JP2008093713A - 金属管の拡管方法、それに用いる拡管冶具、及びそれに用いる潤滑油 - Google Patents
金属管の拡管方法、それに用いる拡管冶具、及びそれに用いる潤滑油 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】金属管1の内側に内径より大きい外径を有する拡管冶具2を強制的に挿入して外径を拡張させる金属管1の拡管方法である。拡管冶具2としては、本体部21と本体部21の外周表面20にダイヤモンドライクカーボン処理により形成された表面処理層を有し、表面処理層が、炭素単体、あるいは、炭素と水素の化合物、あるいは、炭素と水素と第3元素(窒素、ボロン、フッ素、チタン、タングステン、クロム、シリコンのうち1種又は2種以上)との化合物よりなる拡管冶具2を用いる。金属管1と拡管冶具2との間を潤滑する潤滑油としては、動粘度が0.5〜11cSt(at40℃)である潤滑油を用いる。
【選択図】図1
Description
上記金属管としては、銅合金よりなる銅管、あるいはアルミニウム合金よりなるアルミニウム管等がある。
そして、冷蔵庫の熱交換器に用いられる金属管においても、従来以上の高信頼性および低コスト化が要求されている。
信頼性向上のためには、金属管内の残留油を少なくする必要がある。また、低コスト化のためには加工時に使用される潤滑油量を低減させる必要がある。
また、このような問題は、上述した熱交換器用の金属管を拡管させる場合に限らず、種々の用途の金属管においても同様である。
しかしながら、DLC処理を、金属の拡管加工に用いる拡管冶具への適用する例は知られていなかった。
上記拡管冶具としては、本体部と該本体部の外周表面にダイヤモンドライクカーボン処理(以下、適宜、DLC処理という)により形成された表面処理層を有し、該表面処理層が、炭素単体、あるいは、炭素と水素の化合物、あるいは、炭素と水素と第3元素(窒素、ボロン、フッ素、チタン、タングステン、クロム、シリコンのうち1種又は2種以上)との化合物よりなる拡管冶具を用い、
上記金属管と上記拡管冶具との間を潤滑する潤滑油としては、動粘度が0.5〜11cSt(at40℃)である潤滑油を用いることを特徴とする金属管の拡管方法にある(請求項1)。
そして、本発明では、上記潤滑油として、粘度が0.5〜11cSt(at40℃)である潤滑油を用いる。この潤滑油は低粘度であり、優れた揮発性を有する。
そのため、金属管の拡管の際に、上記拡管冶具と上記潤滑油を組み合わせて用いることにより、潤滑油の使用量を少ない量とすることができるため、加工後の潤滑油の残油量を低減することができる。
これにより、本発明によれば、少量の潤滑油により金属管の拡管加工が可能であり、かつ、加工後の残油量を少なくすることが可能である。
本体部と該本体部の外周表面にダイヤモンドライクカーボン処理により形成された表面処理層を有し、該表面処理層が、炭素単体、あるいは、炭素と水素の化合物、あるいは、炭素と水素と第3元素(窒素、ボロン、フッ素、チタン、タングステン、クロム、シリコンのうち1種又は2種以上)との化合物よりなることを特徴とする拡管冶具にある(請求項13)。
そのため、上記拡管冶具を用いて、金属管の内側に内径より大きい外径を有する拡管冶具を強制的に挿入して外径を拡張させる際には、金属管と拡管冶具との摩擦を低減することが可能となる。
そして、金属管の拡管の際に、上記拡管冶具と潤滑油とを組み合わせて用いることにより、潤滑油の使用量を少ない使用量とすることができるため、加工後の潤滑油の残油量を低減することができる。
動粘度が0.5〜11cSt(at40℃)であることを特徴とする潤滑油にある(請求項20)。
上記CVD法によってDLC処理を行う場合には、対象物への処理層の付き回り性に優れ、緻密で密着力の高い表面処理層を得ることができる。
上記潤滑油の動粘度が0.5cSt未満の場合には、潤滑性が不足するという問題があり、一方、上記潤滑油の動粘度が11cStを超える場合には、動粘度が増加し取り扱いが困難になるという問題や、拡管加工後の残油が増加するという問題がある。
上述したごとく、DLC処理は、PVD法とCVD法のいずれによっても行うことができるが、特にPVD法による場合には、CVD法による場合よりも、拡管冶具の表面処理層に、より優れた耐摩耗性を付与することができる。
この場合には、拡管冶具とDLC処理による表面処理層との密着性を向上することができ、固体潤滑性の良好な耐磨耗性の高い拡管冶具を得ることができる。
上記下地処理は、イオン化蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法等の物理蒸着法や、化学蒸着法等により形成することができる。
この場合には、下地処理層と表面処理層との密着性を向上することができる。
この場合には、固体潤滑性の良好な耐磨耗性の高く、金属管の拡管加工には非常に適した拡管冶具を得ることができる。
この場合には、量産性に優れ、かつ、良好な潤滑性を得ることができる。
極圧剤として、硫黄系化合物、リン系化合物の1種あるいは2種以上を1〜10%含有し、
残部に、基油として、鉱油系炭化水素、あるいは全炭素数10〜18からなるα−オレフィン、イソパラフィン、ポリブテンの1種又は2種以上を含有することが好ましい(請求項7、21)。
この場合には、優れた潤滑性を発揮することができる。
具体的には、例えば、直鎖飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸等が挙げられる。
上記直鎖飽和脂肪酸としては、例えば、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、デミスリチン酸、ペンタデカン酸、パルチミン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等が挙げられる。また、上記不飽和脂肪酸としては、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノル酸、リノレン酸、リシノール酸等が挙げられる。
また、上記脂肪酸の全炭素数が10以下の場合には、境界潤滑性が乏しくなるおそれがあり、一方、上記脂肪酸の全炭素数が18以上の場合には、冬季固まり易く、取り扱いが困難になるおそれがある。
なお、これらの合成エステルを構成する脂肪酸は直鎖のものであっても、分枝を有するものであってもよい。また、合成エステルはフルエステルあるいは部分エステルのどちらでもよい。
また、上記合成エステルは、単独で用いても良いし、混合で用いても良い。
これらのうちで、特に、オレイン酸、イソステアリン酸、やし油脂肪酸、牛脂脂肪酸のエステルであることが好ましい。
これらのうちで、特に、オレイン酸、イソステアリン酸、やし油脂肪酸、牛脂脂肪酸のエステルであることが好ましい。
これらのうちで、特に、オレイン酸、イソステアリン酸、やし油脂肪酸、牛脂脂肪酸のエステルであることが好ましい。
上記合成エステルの炭素数が11以下の場合には、潤滑性が低下するおそれがある。一方、上記合成エステルの炭素数が19以上の場合には、冬季等にはさらに粘度が上昇し、場合によっては固化してしまうおそれがあるため混合時に加温して溶解させる必要が生じるおそれがある。
また、上記天然油脂としては、パーム油、牛脂及び豚脂から選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
この場合には、優れた潤滑性を発揮することができる。
この場合には、各種添加剤を拡管加工部に導入させ、かつ、加工後に容易に気散除去が可能な潤滑油を得ることができる。
また、粘度には規定はないが、取り扱い上、粘度が11cSt以下であることが好ましい。また、現在工業的に市販されているポリイソブチレンの粘度は5cSt以上であることから、望ましい粘度は5〜11cStとされる。
上記高級アルコールとしては、具体的には、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチンアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール等が挙げられる。また、境界潤滑性、環境、取り扱い、価格等の観点から、ラウリルアルコールあるいはオレイルアルコールが好ましい。
上記高級アルコールは、単独で用いてもよいし、混合で用いても良い。
上記R2としては、例えば、アルキル基やアルケニル基等が挙げられる。上記炭化水素基R2としては、アルキル基であることが好ましい。
上記R2の炭素数が13以上の場合には、乾燥性が悪化し,かつ融点が高くなり常温で固化しやすくなるために加熱設備の追加が必要となり作業性が悪化するおそれがある。乾燥性、作業性の観点から、炭化水素基R2の炭素数の範囲は1〜12であることが好ましい。
また、上記脂肪酸エステルの具体例としては、上述した通りである。
この場合には、金属の塑性加工の際に発生する磨耗粉の発生や、磨耗粉の拡管冶具への凝着を抑制し、摩擦面が荒れる等の不具合を防ぐという効果を得ることができる。
アルキレンオキシド付加物においては、付加されるアルキレンオキシドのモル数は、アミン類1モルに対して1〜6モルであることが好ましい。6モルを超える場合には、基油への溶解性が低下するおそれがある。
即ち、脂肪族アミンとしては、例えばメチルアミン、エチルアミン、ブチルアミン、カプリルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、牛脂アミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジオクチルアミン、ブチルオクチルアミン、ジステアリルアミン、ジメチルオクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチルベヘニルアミン、ジラウリルモノメチルアミン、トリオクチルアミン等がある。
芳香族アミンとしては、例えばアニリン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン等がある。
脂環式アミンとしては、例えばN−シクロヘキシルアミン、N,N−ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチル−シクロヘキシルアミン、N,N−ジエチル−シクロヘキシルアミン、N,N−ジ(3−メチル−シクロヘキシル)アミン、N,N−ジ(2−メトキシ−シクロヘキシル)アミン、N,N−ジ(4−ブロモ−シクロヘキシル)アミン等がある。
この場合には、金属の塑性加工の際に発生する磨耗粉の発生や、磨耗粉の拡管冶具への凝着を抑制し、摩擦面が荒れる等の不具合を防ぐという効果を得ることができる。
炭素数1〜24の炭化水素基としては、例えば、炭素数1〜24のアルキル基、炭素数2〜24のアルケニル基、炭素数5〜7のシクロアルキル基、炭素数6〜11のアルキルシクロアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜18のアルキルアリール基、炭素数7〜12のアリールアルキル基等が挙げられる。
また、上記炭素数7〜18のアルキルアリール基としては、例えば、トリル基(全ての構造異性体を含む)、キシリル基(全ての構造異性体を含む)、エチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のプロピルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のブチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のペンチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のヘキシルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のヘプチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のオクチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のノニルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のデシルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のウンデシルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のドデシルフェニル基(全ての構造異性体を含む)等が挙げられる。
この場合には、成形性をさらに向上させるという効果を得ることができる。
上記芳香族炭化水素の含有量が1%未満である場合には、効果が現れず、一方、上記芳香族炭化水素の含有量が10%を超える場合には、残油量が増加するおそれや、臭気が発生するおそれがある。
上記酸化防止剤としては、フェニル−α―ナフチルアミン等の芳香族アミン、ソルビタンモノオレートなどの多価アルコールの部分エステル、リン酸エステルおよびその誘導体、フェノール系化合物等が挙げられる。腐食防止剤としては、ベンゾトリアゾール、消泡材としては、シリコン系のものが挙げられる。
また、金属管は、内面に直線状、螺旋状等、種々の凹凸を形成していてもよい。この場合の金属管の内径は、凸部に内接する円の直径となる。
本例は、本発明にかかる実施例及び比較例について、図1を用いて説明する。
本例では、図1に示すごとく、金属管(アルミニウム管)1の内側に内径Dより大きい外径dを有する拡管冶具2を強制的に挿入して外径を拡張させるアルミニウム管1の拡管を行った。また、アルミニウム管と拡管冶具との間は、潤滑油を用いて潤滑した。
また、拡管冶具2として、超硬合金で作製した外径7.2mmの拡管冶具の外周表面20に、表1に示す表面処理を施したものを準備した。拡管冶具2は、金属管1の拡管に実際に寄与する略球状の本体部21と、拡管冶具2を金属管1内に侵入させるために本体部21から延設された上記本体部21よりも小径の軸部22とを有する。
具体的には、A1〜A6の下地処理層は全て金属クロム層からなる。
また、比較のために、表面処理A7は未処理とした。すなわち、本体部の外周表面20に、超硬合金が露出した状態とした。
油性剤としては、以下に示すC1〜C6のいずれか1種以上を用いた。
極圧剤としては、以下に示すD1あるいはD2を用いた。
潤滑性向上剤としては、テトラデセン−1を用い、芳香族炭化水素としては、温度40℃における動粘度が3.8mm2/sのエチルベンゼンを用いた。
B1:平均分子量が300のポリイソブチレン、
B2:温度40℃における動粘度が0.4mm2/sの鉱油系炭化水素、
B3:温度40℃における動粘度が1.1mm2/sの鉱物油、
C1:ラウリルアルコール、
C2:ステアリン酸ブチル、
C3:オレイン酸、
C4:トリメチロールプロパン、
C5:ペンタエリスリトールオレイン酸テトラエステル、
C6:パーム油、
D1:リン酸トリトリル、
D2:ドデシルフォスフォン酸ジメチルエステル。
その後、各試料について、潤滑性について評価を行った。
拡管されたアルミニウム冷媒管の長さの変化を測定し、潤滑性を評価した。評価が○の場合を合格、評価が×の場合を不合格とする。結果を表4及び表5に示す。
(評価基準)
○:長さの変化が5mm未満の場合。
×:長さの変化が5mm以上の場合。
保管後の残油分を初期の塗布量で除した割合を算出することにより、残油量を評価した。評価が○の場合を合格、評価が△及び×の場合を不合格とする。結果を表4及び表5に示す。
(評価基準)
○:残油量が10%未満の場合。
△:残油量が10%以上20%未満の場合
×:残油量が20%以上の場合。
拡管加工を1000回繰り返した後の、拡管冶具の表面の摩耗状態を観察し、耐摩耗性を評価した。評価が○の場合を合格、評価が×の場合を不合格とする。結果を表4及び表5に示す。
(評価基準)
○:摩耗が確認されないもの。
×:磨耗が確認されたもの。
潤滑性、残油量、耐摩耗性の全ての項目において合格である場合に評価を◎とし、潤滑性及び残油量が合格であり、耐摩耗性のみが不合格である場合に評価を○とし、潤滑性、残油量のいずれか一つでも不合格である場合に評価を×とする。評価が◎及び○の場合を合格とし、評価が×の場合を不合格とする。結果を表4及び表5に示す。
また、本発明の実施例としての試料E15は、表面処理層の厚みが本発明の好ましい範囲の下限を下回るため、DLC処理層が薄く所定回数の試験実施後、摩耗が確認され、耐摩耗性が不合格であった。
また、本発明の実施例としての試料E16は、表面処理層の厚みが本発明の好ましい範囲の上限を上回るため、表面処理層内の内部応力の上昇により、表面処理層が脆くなり所定回数の試験後、剥離が確認され、耐摩耗性が不合格であった。
これより、ダイヤモンドライクカーボン処理として、物理蒸着法を行うことがより好ましいことが分かる。
また、本発明の比較例としての試料C13は、潤滑油の動粘度が本発明の上限を上回るため、残油量が多くなり、不合格であった。
2 拡管冶具
20 外周表面
21 本体部
Claims (26)
- 金属管の内側に内径より大きい外径を有する拡管冶具を強制的に挿入して外径を拡張させる金属管の拡管方法であって、
上記拡管冶具としては、本体部と該本体部の外周表面にダイヤモンドライクカーボン処理により形成された表面処理層を有し、該表面処理層が、炭素単体、あるいは、炭素と水素の化合物、あるいは、炭素と水素と第3元素(窒素、ボロン、フッ素、チタン、タングステン、クロム、シリコンのうち1種又は2種以上)との化合物よりなる拡管冶具を用い、
上記金属管と上記拡管冶具との間を潤滑する潤滑油としては、動粘度が0.5〜11cSt(at40℃)である潤滑油を用いることを特徴とする金属管の拡管方法。 - 請求項1において、上記ダイヤモンドライクカーボン処理は、イオン蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法のいずれかの物理蒸着法によるものであることを特徴とする金属管の拡管方法。
- 請求項1又は2において、上記拡管冶具は、上記表面処理層の下層に、チタン、クロム、シリコン、タングステンのうち1種または2種以上、あるいは、これらの金属と炭素との化合物からなる下地処理層を有することを特徴とする金属管の拡管方法。
- 請求項3において、上記表面処理層と上記下地処理層との間には、両者が互いに拡散した拡散部を有することを特徴とする金属管の拡管方法。
- 請求項3又は4において、上記表面処理層は、厚さ1〜5μmであり、上記下地処理層は、厚さ1〜50nmであることを特徴とする金属管の拡管方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、上記表面処理層は、表面粗さがRaで0.001〜0.4μmであることを特徴とする金属管の拡管方法。
- 請求項1〜6のいずれか一項において、上記潤滑油は、油性剤として、高級アルコール、合成エステル、脂肪酸、油脂の1種あるいは2種以上を1〜30%(重量%、以下同様)含有し、
極圧剤として、硫黄系化合物、リン系化合物の1種あるいは2種以上を1〜10%含有し、
残部に、基油として、鉱油系炭化水素、あるいは全炭素数10〜18からなるα−オレフィン、イソパラフィン、ポリブテンの1種又は2種以上を含有することを特徴とする金属管の拡管方法。 - 請求項7において、上記高級アルコールは、炭素数12〜18のアルキル基を有することを特徴とする金属管の拡管方法。
- 請求項1〜9のいずれか一項において、上記潤滑油は、更に、脂肪酸アミン、アルカノールアミン、脂肪族ポリアミン、芳香族アミン、脂環式アミン、複素環アミン及びそれらのアルキレンオキシド付加物から選ばれる1種以上のアミン誘導体を0.01〜2.0%含有することを特徴とする金属管の拡管方法。
- 請求項1〜10のいずれか一項において、上記潤滑油は、更に、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム又は、分子内に四級炭素を1つ以上含有する含酸素化合物の少なくとも1種を0.1〜5.0%含有することを特徴とする金属管の拡管方法。
- 請求項1〜11のいずれか一項において、上記金属管の拡管方法は、プレート状のフィン材に設けた貫通穴にアルミニウム管よりなる冷媒配管を配置し、上記アルミニウム管の内側に内径より大きい外径を有する拡管冶具を強制的に挿入して外径を拡張させ、上記貫通穴の内壁と上記アルミニウム管とを嵌合させる際に用いることを特徴とする金属管の拡管方法。
- 金属管の内側に内径より大きい外径を有する拡管冶具を強制的に挿入して外径を拡張させる際に用いる拡管冶具であって、
本体部と該本体部の外周表面にダイヤモンドライクカーボン処理により形成された表面処理層を有し、該表面処理層が、炭素単体、あるいは、炭素と水素の化合物、あるいは、炭素と水素と第3元素(窒素、ボロン、フッ素、チタン、タングステン、クロム、シリコンのうち1種又は2種以上)との化合物よりなることを特徴とする拡管冶具。 - 請求項13において、上記ダイヤモンドライクカーボン処理は、イオン蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタ法のいずれかの物理蒸着法によるものであることを特徴とする拡管冶具。
- 請求項13または14において、上記表面処理層の下層に、チタン、クロム、シリコン、タングステンのうち1種または2種以上、あるいは、これらの金属と炭素との化合物からなる下地処理層を有することを特徴とする拡管冶具。
- 請求項15において、上記表面処理層と上記下地処理層との間には、両者が互いに拡散した拡散部を有することを特徴とする拡管冶具。
- 請求項15又は16において、上記表面処理層は、厚さ1〜5μmであり、上記下地処理層は、厚さ1〜50nmであることを特徴とする拡管冶具。
- 請求項13〜17のいずれか一項において、上記表面処理層は、表面粗さがRaで0.001〜0.4μmであることを特徴とする拡管冶具。
- 請求項13〜18のいずれか一項において、上記拡管冶具は、プレート状のフィン材に設けた貫通穴にアルミニウム管よりなる冷媒配管を配置し、上記アルミニウム管の内側に内径より大きい外径を有する拡管冶具を強制的に挿入して外径を拡張させ、上記貫通穴の内壁と上記アルミニウム管とを嵌合させる際に用いることを特徴とする拡管冶具。
- 金属管の内側に内径より大きい外径を有する拡管冶具を強制的に挿入して外径を拡張させる際に、上記金属管と上記拡管冶具との間の潤滑のために用いる潤滑油であって、
動粘度が0.5〜11cSt(at40℃)であることを特徴とする潤滑油。 - 請求項20において、上記潤滑油は、油性剤として、高級アルコール、合成エステル、脂肪酸、油脂の1種あるいは2種以上を1〜30%(重量%、以下同様)含有し、
極圧剤として、硫黄系化合物、リン系化合物の1種あるいは2種以上を1〜10%含有し、
残部に、基油として、鉱油系炭化水素、あるいは全炭素数10〜18からなるα−オレフィン、イソパラフィン、ポリブテンの1種又は2種以上を含有することを特徴とする潤滑油。 - 請求項21において、上記高級アルコールは、炭素数12〜18のアルキル基を有することを特徴とする潤滑油。
- 請求項20〜23のいずれか一項において、上記潤滑油は、更に、脂肪酸アミン、アルカノールアミン、脂肪族ポリアミン、芳香族アミン、脂環式アミン、複素環アミン及びそれらのアルキレンオキシド付加物から選ばれる1種以上のアミン誘導体を0.01〜2.0%含有することを特徴とする潤滑油。
- 請求項20〜24のいずれか一項において、上記潤滑油は、更に、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム又は、分子内に四級炭素を1つ以上含有する含酸素化合物の少なくとも1種を0.1〜5.0%含有することを特徴とする潤滑油。
- 請求項20〜25のいずれか一項において、上記潤滑油は、プレート状のフィン材に設けた貫通穴にアルミニウム管よりなる冷媒配管を配置し、上記アルミニウム管の内側に内径より大きい外径を有する拡管冶具を強制的に挿入して外径を拡張させ、上記貫通穴の内壁と上記アルミニウム管とを嵌合させる際に用いることを特徴とする潤滑油。
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