JP2008095081A - 粘着剤付き光学フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光学フィルムの少なくとも片面に粘着剤層を形成して粘着剤付き光学フィルムとする。その粘着剤層は、(A)(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位を主成分とし、さらに水酸基含有単量体由来の構造単位を含み、重量平均分子量が500,000〜2,000,000である第一のアクリル樹脂を含有し、水酸基含有単量体由来の構造単位の量が樹脂全体100重量部に対して0.5〜10重量部であるアクリル樹脂;(B)ピリジニウムカチオンを含む化合物;及び(C)架橋剤を含有する組成物から形成する。
【選択図】なし
Description
(式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は、それぞれ炭素数1〜10のアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜14のアルキル基又はアラルキル基を表す)
で示される(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位を主成分とし、さらに、分子内に1個のオレフィン性二重結合と少なくとも1個の水酸基を有する不飽和単量体に由来する構造単位を含み、重量平均分子量が 500,000〜2,000,000 である第一のアクリル樹脂を含有し、前記水酸基を有する不飽和単量体に由来する構造単位の量が、樹脂全体100重量部に対して 0.5〜10重量部であるアクリル樹脂、
(B)下式(II)
(式中、R3〜R7の一つは炭素数1〜6のアルキル基を表し、残りはそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜6のアルキル基を表し、R8は炭素数1〜12のアルキル基を表す)
で示されるピリジニウム系カチオンを含むイオン性化合物、及び
(C)架橋剤
N−ブチル−4−ブチルピリジニウムカチオン、
N−ブチル−2,4−ジエチルピリジニウムカチオン、
N−ブチル−2−ヘキシルピリジニウムカチオン、
N−ヘキシル−2−ブチルピリジニウムカチオン、
N−ヘキシル−4−メチルピリジニウムカチオン、
N−ヘキシル−4−エチルピリジニウムカチオン、
N−ヘキシル−4−ブチルピリジニウムカチオンなど。
ブロマイドアニオン〔Br-〕、
ヨーダイドアニオン〔I-〕、
テトラクロロアルミネートアニオン〔AlCl4 -〕、
ヘプタクロロジアルミネートアニオン〔Al2Cl7 -〕、
テトラフルオロボレートアニオン〔BF4 -〕、
ヘキサフルオロホスフェートアニオン〔PF6 -〕、
パークロレートアニオン〔ClO4 -〕、
ナイトレートアニオン〔NO3 -〕、
アセテートアニオン〔CH3COO-〕、
トリフルオロアセテートアニオン〔CF3COO-〕、
メタンスルホネートアニオン〔CH3SO3 -〕、
トリフルオロメタンスルホネートアニオン〔CF3SO3 -〕、
ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドアニオン〔(CF3SO2)2N-〕、
トリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタニドアニオン〔(CF3SO2)3C-〕、
ヘキサフルオロアーセネートアニオン〔AsF6 -〕、
ヘキサフルオロアンチモネートアニオン〔SbF6 -〕、
ヘキサフルオロニオベートアニオン〔NbF6 -〕、
ヘキサフルオロタンタレートアニオン〔TaF6 -〕、
(ポリ)ハイドロフルオロフルオライドアニオン〔F(HF)n -〕(nは1〜3程度)、
ジシアナミドアニオン〔(CN)2N-〕、
パーフルオロブタンスルホネートアニオン〔C4F9SO3 -〕、
ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミドアニオン〔(C2F5SO2)2N-〕、
パーフルオロブタノエートアニオン〔C3F7COO-〕、
(トリフルオロメタンスルホニル)(トリフルオロメタンカルボニル)イミドアニオン〔(CF3SO2)(CF3CO)N-〕など。
N−ブチル−2−ヘキシルピリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
N−ヘキシル−4−メチルピリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
N−メチル−4−ヘキシルピリジニウム ヘキサフルオロホスフェート、
N−ブチル−2−ヘキシルピリジニウム ヘキサフルオロホスフェート、
N−ヘキシル−4−メチルピリジニウム ヘキサフルオロホスフェート、
N−メチル−4−ヘキシルピリジニウム パークロレート、
N−ブチル−2−ヘキシルピリジニウム パークロレート、
N−ヘキシル−4−メチルピリジニウム パークロレートなど。
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、メルカプトプロピル基含有のコポリマー;
メルカプトメチルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
メルカプトメチルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
メルカプトメチルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、メルカプトメチル基含有のコポリマー;
3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロキシイルオプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、メタクリロイルオキシプロピル基含有のコポリマー;
3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、アクリロイルオキシプロピル基含有のコポリマー;
ビニルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、ビニル基含有のコポリマー;
3−アミノプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
の如き、アミノ基含有のコポリマーなど。
冷却管、窒素導入管、温度計及び攪拌機を備えた反応器に、酢酸エチル 81.8部、アクリル酸ブチル99.0部、及びアクリル酸4−ヒドロキシブチル1.0部の混合溶液を仕込み、窒素ガスで装置内の空気を置換して酸素不含としながら、内温を55℃に上げた。その後、アゾビスイソブチロニトリル(重合開始剤) 0.14部を酢酸エチル10部に溶かした溶液を全量添加した。開始剤添加1時間後に、単量体を除くアクリル樹脂の濃度が35%になるよう、添加速度17.3部/hr で酢酸エチルを連続的に反応器に添加しながら、内温54〜56℃で12時間保温し、最後に酢酸エチルを添加して、アクリル樹脂の濃度が20%となるように調節した。得られたアクリル樹脂は、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量Mw が 1,790,000、Mw/Mn が5.5であった。これをアクリル樹脂A1とする。アクリル樹脂A1中の水酸基含有単量体であるアクリル酸4−ヒドロキシブチルに由来する構造単位は1%である。
単量体組成を、アクリル酸ブチル98.8部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル1.0部及びアクリル酸 0.2部に変更した以外は、重合例1と同様にしてアクリル樹脂溶液を得た。得られたアクリル樹脂は、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量Mw が
1,470,000、Mw/Mnが4.2であった。これをアクリル樹脂A2とする。アクリル樹脂A2中の水酸基含有単量体であるアクリル酸2−ヒドロキシエチルに由来する構造単位は1%であり、またカルボキシル基含有単量体であるアクリル酸に由来する構造単位は 0.2%である。
単量体組成を、アクリル酸ブチル98.9部及びアクリル酸1.1部に変更した以外は、重合例1と同様にしてアクリル樹脂溶液を得た。得られたアクリル樹脂は、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量Mw が 1,670,000、Mw/Mn が4.4であった。これをアクリル樹脂A3とする。アクリル樹脂A3中のカルボキシル基含有単量体であるアクリル酸に由来する構造単位は 1.1%であり、またこの樹脂は水酸基含有単量体に由来する構造単位を含んでいない。
重合例1で用いたのと同じ反応器に、酢酸エチル222部、アクリル酸ブチル35部、メタクリル酸ブチル44部、アクリル酸メチル20部及びアクリル酸2−ヒドロキシエチル1部を仕込み、窒素ガスで反応器内の空気を置換した後、内温を75℃に上げた。アゾビスイソブチロニトリル(重合開始剤)0.55部を酢酸エチル12.5部に溶かした溶液を全量添加した後、内温を69〜71℃に保ちながら8時間保温し、反応を完結した。得られたアクリル樹脂は、GPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量Mw が 90,000 であった。これをアクリル樹脂A4とする。
コロネートL:トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体の酢酸エチル溶液(固形分濃度75%)、日本ポリウレタン工業(株)から入手、後掲の表1では、この化合物を「Cor-L」 と略記する。
タケネート D110N:キシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体の酢酸エチル溶液(固形分濃度75%)、三井化学ポリウレタン(株)から入手、後掲の表1では、この化合物を「D110N」 と略記する。
TAZM:トリメチロールプロパン トリ−β−アジリジニルプロピオネート(液体)、相互薬工(株)から入手。
X-41-1805 :メルカプト基を有するシランオリゴマー(液体)、信越化学工業(株)から入手。
(a)粘着剤の製造
重合例1で得たアクリル樹脂A1若しくは重合例2で得たアクリル樹脂A2をそれぞれ単独で、又は重合例3で得たアクリル樹脂A3と重合例4で得たアクリル樹脂A4とを表1に示す不揮発分の重量比率で混合して、酢酸エチル溶液とした。得られた溶液の不揮発分100部に対し、上に示したイオン性の化合物1〜化合物3、架橋剤“コロネートL”、“タケネート D110N”又は“TAZM”、及びシラン化合物“X-41-1805 ”を、それぞれ表1に示す割合で混合し、粘着剤組成物を調製した。ただし、表1中、架橋剤“コロネートL”及び“タケネート D110N”の配合量(部)は、固形分の量である。
上の各粘着剤組成物を、離型処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名“PET 3811”、リンテック(株)から入手;セパレーターと呼ぶ)の離型処理面に、アプリケーターを用いて乾燥後の厚さが25μm となるように塗布し、90℃で1分間乾燥させ、シート状の粘着剤を得た。次いで、ヨウ素が吸着配向したポリビニルアルコール偏光子の両面をトリアセチルセルロースからなる保護フィルムで挟んだ3層構造の偏光フィルムの片面に、上で得たシート状粘着剤のセパレーターと反対側の面(粘着剤面)をラミネーターにより貼り合わせたのち、温度23℃、相対湿度65%の条件で10日間熟成させて、粘着剤付き偏光フィルムを得た。
得られた粘着剤付き偏光フィルムのセパレーターを剥離した際に、粘着剤の表面抵抗値を表面固有抵抗測定装置〔三菱化学(株)製の“Hirest-up MCP-HT450 ”(商品名)〕にて測定し、帯電防止性を評価した。表面抵抗値が1011Ω/□オーダー又はそれ以下であれば、良好な帯電防止性が得られる。
上記(b)で作製した粘着剤付き偏光フィルムからセパレーターを剥がした後、その粘着剤面を液晶セル用ガラス基板〔コーニング社製の“1737”(商品名)〕の両面にクロスニコルとなるように貼着し、光学積層体を作製した。この光学積層体につき、温度80℃の乾燥条件下で96時間保管する耐熱試験を行った後、白ヌケの発現状態を目視で観察した。また、温度80℃の乾燥条件下で300時間保管する耐熱試験を行った場合と、温度60℃、相対湿度90%で300時間保管する耐湿熱試験を行った場合と、70℃に加熱した状態から−30℃に降温し、次いで70℃に昇温する過程を1サイクル(1時間)として、これを100サイクル繰り返す耐ヒートショック試験を行った場合のそれぞれについて、試験後の光学積層体を目視で観察した。結果を以下の基準で分類し、表2にまとめた。
一方の偏光フィルム側から光を入射させたときの白ヌケの発現状態を、以下の4段階で評価した。
○:白ヌケがほとんど目立たない。
△:白ヌケがやや目立つ。
×:白ヌケが顕著に認められる。
これらの評価は、以下の4段階で行った。
○:浮き、剥れ、発泡等の外観変化がほとんどみられない。
△:浮き、剥れ、発泡等の外観変化がやや目立つ。
×:浮き、剥れ、発泡等の外観変化が顕著に認められる。
リワーク性の評価は次のように行った。まず、前記の粘着剤付き偏光フィルムを25mm×150mmの大きさの試験片に裁断した。次に、この試験片をその粘着剤側で、貼付装置〔富士プラスチック機械(株)製の“ラミパッカー”(商品名)〕を用いて液晶セル用ガラス基板に貼り付け、50℃、5kg/cm2(490.3kPa )で20分間オートクレーブ処理を行った。次に70℃で2時間加熱処理し、引き続き50℃のオーブン中にて48時間保管した後、温度23℃、相対湿度50%の雰囲気中にて、この貼着試験片から偏光フィルムを300mm/分の速度で180°方向に剥離し、ガラス板表面の状態を観察して、以下の基準で分類した。結果を、併せて表2に示した。
○:ガラス板表面に曇り等がほとんど認められない。
△:ガラス板表面に曇り等が認められる。
×:ガラス板表面に粘着剤の残りが認められる。
Claims (11)
- 光学フィルムの少なくとも片面に粘着剤層が形成されてなる粘着剤付き光学フィルムであって、該粘着剤層は、
(A)下式(I)
(式中、R1は水素原子又はメチル基を表し、R2は、それぞれ炭素数1〜10のアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜14のアルキル基又はアラルキル基を表す)
で示される(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位を主成分とし、さらに、分子内に1個のオレフィン性二重結合と少なくとも1個の水酸基を有する不飽和単量体に由来する構造単位を含み、重量平均分子量が 500,000〜2,000,000 である第一のアクリル樹脂を含有し、前記水酸基を有する不飽和単量体に由来する構造単位の量が、樹脂全体100重量部に対して 0.5〜10重量部であるアクリル樹脂、
(B)下式(II)
(式中、R3〜R7の一つは炭素数1〜6のアルキル基を表し、残りはそれぞれ独立に水素又は炭素数1〜6のアルキル基を表し、R8は炭素数1〜12のアルキル基を表す)
で示されるピリジニウム系カチオンを含むイオン性化合物、及び
(C)架橋剤
を含有する組成物から形成されていることを特徴とする粘着剤付き光学フィルム。 - 第一のアクリル樹脂を構成する(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位は、アクリル酸ブチル由来の単位を含む請求項1に記載の粘着剤付き光学フィルム。
- アクリル樹脂(A)は、前記第一のアクリル樹脂に加えて、前記式(I)で示される
(メタ)アクリル酸エステルに由来する構造単位を主成分とし、重量平均分子量が50,000〜300,000 である第二のアクリル樹脂を含有する請求項1又は2に記載の粘着剤付き光学フィルム。 - イオン性化合物(B)は、そのアニオンがフッ素原子を含む請求項1〜3のいずれかに記載の粘着剤付き光学フィルム。
- アニオンは、ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド又はヘキサフルオロホスフェートである請求項4に記載の粘着剤付き光学フィルム。
- イオン性化合物(B)は、アクリル樹脂(A)100重量部に対して 0.1〜10重量部の割合で存在する請求項1〜5のいずれかに記載の粘着剤付き光学フィルム。
- 架橋剤(C)は、イソシアネート系化合物である請求項1〜6のいずれかに記載の粘着剤付き光学フィルム。
- 架橋剤(C)は、トリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネートにポリオールを反応せしめたアダクト体、トリレンジイソシアネートの二量体、及びトリレンジイソシアネートの三量体からなる群より選ばれる請求項7に記載の粘着剤付き光学フィルム。
- 粘着剤層を形成する組成物は、さらにシラン系化合物を含有する請求項1〜8のいずれかに記載の粘着剤付き光学フィルム。
- 光学フィルムは、偏光フィルム及び位相差フィルムから選ばれる請求項1〜9のいずれかに記載の粘着剤付き光学フィルム。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の粘着剤付き光学フィルムが、その粘着剤層側でガラス基板に積層されてなることを特徴とする光学積層体。
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