JPH10126671A - レンズ制御装置 - Google Patents

レンズ制御装置

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JPH10126671A
JPH10126671A JP8278142A JP27814296A JPH10126671A JP H10126671 A JPH10126671 A JP H10126671A JP 8278142 A JP8278142 A JP 8278142A JP 27814296 A JP27814296 A JP 27814296A JP H10126671 A JPH10126671 A JP H10126671A
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JP
Japan
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zoom
relay lens
lens
focus
time
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JP8278142A
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English (en)
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Hidetomo Tateno
英智 舘野
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ズーム位置の動作を予測し、リレーレンズの位
置のデータを先読みすることによりリレーレンズの作動
の遅れを補正できるレンズ制御装置を提供する。 【解決手段】フォーカス、ズーム、アイリスの各位置検
出センサ22、32、42で検出したフォーカス、ズー
ム、アイリスの位置をマイクロプロセッシングユニット
(MPU)30で読み込み、現時刻t0 のズーム位置デ
ータZ0 と、前回の処理ルーチンの時(t-1)のズーム
位置Z-1とから、時刻t+1のときのズームの値Z+1をZ
0 +(Z0 −Z-1)と予測する。このズーム予測位置
(Z+1)と、フォーカス、アイリスの位置とにより定ま
るリレーレンズ群18の位置をデータテーブルから読み
だし、リレーレンズ位置データを出力する。そして、こ
のリレーレンズ位置データをD/A変換器54を介して
モータ駆動回路52に導き、モータ50を駆動してリレ
ーレンズ群18を追従させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ制御装置に係
り、特に、放送用テレビカメラ等に用いられるズームレ
ンズを制御するレンズ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビレンズの中には、コマ収差や像面
湾曲を補正するため、リレーレンズの一部を光軸に沿っ
て進退自在に設け、アイリス、ズーム、又はフォーカス
の位置に応じて、前記リレーレンズの位置を制御してい
るものがある。このような、インナーフォローテイング
方式が採用されたテレビレンズでは、アイリス、ズー
ム、フォーカスのそれぞれの駆動系に取り付けられたポ
テンショメータにより、位置を読み取り、A/Dコンバ
ータによりアナログ信号からデジタル信号に変換してマ
イクロプロセッシングユニット(MPU)に取り込むよ
うに構成されている。
【0003】そして、アイリス、ズーム、フォーカスの
位置により定められるリレーレンズの位置をデータテー
ブルから読みだし、D/Aコンバータに出力し、サーボ
駆動回路を経てモータを駆動することにより、前記リレ
ーレンズを駆動するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のレンズ制御装置では、アイリス、ズーム、フォーカ
スが静止しているときには格別の問題とならないが、こ
れらが動いている場合には、アイリス、ズーム、フォー
カスの位置を読み取ってからリレーレンズを駆動するま
での間に、更にアイリス、ズーム、フォーカスの位置が
移動してしまうので、リレーレンズが追従できず、補正
が遅れるという欠点がある。
【0005】特に、ズーム動作に対する補正の遅れが著
しく、今後ズームのスピードアップ化、リレーレンズ駆
動用のモータの小型化(非力化)などを図る上でかかる
課題は一層重要性を増している。本発明はこのような事
情に鑑みてなされたもので、ズーム動作に対してリレー
レンズを高精度に追従させることができ、ズームのスピ
ードアップ化、リレーレンズ駆動用のモータの小型化
(非力化)などを図ることができるレンズ制御装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、光軸に沿って進退自在に支持されたリレーレ
ンズをズーム位置との関係によって規定される位置に駆
動制御するレンズ制御装置において、ズーム位置の変
化、又はズーム動作を指令するズーム制御信号に基づい
て所定時間後のズーム動作を予測してズーム予測位置を
求めるとともに、該ズーム予測位置に応じた前記リレー
レンズの位置を示す位置データを先行して求め、この位
置データが示す位置に前記リレーレンズを移動させるよ
うに前記リレーレンズの駆動手段を制御することを特徴
としている。
【0007】本発明によれば、ズーム位置の変化、又は
ズーム制御信号に基づいてズーム動作を予測し、リレー
レンズが位置すべき位置データを先読みするようにした
ので、ズーム動作に対してリレーレンズの作動が遅れる
ことがなく、ズームの位置に応じて規定される位置にリ
レーレンズを高精度に追従させることができる。これに
より、コマ収差や像面湾曲を適正に補正できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ制御装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1には、本発明の第1の実施の形態に係るレンズ
制御装置が適用されたテレビカメラ用レンズの構成が示
されている。図中左側が被写体側に向けられるレンズ前
方にあたり、図中右端面(レンズ後方)に図示しないテ
レビカメラが固定連結されることになる。同図に示すテ
レビカメラ用レンズ10の光学系は、フォーカスレンズ
群12、第1ズームレンズ群14、第2ズームレンズ群
16、リレーレンズ群18を主要部材として構成され、
詳しくは図示されていないが、各レンズ群はそれぞれ光
軸に沿って前後に移動可能に支持されている。
【0009】前記第1ズームレンズ群14と第2ズーム
レンズ群16とは、図示しないカムによって相互に光学
的位置が規制されるようになっている。尚、各レンズ群
は、図1では簡略化して示してあるが、それぞれ1枚又
は複数枚のレンズで構成される。また、第2ズームレン
ズ群16とリレーレンズ群18の間にはアイリス20が
設けられている。尚、フォーカス、ズーム、アイリス
は、マニュアル操作又はモータによるサーボ駆動により
行われる。
【0010】このテレビカメラ用レンズ10には、フォ
ーカスレンズ群12の位置を検出するフォーカス位置検
出センサ(例えば、ポテンショメータ)22と、該フォ
ーカス位置検出センサ22からの検出信号を増幅するフ
ォーカスアンプ24と、フォーカスアンプ24からのア
ナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器26
とが設けられている。前記フォーカス位置検出センサ2
2で検出された検出信号はフォーカスアンプ24、A/
D変換器26を介してマイクロプロセッシングユニット
(MPU)30に導かれ、フォーカス位置が把握され
る。
【0011】同様に、ズーム位置を検出するためのズー
ム位置検出センサ32、ズームアンプ34、及びA/D
変換器36が設けられるとともに、アイリス位置を検出
するためのアイリス位置検出センサ42、アイリスアン
プ44、及びA/D変換器46が設けられている。ま
た、リレーレンズ群18を駆動するモータ50と、該モ
ータ50を動作させるモータ駆動回路52とが設けら
れ、該モータ駆動回路52はD/A変換器54を介して
前記MPU30と接続されている。そして、MPU30
から出力されるモータ駆動制御信号がD/A変換器54
によってアナログ信号に変換された後、モータ駆動回路
52に導かれるようになっている。モータ駆動回路52
はD/A変換器54から入力するモータ駆動制御信号に
基づいてモータ50を駆動し、このモータ50の駆動に
よってリレーレンズ群18が光軸に沿って移動すること
になる。
【0012】次に、リレーレンズ群の制御方法について
説明する。ズームがマニュアル(手動)操作のみで、も
ともとズーム指令の為のコントロール信号(ズーム制御
信号)がない場合や、コントロール信号の読み込み装置
が設けられていない場合は、ズーム位置検出センサ32
によるズーム位置信号に基づいて以下のように処理す
る。
【0013】即ち、現時刻t0 におけるズーム位置をZ
0 、前回の処理ルーチンの時(t-1)のズーム位置をZ
-1とするとき、ズームは直線的に変化するものとして時
刻t+1のときのズームの値Z+1を、次式(1)
【0014】
【数1】Z0 +(Z0 −Z-1) …(1) と予測する。この演算によって求められたZ+1の値がズ
ームの作動範囲を超えるときは、Z+1の値は作動範囲の
エンド端(ワイド端又はテレ端)の値に置き換えられ
る。また、式(1)によってズームの位置を予測しても、
実際は、その位置に到達するまでのモータ50の作動時
間が必要となるので、この作動時間を考慮した係数aを
(Z0 −Z-1)に乗算し、次式(2)
【0015】
【数2】Z0 +a×(Z0 −Z-1) …(2) を式(1)に代えて用いてもよい。尚、係数aは、フロー
トモータの作動スピードやフロートデータの値等によっ
て決定される。こうして得られたズーム予測位置(Z+
1)と、前記フォーカス位置検出センサ22により検出
されたフォーカス位置及び前記アイリス位置検出センサ
42により検出されたアイリス位置とに基づいて、図示
しない記憶手段(メモリ)に格納されたデータテーブル
からリレーレンズの位置を読みだし、リレーレンズ位置
データをD/A変換器54に出力する。
【0016】このリレーレンズ位置データに基づいて前
記モータ駆動回路52が制御され、前記モータ50が駆
動されことにより、前記リレーレンズ群18が光軸に沿
って移動するようになっている。次に、上記の如く構成
された本発明の第1の実施の形態に係るレンズ制御装置
が適用されたテレビカメラ用レンズの作用について説明
する。
【0017】図2は、リレーレンズ制御におけるMPU
30の処理の流れを示すフローチャートである。ズーム
操作が行われるなどしてリレーレンズ制御が開始される
と、まず、アイリス、フォーカス、ズーム位置の読み込
みが実行される(S12)。この時読み込まれたズーム
位置データZ0 と、前回の処理ルーチンの時(t-1)の
ズーム位置をZ-1とから、時刻t+1のときのズームの値
Z+1が上述の如く式(1)によって予測される(S1
4)。
【0018】そして、得られたZ+1がズームの作動範囲
内にあるか否かが判別され(S16)作動範囲を超える
ときはS18に進み、Z+1の値はエンド端に設定され
る。即ち、S14で得られたZ+1がワイド端よりも更に
小さい値を示す場合、Z+1はワイド端の値に置き換えら
れ、また、S14で得られたZ+1がテレ端よりも更に大
きい値を示す場合には、Z+1はテレ端の値に置き換えら
れた後、S20に進む。
【0019】他方、S16においてZ+1がズームの作動
範囲内にある場合は、S14で予測したズーム位置Z+1
がそのまま利用され、S20に進む。S20において
は、S14又はS18において得られたズーム予測位置
Z+1と、S12で読み込んだアイリス位置及びフォーカ
ス位置とに基づいてデータテーブルからリレーレンズの
位置を割り出す。その後、MPU30はこのリレーレン
ズ位置データを出力する(S22)。こうしてMPU3
0から出力されたリレーレンズ位置データは、D/A変
換器54によりアナログ信号に変換されてモータ駆動回
路52に導かれ、モータ50が駆動される。これによ
り、ズーム動作に対してリレーレンズ群18を高精度に
追従させることができる。
【0020】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図3には、本発明に係るレンズ制御装置の第
2の実施の形態が示され、図1に示した第1の実施の形
態と同一又は類似の部材には同一の符号を付し、その説
明は省略する。同図に示すテレビカメラ用レンズ10に
は、前記第1ズームレンズ群14と第2ズームレンズ群
16を駆動するズームモータ60、該ズームモータ60
を動作させるズームモータ駆動回路62、及びズーム動
作を指令する操作部材の操作に応じてズーム制御信号を
出力するズーム制御装置64とが設けられている。ま
た、前記ズーム制御装置64から出力されたズーム制御
信号は、ズーム制御信号検出回路66、アンプ67及び
A/D変換器68を介してMPU30に導かれるように
なっている。
【0021】図1に示した第1の実施の形態では、ズー
ム位置信号のみで予測を行うため、ズームが動きだして
初めて、ズームが操作されたことを認識することにな
る。従って、この方法を図3のテレビカメラ用レンズ1
0にそのまま適用するとズームモータ60の起動遅れが
含まれることになる。そこで、それらを回避するため、
本第2の実施の形態では、コントロール信号を利用して
以下のように処理する。尚、コントロール信号が位置制
御信号であるか、速度制御信号であるかによって処理が
異なるので、それぞれについて分けて説明する。
【0022】先ず、位置制御の場合は、時刻t0 におけ
るズーム位置Z0 とズーム制御信号Zc の差(Z0 −Z
c )をΔZとしたとき、時刻t+1のズームの値Z+1を、
次式(3)(4)に従って予測する。
【0023】
【数3】Z+1=Z0 +ΔZ ただし、|ΔZ|<Zm のとき …(3)
【0024】
【数4】Z+1=Z0 ±Zm ただし、|ΔZ|≧Zm のとき …(4) ここに、Zm はソフトウエアで一連の処理ルーチンの間
にズーム動作できる最大量を示す。この場合の処理の流
れについてフローチャートを参照しながら説明する。リ
レーレンズ制御の処理が開始されると、先ずアイリス、
フォーカス、ズームの各位置の読み込みが行われる(S
32)。次いで、ズーム動作を指令するズーム制御信号
(ズーム位置制御信号)Zc の読み込みが行われ(S3
4)、現時刻t0 におけるズーム位置Z0 と時刻t-1に
おけるズーム位置Z-1の大小関係、即ちズームがテレ側
或いはワイド側のどちらに操作されたかを確認する(S
36)。
【0025】Z0 >Z-1の場合には、処理はS38に進
み、続いて位置制御信号Zc による移動指令が一連の処
理ルーチンの時間で動作できる最大量Zm の範囲内であ
るか否かが判別される(S38)。即ち、次式(5)
【0026】
【数5】Zc −Z0 <Zm …(5) を満たすか否かが判別され、満たす場合には、時刻t+1
におけるズーム位置Z+1をZ0 +ΔZと予測する(S4
0)。尚、ΔZとはZc −Z0 を意味する。他方、S3
8においてZc −Z0 <Zm を満たさない場合、即ち、
ズーム位置制御信号Zc による移動指令が一連の処理ル
ーチンの時間で動作できる最大量Zm の範囲を超えてい
る場合には、時刻t+1におけるズーム位置Z+1を(Z0
+Zm )と予測する(S42)。
【0027】ところで、S36においてZ0 >Z-1を満
たさない場合には、処理はS44に進み、ズーム位置制
御信号Zc による移動指令が一連の処理ルーチンの時間
で動作できる最大量Zm の範囲内であるか否かが判別さ
れる(S44)。即ち、次式(6)
【0028】
【数6】|Zc −Z0 |<Zm …(6) を満たすか否かが判別され、満たす場合には、時刻t+1
におけるズーム位置Z+1をZ0 +ΔZと予測する(S4
6)。S44において|Zc −Z0 |<Zm を満たさな
い場合には、時刻t+1におけるズーム位置Z+1をZ0 −
Zm と予測する(S48)。
【0029】続いて上記S40、42、46、48の何
れかの工程で求めたZ+1が、ズームレンズ駆動機構の作
動範囲内であるか否かが確認され(S50)、作動範囲
を超えるときはS52に進み、Z+1の値はエンド端に設
定される。即ち、上記S40、42、46、48の何れ
かの工程で求めたZ+1がワイド端よりも更に小さい値を
示す場合、Z+1はワイド端の値に置き換えられ、また、
上記S40、42、46、48の何れかの工程で求めた
Z+1がテレ端よりも更に大きい値を示す場合には、Z+1
はテレ端の値に置き換えられた後、S54に進む。
【0030】他方、S50においてZ+1がズームの作動
範囲内にある場合は、予測したズーム位置Z+1がそのま
ま利用され、S54に進む。S54では、ズーム予測位
置Z+1を利用して、他にアイリス位置及びフォーカス位
置とに基づいて、データテーブルよりリレーレンズ群1
8の位置を割り出し(S54)、リレーレンズ位置デー
タを出力する(S56)。その後、処理はS32に戻
る。これにより、ズームモータ60の起動遅れ等を回避
することができ、ズーム動作に対してリレーレンズ群1
8を高精度に追従させることができる。
【0031】次に、速度制御の場合を説明する。図3に
示したズーム制御装置64からズーム速度制御信号ZR
が出力される場合には、処理ルーチンの時間で移動でき
る量を割り出し、上述の位置制御の場合と同様に処理す
る。以下、図5に示したフローチャートを参照しながら
説明する。
【0032】リレーレンズ制御の処理が開始されると、
先ずアイリス、フォーカス、ズームの各位置の読み込み
(S62)、及びズーム動作を指令するズーム速度制御
信号ZR の読み込みが行われる(S64)。次いで、時
刻t0 におけるズーム位置Z0 と時刻t-1におけるズー
ム位置Z-1の大小関係の比較に基づいて、ズームがテレ
側或いはワイド側のどちらに操作されたかを確認する
(S66)。
【0033】Z0 >Z-1の場合、処理はS68に進む。
このS68では、ズーム速度制御信号ZR (ZR ≧0)
が示す指令によって処理ルーチンの時間で移動できる量
b×ZR ( 但し、bは所定の係数) が一連の処理ルーチ
ンの時間で動作できる最大量Zm の範囲内であるか否か
が判別される(S68)。即ち、次式(7)
【0034】
【数7】b×ZR <Zm …(7) を満たすか否かが判別され、満たす場合には、時刻t+1
におけるズーム位置Z+1をZ0 +b×ZR と予測する
(S70)。他方、S68において式(7)を満たさない
場合、即ち、速度制御信号ZR (ZR ≧0)が示す指令
によって移動できる量b×ZR が一連の処理ルーチンの
時間で動作できる最大量Zm の範囲を超えている場合に
は、時刻t+1におけるズーム位置Z+1をZ0 +Zm と予
測する(S72)。
【0035】ところで、S66においてZ0 >Z-1を満
たさない場合には、処理はS74に進む。このS74で
は、ズーム速度制御信号ZR (ZR <0)が示す指令に
よって処理ルーチンの時間で移動できる量(−b×ZR
)が一連の処理ルーチンの時間で動作できる最大量Zm
の範囲内であるか否かが判別される。即ち、次式(8)
【0036】
【数8】−b×ZR <Zm …(8) を満たすか否かが判別され、満たす場合には、時刻t+1
におけるズーム位置Z+1をZ0 +b×ZR と予測する
(S76)。S74において式(8)を満たさない場合に
は、時刻t+1におけるズーム位置Z+1を(Z0 −Zm )
と予測する(S78)。
【0037】以後の処理S80からS86については、
図4で説明した処理S50からS56と同等であるので
説明を省略する。かかる構成によっても、ズームモータ
60の起動遅れ等を回避することができ、ズーム動作に
対してリレーレンズ群18を高精度に追従させることが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
制御装置によれば、ズーム位置の変化、又はズーム制御
信号に基づいてズーム動作を予測し、リレーレンズが位
置すべき位置データを先行して求めるようにしたので、
ズーム動作に対してリレーレンズの作動が遅れることが
なく、ズームの位置に応じて規定される位置にリレーレ
ンズを高精度に追従させることができる。これにより、
ズーム操作についてコマ収差や像面湾曲を適正に補正で
きるという利点がある。
【0039】本発明を用いれば、ズームのスピードアッ
プ化、リレーレンズ駆動用のモータの小型化(非力化)
などを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係るレン
ズ制御装置が適用されたテレビカメラ用レンズの構成を
示すブロック図である。
【図2】図2は、リレーレンズ制御の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図3】図3は、本発明の第2の実施の形態に係るレン
ズ制御装置が適用されたテレビカメラ用レンズの構成を
示すブロック図である。
【図4】図4は、リレーレンズ制御の他の処理方法を示
すフローチャートである。
【図5】図5は、リレーレンズ制御の他の処理方法を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10…テレビカメラ用レンズ 12…フォーカスレンズ群 14…第1ズームレンズ群 16…第2ズームレンズ群 18…リレーレンズ群 20…アイリス 30…マイクロプロセッシングユニット(MPU) 32…ズーム位置検出センサ 34…ズームアンプ 50…モータ 52…モータ駆動回路 54…D/A変換器 60…ズームモータ 62…ズームモータ駆動回路 64…ズーム制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸に沿って進退自在に支持されたリレ
    ーレンズをズーム位置との関係によって規定される位置
    に駆動制御するレンズ制御装置において、 ズーム位置の変化、又はズーム動作を指令するズーム制
    御信号に基づいて所定時間後のズーム動作を予測してズ
    ーム予測位置を求めるとともに、該ズーム予測位置に応
    じた前記リレーレンズの位置を示す位置データを先行し
    て求め、この位置データが示す位置に前記リレーレンズ
    を移動させるように前記リレーレンズの駆動手段を制御
    することを特徴とするレンズ制御装置。
JP8278142A 1996-10-21 1996-10-21 レンズ制御装置 Pending JPH10126671A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6938672B2 (en) 2003-04-24 2005-09-06 Chun Pyo Hong Rheoforming apparatus
US6942009B2 (en) 2003-04-24 2005-09-13 Chun Pyo Hong Apparatus for manufacturing billet for thixocasting

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6938672B2 (en) 2003-04-24 2005-09-06 Chun Pyo Hong Rheoforming apparatus
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