JP2008120161A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後メンバの荷重負担を低減することができる車体構造を得る。
【解決手段】車体前部構造10は、それぞれ車体前後方向に延在すると共に車幅方向に並列された一対のサイドフレーム12と、サイドフレーム12の前端部12Aから後側に離間した位置で車幅方向及び車体上下方向に延在するダッシュパネル20と、ダッシュパネル20に対し車体前後方向の前側に配置された仕切板25と、ダッシュパネル20と仕切板25との間に車体前後方向に荷重伝達可能に設けられた衝撃吸収部材26と、車体前後方向後向きの荷重をサイドフレーム12及び仕切板25のそれぞれに伝達可能に設けられた支柱14とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一対の前後メンバを有する車体構造に関する。
左右一対のサイドビームとセンタビームとを、側面視で三角形状を成すように、前端間をバンパにて連結する共に後端間を連結部材にて連結した車体構造が考えられている(例えば、特許文献1参照)。この車体構造では、荷重分散プレートを介して連結部材からフロア部に荷重が伝達される。
特開平9−286354号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、荷重伝達プレートは、フロア部の面圧緩和のために設けられる部材であり、それよりも荷重伝達方向上流側の各サイドビーム、センタビームの荷重負担が大きい。
本発明は、上記事実を考慮して、前後メンバの荷重負担を低減することができる車体構造を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車体構造は、それぞれ車体前後方向に延在すると共に車幅方向に並列された一対の前後メンバと、前記一対の前後メンバにおける車体前後方向の前端から後側に離間した位置で、車幅方向及び車体上下方向に延在する第1壁状部と、前記壁状部に対し車体前後方向の前側に配置された第2壁状部と、前記第1壁状部と第2壁状部との間に車体前後方向に荷重伝達可能に設けられた衝撃吸収部と、車体前後方向後向きの荷重を、前記前後メンバ及び前記第2壁状部のそれぞれに伝達可能に設けられた荷重伝達手段と、を備えている。
請求項1記載の車体構造では、例えば荷重伝達手段に入力された車体前後方向後向きの荷重は、前後メンバに伝達されると共に第2壁状部に伝達(一部分散)される。そして、前後メンバは、この荷重を軸力として車体後部側に伝達する。一方、第2壁状部は、衝撃吸収部を変形しつつ第1壁状部側に変位又は変形し、衝撃吸収部で緩衝された荷重は第1壁状部にて支持される(第1壁状部から車体の他の部分に伝達又は分散される)。これにより、荷重伝達手段に入力された車体前後方向後向きの荷重は、前後メンバ自体で構成される経路と、第2壁状部から衝撃吸収部を介して第1壁状部(すなわち後方)に至る経路とで、車体後方に伝達される。したがって、前後メンバの軸力が緩和される。
このように、請求項1記載の車体構造では、前後メンバの荷重負担を低減することができる。なお、前後メンバは、少なくとも一対(2つ)設けられていれば足り、3つ以上設けられても良い。換言すれば、複数の前後メンバのうちの2つの前後メンバが本発明における一対の前後メンバに相当する。
請求項2記載の発明に係る車体構造は、請求項1記載の車体構造において、前記第1壁状部、前記第2壁状部、前記衝撃吸収部、及び前記荷重伝達手段は、それぞれ前記前後メンバに対し車体上下方向の上側に位置する部分を含んで構成されている。
請求項2記載の車体構造では、荷重伝達手段における前後メンバよりも車体上下方向上側部分に車体前後方向後向き荷重が作用した場合、前後メンバを曲げようとするモーメントが作用する。このため、荷重伝達手段は、前後メンバの曲げによる後向きの変位を利用して第2壁状部に後向き荷重を効率良く伝達することができる。
請求項3記載の発明に係る車体構造は、請求項1又は請求項2記載の車体構造において、前記荷重伝達手段は、前記一対の前後メンバにおける前記第2壁状部に対し車体前後方向の前側部分からそれぞれ車体上下方向の上向きに立設された一対の縦メンバと、該一対の縦メンバ間を架け渡したクロスメンバとを含んで構成され、前記第2壁状部は、車体前後方向の前端側を後端側に対し車体上下方向の上側に位置させる姿勢で、該車体前後方向の前端側が前記一対の縦メンバに接続されている。
請求項3記載の車体構造では、例えばクロスメンバに車体前後方向後向きの荷重が入力されると、この荷重は、縦メンバを介して、前後メンバに伝達されると共に第2壁状部に伝達(一部分散)される。そして、クロスメンバに入力された荷重によって縦メンバが後に倒れるように変位すると、傾斜姿勢の第2壁状部は起き上がるように全体として(略前面で)衝撃吸収部を押圧し略均等に変形させることができる。特に、前後メンバよりも車体上下方の上側に位置するクロスメンバに車体前後方向後向き荷重が入力された場合には、前後メンバを曲げようとするモーメントが作用するため、このモーメントが大きい場合には、前後メンバの曲げ(変位)が第2壁状部の上記した起き上がり方向の変位を促進し、一層効果的に衝撃吸収部を変形させることができる。
請求項4記載の発明に係る車体構造は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の車体構造において、前記一対の前後メンバにおける前記第1壁状部に対する車体前後方向の前側には、前記第2壁状部を前記第1壁状部側に変位させるように該前後メンバを曲げようとする曲げモーメントに対し脆弱な脆弱部が設けられている。
請求項4記載の車体構造では、荷重伝達手段に入力された車体前後方向後向きの荷重によって前後メンバに所定値以上の曲げモーメントが作用した場合、前後メンバは脆弱部を基点(切っ掛け)に曲がる(少なくとも一部の壁部が折れる)。この前後メンバの曲げによって、第2壁状部は大きく後向きに変位して、衝撃吸収部を一層効果的に変形することができる。特に、請求項2又は請求項3に従属する構成では、前後メンバに曲げモーメントが作用し易く、衝撃吸収部をより一層効果的に変形することができる。
請求項5記載の発明に係る車体構造は、請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の車体構造において、前記一対の前後メンバは、それぞれ車体前後方向に沿う直線状に形成されている。
請求項5記載の車体構造では、上記の如く荷重伝達手段が前後メンバに車体前後方向後向き荷重を伝達するため、前後メンバは車体の荷重入力位置に合わせて曲げることなく直線状に形成することができる。これにより例えば、前後メンバは、金属材にて構成する場合には、押し出し成形や引き抜き成形により容易に形成することができ、繊維強化プラスチック等にて構成する場合には、金型構造を簡素化することができる。
請求項6記載の発明に係る車体構造は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の車体構造において、前記第1壁状部及び前記第2壁状部の少なくとも一方は、凸凹形状を有する。
請求項6記載の車体構造では、第1壁状部、第2壁状部のうち、凸凹形状を有する壁状部は剛性が高いため、効果的に荷重伝達(支持)を行うことができる。特に、第1及び第2壁状部を高剛性化した(両者が凸凹形状を有する)構成では、これらの間に配設された衝撃吸収部を効果的に変形させることができる。
請求項7記載の発明に係る車体構造は、請求項6記載の車体構造において、前記第1壁状部又は前記第2壁状部の凸凹形状は、それぞれ車幅方向に長手とされた凸部と凹部とが車体上下方向に交互に配置されて構成されている。
請求項7記載の車体構造では、第1壁状部、第2壁状部のうち凸凹形状を有する壁状部は、車幅方向の剛性が高いため、凸凹形状を有する壁状部が車幅方向の特定位置で折れ曲がり難い。このため、荷重伝達手段に対し車幅方向にオフセットした車体前後方向後向き荷重が入力された場合でも、効果的な衝撃吸収、荷重伝達(分散)を行うことができる。
請求項8記載の発明に係る車体構造は、請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の車体構造において、前記衝撃吸収部は、前記第1壁状部に当接可能に配置された後壁と、前記第2壁状部に当接可能に配置された前壁と、前記後壁と前壁とを連結する複数の前後リブとを含んで構成されている。
請求項8記載の車体構造では、衝撃吸収部の前壁が第2壁状部からの荷重を受け、複数の前後リブを座屈(変形)しつつ後壁に荷重を伝える。前後リブの寸法形状、数、配置等によって衝撃吸収特性を設定(制御)することができる。
請求項9記載の発明に係る車体構造は、請求項8記載の車体構造において、前記衝撃吸収部の前壁及び後壁の少なくとも一方には、凸凹部が形成されている。
請求項9記載の車体構造では、衝撃吸収部は、凸凹部により第2壁状部、第1壁状部に対し位置ずれし難い構成とすることができ、この構成により一層確実な衝撃吸収、荷重伝達が果たされる。特に、請求項6又は請求項7における第2壁状部、第1壁状部の凸凹に嵌り合う凸凹を前壁、後壁に設けた構成とすれば、該凸凹による第1、第2壁状部の補剛効果も得られ、一層好適である。
請求項10記載の発明に係る車体構造は、請求項1乃至請求項9の何れか1項記載の車体構造において、前記衝撃吸収部は、被導風機器に導風可能な通風経路部が内部に形成されている。
請求項10記載の車体構造では、衝撃吸収構造を利用して導風構造を構成するため、車体スペースの有効利用が図られる。
請求項11記載の発明に係る車体構造は、請求項10記載の車体構造において、前記通風経路部は、前記衝撃吸収部の車体上下方向の上端側又は車体前後方向の前端側で車体外側に開口する外気導入部を有する。
請求項11記載の車体構造では、衝撃吸収部に外気導入部を設けたため、独立した外気導入部を設ける必要がなくなり、車体構造の簡素化に寄与する。
請求項12記載の発明に係る車体構造は、請求項1乃至請求項11の何れか1項記載の車体構造において、前記衝撃吸収部は、液体を貯留可能な液体貯留部を有する。
請求項12記載の車体構造では、衝撃吸収部の衝撃吸収機能を維持しつつ、ウォッシャタンクやラジエータリザーバタンクを構成することができ、車体スペースの有効利用が図られる。
請求項13記載の発明に係る車体構造は、請求項1乃至請求項12の何れか1項記載の車体構造において、前記一対の前後メンバは、前記第1壁状部に対する車体前後方向の後方まで延在しており、前記一対の前後メンバ間における少なくとも前記第1壁状部よりも車体前後方向の後方部分間には、車体に支持される被支持体が配置されている。
請求項13記載の車体構造では、被支持体を車体の高剛性部である一対の前後メンバに支持することができる。
請求項14記載の発明に係る車体構造は、請求項13記載の車体構造において、前記被支持体は、車両を駆動するための電動機に電力を供給するための電池である。
請求項14記載の車体構造では、質量の大きい電池(を収納した電池ユニット)を直接的に前後メンバに取り付けることができる。また、請求項10の導風構造を有する構成では、電池の冷却システムを簡単な構造で実現することができる。
以上説明したように本発明に係る車体構造は、前後メンバの荷重負担を低減することができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車体構造としての車体前部構造10について、図1乃至図5に基づいて説明する。なお、図中矢印FRは、車体前部構造10が適用された自動車の前後方向の前側(走行方向)を、矢印UPは車体上下方向の上側を、矢印Wは車幅方向をそれぞれ示す。
図1には、車体前部構造10の概略全体構成が側断面図にて示されている。また、図2には、車体前部構造10の一部を分解した状態が斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、車体前部構造10は、それぞれ車体前後方向に長手とされると共に車幅方向に並列された左右一対の前後メンバとしてのサイドフレーム12を備えている。各サイドフレーム12は、それぞれ曲がり部のない形状、すなわち車体前後方向に沿った一直線状に形成されている。この実施形態では、各サイドフレーム12は、それぞれアルミニウムやアルミニウム合金等の金属材の押し出し成形品で構成されており、単独で閉断面(矩形枠状断面)構造を成している。
各サイドフレーム12の車体前後方向の前端部12Aには、それぞれ縦メンバとしての支柱14が設けられている。左右の支柱14は、それぞれ車体上下方向の下端部14Aが対応するサイドフレーム12の前端部12Aの前面側に固定的に接合されている。これにより、各支柱14は、それぞれの上端部14Bがサイドフレーム12に対し車体上下方向の上側に位置する構成とされている。換言すれば、各支柱14は、対応するサイドフレーム12の前端部12Aから立設されている。
そして、図2に示される如く、左右の支柱14の車体上下方向の中間部には、車幅方向に長手とされたクロスメンバとしてのフロントバンパリインフォースメント16の車幅方向端部近傍部分が固定的に接合されている。これにより、左右一対の支柱14におけるサイドフレーム12よりも車体上下方向上側部分間が、フロントバンパリインフォースメント16にて架け渡されている。なお、フロントバンパリインフォースメント16は、その下面16Aがサイドフレーム12の上面12Bよりも車体上下方向の上側に位置し、全体としてサイドフレーム12の上方に配置されている。フロントバンパリインフォースメント16は、車幅方向中央部が両端部よりも車体前後方向の前側に位置するように湾曲して形成されている。
また、図1に示される如く、左右のサイドフレーム12における各前部12Cよりも車体前後方向の後側部分上には、フロアパネル18が接合されている。図2に示される如く、フロアパネル18は、車幅方向及び車体前後方向に延在して車体(車室)フロアFを構成している。このフロアパネル18の前端18Aには、第1壁状部としてのダッシュパネル20の下端部20Aが接合されている。ダッシュパネル20は、車体上下方向及び車幅方向に延在し、車室Cと該車室Cの前方に形成される空間Rとを隔てて(区画して)いる。図示は省略するが、ダッシュパネル20は、左右のサイドフレーム12の車幅方向外側まで延在しており、車幅方向の両外端において、それぞれロッカやフロントピラー等の車体骨格に固定されている。
ダッシュパネル20は、図1に示される如く鉛直方向に対し若干前傾しており、その車体上下方向上端に形成された閉断面構造部22にはウインドシールドガラス24の下端が接合されている。また、図示は省略するが、ダッシュパネル20の上部における車室C側には、インストルメントパネルが配設されるようになっている。そして、この実施形態におけるダッシュパネル20は、側面視で凸凹形状を成すように、その板厚方向(車体前後方向)に凸凹に形成されている。図2に示される如く、ダッシュパネル20の凸部20B(前側への凸部)、凹部20C(後側への凸部)は、それぞれ車幅方向に長手とされ、かつダッシュパネル20の車幅方向の略全長に亘り形成されている。
また、図1及び図2に示される如く、車体前部構造10では、ダッシュパネル20に対し車体前後方向の前側に配置された第2壁状部としての仕切板25が配設されている。仕切板25は、支柱14の上端部14Bとサイドフレーム12における前部12Cの車体前後方向中間部とを架け渡すように、側面視で鉛直方向に対し前傾(傾斜)して配置されている。仕切板25は、鉛直方向に対しダッシュパネル20よりも大きく前傾しており、サイドフレーム12に接合された後下端25Aは、ダッシュパネル20の下端部20Aよりも車体前後方向の前側に位置している。図2に示される如く、仕切板25は、車幅方向に延在し、左右のサイドフレーム12間、支柱14間を架け渡している。
さらに、この実施形態における仕切板25は、側面視で凸凹形状を成すように、その板厚方向(車体前後方向)に凸凹に形成されている。図2に示される如く、仕切板25の凸部25B(後側への凸部)、凹部25C(前側への凸部)は、それぞれ車幅方向に長手とされ、かつ仕切板25の車幅方向の略全長に亘り形成されている。この実施形態では、仕切板25、ダッシュパネル20は、それぞれ金属材のプレス加工等にて構成されている。
そして、図1に示される如く、ダッシュパネル20と仕切板25との間には、衝撃吸収部としての衝撃吸収部材(荷重コントロール部材)26が配設されている。図3(A)に示される如く、衝撃吸収部材26は、前壁28と、後壁30と、前壁28と後壁30との車幅方向外端間を連結する左右一対の側壁32(図3(A)では、一方側のみ図示している)と、前壁28と後壁30との車幅方向中間部間を連結する複数の前後リブ34とを主要部として構成されている。したがって、衝撃吸収部材26は、前壁28と後壁30と左右の側壁32とで構成された枠状体の内部空間が複数の前後リブ34にて区画された構造として把握することができる。また、衝撃吸収部材26は、前壁28と後壁30とが車幅方向に並列された側壁32、複数の前後リブ34にて連結された構造として把握することも可能である。すなわち、左右一対の側壁32を本発明における前後リブとして把握しても良い。
衝撃吸収部材26は、前壁28が仕切板25の背面側に車体前後方向の荷重伝達可能に当接されると共に、後壁30がダッシュパネル20の前面側に車体前後方向の荷重伝達可能に当接されている。すなわち、衝撃吸収部材26は、ダッシュパネル20と仕切板25との間に、仕切板25側からダッシュパネル20側への(車体前後方向の後向きの)荷重伝達可能に挟み込まれている。
より具体的には、衝撃吸収部材26を構成する前壁28には、図3(A)及び図3(B)に示される如く、側面視で凸凹形状を成すように、上下方向に沿って部分的に突設された嵌合リブ36が突設されている。これにより、前壁28には、嵌合リブ36の頂部が凸部、嵌合リブ36の存在しない部分が凹部とされた凸凹形状が上下方向に沿って形成されている。この実施形態では、嵌合リブ36は、少なくとも車幅方向における側壁32、前後リブ34の設置位置に設けられている。図1に示される如く、各嵌合リブ36は、仕切板25の凹部25C内に嵌合するようになっている。この状態では、仕切板25の凸部25Bが、上下に隣り合う嵌合リブ36間に嵌まり込んでいる。
一方、図3(A)に示される如く、後壁30は、側面視で凸凹形状を成すように、その板厚方向(車体前後方向)に凸凹に形成されている。後壁30の凸部30A(後側への凸部)、凹部30B(前側への凸部)は、それぞれ車幅方向に長手とされ、かつ後壁30の車幅方向の略全長に亘り形成されている。図1に示される如く、後壁30は、その凸部30Aが仕切板25の凹部25Cに嵌まり込んだ状態で、その凹部30Bに仕切板25の凸部25Bを嵌まり込ませている。
以上により、仕切板25とダッシュパネル20との間に挟み込まれた衝撃吸収部材26は、該仕切板25、ダッシュパネル20の凸凹形状と前壁28、後壁30の凸凹形状とを嵌合させることで、車体B(サイドフレーム12、支柱14、フロントバンパリインフォースメント16、ダッシュパネル20、仕切板25等)に対する所定位置に、位置ずれしないように保持されている。以上説明した衝撃吸収部材26は、樹脂材にて各部(前壁28、後壁30、左右一対の側壁32、複数の前後リブ34)が一体に形成されている。このため、衝撃吸収部材26は、軽量であると共に所要の衝撃吸収特性を得るための形状への成形が容易である。
また、車体前部構造10では、サイドフレーム12におけるダッシュパネル20の下端部20Aの前方、より具体的にはダッシュパネル20の下端部20Aと仕切板25の後下端25Aとの間の上面12Bに、脆弱部としての折れビード38が形成されている。これにより、サイドフレーム12は、折れビード38において図4(A)に示す曲げモーメントM(フロントバンパリインフォースメント16に入力される車体前後方向後向き荷重によって生じるモーメント)に対し脆弱とされ、該折れビード38が曲げ(折れ)を生じるきっかけ部となる構成とされている。
以上説明した車体前部構造10が適用された車体Bでは、図2に示される如く、左右のサイドフレーム12間における主にダッシュパネル20よりも後側部分に、被支持体としての電池(バッテリ)40が配設されている。電池40は、その外郭(ハウジング)部に設けられた図示しない取付座において、又は図示しないブラケット等の取付部材を介して、左右のサイドフレーム12に固定的に支持されている。この電池40は、車体前部構造10が適用された自動車を走行させるための図示しない駆動源としてのモータに供給する電力を蓄える電源装置として把握される。そして、この実施形態では、車体前部構造10が適用された自動車は、電気自動車とされており、ダッシュパネル20の前方空間(エンジンコンパートメント)にエンジン(内燃機関)やトランスミッションが搭載されない構成とされている。
また、図1に示される如く、車体前部構造10では、衝撃吸収部材26、支柱14、フロントバンパリインフォースメント16が車体前後方向の前側からフロントパネル42にて被覆されている。フロントパネル42におけるフロントバンパリインフォースメント16を被覆する下部42Aは、バンパカバーとして機能する構成である。なお、フロントパネル42とは独立してバンパカバーを設けても良い。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成の車体前部構造10では、適用された自動車が前面衝突に至った場合、図5に示される如き荷重伝達経路で荷重が伝達される。すなわち、車体前後方向後向きの衝突荷重がフロントバンパリインフォースメント16に入力され、この荷重はフロントバンパリインフォースメント16から支柱14に伝達される。支柱14は、伝達された衝突荷重の一部を左右のサイドフレーム12に伝達すると共に、伝達された衝突荷重の別の一部を後傾しながら仕切板25に伝達する。
支柱14からサイドフレーム12に伝達された衝突荷重のさらに一部は、主にサイドフレーム12の軸力(圧縮荷重)として該サイドフレーム12の後端側に伝達する(図4(A)、図5に示す荷重伝達経路X参照)。一方、支柱14から仕切板25に伝達された衝突荷重は、仕切板25を起き上がる方向に変位して衝撃吸収部材26を変形し(側壁32、前後リブ34を座屈させ)ながら、ダッシュパネル20に伝達される。衝撃吸収部材26の変形により、衝突エネルギが吸収(緩衝)される(図4(A)、図5に示す荷重伝達経路Y参照)。
さらに、サイドフレーム12とは車体上下方向にオフセットされたフロントバンパリインフォースメント16に入力されることで、サイドフレーム12には、図4(A)に示される如く、曲げモーメントMが作用する。この曲げモーメントMによってサイドフレーム12は、折れビード38を基点に前端部12A側を持ち上げる方向に折れが生じる。この折れによって、支柱14、仕切板25が後傾方向に角変位し、仕切板25は、サイドフレーム12の曲げにて伝達される荷重によっても衝撃吸収部材26を押圧する(図4(A)、図5に示す荷重伝達経路Z参照)。したがって、サイドフレーム12に伝達された衝突荷重の一部は、サイドフレーム12の曲げ耐力、衝撃吸収部材26の変形荷重として支持され、ダッシュパネル20に伝達される。
ここで、車体前部構造10では、上記の通り衝突荷重の伝達経路として、支柱14からサイドフレーム12に伝達される荷重伝達経路Xの他、仕切板25経由でダッシュパネル20に伝達される荷重伝達経路Yが形成されるので、サイドフレーム12の荷重負担が低減される。
特に、車体前部構造10では、フロントバンパリインフォースメント16がサイドフレーム12よりも車体上下方向の上側に配置されているため、適用された自動車(車体B)の前面衝突に伴って生じるサイドフレーム12に曲げモーメントMが生じ、この曲げモーメントにより荷重伝達経路Zが形成される。しかも、サイドフレーム12には折れビード38が設けられているため、曲げモーメントMによるサイドフレーム12の折れ位置をコントロールすることができ、サイドフレーム12の折れ(曲げ)により衝撃吸収部材26に効果的に荷重を伝達することができる。これらにより、12の荷重負担を一層低減することができる一方、衝突エネルギを衝撃吸収部材26の変形(圧壊)によって効果的に吸収することができる。
さらに、車体前部構造10では、仕切板25が支柱14の上端部14Bとサイドフレーム12とを架け渡すようにして車体上下方向に対し傾斜して配置されているため、荷重伝達経路Y、荷重伝達経路Zが上後向きとなる。これにより、荷重伝達経路Y、Zからの荷重によって衝撃吸収部材26を効果的に変形することができ、衝突エネルギを衝撃吸収部材26の変形によって一層効果的に吸収することができる。しかも、衝撃吸収部材26の変形による衝撃吸収ストロークが車体前後方向に対し交差する方向となるため、衝撃吸収部の車体前後方向の投影寸法を小さくすることができる。これにより、車体前部構造10を、前後長の短い車体Bで、特に短いフロントオーバハングで成立させることが可能になる。
またここで、車体前部構造10では、サイドフレーム12の前端部12Aとフロントバンパリインフォースメント16との間に支柱14を介在させているため、換言すれば、所定高位に位置するフロントバンパリインフォースメント16をサイドフレームの先端に固定する構成のように該サイドフレームにキック部(サイドフレーム前部と後部との車体上下方向のオフセット設定部)を設ける必要がないため、サイドフレーム12を車体前後方向に沿う直線状に形成する構成を実現することができる。これにより、サイドフレーム12を金属材の押し出し成形品で構成することができる。また、キック部を設けないことにより、通常キック部に要求される補強が不要となり、質量増加が抑制される。
さらにここで、車体前部構造10では、ダッシュパネル20、仕切板25が凸凹形状に形成されているため、該ダッシュパネル20、仕切板25の剛性が高い。このため、仕切板25は、支柱14からの荷重を効果的に衝撃吸収部材26に伝達することができ、ダッシュパネル20は衝撃吸収部材26からの荷重を効果的に支持することができる。これらにより、車体前部構造10では、適用された自動車の前面衝突時に、衝撃吸収部材26を確実に変形することができる。特に、ダッシュパネル20の凸部20B、凹部20Cが車幅方向の略全長に亘って設けられ、仕切板25の凸部25B、仕切板25の凹部25Cが車幅方向の略全長に亘って設けられているため、ダッシュパネル20、仕切板25は車幅方向の曲げに対する剛性が高い(車幅方向の中間部で折れ曲がり難い)。このため、オフセット前面衝突の場合でも、仕切板25から前壁28の広い範囲に荷重を分散させながら衝撃吸収部材26に荷重を伝えることができ、衝突エネルギが効果的に吸収される。
また、車体前部構造10では、衝撃吸収部材26の前壁28、後壁30に形成された凸凹形状(嵌合リブ36、凸部30A、凹部30B)がダッシュパネル20、仕切板25の凸凹形状と嵌り合う構成であるため、衝撃吸収部材26のダッシュパネル20、仕切板25すなわち車体に対する位置ずれが防止され、適用された自動車の前面衝突時に、衝撃吸収部材26を一層確実に変形することができる。また、衝撃吸収部材26の前壁28、後壁30の凸凹形状がダッシュパネル20、仕切板25の凸凹形状に嵌り合うことによる補剛効果により、ダッシュパネル20、25の剛性を一層向上することができる。
さらに、車体前部構造10では、衝撃吸収部材26が前壁28、後壁30、これらを連結する側壁32、複数の前後リブ34を有して構成されているため、換言すれば、側壁32、前後リブ34が座屈することで衝撃エネルギを吸収する構造であるため、側壁32、前後リブ34の寸法形状、数、配置等によって衝撃吸収特性を設定(制御)することができる。
またさらに、車体前部構造10では、サイドフレーム12間に電池40を配設しているため、質量の大きい電池40を車体Bの高剛性部である左右のサイドフレーム12に強固に取り付けることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図6乃至図9に基づいて説明する。なお、上記第1の実施形態と基本的に同一の部品又は部分には、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略し、図示を省略する場合がある。
図6には、本発明の第2の実施形態に係る車体前部構造50が図1に対応する側断面図にて示されている。また、図9には、車体前部構造10が適用された自動車Aの外観が斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、車体前部構造50では、フロントパネル42の開口部52から空気を取り入れ可能に露出する前後リブ54を有する衝撃吸収部材56を備える点で、衝撃吸収部材26を備える第1の実施形態に係る車体前部構造10とは異なる。以下、具体的に説明する。
図6及び図8に示される如く、前後リブ54は、側壁32の上縁32Aよりも車体上下方向の上側に延設されたルーバー部54Aを有し、該ルーバー部54Aがフロントパネル42におけるウインドシールドガラス24の直下に配置された開口部52から車外に露出している。これにより、衝撃吸収部材56には、前後リブ54間が開口部52を通じて外気の取入れが可能な外気導入部としての外気取入口58Aとされた通風経路部としてのダクト部58が形成されている。図6に示される如く、衝撃吸収部材56すなわち外気取入口58Aの下端は、前壁28、後壁30、前後リブ54で囲まれた空気排出口58Bとされている。
一方、図7に示される如く、ダッシュパネル20の下端部20Aと仕切板25の後下端25Aとの間には、導風孔60が形成されている。したがって、衝撃吸収部材56のダクト部58は、導風孔60に連通しており、外気取入口58Aからダクト部58に導入された空気は空気排出口58Bを経由して導風孔60から排出されるようになっている。これにより、空気排出口58Bでは、図6に矢印Dにて示される如く、自動車Aの走行に伴って外気取入口58Aから導入され空気排出口58Bから排出された空気が電池40に導かれるようになっている。なお、サイドフレーム12間における導風孔60の下方に、導風孔60から排出された空気を車体前後方向の後側に案内する導風板等を配設しても良い。
また、図8に示される如く、衝撃吸収部材56には、液体貯留部としてのウォッシャタンク62が一体に形成されている。ウォッシャタンク62は、衝撃吸収部材56におけるフロントパネル42の開口部52から露出されない部分に配設され、この実施形態では、一方の側壁32と、該側壁32に車幅方向に隣接する前後リブ54と、前壁28と、後壁30と、天板64と、図示しない底板とで囲まれたウォッシャタンク62が形成されている。ウォッシャタンク62は、ウインドシールドガラス24等に噴射する洗浄液を貯留する構成とされており、その下部を構成する側壁32に固定されたウォッシャポンプ(ポンプ付モータ)66が作動することで図示しない噴射ノズルに洗浄液を供給するようになっている。天板64には洗浄液の注入口68が設けられている。なお、ウォッシャタンク62は、例えばフロントパネル42の開口部52から延設部54Aを伝って進入する雨水を貯留するように構成されても良い。
衝撃吸収部材56の他の構成は、衝撃吸収部材26の対応する構成と同じである。衝撃吸収部材56は、樹脂材にて構成されていることで、容易にウォッシャタンク62を一体に形成することができる。そして、第2の実施形態に係る車体前部構造50の他の構成は、第1の実施形態に係る車体前部構造10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る車体前部構造50によっても、自動車Aの前面衝突に対しては、第1の実施形態に係る車体前部構造10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
また、車体前部構造50では、自動車Aの走行に伴って、外気取入口58Aからダクト部58に導入された空気が空気排出口58B、導風孔60を経由して電池40に導かれる。これにより、電池40が冷却される。このように、車体前部構造50では、衝撃吸収部材56にダクト部58が設けられているため、1つの衝撃吸収部材56で衝撃吸収機能と、導風機能とを両立することができる。換言すれば、衝撃吸収部材56における衝撃吸収部を利用してダクト部58を構成しているため、自動車A内の空間の有効利用が図られる。しかも、この衝撃吸収部材56における外気取入口58Aを構成する前後リブ54(ルーバー部54A)をフロントパネル42の開口部52から露出させたので、独立したカウル部(カウルルーバ)を設けることなく、フロントパネル42に開口部52を設ける簡単な構成で、空気の使用部位に走行風を導く構造が実現された。この実施形態では、走行風にて電池40を冷却する構造が実現された。
また、上記の如く、車体前部構造50が適用された自動車A(車体B)では、フロントパネル42の開口部52から導風孔60に電池40冷却用の空気を導くため、フロントパネル42の下部42A(バンパカバー)に通風孔を設けない構成を実現することができる。この構成は、自動車Aの通気抵抗の軽減すなわち燃費向上に寄与する。また、フロントパネル42の下部42Aに通風孔を設ける必要がなくなるので、意匠の自由度も拡大される。なお、衝撃吸収部材56における前後リブ54間(ダクト部58)に、例えば枯葉等の異物の吸い込みを防止するためのメッシュ形状部材等を設けても良い。
さらに、車体前部構造50では、衝撃吸収部材56にウォッシャタンク62が一体に設けられているため、換言すれば、ウォッシャタンク62が衝撃吸収部材56にモジュール化されているため、車体の組立作業性が向上する。また、衝撃吸収部材56における衝撃吸収部を利用してウォッシャタンク62を構成しているため、自動車A内の空間の有効利用が図られる。
なお、第2の実施形態では、ダクト部58から導入した空気が被導風機器としての電池40の冷却に用いられる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、被導風機器としてのエアコンディショナ(HVAC)用の外気取入経路としてダクト部58を用いる構成としても良い。
また、第2の実施形態では、ダクト部58が車両走行に伴う走行風を電池40やエアコンディショナに導く例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ダクト部58経由で空気を電池40やエアコンディショナに導くためのファンを設けた構成としても良い。この構成では、自動車Aの停車中にも電池40やエアコンディショナに空気を導くことができる。
さらに、上記した各実施形態では、被支持体としてサイドフレーム12間に40を配設した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、電池40に代えて又は電池40と共に、サイドフレーム12間に被支持体としてのエアコンディショナユニット(HVACユニット)を配設した構成としても良い。
さらにまた、上記した各実施形態では、衝撃吸収部材26、56が樹脂製である例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、衝撃吸収部材26、56を金属材にて構成しても良い。
本発明の第1の実施形態に係る車体前部構造を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車体前部構造を、衝撃吸収部材を取り除いて示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る車体前部構造を構成する衝撃吸収部材を示す図であって、(A)は斜視図、(B)は一部拡大して示す平面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用前部構造を示す図であて、(A)は前面衝突時の荷重伝達経路を示す側断面図、(B)は前面衝突による変形状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用前部構造における衝突荷重の伝達経路を模式的に示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る車体前部構造を示す側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車体前部構造を、衝撃吸収部材を取り除いて示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る車体前部構造を構成する衝撃吸収部材の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両前部構造が適用された自動車を示す斜視図である。
符号の説明
10 車体前部構造
12 サイドフレーム(前後メンバ)
14 支柱(縦メンバ、荷重伝達手段)
16 フロントバンパリインフォースメント(クロスメンバ、荷重伝達手段)
20 ダッシュパネル(第1壁状部)
20C 凹部(凸凹形状)
20B 凸部(凸凹形状)
25 仕切板(第2壁状部)
25C 凹部(凸凹形状)
25B 凸部(凸凹形状)
26 衝撃吸収部材(衝撃吸収部)
28 前壁
30 後壁
30B 凹部(凸凹部)
30A 凸部(凸凹部)
32 側壁(前後リブ)
34 前後リブ
36 嵌合リブ(凸凹部)
38 折れビード(脆弱部)
40 電池(被支持体、被導風機器)
50 車体前部構造
54 前後リブ
56 衝撃吸収部材
58 ダクト部(通風経路部)
58A 外気取入口(外気導入部)
62 ウォッシャタンク(液体貯留部)

Claims (14)

  1. それぞれ車体前後方向に延在すると共に車幅方向に並列された一対の前後メンバと、
    前記一対の前後メンバにおける車体前後方向の前端から後側に離間した位置で、車幅方向及び車体上下方向に延在する第1壁状部と、
    前記壁状部に対し車体前後方向の前側に配置された第2壁状部と、
    前記第1壁状部と第2壁状部との間に車体前後方向に荷重伝達可能に設けられた衝撃吸収部と、
    車体前後方向後向きの荷重を、前記前後メンバ及び前記第2壁状部のそれぞれに伝達可能に設けられた荷重伝達手段と、
    を備えた車体構造。
  2. 前記第1壁状部、前記第2壁状部、前記衝撃吸収部、及び前記荷重伝達手段は、それぞれ前記前後メンバに対し車体上下方向の上側に位置する部分を含んで構成されている請求項1記載の車体構造。
  3. 前記荷重伝達手段は、前記一対の前後メンバにおける前記第2壁状部に対し車体前後方向の前側部分からそれぞれ車体上下方向の上向きに立設された一対の縦メンバと、該一対の縦メンバ間を架け渡したクロスメンバとを含んで構成され、
    前記第2壁状部は、車体前後方向の前端側を後端側に対し車体上下方向の上側に位置させる姿勢で、該車体前後方向の前端側が前記一対の縦メンバに接続されている請求項1又は請求項2記載の車体構造。
  4. 前記一対の前後メンバにおける前記第1壁状部に対する車体前後方向の前側には、前記第2壁状部を前記第1壁状部側に変位させるように該前後メンバを曲げようとする曲げモーメントに対し脆弱な脆弱部が設けられている請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の車体構造。
  5. 前記一対の前後メンバは、それぞれ車体前後方向に沿う直線状に形成されている請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の車体構造。
  6. 前記第1壁状部及び前記第2壁状部の少なくとも一方は、凸凹形状を有する請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の車体構造。
  7. 前記第1壁状部又は前記第2壁状部の凸凹形状は、それぞれ車幅方向に長手とされた凸部と凹部とが車体上下方向に交互に配置されて構成されている請求項6記載の車体構造。
  8. 前記衝撃吸収部は、前記第1壁状部に当接可能に配置された後壁と、前記第2壁状部に当接可能に配置された前壁と、前記後壁と前壁とを連結する複数の前後リブとを含んで構成されている請求項1乃至請求項7の何れか1項記載の車体構造。
  9. 前記衝撃吸収部の前壁及び後壁の少なくとも一方には、凸凹部が形成されている請求項8記載の車体構造。
  10. 前記衝撃吸収部は、被導風機器に導風可能な通風経路部が内部に形成されている請求項1乃至請求項9の何れか1項記載の車体構造。
  11. 前記通風経路部は、前記衝撃吸収部の車体上下方向の上端側又は車体前後方向の前端側で車体外側に開口する外気導入部を有する請求項10記載の車体構造。
  12. 前記衝撃吸収部は、液体を貯留可能な液体貯留部を有する請求項1乃至請求項11の何れか1項記載の車体構造。
  13. 前記一対の前後メンバは、前記第1壁状部に対する車体前後方向の後方まで延在しており、
    前記一対の前後メンバ間における少なくとも前記第1壁状部よりも車体前後方向の後方部分間には、車体に支持される被支持体が配置されている請求項1乃至請求項12の何れか1項記載の車体構造。
  14. 前記被支持体は、車両を駆動するための電動機に電力を供給するための電池である請求項13記載の車体構造。
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