JP2008126013A - 遊技機 - Google Patents

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真一 樋口
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Abstract

【課題】戻り球防止部材によってガイドレールの球接触領域に傷が付くことを防ぐことができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球を遊技領域5へ案内する円弧状の発射案内流路20と、該発射案内流路20の出口20aに配置され、遊技球の遊技領域5から発射案内流路20側への戻りを防止する戻り球防止部材36とを備えたパチンコ遊技機において、発射案内流路20の外周側縁部には、遊技球を遊技領域5へ案内するガイドレール22を備え、該ガイドレール22のうち遊技球が接触可能な領域を球接触領域30とし、戻り球防止部材36は、基端部36aを発射案内流路20の内周側に止着するとともに、該基端部36aから延出した自由端部36bをガイドレール22寄りに配置し、該自由端部36bに当接突起40をガイドレール22側へ向けて突設し、該当接突起40をガイドレール22のうち球接触領域30から外れた位置に当接可能とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、発射球を遊技領域へ案内する円弧状の発射案内流路と、該発射案内流路の出口に配置され、遊技球が遊技領域から発射案内流路側への戻りを防止する戻り球防止部材とを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、発射球を遊技領域へ案内する発射案内流路を円弧状に形成し、該発射案内流路の出口に、弾性を有する舌片状の戻り球防止部材(戻り球防止弁)を配置している。戻り球防止部材は、発射案内流路に案内されてきた遊技球により押し開かれて、この遊技球が遊技領域へ飛入することを許容する。一方、遊技領域を飛翔する遊技球により遊技領域側から押圧されると、当該戻り球防止部材の先端部が発射案内流路の側壁に引っ掛かって発射案内流路と遊技領域とが連通することを阻止し、遊技球が発射案内流路へ戻ることを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−319203号公報
ところで、発射案内流路は、その外周側縁部に金属製のガイドレールを備え、該ガイドレールの一部(球接触領域)に接触させながら遊技球(発射球)を案内するように構成されている。また、遊技球を案内していない常態においては、戻り球防止部材の先端部をガイドレールに当接して当該発射案内流路と遊技領域とを遮断している。このため、戻り球防止部材とガイドレールとが擦れてガイドレールに傷が付く虞がある。そして、ガイドレールに傷が付くと、この傷が原因で遊技領域へ向けて飛翔する遊技球が安定せずにムラ飛びを起こし易くなり、好ましくない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、戻り球防止部材によってガイドレールの球接触領域に傷が付くことを防ぐことができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技球を遊技領域へ案内する円弧状の発射案内流路と、該発射案内流路の出口に配置され、遊技球の遊技領域から発射案内流路側への戻りを防止する戻り球防止部材と、を備えた遊技機において、
前記発射案内流路の外周側縁部には、遊技球を遊技領域へ案内するガイドレールを備え、該ガイドレールのうち遊技球が接触可能な領域を球接触領域とし、
前記戻り球防止部材は、基端部を発射案内流路の内周側に止着するとともに、該基端部から延出した自由端部をガイドレール寄りに配置し、該自由端部に当接突起をガイドレール側へ向けて突設し、該当接突起をガイドレールのうち前記球接触領域から外れた位置に当接可能としたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記戻り球防止部材は、自由端部の一側部と他側部とに当接突起を突設し、両当接突起の間に遊技球が当接可能な球位置調整縁部を形成し、該球位置調整縁部を両当接突起間の中央へ向かうにつれて当該戻り球防止部材の基端側に位置する状態に設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記球位置調整縁部は、戻り球防止部材の基端側へ凹んだ曲線状に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、発射案内流路の外周側縁部には、遊技球を遊技領域へ案内するガイドレールを備え、該ガイドレールのうち遊技球が接触可能な領域を球接触領域とし、戻り球防止部材は、基端部を発射案内流路の内周側に止着するとともに、該基端部から延出した自由端部をガイドレール寄りに配置し、該自由端部に当接突起をガイドレール側へ向けて突設し、該当接突起をガイドレールのうち前記球接触領域から外れた位置に当接可能としたので、戻り球防止部材によってガイドレールの球接触領域に傷が付くことを防ぐことができる。したがって、ガイドレールに接触しながら飛翔する遊技球がムラ飛びを起こしてしまう不都合を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、戻り球防止部材は、自由端部の一側部と他側部とに当接突起を突設し、両当接突起の間に遊技球が当接可能な球位置調整縁部を形成し、該球位置調整縁部を両当接突起間の中央へ向かうにつれて当該戻り球防止部材の基端側に位置する状態に設定したので、発射案内流路の出口を通過させるだけで遊技球の飛翔位置を調整することができ、遊技球を発射案内流路の前方に位置する構成要素(例えば、発射案内流路を透視可能な透明部材)および発射案内流路の後側を区画する構成要素へ接触させず遊技領域へ飛入させることができる。したがって、遊技球のムラ飛びをさらに抑制することができる。また、発射案内流路の前後に位置する構成要素に遊技球が擦れて汚れる不都合を抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、球位置調整縁部を戻り球防止部材の基端側へ凹んだ曲線状に形成したので、遊技球の位置をスムーズに調整することができ、位置調整により遊技球の飛翔勢が減衰する虞がない。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の遊技盤の正面図、図2は斜視図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、合板やプラスチックなどからなる矩形状の遊技盤本体2を備え、該遊技盤本体2の前面に区画部材4を遊技盤本体2の各辺に沿う状態で止着して、略円形となる遊技領域5を区画形成している。また、遊技領域5の略中央には、可変表示装置を備えたセンターケースを配置し、該センターケースの下方には、始動入賞口や大入賞口等の入賞具を備えている(いずれも図示せず)。さらに、遊技領域5の下端部には、いずれの入賞具にも入賞せずに遊技領域5を流下した遊技球を回収するアウト口8を開設している。なお、遊技盤1の前方には、透明部材(ガラス板)9が保持された前面カバー部材(ガラス枠)10を配置して、前面カバー部材10により遊技盤1を前方から被覆するとともに、透明部材9を通して遊技領域5を前方から透視できるように構成されている。
次に、区画部材4について説明する。
区画部材4は、遊技領域5の一側(図1中、左側)を区画し、発射装置(図示せず)から発射された遊技球を遊技領域5へ案内する発射案内ユニット14と、遊技領域5の他側の上部(図1中、右上側)を区画する上側区画部材15と、遊技領域5の他側の下部(図1中、右下側)を区画する下側区画部材16とに3分割して構成されている。
発射案内ユニット14は、遊技領域5の遊技球進入側を区画する部材であり、遊技盤1の前面側に発射案内流路20を形成する合成樹脂製の発射案内部材21と、該発射案内部材21に取り付けられる金属製のガイドレール(外側ガイドレール)22とを備えて構成されている。発射案内部材21は、遊技盤本体2の前面に止着されるに略C字状の取付ベース部24を備え、該取付ベース部24から遊技盤1の前方(透明部材9側)へ向けて発射案内壁部25を起立するとともに、遊技盤1の前面の下端側から上端側に亘って円弧状に形成している。また、発射案内壁部25から内側(遊技領域5側)へ離間した位置に、発射案内壁部25と略平行な状態となる円弧状の領域区画壁部(内側ガイドレール)26を形成し、発射案内壁部25の円弧内壁面に添設したガイドレール22と領域区画壁部26との間に挟まれた円弧状の空間を発射案内流路20としている。そして、発射案内流路20の後側(すなわち遊技盤本体2側)には、取付ベース部24とともに合成樹脂で一体成形した流路底部27を備え、該流路底部27と発射案内壁部25と領域区画壁部26とにより発射案内流路20を前方が開放された状態で区画形成している。さらに、発射案内流路20の下端を開放して下方の発射装置へ連通し、発射装置から発射された遊技球を受け入れて遊技領域5へ向けて案内できるように構成されている。なお、発射案内流路20の上端部の構成については、後で詳細に説明する。
また、ガイドレール22は、発射案内壁部25と略同じ幅を有する帯状の金属板(例えば、ステンレス鋼板)により形成された部材である。そして、発射案内壁部25のうち発射案内流路20に臨ませた面、言い換えると発射案内流路20の外周側縁部に、発射案内流路20の長手方向に沿って円弧状に湾曲した状態で添設されている。また、ガイドレール22のレール幅(前後幅)を遊技球の直径よりも広く設定し、ガイドレール22の内周面(すなわち発射案内流路20に臨ませた面)のうちレール幅方向(前後方向)の中央部分には、遊技球の球面が接触可能な球接触領域30を設定している(図3(c)参照)。なお、発射案内流路20を飛翔する遊技球は、その前後方向の移動を前方の前面カバー部材10と、後方の遊技盤本体2(詳しくは発射案内ユニット14の流路底部27)により規制される。したがって、ガイドレール22の球接触領域30は、前面カバー部材10(透明部材9)の裏面から遊技球の半径分だけ後方へ離れた位置G1と流路底部27の前面から遊技球の半径分だけ前方へ離れた位置G2との間に設定されている。
上側区画部材15は、遊技盤1の正面から見て右上隅部に配置される部材であり、発射案内ユニット14の上端に隣接した状態で止着されている。また、遊技領域5側の縁部(下縁部)を円弧状に形成するとともに、遊技盤1の側方(右側方)へ向けて下り傾斜させて、遊技領域5の上側から他側(右側)の中央部分に亘って円弧状に区画している。さらに、遊技領域5側の縁部の途中には、ゴム製の緩衝部材32を備え、発射案内流路20から上側区画部材15の縁部に沿って飛翔してきた遊技球がこの緩衝部材32に衝突して下方の遊技領域5へ流下するように構成されている。
下側区画部材16は、遊技盤1の正面から見て右下隅部に配置される部材であり、発射案内ユニット14の下端に隣接した状態であって、且つ上側区画部材15に隣接した状態で止着されている。また、遊技領域5側の縁部(上縁部)を円弧状に形成するとともに、上側区画部材15の下端(右下端)から遊技盤1の下側中央部分へ向けて下り傾斜させて、遊技領域5の他側(右側)の中央部分から下側に亘って円弧状に区画している。また、下側区画部材16のうち発射案内ユニット14側の下端(左下端)に発射案内ユニット14の下端を隣り合わせるとともに、アウト口周縁部33を一体的に成形し、このアウト口周縁部33を遊技盤1の下側に形成された切欠部(図示せず)の前方に位置させることで、遊技盤1上にアウト口8を構成している。さらに、下側区画部材16の前面には、認可シールや確率スペック等の表示シールを貼付して掲示する掲示部34を備えている。
そして、遊技盤1は、発射案内流路20の出口20a、すなわち発射案内流路20の上端部に戻り球防止部材(戻り球防止弁)36を備えている。戻り球防止部材36は、遊技球が遊技領域5から発射案内流路20側へ戻ることを防止する部材であり、図3に示すように、ばね板等の弾性を有する短冊状板材で形成されており、当該戻り球防止部材36の長さを発射案内流路20の流路幅、言い換えると発射案内壁部25と領域区画壁部26との離間距離よりも長く設定されている。また、長手方向の一端となる基端部(下端部)36aを発射案内流路20の内周側、詳しくは領域区画壁部26の上端部に設けられた防止部材止着部38へ後方から差し込んで止着するとともに、基端部から延出した部分の先端あるいは他端となる自由端部36b(上端部)をガイドレール22寄りに配置して、常態において発射案内流路20の出口20aを斜めに閉成する姿勢で配置されている(図3(a)参照)。
なお、戻り球防止部材36は、基端部36aから自由端部36bまでの長さを発射案内流路20の流路幅よりも長く設定するとともに、基端部36aを発射案内流路20に沿って自由端部36bよりも入口側(下側)に寄せた状態で設定されている。したがって、発射案内流路20側から遊技領域5側へ向けて押圧された場合には、自由端部36bをガイドレール22から遠ざけて遊技領域5側へ撓み、発射案内流路20と遊技領域5とを連通する(図3(b)参照)。一方、遊技領域5側から発射案内流路20側へ向けて押圧された場合には、自由端部36bがガイドレール22に引っ掛かって発射案内流路20と遊技領域5とが連通すること、すなわち発射案内流路20の出口20aが開放されて、遊技球が発射案内流路20へ戻ることを阻止する。
さらに、戻り球防止部材36の自由端部36bには、図3(c)に示すように、矩形状の当接突起40をガイドレール22側へ向けて突設している。当接突起40は、自由端部36bの一側部(前側部)および他側部(後側部)に設けられており、当該当接突起40の先端部をガイドレール22の前縁部および後縁部、すなわち球接触領域30から外れた位置に当接できるように構成されている。そして、前後両側の当接突起40の間には、矩形状の接触阻止空間部41を区画形成し、ガイドレール22と当接突起40とが当接した状態で、球接触領域30と戻り球防止部材36の自由端部36bとが接触阻止空間部41を挟んで十分に離間するように構成されている。
このような構成の戻り球防止部材36を備えて、発射装置から遊技球を発射すると、この遊技球は、発射案内流路20内を上方へ飛翔する。さらに、発射案内流路20の途中でガイドレール22の球接触領域30に接触し、遠心力でこの接触状態を維持しながらガイドレール22に沿って上方へ移動(摺動、乃至転動)する。そして、発射案内流路20の出口20aに到達すると、この遊技球は、戻り球防止部材36を飛翔勢により押圧して遊技領域5側へ撓ませ、当接突起40および戻り球防止部材36の自由端部36bをガイドレール22から遠ざける。この結果、発射案内流路20の出口20aが開放されて遊技領域5と発射案内流路20とが連通し、この連通状態で遊技球がガイドレール22に沿ってさらに上昇して発射案内流路20の出口20aを通過し、遊技領域5へ飛入する。なお、遊技領域5へ飛入した遊技球は、遊技領域5を流下し、入賞具へ入賞したりアウト口8に回収されたりした後で遊技盤1の後方へ導出される。
また、遊技球が通過した後、戻り球防止部材36は、その復元力により自由端部36bおよび当接突起40をガイドレール22に近づけて常態に戻り、発射案内流路20の出口20aを閉成する。このとき、当接突起40とガイドレール22とが接触し、ガイドレール22の球接触領域30と戻り球防止部材36の自由端部36bの中央部分との間に接触阻止空間部41が配置される。この結果、球接触領域30に戻り球防止部材36の自由端部36bを擦り付けることがない。したがって、戻り球防止部材36によってガイドレール22の球接触領域30に傷が付くことを防ぐことができる。これにより、ガイドレール22上を接触しながら遊技領域5へ向けて飛翔する進入する遊技球がムラ飛びを起こしてしまう不都合を抑制することができる。
ところで、上記実施形態では、戻り球防止部材36は、遊技球の発射案内流路20への逆流を防ぐ機能とともに、ガイドレール22の球接触領域30の損傷を防ぐ機能を備えたが、本発明はこれに限定されず、発射案内流路20の出口20aを通過する遊技球の飛翔位置を調整する機能をも加えて備えてもよい。例えば、図4に示す第2実施形態においては、戻り球防止部材36の自由端部36bの中央部分を下方へ凹ませて遊技球が当接可能な球位置調整縁部43を形成している。具体的に説明すると、球位置調整縁部43は、図4(a)および(b)に示すように、戻り球防止部材36の基端側へ凹んだ曲線状(詳しくは長軸を横にした楕円の下半部分の円弧をなす曲線状)に形成されており、両当接突起40の間の中央(すなわち自由端部36bの前後方向の中央)へ向かうにつれて戻り球防止部材36の基端部36a側に位置する状態、言い換えると、当接突起40側から戻り球防止部材36の前後方向の中央へ向けてなだらかに下り傾斜した状態に設定されている。また、球位置調整縁部43の前後幅、すなわち両当接突起40の間隔を遊技球の直径よりも広く設定するとともに、ガイドレール22から球位置調整縁部43の中央部(すなわち最も基端部36a側に位置する箇所)までの距離(深さ)を遊技球の半径以下の寸法に設定している。なお、球位置調整縁部43を備えたことにより、戻り球防止部材36は、接触阻止空間部41の下縁部を円弧状に切り欠いた状態に設定している。
このような構成の球位置調整縁部43を戻り球防止部材36に備えて、発射装置から発射された遊技球が発射案内流路20の出口20aに到達すると、この遊技球は、戻り球防止部材36を飛翔勢により押圧して遊技領域5側へ撓ませ、当接突起40および戻り球防止部材36の自由端部36bをガイドレール22から遠ざける。このとき、図4(c)に示すように、遊技球が戻り球防止部材36の前後方向の中央からずれて前方の透明部材9に寄った状態で戻り球防止部材36を押圧した場合には、この遊技球は、球面を球位置調整縁部43の前側部分へ当接する。一方、後方の流路底部27に寄った状態で戻り球防止部材36を押圧した場合には、この遊技球は、球面を球位置調整縁部43の後側部分へ当接する。
これらの当接状態でさらに戻り球防止部材36を押圧すると、遊技球は、球位置調整縁部43にガイドされて自由端部36bの前後方向の中央へ移動する。さらに、戻り球防止部材36が押圧されて発射案内流路20の出口20aが開放され、球位置調整縁部43の中央部とガイドレール22との離間距離が遊技球の直径よりも僅かに広くなると、遊技球の下部が自由端部36bの前後方向の中央に移動した状態で接触阻止空間部41を通過する(図4(d)参照)。この結果、遊技球は、透明部材9側または流路底部27側へ寄った状態を解消しながら発射案内流路20の出口20aを通過して遊技領域5へ飛入する。したがって、発射案内流路20の出口20aを通過させるだけで遊技球の飛翔位置を調整することができ、遊技球を発射案内流路20の前方に位置する構成要素(透明部材9)および発射案内流路20の後側を区画する構成要素(流路底部27)へ接触させず遊技領域5へ飛入させることができる。したがって、遊技球のムラ飛びをさらに抑制することができる。また、発射案内流路20の前後に位置する構成要素に遊技球が擦れて汚れる不都合を抑えることができる。さらに、球位置調整縁部43を戻り球防止部材36の基端側へ凹んだ曲線状に形成しているので、遊技球の位置をスムーズに調整することができ、位置調整により遊技球の飛翔勢が減衰する虞がない。
また、遊技球が通過した後、戻り球防止部材36は、その復元力により自由端部36bおよび当接突起40をガイドレール22に近づけて常態に戻り、発射案内流路20の出口20aを閉成する。このとき、当接突起40とガイドレール22とが接触し、ガイドレール22の球接触領域30と戻り球防止部材36の自由端部36bの中央部分との間に接触阻止空間部41が配置される。この結果、球接触領域30に戻り球防止部材36の自由端部36bを擦り付けることがなく、戻り球防止部材36によってガイドレール22の球接触領域30に傷が付くことを防ぐことができる。
ところで、上記した第2実施形態では、球位置調整縁部43を戻り球防止部材36の基端部36a側へ向けて凹んだ曲線状に形成したが、本発明はこれに限定されない。要は、球位置調整縁部43を両当接突起40間の中央へ向かうにつれて戻り球防止部材36の基端側に位置する状態に設定できればよい。例えば、戻り球防止部材36の基端部36a側へ向けて凹んだ直線状、具体的にはV字状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、戻り球防止部材36の自由端部36bの両側部に当接突起40を突設したが、本発明はこれに限定されない。要は、ガイドレール22のうち球接触領域30から外れた位置に当接可能とし、ガイドレール22の球接触領域30が損傷する不具合を防止できればよい。したがって、戻り球防止部材36の自由端部36bの一側部あるいは他側部にのみ当接突起40を設けてもよい。
そして、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、遊技球を遊技領域へ案内する円弧状の発射案内流路と、該発射案内流路の出口に配置され、遊技球の遊技領域から発射案内流路側への戻りを防止する戻り球防止部材とを備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
遊技盤の正面図である。 遊技盤の斜視図である。 (a)は常態における戻り球防止部材の斜視図、(b)は遊技球により押圧された状態の戻り球防止部材を示す説明図、(c)は戻り球防止部材の自由端部の拡大図である。 第2実施形態における戻り球防止部材の説明図であり、(a)は常態における斜視図、(b)は常態における自由端部の拡大図、(c)は遊技球により押圧された状態における自由端部の拡大図、(d)は遊技球が発射案内流路の出口を通過する状態の自由端部の拡大図である。
符号の説明
1 遊技盤
4 区画部材
5 遊技領域
20 発射案内流路
20a 出口
21 発射案内部材
22 ガイドレール
25 発射案内壁部
26 領域区画壁部
30 球接触領域
36 戻り球防止部材
36a 基端部
36b 自由端部
40 当接突起
41 接触阻止空間部
43 球位置調整縁部

Claims (3)

  1. 遊技球を遊技領域へ案内する円弧状の発射案内流路と、該発射案内流路の出口に配置され、遊技球の遊技領域から発射案内流路側への戻りを防止する戻り球防止部材と、を備えた遊技機において、
    前記発射案内流路の外周側縁部には、遊技球を遊技領域へ案内するガイドレールを備え、該ガイドレールのうち遊技球が接触可能な領域を球接触領域とし、
    前記戻り球防止部材は、基端部を発射案内流路の内周側に止着するとともに、該基端部から延出した自由端部をガイドレール寄りに配置し、該自由端部に当接突起をガイドレール側へ向けて突設し、該当接突起をガイドレールのうち前記球接触領域から外れた位置に当接可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記戻り球防止部材は、自由端部の一側部と他側部とに当接突起を突設し、両当接突起の間に遊技球が当接可能な球位置調整縁部を形成し、該球位置調整縁部を両当接突起間の中央へ向かうにつれて当該戻り球防止部材の基端側に位置する状態に設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記球位置調整縁部は、戻り球防止部材の基端側へ凹んだ曲線状に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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