JP2008111050A - 防曇性被膜形成用塗布剤及び防曇性被膜の形成方法 - Google Patents

防曇性被膜形成用塗布剤及び防曇性被膜の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な耐磨耗性と防曇性とを有し、且つ防曇性被膜の着色剤によって汚染されたときにアルカリ性の溶液で容易に着色剤を脱色できる防曇性被膜形成用塗布剤及び防曇性被膜の形成方法を提供すること。
【解決手段】塗布剤Aと塗布剤Bとを有する2液硬化型の防曇性被膜形成用塗布剤であり、塗布剤Aは、イソシアネート基を有するイソシアネート成分を有し、塗布剤Bは、ポリオール成分及びイソシアネート反応性基を有する界面活性剤を有し、前記ポリオール成分は、吸水性ポリオール、及びグリセリンを有し、前記イソシアネート成分及び前記ポリオール成分並びに前記界面活性剤の総量100重量%に対して、グリセリンを2重量%〜4重量%、吸水性ポリオールを25重量%〜40重量%有すること。
【選択図】なし

Description

本発明は、浴室用、洗面所用等の防曇鏡、車両用、建築用等の防曇窓ガラス又は防曇鏡、レンズ、ディスプレー等各種用途に用いることが可能な防曇性被膜形成用塗布剤及び防曇性被膜の製造法に関する。
ガラスやプラスチック等の透明基材は、基材を挟んで内面と外面の温湿度の差により、一方の表面が露点以下になった場合、又は、基材に対して急激な温湿度変化が起こった場合(沸騰水蒸気が基材に接触した場合、低温部から高温多湿の環境に移った場合等)に雰囲気中の水分が水滴として付着し、基材表面は結露する。その結果、結露した水滴により光の散乱が起こる。いわゆる「曇り」が発生することで、視界が妨げられ、一般的な窓ガラス、自動車や航空機のフロントガラス、反射鏡、眼鏡、サングラス等では、安全性が著しく損なわれる。
上記「曇り」の発生を防止する方法として、基材上に防曇性被膜が形成された各種防曇性物品が検討されている。そして、得られる膜の防曇性と耐磨耗性の両立のため、界面活性剤の親水性とウレタン樹脂の弾性による耐磨耗性を利用した防曇性物品が検討されている。そして、本出願人は、良好な耐磨耗性と防曇性とを有し、長期使用に耐えることができる防曇性被膜を提供可能な塗布剤を特許文献1、2などで提供してきた。
これら防曇性被膜は、吸水性と親水性を呈する被膜であり、これら被膜が形成された防曇ガラス、及び防曇鏡は、着色剤、生活水、雨水、リンス等により汚染される場合があり、この汚染がひどい場合の被膜の洗浄方法として、特許文献3は、アルカリ性溶液で被膜を洗浄する方法があることを紹介している。
国際公開2004/13063号のパンフレット 国際公開2006/64904号のパンフレット 国際公開2005/56488号のパンフレット
防曇性被膜が着色剤で汚染された場合、この着色剤の脱色のために使用される材料は、普通の住環境で容易に入手できるものが好ましい。この観点から、着色剤の脱色に使用される洗浄剤は、アルカリ性溶液とすることが好ましい。そして、このアルカリ性溶液は、アルカリ性物質として普通の住環境で容易に入手できる次亜塩素酸ナトリウムを使用することが好ましい。
他方、本発明の検討によって、次のことが明らかになった。吸水性を有するウレタン樹脂からなる防曇性被膜が着色剤によって汚染された場合、着色剤は被膜表面だけでなく、被膜内部にも取り込まれる。従って、被膜の内部に取り込まれた着色剤を脱色させるためには、洗浄剤も被膜内部に浸透させる必要がある。かくして、防曇性被膜を汚染した着色剤の脱色度合いは、洗浄剤の被膜内部への浸透度合いに影響される。
そして、洗浄剤の被膜内部への浸透度合いについて検討したところ、次亜塩素酸ナトリウム等から形成されるアルカリ性溶液による洗浄剤の被膜への浸透度合いは、被膜の吸水能に比例すると考えてよいとの知見が得られた。
しかしながら、被膜の吸水能を向上させることは、一般的には、膜硬度など被膜の耐久性の指標となる物性を下げることとなる。本発明は、良好な膜硬度と防曇性とを有し、且つ防曇性被膜の着色剤によって汚染されたときにアルカリ性溶液で容易に着色剤を脱色できる防曇性被膜を提供できる塗布剤を提供することを課題とする。
尚、本発明では、前記着色剤は、毛染め剤、口紅、マニキュア等の化粧品、自動車用不凍液等で使用されている法定色素を対象としている。
そして、この法定色素の具体例は、褐色201号、黒色401号、紫色201号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、青色403号、青色404号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色3号、緑色401号、緑色402号、黄色201号、黄色202号-(1)、黄色202号-(2)、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色4号、黄色401号、黄色402号、黄色403号-(1)、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、黄色5号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、赤色102号、赤色104号-(1)、赤色105号-(1)、赤色106号、赤色2号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号-(1)、赤色230号-(2)、赤色231号、赤色232号、赤色3号、赤色 401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号である。
本発明の防曇性被膜形成用塗布剤は、塗布剤Aと塗布剤Bとを有する2液硬化型の防曇性被膜形成用塗布剤であり、塗布剤Aは、イソシアネート基を有するイソシアネート成分を有し、塗布剤Bは、ポリオール成分及びイソシアネート反応性基を有する界面活性剤を有し、前記ポリオール成分は、吸水性ポリオール、及びグリセリンを有し、前記イソシアネート成分及び前記ポリオール成分並びに前記界面活性剤の総量(以下、ウレタン成分総量と表記する)100重量%に対して、グリセリンを2重量%〜4重量%、吸水性ポリオールを25重量%〜40重量%有することを特徴とする。
塗布剤において、吸水性ポリオールをウレタン成分総量100重量%に対して、25重量%〜40重量%、好ましくは30重量%〜35重量%、グリセリンを2重量%〜4重量%、好ましくは2重量%〜3重量%とすることで、塗布剤から得られる被膜の防曇性を良好なものとしつつ、被膜の硬度が鉛筆硬度において H以上、好ましくは2H以上のものを達成せしめる。そして、さらには、次亜塩素酸ナトリウム等から形成されるアルカリ性溶液による洗浄剤の被膜への浸透が生じやすい防曇性被膜を形成することができるようになる。
前記した被膜の鉛筆硬度の上限は、特には限定されないが、被膜の製造を容易にせしめるために、5H、好適には4H、より好適には3H以下としてもよい。また、本発明での検討結果によって、アルカリ洗浄液による被膜の洗浄効果、すなわち、洗浄剤の被膜の浸透性は、被膜の吸水率と比例関係にあることが判明したので、洗浄剤の被膜の浸透性は、被膜の吸水率に置き換えて議論してもよい。
本発明の防曇性被膜形成塗布剤から形成された防曇性被膜は、良好な膜硬度と防曇性とを有し、且つ防曇性被膜の着色剤によって汚染されたときにアルカリ性溶液で容易に着色剤を脱色できるので、着色剤で汚染されやすい環境で使用することにも好適である。
本発明の防曇性被膜形成用塗布剤は、基材に防曇性被膜を形成するための防曇性被膜形成用塗布剤であって、前記防曇性被膜形成用塗布剤が、ウレタン樹脂系の塗布剤であり、イソシアネート基を有するイソシアネート成分を有する塗布剤A、吸水性ポリオール、グリセリン、イソシアネート反応性基を有する界面活性剤を含む塗布剤Bとからなる2液硬化型の塗布剤である。
イソシアネート成分には、ジイソシアネート、好ましくは、ヘキサメチレンジイソシアネートを出発原料としたビウレット及び/又はイソシアヌレート構造を有する3官能のポリイソシアネートを使用できる。当該物質は、耐候性、耐薬品性、耐熱性があり、特に耐候性に対して有効である。又、当該物質以外にも、ジイソフォロンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ビス(メチルシクロヘキシル)ジイソシアネート及びトルエンジイソシアネート等も使用することができる。
前記イソシアネート成分に存在するイソシアネート基の数を、塗布剤B中のポリオール成分、及び界面活性剤等各成分に存在する水酸基等のイソシアネート反応性基の数に対して、0.8倍量〜2倍量、より好ましくは0.9倍量〜1.3倍量となるように調整することが好ましい。0.8倍量未満の場合は、塗布剤の硬化性が悪化するとともに、形成された膜は未反応界面活性剤が膜表面に溶出しやすくなるので、膜のべたつき感が出る等の不具合が生じやすくなる。一方、2倍量を超える場合は、過剰硬化が生じやすくなり、防曇性が低下する傾向となる。
塗布剤Bに加える吸水性ポリオールには、吸水性を有する数平均分子量400〜5000、好ましくは、400〜4500のポリオキシアルキレン系のポリオールを25重量%〜40重量%含有させることができる。25重量%未満では、被膜を洗浄剤で洗浄する際の着色剤の脱色性が不足し、40重量%超では鉛筆硬度、耐磨耗性は低下するからである。
本発明で使用できる吸水性ポリオールとして、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、オキシエチレン/オキシプロピレンの共重合体ポリオール等を使用することができ、ポリエチレングリコールを使用する場合で、特に単種で使用する場合、その数平均分子量は400〜2000とすることが好ましい。400未満の場合、水を吸収する能力が小さく、2000超では、塗布剤の硬化が妨げられ、形成される膜がもろくなりやすいからである。
グリセリンは、分子量の最も小さい3官能のトリオールで被膜の緻密化に非常に効果がある。そして、本発明では、グリセリンは、ウレタン成分総量に対して2重量%〜4重量%とされる。被膜を洗浄剤で洗浄する際、着色剤の脱色性のために吸水性ポリオールを25重量%〜40重量%としている。このとき、グリセリン量が、2重量%未満では、膜硬度を高める効果が少なくなる。一方、4重量%超では、塗布剤の過剰硬化が生じやすくなり、被膜の洗浄剤の吸収効率が低下しやすくなり、結果として、着色剤の脱色性が悪くなりやすい。そして、グリセリン量は、ウレタン成分総量に対して2.5重量%〜3.5重量%とすることがより好ましい。
イソシアネート反応性基を有する界面活性剤は塗布剤から形成される被膜に親水性を付与して防曇性を発現させる成分であり、水酸基、メルカプト基、アミノ基等のイソシアネート基と反応し結合する官能基を有する。前記界面活性剤としては、陽イオン系、陰イオン系、両性イオン系、非イオン系を使用できる。
イソシアネート反応性基を有する陰イオン系界面活性剤としてはひまし油モノサルフェート、ひまし油モノホスフェート、ソルビタン脂肪酸エステルサルフェート、ソルビタン脂肪酸エステルホスフェート、ソルビトール脂肪酸エステルサルフェート、ソルビトール脂肪酸エステルホスフェート、ショ糖脂肪酸エステルサルフェート、ショ糖脂肪酸エステルホスフェート、ポリオキシアルキレンひまし油エーテルモノサルフェート、ポリオキシアルキレンひまし油エーテルモノホスフェート、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルサルフェート、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルホスフェート、ポリオキシアルキレングリセリンエーテルモノサルフェート、ポリオキシアルキレングリセリンエーテルモノホスフェート等が挙げられる。
イソシアネート反応性基を有する陽イオン系界面活性剤としてはジアルカノールアミン塩、トリアルカノールアミン塩、ポリオキシアルキレンアルキルアミンエーテル塩、脂肪酸トリアルカノールアミンエステル塩、ポリオキシアルキレンジアルカノールアミンエーテル塩、ポリオキシアルキレントリアルカノールアミンエーテル塩、ジ(ポリオキシアルキレン)アルキルベンジルアルキルアンモニウム塩、アルキルカルバモイルメチルジ(ポリオキシアルキレン)アンモニウム塩、ポリオキシアルキレンアルキルアンモニウム塩、ポリオキシアルキレンジアルキルアンモニウム塩、リシノレアミドプロピルエチルジモニウムエトスルファート等が挙げられる。
イソシアネート反応性基を有する両性イオン系界面活性剤としては、N,N−ジ(β−ヒドロキシアルキル)N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシアルキルアンモニウムベタイン、N−β−ヒドロキシアルキル−N,N−ジポリオキシアルキレン−N−カルボキシアルキルアンモニウムベタイン、N−アルキル−N,N−ジ(ポリオキシアルキレン)アミンとジカルボン酸のモノエステル、N−(ポリオキシプロピレン)−N′,N′−ジ(ポリオキシエチレン)アミノアルキル−N−アルキル−N−スルホアルキルアンモニウムベタイン、N,N−ジ(ポリオキシエチレン)−N−アルキル−N−スルホアルキルアンモニウムベタイン、N−(β−ヒドロキシアルキルアミノエチル)−N−(β−ヒドロキシアルキル)アミノエチルカルボン酸、N,N′−ビス(2−ヒドロキシアルキル)−N,N′−ビス(カルボキシエチル)エチレンジアミン塩、N−(β−ヒドロキシアルキル)−N′,N′−ジ(ポリオキシエチレン)−N−カルボキシエチルエチレンジアミン塩等が挙げられる。
イソシアネート反応性基を有する非イオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ソルビトール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ塘脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシアルキレン脂肪酸モノグリセライド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンひまし油エーテル、ポリオキシアルキ レンアルキルアミンポリオキシアルキレンアルキルアミド等が挙げられる。
イソシアネート反応性基を有する界面活性剤には、上記に挙げた界面活性剤を単種又は複種使用することができる。イソシアネート反応性基を有する界面活性剤が10重量%未満では防曇性の持続に対する効果が少なく、25重量%超では鉛筆硬度、耐磨耗性が低下しやすい。
本発明で導入されてもよい疎水性ポリオールは、可撓性と耐擦傷性の両方を併せ持つことより防曇性を損なわずに耐磨耗性を向上させることができる数平均分子量500〜2000のポリエステルポリオール、又はアクリルポリオールであることが好ましい。平均分子量が500未満の場合は、膜は緻密になりすぎ耐磨耗性が低下する。一方、2000超では、塗布剤の成膜性が悪化し、防曇性被膜を形成することが難しくなる。又、得られる膜の緻密性を考慮すると、該ポリオールの水酸基数は2又は3とすることが好ましい。
アクリルポリオールの場合は、数平均分子量を2000〜4000とすることが好ましい。2000未満の場合、被膜の耐磨耗性が低下する傾向にあり、4000超では、塗布剤の塗布性が悪くなり、被膜の形成が難しくなる傾向にある。又、得られる被膜の緻密性、硬度を考慮すると、該ポリオールの水酸基数は3又は4とすることが好ましい。 防曇性被膜形成用塗布剤の各形成原料、又は、調製された防曇性被膜形成用塗布剤には希釈溶媒に添加することができる。希釈溶媒としては、イソシアネート基に対して活性のない溶媒とすることが好ましい。防曇性被膜形成用塗布剤の各形成原料、又は、調製された防曇性被膜形成用塗布剤の相溶性から、メチルプロピレングリコール、ジアセトンアルコールが好ましい。
次いで、防曇性被膜形成用塗布剤を基材へ塗布する。塗布手段としてはディップコート、フローコート、スピンコート、ロールコート、スプレーコート、スクリーン印刷、フレキソ印刷等の公知手段を採用できる。塗布後、170℃までの熱処理で、防曇性被膜形成用塗布剤を硬化させ、基材に防曇性被膜を形成する。熱処理の温度が170℃を超えると、ウレタン樹脂の炭化が起こり、膜強度が低下する等の不具合が生じる。塗布剤の硬化反応を促進させるためには、80℃〜170℃で熱処理を行うことがより好ましい。
本発明の防曇性被膜形成用塗布剤が塗布される基材としては、代表的なものとしてはガラスが用いられる。そのガラスは自動車用ならびに建築用、産業用ガラス等に通常用いられている板ガラスであり、フロート法、デュープレックス法、ロールアウト法等による板ガラスであって、製法は特に問わない。
ガラス種としては、クリアをはじめグリーン、ブロンズ等の各種着色ガラスやUV、IRカットガラス、電磁遮蔽ガラス等の各種機能性ガラス、網入りガラス、低膨張ガラス、ゼロ膨張ガラス等防火ガラスに供し得るガラス、強化ガラスやそれに類するガラス、合わせガラスのほか複層ガラス等、銀引き法、あるいは真空成膜法により作製された鏡、さらには平板、曲げ板等各種ガラス製品を使用できる。板厚は特に制限されないが、1.0mm以上10mm以下が好ましく、車両用としては1.0mm以上5.0mm以下が好ましい。基材への防曇性被膜の形成は、基材の片面だけであってもよいし、両面に行ってもよい。又、防曇性被膜の形成は基材面の全面でも一部分であってもよい。
加えて、本発明の防曇性被膜形成用塗布剤を塗布する基材は、ガラスに限定されるものではなく、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルム、ポリカーボネート等の樹脂、金属(特には金属鏡)、セラミックス等も使用することができる。
本発明の防曇性被膜形成用塗布剤の使用用途としては、建築用には、屋内用鏡、浴室用、洗面所用等の鏡、窓ガラス等、車両、船舶、航空機等には、窓ガラスあるいは鏡、具体的にはルームミラー、ドアミラー等があげられ、その他に眼鏡やカメラ等のレンズ、ゴーグル、ヘルメットシールド、冷蔵ショーケース、冷凍ショーケース、精密機器ケース等の開口部やのぞき窓等があげられる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例および比較例で得られた防曇性被膜は、以下に示す方法により品質評価を行った。
〔外観評価〕:防曇性被膜の外観、透過性、クラックの有無を目視で評価し、問題ないものを合格(○)、問題のあったものを不合格(×)とした。
〔繰返防曇性〕:“JIS S 4030眼鏡用くもり止め剤試験法(1995年)”に準拠して43℃に設定した温水の水蒸気中に3分保持した時の曇り具合と、保持後に常温(23℃、湿度63%)中に取り出したときの呼気による曇り具合を観察する。この操作を1サイクルとして10サイクル行い、膜の外観に異常がなく曇りが発生しないものを合格(○)、曇りが発生したものを不合格(×)とした。
〔被膜の吸水率〕:湿度50%、温度55℃の環境で12時間保持後、同湿度にて温度25℃の環境で12時間保持したときの防曇鏡の重量(a)を測定し、被膜に43℃飽和水蒸気を3分間接触させ、その後、すぐに被膜表面の水膜を払拭後に防曇鏡の重量(b)を測定し、[b−a]/[a−(基材本体の重量)]×100(%)の計算式で得られた値を吸水飽和時の吸水率とした。尚、ここでの(a)値は、被膜が吸水していない状態のものに相当する。
〔耐トラバース磨耗性〕:膜表面に綿製タオルを荷重15g・cm-2で押し付け、10000往復させた時の外観と呼気防曇性を測定し、異常なきものを合格(○)、異常があったものを不合格(×)とした。
〔鉛筆硬度〕:“JIS K 5400 塗料一般試験方法(1990年)”に準拠して、荷重1kgが付加された鉛筆で膜表面を5回引っ掻き、膜の破れが2回未満であった鉛筆を鉛筆硬度とした。
〔脱色性〕:着色汚染体として毛染め液(商品名「ブローネヘアマニキュア」、花王製)をスポイトで取り、約0.3ccを被膜に1時間付着させた後、洗浄剤が染み込んだセルロース繊維からなるワイパー等(商品名「ベンコット」、型式M−1、50mm×50mm、小津産業製)を、着色汚染部に接触させた。上記処理にて、1時間以内に脱色できたのを(○)、脱色に1時間超要したものを(△)、脱色できなかったものを(×)とした。
尚、前記毛染め液は、着色剤として、橙205号、黒401号、紫401号、赤227号、黄203号を有している。
実施例1
イソシアネート基を有するイソシアネートとして、ヘキサメチレンジイソシアネートのビューレットタイプポリイソシアネート(商品名「N3200」住友バイエルウレタン製)を準備し、これを塗布剤Aとした。
「63重量部のイソシアネート反応性基を有する界面活性剤であるスルフォン酸アミン塩、及び37重量部の吸水性ポリオールである分子量2100〜4500のエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオール」を27重量%有する溶液1(商品名「VISGARD−A」;Film Specialties社製)、数平均分子量が1000のポリエチレングリコール、及びグリセリンを準備した。スルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが50重量部、ポリエチレングリコールが45重量部、グリセリンが5重量部となるように混合し、塗布剤Bとした。100gの塗布剤Bに対し、42gの塗布剤Aを添加混合し、ウレタン成分総量が20重量%となるように塗布剤A及び塗布剤Bの混合物に希釈溶媒としてジアセトンアルコールを添加混合し、防曇成膜形成用塗布剤(吸水性ポリオール:31.4重量%、界面活性剤:16.3重量%、グリセリン3重量%)を調整した。100mm×100mmの鏡基板上に上記で得られた塗布剤をスピンコートにより塗布し、該被塗布鏡を約150℃で30分間熱処理することにより、膜厚7μmの防曇性被膜を形成した。
上記方法で得られた防曇性被膜は、表1に示すように、防曇性、脱色性、耐トラバース磨耗性が優れた被膜であることが確認された。
Figure 2008111050
実施例2
実施例1での塗布剤Bの調整での各成分の混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが40重量部、ポリエチレングリコールが55重量部、グリセリンが5重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を44g(吸水性ポリオール:36.0重量%、界面活性剤:13.5重量%、グリセリン3重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた防曇性被膜は、表1に示すように、防曇性、脱色性、耐トラバース磨耗性が優れた被膜であることが確認された。
実施例3
実施例1での塗布剤Bの調整での各成分の混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが60重量部、ポリエチレングリコールが35重量部、グリセリンが5重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を40g(吸水性ポリオール:27.2重量%、界面活性剤:17.2重量%、グリセリン3重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた防曇性被膜は、表1に示すように、防曇性、脱色性、耐トラバース磨耗性が優れた被膜であることが確認された。
実施例4
実施例1での塗布剤Bの調整過程中で、ポリカプロラクトンジオール(商品名「プラクセルL212AL」ダイセル化学工業製)を加え、混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが60重量部、ポリエチレングリコールが30重量部、グリセリンが5重量部、ポリカプロラクトンジオールが5重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を40g(吸水性ポリオール:24.8重量%、界面活性剤:19.0重量%、グリセリン3重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた防曇性被膜は、表1に示すように、防曇性、脱色性、耐トラバース磨耗性が優れた被膜であることが確認された。
比較例1
実施例1での塗布剤Bの調整での各成分の混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが70重量部、ポリエチレングリコールが20重量部、グリセリンが10重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を49g(吸水性ポリオール:18.5重量%、界面活性剤:18.9重量%、グリセリン5重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた被膜は、表1に示すように、防曇性、脱色性が不良となった。
比較例2
実施例1での塗布剤Bの調整での各成分の混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが70重量部、ポリエチレングリコールが25重量部、グリセリンが5重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を39g(吸水性ポリオール:23.3重量%、界面活性剤:21.4重量%、グリセリン3重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた防曇性被膜は、表1に示すように、脱色性が不良となった。
比較例3
実施例1での塗布剤Bの調整での各成分の混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが30重量部、ポリエチレングリコールが65重量部、グリセリンが5重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を47g(吸水性ポリオール:41.0重量%、界面活性剤:10.5重量%、グリセリン3重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた防曇性被膜は、表1に示すように、耐トラバース磨耗性、鉛筆硬度が不良となった。
比較例4
実施例1での塗布剤Bの調整で、グリセリンの代わりにエチレングリコール(試薬特級、キシダ化学製)を使用し、各成分の混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが50重量部、ポリエチレングリコールが45重量部、エチレングリコールが5重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を42g(吸水性ポリオール:31.5重量%、界面活性剤:16.5重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた防曇性被膜は、表1に示すように耐トラバース磨耗性、鉛筆硬度が不良となった。
比較例5
実施例1での塗布剤B調整で、各成分の混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが70重量部、ポリエチレングリコールが10重量部、カプロラクトンジオールが10重量部、エチレングリコールが10重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を57g(吸水性ポリオール:12.9重量%、界面活性剤:17.0重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた被膜は、表1に示すように、防曇性、脱色性が不良となった。
比較例6
塗布剤Bを比較例3と同様に調合し、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を57g(吸水性ポリオール:37.4重量%、界面活性剤:9.7重量%、グリセリン3重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた被膜を有するガラスは、表1に示すように、防曇性が不良となった。
比較例7
実施例1での塗布剤B調整で、各成分の混合割合をスルフォン酸アミン塩及びエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドの共重合体ポリオールが20重量部、ポリエチレングリコールが40重量部、グリセリンが5重量部、界面活性剤リシノレアミドプロピルエチルジモニウムエトスルファート(商品名「LipoquatR」Lipo chemicals Inc製)を35重量部とし、100gの塗布剤Bへの塗布剤Aの添加混合量を50g(吸水性ポリオール:26.5重量%、界面活性剤:27.5重量%、グリセリン3重量%)とした以外は実施例1と同様の操作を行い、膜厚7μmの防曇性被膜を得た。
得られた防曇性被膜は、表1に示すように、耐トラバース磨耗性、鉛筆硬度が不良となった。

Claims (8)

  1. 塗布剤Aと塗布剤Bとを有する2液硬化型の防曇性被膜形成用塗布剤であり、塗布剤Aは、イソシアネート基を有するイソシアネート成分を有し、塗布剤Bは、ポリオール成分及びイソシアネート反応性基を有する界面活性剤を有し、前記ポリオール成分は、吸水性ポリオール及びグリセリンを有し、前記イソシアネート成分及び前記ポリオール成分並びに前記界面活性剤の総量100重量%に対して、グリセリンを2重量%〜4重量%、吸水性ポリオールを25重量%〜40重量%有することを特徴とする防曇性被膜形成塗布剤。
  2. 吸水性ポリオールがポリオキシアルキレン系のポリオールであることを特徴とする請求項1に記載の防曇性被膜形成用塗布剤。
  3. ポリオキシアルキレン系のポリオールが、平均分子量400〜2000のポリエチレングリコールであることを特徴とする請求項2に記載の防曇性被膜形成用塗布剤。
  4. ポリオキシアルキレン系のポリオールが、平均分子量400〜2000のポリエチレングリコール、及び平均分子量1500〜5000のオキシエチレン/オキシプロピレンの共重合体ポリオールとの混合物であることを特徴とする請求項2に記載の防曇性被膜形成用塗布剤。
  5. イソシアネート反応性基を有する界面活性剤が、イソシアネート成分及び前記ポリオール成分並びに前記界面活性剤の総量100重量%に対して,10重量%〜25重量%有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の防曇性被膜形成用塗布剤。
  6. ポリオール成分が疎水性ポリオールを有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の防曇性被膜形成用塗布剤。
  7. 疎水性ポリオールが平均分子量500〜4000のポリエステルポリオール、又はアクリルポリオールであることを特徴とする請求項6に記載の防曇性被膜形成用塗布剤
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の塗布剤を基材に塗布後、塗布剤を硬化することを特徴とする防曇性被膜の形成方法。
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