、20に送信することも可
能である。
【0023】レンズ制御部34のメモリ44は、ROM
等の不揮発性メモリであり、このメモリ44には、フォ
ーカスレンズ30の可動範囲の両端(至近端と無限遠
端)と、ズームレンズ32の可動範囲の両端(テレ端と
ワイド端)の位置(値)が端情報として予め記録され
る。各端の値は、フォーカスレンズ30又はズームレン
ズ32が端に到達したときに、上記位置センサー46、
47から出力される電圧の値、又は、レンズ制御部34
のCPU36からサーボモジュール18、20に送信さ
れる位置信号の値であり、規定の値が標準値としてメモ
リ44に記録される。例えば、フォーカスレンズ30の
至近端の値は2.5(V)、無限遠端の値は7.5
(V)、ズームレンズ32のワイド端の値は2.5
(V)、テレ端の値は7.5(V)というようになって
いる。尚、位置センサー46、47から出力される電圧
の値と、そのときレンズ制御部34のCPU36からサ
ーボモジュール18、20に送信される位置信号の値
は、一対一対応の関係にあれば、同じ値である必要はな
いが、説明の簡単のため、以下、位置センサー46、4
7から出力された電圧の値がそのまま位置信号の値とし
てレンズ制御部34のCPU36からサーボモジュール
18、20に送信されるものとする。
【0024】サーボモジュール18には、サーボにより
制御されるモータ48が搭載されており、このモータ4
8は、詳細を省略した動力伝達機構49によりフォーカ
スレンズ30に連結される。従って、モータ48が回転
するとフォーカスレンズ30が光軸方向に移動する。
【0025】また、サーボモジュール18には、モジュ
ール制御部50が内蔵されており、このモジュール制御
部50は、CPU52、A/D変換器54、D/A変換
器56、通信回路58、駆動回路60、メモリ62等の
各種機能を備えた素子から構成される。
【0026】モジュール制御部50のCPU52は、レ
ンズ制御部34から送信された制御信号や位置信号等の
通信信号を通信回路58を介して取得する。レンズ制御
部34から送信される制御信号は、目標のフォーカス位
置を指令する制御信号であり、この目標のフォーカス位
置は、フォーカスデマンド12から与えられた制御信号
に基づいて与えられる。CPU52は、その制御信号に
よって指令された目標のフォーカス位置とレンズ制御部
34からの位置信号によって逐次与えられる現在のフォ
ーカス位置とを比較し、その差に応じた(例えば比例し
た)モータ48の回転速度を指令する駆動信号をD/A
変換器56を介して駆動回路60に与える。駆動回路6
0は、駆動信号に応じた速度(及び回転方向)でモータ
48を回転させる。これによって、フォーカスレンズ3
0が目標のフォーカス位置に向かって移動すると共に、
フォーカスレンズ30が目標のフォーカス位置に近づく
に従って移動速度が減速し、目標のフォーカス位置に到
達したところで停止する。尚、サーボモジュール18
は、レンズ装置10がデジタル式ではなくアナログ式の
場合にも対応でき、レンズ装置10がアナログ式の場合
には、上述のようにアナログ信号(電圧)として与えら
れる制御信号や位置信号等をA/D変換器54を介して
取得し、上述と同様にしてモータ48を駆動する。
【0027】また、CPU52は、レンズ制御部34か
ら与えられた制御信号が至近端又は無限遠端を越えてフ
ォーカスレンズ30の可動範囲外を目標のフォーカス位
置として指令する場合には、目標のフォーカス位置を至
近端又は無限遠端に修正し、これらの端の位置を越えて
フォーカスレンズ30を移動させるようなモータ制御を
防止する。これによって、フォーカスレンズ30が至近
端又は無限遠端に設けられたストッパーに強く衝突し大
きな音が発生するなどの不具合が防止される。至近端と
無限遠端の位置は、後述する端設定処理によって正確に
至近端と無限遠端に設置されたストッパーの位置に一致
させることが可能である。
【0028】モジュール制御部50のメモリ62は、R
OM等の不揮発性メモリであり、このメモリ62には、
レンズ制御部34のメモリ44と同様にフォーカスレン
ズ30の可動範囲の両端(至近端と無限遠端)の位置
(電圧値)が標準値として予め記録される。例えば、フ
ォーカスレンズ30の至近端の値は2.5(V)、無限
遠端の値は7.5(V)というように記録される。これ
らの端(至近端と無限遠端)の値は、後述のように端設
定処理を行わない場合等に使用される。
【0029】サーボモジュール20は、上記サーボモジ
ュール18と同様に構成されたものであるが、上記サー
ボモジュール18がレンズ制御部34から目標位置を指
令する制御信号を受信するのに対し、サーボモジュール
20はレンズ制御部34から目標速度を指令する制御信
号を受信するという点で相違している。これは、フォー
カス制御がフォーカス位置を指令するフォーカスデマン
ド12からの制御信号に基づいて行われるのに対し、ズ
ーム制御がズーム速度を指令するズームレートデマンド
14から制御信号に基づいて行われることに起因するも
ので、もし、ズーム制御をズーム位置を指令するコント
ローラからの制御信号に基づいて行う場合には、所定の
スイッチによってサーボモジュール20の処理を上記サ
ーボモジュール18と同様に目標位置を指令する制御信
号を受信してその目標位置にズームレンズ32を移動さ
せるような処理に切り換えることも可能である。逆にサ
ーボモジュール18の処理を目標速度を指令する制御信
号を受信してその目標速度でフォーカスレンズ30を移
動させるような処理に所定のスイッチによって切り換え
ることも可能である。
【0030】サーボモジュール20には、サーボにより
制御されるモータ64が搭載されており、このモータ6
4は、詳細を省略した動力伝達機構66によりズームレ
ンズ32に連結される。従って、モータ64が回転する
とズームレンズ32が光軸方向に移動する。
【0031】また、サーボモジュール20には、モジュ
ール制御部70が内蔵されており、このモジュール制御
部70は、CPU72、A/D変換器74、D/A変換
器76、通信回路78、駆動回路80、メモリ82等の
各種機能を備えた素子から構成される。
【0032】モジュール制御部70のCPU72は、レ
ンズ制御部34から送信された制御信号や位置信号等の
通信信号を通信回路78を介して取得する。制御部34
から送信される制御信号は、目標のズーム速度を指令す
る制御信号であり、この目標のズーム速度は、ズームレ
ートデマンド14から与えられた制御信号に基づいて与
えられる。CPU72は、その制御信号によって指令さ
れた目標のズーム速度に対応したモータ64の回転速度
を指令する駆動信号をD/A変換器76を介して駆動回
路80に与える。駆動回路80は、駆動信号に応じた速
度(及び回転方向)でモータ64を回転させる。これに
よって、ズームレンズ32が目標のズーム速度で移動す
る。尚、サーボモジュール20は、サーボモジュール1
8と同様に、レンズ装置10がデジタル式ではなくアナ
ログ式の場合にも対応でき、レンズ装置10がアナログ
式の場合には、上述のようにアナログ信号(電圧)とし
て与えられる制御信号や位置信号等をA/D変換器74
を介して取得し、上述と同様にしてモータ64を駆動す
る。
【0033】また、CPU72は、レンズ制御部34か
ら与えられた制御信号に基づいてズームレンズ32を移
動させている場合において、レンズ制御部34から逐次
与えられる位置信号により、ズームレンズ32がワイド
端又はテレ端に対して所定距離までに近づいたことを検
出した場合にはズームレンズ32の速度を強制的に減速
させる。そして、ワイド端又はテレ端に到達する直前に
はズームレンズ32を略停止する速度まで減速させる。
これによって、ズームレンズ32をワイド端又はテレ端
に設けられたストッパーに軽く当ててズームレンズ32
をストッパーの位置で停止させる。このような端近傍に
おけるズームレンズ32の減速制御は、例えば、ワイド
端又はテレ端までの距離に比例した0(又は略0)〜1
までの係数(減速を開始する位置で1)をレンズ制御部
34からの制御信号が指令するズーム速度にかけてこれ
によって得られたズーム速度でズームレンズ32を移動
させること等によって実現される。
【0034】制御部70のメモリ82は、ROM等の不
揮発性メモリであり、このメモリ82には、レンズ制御
部34のメモリ44と同様にズームレンズ32の可動範
囲の両端(ワイド端とテレ端)の位置(電圧値)が標準
値として予め記録される。例えば、ズームレンズ32の
ワイド端の値は2.5(V)、テレ端の値は7.5
(V)というように記録される。これらの端(テレ端と
ワイド端)の値は、後述のように端設定処理を行わない
場合等に使用される。
【0035】次に、端設定処理について説明する。端設
定処理は、サーボモジュール18、20において行われ
る。フォーカスレンズ30の至近端と無限遠端にはフォ
ーカスレンズ30の可動範囲を規制するストッパーが設
けられており、サーボモジュール18における端設定処
理は、フォーカスレンズ30が至近端のストッパーと無
限遠端のストッパーのそれぞれに当たっているときにレ
ンズ制御部34から与えられる位置信号の値を記憶し、
それを至近端と無限遠端のそれぞれの端の値として設定
する処理である。一方、ズームレンズ32のテレ端とワ
イド端にも同様にズームレンズ32の可動範囲を規制す
るストッパーが設けられており、サーボモジュール20
における端設定処理は、ズームレンズ32がテレ端のス
トッパーとワイド端のストッパーのそれぞれに当たって
いるときにレンズ制御部34から与えられる位置信号の
値を記憶し、それをテレ端とワイド端のそれぞれの端の
値として設定する処理である。
【0036】端設定処理によって設定された端の値は、
上述のように、レンズ制御部34から与えられた制御信
号が指令する目標のフォーカス位置が端より外側(至近
端から無限遠端までの移動可能な範囲より外側)となる
ときにはその目標のフォーカス位置を端の位置とする場
合や、ズームレンズ32が端に向かって近づいた場合
に、ズーム速度を強制的に減速させる場合に使用され
る。本実施の形態では、端の値を以上のような制御を行
うために使用するものとしているが、制御内容にかかわ
らず、端の位置を考慮した制御を行う場合には、正確に
端の値を設定することが重要であり、本発明のように端
設定を行えるようにすることは有益である。
【0037】サーボモジュール18とサーボモジュール
20においてフォーカスレンズ30の端の値とズームレ
ンズ32の端の値とは位置制御と速度制御との相違から
上述のように各制御で使用される用途が異なっている
が、サーボモジュール18とサーボモジュール20の端
設定処理については全く同様に行われるため、以下にお
いては、サーボモジュール20におけるズームレンズ3
2の端設定処理について詳説することにする。
【0038】上述のようにサーボモジュール20のモジ
ュール制御部70のCPU72は、レンズ装置10の制
御部34からの制御信号により目標のズーム速度が与え
られると、その目標のズーム速度となるようにモータ6
4の回転速度を制御する。図3(A)に示すように例え
ば、ズーム位置の中間点からワイド方向に目標のズーム
速度(負の値)が与えられると、ズームレンズ32は、
同図矢印aのようにそのズーム速度でワイド端に向かっ
て移動する。逆に、テレ方向に目標のズーム速度(正の
値)が与えられると、ズームレンズ32は、同図矢印c
のようにそのズーム速度でテレ端に向かって移動する。
このとき、ズームレンズ32がワイド端又はテレ端に対
して所定距離まで近づくと、同図に示すようにその位置
を減速開始位置P1 、P2 として、CPU72は、レン
ズ制御部34からの制御信号によって指令された目標の
ズーム速度に対して、減速開始位置P1 、P2 からワイ
ド端又はテレ端までの距離に比例した0から1までの係
数(減速開始位置P1 、P 2 で係数1、ワイド端又はテ
レ端で係数0)をかけて、矢印b、dで示すようにズー
ムレンズ32を減速させる。尚、減速開始位置P1 、P
2 は、それぞれワイド端とテレ端を基準にしてこれらの
端から一定距離にある点として定義される。従って、減
速開始位置P1 、P2 は端設定処理によって設定された
端の値によって適宜変化する。
【0039】そして、ワイド端又はテレ端の位置でズー
ム速度がほぼ速度0となるようにし、ワイド端又はテレ
端の位置に設けられたストッパーに軽くズームレンズ3
2を当てて停止させる。
【0040】また、CPU72は、現在のズーム位置
を、レンズ制御部34から与えられる位置信号、即ち、
位置センサー47から出力された位置信号の値によって
認識するが、ズームレンズ32がワイド端又はテレ端に
到達したときの位置信号の値は、予めモジュール制御部
70のメモリ82又はレンズ制御部34のメモリ44に
標準値として記録されている。同図(B)は、位置信号
の値に対して標準値として記録されたワイド端とテレ端
の位置を示した図であり、同図ではワイド端の標準値を
AV、テレ端の標準値をBVとしている。これに対し
て、ワイド端とテレ端に設けられたそれぞれのストッパ
ーにズームレンズ32が実際に当接しているときにレン
ズ制御部34から与えられる位置信号の値には公差があ
り、上記標準値に対して多少のバラツキがある。このバ
ラツキによって、位置信号がAV又はBVを示すときを
ワイド端又はテレ端として上述のように端近傍における
ズームレンズ32の減速制御を行うと、ズームレンズ3
2が強くワイド端又はテレ端のストッパーに衝突して大
きな音が発生したり、また、ズームレンズ32がワイド
端又はテレ端のストッパーまで到達しないで停止するな
ど、目的とする制御が好適に行えない場合が生じる。
【0041】そこで、サーボモジュール20では、上述
のような不具合が生じないように、端設定処理を行うこ
とによって、ワイド端とテレ端に設けられたそれぞれの
ストッパーにズームレンズ32が実際に当接していると
きにレンズ制御部34から与えられる位置信号の値を端
の値として設定できるようにしている。尚、端設定処理
を行わないでモジュール制御部70のメモリ82又はレ
ンズ制御部34のメモリ44に予め記録されている標準
値を使用することも可能であり、端設定処理を行うか否
かは、レンズ装置10にそのような選択スイッチが設け
られている場合にはその選択スイッチに従い、レンズ装
置10にそのような選択スイッチが設けられていない場
合には、サーボモジュール20に設けられた選択スイッ
チに従う。また、端設定処理を行わずにモジュール制御
部70のメモリ82又はレンズ制御部34のメモリ44
に予め記録されている標準値を使用する場合に、レンズ
装置10がレンズ制御部34のメモリ44に記録されて
いる標準値を端情報としてサーボモジュール20に送信
する機能を備えている場合にはモジュール制御部70の
CPU72はその標準値を端の値として使用し、一方、
レンズ装置10にそのような端情報の送信機能がない場
合には、モジュール制御部70のCPU72は、モジュ
ール制御部70のメモリ82に記録された標準値を端の
値として使用する。
【0042】端設定処理の内容について詳説すると、モ
ジュール制御部70のCPU72はメモリ82に記録さ
れているワイド端の標準値とテレ端の標準値を取得し、
図3(B)に示すようにこれら標準値に対して+αだけ
可動範囲の外側に広げた値を仮の端の値(以下、仮端値
という)とする。尚、ワイド端の標準値AVとテレ端の
標準値BVの関係がAV<BVである場合には、標準値
に対して+αだけ可動範囲の外側に広げるという意味
は、具体的には、ワイド端の標準値AVを|α|だけ減
算し、テレ端の標準値BVを|α|だけ加算することを
意味する。また、|α|の大きさは、端の値の公差を考
慮して少なくとも公差よりも大きな値とし、ワイド端と
テレ端の仮端値の範囲内に実際の端の値が含まれるよう
にし、仮端値の範囲でズームレンズ32を移動させた場
合に確実にズームレンズ32がストッパーに当たるよう
にする。
【0043】以上のように仮端値を設定すると、モジュ
ール制御部70のCPU72は、仮端値の範囲でズーム
レンズ32が移動するのを許容し、ズームレンズ32が
ストッパーに当たるのを検出する。
【0044】このときズームレートデマンド14からの
制御信号とは関係なく電源投入時(即ち、ズームレート
デマンド14からの制御信号に基づいて制御を開始する
前)にズームレンズ32をワイド端とテレ端のストッパ
ーに当たるように強制的に移動させて、ズームレンズ3
2がストッパーに当たるのを検出する方法と、ズームレ
ートデマンド14からの制御信号に基づいてズームレン
ズ32を移動させている際にズームレンズ32がストッ
パーに当たるのを検出する方法とがあり、前者を初期設
定が有りの場合、後者を初期設定が無しの場合とする。
【0045】初期設定の有り、無しは目標のズーム速度
をサーボモジュール20に送信するレンズ装置10にお
ける設定事項であり、レンズ装置10において所定の選
択スイッチによって初期設定の有り、無しをユーザが選
択できるようにしてもよいし、又は、初期設定の有り、
無しのいずれかが予め決められているものであってもよ
い。初期設定が有りの場合には、電源投入時において、
レンズ制御部34のCPU36は、ズームレートデマン
ド14からの制御信号にかかわらず、モジュール制御部
70に、所定のズーム速度を指令する制御信号を送信
し、ズームレンズ32をワイド端に移動させ、続いて、
ズームレンズ32をテレ端に移動させる。初期設定が無
しの場合には、レンズ制御部34のCPU36は上述の
ような特別な処理を行わずに、通常通りズームレートデ
マンド14からの制御信号をサーボモジュール20の送
信する。
【0046】モジュール制御部70のCPU72におい
ては、初期設定の有り、無しにかかわらず、レンズ制御
部34から与えられる制御信号に基づいてモータ64を
制御してズームレンズ32を駆動すると共に、ズームレ
ンズ32がワイド端とテレ端のストッパーに当たるまで
は仮端値を端の値として上述のように端近傍における減
速制御を行えばよく、もし、ズームレンズ32がワイド
端又はテレ端のストッパーに当たったことを検出した場
合には、そのときレンズ制御部34から与えられた位置
信号の値を該当する端の正式な値として設定する。ここ
で、ズームレンズ32がテレ端又はワイド端のストッパ
ーに当たったことの検出は、ストッパーで強制的にズー
ムレンズ32が停止した際にはモータ64に流れる電流
が急激に増加するので、モジュール制御部70のCPU
72においてモータ64に供給される電流を監視し、そ
のモータ64に流れる電流の急激な増加を検知すること
によって行ってもよいし、或いは、モジュール制御部7
0のCPU72がモータ64を駆動するための駆動信号
を出力しているにもかかわらず、レンズ制御部34から
与えられる位置信号が変化しないことを検知することに
よって行ってもよい。また、ストッパーにズームレンズ
32が当たるとオン信号を出力するセンサをストッパー
に設置し、そのセンサからのオン信号が出力されるのを
検知することによって行ってもよい。
【0047】尚、上述のように初期設定の有り、無しを
レンズ装置10における設定事項とした場合、初期設定
が有りの場合にはフォーカスレンズ駆動用のサーボモジ
ュール18に対しても、レンズ制御部34から至近端と
無限遠端の仮端値を目標のフォーカス位置として指令す
る制御信号を送信することでフォーカスレンズ30を強
制的に至近端と無限遠端のストッパーに当たるように移
動させることができる一方、初期設定が無しの場合には
フォーカスデマンド12から与えられる制御信号によっ
てフォーカスレンズ30が移動している際にフォーカス
レンズ30が至近端と無限遠端のストッパーに当たるこ
とによって端設定が行われることになるが、この場合に
フォーカスデマンド12から与えられる制御信号によっ
ては至近端又は無限遠端のストッパーまでフォーカスレ
ンズ30が到達せず、端設定ができない場合がある。し
かしながら、このような場合には、フォーカスレンズ3
0はストッパーによって規制されないので元々端設定を
行う必要がなく、端設定が行えなくても問題は生じな
い。
【0048】また、初期設定の有り、無しをレンズ装置
10における設定事項とするのではなく、サーボモジュ
ール18、20における設定事項としてもよく、サーボ
モジュール18、20に設けられた所定の選択スイッ
チ、又は、レンズ装置10に設けられた所定の選択スイ
ッチに基づいてサーボモジュール18、20において初
期設定の有り、無しを判断し、又は、サーボモジュール
18、20で予め初期設定の有り、無しが決められてい
る場合にはそれに従い、初期設定が有りの場合には、サ
ーボモジュール18、20のモジュール制御部50、7
0のCPU52、72が、レンズ制御部34からの制御
信号にかかわらず、電源投入時においてそれぞれフォー
カスレンズ30、ズームレンズ32を各端のストッパー
に当たるように移動させて端設定を行い、初期設定が無
しの場合には、上述のようにレンズ制御部34からの制
御信号に従ってそれぞれフォーカスレンズ30、ズーム
レンズ32を移動させている際にフォーカスレンズ3
0、ズームレンズ32が各端に当たった際に端設定を行
うようにしてもよい。
【0049】以上のようにして、端設定処理を行うと、
モジュール制御部70のCPU72は、端設定処理によ
って設定した端の値によって端近傍におけるズームレン
ズ32の減速制御を実行する。即ち、端設定処理によっ
て設定した端の値に基づいて、図3(A)で示した減速
開始位置P1 、P2 を各端から所定距離の位置(値)に
定めると共に、その端の値を減速制御によって最終的に
停止させる位置とする。サーボモジュール18において
は、レンズ制御部34からの制御信号が指令する目標の
フォーカス位置が端の位置よりも外側となるときにはそ
の目標のフォーカス位置を端の位置に変更する際の端の
値として使用する。
【0050】次にサーボモジュール20における端設定
処理の手順を図4乃至図7のフローチャートを用いて説
明する。
【0051】モジュール制御部70のCPU72は、電
源が投入されて処理を開始すると、まず初期設定処理を
行う(ステップS10)。この初期設定処理によって端
設定処理を行うか否か等の設定を行う。続いて、端設定
処理(ステップS12)とモータ駆動処理(ステップS
14)を繰り返し行う。ステップS12の端設定処理
は、ステップS10において端設定処理を行うと設定さ
れた場合にのみ行われる処理であり、上述のように電源
投入時に行う場合(初期設定が有りの場合)と、ステッ
プS14のモータ駆動処理の間に行う場合(初期設定が
無しの場合)とがある。ステップS14のモータ駆動処
理は、レンズ制御部34から送信される制御信号に基づ
いてモータ64を駆動し、ズームレンズ32を制御信号
によって指令された目標のズーム速度で移動させる処理
である。
【0052】次に、ステップS10の初期設定処理につ
いて図5のフローチャートで説明すると、モジュール制
御部70のCPU72は、初期設定処理を開始すると、
基本設定を行った後(ステップS16)、端検出初期設
定を行い(ステップS18)、初期設定処理を終了す
る。ここで、ステップS18の端検出初期設定の詳細を
図6のフローチャートで説明する。モジュール制御部7
0のCPU72は、端検出初期設定を開始すると、ま
ず、上述したように仮端値を設定する(ステップS2
0)。即ち、モジュール制御部70のメモリ82に記録
されているテレ端とワイド端の標準値を+αだけ可動範
囲の外側に広げた値を仮端値とする。次に、モジュール
制御部70のCPU72は、レンズ制御部34と通信が
可能か否かによって、レンズ装置10がデジタル式かア
ナログ式かを判定する(ステップS22)。上記図2の
レンズ装置10ではレンズ制御部34は通信可能な構成
となっているため、デジタル式と判定されるが、レンズ
装置の種類によってはアナログ式と判定される場合もあ
る。
【0053】まず、レンズ装置10がアナログ式と判定
した場合について説明すると、モジュール制御部70の
CPU72は、サーボモジュール20に設けられた所定
の選択スイッチによって端設定が有りと選択されている
か無しと選択されているかを判定する(ステップS2
4)。尚、同図に示すフローチャートでは、サーボモジ
ュール20に設けられている選択スイッチによって設定
される設定事項をモジュール設定と記し、レンズ装置1
0に設けられている選択スイッチによって設定される設
定事項又はレンズ装置10のプログラムで予め決められ
ている設定事項をレンズ設定と記している。
【0054】ステップS24において端設定が無しと判
定した場合、レンズ制御部34のCPU72は以下で示
す端設定処理を行わないこととし(端設定を無しに設
定)(ステップS26)、端の値をメモリ82に記録さ
れている標準値として設定する(ステップS28)。
【0055】一方、ステップS24において端設定が有
りと判定した場合、レンズ制御部34のCPU72は以
下で示す端設定処理を行うこととする(端設定を有りに
設定)(ステップS30)。この場合、レンズ設定が初
期設定の有りと無しのいずれを選択しているか(ステッ
プS32)によって、初期設定が有りの方法(ステップ
S34)、又は、初期設定が無しの方法(ステップS3
6)に設定される。尚、上述したように初期設定が有り
か無しかによってモジュール制御部70のCPU72の
処理自体が特に変わるものではないので、モジュール制
御部70のCPU72は必ずしもレンズ設定が初期設定
の有りと無しのいずれに設定されているかを認識する必
要はない。
【0056】次に、上記ステップS22において、レン
ズ装置10がデジタル式と判定した場合について説明す
ると、モジュール制御部70のCPU72は、まず、レ
ンズ設定が端設定の有りと無しのいずれを選択している
かを判定する(ステップS38)。ここで、端設定が無
しと選択されていると判定した場合、モジュール制御部
70のCPU72は以下で示す端設定処理を行わないこ
ととする(ステップS40)。次いで、モジュール制御
部70のCPU72は、レンズ制御部34からレンズ制
御部34のメモリ44に記録されているワイド端とテレ
端の標準値(端情報)を受信したか否かを判定する(ス
テップS42)。端情報の受信が有りと判定した場合に
は、その受信した端情報を端の値とする(ステップS4
4)。一方、端情報の受信が無しと判定した場合には、
端の値をモジュール制御部70のメモリ82に記録され
ている標準値に設定する(ステップS46)。
【0057】上記ステップS38において、端設定が有
りと選択されていると判定した場合、モジュール制御部
70のCPU72は以下に示す端設定処理を行うことと
する(ステップS48)。この場合、レンズ設定が初期
設定の有りと無しのいずれを選択しているか(ステップ
S50)によって、初期設定が無しの方法(ステップS
52)、又は、初期設定が有りの方法(ステップS5
4)に設定される。尚、上述と同様にモジュール制御部
70のCPU72は必ずしもレンズ設定が初期設定の有
りと無しのいずれに設定されているかを認識する必要は
ない。以上の処理が終了すると、端検出初期設定の処理
を終了する。
【0058】次に、上記ステップS12の端設定処理に
ついて図7のフローチャートを用いて説明する。モジュ
ール制御部70のCPU72は、上記端検出初期設定
(図6)のステップS26、ステップS40において、
端設定を無しと設定した場合には、この端設定処理は行
わず、ステップS30、ステップS48において、端設
定を有りとした場合にのみこの端設定処理を実行する。
【0059】端設定処理を開始すると、まず、モジュー
ル制御部70のCPU72は、端設定が完了しているか
否かを判定する(ステップS56)。即ち、以下の処理
によって既に端設定が完了しているか否かを判定する。
完了している場合には、このフローチャートの処理を終
了し、ステップS14のモータ駆動処理を実行する。
【0060】一方、端設定が完了していない場合には、
上記端検出初期設定(図6)のステップS34、ステッ
プS36、ステップS52、ステップS54において、
初期設定が有りと選択されているか無しと選択されてい
るか(ステップS58)によって以下のように端設定処
理が異なる方法で実行される。
【0061】先ず、初期設定が有りと設定されている場
合について説明すると、レンズ制御部34からはズーム
レンズ32をワイド方向に所定速度で移動させる制御信
号がモジュール制御部70のCPU72に送信される。
モジュール制御部70のCPU72は、その制御信号に
従ってモータ64を駆動し、ズームレンズ32をワイド
方向に移動させる(ステップS60)。そして、モジュ
ール制御部70のCPU72は、ズームレンズ32がワ
イド端に到達したことを検出したらその時にレンズ制御
部34から与えられる位置信号の値を記憶し(ステップ
S62)。この記憶した位置(値)をワイド端の値とし
て設定する(ステップS64)。
【0062】次に、レンズ制御部34からはズームレン
ズ32をテレ方向に所定速度で移動させる制御信号がモ
ジュール制御部70のCPU72に送信される。モジュ
ール制御部70のCPU72は、その制御信号に従って
モータ64を駆動し、ズームレンズ32をテレ方向に移
動させる(ステップS66)。そして、モジュール制御
部70のCPU72は、ズームレンズ32がテレ端に到
達したことを検出したらその時にレンズ制御部34から
与えられる位置信号の値を記憶し(ステップS68)、
この記憶した位置(値)をワイド端の値として設定する
(ステップS70)。以上の処理が完了すると、ワイド
端とテレ端の端設定を完了し(ステップS72)、以
下、ステップS14で行われるモータ駆動制御におい
て、端近傍におけるズームレンズ32の減速制御をこの
端設定処理によって設定した端の値に基づいて実行す
る。即ち、ズームレンズ32の減速を強制的に開始する
減速開始位置P1 、P2 (図3(A)参照)と減速によ
って最終的にズームレンズ32を停止させる端の位置と
を以上の端設定処理によって設定した端の値に基づいて
決定し、これに従って端近傍におけるズームレンズ32
の減速制御を実行する。
【0063】次に、ステップS58において初期設定が
無しと設定されている場合について説明すると、モジュ
ール制御部70のCPU72は、まず、ワイド端の設定
が完了しているか否かを判定する(ステップS74)。
YES、即ち、ワイド端の端設定が既に完了していると
判定した場合には、ワイド端の端設定を更に行うことな
く、ステップS82に移行する。一方、NOと判定した
場合には、次に、ズームレンズ32がワイド端に到達し
たか否かを判定する(ステップS76)。即ち、レンズ
制御部34からの制御信号に基づいてズームレンズ32
を移動させた結果、ズームレンズ32がワイド端に到達
したか否かを判定する。このステップS76においてN
Oと判定した場合には、ワイド端の端設定を行わずにス
テップS82に移行する。一方、YESであれば、次
に、その時にレンズ制御部34から与えられる位置信号
の値をワイド端の値として設定する(ステップS7
8)。これによって、ワイド端の端設定を完了し、以
下、ステップS74の処理において、YESと判定する
こととする(ステップS80)。
【0064】次に、テレ端の設定が完了しているか否か
を判定する(ステップS82)。YES、即ち、テレ端
の端設定が既に完了していると判定した場合には、テレ
端の端設定を更に行うことなく、この端設定処理を終了
する。一方、NOと判定した場合には、次に、ズームレ
ンズ32がテレ端に到達したか否かを判定する(ステッ
プS84)。即ち、レンズ制御部34からの制御信号に
基づいてズームレンズ32を移動させた結果、ズームレ
ンズ32がテレ端に到達したか否かを判定する。このス
テップS84においてNOと判定した場合には、テレ端
の端設定を行わずにこの端設定処理を終了する。一方、
YESであれば、次に、その時にレンズ制御部34から
与えられる位置信号の値をレテ端の値として設定する
(ステップS78)。これによって、テレ端の端設定を
完了し、以下、ステップS82の処理において、YES
と判定することとする(ステップS88)。以上のよう
にしてワイド端又はテレ端の端設定が完了した場合に
は、以下、ステップS14で行われるモータ駆動制御に
おいて、端近傍におけるズームレンズ32の減速制御を
この端設定処理によって設定した端の値に基づいて実行
する。即ち、ズームレンズ32の減速を強制的に開始す
る減速開始位置P1 、P2 (図3(A)参照)と減速に
よって最終的にズームレンズ32を停止させる端の位置
とを以上の端設定処理によって設定した端の値に基づい
て決定し、これに従って端近傍におけるズームレンズ3
2の減速制御を実行する。
【0065】以上、上記説明ではズームレンズ駆動用の
サーボモジュール20における端設定処理について説明
したが、フォーカスレンズ駆動用のサーボモジュール1
8の端処理設定についても同様に行われる。また、ズー
ムレンズ駆動用のサーボモジュール20とフォーカスレ
ンズ駆動用のサーボモジュール18はいずれも所定の選
択スイッチによって位置制御と速度制御に切り換え可能
であり、ズームレンズ32をフォーカスレンズ30と同
様に位置制御し、端設定処理によって設定した端の値に
よって、レンズ制御部34からの制御信号が指令する目
標位置が端の位置よりも外側となるときにはその目標位
置を端の位置に制限することも可能であるし、フォーカ
スレンズ30をズームレンズ32と同様に速度制御し、
端設定処理によって設定した端の値に基づいて端近傍に
おける減速制御を行うことも可能である。
【0066】また、上記実施の形態において、端近傍に
おけるズームレンズ32の強制的な減速制御や、フォー
カスレンズ30の目標位置の端への制限等、端を考慮し
た制御はサーボモジュール18、20において行うよう
にしたが、これらの制御はレンズ制御部34において行
うことも可能であり、例えば、レンズ制御部34からサ
ーボモジュール20に送信する制御信号によってズーム
レートデマンド14からの制御信号にかかわらず端近傍
でズームレンズ32を強制的に減速させることも可能で
ある。このような場合にはレンズ制御部34が端の位置
を正確に認識することが必要であるため、上述と同様の
端設定処理をレンズ制御部34が行うようにしてもよ
い。
【0067】また、上記実施の形態において端設定を電
源投入時に行う場合(初期設定が有りの場合)と、通常
の制御を行っている際にレンズが端に到達したときに端
設定を行う場合(初期設定が無しの場合)とに選択でき
るようにしたが、これに限らず、レンズ装置10又はサ
ーボモジュール18、20に設けられた所定のスイッチ
をオンすることによって所望のときに端設定を行えるよ
うにしてもよい。この場合に、スイッチがオンされたと
きに、初期設定が有りの場合と同様に、レンズを強制的
に端に移動させて端設定を行うようにしてもよいし、ま
た、初期設定が無しの場合と同様に通常の制御を行って
いる際にレンズが端に到達したときに端設定を行うよう
にしてもよい。更に、端設定を一旦行った後でも、スイ
ッチをオンすることによって再度端設定を行えるように
してもよい。また、一度、端設定を行うと、電源をオフ
した場合でもその端の値を記憶しておき、次の端設定が
行われるまではその端の値を標準値として使用するよう
にしてもよい。
【0068】また、上記実施の形態では、フォーカスレ
ンズ30やズームレンズ32の端設定について説明した
が、これに限らずアイリスの端設定等においても本発明
は適用できる。更に、レンズ装置のレンズ等の制御対象
に限らず、任意の制御対象について位置制御又は速度制
御する制御装置において、端を考慮した制御を行う場合
には端を正確に認識しておくことが必要であるため、上
記実施の形態のように端設定を行うことは有用であり、
本発明はこのような制御装置に適用できる。例えば、雲
台をパンニングさせるパンモータを速度制御する場合に
おいて、パンニングの端近傍でパンモータを強制的に減
速させて端で停止させるような制御を行うときには、上
記実施の形態と同様に端設定処理を行うことによって端
の正確な位置を認識することができ、端の正確な位置を
認識することで精度の高い制御を行うことができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る位置・
速度制御装置によれば、制御対象が可動範囲の端に到達
した時に、位置検出手段から出力された位置信号の値を
端の位置を示す値として設定し、この設定した端の値に
よって可動範囲の端を認識して前記制御対象の可動範囲
を制限し、前記制御対象の位置又は速度を制御するよう
にしたため、制御対象の端を正確に認識して可動範囲の
端での高精度な制御を適切に行うことができるようにな
る。
【0070】また、レンズ装置のズームレンズを速度制
御する場合に本発明を適用することによって、ズームレ
ンズが可動範囲を規制するストッパーに近づいた場合に
ズームレンズを強制的に減速させ、ズームレンズが略停
止する直前にズームレンズをストッパーに当てて停止さ
せるというような高い精度が要求される制御を適切に行
うことができ、端位置のバラツキ等によってズームレン
ズがストッパーに強く当たり大きな音が発生する等の不
具合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されるレンズ装置の一実
施の形態を示した外観図である。
【図2】図2は、レンズ装置及びサーボモジュールの内
部構成を示したブロック図である。
【図3】図3(A)、(B)は、端設定処理の説明に使
用した説明ズームレンズである。
【図4】図4は、サーボモジュールにおける全体処理手
順を示したフローチャートである。
【図5】図5は、サーボモジュールにおける初期設定処
理の手順を示したフローチャートである。
【図6】図6は、サーボモジュールにおける端検出初期
設定の手順を示したフローチャートである。
【図7】図7は、サーボモジュールにおける端設定処理
の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…レンズ装置、12…フォーカスデマンド、14…
ズームレートデマンド、18、20…サーボモジュー
ル、30…フォーカスレンズ、32…ズームレンズ、3
4…レンズ制御部、36、52、72…CPU、46、
47…位置センサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象の位置を検出する位置検出手段
    から出力される位置信号に基づいて前記制御対象の可動
    範囲を制限し、前記制御対象の位置又は速度を制御する
    位置・速度制御装置において、 前記制御対象が前記可動範囲の端に到達したことを検出
    する端検出手段と、 前記端検出手段によって前記制御対象が前記可動範囲の
    端に到達したことを検出した時に、前記位置検出手段か
    ら出力された位置信号の値を前記端の位置を示す値とし
    て設定する端位置設定手段と、 前記位置検出手段から出力される位置信号の値が前記端
    位置設定手段によって設定された値に一致するときを前
    記可動範囲の端と認識して前記制御対象の可動範囲を制
    限し、前記制御対象の位置又は速度を制御する制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする位置・速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段による制御開始前に又は所
    定のスイッチの指示によって、前記制御対象を強制的に
    前記端の位置に移動させて前記端検出手段によって前記
    制御対象が前記可動範囲の端に到達したことを検出し、
    該検出時に前記位置検出手段から出力された位置信号の
    値を前記端の位置を示す値として前記端位置設定手段に
    よって設定することを特徴とする請求項1の位置・速度
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御対象の位置又は速度が制御され
    ている際に、前記端検出手段によって前記制御対象が前
    記可動範囲の端に到達したことを検出すると、該検出時
    に前記位置検出手段から出力された位置信号の値を前記
    端の位置を示す値として前記端位置設定手段によって設
    定することを特徴とする請求項1の位置・速度制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御対象は、レンズ装置におけるフ
    ォーカスレンズ又はズームレンズであることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のうちいずれか1の位置・速度
    制御装置。
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