JP2008098737A - オーディオ再生装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】音漏れ比率を複数設定しておきメニュー機能で選択する手法では、ユーザは音漏れを或る程度低減出来るが、全てのユーザが十分に音漏れを低減出来るとはいえなかった。また、ユーザが使用するヘッドフォンや延長コードを使用した場合の音漏れ比率を、設定されている複数の音漏れ比率の中からユーザ自身が選択し設定を行う必要があった。
【解決手段】本発明では、計測手段(A/D変換器1a,1b)において第1チャンネルオーディオ信号または第2チャンネルオーディオ信号の少なくとも何れかの音漏れ量を計測することができるので、この計測結果に基づき音漏れ低減のための処理を行うことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、オーディオ再生装置とプログラムに関する。
実開平6−62622号公報
現在、広く普及している携帯型等のオーディオ再生装置には、3極端子を用いたヘッドフォンが一般的に利用されている。
図6は、オーディオ再生装置とこれに接続されるヘッドフォンのブロック図である。
まず、ヘッドフォン側には、Lチャンネル(ch)端子とRチャンネル(ch)端子と、L/Rの両chに流れる信号が帰還するLch/Rch共通のグランド端子の3つの端子がある。
Lch端子に対しては、抵抗RXLを介してスピーカ部HLが接続されている。更に、上記スピーカ部HLには、抵抗RYLと抵抗RCOMとを介してRchと共通のグランド端子が接続されている。
Rch端子に対しては、抵抗RXRを介してスピーカ部HRが接続されている。更に、上記スピーカ部HRには、直抵抗RYRと上記抵抗RCOMとを介して上記グランド端子が接続されている。
オーディオ再生装置側においては、ヘッドフォン側と同様にLch端子/Rch端子/グランド端子の3端子がある。
また、LchとRchの2つの音声信号の入力源(信号源)がある。
この信号源からの出力音声信号は、図示するようにしてそれぞれアナログアンプ部21a,21bを介してLch端子,Rch端子に供給される。さらに、グランド端子は、例えばフェライトビーズなどとされる抵抗RZCを介してアースに接地されている。
この図6では、オーディオ再生装置とヘッドフォンとが3端子接続される一般的な構成を示したが、このような構成では、Lch/Rch間における音漏れの問題がおこる。
例えば、Rchには、信号が全く流れておらず無音であるとした場合に、Lchに、信号Lを流したとする。この信号Lのヘッドフォン側の流れとしては、Lch端子→抵抗RXL→スピーカ部HLの経路で流れ、このスピーカ部HLにおいて音波を発生させた後、抵抗RYLと抵抗RCOMの接続点Xに達する。この接続点Xは、Rch側とも接続されているため、信号Lより接続点XからRchへ音漏れ量が流れ込み、音漏れがおこる。その結果、無音であるはずのRchのスピーカ部HRから音波が発生してしまうことになるのである。
なお、LchとRchの動作を逆にして行ったとしても同様に、信号を流したchとは反対のchに音漏れが発生する。
ここで、このようにRch側に音漏れが発生する要因としては、Lch/Rchの両chからの信号を帰還させるグランド端子を共通としている3端子の構成をとっているからであり、また、ヘッドフォン側のグランド端子に抵抗RCOMが、オーディオ再生装置側のグランド端子に抵抗RZCが接続されているためである。
この抵抗RCOMの抵抗値が0Ωの場合であって、さらに抵抗RZC自体が接続されていないか、若しくは抵抗RZCの抵抗値が0Ωの場合には、Lch/Rchの両chでグランド端子を共通としていても、片側chに流れる信号は反対chに音漏れ信号を発生させることなくグランド端子へ帰還していき、音漏れを発生させることはない。
しかし、抵抗RCOMは、ヘッドフォン側のグランド端子とオーディオ再生装置側のグランド端子の接触抵抗によって微少ながらも発生し得る。また、抵抗RZCは、高周波を減衰させるためにオーディオ再生装置に用いられており、この抵抗RZCがないとアナログアンプ部21a,21bが破損してしまう可能性があるので、オーディオ再生装置には必要とされる素子である。
このような音漏れを制御するために、先に本出願人は図7に示す構成を提案している。
まず、図7において、Lch/Rchの両chに流す信号とその音漏れ量の比率を、音漏れ比率1/Mとして表す。また、この音漏れ比率1/MはLch/Rchの両chで等価であるとして説明していく。
この図7に示すオーディオ再生装置には、図6のオーディオ再生装置の構成にLch/Rchの両chの音漏れ比率1/Mと等価の利得を持ったアナログアンプ部14a,14bが追加されている。
アナログアンプ部14aは、信号源Lとアナログアンプ部13aの接続点に接続され、その接続点からアナログアンプ部14aを介してRch端子に接続されている。そして、アナログアンプ部14bは、信号源Rと接続され、この信号源Rはアナログアンプ部14bを介してLch端子と接続されている。
また、ヘッドフォン側の構成は図6に示したヘッドフォン側の構成と同じであるので、ここでの説明は省略する。
このような構成のオーディオ再生装置において、例えば、アナログアンプ部14aの利得と、Lchに流れる信号Lとを掛け合わせることにより、Rchに発生する音漏れ量と等価の音漏れ消去信号Lcをオーディオ再生装置側のRch端子に予め加算することが出来る。そうすることによって、Lchに信号Lが流れ接続点XよりRチャンネルに音漏れ量が発生したとしても、これを打ち消す音漏れ消去信号LcがR端子に生じるので、音漏れ量と音漏れ消去信号Lcが互いに打ち消し合い、スピーカ部HRには音漏れによる音波が発生することが殆どなく、音漏れを低減することができる。
Lch側において音漏れを低減する場合も、上述した動作をアナログアンプ部14bを用いて、Lch/Rch逆の動作を行えば音漏れを低減することができる。
しかしながら、このような音漏れ低減の構成は以下のような問題を有している。つまり、図7の構成では、アナログ素子や回路を用いて音漏れ低減を実現したものであるので、素子のばらつきによって特性が安定化しない場合などがある。また、上述した図7においては、アナログアンプ部などの新規回路の追加が必須であり、この新規回路の追加によって回路全体に影響を与え、算出した音漏れ比率では十分な音漏れ低減が出来ない可能性も生じてしまう。また、このような追加が必要であると部品コストが増大し、追加素子(回路)分の消費電力の増大や回路規模の増大を招くといった問題もある。
そこで、次の図8に示すようにして、図7におけるアナログアンプ部14a,14bの機能をデジタル信号処理により実現することで、アナログ素子を追加しなくても音漏れを低減することが出来るようにした。つまり、この図8に示すD−Block20において、図7で行っていたLch/Rchの両chに音漏れ消去信号(データ)を加算する積和演算を、デジタル信号処理によって行うものである。
図8のオーディオ再生装置の構成としては、上記D−Block20とD/A変換器19a,19bとアナログアンプ部15a,15bとLch/Rch/グランドの各端子と抵抗RZCが備えられている。
まず、Lchオーディオデータは、上記D−Block20に供給される。そして上記D−Block20からD/A変換器19aとアナログアンプ部15aを介してLch端子へ供給される。
また、Rchオーディオデータは、まず上記D−Block20に供給される。そして上記D−Block20からD/A変換器19bとアナログアンプ部15bを介してRch端子へ供給される。
さらに、グランド端子に対しては、抵抗RZCを介してアースが接地されている。
そして、上記D−Block20内には、音漏れ低減用乗算器16a,16bとオーバーフロー防止用乗算器17a、17bと加算器18a,18bが備えられている。なお、これらD−Block20内の構成についは、便宜上、ハードウェアにより示しているが、実際には、これらの機能はデジタル信号処理により実現されるものである。
まず、Lchオーディオデータは、オーバーフロー防止用乗算器17aに供給される。このオーバーフロー防止用乗算器17aは、Lchオーディオデータに係数1−1/Mを乗算する。これは、Lchオーディオデータに音漏れ消去信号を加算すると1+1/Mとなり、デジタル領域でオーバーフローをおこす危険性があるためである。すなわち、予め1−1/Mを乗算しておき、Lchオーディオデータに音漏れ消去信号が加算された後の利得が1になるようにすることで、オーバーフローを防止するものである。Lchオーディオデータは、このようにオーバーフロー防止用乗算器17aにおいて係数1−1/Mが乗算された後、加算器18aへ供給される。
また、Lchオーディオデータは、上記オーバーフロー防止用乗算器17aに供給されると共に、分岐して音漏れ低減用乗算器16bにも供給される。この音漏れ低減用乗算器16bは、図7におけるアナログアンプ部14aに相当し、Lchオーディオデータの音漏れ比率と等価の利得を、Lchオーディオデータに乗算し、Lchオーディオデータの音漏れ量と等価の音漏れ消去信号を加算器18bへ供給する。
また、Rchオーディオデータは、まず、オーバーフロー防止用乗算器17bへ供給される。このオーバーフロー防止用乗算器17bにおいては、上述したオーバーフロー防止用乗算器17aと同様にオーバーフロー防止のための処理が行われる。そして、Rchオーディオデータは、上記オーバーフロー防止用乗算器17bを介して加算器18bへ供給される。
また、Rchオーディオデータは、上記オーバーフロー防止用乗算器17bに供給されると共に、分岐して音漏れ低減用乗算器16aに供給される。この音漏れ低減用乗算器16aは、図7におけるアナログアンプ部14bに相当し、Rchオーディオデータの音漏れ比率と等価の利得を、Rchオーディオデータに乗算し、Rchオーディオデータの音漏れ量と等価の音漏れ消去信号を加算器18aへ供給する。
そして、上記加算器18aは、オーバーフロー防止用乗算器17aから供給されたデータに音漏れ低減用乗算器16aから供給されたデータを加算して、D/A変換器19aへ供給する。また、上記加算器18bは、オーバーフロー防止用乗算器17bから供給されたデータに音漏れ低減用乗算器16bから供給されたデータを加算して、D/A変換器19bへ供給する。
なお、図8におけるヘッドフォン部の構成は、図7におけるヘッドフォン部の構成と同じであるので説明は省略する。
この図8の構成のオーディオ再生装置とヘッドフォン部により、積和演算処理をD−Block20においてデジタル処理で行うことが出来るので、図7のようにアナログ素子を追加することで音漏れを低減する必要がなくなる。
ところで、これまでの説明では、音漏れ量が固定である場合について述べたが、図8の構成において、例えば、ユーザがヘッドフォンを変装した場合等、設定時より音漏れ比率が変更したときなどは、再度、1/M、1−1/Mの設定をやり直す必要が出てくる。しかし、この再度の音漏れ比率の設定を、メーカーがユーザからオーディオ再生装置とヘッドフォンを受け取って設定をやり直すのは、現実的な作業としては無理がある。
そこで、予め複数のヘッドフォンの音漏れ比率をオーディオ再生装置に設定しておき、
ユーザが使用するヘッドフォンに適切な音漏れ比率をユーザ自身がオーディオ再生装置で
選択出来るようなメニュー機能を持たせることで、オーディオ再生装置に高い汎用性を持たせるということも行っていた。
しかし、音漏れ比率を複数設定しておきメニュー機能で選択する手法では、オーディオ再生装置に予め設定されているヘッドフォンの音漏れ比率以外の音漏れ比率を持つヘッドフォンを使用する場合には、音漏れを低減することは出来ない。また、ヘッドフォンに延長コードを接続し、その延長コードをオーディオ再生装置に接続したときなどは、オーディオ再生装置に予め設定されている音漏れ比率を持つヘッドフォンを使用していたとしても、音漏れを十分に低減出来ない可能性もある。
上記したメニュー機能をオーディオ再生装置に持たせることで、ユーザは音漏れを或る程度低減出来ることになるが、上述した理由から全てのユーザが十分に音漏れを低減出来るとはいえなかった。
また、ユーザが使用するヘッドフォンの音漏れ比率が予めオーディオ再生装置に設定されている場合でも、ユーザは事前に使用するヘッドフォンの音漏れ比率を認識しておく必要があり、そのうえで使用するヘッドフォンの音漏れ比率をオーディオ再生装置のメニュー機能に設定されている中からユーザ自身が選択して設定を行う必要があった。
そこで、本発明では、オーディオ再生装置に用いるあらゆるヘッドフォンにおいて音漏れを低減出来るようにし、且つ、ユーザに余計な操作負担を掛けずに音漏れが低減できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成する本発明のオーディオ再生装置は、第1チャンネルオーディオ信号の入力端子と、第2チャンネルオーディオ信号の入力端子と、上記第1チャンネルオーディオ信号および上記第2チャンネルオーディオ信号に対して共通の接地端子とを備える3極端子と、上記第1チャンネルオーディオ信号の入力端子に接続され上記第1チャンネルオーディオ信号を出力する第1出力ユニットと、上記第2チャンネルオーディオ信号の入力端子に接続され上記第2チャンネルオーディオ信号を出力する第2出力ユニットと、を備えるオーディオ信号出力装置と接続されるオーディオ再生装置であって、先ず、上記オーディオ信号出力装置と上記3極端子を介して接続するための接続手段を備える。
また、第1チャンネルオーディオデータおよび第2チャンネルオーディオデータを含むオーディオコンテンツデータを記憶する記憶手段と、上記オーディオコンテンツデータを再生する再生手段とを備える。
また、上記再生手段により再生された上記オーディオコンテンツデータに含まれる上記第1チャンネルオーディオデータを上記第1チャンネルオーディオ信号に変換する第1の変換手段と、上記再生手段により再生された上記オーディオコンテンツデータに含まれる上記第2チャンネルオーディオデータを上記第2チャンネルオーディオ信号に変換する第2の変換手段とを備える。
さらに、上記第1チャンネルオーディオ信号を上記第1出力ユニットによって出力することによる上記第2出力ユニットにおける音漏れ量、または、上記第2チャンネルオーディオ信号を上記第2出力ユニットによって出力することによる上記第1出力ユニットにおける音漏れ量の、少なくとも何れかを計測する計測手段を備えるものである。
上記のように本発明では、計測手段によって第1チャンネルオーディオ信号または第2チャンネルオーディオ信号の少なくとも何れかの音漏れ量を計測することができるので、この計測結果に基づき音漏れ低減のための処理を行うことができる。
上記のようにして本発明によっては、実際に計測した音漏れ量に基づき、音漏れ低減のための処理ができるので、従来のように使用するヘッドフォンや延長コードを接続したときの音漏れ量を、ユーザが予め設定された複数の音漏れ量の中から選択する煩わしさが解消される。
また、従来のように予め設定された中から選ぶ場合とは異なり、理論上はすべてのヘッドフォン(ヘッドフォン・延長コードの組み合わせ)に対して適正に音漏れ低減を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
図1は、本発明における実施の形態としてのオーディオ再生装置100とこれに接続されるヘッドフォン30とを含んで構成されるオーディオ再生システムの構成を示したブロック図である。なお、この図1では、主にヘッドフォン30の内部構成を示している。
図1に示すへッドフォン30の構成としては、ヘッドフォン側のLch端子26bと、ヘッドフォン側のRch端子28bと、L/Rの両chに流れる信号が帰還するLch/Rch共通のヘッドフォン側のグランド端子27bの3つの端子がある。
ヘッドフォン側のLch端子26bに対しては、抵抗RXLを介してスピーカ部HLが接続されている。更に、上記スピーカ部HLには、抵抗RYLと抵抗RCOMとを介してヘッドフォン側のグランド端子27bが接続されている。
ヘッドフォン側のRch端子28bに対しては、抵抗RXRを介してスピーカ部HRが接続されている。更に、上記スピーカ部HRには、抵抗RYRと上記抵抗RCOMとを介して上記ヘッドフォン側のグランド端子27bが接続されている。
また、オーディオ再生装置100側には、オーディオ再生装置側のLch端子26aと、オーディオ再生装置側のRch端子28aと、オーディオ再生装置側のグランド端子27aの3端子があり、上記ヘッドフォン30と3端子接続できる。
図2は、図1に示したオーディオ再生装置100の内部構成について示すブロック図である。
図示するようにしてオーディオ再生装置100は、A/D変換器1b、システムコントローラ2、メモリ部(フラッシュメモリ)3、デコーダ4、DSP(Digital Signal Processor)5、操作部7、増幅部25、オーディオ再生装置側のLch端子26a、オーディオ再生装置側のグランド端子27a、オーディオ再生装置側のRch端子28a、抵抗RZL、抵抗RZC、抵抗RZRを有する。
メモリ部3は、書き換え可能かつシステムの電源供給が途絶えたときにも記憶したデータを保持できる不揮発性メモリであり、例えばフラッシュメモリとされる。本実施の形態の場合、このメモリ部3には、所定の音声圧縮方式により圧縮処理された圧縮オーディオデータが記憶される。
メモリ部3は、システムコントローラ2の指示に基づき圧縮オーディオデータを読出し、読出した圧縮オーディオデータをデコーダ部4へ供給する。
デコーダ部4は、メモリ部3から供給される圧縮オーディオデータの伸張処理を行う。さらに、伸張処理後のデータについて所定の復調処理を行い再生データにまでデコードする。これら伸張/復調処理により得られたLchオーディオデータおよびRchオーディオデータはDSP5に供給される。
DSP5は、オーディオデータに対して各種の音声信号処理を行う。このDSP5内には、LchオーディオデータおよびRchオーディオデータについての増幅処理や、D/A変換などを行うためのD−Block6が備えられる。
D−Block6内には、オーバーフロー防止用乗算器8a,8bと音漏れ低減用乗算器9a、9bとD/A変換器10a,10bと加算器11a,11bが備えられている。
Lchオーディオデータは、オーバーフロー防止用乗算器8aにおいて増幅され、加算器11aを介してD/A変換器10aへ供給される。このD/A変換器10aにおいてアナログ変換されたLchオーディオ信号は、増幅部25内のアナログアンプ12aに供給される。
また、Rchオーディオデータは、オーバーフロー防止用乗算器8bにおいて増幅され、加算器11bを介してD/A変換器10bへ供給される。このD/A変換器10bにおいてアナログ変換されたRchオーディオ信号は、増幅部25内のアナログアンプ12bに供給される。
また、図示するようにして上記オーバーフロー防止用乗算器8aに供給されるLchオーディオデータは、音漏れ低減用乗算器9bに対しても分岐して供給される。
さらに、上記オーバーフロー防止用乗算器8bに供給されるRchオーディオデータは、音漏れ低減用乗算器9aに対しても分岐して供給される。
上記音漏れ低減用乗算器9aは、後述するRch基準信号(データ)の音漏れ比率1/Mに応じた利得をRchオーディオデータに乗算し、Rch基準信号を流したときのLchへの音漏れ量と等価の音漏れ消去信号(データ)を加算器11aへ供給する。
そして、上記音漏れ低減用乗算器9bは、こちらも後述するLch基準信号の音漏れ比率1/Mに応じた利得をLchオーディオデータに乗算し、Lch基準信号を流したときのRchへの音漏れ量と等価の音漏れ消去信号(データ)を加算器11aへ供給する。
なお、上記オーバーフロー防止用乗算器8a,8bは、デジタル領域でのオーバーフローが生じないようLch/Rchの各オーディオデータに、それぞれ後述する係数1−1/Mを乗算する。
つまり、Lch/Rchの各オーディオデータに、それぞれ音漏れ量を打ち消すための音漏れ消去信号を加算すると1+1/Mとなるため、デジタル領域でオーバーフローをおこす危険性がある。予め係数1−1/Mを乗算しておけば、Lch/Rchの各オーディオデータに音漏れ消去信号が加算された後の利得が1になるので、オーバーフローを防止することができる。
ここで、上記による説明では、便宜上、上記D−Block6の機能をハードウェアとして示したが、実際には、デジタル信号処理により上記各種の機能が実現されるものである。
増幅部25では、上記アナログアンプ12aと上記アナログアンプ12bとにより、Lchオーディオ信号およびRchオーディオ信号のそれぞれを増幅して出力する。増幅されたLchオーディオ信号は、抵抗RZLを介してオーディオ再生装置側のLch端子26aへ、Rchオーディオ信号は、抵抗RZRを介してオーディオ再生装置側のRch端子28aへそれぞれ供給される。
ここで、図1に示すヘッドフォン30に流されたLch/Rch両オーディオ信号は、Lch/Rch共通のヘッドフォン側のグランド端子27bへ帰還する。そして、上記ヘッドフォン側のグランド端子27bから、図2に示すオーディオ再生装置側のグランド端子27aへ供給される。
上記オーディオ再生装置側のグランド端子27aとアースの間には、例えばフェライトビーズなどとされる抵抗RZCが接続されている。
システムコントローラ2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備えたマイクロコンピュータで構成され、オーディオ再生装置100の全体制御を行う。
上記ROMには、動作プログラムや各種処理に用いる定数、固定情報が記憶される。
上記RAMは、ワーク領域やプログラムのロード領域に用いられたり、一時的な情報の蓄積に用いられる。
例えば、このシステムコントローラ2は、後述する操作部7からの操作入力に基づき、上述したメモリ部3に各種データの読出しを実行させる。また、操作部7からの操作入力に基づき、DSP5に音量調整等の音声信号処理を実行させる。
また、特に本実施の形態の場合、音漏れ低減のための処理も行うが、これについては後述する。
操作部7は、図示しない操作子等による入力デバイスであって、ユーザが各種操作入力やデータ入力を行う。操作部7で入力された情報は、システムコントローラ2に対して操作又はデータの入力情報として伝達される。システムコントローラ2は、この入力情報に基づき処理を実行する。
この操作部7には、例えば音量調整のための操作子などが備えられている。
また、特に本実施の形態の場合、この操作部7に設けられる操作子としては、音漏れ低減のための処理の開始を指示するための自動調整スイッチが備えられている。
ここで、これまでで説明したオーディオ再生装置100とヘッドフォン30によっては、3端子接続の形態が採られ、Lch/Rchの両チャンネルはグランド端子を共通にしており、ここに抵抗RCOMが接続されている。さらに、抵抗RZCがオーディオ再生装置側のグランド端子27aとアースの間に接続されている。そのため、上記ヘッドフォン30には、先に説明した図6同様に音漏れが発生することになる。
そこで、本実施の形態のオーディオ再生装置100では、このような音漏れを低減するために、先ずは、実際に生じる音漏れ量を計測するための手段を備える。具体的には、A/D変換器1bを備える。このA/D変換器1bは、抵抗RZRの両端電圧を計測するようにして備えられる。例えば、Lchに信号を流したときに、Rchに発生する音漏れ信号が抵抗RZRに生じさせる電圧を音漏れ量として計測することが出来る。
このように計測される音漏れ量に基づき、上記オーディオ再生装置100は音漏れ低減のための動作を行う。
以下、上記オーディオ再生装置100における音漏れ低減のための動作を説明していく。
なお、以下の説明においては、Lchにのみ基準信号(データ)を流したときの動作について例示する。また、このために音漏れ計測するA/D変換器については、A/D変換器1bのみが備えられているものとして示している。
まず、音漏れ低減のための動作は、ユーザが操作部7において自動調整スイッチを操作することにより開始する。この入力情報はシステムコントローラ2へと伝達される。
システムコントローラ2は、上記入力情報に基づいて、例えば自らが備えるROM等のメモリ内に格納されている1kHzの正弦波信号(データ)をLch基準信号としてDSP5へ供給し、Lchに出力する指示を行う。
DSP5において上記Lch基準信号は、D/A変換器10aにおいてアナログ変換され、増幅部25内のアナログアンプ12aに供給される。そして、上記アナログアンプ12aから抵抗RZLを介してオーディオ再生装置側のLch端子26aへ供給される。
そして、上記Lch基準信号は、図1に示すヘッドフォン30のLchに流れ、Rchに音漏れ信号L/Mを発生させる。このRchへの音漏れ信号L/Mが抵抗RZRに生じさせた電圧をA/D変換器1bが音漏れ量として計測する。
上記音漏れ量は、システムコントローラ2へ供給される。
システムコントローラ2は、上記音漏れ量と上記Lch基準信号とから、音漏れ比率1/Mを算出する処理を行う。そして、この音漏れ比率1/Mに応じた利得をD−Block6内の音漏れ低減用乗算器9bへ設定する。
このように上記音漏れ低減用乗算器9bに音漏れ比率1/Mに応じた利得が設定されれば、再生オーディオデータが流されたときに、Rchオーディオデータには、加算器11bでLchオーディオデータに上記音漏れ低減用乗算器9bに設定されている利得を乗算することによって算出されるRchへの音漏れ信号と等価のRch音漏れ消去信号Lcが加算される。そして、このRch音漏れ消去信号Lcが加算されたRchオーディオ信号は、図1に示すヘッドフォン30のRchへ流れることによりRchへの音漏れ信号L/Mと互いに信号を打ち消し合い、音漏れを低減することが出来る。
また、上記システムコントローラ2は、オーバーフロー防止用乗算器8bに、係数1−1/Mに応じた利得を設定する処理を行う。
このように上記オーバーフロー防止用乗算器8bに係数1−1/Mに応じた利得が設定されれば、上述したようにオーバーフローの防止がはかられる。
ここまで説明してきたように、本実施の形態のオーディオ再生装置100において音漏れ低減のための動作を行うことによって音漏れを低減することが出来る。
続いて、上記オーディオ再生装置100において行われる音漏れ低減のための動作を実現するために、システムコントローラ2が行う処理について、その一例を図3に示すフローチャートを参照して説明する。
なお、この図3に示す処理は、システムコントローラ2が例えば内蔵するROM等のメモリに格納されるプログラムに基づいて実行するものである。
図3において、まずステップF101では、自動調整スイッチON操作を監視する。
操作部7における自動調整スイッチによる操作入力があったとされた場合は、ステップF102に処理を進める。
ステップF102においては、Lchのみ基準信号の再生処理を実行する。
すなわち、システムコントローラ2内に格納されている、例えば1kHzの正弦波信号を音漏れ量計測のためのLchのみ基準信号として、DSP5へ供給し、これを出力させる指示を行う。
続くステップF103では、Rchの音漏れ量計測を実行する。
つまり、上記ステップF102においてDSP5へ供給したLch基準信号が出力されるのに応じては、抵抗RZRにRchの音漏れ信号に応じた電圧を生じさせ、これをA/D変換器1bが音漏れ量として計測するので、その計測値を取得する処理を実行するものである。
そして、ステップF104では、基準信号と、その音漏れ量から音漏れ比率を計算する処理を行う。
つまり、上記ステップF102においてDSP5へ供給したLch基準信号と、上記ステップF103においてA/D変換器1bより取得したRchの音漏れ量とから、音漏れの比率1/Mを算出する処理を実行する。
そして、ステップF105では、音漏れ低減用乗算器に1/Mを、オーバーフロー防止用乗算器に1−1/Mの係数を設定する処理を行う。
すなわち、上記ステップF104において算出した音漏れ比率1/Mに応じた利得を、音漏れ低減用乗算器9bに設定すると共に、オーバーフロー防止用乗算器8bに、係数1−1/Mに応じた利得を設定する。
なおこれまでは、説明の便宜上、Lchにのみ信号を流して、Rchに発生した音漏れを低減する例を示して説明してきたが、通常Lch/Rchの両chから音声出力を行うので、Lch/Rchの両chについて音漏れを低減することが要請される。
次の図4では、このように両chについて音漏れを低減出来る構成を示す。
なお、以下の説明ではRchに信号を流したときの音漏れ比率も1/Mとして説明していく。
図4に示すオーディオ再生装置100は、図2に示したオーディオ再生装置100にA/D変換器1aを追加したものであり、その他の構成は同様となる。
上記A/D変換器1aは、抵抗RZLに生じる電圧を計測するようにして備えられる。
Lch/Rchの双方chで低減するための動作としては、先ず、Lchに信号を流したときのRchへの音漏れ信号を低減するための係数(利得)の設定を先の説明と同様に行う。その上で、Rchについて音漏れ低減のための処理を行う。
Rch側の音漏れ低減のための動作としては、基準信号を、図1に示すヘッドフォン30のRchに流すことによってLchに発生する音漏れ信号を計測する。
つまり、Lchへの音漏れ信号が抵抗RZLに電圧を生じさせ、これをA/D変換器1aが音漏れ量として計測する。計測された音漏れ量は、システムコントローラ2へ供給される。
システムコントローラ2は、音漏れ量とRch基準信号とから、音漏れ比率1/Mを算出する処理を行う。この音漏れ比率1/Mに応じた利得をD−Block6内の音漏れ低減用乗算器9aへ設定する。
このように上記音漏れ低減用乗算器9aに音漏れ比率1/Mに応じた利得が設定されれば、再生オーディオデータが流されたときに、Lchオーディオデータには、加算器11aでRchオーディオデータに上記音漏れ低減用乗算器9aに設定されている利得を乗算することによって算出されるLchへの音漏れ信号と等価のLch音漏れ消去信号が加算される。そして、Lch音漏れ消去信号が加算されたLchオーディオ信号は、図1に示すヘッドフォン30のLchへ流れることによりLchへの音漏れ信号と互いに信号を打ち消し合い、Rchの音漏れを低減することが出来る。
また、上記システムコントローラ2は、オーバーフロー防止用乗算器8aに、係数1−1/Mに応じた利得を設定する処理を行う。
このように上記オーバーフロー防止用乗算器8aに係数1−1/Mに応じた利得が設定されれば、上述したようにオーバーフローの防止がはかられる。
なお、このように双方の音漏れを低減する場合にシステムコントローラ2が行うべき処理としては、まず、先の図3の処理を実行し、Lchについての係数設定を行う。その後、Rch側について図3と同様の処理を実行すればよい。
すなわち、Rchについて係数設定を行う処理としては、まず、Rchのみ基準信号をDSP5へ供給する。そして、このRchのみ基準信号を流すことにより抵抗RZLに生じたLchの音漏れ信号をA/D変換器1aが計測する。また、上記A/D変換器1aより取得した音漏れ量とRchのみ基準信号とから音漏れ比率1/Mを算出する。さらに、音漏れ比率1/Mに応じた利得を音漏れ低減用乗算器9aに設定し、オーバーフロー防止用乗算器8aに、係数1−1/Mに応じた利得を設定する。
上述してきたように、本実施の形態では、Lch/Rchの両chに信号を流すことによって実際にLch/Rchの両chに発生する音漏れ量を計測することができる。そして、この計測した音漏れ量から音漏れ比率を算出して各乗算器へ設定する。
このような、本実施の形態の音漏れ低減のための処理動作は、先ずその開始指示をユーザが操作部7より行い、後は自動で処理が実行される。そして、計測された音漏れ量と等価の音漏れ消去信号がLch/Rch両chの信号へ加算され、Lch/Rchの両chに流されることで音漏れ量と音漏れ消去信号が互いに打ち消し合い、音漏れが低減できる。つまり、あらゆるヘッドフォンで音漏れを適正に低減でき、延長コードを使用した場合などでも音漏れを適正に低減出来るので、従来のようにユーザが使用するヘッドフォンや延長コードを使用した場合の音漏れ比率を、設定されている複数の音漏れ比率の中から選択する煩わしさが解消される。
また、本実施の形態においても、音漏れ低減のための処理を行うときに、積和演算処理をD−Block6においてデジタル処理で行うことが出来るので、新たにアナログアンプ部等の素子を追加する必要がない。そのため、アナログ素子を追加することによって部品コストの増大、追加素子(回路)分の消費電力の増大や回路規模の増大を招くといった問題はなくなる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、これまで説明してきた具体例にとらわれるものではない。
例えば、本実施の形態ではオーディオ再生装置100を再生専用装置とする場合を例示したが、記録可能に構成することも出来る。記録が可能な場合、外部からの入力端子が備えられ、その入力端子からの入力音声信号をメモリ部3に記録することが可能な場合がある。そして、その場合、入力端子からの音声信号をA/D変換するA/D変換器が備えられることになる。
ここで、本実施の形態では、先の説明から理解されるように、音漏れを計測するためのA/D変換器を備える必要があるものとされるが、上記のような記録も可能な装置とされ、元々録音用のA/D変換器が備えられる場合には、このA/D変換器を音漏れ計測用として共用することも出来る。
図5は、このようにしてA/D変換器を共有するオーディオ再生装置のブロック図である。この図5では、主に図4に示したオーディオ再生装置100に対して追加されるべき構成のみを抽出して示している。なお、図5において、すでに先の図2、図4にて説明した部分については同一の符号を付して説明を省略する。
先ず、この場合のオーディオ再生装置には、入力端子(オーディオ再生装置側のLrec−in端子31a、オーディオ再生装置側のRrec−in端子32a)が備えられ、外部からの音声信号を入力することができる。例えばこれら端子31a、32aに対しては、図示するようにしてマイクロフォンのL/R端子を接続できる。なお、この場合、マイクロフォン側のL端子はLrec−in31bと示し、マイクロフォン側のR端子はRrec−in32bと示している。
また、この場合のオーディオ再生装置に対しては、上記オーディオ再生装置側のLrec−in端子31a、オーディオ再生装置側のRrec−in端子32aからの入力に基づくオーディオデータを記録するための記録系の回路も設けられている(図示せず)。この記録系の回路は、供給されたオーディオデータを先の図4に示したメモリ部3に対して記録する。
そして、この場合のオーディオ再生装置に対しては、先の図4のオーディオ再生装置100に追加されるべき構成として、図示するスイッチSW−Lin、スイッチSW−Rin、スイッチSW−Lout、スイッチSW−Routが備えられる。
これらスイッチSW−Lin、スイッチSW−Rin、スイッチSW−Lout、スイッチSW−Routの各スイッチは、端子t1に対し端子t2、端子t3を択一的に選択可能なスイッチである。
先ず、スイッチSW−Linにおいては、端子t3がオーディオ再生装置側のLrec−in端子31aに対して接続されている。また、スイッチSW−Linの端子t2が、抵抗RZLを介してオーディオ再生装置側のLch端子26aに対して接続されている。そして、スイッチSW−Linの端子t1が、A/D変換器1aに対して接続されている。
A/D変換器1aに対しては、スイッチSW−Loutの端子t1が接続されている。この、スイッチSW−Loutの端子t3の出力は上述した記録系の回路へ供給され、端子t2の出力はシステムコントローラ2に供給される。
また、スイッチSW−Rinの端子t3が、オーディオ再生装置側のRrec−in端子32aに対して接続されている。そして、スイッチSW−Rinの端子t2が、抵抗RZRを介してオーディオ再生装置側のRch端子28aに対して接続されている。さらに、スイッチSW−Rinの端子t1が、A/D変換器1bに対して接続されている。
A/D変換器1bに対しては、スイッチSW−Routの端子t1が接続されている。また、スイッチSW−Loutの端子t3の出力は記録系の回路へ供給され、端子t2の出力はシステムコントローラ2に供給される。
この場合、オーディオ再生装置側のLrec−in端子31a、オーディオ再生装置側のRrec−in端子32aからの入力信号の記録時に対応しては、システムコントローラ2が制御を行ってスイッチSW−Lin、スイッチSW−Rinにおいて端子t1に対して端子3を選択させる。これにより、A/D変換器1a,1bは、入力オーディオ信号をオーディオデータへ変換する。また、これと共に記録時には、上記システムコントローラ2の制御により、スイッチSW−Lout、スイッチSW−Routにおいて端子t1に対して端子3を選択させる。これにより、上記オーディオデータを記録系の回路へ供給することができる。
また、オーディオ再生装置側のLch端子26a、オーディオ再生装置側のRch端子28aからの音漏れ信号に対して音漏れ低減のための動作を行う場合に対応しては、システムコントローラ2が制御を行ってスイッチSW−Lin、スイッチSW−Rinにおいて端子t1に対して端子2を選択させる。これにより、A/D変換器1a,1bは、抵抗RZL、抵抗RZRに生じる電圧を音漏れ量として計測することができる。また、これと共に音漏れ計測時には、上記システムコントローラ2の制御により、スイッチSW−Lout、スイッチSW−Routにおいて端子t1に対して端子2を選択させる。これにより、上記A/D変換器1a,1bが計測した音漏れ量を上記システムコントローラ2に供給することができる。
このように、スイッチSW−Lin、スイッチSW−Lout、スイッチSW−Rin、スイッチSW−Routを設けたことで、A/D変換器1a,1bを記録時と音漏れ計測時で共有することが出来る。
上述したような、記録可能なオーディオ再生装置であれば、予めA/D変換器は備えられているので、音漏れ量を計測するにあたり、新たにA/D変換器を設ける必要はなく、抵抗RZL、抵抗RZRとスイッチSW−Lin、スイッチSW−Lout、スイッチSW−Rin、スイッチSW−Routを追加して設けるだけでよい。
これら、A/D変換器1a,1bは、比較的高価で、且つ、そのサイズも比較的大型であることから、予め備えられているA/D変換器1a,1bを共用することで、コストを抑えることができ、回路の実装スペースの拡大防止も図られる。
ここで、先の図4に示した本実施の形態のオーディオ再生装置100においては、音漏れを低減させるための処理を開始する場合、ユーザが音漏れ低減のための処理を開始する操作入力を操作部7より行って、その入力情報に基づいてシステムコントローラ2が音漏れ低減のための処理を開始していた。
この手法以外にも、オーディオ再生装置100の端子の接続部にメカスイッチ等の検出部を備え、図1に示したヘッドフォン30の3端子が接続されたか否かの検出を行い、その検出結果に基づいて自動的に開始するようにしてもよい。
つまり、本実施の形態のオーディオ再生装置100とヘッドフォン30が3端子接続される接続部において、オーディオ再生装置100側の接続部に検出部を設けて、ヘッドフォン30の3端子がオーディオ再生装置100の3端子に接続されると、この接続部が端子の接続を検出し、その検出信号をシステムコントローラ2へ供給するように構成する。この場合のシステムコントローラ2においては、上記検出部からの検出信号に基づき、ヘッドフォン30の3端子がオーディオ再生装置100の3端子に接続されているか、接続されていないかの判別を行う。そして、接続されていると判別された場合に、音漏れを低減させるための処理を開始するものである。
また、このように検出部からの検出信号に基づき開始する以外にも、電源がONとなったタイミングで音漏れを低減させるための処理を開始するものとしてもよい。
また、これまでの説明では、図1に示したヘッドフォン30が図4に示したオーディオ再生装置100に対して直接的に接続される場合について説明したが、例えば以下のようにして、ヘッドフォン30がオーディオ再生装置100に対して直接的に接続されない場合も考えられる。
例えば近年では、オーディオ再生機能100を有する携帯電話機が普及しているが、このように携帯電話機を用いてオーディオ再生を行う場合、ヘッドフォン30としては、携帯電話機のヘッドフォンジャックに対して直接的に接続されず、例えば携帯電話機とブルートゥース(Bluetooth)などの無線通信によりデータ通信が可能とされた音声出力ユニットに対して接続されて用いられることがある。つまりこの場合、携帯電話機から再生されたオーディオデータは無線により上記出力ユニットに対して送信された後、この出力ユニットに対して接続されたヘッドフォン30から出力されることになる。このようなオーディオ再生形態とすることで、例えばユーザは携帯電話機を鞄などの中に入れたままとし、比較的小型な上記出力ユニットのみをヘッドフォンを装着できる範囲内で携帯すればよいものとすることができる。
そして、このようなオーディオ再生形態とされる場合においても、上記出力ユニットとヘッドフォン30とが3端子接続される場合には、先に例示したものと同様の音漏れが生じる可能性がある。その場合としても、音漏れ低減を図るとした場合には、携帯電話機本体の制御部(マイクロコンピュータなど)が、先に例示したものと同様の音漏れ低減のための処理を実行すればよい。
但しこの場合、音漏れ量の計測のためのA/D変換器1a,1b(計測手段)は、上記出力ユニット内において、L/Rの出力端子の前段に備えられるべき抵抗(抵抗RZL,抵抗RZRに相当)の両端電圧を検出するようにして備えられるべきものとなる。
また、計測のために出力すべき基準信号は、例えばブルートゥースなどの無線通信部を介して上記出力ユニットに対して送信して出力させるようにする。
なお、音漏れ比率に応じた係数の設定は、先に述べた具体例と同様に、本体側に設けられたD−Block6内の音漏れ低減用乗算器9a,9bおよびオーバーフロー防止用乗算器8a,8bに対して行うようにしておけばよい。これによって上記出力ユニットに対しては低減処理の施されたオーディオデータを供給でき、先の具体例の場合と同様に音漏れの低減を図ることができる。
また、本実施の形態では、音漏れ量を計測するための基準信号を1kHzの正弦波信号としてシステムコントローラ2内に格納していた。
しかし、この基準信号は1kHzの正弦波信号以外でもよい。
また、基準信号をシステムコントローラ2内ではなく、メモリ部3に格納するなど、基準信号の格納場所は限定されるものではない。
さらに、基準信号を予め格納していなくても、信号発生器などで随時生成することも可能である。
また、本実施の形態では、Lchの次にRchに基準信号を流して音漏れ低減のための処理を行う例を説明したが、この順番を逆にしてRchの次にLchに基準信号を流して音漏れ低減のための処理を行ってもよい。
また、本実施の形態では、Lch/Rchの片側ずつ順番に基準信号を流して音漏れ低減のための処理を行う例を説明したが、Lch/Rchの両ch同時に基準信号を流して音漏れ低減のための処理を行ってもよい。その場合は、Lch/Rchの両chに流す基準信号の周波数をそれぞれ別々の周波数として流すようにすればよい。
例えば、Lch基準信号を100Hzとし、Rch基準信号を1kHzとして同時に流したとする。このときLch側では、Lchに流れる基準信号(周波数100Hz)にRchからの音漏れ信号(周波数1kHz)が重畳した信号が得られることになる。そこで、例えば、周波数分離器などを用いてRchからの音漏れ信号(周波数1kHz)のみを抽出(分離)し、これをLchへの音漏れ量として用いる。
また、同様にRch側においては、Rchに流れる基準信号(周波数1kHz)にLchからの音漏れ信号(周波数100Hz)が重畳した信号が得られることになるので、Lchからの音漏れ信号(周波数100Hz)のみを抽出(分離)して、Rchの音漏れ量として用いるものとすればよい。
例えば、このようにして、Lch/Rchの両chに流す基準信号の周波数を別々の周波数としておくことで、Lch/Rchの両chを同時に流しても音漏れ量を適切に計測出来る。
また、図4に示したオーディオ再生装置100においては、Lch/Rchの片側ずつ、それぞれ音漏れ比率を算出していた。
しかし、Lch/Rchの両chのうち、どちらか一方のみの音漏れ比率を算出して、その音漏れ比率を代表値とし、他方のchの音漏れ比率に設定することも出来る。
つまり、どちらか一方のchのみに基準信号を流して、実際に他方のchに発生した音漏れ信号を音漏れ量として計測し、音漏れ比率を算出する。この算出された音漏れ比率を代表値として、基準信号を流して実際に音漏れ比率を算出していない側のchの音漏れ比率として採用するものである。
また、上述したように代表値を設定した後、この代表値を設定した方のchにおいて、音漏れ比率の再設定を行うようにしてもよい。
つまり、この代表値を設定した方のchにおいて、実際に計測した音漏れ信号を基に音漏れ比率を算出し、代表値として設定している音漏れ比率との差分を埋めて、音漏れ比率を再設定するものである。
本発明における実施の形態としてのオーディオ再生システムの内部構成について示したブロック図である。 実施の形態のオーディオ再生装置の片chのみの内部構成について示したブロック図である。 実施の形態としての動作を実現するための処理動作について示したフローチャートである。 実施の形態のオーディオ再生装置の内部構成について示したブロック図である。 実施の形態の変形例のオーディオ再生装置の内部構成について示したブロック図である。 従来例のオーディオ再生装置とヘッドフォンの内部構成について示したブロック図である。 従来の他の例のオーディオ再生装置とヘッドフォンの内部構成について示したブロック図である。 従来のさらに他の例のオーディオ再生装置とヘッドフォンの内部構成について示したブロック図である
符号の説明
1a,1b A/D変換器、2 システムコントローラ、3 メモリ部(フラッシュメモリ)、4 デコーダ、5 DSP、6 D−Block、7 操作部、8a,8b,17a,17b オーバーフロー防止用乗算器、9a,9b,16a,16b 音漏れ低減用乗算器、12a,12b,13a,13b,14a,14b,15a,15b,21a,21b アナログアンプ、10a,10b,19a,19b D/A変換器、11a,11b,18a,18b 加算器、25 増幅部、26a オーディオ再生装置側のLch端子、26b ヘッドフォン側のLch端子、27a オーディオ再生装置側のグランド端子、27b ヘッドフォン側のグランド端子、28a オーディオ再生装置側のRch端子、28b ヘッドフォン側のRch端子、30 ヘッドフォン、31a オーディオ再生装置側のLrec−in端子、31b マイクロフォン側のLrec−in端子、32a オーディオ再生装置側のRrec−in端子、32b マイクロフォン側のRrec−in端子、100 オーディオ再生装置

Claims (9)

  1. 第1チャンネルオーディオ信号の入力端子と、第2チャンネルオーディオ信号の入力端子と、上記第1チャンネルオーディオ信号および上記第2チャンネルオーディオ信号に対して共通の接地端子とを備える3極端子と、上記第1チャンネルオーディオ信号の入力端子に接続され上記第1チャンネルオーディオ信号を出力する第1出力ユニットと、上記第2チャンネルオーディオ信号の入力端子に接続され上記第2チャンネルオーディオ信号を出力する第2出力ユニットと、を備えるオーディオ信号出力装置と接続されるオーディオ再生装置であって、
    上記オーディオ信号出力装置と上記3極端子を介して接続するための接続手段と、
    第1チャンネルオーディオデータおよび第2チャンネルオーディオデータを含むオーディオコンテンツデータを記憶する記憶手段と、
    上記オーディオコンテンツデータを再生する再生手段と、
    上記再生手段により再生された上記オーディオコンテンツデータに含まれる上記第1チャンネルオーディオデータを上記第1チャンネルオーディオ信号に変換する第1の変換手段と、
    上記再生手段により再生された上記オーディオコンテンツデータに含まれる上記第2チャンネルオーディオデータを上記第2チャンネルオーディオ信号に変換する第2の変換手段と、
    上記第1チャンネルオーディオ信号を上記第1出力ユニットによって出力することによる上記第2出力ユニットにおける音漏れ量、または、上記第2チャンネルオーディオ信号を上記第2出力ユニットによって出力することによる上記第1出力ユニットにおける音漏れ量の、少なくとも何れかを計測する計測手段と、
    を備えたことを特徴とするオーディオ再生装置。
  2. 上記計測手段の計測結果に基づいて上記第2チャンネルオーディオデータを低減した第2低減オーディオデータを上記第1チャンネルオーディオデータに加算する為の処理、または、上記計測手段の計測結果に基づいて上記第1チャンネルオーディオ信号を低減した第1低減オーディオデータを上記第2チャンネルオーディオデータに加算する為の処理、の少なくとも何れかを自動音漏れ低減調整処理として実行する制御手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ再生装置。
  3. 上記計測手段は、
    上記接続手段における上記第1チャンネルオーディオ信号の出力端子に得られるオーディオ信号または上記接続手段における上記第2チャンネルオーディオ信号の出力端子に得られるオーディオ信号を入力可能なA/D変換器を備え、上記第2出力ユニットにおける音漏れ量または上記第1出力ユニットにおける音漏れ量を上記A/D変換器により計測する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のオーディオ再生装置。
  4. さらに、外部からのオーディオ信号を入力する入力端子を備え、
    上記計測手段における上記A/D変換器は、上記入力端子からのオーディオ信号も入力可能に構成される、
    ことを特徴とする請求項3に記載のオーディオ再生装置。
  5. 上記制御手段は、所定の操作に基づいて、上記自動音漏れ低減調整処理を実行することを特徴とする請求項2に記載のオーディオ再生装置。
  6. 上記制御手段は、電源がONになったことに応じて上記自動音漏れ低減調整処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ再生装置。
  7. さらに上記接続手段に対する上記3極端子の接続を検出する接続検出手段を備え、
    上記制御手段は、
    上記接続検出手段の検出結果に基づき上記自動音漏れ低減調整処理を行うことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ再生装置。
  8. 上記制御手段は、上記自動音漏れ低減調整処理として、
    計測用オーディオデータを上記第1の変換手段に供給して上記計測用オーディオデータに基づく計測用オーディオ信号を上記第1出力ユニットにより出力させ、これに応じ上記計測手段により計測される上記第2出力ユニットにおける音漏れ量を取得し、この取得した音漏れ量に基づいて上記第2チャンネルオーディオデータを低減した第2低減オーディオデータを上記第1チャンネルオーディオデータに加算する為の処理、または、上記計測用オーディオデータを上記第2の変換手段に供給して上記計測用オーディオデータに基づく計測用オーディオ信号を上記第2出力ユニットにより出力させ、これに応じ上記計測手段により計測される上記第1出力ユニットにおける音漏れ量を取得し、この取得した音漏れ量に基づいて上記第1チャンネルオーディオデータを低減した第1低減オーディオデータを上記第2チャンネルオーディオデータに加算する為の処理、の少なくとも一方を実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のオーディオ再生装置。
  9. 第1チャンネルオーディオ信号の入力端子と、第2チャンネルオーディオ信号の入力端子と、上記第1チャンネルオーディオ信号および上記第2チャンネルオーディオ信号に対して共通の接地端子とを備える3極端子と、上記第1チャンネルオーディオ信号の入力端子に接続され上記第1チャンネルオーディオ信号を出力する第1出力ユニットと、上記第2チャンネルオーディオ信号の入力端子に接続され上記第2チャンネルオーディオ信号を出力する第2出力ユニットを備えるオーディオ信号出力装置と接続されるオーディオ再生装置として、上記オーディオ信号出力装置と上記3極端子を介して接続するための接続手段と、第1チャンネルオーディオデータおよび第2チャンネルオーディオデータを含むオーディオコンテンツデータを記憶する記憶手段と、上記オーディオコンテンツデータを再生する再生手段と、上記再生手段により再生された上記オーディオコンテンツデータに含まれる上記第1チャンネルオーディオデータを上記第1チャンネルオーディオ信号に変換する第1の変換手段と、上記再生手段により再生された上記オーディオコンテンツデータに含まれる上記第2チャンネルオーディオデータを上記第2チャンネルオーディオ信号に変換する第2の変換手段と、上記第1チャンネルオーディオ信号を上記第1出力ユニットによって出力することによる上記第2出力ユニットにおける音漏れ量、または、上記第2チャンネルオーディオ信号を上記第2出力ユニットによって出力することによる上記第1出力ユニットにおける音漏れ量の、少なくとも何れかを計測する計測手段と、制御手段と、を備えるオーディオ再生装置において実行されるべきプログラムであって、
    上記計測手段の計測結果に基づいて上記第2チャンネルオーディオデータを低減した上記第2低減オーディオデータを上記第1チャンネルオーディオデータに加算する為の処理、または、上記計測手段の計測結果に基づいて上記第1チャンネルオーディオデータを低減した上記第1低減オーディオデータを上記第2チャンネルオーディオデータに加算する為の処理、の少なくとも何れかを上記自動音漏れ低減調整処理として上記制御手段に実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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