JP2007053840A - リニアモータ、レンズ駆動装置及びデジタルカメラ - Google Patents

リニアモータ、レンズ駆動装置及びデジタルカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構成でコイル体の駆動制御が容易にでき且つ騒音を低減できるリニアモータ、レンズ駆動装置及びデジタルカメラを提供する。
【解決手段】 本発明のリニアモータ7は、ヨーク17と、マグネット19と、コイル体23と、駆動制御部31とを備え、コイル体23を構成するコイルに通電して生じる電磁力によりヨーク17に対してコイル体23が相対的に直線駆動するリニアモータであって、駆動制御部31はコイル体23にパルス電流を供給し且つ供給するパルス電流の周波数を可聴帯域外の周波数としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コイル体がヨークに対して直線上を相対移動するリニアモータ、そのリニアモータを用いて光軸方向にレンズを駆動するレンズ駆動装置及びデジタルカメラに関する。
特許文献1には、パルス電流を回転モータに供給することによりモータの回転軸を駆動することが開示されている。この特許公報に記載の技術では、積分回路を用いてパルスの立ち上がりと立ち下げの波形を穏やかにすることにより、駆動時のモータの騒音を低減している。また、周波数は15Hzとすることが開示されている。
特開平11−52226号公報
一般に、リニアモータでは、コイル体に直流の定常電流を流すと同時にコイル体がダイレクトに駆動する為、デジタルカメラなどのレンズの駆動に用いる場合には、レンズを僅かに移動する必要があるので被駆動体の駆動を制御し難いという問題がある。
これに対して、コイル体に直流のパルス電流を流すことにより、移動量を細かく制御することが考えられる。
しかし、所定の周波数でパルス電流を流す場合には、パルス電流によりコイルが振動して騒音になるという問題がある。
そこで、本発明は、簡易な構成でコイル体の駆動制御が容易にでき且つ騒音を低減できるリニアモータ、レンズ駆動装置及びデジタルカメラの提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、ヨークと、マグネットと、コイル体と、駆動制御部とを備え、コイル体を構成するコイルに通電して生じる電磁力によりヨークに対してコイル体が相対的に直線駆動するリニアモータであって、駆動制御部はコイル体にパルス電流を供給し且つ供給するパルス電流の周波数を可聴帯域外の周波数としていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、パルス電流の周波数は16KHz〜30KHzであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、パルス電流は矩形波であり且つデューティ比を90%以上にしていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のリニアモータを2つ備え、各コイル体に通電するパルス電流は矩形波であり且つデューティ比を50%にして、且つ互いに位相を180度ずらしていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の2つのリニアモータは、光軸方向に光学ズームレンズを駆動するリニアモータと、光軸方向にフォーカスレンズを駆動するリニアモータとであることを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1又は2に記載のリニアモータは、光軸方向に光学ズームレンズを駆動するリニアモータであり、駆動制御部はコイル体に流す電流を一定時間間欠的に流すモードと連続的に流すモードとに切替可能としていることを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載のレンズ駆動装置と、受光素子と、受光素子が受けた光の画像を表示するモニターとを備え、ズームレンズを所定量移動した後フォーカスレンズを焦点位置に移動し、次にズームレンズ及びフォーカスレンズを所定時間停止するという移動と停止を繰り返してズームレンズとフォーカスレンズとが駆動し、停止時間中に受光素子が画像を取り込んで画像をモニターに表示することを特徴とするデジタルカメラである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、受光素子が取り込んだ画像は、次にズームレンズとフォーカスレンズとが移動した後に停止するまで、モニターに表示し続けることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、コイル体に所定周波数のパルス電流を供給することにより、少しずつコイル体を駆動できるのでコイル体の移動制御がし易い。更に、パルス電流の周波数は可聴帯域外の周波数としているので、駆動時におけるパルス音が騒音になるのを防止できる。
可聴周波数帯域は一般に20Hz〜20000Hzであるから、本発明では20Hzよりも低い周波数か、20000Hzよりも高い周波数としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を得ることができると共に、パルス電流の周波数を16KHz〜30KHzとすることにより、可聴帯域が人によって多少の誤差があるとしても、充分に騒音を低減できると共に十分な推力を得ることができる。
可聴帯域よりも低い周波数では、1パルス当りに電流を流す時間が長くなってコイル体の微細動きの制御がし難くなるが、本発明では可聴帯域よりも高い周波数とすることにより、細かい駆動ができ移動距離の制御がし易い。
また、パルス電流の周波数が16KHzよりも低いと、騒音までいかないまでも人によっては音を感じることがあり、30KHzよりも高い周波数とすると推力が低下する。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の作用効果を得ることができると共に、直流の定常電流を流す場合と略同様の推力を得ることができ、応答性が良く且つ効率良い駆動ができる。
請求項4に記載の発明によれば、ピーク電流を小さくでき(約半分にでき)、少ない電力で2つのコイル体を略同時に駆動することができる。
請求項5に記載の発明によれば、光学ズームレンズとフォーカスレンズとの駆動を請求項1又は2に記載のリニアモータで行うことにより、光学ズームによる倍率の変更と焦点合わせによる駆動時の騒音を低減できる。
請求項6に記載の発明によれば、目標までの移動距離が長いところでは連続的にパルス電流を流して早く移動し、目標に近いところや緩やかな移動を行う場合には間欠的にパルス電流を流すことにより、応答性が良く且つ制御性の良い倍率変更ができる。
請求項7に記載の発明によれば、光学ズームレンズとフォーカスレンズとは焦点が合致した位置における停止時の画像を取り込んで表示するので、焦点距離の合致した鮮明な画像を常時表示できる。
請求項8に記載の発明によれば、光学ズームレンズやフォーカスレンズが移動しているときにも、停止時に取り込んだ鮮明な画像を次々にモニターに表示することにより、倍率変更毎の鮮明な画像を連続的にモニターに表示することができる。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1(a)は本実施の形態にかかるリニアモータの構成を示す図であり、(b)はパルス発生器におけるパルス電流の波形を示す図であり、図2は本実施の形態にかかるリニアモータを用いたデジタルカメラの縦断面図であり、図3は図2に示すデジタルカメラのA―A断面図であり、図4はズームレンズをワイド側から望遠側にゆっくり移動したときの光学ズームレンズ及びフォーカスレンズの駆動を説明するグラフであり、図5は光学ズームレンズをワイド側から望遠側に早く移動したときの光学ズームレンズ及びフォーカスレンズの駆動を説明するグラフであり、図6は光学ズームレンズを望遠側からワイド側にゆっくり移動したときの光学ズームレンズ及びフォーカスレンズの駆動を説明するグラフである。
本実施の形態にかかるレンズ駆動装置1は、携帯電話に組み込まれるデジタルカメラ2に用いられるものであり、光学ズーム付きオートフォーカスデジタルカメラのレンズ駆動装置である。
レンズ駆動装置1は、図2及び図3に示すように、電磁力により駆動する第1レンズホルダ3及び第2レンズホルダ5と、第1レンズホルダ3を駆動する第1駆動機構(リニアモータ)7と、第2レンズホルダ5を駆動する第2駆動機構(リニアモータ)9とを備えている。
第1レンズホルダ3は、本実施の形態では光学ズームレンズ15を保持しており、案内軸13により光軸方向にスライド自在に設けてある。
第2レンズホルダ5は、フォーカスレンズ16を保持しており、第1レンズホルダ3と同様に案内軸13により光軸方向にスライド自在に設けてある。尚、光学ズームレンズ15とフォーカスレンズ16とは光軸を同一にしてある。
第1駆動機構7と第2駆動機構9とは略同じ構成であるから、第1駆動機構7を説明して第2駆動機構9には同一作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の説明を省略する。
第1駆動機構7は、リニアモータであり、ヨーク17と、マグネット19と、コイル体23とから構成されている。本実施の形態では、ヨーク17は筐体11に固定してあり、コイル体23にレンズホルダ3を取付けてコイル体23がヨーク17に対して光軸方向に移動するようになっている。
ヨーク17は断面略矩形を成して磁界を閉じており、コイル体23の移動方向に長い一対の壁部25a、25bを有し、一対の壁部25a、25bは略平行に配置してある。一方の壁部25aにおいて他方の壁部25bに対向する面にはマグネット19が貼付してあり、ヨーク17の一方の壁部25aと他方の壁部25bとの間に磁界を形成している。
コイル体23は、コイルを巻回して略角筒状に形成されており、筒の内周側に他方の壁部25bが挿通されて、ヨーク17bに対して移動自在になっている。
尚、デジタルカメラ2には、図2に示すように、レンズ駆動装置1の光軸上に受光素子24が設けてあり、受光素子24が受けた画像は、画像制御部26を介して記憶装置に記録される他、モニター28に表示されるようになっている。
また、図1に示すように、第1レンズホルダ3及び第2レンズホルダ5には各々位置スケール29が設けてあり、筐体に固定した位置センサ27が位置スケールの移動量を計測し、計測した位置情報はマイコン(マイクロコンピュータ)30に送られている。
コイル体23のコイルには、駆動制御部31から電流が供給されている。ここで、図1を参照して駆動制御部31について説明する。駆動制御部31ではパルス発生器33からパルス波が発生され、マイコン30から制御を受けたNOR回路35、36を経てH型ブリッジドライブ回路37からコイル体23のコイルに所定のパルス電流が供給されている。NOR回路35、36は一方が順方向のパルス電流を出力し、他方が反転方向に電流を出力して各レンズホルダ3、5を往復駆動するようになっている。
パルス発生器33では、図1(b)に示すように、パワーモードのパルス波とエコノミーモードのパルス波との2種類のパルス波を供給可能になっている。パワーモードのパルス波は、本実施の形態では、20KHz(50μsec)でデューティ比95%の矩形波であり、各回路A、Bに各々供給される。
エコノミーモードは、回路Aでは20KHz(50μsec)でデューティ比50%の矩形波であり、回路Bでは回路Aの波形と移相が180度ずれた波形としている。即ち、エコノミーモードでは回路Aと回路Bとは反転した波形になっている。
パワーモードとエコノミーモードとの選択は、例えば、デジタルカメラに設けてあるスイッチによる切替や、ズームボタンを所定時間押し続けたときにはパワーモードになるようにしてもよい。
次に、本発明にかかる実施の形態の作用及び効果について説明する。
デジタルカメラ2(カメラ付き携帯電話)で撮影する場合において、光学ズームを用いる場合には、コイル体23に電流を流して、第1駆動機構7及び第2駆動機構9を駆動する。図4に示すように、光学ズームレンズ15をワイド側(視野の拡大側)から望遠側にゆっくり送る場合には、パワーモード(図1(b)参照)、即ち、20KHzでデューティ比95%の矩形波形のパルス電流を第1駆動機構7と第2駆動機構9との各コイルに各々所定時間ずつ間欠的に供給することにより、ズームレンズ15及びフォーカスレンズ16を各々駆動する。例えば、0.03秒通電して1.5mm移動したところで、第1レンズホルダ(光ズームレンズホルダ)3を駆動する第1駆動機構7を停止する。尚、第1レンズホルダ3は案内軸13との摩擦により停止する。続いて、第2レンズホルダ(フォーカスレンズホルダ)を駆動する第2駆動機構9に、同じ矩形波のパルス電流を流してフォーカスレンズ16を焦点位置に移動する。焦点位置は受光素子24が高域成分のピークを検出することにより判断する。そして、焦点が合致したところで、受光素子24が受けた画像をモニター28に表示する。
その後、再び、第1駆動機構7に上述したパルス電流を所定時間供給して第1駆動機構7を少し移動した後、第2駆動機構9を駆動してフォーカスレンズ16の焦点が合致したところで画像を取り込み、次の画像をモニター28に表示する。
即ち、図4に符号M及びNで示すように、光学ズームレンズ15とフォーカスレンズ16との移動を停止したところで受光素子24で画像を取り込んでモニター28に表示した後、次の駆動停止までのM+Nの間、ずっと画像をモニター28に表示し続ける。
本実施の形態によれば、光学ズームレンズ15を少し動かす毎にフォーカスレンズ16の焦点を合わせてその都度画像を表示しているので、操作者には光学ズームレンズ15を動かしながら、常にピントの合った鮮明な画像をモニター28に表示することができる。
少しずつ光学ズームレンズ15を動かしつつフォーカスレンズ16で焦点を合わせているので、目標位置まで光学ズームレンズを移動させたときにフォーカスレンズ16による合焦点が迅速にできる。
また、光学ズームレンズの設定位置が最大倍率の位置等のように、目標位置までの移動距離が長い場合には、図5に示すように、早く送るモードにして連続的にズームレンズ及びフォーカスレンズを移動する。この場合、20KHzでデューティ比95%の矩形波形のパルス電流を所定時間連続的にコイルに供給することにより、例えば、0.16sec(秒)で8mm移動する。ズームレンズの移動後、フォーカスレンズを移動して焦点を合わせる。このように、パルス電流を連続的に供給することにより、短い時間で倍率設定と焦点合わせができる。
また、図6に光学ズームレンズを望遠側からワイド側へゆっくり送る場合を示し、図7に光学ズームレンズを望遠側からワイド側へ早く送る場合を示すが、これらの場合には、初めフォーカスレンズ16を移動して光学ズームレンズ15との干渉を避けた後、光学ズームレンズ15を移動し、次にフォーカスレンズ16を移動して焦点を合わす。この場合にも上述したからワイド側から望遠側へ移動する場合と同様な作用効果を得ることができる。
尚、本実施の形態では、通常はズームレンズ15をゆっくり動かすモードに設定されており、デジタルカメラに設けられたズームボタンを押し続けると速く動かすモードに設定される。
本実施の形態では、第1駆動機構7を駆動後に第2駆動機構9を駆動しているが、図1(b)のエコノミーモードに示すように、180度移送をずらした波形のパルス電流(20KHzでデューティ比95%の矩形波形の)を第1駆動機構7と第2駆動機構9に同時に供給して、第1駆動機構7と第2駆動機構9とを同時に駆動するものであってもよい。このように、180度位相をずらしたパルス電流で第1駆動機構7と第2駆動機構9とを同時に駆動することにより、ピーク電流を半分にでき、2つの駆動機構を同時に駆動しつつ省力化を図ることができる。
次に、図8〜図10を参照して、パルス電流の周波数とデューティ比との関係について実験を行ったので、その結果を説明する。実験は図8に示すように、上述した第1駆動機構7と同様に構成してあり、ヨーク17と、マグネット19と、コイル体23において、コイル体23に、図9で示すデューティ比30、50、90%のパルス波形の他に、10%、20%、40%、60%、70%、80%のパルス波形についても各々周波数を変えたパルス電流を流し、各推力を測定した。その結果を、図10のグラフに示す。尚、図10において、DCは直流の定常電流である。図10のグラフから明らかなように、周波数が低いほど推力が高く、またデューティ比が高いほど推力が高いことが明らかであるが、可聴帯領域(20Hz〜20000Hz)外では、16〜30KHz程度であれば、DC電流にさほど劣らない程度の推力(DC電流の約75%以上)を得ることができる。
即ち、周波数16KHz〜30KHzでデューティ比90%以上であれば、騒音がなくしかも十分な推力でリニアモータを駆動することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。図11は可聴帯域外の他の周波数におけるパルス電流の例を示すものである。この実施の形態では、図11(a)に示すように、20KHzでデューティ比50%と、6Hzでデューティ比70%と、0.6Hz矩形発信器とを組み合わせたものである。
この実施の形態では、図11(b)に各箇所における出力波形を示すように、コイルへ供給する出力箇所E、Fでは各々6Hz(160msec)でデューティ比30%であった。この実施の形態では、ゆっくりとしたステップ動作で駆動するが、可聴帯領域外の周波数なので、騒音(ノイズ)は殆どなかった。
図12の実施の形態は、図11と同様に、可聴帯域外の他の周波数におけるパルス電流の例を示すものである。この実施の形態では、図12(a)に示すように、20KHzでデューティ比10%と、200Hzでデューティ比90%と、1Hz矩形発信器とを組み合わせたものである。
この実施の形態では、図12(b)に各出力箇所における出力波形を示すように、コイルへ供給する出力E、Fでは各々200Hz(5msec)でデューティ比10%であった。この実施の形態では、充分な推力で早く動き且つなめらかな動きが観察できた。Bにおける200Hzの周波数は、一般的には可聴範囲であるが、フォーカスレンズの駆動に用いる場合には移動量が少ない為ノイズとしての影響は殆どなかった。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、リニアモータは小型カメラに用いることに限らず、移動体を駆動するリニアモータとして用いるものであれば、どのようなものにも利用することができる。
コイル体23はヨーク17に相対的に移動すれば良く、例えば、コイル体23を筐体11に固定し、ヨーク17を駆動するものであってもよい。
(a)本実施の形態にかかるリニアモータの構成を示す図であり、(b)はパルス発生器におけるパルス電流の波形を示す図である。 本実施の形態にかかるリニアモータを用いたデジタルカメラの縦断面図である。 図2に示すデジタルカメラのA―A断面図である。 ズームレンズをワイド側から望遠側にゆっくり移動したときのズームレンズ及びフォーカスレンズの駆動を説明するグラフである。 ズームレンズをワイド側から望遠側に早く移動したときのズームレンズ及びフォーカスレンズの駆動を説明するグラフである。 ズームレンズを望遠側からワイド側にゆっくり移動したときのズームレンズ及びフォーカスレンズの駆動を説明するグラフである。 ズームレンズを望遠側からワイド側に早く移動したときのズームレンズ及びフォーカスレンズの駆動を説明するグラフである。 実験で用いたレンズ駆動装置の構成を示す断面図である。 パルス電流の波形とデューティ比を説明する図である。 パルス電流のデューティ比と周波数と推力との関係を示すグラフである。 他の実施の形態にかかるパルス電流の周波数とデューティ比とを示す図である。 他の実施の形態にかかるパルス電流の周波数とデューティ比とを示す図である。
1 レンズ駆動装置
7 第1駆動機構(リニアモータ)
9 第2駆動機構(リニアモータ)
17 ヨーク
19 マグネット
23 コイル体
31 駆動制御部
33 パルス発生器

Claims (8)

  1. ヨークと、マグネットと、コイル体と、駆動制御部とを備え、コイル体を構成するコイルに通電して生じる電磁力によりヨークに対してコイル体が相対的に直線駆動するリニアモータであって、駆動制御部はコイル体にパルス電流を供給し且つ供給するパルス電流の周波数を可聴帯域外の周波数としていることを特徴とするリニアモータ。
  2. パルス電流の周波数は16KHz〜30KHzであることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. パルス電流は矩形波であり且つデューティ比を90%以上にしていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアモータ。
  4. 請求項1又は2に記載のリニアモータを2つ備え、各コイル体に通電するパルス電流は矩形波であり且つデューティ比を50%にして、且つ互いに位相を180度ずらしていることを特徴とするリニアモータ。
  5. 請求項1又は2に記載の2つのリニアモータは、光軸方向に光学ズームレンズを駆動するリニアモータと、光軸方向にフォーカスレンズを駆動するリニアモータとであることを特徴とするレンズ駆動装置。
  6. 請求項1又は2に記載のリニアモータは、光軸方向に光学ズームレンズを駆動するリニアモータであり、駆動制御部はコイル体に流す電流を一定時間間欠的に流すモードと連続的に流すモードとに切替可能としていることを特徴とするレンズ駆動装置。
  7. 請求項5に記載のレンズ駆動装置と、受光素子と、受光素子が受けた光の画像を表示するモニターとを備え、ズームレンズを所定量移動した後フォーカスレンズを焦点位置に移動し、次にズームレンズ及びフォーカスレンズを所定時間停止するという移動と停止を繰り返してズームレンズとフォーカスレンズとが駆動し、停止時間中に受光素子が画像を取り込んで画像をモニターに表示することを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 受光素子が取り込んだ画像は、次にズームレンズとフォーカスレンズとが移動した後に停止するまで、モニターに表示し続けることを特徴とする請求項7に記載のデジタルカメラ。



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