JP2008105785A - 搬送装置及び搬送設備 - Google Patents

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剛 岸川
Manabu Hatakeyama
学 畠山
Katsumi Kiyota
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Abstract

【課題】コンベヤにより物品を搬送する場合に運転パターンが変更されても容易且つ迅速にシステムの変更を行なうことができる搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置1は、搭載された搬送物Mを搬送するためのベルト1’と、ベルト1’を駆動する駆動装置2と、ベルト1’上の搬送物を検出するセンサ3,6と、駆動装置2の回転を制御するインバータ5と、インバータ5の作動を制御する制御装置9とを備え、且つ前記センサ3,6から制御装置9に与えられた信号及び制御装置9に設けられたディップスイッチにより設定された運転パターンを基に適宜インバータ5に指令を与えて駆動電力を制御することにより駆動装置2を駆動し或は停止させるよう構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトコンベヤ等の搬送装置により搬送物を搬送する場合に、種々の運転パターンに容易且つ迅速に対応することができるようにした搬送装置及び搬送設備に関するものである。
ベルトコンベヤ等の搬送装置により搬送物を搬送する場合、物品をどのように処理するかという目的により、種々の運転パターンがある。すなわち、搬送装置を停止することなく運転して搬送物を連続的に搬送する「連続運転」、複数の搬送装置において、各1台の搬送装置につき一個の搬送物を搬送し、最下流の搬送装置上の搬送物が人手やロボットにより降ろされると、上流側の搬送装置から順次、搬送物が次の下流側の搬送装置に搬送される「前送り運転」、最上流の搬送装置に複数の搬送物を溜めておき、最上流の搬送装置以外の下流の搬送装置には一個の搬送物しか載せず、最下流の搬送装置の搬送物が降ろされると、上流側の搬送装置から順次、次の搬送物が搬送される「インダクション運転」、搬送装置上の搬送物を複数のブロックごとに切出すよう作動し、次の搬送物のブロックは、下流側の搬送物のブロックの切出しが完了するまでは上流側の搬送装置上で待機している「ストレージ運転」、搬送物をできるだけ下流の搬送装置に詰めるよう作動し、最下流の搬送装置の先頭の搬送物が降ろされると順次搬送物が下流側へ搬送されて詰められる「前詰め運転」等、種々の運転パターンがあり、運転パターンによる搬送装置の制御は異なっている。
図31は、搬送装置が複数台の場合の搬送ライン(搬送設備)を示し、図中、1a,1b,1cは、搬送物Mの搬送方向Dへ直列に配置されて、モータ等の駆動装置2a,2b,2cにより動力伝達手段を介し駆動し得るようにしたベルトコンベヤ等の搬送装置、3a,3b,3cは各搬送装置1a〜1cの頭部側に設けられた左右で対をなす光センサのようなセンサであり、センサ3a,3b,3cにより搬送物Mを検出した場合、信号は中央集中制御装置4に与えられるようになっている。又、中央集中制御装置4からは搬送物Mの搬送形態により適宜、インバータ5a,5b,5cに起動・停止指令を与え得るようになっており、インバータ5a,5b,5cから正逆回転と、周波数を調整された動力電力を与えられることにより、駆動装置2a,2b,2cが駆動されるようになっている。
搬送装置を備えた搬送ラインを制御するようにした先行技術文献としては、特許文献1,2,3がある。特許文献1では制御部を設けて複数台の搬送装置を集中制御するようにしており、又、特許文献2では、複数のグループコントローラの上位機器として、スーパバイザコントローラを備えており、スーパバイザコントローラにより中央集中制御を行い得るようになっている。更に、特許文献3では、搬送装置の制御装置と駆動ローラを駆動するドライバを分離している。
特開2000−211730号公報 特開平3−171208号公報 特開2002−46849号公報
図31に示す搬送ラインでは、複数の搬送装置1a,1b,1cを中央集中制御しているため、搬送物Mの搬送パターンを変更する場合、例えば、搬送装置1bの作動を、インダクション運転からストレージ運転に変更し、当該搬送装置1bの上流側や下流側の搬送装置1a,1cもストレージ運転に適合するよう運転パターンを変更する場合は、ジョブごと、レイアウトごとにプログラムを作成し、集中制御装置の元のプログラムを置換、調整して運転パターンを変更する必要があり、このため操作が煩雑である。
又、中央集中制御であるため、配線は中央集中制御装置4の1箇所に集中されることになり、各インバータ5a,5b,5cへの信号は制御電流等、アナログ信号で送信するため、中央集中制御装置4と各インバータ5a,5b,5cとは夫々1対1で配線が必要となり、従って、省配線の実現が難しく、更にはレイアウト変更の際には配線を敷設し直す必要があって、煩雑である。更に、特許文献1,2,3に示すものも図31に示すものと同様の問題がある。
本発明は、上述の実情に鑑み、搬送物を搬送する場合に、中央集中制御を行なうことなく、容易且つ迅速に運転パターンの変更を行なうことができる制御装置を備えた搬送装置及びこれらの搬送装置を複数台備えた搬送設備を提供することを目的としてなしたものである。
本発明の請求項1の搬送装置は、搭載された搬送物を搬送するための搬送部と、該搬送部を動力伝達手段を介して駆動する駆動装置と、前記搬送部上の搬送物を検出するセンサと、前記駆動装置の回転を制御するインバータと、該インバータの作動を制御する制御装置とを備え、且つ前記センサから制御装置に与えられた信号及び該制御装置に設けられたディップスイッチにより設定された運転パターンを基に適宜前記制御装置からインバータに指令を与えて駆動電力を制御することにより前記駆動装置を駆動し或は停止させるよう構成したものである。
本発明の請求項2の搬送装置においては、制御装置は、上流側の搬送装置における制御装置の制御系ケーブルと接続する制御系ケーブルを接続するための第一接続部と、下流側の搬送装置における制御装置の制御系ケーブルと接続する制御系ケーブルを接続するための第二接続部とを備えている。
本発明の請求項3の搬送装置においては、制御装置は、センサからの信号を授受するためのセンサケーブル接続部を備え、該センサケーブル接続部にセンサケーブルを接続することにより、センサを設定し得るよう構成したものである。
本発明の請求項4の搬送装置において、制御装置は、搬送部が駆動される時間を設定する設定器を備えており、請求項5の搬送装置においては、制御装置は、他の機器と接続し得るよう、外部入力端子を備えているものである。
本発明の請求項6の搬送設備は、請求項1に記載の搬送装置を複数備え、各搬送装置の制御装置に接続された制御系ケーブルは、他の搬送装置の制御装置に接続された制御系ケーブルに対し着脱可能に接続し得るよう構成されているものである。
本発明の請求項7の搬送設備においては、各搬送装置の動力系ケーブルは、他の搬送装置の動力系ケーブルに着脱可能に接続し得るよう構成されている。
本発明の請求項8の搬送設備においては、各搬送装置の制御装置は、上流側の搬送装置における制御装置の制御系ケーブルと接続する制御系ケーブルを接続するための第一接続部と、下流側の搬送装置における制御装置の制御系ケーブルと接続する制御系ケーブルを接続するための第二接続部とを備え、且つ、第一接続部及び第二接続部に制御系ケーブルを接続することで上流側の搬送装置及び下流側の搬送装置が設定され、第二接続部にネットワークターンプラグを接続することにより、最下流の搬送装置を設定し得るよう構成したものである。
本発明の請求項9の搬送設備においては、各搬送装置の制御装置は、センサからの信号を授受するためのセンサケーブル接続部を複数備え、該センサケーブル接続部にセンサケーブルを接続することにより、センサを設定し得るよう構成したものである。
本発明の請求項10の搬送設備においては、各搬送装置の制御装置は、搬送部が駆動される時間を設定する設定器を備えており、請求項11の搬送設備においては、各搬送装置の制御装置は、他の機器と接続し得るよう、外部入力端子を備えているものである。
本発明の請求項1〜11に記載の搬送装置及び搬送設備によれば、
I)搬送装置は夫々、運転パターン設定のためのディップスイッチを有する制御装置を備えてネットワーク接続を行なうようにしているため、中央集中制御を行なう必要がなく、制御が容易であり、又、制御系ケーブルの制御装置における第一接続部、第二接続部に対する接続を運転パターンの設定条件としているため、更に容易に分散制御の設定が可能である、
II)所定の搬送装置の制御装置間は制御系ケーブルにより着脱可能に接続されており、又、制御装置の第一接続部及び第二接続部に対する制御系ケーブルの接続により搬送装置の上下流設定が可能であるため、レイアウトの変更にも簡単に対処することができ、更に、搬送装置における制御装置間の制御系ケーブルを、同一規格のケーブルの長さ違いのものと交換するだけで、レイアウトの変更による搬送装置間の変更にも簡単に対処することができる、
III)搬送物を搬送する場合に運転パターンが変更されても、配線をやり直すことなく容易且つ迅速にシステムの変更を行なうことができ、従って、省力化、省エネルギ化を図ることができる、
IV)外部入力端子を設けることにより、PLC等他の機器との通信も可能であり、より一層使い勝手が向上する、
等種々の優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1、図2は本発明を実施する形態の一例で、搬送装置は1台の場合である。図中、1はモータ等の駆動装置2により駆動し得るようにした、ベルトコンベヤのごとき搬送装置、3,6は搬送装置1の頭部側及び尾部側に設けられた、左右で対をなす光センサのようなセンサであり、センサ3,6により検出された信号はセンサケーブル7,8を介して搬送装置1に設けた制御装置9に与えられるようになっている。而して、センサ6は搬送装置1の上流側部にあるためNo.1センサであり、センサ3は搬送装置1の下流側部にあるためNo.2センサである。1’は搬送装置1がベルトコンベヤである場合の搬送部であるベルトである。
又、搬送装置1は、分配器10及びインバータ5を備えており、電源11からの給電は分配器10、インバータ5を介して駆動装置2に与えられるようになっていると共に、分配器10から制御装置9にも与え得るようになっている。更に、制御装置9からはケーブル12を介してインバータ5に制御指令を与え得るようになっている。
更に又、搬送装置1を単独運転ではなく複数直列に接続して使用する場合に、上流側及び下流側の搬送装置に給電を行ない得るよう、分配器10には、コネクタ13,14を備えた動力系ケーブル15,16が接続されていると共に、制御装置9には、上流側及び下流側の搬送装置の制御装置にネットワーク制御のための信号を送給し得るよう、コネクタ17,18を備えた制御系ケーブル19,20が接続されている。なお、図示しないがセンサ3,6と制御装置9とを接続しているセンサケーブル7,8にも中間コネクタを設けて、どちらかのセンサを使用しない場合は取外すことができるようにしても良い。
制御装置9は、図2に示すように、ディップスイッチ21,22を備えていると共に、内部に、入力部、記憶部、演算部、各種判断部、各種処理部、各種決定部、タイマ等を備えている。ディップスイッチ21,22は搬送装置1の運転パターンを決定するための指令手段であって、図面ではDS1,DS2と表示されており、夫々No.1〜No.4の4個の切換え器を備えている。而して、No.1〜No.4の切換え器をオン又はオフに切り換えることにより、種々の運転パターンを選定し得るようになっている。図2では、ディップスイッチ21,22のNo.1〜No.4の切換え器は、何れも下に位置してオフの状態を示しており、上方に切り換えた場合にオンになるように構成されている。
制御装置9にはタイマの設定器23,24が設けられていると共に、リセットスイッチ25が設けられており、又、運転状態を把握し得るよう、発光ダイオード26,27,28が設けられている。又、制御装置9には、センサ6,3からの信号を送信するセンサケーブル7,8が接続されるコネクタ29,30が設けられていると共に、制御系ケーブル19,20が接続されるコネクタ31,32が設けられており、又、インバータ5へ指令を与えるケーブル12が接続されるコネクタ33が設けられている。而して、搬送装置1を単独で使用する場合、制御系ケーブル19,20のコネクタ17,18、或は制御装置9のコネクタ31,32に後述のネットワークターンプラグを接続しておき、ネットワーク制御等の信号も送信し得るよう構成する。
制御装置9には、電源11からの給電を分配器10等を介して制御装置9に与え得るよう、給電ケーブル34が接続される電源入力コネクタ35が設けられており、又、他社の搬送装置や自動機等とネットワークの授受を行なう場合に使用するために複数の外部入力端子36が設けられている。図2において、設定器23はVR1であり、設定器24はVR2である。
而して、設定器23は比較的長い時間の設定(Max.60sec.)を行なうロング設定器として機能し、又、設定器24は設定器23で設定される時間よりも短い時間の設定(Max.12sec.)を行なうショート設定器として機能し、所謂ステップ運転の際の時間の設定を行なうようになっている。
ディップスイッチ21のNo.1〜No.4の切換え器の機能は以下の通りである。すなわち、No.1切換え器は搬送装置1がマスター(搬送装置が複数台の場合は最上流の搬送装置)かスレーブ(搬送装置が複数台の場合は最上流の搬送装置以外の搬送装置)かを設定するもので、オンの場合はマスター、オフの場合はスレーブである。No.2切換え器は搬送装置1の正転、逆転を設定するためのもので、オンは逆転、オフは正転である。No.3切換え器はステップ運転か否かを設定するためのもので、オンの場合はタイマの設定器24で設定された時間だけ搬送装置1が駆動されるようになっている。
又、No.4切換え器は、タイマ運転か否かを設定するためのもので、オンの場合はタイマの設定器23で設定された時間だけ搬送装置1が駆動されるようになっている。又、No.3切換え器及びNo.4切換え器が両方ともオフの場合は搬送装置1は連続運転されるようになっている。
ディップスイッチ22のNo.1〜No.4の切換え器の機能は以下の通りである。すなわち、No.1切換え器は、搬送物Mの切出し状態の切換え器で、オンの場合は搬送物Mのインダクション或はストレージを設定し得るようになっており、オフの場合は搬送物Mの個数切出しを行なわないよう設定し得るようになっている。No.2切換え器は使用しない。No.3切換え器はセンサ3の切換え器で、オンの場合は受け入れセンサとして設定し、オフの場合はみ出し防止センサとして設定し得るようになっている。No.4切換え器は使用しない。
上述の搬送装置1が1台の場合の運転の仕方について以下に説明する。なお、以下の説明では、ディップスイッチ21,22のNo.1〜No.4切換え器がオンの場合は「1」、オフの場合は「0」で表示されている。
I)オン/オフ運転(図3、図4(a)、(b)参照)
ディップスイッチ21,22は図4(a)、(b)のように、「1,0,0,0」、「0,0,0,0」に設定されている。而して、このような運転パターンでは、搬送装置1は搬送物Mを自動機から送出す排出搬送装置として使用される。すなわち、電源11(図1参照)を入れると搬送装置1は連続運転され、センサ3により搬送物Mが検出されると搬送装置1は停止する。而して、人やロボットにより搬送装置1から搬送物Mが降ろされると、搬送装置1は再び連続運転され、センサ3により次の搬送物Mが検出されると、搬送装置1は停止する。オン/オフ運転ではこの動きを繰返す。
II)センサ起動停止運転(図5、図6(a)、(b)参照)
ディップスイッチ21,22は図6(a)、(b)のように、「1,0,0,1」、「0,0,1,0」に設定されている。搬送装置1に搭載された搬送物MがNo.1センサであるセンサ6により検出されると、搬送装置1は駆動され、搬送物MがNo.2センサであるセンサ3により検出されると搬送装置1は停止する。搬送物Mを搬送装置1から降ろしても搬送装置1は再駆動されないが、次の搬送物Mが搬送装置1に搭載されてセンサ6により検出されると再駆動される。
III)タイマ送り運転(図7、図8(a)、(b)参照)
ディップスイッチ21,22は図8(a)、(b)のように、「1,0,0,1」、「0,0,1,0」に設定されている。例えば、成形機から搬送装置1上に供給された搬送物Mによりセンサ6がオンになると、搬送装置1は駆動され、設定器23によるタイマの設定時間だけ連続運転される。設定時間が経過すると搬送物Mをを搭載した状態で搬送装置1は停止する。搬送物Mが搬送装置1から降ろされても搬送装置1は再駆動されないが、センサ6が次の搬送物Mを検出すると、搬送装置1は再び、設定器23によるタイマの設定時間長さだけ駆動される。
次に、搬送装置1を1台だけ単独運転する場合の連続運転、タイマ運転、ステップ運転を行なう場合の制御の流れの例を図9〜図13により説明する。図9に示すように、上流側のセンサ6よりの信号を始動信号として使用する場合で、タイマ運転を行なう場合は、ディップスイッチ21は、「1,0,0,1」に設定されており、下流側のセンサ3がある場合は、搬送物Mが搬送装置1に供給されてセンサ6がオンになることにより搬送装置1は駆動され、搬送された搬送物Mによりセンサ3がオンになると搬送装置1は停止し、且つ、タイマ運転時間がリセットされる(図9のS1、図11参照。この場合、ディップスイッチ22は図11に示すように、「0,0,0,0」に設定されている。)。
上流側のセンサ6よりの信号を始動信号として使用し、タイマ運転の場合でセンサ3がない場合は、搬送装置1はセンサ6がオンになると駆動され、設定器23で設定されたタイマの時間で停止する。又、センサ6が再度オンになると、搬送装置1は再び駆動される(図9のS2、図12参照。この場合、ディップスイッチ22は図12に示すように、「0,0,1,0」に設定されている。)。
図9の右側の系統に示すように、センサ6よりの信号を始動信号として使用する場合でステップ運転を行なう場合は、ディップスイッチ21は、「1,0,1,0」に設定されており、センサ3がある場合は、搬送物Mによりセンサ6がオンになると、搬送装置1はタイマの設定器24で設定されたステップ時間の間だけ駆動され、ステップ時間が経過すると搬送装置1は停止する(図9のS3参照)。
又、次の搬送物Mによりセンサ6がオンになると、再び搬送装置1はステップ時間だけ駆動される。而して、順次、搬送物Mが搬送装置1により搬送されて先頭の搬送物Mによりセンサ3がオンになると、搬送装置1は停止し、先頭の搬送物Mがロボットや人により降ろされると、搬送装置1は再びステップ時間だけ駆動される(図9のS3参照)。以下、これを繰返す。
図9の右側の系統において、上流側のセンサ6よりの信号を始動信号として使用してステップ運転を行い、下流側のセンサ3がない場合は、搬送物Mにより上流側のセンサ6がオンになると、搬送装置1はステップ時間の間だけ駆動されて停止し、次の搬送物Mによりセンサ6がオンになると、搬送装置1は再びステップ時間の間だけ駆動される。而して、順次センサ6がオンになるとステップ時間の間、搬送装置1の運転は繰返されるが、センサ3がないため、搬送された搬送物Mは搬送装置1から落下することになる(図9のS4参照)。
図9の制御の流れにおいて、上流側のセンサ6の信号を始動信号として使用しない場合で、且つ図10の左部に示すように、ディップスイッチ21が「1,0,0,0」に設定されている場合は、連続運転が行なわれ、図10の中央部に示すように、ディップスイッチ21が「1,0,0,1」に設定されている場合は、タイマ運転が行なわれ、図10の右部に示すように、ディップスイッチ21が「1,0,1,0」に設定されている場合はステップ運転が行なわれる。
而して、上流側のセンサ6の信号を始動信号として使用せず且つ連続運転で、下流側のセンサ3がある場合は、電源を入れると搬送装置1は駆動されて連続運転され、搬送された搬送物Mが下流側のセンサ3によりオンになると搬送装置1は停止する。又、搬送物Mを搬送装置1から降ろすと搬送装置1は再び連続運転され、次にセンサ3が搬送物Mによりオンになるまで搬送装置1は連続運転される(図10のS5、図13参照)。この場合、ディップスイッチ22は図13に示すように、「0,0,0,0」に設定されている。
上流側のセンサ6の信号を始動信号として使用せず且つ連続運転で、下流側のセンサ3がない場合は、電源を入れると搬送装置1は駆動され、電源を切るまで連続運転される(図10のS6参照)。
上流側のセンサ6の信号を始動信号として使用せず且つタイマ運転で、下流側のセンサ3がある場合は、上流側のセンサ6の信号を始動信号として入力する代りに、所定のスイッチ等を外部入力端子36に接続して短絡し、外部入力端子36からのスイッチ信号を始動信号として使用することにより、搬送装置1は駆動され、下流側のセンサ3が搬送物Mによりオンになると搬送装置1は停止する。その際に、設定器23のタイマ運転時間はリセットされる。搬送物Mを降ろすと搬送装置1は初期状態に戻る(図10のS7参照)。
上流側のセンサ6の信号を始動信号として使用せず且つタイマ運転で、下流側のセンサ3がない場合は、上流側のセンサ6の信号を始動信号として入力する代りに、所定のスイッチ等を外部入力端子36と接続して短絡し、外部入力端子36からのスイッチ信号を始動信号として使用することにより、搬送装置1は駆動され、設定器23で設定されたタイマ時間が経過すると搬送装置1は停止する(図10のS8参照)。
上流側のセンサ6の信号を始動信号として使用せず且つステップ運転で、下流側のセンサ3がある場合は、上流側のセンサ6の信号を始動信号として入力する代りに、所定のスイッチ等を外部入力端子36に接続して短絡し、外部入力端子36からのスイッチ信号を始動信号として使用することにより、搬送装置1は駆動され、設定器24により設定されたタイマのステップ時間の間だけ動く。又、外部入力端子36によりオンを繰り返して搬送装置1はステップ運転されるが、搬送物Mにより下流側のセンサ3がオンになると停止し、搬送物Mを降ろすとステップ時間だけ搬送装置1は駆動される(図10のS9参照)。
上流側のセンサ6を始動信号として使用せず且つステップ運転で、下流側のセンサ3がない場合は、上流側のセンサ6の信号を始動信号として入力する代りに、所定のスイッチ等を外部入力端子36に接続して短絡し、外部入力端子36からのスイッチ信号を始動信号として使用することにより、搬送装置1は駆動され、設定器24により設定されたステップ時間の間だけ動く。又、外部入力端子36によりオンを繰り返して搬送装置1は駆動されるが、下流側のセンサ3はないため、搬送物Mは搬送装置1から落下する(図10のS10参照)。
図14、図15は図1の搬送装置を複数台(図示例では3台)直列に接続してライン構成を行なった搬送設備の例である。図中、1a,1b,1cは搬送物の搬送方向Dへ直列に配置されてモータ等の駆動装置2a,2b,2cにより駆動し得るようにした、ベルトコンベヤの如き搬送装置、1a’,1b’,1c’は、搬送装置1a,1b,1cがベルトコンベヤである場合の搬送部であるベルトである。
各搬送装置1a,1b,1cの上流側には、No.1センサとして、左右で対をなす光センサのようなセンサ6a,6b,6cが設けられており、下流側には、No.2センサとして、左右で対をなす光センサのようなセンサ3a,3b,3cが設けられている。
而して、センサ3a,3b,3c,6a,6b,6cにより検出された信号は、センサケーブル7a,7b,7c,8a,8b,8cを介して、搬送装置1a,1b,1cの制御装置9a,9b,9cに与えられるようになっている。
搬送装置1a,1b,1cは、分配器10a,10b,10c及びインバータ5a,5b,5cを備えており、電源11からは何れかの搬送装置1a,1b,1cの分配器10a,10b,10c、インバータ5a,5b,5cを介して駆動装置2a,2b,2cに給電し得るようになっていると共に、制御装置9a,9b,9cからはインバータ5a,5b,5cに制御指令を与え得るようになっており、更には、分配器10a,10b,10cから制御装置9a,9b,9cにも給電をし得るようになっている。なお、図示例では、電源11からは、搬送装置1a,1b,1cの駆動装置2a,2b,2cのうち、先ず駆動装置2aに給電し得るようになっている。
搬送装置1a,1b,1cは直列に接続して使用するため、上流側及び下流側の搬送装置に給電を行ない得るよう、分配器10a,10b,10cには、コネクタ13a,13b,13c,14a,14b,14cを備えた動力系ケーブル15a,15b,15c,16a,16b,16cが接続されていると共に、制御装置9a,9b,9cには、上流側及び下流側の搬送装置の制御装置にネットワーク制御等の信号を送給し得るよう、コネクタ17a,17b,17c,18a,18b,18cを備えた制御系ケーブル19a,19b,19c,20a,20b,20cが接続されている。
而して、図示例では、搬送装置1aの動力系ケーブル16aは、コネクタ14a,13bを介して搬送装置1bの動力系ケーブル15bと接続され、搬送装置1bの動力系ケーブル16bは、コネクタ14b,13cを介して搬送装置1cの動力系ケーブル15cに接続されている。
又、搬送装置1aの制御系ケーブル20aはコネクタ18a,17bを介して搬送装置1bの制御系ケーブル19bと接続され、搬送装置1bの制御系ケーブル20bはコネクタ18b,17cを介して搬送装置1cの制御系ケーブル19cに接続されている。
なお、図示例では搬送装置1aの動力系ケーブル15a、制御系ケーブル19aは他の搬送装置の動力系ケーブル、制御系ケーブルに接続されていないが、これは搬送装置1aの上流側には搬送装置がないためであり、又、搬送装置1cの動力系ケーブル16c、制御系ケーブル20cは他の搬送装置の動力系ケーブル、制御系ケーブルに接続されていないが、これは搬送装置1cの下流側に他の搬送装置がないためである。
但し、搬送装置1aの上流側及び搬送装置1cの下流側に他の搬送装置を設置することができるよう、動力系ケーブル15a,16c、制御系ケーブル19a,20cは必要である。又、制御系ケーブル19a,20cのコネクタ17a,18cには、後述のネットワークターンプラグを接続しておき、レイアウトを変更する際には、ネットワークターンプラグを取外して、上流或は下流の搬送装置のコネクタと接続するようになっている。
又、このようにしておくことで、搬送ラインの変更にも簡単に対応することができると共に、ネットワークターンプラグの接続により、最下流の搬送装置1cを判断することができる(最上流の搬送装置1aの判断は後述のディップスイッチ21aにより行なうようにしている。)。更に、電源11は最上流の搬送装置1aを介して各搬送装置1b,1cに給電するようにしているが、搬送装置1b,1cから他の搬送装置1a,1c或は搬送装置1a,1bに給電するようにすることもできる。
又、図14では、動力系ケーブル16aと15b、動力系ケーブル16bと15c、制御系ケーブル20aと19b、制御系ケーブル20bと19cとの間には、夫々、コネクタを1組ずつ設ける場合について説明したが、コネクタを夫々2組として、当該コネクタ間を別のケーブルにより接続し、分配器10a,10b間、分配器10b,10c間、制御装置9a,9b間、制御装置9b,9c間の離間距離を調節できるようにしても良い。
制御装置9a,9b,9cは制御装置9と同様、ディップスイッチ21a,21b,21c,22a,22b,22cを備えている(図15参照)と共に、内部に入力部、記憶部、演算部、各種判断部、各種処理部、各種決定部、タイマ等を備えている。ディップスイッチ21a,21b,21c,22a,22b,22cは搬送装置1a,1b,1cの運転パターンを決定するための指令手段であって図面ではDS1,DS2と表示されており、夫々No.1〜No.4の4個の切換え器を備えている。
而して、No.1〜No.4の切換え器をオン又はオフに切り換えることにより、種々の運転パターンを選定し得るようになっている。図15では、ディップスイッチ21a,21b,21c,22a,22b,22cのNo.1〜No.4の切換え器は、何れも下に位置してオフの状態を示しており、上方に切り換えた場合にオンになるように構成されている。
ディップスイッチ21a,21b,21c,22a,22b,22cのNo.1〜No.4の切換え器の機能は、図2に示すディップスイッチ21,22のNo.1〜No.4の切換え器の機能と同じであるため、説明は省略する。
制御装置9にはタイマの設定器23a,23b,23c,24a,24b,24cが設けられていると共に、リセットスイッチ25a,25b,25cが設けられており、又、運転状態を把握し得るよう、発光ダイオード26a,26b,26c,27a,27b,27c,28a,28b,28cが設けられている。
更に、制御装置9a,9b,9cには、センサ6a,6b,6c,3a,3b,3cからの信号を送信するセンサケーブル7a,7b,7c,8a,8b,8cが接続されるコネクタ29a,29b,29c,30a,30b,30cが設けられていると共に、制御系ケーブル19a,19b,19c,20a,20b,20cが接続されるコネクタ31a,31b,31c,32a,32b,32cが設けられており、又、インバータ5a,5b,5cへ指令を与えるケーブル12a,12b,12cが接続されるコネクタ33a,33b,33cが設けられている。
制御装置9a,9b,9cには、電源11からの給電を分配器10a,10b,10c等を介して制御装置9a,9b,9cに与え得るよう、給電ケーブル34a,34b,34cが接続される電源入力コネクタ35a,35b,35cが設けられており、又、他社の搬送装置や自動機等とネットワークの授受を行ないたい場合に使用するために複数の外部入力端子36a,36b,36cが設けられている。図15において、タイマの設定器23a,23b,23cはVR1であり、設定器24a,24b,24cはVR2である。而して、設定器23a,23b,23cは比較的長い時間の設定(Max.60sec.)を行なうロングタイマとして機能し、又、設定器24a,24b,24cは設定器23a,23b,23cで設定された時間よりも短い時間の設定(Max.12sec.)を行なうショートタイマとして機能し、所謂ステップ運転の際の時間の設定を行なうようになっている。
次に、図14に示すように3台の搬送装置1a,1b,1cを備えた搬送ラインの運転の仕方について、場合を分けて説明する。なお、以下の説明では、センサ3a〜3c,6a〜6cがオンになるのは、搬送物Mがセンサ3a〜3c,6a〜6cにより検出されることにより行なわれ、センサ3a〜3c,6a〜6cがオフになるのは、搬送物Mがセンサ3a〜3c,6a〜6cにより検出されないようになることにより行なわれる。
又、以下の説明で搬送装置1a,1b,1cの駆動装置2a,2b,2cを駆動したり停止したりする際の信号の授受は、センサ3a,3b,3c,6a,6b,6cから制御装置9a,9b,9cに与えられた信号を基に、制御装置9a,9b,9cからインバータ5a,5b,5cに対して行なわれ、隣合う搬送装置1a,1b間及び搬送装置1b,1c間の制御装置9a,9b相互及び制御装置9b,9c相互の信号の授受は、制御系ケーブル20a,19b、制御系ケーブル20b,19cを介して行なわれる。
更に、以下の説明では搬送物には、搬送方向先頭側から順次M1〜M11の符号が付してあるが、前詰め運転以外のインダクション運転、ストレージ運転では主として、進行方向先頭側の搬送物の動きについて説明する。又、搬送物の符号は簡略化のため省略する場合もある。更に又、以下の説明においては、搬送装置1a,1b,1cは各フローチャート内において、便宜上、コンベヤ1a,1b,1cと表記してある。
又更に、電源11から搬送装置1a,1b,1cの駆動装置2a,2b,2cに対する給電は、駆動装置2aに対しては、分配器10aからインバータ5aを介して行なわれ、駆動装置2bに対しては、分配器10a、動力系ケーブル16a,15b、分配器10bからインバータ5bを介して行なわれ、駆動装置2cに対しては、分配器10a、動力系ケーブル16a,15b、分配器10b、動力系ケーブル16b,15c、分配器10cからインバータ5cを介して行なわれる。
I)インダクション運転(図16(a)〜(i)、図17、図18、図19参照)
3台の搬送装置1a,1b,1cが直列に配置された搬送ラインでは、搬送装置1aは親局、搬送装置1bは子局1、搬送装置1cは子局2であり、インダクション運転が行なわれるのは搬送装置1bである。又、インダクション運転では、搬送装置1a,1b,1cの何れにおいても上流側のセンサ6a,6b,6cは使用されない。図16(a)〜(i)においては、M1,M2,M3,M4は、先頭から順次搬送される搬送物であり、搬送物M1,M2,M3,M4のうち斜線が付してあるものは搬送中のもの、白抜きのものは停止しているものを示す。
ここで、インダクション運転は、最上流の搬送装置1aに搭載されて搬送されている4個の搬送物M1〜M4を1個ずつ下流の搬送装置1bに切り出し、しかる後更に下流の搬送装置1cに受け渡す運転を意味し、搬送装置1aは連続運転で下流側が詰まらない限り動作し続ける。厳密には、搬送物M1〜M4がセンサ3aにより検出されると搬送装置1aは停止するが、搬送装置1bから乗り込み不可信号を受信していない場合は、搬送装置1aは直ちに再起動されるため、停止は一瞬であり、人の目には連続運転されているように見える。又、搬送装置1bは、搬送物M1〜M4を1個ずつ搬送装置1cへ切出す(インダクション運転)。搬送装置1cは搬送装置1a,1bに比べて速度が遅い連続運転で、下流側が詰まらない限り、すなわち、センサ3cがオンにならない限り動作し続ける。
搬送装置1aの制御装置9aにおけるディップスイッチ21a,22aは、図17に示すように、「1,0,0,0」、「0,0,0,0」に設定されており、搬送装置1bの制御装置9bにおけるディップスイッチ21b,22bは、図18に示すように、「0,0,1,0」、「1,0,0,0」に設定されており、搬送装置1cの制御装置9cにおけるディップスイッチ21c,22cは、図19に示すように、「0,0,0,0」、「0,0,0,0」に設定されている。
人やロボットにより、運転されている搬送装置1aに連続して搬送物M1,M2,M3,M4が載せられて搬送されている状態で、先頭の搬送物M1により搬送装置1aの下流側のセンサ3aがオンにならない場合は、搬送物M1は、まだセンサ3aまで達していないため、搬送装置1aは駆動されて連続的に動作し続ける(図16(a)、図17のS21参照)。
又、先頭の搬送物M1により搬送装置1aのセンサ3aがオンになった際に、搬送装置1aは停止するが、搬送装置1bが停止、搬送中等ではなく空荷の状態で作動していることで、搬送装置1aが搬送装置1bより乗り込み不可信号の送信を受けていない場合は、搬送装置1aの停止は一瞬で、直ちに再起動される。このため、搬送物M1は搬送装置1bに乗り継ぎのため搬送装置1aから搬送装置1bへ搬送される(図16(b)、図17のS22参照)。
搬送装置1bの停止、搬送中等のために、搬送装置1aが搬送装置1bより乗り込み不可信号を受信している場合、搬送装置1aにおいて、搬送物M1が検出されセンサ3aがオンになると、搬送装置1aが停止して搬送物M1は停止する(図17のS23参照)。その後、搬送装置1bより受け入れ許可信号を受信すると(図17のS24参照)、搬送装置1a,1bが運転されて、搬送物M1は搬送装置1bに乗り継ぎのため、搬送される(図16(b)、図17のS22参照)。
又、搬送装置1bは搬送物M1等がなく停止しており、且つ、搬送装置1aは停止していない状態で、搬送装置1aのセンサ3aがオンになっていない場合は、搬送装置1bは停止状態を維持し(図18のS25参照、又搬送装置1bの停止状態は図16(a)や図16(i)参照)、搬送装置1aのセンサ3aがオンの場合は、一瞬停止した搬送装置1aに搬送装置1bから乗り込み許可信号が与えられる(図18のS26参照)。このため、搬送装置1a及び停止していた搬送装置1bが駆動される。すなわち、搬送装置1aに乗り込み許可信号が送信されると(図18のS26参照)、図18、図17の*2の径路で図17のS24に戻り、搬送装置1bより受け入れ許可信号が送信されて、搬送装置1a,1bが駆動され、前述と同様な運転が継続される。
搬送装置1aに乗り込み許可信号が与えられた後、搬送装置1aのセンサ3aがオンからオフにならず、搬送装置1bに対する搬送物M1の乗り込みが完了していない場合は、搬送装置1bによる乗り込み動作が継続する(図18のS27参照)。又、搬送装置1aに乗り込み許可信号が与えられた後、搬送装置1aのセンサ3aがオンからオフになって、搬送装置1aに乗り込み不可信号が送信されると(図18のS28参照)、図17、図18の*1の径路で、図17の搬送装置1aにおける、搬送装置1bにより乗り込み不可信号を受信か否か判断する径路に戻り、前述と同様の運転が継続される。なお、搬送装置1aに乗り込み不可信号が送信されることにより、搬送装置1bには搬送物は1個しか乗らない。
搬送装置1bが運転されていて搬送装置1bのセンサ3bがオンにならない場合は、搬送物M1がセンサ3bに達してセンサ3bがオンになるまで、搬送装置1bの運転は継続される(図18のS29参照)。又、搬送装置1bのセンサ3bがオンになって且つ搬送装置1bが搬送装置1cよりの乗り込み不可信号を受信している場合は、搬送装置1bは停止し、搬送物M1は搬送装置1bのセンサ3bの信号により停止状態を保持する(図16(c)、図18のS30参照)。
前述のように、センサ3bがオンで且つ搬送装置1bが搬送装置1cより乗り込み不可信号を受信している場合は搬送装置1bは停止するが、搬送装置1bが搬送装置1cより乗り込み不可信号を受信していない場合、搬送装置1cは運転されており、搬送装置1bには乗り込み許可信号が送信されて駆動される。このため、搬送物M1は搬送装置1bより搬送装置1cに乗り継ぐ(図16(d)、図18のS31参照)。又、搬送装置1b先端の搬送物M1が搬送装置1bのセンサ3bで停止した状態(図16(c),図18のS30参照)で、搬送装置1cより受け入れ許可信号が搬送装置1bに与えられた場合も、搬送装置1b,1cは駆動されて搬送物M1は搬送装置1cに乗り継ぐ(図16(d)、図18のS31参照)。
更に、搬送物M1が搬送装置1cに乗り込んで、搬送装置1bのセンサ3bがオンからオフになると、図18、図17の*2の径路で搬送装置1bから搬送装置1aに乗り込み許可信号を送信される(図18のS32参照)ため、搬送装置1aの先端にある次の搬送物M2は搬送装置1bに乗り移る(図16(d)参照)。而して、搬送装置1b上の次の搬送物M2は、センサ3bがオンになることにより停止する(図16(e)、図18のS30参照)。
搬送装置1cに搬送物M1がない場合は、搬送装置1cは連続運転を継続する(図19のS33参照)。又、搬送装置1cに搬送物M1があり、搬送装置1cのセンサ3cがオンでない場合も、搬送装置1cは連続運転を継続し、搬送装置1bより搬送物M2,M3が乗り移ってくる(図16(f)、(g)、図19のS34参照)。而して、搬送装置1cにより搬送された先頭の搬送物M1によりセンサ3cがオンになると、搬送装置1cは停止し(図16(h)、図19のS35参照)、図19、図18の*3の径路で搬送装置1bに乗り込み不可信号が送信され、搬送装置1bは停止する。
搬送物M1,M2,M3が搬送装置1cに乗った状態で搬送装置1cが停止し(図16(h)参照)、搬送物M1が搬送装置1cから降ろされていない場合は、搬送装置1bに乗り込み不可信号が送信され続け、搬送装置1b,1cは停止し続ける(図19のS37及び図19、図18の*3の径路参照)。
人やロボット等で搬送物M1を降ろす(図16(i)、図19のS36参照)と、搬送装置1cのセンサ3cがオンからオフに変り、搬送装置1cの運転が再開され、図19の搬送装置1cに搬送物があるか否かの最初のステップへ戻り、又図19、図18の*4の径路で搬送装置1bに乗り込み許可信号が送信され、前述と同様の運転が行なわれる。
II)ストレージ(複数切出し)運転(図20−1(a)〜(f)、図20−2(g)〜(k)、図20−3(l)〜(p)、図21、図22−1、図22−2、図23参照)
3台の搬送装置1a,1b,1cが直列に配置されたラインでは、搬送装置1aは親局、搬送装置1bは子局1、搬送装置1cは子局2であり、ストレージ運転は搬送装置1bにより行なわれる。搬送装置1bにおいては、上流側のセンサ6b及び下流側のセンサ3bが使用されるが、搬送装置1a,1cにおいては、下流側のセンサ3a,3cのみが使用される。
図20−1(a)〜(f)、図20−2(g)〜(k)、図20−3(l)〜(p)においては、M1〜M7は、先頭から順次搬送される搬送物であり、搬送装置1a〜1c上の搬送物M1〜M7のうち斜線が伏してあるものは搬送中のもの、白抜きのものは停止しているものを示す。
このストレージ運転においては、搬送装置1aは下流の搬送装置1bから乗り込み不可信号が発せられない限り動作し続ける連続運転を行なう。厳密には、搬送物M1〜M7がセンサ3aにより検出されると搬送装置1aは停止するが、搬送装置1bから乗り込み不可信号を受信していない場合は、搬送装置1aは直ちに再起動されるため、停止は一瞬であり、人の目には連続運転されているように見える。又、搬送装置1bは、数個の搬送物を搬送面(コンベヤベルト)上で並列してブロック化し、ストレージして切出す。搬送装置1cは搬送装置1a,1bに比べて速度が遅い連続運転で、下流側が詰まらない限り、すなわち、センサ3cがオンにならない限り動作し続けてブロック化した搬送物の取り出しを行なう。
搬送装置1aの制御装置9aにおけるディップスイッチ21a,22aは、図21に示すように、「1,0,0,0」、「0,0,0,0」に設定されており、搬送装置1bの制御装置9bにおけるディップスイッチ21b,22bは、図22−1に示すように「0,0,0,1」、「1,0,0,0」に設定されており、搬送装置1cの制御装置9cにおけるディップスイッチ21c,22cは、図23に示すように、「0,0,0,0」、「0,0,0,0」に設定されている。
人やロボットにより、運転されている搬送装置1aに連続して搬送物M1,M2,M3,M4が載せられて搬送されている状態で、先頭の搬送物M1により搬送装置1aの下流側のセンサ3aがオンにならない場合は、搬送物M1は、まだセンサ3aまで達していないため、搬送装置1aは駆動されて連続的に動作し続ける(図20−1(a)、図21のS51参照)。
又、先頭の搬送物M1により搬送装置1aのセンサ3aがオンになった際に、搬送装置1aは停止するが(図20−1(b)参照)、搬送装置1bが停止、搬送中等ではなく空荷状態で作動していることで、搬送装置1aが搬送装置1bより乗り込み不可信号の送信を受けていない場合は、搬送装置1aの停止は一瞬で、直ちに再起動される。このため、搬送物M1は搬送装置1bに乗り継ぎのため搬送装置1aから搬送装置1bへ搬送される(図20−1(c)、図21のS52参照)。又、搬送物M5が搬送装置1aに搭載される。
搬送装置1bの停止、搬送中等のために、搬送装置1aが搬送装置1bより乗り込み不可信号を受信している場合、搬送装置1aにおいて、搬送物M1が検出されセンサ3aがオンになると、搬送装置1aが停止して搬送物M1は停止する(図21のS53参照)。その後、搬送装置1bより受け入れ許可信号を受信すると(図21のS54参照)、搬送装置1a,1bが運転されて、搬送物M1は搬送装置1bに乗り継ぎのため、搬送される(図20−1(c)、図21のS52参照)。
又、搬送装置1bは搬送物M1等がなく停止しており、且つ、搬送装置1aは停止していない状態で、搬送装置1aのセンサ3aがオンになっていない場合は、搬送装置1aは運転されているが、搬送装置1bは停止状態を維持し(図22−1のS55参照)、搬送装置1aのセンサ3aがオンになった場合は、一瞬停止した搬送装置1aに、図22−1、図21の*2の径路で乗り込み許可信号が与えらて搬送装置1aが起動され(図22−1のS56、図21のS54参照)、且つ搬送装置1bが運転される。
而して、搬送装置1aの搬送物M1等が搬送装置1bに乗り込まない場合は、センサ3aはオフにならず、搬送装置1bへの乗り込みが完了していないため、搬送装置1bの乗り込み動作は継続する(図20−1(c)、図22−1のS57参照)。しかし、搬送装置1aのセンサ3aがオンからオフになると、搬送装置1bのステップ運転用の設定器24bが設定時間だけ作動し(図22−1のS58参照)、設定時間が経過するまでは搬送装置1bは停止せずに継続して作動する(図22−1のS60参照)。搬送装置1bは、設定器24bの設定時間が経過したら停止し、直ちに搬送装置1bのセンサ6bがオンか否かを見に行く(図22−1のS59参照)。
又、設定器24bの設定時間が経過していない場合は、搬送装置1aに乗り込み不可信号が送信され(図22−1のS62参照)、図22−1、図21の*1の径路から、搬送装置1bよりの乗り込み不可信号受信を判断する箇所に戻り、搬送装置1bより乗り込み不可信号を受信しているか否か判断される。
更に、設定器24bの設定時間が経過して搬送物M1が搭載された搬送装置1bは停止したが、センサ6bがオンになっていない場合(図20−1(d)参照)は、搬送装置1aのセンサ3aがオンにならない限り、搬送装置1bは停止を維持する。搬送装置1aのセンサ3aがオンになったら、搬送装置1bは搬送装置1aに乗り込み許可を送信し、自身、搬送装置1bを起動し(図22−1のS61)、図22−1、図21の*2の径路で図21のS54に戻る。この場合、搬送装置1aのセンサ3aをオンにした搬送物M2は、搬送物M1と同じように搬送装置1aのセンサ3aがオフにならない間は搬送装置1bへ乗り込みが未完了として、搬送装置1a、搬送装置1bの動作は継続する(図20−1(e)参照)。
搬送物M2が搬送されて搬送装置1aのセンサ3aが搬送物M2によりオンからオフになると、搬送装置1bのステップ運転用の設定器24bが設定時間だけ作動する(図20−1(f)、図22−1のS58参照)。而して、搬送装置1bが停止していない場合(図22−1のS59参照)は設定器24bの設定時間になるまで搬送装置1bは継続し作動する(図22−1のS60参照)。
又、設定器24bが設定時間経過していない場合は、搬送装置1aに乗り込み不可信号が送信され(図22−1のS62参照)、図22−1、図21の*1の径路から、コンベヤ1bよりの乗り込み不可信号受信を判断する箇所に戻り、搬送装置1bより乗り込み不可信号を受信しているか否か判断される。
更に、設定器24bの設定時間が経過して搬送物M2が搭載された搬送装置1bは停止したが、センサ6bがオンになっていない場合(図20−1(f)参照)は、搬送装置1aに対する乗り込み許可信号が送信され(図22−1のS61参照)、図22−1、図21の*2の径路で図21のS54に戻る。これにより、搬送装置1b上では、搬送物M1,M2が設定器24bの設定時間で定まる所定の間隔で並置される(図20−1(f)参照)。以下、同様の手順で搬送装置1a上の搬送物は順次搬送装置1b上に所定の間隔でストレージされる。
このような手順で行なわれたストレージの結果、すなわち、図示例では次の搬送物M3が搬送装置1bに搭載されて、搬送物M1によりセンサ6bがオンになった場合(図20−2(g)参照)は、搬送装置1aに乗り込み不可信号が送信され(図22−2のS63参照)、図22−2、図21の*1の径路を経てS53に戻り、搬送物(図示例ではM4)がセンサ3aにより検出されると搬送装置1aは停止する(図20−2(g)参照)。
搬送物M1が搬送装置1bのセンサ6bにより検出されると、搬送装置1bはタイマ運転がリセットされて連続運転として起動され、搬送物M1〜M3はストレージされたブロックとして、搬送装置1bの下流まで一気に搬送され(図20−2(h)、図22−2のS64参照)、先頭の搬送物M1がセンサ3bの位置に到達するまでは搬送装置1bの運転は継続され(図22−2のS65参照)センサ3bがオンになれば搬送装置1bは停止して、搬送物M1〜M3も停止する(図20−2(h)参照)。
更に、搬送装置1bが搬送装置1cより乗り込み不可信号を受信している場合には、搬送装置1bはセンサ3bにより停止を継続し(図22−2のS66参照)、搬送装置1cより乗り込み不可信号を受信していない場合は、センサ3bがオンになることにより、搬送装置1bは一瞬停止した後直ちに駆動され(人には搬送装置1bは停止したようには見えない。)、搬送物M1は搬送装置1cに乗り継がれる(図20−2(i)、図22−2のS67参照)。
又、搬送物M1がセンサ3bにより検出されて搬送装置1bが停止している場合(図20−2(h)、図22−2のS66)は、図22−2、図21の*1の径路から搬送装置1bより、搬送装置1aに乗り込み不可信号が受信されているか否かを判断され、以下M4等の後続の搬送物は、前述の先行する搬送物と同様の運転により搬送される。更に、センサ3bのオンにより搬送装置1bが停止を継続している状態から、搬送装置1cより受け入れ許可信号を受信する(図22−2のS68参照)と、搬送装置1bが起動されて搬送物M1は搬送装置1cに乗り継がれる(図20−2(i)、図22−2のS67参照)。その後、同じブロックの搬送物M2,M3も継続して搬送装置1cに乗り継がれる(図20−2(j)参照)。
搬送装置1bのセンサ3bがオンからオフになって、搬送装置1bが駆動され、ある一定時間センサ3bがオンにならないと認識された搬送装置1b上の搬送物M1〜M3が、全て搬送装置1cに払い出された場合(図20−2(k)参照)は、搬送装置1aに乗り込み許可信号が送信され(図22−2のS69参照)、図22−2、図21の*2の径路を経て、搬送装置1bより、搬送装置1aが受け入れ許可信号を受信している場合(図21のS54参照)は、搬送物M4以降の後続の搬送物は前述の搬送物と同様に、搬送装置1aにより搬送されて搬送装置1b上にストレージされる(図20−2(k)、図20−3(l)(m)参照)。
又、搬送装置1bが駆動されたが、搬送装置1b上の搬送物M1〜M3はまだ搬送装置1cに払い出されていない場合、つまり、センサ3bがオフであってもある一定時間内にオンになる場合、搬送装置1b上の搬送物M1〜M3のブロックは搬送装置1cへは払い出されていないと認識され、搬送装置1b,1cは駆動し続けられる。
搬送装置1cに搬送物がない場合は、搬送装置1cは連続運転を継続する(図20−1(a)〜(f)、図20−2(g)(h)、図23のS70参照)。又、搬送装置1cに搬送物M1等がある場合で、搬送装置1cのセンサ3cがオンでない場合は、搬送装置1cは連続運転し続け、搬送装置1bより後続の搬送物が搬送装置1cへ乗り込んで来る(図20−2(i)(j)(k)、図23のS71参照)。
搬送装置1cのセンサ3cが先頭の搬送物M1等によりオンになると、搬送装置1cは停止し(図20−3(l)、図23のS72参照)、搬送装置1bに乗り込み不可信号が送信され(図23のS73参照)、図23、図22−2の*3の径路で、搬送装置1cから受け入れ許可信号を受信しているか否かを判断する径路に戻り、後続の搬送物は、前述の先行する搬送物と同様の運転により搬送される。
先頭の搬送物がセンサ3cにより検出されて搬送装置1cが停止している場合、搬送装置1c上の先頭の搬送物M1等を降ろさないと、搬送装置1cは乗り込み不可信号を搬送装置1bに送信し続け(図23のS74参照)、図23、図22−2の*3の径路で、搬送装置1bは、搬送装置1cより乗り込み不可信号を受けており、搬送装置1b上で搬送物M4,M5,M6のストレージ運転を行なった後(図20−3(l)(m)参照)、搬送物M4がセンサ3bをオンにした後は、搬送装置1bは停止状態を継続する(図20−3(n)参照)。
例えば、搬送物M1によりセンサ3cがオンになっている搬送装置1c上の先頭の搬送物も1を人やロボットにより降ろすと搬送装置1cのセンサ3cがオンからオフになり(図23のS75参照)、搬送装置1cは運転されて搬送装置1c上の搬送物M2,M3は下流側へ、搬送物M2によりセンサ3cがオンになるまで搬送される(図20−3(m)参照)。而して、先頭の搬送物M2を人やロボットにより降ろすことにより搬送装置1cが運転されて搬送物M3はセンサ3cがオンになるまで搬送される。
搬送装置1cから搬送物M3を降ろすと搬送装置1cは運転されるが、搬送物M3を降ろした後、ある一定時間センサ3cがオンにならないと、搬送装置1c上の搬送物はなくなったと判断し、搬送装置1cから搬送装置1bに、図23、図22−2の*4の径路で受け入れ許可信号を送信する。これにより、搬送装置1b上でストレージされた搬送物M4〜M6のブロックが形成されている場合(図20−3(n)参照)、ストレージされた搬送物M4〜M6は、前述と同様にして搬送装置1bから搬送装置1c上へ払い出され(図20−3(o)(p)参照)、前述と同様にして搬送装置1cより降ろされる。
III)前詰め運転(図24−1(a)〜(g)、図24−2(h)〜(n)、図24−3(o)〜(t)、図25、図26−1、図26−2、図27参照)
3台の搬送装置1a,1b,1cが直列に配置されたラインでは、搬送装置1aは親局、搬送装置1bは子局1、搬送装置1cは子局2である。搬送装置1a,1b,1cにおいては、下流側のセンサ3a,3b,3cのみが使用される。
図24−1(a)〜(g)、図24−2(h)〜(n)、図24−3(o)〜(t)においては、M1〜M11は、先頭から順次搬送される搬送物であり、搬送装置1a〜1c上の搬送物M1〜M11のうち斜線が付してあるものは搬送中のもの、白抜きのものは停止しているものを示す。
ここで、前詰め運転は、例えば搬送装置1aに搭載された4個の搬送物M1〜M4を順次切出して最下流の搬送装置1cまで搬送し、最下流の搬送装置1c上の4個の搬送物M1〜M4のうちのいくつかが降ろされたら、次の3個の搬送物M5〜M7を最下流の搬送装置1cまで搬送して降ろし、更に続いて次の4個の搬送物M8〜M11を搬送して降ろす運転で、搬送装置1a,1cは連続運転で下流側が詰まらない限り、すなわちセンサ3a,3cがオンにならない限り動作し続ける。又、搬送装置1bでは、必要に応じて前詰めしたりストレージしたりする。更に、搬送装置1cは搬送装置1a,1bに比べて速度が遅い連続運転である。
更に又、搬送物M1〜M11がセンサ3aにより検出されると搬送装置1aは停止するが、搬送装置1bから乗り込み不可信号を受信していない場合は、搬送装置1aは直ちに再起動されるため、停止は一瞬であり、人の目には連続運転されているように見える。
搬送装置1aの制御装置9aにおけるディップスイッチ21a,22aは、図25に示すように、「1,0,0,0」、「0,0,0,0」に設定されており、搬送装置1bの制御装置9bにおけるディップスイッチ21b,22bは、図26−1に示すように、「0,0,1,1」、「0,0,0,0」に設定されており、搬送装置1cの制御装置9cにおけるディップスイッチ21c,22cは、図27に示すように、「0,0,0,0」、「0,0,0,0」に設定されている。
人やロボットにより、運転されている搬送装置1aに連続して搬送物M1,M2,M3,M4が載せられて搬送されている状態で、先頭の搬送物M1により搬送装置1aの下流側のセンサ3aがオンにならない場合は、搬送物M1は、まだセンサ3aまで達していないため、搬送装置1aは駆動されて連続的に動作し続ける(図24−1(a)、図25のS81参照)。
又、先頭の搬送物M1により搬送装置1aのセンサ3aがオンになった際に、搬送装置1aは停止して搬送物M1〜M4も停止し、且つ搬送装置1bの停止、搬送中のために搬送装置1aが搬送装置1bから乗り込み不可信号を受信している場合は、搬送装置1aは停止を継続する(図24−1(b)、図25のS83参照)。しかし、搬送装置1bの停止、搬送中等ではなく、搬送装置1aが搬送装置1bより乗り込み不可信号の送信を受けていない場合は、搬送装置1aの停止は一瞬で、直ちに再起動される。このため、搬送物M1等は搬送装置1bに乗り継ぎのため搬送装置1aから搬送装置1bへ搬送される(図24−1(c)、図25のS82参照)。
搬送装置1aにおいて、搬送物M1が検出されてセンサ3aがオンになり、搬送装置1aが停止した場合(図24−1(b)、図25のS83参照)に、その後、搬送装置1bより受け入れ許可信号を受信すると(図25のS84参照)、搬送装置1a,1bが運転されて、搬送物M1等は搬送装置1bに乗り継ぎのため、搬送される(図24−1(c)、図25のS82参照)。
又、この際、搬送装置1bは搬送物M1等がなく停止しており、且つ、搬送装置1aのセンサ3aがオンになっていない場合は、搬送装置1bは停止状態を維持して搬送装置1aからの乗り込み許可信号を待つ(図26−1のS86参照)。又、搬送装置1aのセンサ3aがオンの場合は搬送装置1aは停止するが、センサ3aがオンで且つ搬送装置1cのセンサ3cがオンでない場合は、搬送装置1bからは、一瞬停止した搬送装置1aに乗り込み許可信号が与えられて搬送装置1aが運転されると共に、搬送装置1bが運転される。
このため、搬送装置1a上の搬送物M1は搬送装置1aから搬送装置1bへ乗り継ぎ、搬送物M2がセンサ3aをオンにすると搬送装置1aは一瞬停止するが、搬送装置1bよりの乗り込み許可信号により搬送装置1aは直ちに運転されて、搬送物M2は搬送装置1aから搬送装置1bへ乗り継がれる。以下同様にして、搬送物M3,M4が搬送装置1aから搬送装置1bに乗り継がれる。而して、搬送装置1bのセンサ3bがオンにならず、且つコンベヤ1cに搬送物がない場合は、図26−2、図25の*2の径路で搬送装置1bから搬送装置1aに受け入れ許可信号が送信されるため(図25のS84参照)、搬送物の乗り継ぎ作動は搬送装置1bのセンサ3bがオンになるまで継続し(図26−2のS87参照)、搬送装置1bのセンサ3bがオンになった場合、搬送装置1bが搬送装置1cの停止、搬送中等のために搬送装置1cから乗り込み不可信号を受信している場合は、搬送装置1bはセンサ3bにより停止する(図24−1(d)、図26−2のS88参照)。
而して、搬送装置1bのセンサ3bがオンになって搬送装置1bが停止した場合、停止、搬送中等による搬送装置1cより乗り込み不可信号を受信していない場合は、搬送装置1bは直ちに駆動され、搬送物M1等は搬送装置1bから搬送装置1cに乗り継がれる(図24−1(e)、図26−2のS89参照)。又、搬送装置1cの停止、搬送中等により搬送装置1bが搬送装置1cから乗り込み不可信号を受信していた場合も、停止や搬送中の状態が解除されると搬送装置1cから搬送装置1bへ乗り込み許可信号がが送信され(図26−2のS90参照)、搬送装置1b,1cが運転されて搬送物は搬送装置1cへ乗り継がれる。而して、搬送物M1からM4は、搬送装置1bの停止、運転を繰返しながら、順次、搬送装置1bから搬送装置1cにより搬送が行なわれる(図24−1(f)参照)。
搬送装置1bから搬送装置1cへ搬送物M1等の乗り継ぎが行なわれている間に次の搬送物M5〜M7が、運転されている搬送装置1aに搭載されて搬送が行なわれ(図24−1(f)、図24−1(g)参照)、搬送物M5〜M7は搬送物M1〜M4の場合と同様にして、搬送装置1aから搬送装置1bへ乗り継がれる(図24−1(f)(g)、図24−2(h)参照)。又、搬送装置1cへ搬送物M1〜M4が乗り継がれ、搬送物M1がセンサ3cにより検出されると搬送装置1cは停止する(図24−1(g)参照)。又、搬送物M5〜M7が搬送装置1bにより搬送されている間に、搬送物M8〜M10は搬送装置1aに搭載されて搬送される(図24−2(i)(j)参照)。
搬送装置1cに搬送物がない場合や、搬送物があってもセンサ3cがオンにならない場合は、上述のように搬送装置1cは運転を継続する(図24−1(a)〜(f)、図27のS91参照)。而して、搬送物M1により搬送装置1cのセンサ3cがオンになると搬送装置1cは停止する(図24−1(g)、図27のS92参照)。
搬送装置1cが停止した後も、搬送装置1bが運転され(図24−2(h)参照)、搬送装置1bのセンサ3bが搬送物M5によりオンなると、搬送装置1bは搬送装置1cの停止により搬送装置1cから乗り込み不可信号を受信するため(図26−2のS90参照)、停止状態を維持する(図24−2(i))。又、この場合は、図26−2、図25の*1の径路で、搬送装置1aが搬送装置1bから乗り込み不可信号を受信しているか否かを判断するブロックに戻り、搬送装置1aのセンサ3aがオンになった際に、乗り込み不可信号が与えられている場合を除いて、搬送装置1aは運転されており、搬送装置1aに搭載された搬送物M8〜M10が搬送される(図24−2(i)(j)参照)。而して、搬送物M8がセンサ3aに検出されると、搬送装置1aは停止し、搬送装置1bの停止(又は搬送中)により、搬送装置1aには乗り込み不可信号が送信されることにより、搬送装置1aは停止状態を継続する(図24−2(k)、図25のS83参照)。
上述の作動の間にセンサ3cがオンになっている搬送装置1cからロボットや人により搬送物M1を降ろすと、搬送装置1cは運転されて搬送装置1c上の搬送物は再び搬送され、搬送物M2によりセンサ3cがオンになると搬送装置1cは停止する(図24−2(i)参照)。又、搬送装置1cから搬送物M2を降ろしてセンサ3cがオフになり搬送装置1cが運転されると、搬送装置1cより搬送装置1bに乗り込み許可信号が送信される(図26のS89参照)。
このため搬送装置1bが運転されて搬送物は搬送物1cに乗り継がれる。而して、この場合、搬送装置1cの速度は搬送装置1bの速度に比較して遅いため、搬送装置1b上の搬送物M5〜M7は全て搬送装置1cに乗り継がれて搬送装置1bには搬送物がない状態となり、搬送装置1cの搬送物M3によりセンサ3cがオンになると搬送装置1cは停止する(図24−2(j)参照)。又、搬送装置1aはセンサ3aがオフの場合は連続して運転されるため(図25のS81、図24−2(i)(j)参照)、搬送装置1a上の搬送物M8〜M10は搬送され、搬送物M8によりセンサ3aがオンになると搬送装置1aは停止する(図24−2(k)参照)。又、搬送装置1cよりの乗り込み許可信号は搬送装置1bに与えられないため、搬送装置1bも停止する。更に、搬送装置1aには搬送物M11が搭載される。
搬送物M4,M8により搬送装置1c,1aのセンサ3c,3aがオンになると(図24−2(k)参照)、ストレージ開始条件が整い搬送物M8〜M11が搬送装置1bに乗り継がれるストレージ運転が開始される。すなわち、搬送装置1c,1aのセンサ3c,3aがオンになると、図26−2、図25の*2の径路で、搬送装置1bへの乗り継ぎのため、搬送装置1aに乗り込み許可信号が送信されて搬送装置1aが運転されると共に、搬送装置1bは、設定器24bの設定時間だけ運転される。このため、搬送物M8は搬送装置1aから搬送装置1bに乗り継がれ(図24−2(l)参照)、設定時間を経過するとセンサ3bがオフでも搬送装置1bは停止する(図24−2(m)、図26−1のS85参照)。又、搬送装置1aは搬送物M9によりセンサ3aがオンになることにより停止する(図24−2(n)参照)。
このため、搬送装置1aのセンサ3aがオンになっても、搬送装置1bのセンサ3bはオンになっておらず、再び搬送装置1aには上述と同様、乗り込み許可信号が送信され、搬送装置1aが運転されると共に、搬送装置1bは、設定器24bの設定時間だけ運転される。このため、搬送物M9は搬送装置1aから搬送物M8が搭載されている搬送装置1bに乗り継がれ(図24−3(o)参照)、設定時間を経過するとセンサ3bがオフでも搬送装置1bは停止する(図24−3(p)参照)。又、搬送装置1aは搬送物M10によりセンサ3aがオンになることにより停止する。
再び搬送装置1aのセンサ3aがオンになっても、前述したと同様にして、搬送物M10が搬送装置1bに乗り継がれるが(図24−3(q)参照)、搬送物M4を降ろすとストレージが解除され(図24−3(r)参照)、搬送物M10が搬送装置1bに乗り継がれてもストレージは解除されているため、搬送装置1bは停止しない(図24−3(r)参照)。搬送物M11によりセンサ3aがオンになると、搬送装置1aは停止する(図24−3(r)参照)。
一方、搬送装置1cの搬送物M4を降ろすと、センサ3cはオフになるため、搬送装置1cは運転を開始され(図24−3(r)、図27のS93参照)、搬送物M5によりセンサ3aがオンになると搬送装置1cは停止する。又、搬送装置1bではセンサ3bがオンになるまでは搬送装置1bは運転を継続して搬送物M8〜M10が搬送装置1bにより搬送される。又、搬送装置1bのセンサ3bがオンになっていない場合は、搬送装置1aに図26−2、図25の*2の径路で乗り込み許可信号が送信されて(図25のS84参照)搬送装置1aは運転されるため、搬送物M11は搬送装置1aから搬送装置1bに乗り継がれる(図24−3(s)参照)。
搬送装置1cから搬送物M5を降ろすと、センサ3cがオフになって搬送装置1cは運転され(図27のS93参照)、搬送物M6によりセンサ3cがオンになると搬送装置1cは停止する(図24−3(s)参照)。又、搬送物M5を降ろすと、前述のように搬送装置1cのセンサ3cがオフになるが、この場合は、図27、図26−2の*4の径路で搬送装置1bに乗り込み許可信号が送信されて搬送装置1bが駆動されるため、搬送物M11は搬送装置1aから搬送装置1bに乗り継がれる(図24−3(s)参照)。
搬送物M6を降ろすと、センサ3cがオフになるため前述と同様にして搬送装置1c
が運転され、搬送装置1cからは図27、図26−2の*4の径路で搬送装置1bに乗り込み許可信号が送信されて搬送装置1bが運転されるため、搬送物M8〜M10は搬送装置1cに乗り継がれる(図24−3(t)参照)。
以下同様にして搬送物M7を降ろすと、搬送装置1b,1cが運転されて搬送物M11は搬送装置1bから搬送装置1cに乗り継がれ、搬送物M8によりセンサ3cがオンになると搬送装置1cは停止する。以下、搬送装置1c先頭の搬送物を降ろすと順次搬送装置1cは運転停止を繰返し、すべての搬送物は搬送装置1cから降ろされる。搬送作業が継続される場合は、図24−3(s)の状態になったら、更に次の搬送物のグループが運転されている搬送装置1aに搭載され、以後前述したような手順で搬送が行なわれる。
各搬送装置1a,1b,1cは、図14に示すように制御装置9a,9b,9cを備えているが、例えば、上流の搬送装置1a及び下流の搬送装置1cからの情報を制御に用いると共に、上流の搬送装置1aの制御装置9a及び下流の搬送装置1cの制御装置9cに制御信号を送信し得るようにした中間部の搬送装置1bの制御装置9bの例は図28に示されている。
図28中、41は搬送装置1bのインバータ状態、センサ6bからの信号、センサ3bからの信号、上流の搬送装置1aの状態、下流の搬送装置1cの状態、搬送装置1bのディップスイッチ21b,22bの状態、搬送装置1bのネットワーク状態が入力される入力部、42は入力部41からの信号を基に異常があるか否か判断する異常判断部、43は異常判断部42からの異常信号を基に制御装置9a,9cに停止指令を与える停止処理部である。
又、44は運転状態判断部であって、搬送装置1bのネットワーク状態から搬送装置1a,1b,1cのうちどの搬送装置同士が接続されているかを判断する判断部45、判断部45で1台のみ運転されていると判断された場合には親を決定する親決定部46、判断部45で複数台運転されていると判断された場合には親子を決定する親・子判断部47を備えている。
48は異常判断部42からの正常信号及び親決定部46並びに親・子判断部47からの信号により、ディップスイッチ21b,22bの状態を基に搬送装置1a,1b,1cの駆動、停止の動作を判断する動作判断部、49はセンサ6b,3bからの信号の状態を基に、搬送装置1a,1b,1cの駆動、停止の動作を判断する動作判断部であり、動作判断部48,49からの信号及び停止処理部43からの信号は、インバータ5a,5cに送信し得るようになっていると共に、制御装置9a,9cにも送信し得るようになっている。
而して、斯かる制御装置9b及び同様の構成の制御装置9a,9cを用いることにより、前述したような搬送装置1a,1b,1cの運転制御を行なうことができる。
本図示例によれば、搬送装置1a,1b,1cは夫々、動作設定のためのディップスイッチ21a,22a,21b,22b,21c,22cを有する制御装置9a,9b,9cを備えてネットワーク接続を行なうようにしているため、中央集中制御を行なう必要がなく、制御が容易である。
又、隣合う搬送装置1a,1bの制御装置9a,9b間、及び搬送装置1b,1cの制御装置9b,9c間の接続はコネクタ18a,17b,18b,17cにより行っているため、着脱が容易でレイアウトの変更にも簡単に対処することができ、更に、搬送装置1a,1b,1cにより搬送物を搬送する場合に運転パターンが変更されても、配線をやり直すことなく容易且つ迅速にシステムの変更を行なうことができ、従って、省力化、省エネルギ化を図ることができる。
更に又、外部入力端子36a,36b,36cを設けることにより、他の機器(PLC等)との通信も可能であり、より一層使い勝手が向上する。
次に、搬送装置1a,1b,1cの親子等の判断の仕方について図29、図30に基いて説明する。図29は複数の搬送装置1a,1bについての親子の判断を行なう場合の例を示し、図30は1台の搬送装置1に対する例を示している。
図29中、50a、50bは制御装置9a,9bの下流ネットワーク用のコネクタ32a,32bに取付けたネットワークターンプラグであり、図14に示すものと同一のものには同一の符号が付してある。而して、制御装置9a,9bでは、ネットワークターンプラグ50a,50bが設けてある場合に、ディップスイッチ21bでスレーブとされた当該搬送装置1bが最下流の子であると判断する。
図30中、50,51は制御装置9の上流側ネットワーク用のコネクタ31、下流側ネットワーク用のコネクタ32に取付けたネットワークターンプラグであり、図1に示すものと同一のものには同一の符号が付してある。搬送装置1が親1台のみの場合は、上流側や下流側に他の搬送装置はないので、2個のネットワークターンプラグ50,51が必要となる。
又、上述の図30、図29の各図示例における搬送装置1,1a,1bのセンサ3,3a,3b、センサ6、インバータ5,5a,5bのエラーは、当該搬送装置1,1a,1bの制御装置9,9a,9bに与えられてネットワーク上を10ms間隔で親の制御装置9a又は9からチェック信号が送信されて各制御装置9,9a,9bの状態がチェックされるようになっている。チェックにより得られた情報は信号として親及び最下流のネットワークターンプラグ50,51,50a,50bを介してループ状に伝達され、親局である制御装置9又は9aに集められる。このようにすることにより、各制御装置9,9a,9bの状態をネットワークとして構築することができる。
なお、本発明の搬送装置及び搬送設備においては、搬送装置を3台接続する場合について説明したが、複数台なら何台でも実施可能であること、本発明の請求項2、請求項8における第一接続部は、制御装置9,9a,9b,9cのコネクタ31,31a,31b,31c、及び、制御系ケーブル19,19a,19b,19cの先端に設けたコネクタ17,17a,17b,17cを含むものであること、請求項2、請求項8における第二接続部は、制御装置9,9a,9b,9cのコネクタ32,32a,32b,32c、及び制御系ケーブル20,20a,20b,20cの先端に設けたコネクタ18,18a,18b,18cを含むものであること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の搬送装置の概要を示す側面図である。 図1の搬送装置に適用する制御装置の概要を示す正面図である。 図1に示す搬送装置を用いてオン/オフ運転を行なう場合について説明するための平面図である。 図3のオン/オフ運転を行なう場合のディップスイッチの設定の状態を示す正面図で、(a)はDS1の設定状態を示し、(b)はDS2の状態を示す。 図1に示す搬送装置を用いてセンサ起動停止運転を行なう場合について説明するための平面図である。 図5のセンサ起動停止運転を行なう場合のディップスイッチの設定の状態を示す正面図で、(a)はDS1の設定状態を示し、(b)はDS2の状態を示す。 図1に示す搬送装置を用いてタイマ送り運転を行なう場合について説明するための平面図である。 図7のタイマ送り運転を行なう場合のディップスイッチの設定の状態を示す正面図で、(a)はDS1の設定状態を示し、(b)はDS2の状態を示す。 本発明の搬送装置を単独で使用する場合のフローチャートの前半部である。 本発明の搬送装置を単独で使用する場合のフローチャートの、前半部につながる後半部である。 図9のフローチャートにおける搬送装置上の搬送物とディップスイッチの状態を示す概要図である。 図9のフローチャートにおける搬送装置上の搬送物とディップスイッチの状態を示す概要図である。 図10のフローチャートにおける搬送装置上の搬送物とディップスイッチの状態を示す概要図である。 3台の本発明に係る搬送装置が直列配置された本発明の搬送設備の概要を示す側面図である。 図14の各搬送装置に適用する制御装置の正面図である。 (a)〜(i)は図14に示す直列配置された3台の搬送装置を備えた搬送設備により、搬送物のインダクション運転を行なう場合について説明するための各段階における搬送装置上の搬送物の状態を示す平面図である。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物のインダクション運転を行なう場合の親局の搬送装置のフローチャートである。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物のインダクション運転を行なう場合の上流側の子局の搬送装置のフローチャートである。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物のインダクション運転を行なう場合の下流側の子局の搬送装置のフローチャートである。 (a)〜(f)は図14に示す直列配置された3台の搬送装置を備えた搬送設備により、搬送物のストレージ運転を行なう場合について説明するための前半の各段階における搬送装置上の搬送物の状態を示す平面図である。 (g)〜(k)は図14に示す直列配置された3台の搬送装置を備えた搬送設備により、搬送物のストレージ運転を行なう場合について説明するための中盤の各段階における搬送装置上の搬送物の状態を示す平面図である。 (l)〜(p)は図14に示す直列配置された3台の搬送装置を備えた搬送設備により、搬送物のストレージ運転を行なう場合について説明するための後半の各段階における搬送装置上の搬送物の状態を示す平面図である。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物のストレージ運転を行なう場合の親局の搬送装置のフローチャートである。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物のストレージ運転を行なう場合について説明するための上流側の子局の搬送装置の前半部のフローチャートである。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物のストレージ運転を行なう場合について説明するための上流側の子局の搬送装置の後半部のフローチャートである。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物のストレージ運転を行なう場合について説明するための下流側の子局の搬送装置のフローチャートである。 (a)〜(g)は図14に示す直列配置された3台の搬送装置を備えた搬送設備により、搬送物の前詰め運転を行なう場合について説明するための前半の各段階における搬送装置上の搬送物の状態を示す平面図である。 (h)〜(n)は図14に示す直列配置された3台の搬送装置を備えた搬送設備により、搬送物の前詰め運転を行なう場合について説明するための中盤の各段階における搬送装置上の搬送物の状態を示す平面図である。 (o)〜(t)は図14に示す直列配置された3台の搬送装置を備えた搬送設備により、搬送物の前詰め運転を行なう場合について説明するための後半の各段階における搬送装置上の搬送物の状態を示す平面図である。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物の前詰め運転する場合の親局の搬送装置のフローチャートである。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物の前詰め運転する場合の上流側の子局の搬送装置のフローチャートの前半部である。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物の前詰め運転する場合の上流側の子局の搬送装置のフローチャートの後半部である。 本発明において、3台の搬送装置を連動させた搬送設備により、搬送物の前詰め運転する場合の下流側の子局のフローチャートである。 本発明の搬送設備を構成する搬送装置における制御装置の概略ブロック図である。 本発明の搬送設備を構成する搬送装置における制御装置に設けるネットワークターンプラグの取付け状態を示す側面図で、搬送装置が親と子の複数台の例である。 本発明の搬送装置の制御装置に設けるネットワークターンプラグの取付け状態を示す側面図で、搬送装置が親1台の例である。 一組の制御装置で複数の搬送装置を中央集中制御するようにした従来の搬送設備の一例の側面図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c 搬送装置
1’,1a’,1b’,1c’ ベルト(搬送部)
2,2a,2b,2c 駆動装置
3,3a,3b,3c センサ
5,5a,5b,5c インバータ
6,6a,6b,6c センサ
7,7a,7b,7c センサケーブル
8,8a,8b,8c センサケーブル
9,9a,9b,9c 制御装置
15,15a,15b,15c 動力系ケーブル
16,16a,16b,16c 動力系ケーブル
17,17a,17b,17c コネクタ(第一接続部)
18,18a,18b,18c コネクタ(第一接続部)
19,19a,19b,19c 制御系ケーブル
20,20a,20b,20c 制御系ケーブル
21,21a,21b,21c ディップスイッチ
22,22a,22b,22c ディップスイッチ
23,23a,23b,23c 設定器
24,24a,24b,24c 設定器
29,29a,29b,29c コネクタ(センサケーブル接続部)
30,30a,30b,30c コネクタ(センサケーブル接続部)
31,31a,31b,31c コネクタ(第一接続部)
32,32a,32b,32c コネクタ(第二接続部)
36,36a,36b,36c 外部入力端子
50,50a,50b ネットワークターンプラグ
51 ネットワークターンプラグ
M, M1〜M11 搬送物

Claims (11)

  1. 搭載された搬送物を搬送するための搬送部と、該搬送部を動力伝達手段を介して駆動する駆動装置と、前記搬送部上の搬送物を検出するセンサと、前記駆動装置の回転を制御するインバータと、該インバータの作動を制御する制御装置とを備え、且つ前記センサから制御装置に与えられた信号及び該制御装置に設けられたディップスイッチにより設定された運転パターンを基に適宜前記制御装置からインバータに指令を与えて駆動電力を制御することにより前記駆動装置を駆動し或は停止させるよう構成したことを特徴とする搬送装置。
  2. 制御装置は、上流側の搬送装置における制御装置の制御系ケーブルと接続する制御系ケーブルを接続するための第一接続部と、下流側の搬送装置における制御装置の制御系ケーブルと接続する制御系ケーブルを接続するための第二接続部とを備えた請求項1に記載の搬送装置。
  3. 制御装置は、センサからの信号を授受するためのセンサケーブル接続部を備え、該センサケーブル接続部にセンサケーブルを接続することにより、センサを設定し得るよう構成した請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 制御装置は、搬送部が駆動される時間を設定する設定器を備えている請求項1乃至3の何れかに記載の搬送装置。
  5. 制御装置は、他の機器と接続し得るよう、外部入力端子を備えている請求項1乃至4の何れかに記載の搬送装置。
  6. 請求項1に記載の搬送装置を複数備え、各搬送装置の制御装置に接続された制御系ケーブルは、他の搬送装置の制御装置に接続された制御系ケーブルに対し着脱可能に接続し得るよう構成されていることを特徴とする搬送設備。
  7. 各搬送装置の動力系ケーブルは、他の搬送装置の動力系ケーブルに着脱可能に接続し得るよう構成されている請求項6に記載の搬送設備。
  8. 各搬送装置の制御装置は、上流側の搬送装置における制御装置の制御系ケーブルと接続する制御系ケーブルを接続するための第一接続部と、下流側の搬送装置における制御装置の制御系ケーブルと接続する制御系ケーブルを接続するための第二接続部とを備え、且つ、第一接続部及び第二接続部に制御系ケーブルを接続することで上流側の搬送装置及び下流側の搬送装置が設定され、第二接続部にネットワークターンプラグを接続することにより、最下流の搬送装置を設定し得るよう構成した請求項6又は7に記載の搬送設備。
  9. 各搬送装置の制御装置は、センサからの信号を授受するためのセンサケーブル接続部を複数備え、該センサケーブル接続部にセンサケーブルを接続することにより、センサを設定し得るよう構成した請求項6乃至8の何れかに記載の搬送設備。
  10. 各搬送装置の制御装置は、搬送部が駆動される時間を設定する設定器を備えている請求項6乃至9の何れかに記載の搬送設備。
  11. 各搬送装置の制御装置は、他の機器と接続し得るよう、外部入力端子を備えている請求項6乃至10の何れかに記載の搬送設備。
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