JP4936376B2 - 発進クラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、車輌のエンジンと自動変速機の間に介在され、ピストン、クラッチ、及びダンパから成る発進クラッチに関するものである。
一般に、車輌の発進装置として、トルクコンバータ及びフルードカップリング等の流体伝動装置が用いられている。該流体伝動装置は車輌が停止状態にあっても駆動源の回転を継続する内燃エンジンなどにあっては、該流体伝動装置の流体の滑りにより、自動変速機入力軸とエンジン出力軸との間の相対回転を許容し、駆動源の回転を維持している。そして、車輌の発進時にあっては、流体伝動装置の流体の滑りにより滑らかに発進してエンジン動力を自動変速機入力軸に伝達することが出来る。
トルクコンバータなどの流体伝動装置は、上記相対回転及び滑りによる発進を自動的に行って良好な発進機能を有するが、逆に構造が複雑である為に大掛かりな装置に成ってしまい、車輌のコンパクト化及び軽量化の障害と成っている。又、流体を介して動力伝達する為、動力の損失が発生し、それを防ぐためにロックアップクラッチが設けられているが、さらに構造を複雑化している。しかも、ロックアップクラッチを備えたからといって上記流体による動力損失がなくなる訳ではない。
近年、自動変速機の多段化、さらには無段変速装置(CVT)の出現に伴って、トルクコンバータなどによるトルク比の増大及び変速時の流体による衝撃緩和作用への要求が小さくなり、又上記自動変速機のコンパクト化の要求に基づき、流体を用いない発進クラッチが提案されている。
このような発進クラッチとして、例えば特開2001−3955号に係る「発進クラッチ」は、内燃エンジンのクランク軸に連結されているハウジング内に、多板クラッチ、ダンパ装置、及びワンウエイクラッチが収納されており、車輌停止時には押圧スプリングにより多板クラッチを接続し、所定クリープ力を発生し、車輌発進時には、油圧室への油圧供給に基づくピストンの押圧により多板クラッチを係合し、そして、ダンパ装置を介して衝撃を吸収してエンジンの駆動力を入力軸に伝達しており、更にワンウエイクラッチにより坂道発進時の車輌後退が防止されている。
ところで、従来の発進クラッチでは低イナーシャ化の為にクラッチ部とダンパを軸方向に配置した構造としている。そして、クラッチ冷却用及びダンパ潤滑用の為に発進クラッチの外殻内は潤滑油で満たされ、しかも潤滑油は循環している。又、エンジンから伝達されるトルクをクラッチ→ダンパと経由してトランスミッションへ出力しているが、クラッチの係合・解放によりエンジンとトランスミッションを繋いだり、切り離したりしている。
図3は従来発進クラッチを表している具体例である。同図の(イ)はクラッチ部、(ロ)はダンパ、(ハ)はピストン、(ニ)は外殻を夫々表している。エンジンのクランク軸(ホ)の先端には連結板(ヘ)が取着され、外殻(ニ)のフロント部(ト)に溶接された連結板(チ)が上記連結板(ヘ)と繋がっている。従って、外殻(ニ)はクランク軸(ホ)と共に回転することが出来る。ここで、発進クラッチはフロント部(ト)の中心にはセンターピース(リ)が設けられてクランク軸(ホ)の先端穴に嵌り、後方へ延びるスリーブ(ヌ)は軸受けにて支持されている。
外殻(ニ)の内部には上記クラッチ部(イ)、ダンパ(ロ)、及びピストン(ハ)が内蔵され、しかも潤滑油が満たされた油室と成っている。潤滑油は上記ダンパ(ロ)が取付けられているハブ(ル)に設けた入口穴(オ)から供給され、矢印に沿って流れ、クラッチ部(イ)が摩擦熱で焼き付くことを防止することが出来る。クラッチ部(イ)を流れた潤滑油はダンパ(ロ)の周りを通過して外殻(ニ)からスリーブ(ヌ)側へ流れ出る。
エンジンの回転トルクはフロント部(ト)及び外殻(ニ)を回転するが、クラッチ部(イ)が係合状態にない場合には、ハブ(ル)に嵌っている出力軸(ワ)は回転しない。しかし、ピストン(ハ)が移動してクラッチ部(イ)を押圧するならば、外殻(ニ)と共に回転するプレート(カ)、(カ)・・がディスク(ヨ)、(ヨ)・・と係合して回転し、ホルダー(タ)からダンパ(ロ)へと伝達される。クラッチ部(イ)が働く際の衝撃トルクは、ダンパ(ロ)のダンパスプリングが圧縮変形して吸収し、滑らかなトルクとして出力軸(ワ)へ伝えることが出来る。
又、クラッチ部(イ)が係合状態にある時には、エンジンのトルク変動もダンパスプリングの変形にて吸収されるが、同図に示すような発進クラッチの場合、ダンパ(ロ)はハブ(ル)に取付けられて出力軸(ワ)へトルクが伝えられる。従って、ダンパ(ロ)と出力軸(ワ)間のイナーシャは小さくなり、エンジンのトルク変動を十分に吸収出来ない虞がある。
発進クラッチの外殻内部には潤滑油が満たされており、高速回転に伴う遠心油圧に耐えるだけの外殻強度、及びクラッチ部(イ)の遠心力を支える為の外殻強度を得る為に厚板が使用されている。そして、クラッチ部(イ)を構成しているプレート(カ)、(カ)・・の外周、及びピストン(ハ)の外周が噛み合うスプライン歯形が設けられているが、外殻(ニ)の内周にスプライン歯形を加工することは容易でなく、又、このようなスプライン歯形を形成する為にも外郭(ニ)を厚肉化する必要がある。
そして、従来の発進クラッチのダンパ(ロ)は出力軸(ワ)が嵌るハブ(ル)に取付けられているが、該ダンパ(ロ)はリベット(レ)、(レ)・・にて結合されている。ダンパ(ロ)及びハブ(ル)は耐久性を向上する為に熱処理が施されている為に、溶接による接合が出来ない。一方、センターピース(リ)にはピストン(ハ)を作動する為に油圧室へ作動油を供給するための連通穴(ソ)を形成しているが、その為に、該センターピース(リ)の形状が複雑となり、しかも、発進クラッチの構造が変わる度にセンターピース(リ)の変更が強いられる。
特開2001−3955号に係る「発進クラッチ」
このように従来の発進クラッチには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、ダンパと出力軸間のイナーシャを大きくしてエンジンのトルク変動を吸収し、外殻形状及びセンターピースの形状を単純化した発進クラッチを提供する。
本発明に係る発進クラッチは上記問題点を解決する為に次の特徴を備えた構造としている。
(1)クラッチ部とダンパを軸方向に並列状態で配置し、エンジンからのトルクの伝達経路をフロント部(外殻)→ダンパ→クラッチ部→出力軸になるようにしている。そこで、クラッチ部を外郭(フロント部)から切り離し、出力軸が嵌るハブにクラッチドラムを取着し、このクラッチドラムに油圧室を備えたピストン及びクラッチ部を取付けている。
(2)出力軸の中心には油路が設けられ、クラッチドラムが取着されているハブの中心凹部にはスペーサが嵌合し、該スペーサに設けた連通穴からハブの連通穴を流れて、ピストンを作動する油圧室へ作動油を供給可能としている。そして、該スペーサの中心穴には出力軸の先端が嵌って軸支されている。本発明では、センターピースから分離してスペーサをフロント部内側中心に設け、ハブ及び出力軸と共に回転し、フロント部との間で相対回転が出来る構造としている。
ここでスペーサは油路の為のシールとスラスト軸受けの働きを兼ねており、該スペーサは鉄材から成るフロント部と摺動可能な材質(例えば、樹脂、銅、アルミなど)が使用されている。
(3)クラッチ部はフロント部側に配置する場合とリア側に配置される場合があり、何れでもよく、該クラッチ部の具体的な構造は特に限定せず、又ダンパの具体的な構造も限定しないことにする。クラッチ部及びピストンはハブに取着した上記クラッチドラムに取付けられ、クラッチ部の入力側部材は上記ダンパの出力側部材を成している。
(1)エンジンからのトルクの伝達経路をフロント部(外殻)→ダンパ→クラッチ部→出力軸になる構造とすることで、ダンパの後のイナーシャが大きくなり、エンジンのトルク変動を吸収出来、エンジン振動との共振を低減できる。
そして、クラッチ部を外郭(フロント部)から切り離し、出力軸が嵌るハブにクラッチドラムを取着し、このクラッチドラムにピストン及びクラッチ部を取付けた構造とすることで、クラッチ部及びピストンに働く遠心力が外殻に作用しない為に薄肉化できる。又、クラッチ部を構成するプレートが噛み合うスプライン歯形をクラッチドラムに加工する方が容易であり、外殻内周にスプライン歯形を設けないことで薄肉化が可能と成る。
(2)ダンパは入力側に設けられ、出力側はクラッチ部と成る為に、出力軸が嵌るハブとリベット結合する必要がなくなる。すなわち、ハブ又はスリーブに軸支される。
(3)センターピースはフロント部の正面中心に固定され、該センターピースと切り離したスペーサをフロント部内側中心に配置した構造として油路を形成できることで、該センターピースはシンプルな形状と成り、その形状は各種発進クラッチに兼用できる。そして、該スペーサはスラストワッシャとしても機能し、ハブ及び出力軸との相対回転はなくフロント部との間で滑りを発生するが、材質が樹脂やアルミなどが使用されることで磨耗は抑制される。
図1は本発明に係る発進クラッチを示す実施例であり、その断面を表している。同図の1はクラッチ部、2はダンパ、3はピストン、4は外殻、5はクラッチドラムを夫々表している。エンジンのクランク軸6の先端には連結板7が取着され、外殻4のフロント部8に溶接された連結板9が上記連結板7と繋がっている。従って、外殻4はクランク軸6と共に回転することが出来る。ここで、発進クラッチはフロント部8の正面中心にセンターピース10が固定されてクランク軸6の先端穴に嵌り、後方へ延びるスリーブ11は軸受けにて支持されている。
外殻4の内部には上記クラッチ部1、ダンパ2、及びピストン3が内蔵され、しかも潤滑油が満たされた油室と成っている。ところで、エンジンのクランク軸6の回転トルクは連結板7を介して外殻4を回し、外殻4からダンパ2へ伝達され、該ダンパ2からクラッチ部1を介してクラッチドラム5→ハブ12→出力軸16へと伝達される。
上記クラッチ部1は複数枚のプレート14,14・・と複数枚のディスク15,15・・から成り、プレート14,14・・とディスク15,15・・は交互に配列している。プレート14はリング状の円盤であり、外周にはスプライン歯形が形成され、ハブ12に取着されているクラッチドラム5の内周側に形成したスプライン軸穴に係合して取付けられている。従って、プレート14,14・・はクラッチドラム5と共に回転することが出来る。
一方のディスク15,15・・はリング状の円盤であり、内径穴はスプライン歯形を形成しており、ダンパ2と連結しているホルダー17の外周に設けたスプライン軸に嵌っている。そして、ディスク外径はプレート14より小さく、内径もプレート14より小さく成っていて、該ディスク15の外周部はプレート14の内周部と当接し合うことが出来る。そして、プレート14の表面には摩擦材が設けられており、ディスク15と接することで大きな摩擦力を発生する。
ところで、上記ハブ12の外周にはピストン3が取付けられ、該ピストン3はクラッチドラム5との間に形成している油圧室13へ作動油をポンプで供給することで右側へ移動してプレート14を押圧する。その結果、各プレート14,14・・及びディスク15,15・・は互いに係合して摩擦力を発生し、ダンパ2からの動力を得て回転するホルダー17及びディスク15,15・・の回転トルクをプレート14,14・・へ伝達し、クラッチドラム5及びハブ12を回転し、その結果、ハブ12の軸穴に嵌っている出力軸16を回転することが出来る。この際、クラッチ部1が作動する際に発生する衝撃トルクは該ダンパ2にて吸収される。
上記油圧室13へは、出力軸16の中心軸に設けた油路18を流れた作動油がハブ12の中心凹部に嵌って取り付けられているスペーサ19の連通穴20からハブ12に設けた連通穴26を流れて油圧室13へ送り込まれる。ピストン3はハブ12の外周に沿って移動し、作動油が漏れないようにクラッチドラム5との間、ハブ12との間にはOリングが介在している。又、油圧室13へ作動油を供給しない時にはクラッチ部1が働かないように戻しバネ21,21・・を取付けて、ピストン3を押し戻すことが出来る。
クラッチ1が働いていない時には、プレート14,14・・はディスク15,15・・と係合状態にない為、ディスク15,15・・の回転はプレート14,14・・へ伝達されない。しかし、ピストン3が移動してクラッチ部1が働くならば、プレート14,14・・がディスク15,15・・と係合して該プレート14,14・・は回転し、同時にクラッチドラム5及びハブ12が回転する。ここで、入力側となるディスク15,15・・を取付けているホルダー17と外殻4との間にはダンパ2が介在していることで、クラッチ部1が働く際の衝撃トルクは該ダンパ2によって吸収される。
ここで、発進クラッチの入力側に取付けられている上記ダンパ2は、両側プレート22a,22bに挟まれたセンタープレート23を有し、これら両側プレート22a,22bに形成した収容空間にダンパスプリング24を収容し、センタープレート23が外殻4と共に回転することでダンパスプリング24が圧縮変形することが出来るように構成している。センタープレート23は外殻4から延びる連結リング25と係合しており、外郭4の回転トルクはセンタープレート23からダンパスプリング24を介して両側プレート22a,22bへ伝達され、この回転トルクはホルダー17へ伝わる。そして該ダンパ2はスリーブ11に回転可能に軸支されているだけの取付け構造としている。
本発明では上記ダンパ2の具体的な構造は限定しないことにする。車のアクセルを踏むならば出力軸16の中心に設けている油路18から作動油が流れてピストン3が移動し、その結果、クラッチ部1が働く。この際、クラッチ部1が作動することで、停止しているプレート14,14・・及びクラッチドラム5が瞬間的に回転し、その結果、衝撃トルクが発生する。この衝撃トルクを上記ダンパ2が吸収して滑らかなトルクとして伝達される。
図2は本発明の発進クラッチを示す他の実施例である。この実施例では前記図1に示した実施例の場合とは逆にダンパ2がフロント部側に配置され、クラッチ部1がリア側に取付けられている。ただし、トルクの伝達経路は同じであり、エンジンのクランク軸6からの回転トルクはフロント部8からダンパ2→クラッチ部1へと伝わり、クラッチ部1が取付けられているクラッチドラム5からハブ12→出力軸16へと伝達される。従って、基本的な構造は前記図1の実施例の発進クラッチの場合と共通している。
ところで、ダンパ2とクラッチ部1の位置が変わることで、ハブ12の形状及びハブ12の中心凹部に嵌って取付けられているスペーサ19の形状は違っている。出力軸16の中心には油路18が形成され、この油路18を流れた作動油は出力軸16の先端からスペーサ19に設けた連通穴20を流れ、そしてハブ12に設けた連通穴26から油圧室13へ送り込まれる。
作動油が油圧室13へ送られることで、ピストン3が左方向へ移動してプレート14を押圧する。その結果、各プレート14,14・・とディスク15,15・・が係合してクラッチ部1が働く。従って、ダンパ2からホルダー17へ伝わる回転トルクはディスク15からプレート14へ伝達され、クラッチドラム5からハブ12へと伝達し、出力軸16へと伝えられる。
図1、図2に示した実施例から明らかなように、フロント部8の内側中心にはスペーサ19が配置され、このスペーサ19の中心穴には出力軸16の先端が嵌って支持されている。フロント部8の正面側にはクランク軸6の中心穴に嵌るセンターピース10が取着されているが、スペーサ19と切り離すことで該センターピース10の形状は単純化出来、しかも他のエンジンに対しても兼用可能な大きさ・形状となる。
スペーサ19はハブ12の中心凹部に嵌って取付けられ、その形状は該中心凹部に対応しているが、材質が樹脂であるならば簡単に成形することが出来る。アルミ材であれば、ダイキャスト成形にて製作することが可能である。該スペーサ19とハブ12との間に相対回転はないが、フロント部8とは相対回転して滑りが発生しても、樹脂やアルミなどで磨耗し難い材質が用いられている。
クラッチドラム5はハブ12に取付けられ、油圧室13へ作動油が送り込まれて油圧が上昇するならば、ピストン3が前進すると共にその反力でクラッチドラム5が後退しようとするが、ハブ12はスリーブ11との間に設けたスラスト軸受けにて支持されている。同じく、フロント部8との間にもスラスト軸受けが介在している。
そして、ダンパ2はクラッチ部1が係合する際の衝撃トルクを緩和することが出来、係合状態ではエンジンのトルク変動を吸収することが出来る。本発明の場合、ダンパ2から出力された回転トルクはクラッチ部1、ピストン3、クラッチドラム5を経由して出力軸16へ伝達される。すなわち、ダンパ2より後のイナーシャが大きくなり、エンジンのトルク変動はこのイナーシャにて吸収され、滑らかなトルク伝達を実現できる。
本発明に係る発進クラッチの実施例。 本発明に係る発進クラッチの他の実施例。 従来の発進クラッチを示す実施例。
符号の説明
1 クラッチ部
2 ダンパ
3 ピストン
4 外殻
5 クラッチドラム
6 クランク軸
7 連結板
8 フロント部
9 連結板
10 センターピース
11 スリーブ
12 ハブ
13 油圧室
14 プレート
15 ディスク
16 出力軸
17 ホルダー
18 油路
19 スペーサ
20 連通穴
21 戻しバネ
22 側プレート
23 センタープレート
24 ダンパスプリング
25 連結リング
26 連通穴

Claims (4)

  1. 複数枚のプレートとディスクを組み合わせてピストンの動きで作動するクラッチ部と、該プレートとディスクが互いに係合してクラッチ部が働く際の衝撃トルク及び係合状態でのエンジンのトルク変動を吸収するダンパを備えた発進クラッチにおいて、出力軸が嵌るハブにはクラッチドラムを取着し、該クラッチドラムにはクラッチ部と油圧室を形成してピストンを移動可能に取付け、そしてダンパの入力側部材を外殻と連結すると共に出力側部材をクラッチ部のディスクが噛み合う入力側部材とし、上記ハブの中心凹部に嵌めたスペーサの中心穴に出力軸の先端を嵌めて支持し、そしてハブ及びスペーサには連通穴を形成し、出力軸の中心軸に設けた油路を流れる作動油をピストンの油圧室へ上記ハブとスペーサの連通穴を流して供給可能としたことを特徴とする発進クラッチ。
  2. 上記ダンパの内周側をハブ外周に軸支した請求項1記載の発進クラッチ。
  3. 上記ダンパの内周側をスリーブ外周に軸支した請求項1記載の発進クラッチ。
  4. 上記クラッチ部のプレート外周に形成したスプライン歯をクラッチドラム内周のスプライン溝と噛み合わせ、ディスク内周に形成したスプライン溝をダンパの出力部材と成るホルダー外周に形成したスプライン歯と噛み合わせた請求項1、請求項2、又は請求項3記載の発進クラッチ。
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