JP2008089052A - 発進装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発進装置1には、自動摩擦接触機構50が備えられており、該自動摩擦接触機構50は、ロックアップクラッチ30のスリップ制御中にあって、皿ばね53の付勢によりピストン51を介して摩擦部材52をドライブプレート42に摩擦接触させることで、ダンパ装置40としてのヒステリシスを大きくする。また、該自動摩擦接触機構50は、ロックアップクラッチ30の係合制御中にあって、空間2cのロックアップオン圧と油室55のロックアップ排出圧との差圧により、ピストン51を皿ばね53の付勢に反して移動させ、自動的に上記摩擦接触を切離すことで、ダンパ装置40としてのヒステリシスを小さくする。
【選択図】図1
Description
前記クラッチ(30,130)のスリップ制御中に前記クラッチ(30,130)の係合制御中よりも前記ダンパ装置(40,140)のヒステリシスを増大させるヒステリシス変更手段(50,150)を備えた、
ことを特徴とする発進装置(1,100)にある。
前記ヒステリシス変更手段(50,150)は、前記エンジン側部材(41,42,141,142)と前記入力軸側部材(45,17,145)との間に介在する摩擦部材(52,152)を有すると共に、該摩擦部材(52,152)によって前記エンジン側部材(41,42,141,142)と前記入力軸側部材(45,17,145)との摩擦接触状態を変更する摩擦接触機構(50,150)である、
ことを特徴とする請求項1記載の発進装置(1,100)にある。
ことを特徴とする請求項2記載の発進装置(1,100)にある。
前記自動切離し手段(例えば51,53,55,a3,a4,151,154)は、前記クラッチ(30,130)のスリップ制御油圧により前記エンジン側部材(41,42,141,142)と前記入力軸側部材(45,17,145)との摩擦接触状態を接触状態とし、前記クラッチ(30,130)の係合油圧により前記エンジン側部材(41,42,141,142)と前記入力軸側部材(45,17,145)との摩擦接触状態を非接触状態にする、
ことを特徴とする請求項3記載の発進装置(1,100)にある。
前記クラッチは、油圧制御により係脱されるロックアップクラッチ(30)であり、
前記自動切離し手段は、ロックアップ係合圧(Pon)及びロックアップ排出圧(Pex)を対向して受圧すると共に該ロックアップ係合圧(Pon)を受圧する側(51a)に前記摩擦部材(52)が配設されたピストン(51)と、該ピストン(51)を該ロックアップ排出圧(Pex)を受圧する側(51b)から付勢して前記摩擦部材(52)を接触部分(42a)に押付する付勢部材(53)と、を備え、前記ロックアップクラッチ(30)の係合制御時に、前記ロックアップ係合圧(Pon)が前記ロックアップ排出圧(Pex)及び付勢部材(53)の付勢力よりも大きくなって前記ピストン(51)が移動し、前記摩擦部材(52)と前記接触部分(42a)との押付を切離すことにより、前記摩擦部材(52)を自動的に非接触状態にする、
ことを特徴とする請求項3または4記載の発進装置(1)にある。
ことを特徴とする請求項5記載の発進装置(1)にある。
前記自動切離し手段は、前記シリンダ(134a)側に前記摩擦部材(152)を付勢して接触部分(153a)に押付すると共に軸方向に弾性変形自在な変形可能部材(151)と、前記ピストン(135)に配設されると共に前記摩擦板(131)を押圧して前記係合制御される状態で前記変形可能部材(151)に当接して押圧変形させる押圧部材(154)と、を備え、前記発進クラッチ(130)の係合制御時に、前記押圧部材(154)が前記変形可能部材(151)を変形させて前記摩擦部材(152)と前記接触部分(153a)との押付を切離すことにより、前記摩擦部材(152)を自動的に非接触状態にする、
ことを特徴とする請求項3または4記載の発進装置(100)にある。
以下、本発明に係る第1の実施の形態を図1乃至図3に沿って説明する。
つづいて、本発明に係る第2の実施の形態を図4に沿って説明する。本発明は、ロックアップクラッチの係合制御中におけるトルク変動吸収と、スリップ制御中のジャダー振動の発生防止との両立を図ることに着目したものであったが、近年開発されているような、トルクコンバータを備えず、発進クラッチの係合状態を油圧制御して車両の発進を行う発進装置にあっても本発明を適用し得るものである。以下、第2の実施の形態として、発進クラッチを備えた発進装置100を詳細説明する。
3 エンジンの出力軸
10 トルクコンバータ
13 ポンプインペラ
15 タービンランナ
17 入力軸側部材(フランジ部材)
30 クラッチ、ロックアップクラッチ
40 ダンパ装置
41 エンジン側部材(ドライブプレート)
42 エンジン側部材(ドライブプレート)
42a 接触部分(内周部)
44 弾性部材(ダンパスプリング)
45 入力軸側部材(ドリブンプレート)
49 ダンパ部
50 ヒステリシス変更手段、摩擦接触機構(自動摩擦接触機構)
51 自動切離し手段、ピストン
52 摩擦部材
53 自動切離し手段、付勢部材(皿ばね)
55 自動切離し手段、油室
61 自動変速機構の入力軸
100 発進装置
130 クラッチ、発進クラッチ
131 摩擦板
134a シリンダ(シリンダ部)
135 ピストン(ピストン部材)
136 油室
140 ダンパ装置
141 エンジン側部材(ドライブプレート)
142 エンジン側部材(ドライブプレート)
144A 弾性部材(大径ダンパスプリング)
144B 弾性部材(小径ダンパスプリング)
145 入力軸側部材(ドリブンプレート)
149 ダンパ部
150 ヒステリシス変更手段、摩擦接触機構(自動摩擦接触機構)
151 自動切離し手段、変形可能部材(皿ばね)
152 摩擦部材
153a 接触部分(摩擦接触プレートの内周部)
154 自動切離し手段、押圧部材
161 自動変速機構の入力軸
a3 自動切離し手段、バイパス油路
a4 自動切離し手段、バイパス油路
Pon ロックアップ係合圧
Poff ロックアップ排出圧
Claims (7)
- エンジンの出力軸と自動変速機構の入力軸との間に介在するクラッチ及びダンパ装置を備え、前記クラッチの係合制御とスリップ制御とを行う発進装置において、
前記クラッチのスリップ制御中に前記クラッチの係合制御中よりも前記ダンパ装置のヒステリシスを増大させるヒステリシス変更手段を備えた、
ことを特徴とする発進装置。 - 前記ダンパ装置は、弾性部材によりダンパ作用を生じさせるダンパ部と、前記エンジンの出力軸からの回転力を前記ダンパ部に作用させるエンジン側部材と、前記ダンパ部を介した回転力を前記自動変速機構の入力軸に作用させる入力軸側部材と、を有し、
前記ヒステリシス変更手段は、前記エンジン側部材と前記入力軸側部材との間に介在する摩擦部材を有すると共に、該摩擦部材によって前記エンジン側部材と前記入力軸側部材との摩擦接触状態を変更する摩擦接触機構である、
ことを特徴とする請求項1記載の発進装置。 - 前記摩擦接触機構は、前記クラッチの係脱に応じて前記エンジン側部材と前記入力軸側部材との摩擦接触を接触または非接触するにように構成され、前記クラッチのスリップ制御時に前記エンジン側部材と前記入力軸側部材との摩擦接触状態を接触状態とし、かつ前記クラッチの係合制御時に前記エンジン側部材と前記入力軸側部材との摩擦接触状態を非接触状態にする自動切離し手段を有する、
ことを特徴とする請求項2記載の発進装置。 - 前記クラッチは、油圧制御により係脱され、
前記自動切離し手段は、前記クラッチのスリップ制御油圧により前記エンジン側部材と前記入力軸側部材との摩擦接触状態を接触状態とし、前記クラッチの係合油圧により前記エンジン側部材と前記入力軸側部材との摩擦接触状態を非接触状態にする、
ことを特徴とする請求項3記載の発進装置。 - 前記エンジンの出力軸に接続されたポンプインペラと、前記自動変速機構の入力軸に接続されたタービンランナと、を有するトルクコンバータを備え、
前記クラッチは、油圧制御により係脱されるロックアップクラッチであり、
前記自動切離し手段は、ロックアップ係合圧及びロックアップ排出圧を対向して受圧すると共に該ロックアップ係合圧を受圧する側に前記摩擦部材が配設されたピストンと、該ピストンを該ロックアップ排出圧を受圧する側から付勢して前記摩擦部材を接触部分に押付する付勢部材と、を備え、前記ロックアップクラッチの係合制御時に、前記ロックアップ係合圧が前記ロックアップ排出圧及び付勢部材の付勢力よりも大きくなって前記ピストンが移動し、前記摩擦部材と前記接触部分との押付を切離すことにより、前記摩擦部材を自動的に非接触状態にする、
ことを特徴とする請求項3または4記載の発進装置。 - 前記自動切離し手段は、前記ピストンに前記ロックアップ排出圧を作用させる油室と、該油室に前記ロックアップ排出圧を連通するバイパス油路と、を備えた、
ことを特徴とする請求項5記載の発進装置。 - 前記クラッチは、シリンダと、該シリンダに対して軸方向に移動自在なピストンと、該シリンダと該ピストンとの間に形成された油室と、該油室に供給された油圧に基づき該ピストンの軸方向の移動によって押圧係合される摩擦板と、を有して、車両の発進時に係合制御される発進クラッチであり、
前記自動切離し手段は、前記シリンダ側に前記摩擦部材を付勢して接触部分に押付すると共に軸方向に弾性変形自在な変形可能部材と、前記ピストンに配設されると共に前記摩擦板を押圧して前記係合制御される状態で前記変形可能部材に当接して押圧変形させる押圧部材と、を備え、前記発進クラッチの係合制御時に、前記押圧部材が前記変形可能部材を変形させて前記摩擦部材と前記接触部分との押付を切離すことにより、前記摩擦部材を自動的に非接触状態にする、
ことを特徴とする請求項3または4記載の発進装置。
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JP2011020664A (ja) * | 2009-07-13 | 2011-02-03 | Hyundai Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の変速衝撃低減方法 |
JP2011112101A (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-09 | Unipres Corp | 車両用ダンパ |
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2006
- 2006-09-29 JP JP2006269954A patent/JP4710782B2/ja not_active Expired - Fee Related
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