JP2008087869A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008087869A
JP2008087869A JP2006267440A JP2006267440A JP2008087869A JP 2008087869 A JP2008087869 A JP 2008087869A JP 2006267440 A JP2006267440 A JP 2006267440A JP 2006267440 A JP2006267440 A JP 2006267440A JP 2008087869 A JP2008087869 A JP 2008087869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
receiving portion
sheet receiving
paper
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006267440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4274220B2 (ja
Inventor
Yoshiyuki Ito
芳行 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2006267440A priority Critical patent/JP4274220B2/ja
Priority to US11/857,580 priority patent/US8219020B2/en
Publication of JP2008087869A publication Critical patent/JP2008087869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4274220B2 publication Critical patent/JP4274220B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6552Means for discharging uncollated sheet copy material, e.g. discharging rollers, exit trays
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S271/00Sheet feeding or delivering
    • Y10S271/902Reverse direction of sheet movement

Abstract

【課題】本発明は、部品点数の削減された画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】用紙3を上部排紙トレイ110に排出する場合には延長トレイ122を上部排紙トレイ110に取り付け、一方、用紙3をリアカバー116に排出する場合には延長トレイ122をリアカバー116に取り付ける構成とした。これにより、大判の用紙3に画像を形成する際に、上部排紙トレイ110及びリアカバー116から用紙がはみ出して落ちることを、1つの延長トレイ122により防止できるから、部品点数を削減できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置としては特許文献1記載のものが知られている。このものは、画像形成部により画像が形成されたシートを排出する排出部を備えた本体機構部が筐体で覆われてなる。この筐体の上面には排出部から排出されるシートを受ける上部シート受け部が設けられており、また、筐体の側面には、排出部から排出されるシートを受ける側部シート受け部が設けられている。画像形成装置には、上述の排出部に臨んで設けられ、且つ、排出部から排出されるシートと摺接することでシートを上部シート受け部及び側部シート受け部のいずれか一方に選択的に案内する案内部が設けられている。
特開平7−242363号公報
近年、画像形成装置には小型化が求められており、上部及び側部シート受け部に対しても小型化が求められる。しかしながら過度に小型化を図ると、大判のシートを使用する場合にシートが上部及び側部シート受け部からはみ出て落ちてしまう。
このため、例えば、上部及び側部シート受け部は一般的に使用される大きさのシートが使用可能な大きさに形成しておき、両シート受け部の双方には、延長シート受け部を回動可能に取り付け、大判のシートを使用する際にはこの延長シート受け部を回動させてシート排出方向下流側に突出させて使用することが考えられる。これにより、上部及び側部シート受け部の小型化を図ると共に、大判のシートを使用する場合でも、上部及び側部シート受け部からシートがはみ出て落ちることを防止できる。
しかしながら上記の構成によると、上部及び側部シート受け部の双方に延長シート受け部が取り付けられることになるので、部品点数が増大し、コスト増を招く。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数の削減された画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、画像形成装置であって、画像形成部により画像が形成されたシートを排出する排出部を備えた本体機構部を覆う筐体と、前記筐体の上面に設けられて前記排出部から排出される前記シートを受ける上部シート受け部と、前記筐体の側面に設けられて前記排出部から排出される前記シートを受ける側部シート受け部と、前記排出部に臨んで設けられ、前記排出部から排出される前記シートと摺接することで前記シートを前記上部シート受け部及び前記側部シート受け部のいずれか一方に選択的に案内する案内部と、前記シートが前記案内部により前記上部シート受け部に排出されるときには前記上部シート受け部の前記シートの排出方向下流側の外縁に着脱可能に取り付けられ、かつ、前記シートが前記案内部により前記側部シート受け部に排出されるときには前記側部シート受け部の前記シートの排出方向下流側の外縁に着脱可能に取り付けられる延長シート受け部とを備える。
請求項2の発明は、請求項1記載のものであって、前記延長シート受け部は、その表裏を裏返しても、前記上部シート受け部及び前記側部シート受け部の双方に取り付け可能となっている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のものであって、前記筐体の側面には開口が設けられており、記側部シート受け部は、前記筐体に、前記開口の下部において水平方向に延びる回動軸を中心として回動可能に設けられており、その回動操作により、前記開口を閉じる閉位置と、前記開口を解放する開位置との間で回動可能になっている。
請求項4の発明は、請求項3記載のものであって、前記本体機構部の前記排出部は前記筐体の前記開口に臨んで設けられており、前記案内部は、前記側部シート受け部が前記閉位置にある状態で前記筐体の内側に位置する側面に突設された案内リブであり、前記案内リブと摺接することにより、前記排出部から排出された前記シートは前記上部シート受け部に案内されるようになっている。
請求項5の発明は、請求項4記載のものであって、前記延長シート受け部は前記側部シート受け部に、その前記シート排出方向下流側の外縁において水平方向に延びる回動軸を中心として回動可能に取り付けられ、その回動操作により、前記側部シート受け部の前記案内リブが設けられた側面に重ねられた状態で前記側部シート受け部の外縁からはみ出さないようになっている収容位置と、前記側部シート受け部の前記シートの排出方向下流側の外縁から延出するシート受け位置との間で回動可能になっており、前記延長シート受け部には、前記延長シート受け部が前記収容位置にある状態で、前記側部シート受け部の前記案内リブから逃げる逃げ凹部が形成されている。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、案内部により上部シート受け部にシートが排出される場合には上部シート受け部に延長シート受け部が取り付けられ、側部シート受け部にシートが排出される場合には側部シート受け部に延長シート受け部が取り付けられるようになっている。このように請求項1の発明によれば、1つの延長シート受け部を上部及び側部シート受け部に取り付けることで、大判のシートに画像を形成する際に、上部及び側部シート受け部からシートがはみ出して落ちることを防止できるから、部品点数を削減できる。
なお、シートは、案内部と摺接することで上部シート受け部及び側部シート受け部のいずれか一方のみに選択的に排出される構成となっているから、上部シート受け部及び側部シート受け部のうち、シートが排出されるもののみに延長シート受け部が取り付けられていればよく、上部及び側部シート受け部の双方に延長シート受け部が取り付けられていなくても問題はない。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、延長シート受け部は、その表裏を裏返しても使用できるので、操作者の負担を軽減できる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、側部シート受け部を使用しないときには閉位置にして開口を閉じる。これにより、側部シート受け部を使用しないときに、ほこりやゴミが開口から筐体内に侵入することを抑制できる。
<請求項4の発明>
請求項4の発明によれば、側部シート受け部を閉位置にするという簡易な操作により、シートを上部シート受け部に案内することができる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、延長シート受け部を側部シート受け部に収容位置にすることで、側部シート受け部に取り付けた状態で、側部シート受け部を閉位置にすることができる。これにより、側部シート受け部を閉位置に回動させる場合に、延長シート受け部を側部シート受け部からいちいち取り外さなくてもよい。
<実施形態1>
本発明に係る画像形成装置をレーザプリンタ1に適用した実施形態1を図1ないし図8を参照して説明する。
(1.レーザプリンタの全体構成)
図1はレーザプリンタ1の要部側断面図である。図1に示すように、レーザプリンタ1は筐体2の内部に本体機構部1Aを収容してなる。この本体機構部1Aは、用紙(本発明の「シート」の一例)3を給紙するための給紙機構部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像形成された用紙3を排紙するための排紙機構部6とを備える。なお、以下の説明においては、図1における右方を前方とし、左方を後方とする。
筐体2の上面には、その上面を下方に凹設することにより、画像形成後の用紙3を積載するための上部排紙トレイ(本発明の「上部シート受け部」の一例)100が形成されている。この上部排紙トレイ100には、前方に向けて上り勾配をなす載置面101が設けられ、その載置面101の後端には、鉛直方向に切り立った形状をなす用紙後端受け部102が設けられている。用紙3が上部排紙トレイ100に排紙されると、用紙3は載置面101上に載置されると共に、用紙3の後端が用紙後端受け部102によって支持されるようになっている。
筐体2の前側(図1における右側)の側壁には、後述するプロセスカートリッジ20を本体機構部1Aに着脱するための着脱口7が形成されており、その着脱口7を開閉するためのフロントカバー7Aが設けられている。フロントカバー7Aを開くと着脱口7が開放され、この着脱口7を通して、プロセスカートリッジ20を本体機構部1Aに着脱できるようになっている。
筐体2の後側(図1における左側)の側壁には、後述する加熱ローラ49及び後述する加圧ローラ50に臨む位置に開口115が形成されており、この開口115を開閉するためのリアカバー116(本発明の「側部シート受け部」の一例)が設けられている。図2に示すように、このリアカバー116は、開口115の下部において水平方向(図2において紙面を貫通する方向)に延びる回動軸を中心として、筐体2に回動可能に取り付けられている。リアカバー116は、開口115を塞ぐ閉位置(図1に示される状態)と、開口115を開放する開位置(図2に示される状態)との間を回動可能になっている。リアカバー116が閉位置にある状態におけるリアカバー116の内側面には、内方に突出するロック部117が設けられている(図7参照)。このロック部117と筐体2に設けられたロック受け部(図示せず)とが係合することで、リアカバー116は筐体2に対して閉位置に保持されるようになっている。また、リアカバー116が開位置にある状態で、リアカバー116の内側面には、画像形成後の用紙3が積載されるようになっている。図1及び図8に示すように、リアカバー116の外側面の上端部には、指を掛けるための指掛け部128が外方に突設されている。
また、筐体2の下部には、画像を形成するための用紙3が積載される給紙トレイ9が前方へ引き出し可能に装着されている。
(2.給紙機構部)
給紙トレイ9は上面が開放された箱状をなしており、用紙3を積層状に収容できるようになっている。給紙トレイ9の下部には用紙押圧板15が設けられている。この用紙押圧板15の上面には用紙3が積層状に載置可能になっている。用紙押圧板15は、その後端部(図1における左端部)が揺動可能に支持されており、これにより、その前端部(図1における右端部)が上下方向に移動可能になっている。
給紙トレイ9の前端部には、用紙押圧板15の前端部を上方に持ち上げるためのレバー17が設けられている。このレバー17は、用紙押圧板15の前側から下側へ回り込むように断面略L字状に形成されている。レバー17の上端部は給紙トレイ9の前端部に設けられたレバー軸18に取り付けられており、レバー17の後端部は用紙押圧板15の前端部の下面に当接している。レバー軸18が図中時計回りに回転駆動すると、レバー17がレバー軸18を支点として回転し、レバー17の後端部が用紙押圧板15の前端部を持ち上げるようになっている。なお、給紙トレイ9を筐体2から離脱させると、用紙押圧板15は、その自重によって下向きに移動するようになっている。
給紙機構部4は、給紙トレイ9の前端上方に位置する給紙ローラ10と、給紙ローラ10の後方に位置して給紙トレイ9の最上位の用紙3に接するピックアップローラ12とを備えている。給紙ローラ10の外周面のうち前半分と対向する位置には、用紙3の搬送方向を反転させてガイドするガイド面16を有する反転ガイド37が設けられている。上述の給紙ローラ10の外周面と、ガイド面16との間を用紙3が通過するようになっている。反転ガイド37の入口部分には、バネの付勢力により給紙ローラ10に圧接する分離パッド11が設けられている。さらに、反転ガイド37の搬送途上には、分離パッド11の下流側に位置するピンチローラ13と、ピンチローラ13の下流側に位置する紙粉取りローラ8とがそれぞれ給紙ローラ10と対向配置されている。
給紙トレイ9の最上位の用紙3は、用紙押圧板15によってピックアップローラ12に向かって押圧され、ピックアップローラ12の回転によって反転ガイド37の入口へ送り出され、給紙ローラ10と分離パッド11との間に挟まれたときに1枚ごとに分離されるようになっている。そして、ピックアップローラ12及び分離バッド11の間から送り出された用紙3は、給紙ローラ10とピンチローラ13との間及び給紙ローラ10と紙粉取りローラ8との間に挟まれて反転ガイド37の出口から排出され、給紙ローラ10の斜め後上方に配されたレジストローラ14へ搬送されるようになっている。
レジストローラ14は、一対のローラから構成されており、用紙3の斜行を矯正して、この用紙3を画像形成部5の画像形成位置(後述する感光ドラム29と転写ローラ32との接触部分)へと送り出すようになっている。
(3.画像形成部)
画像形成部5は、スキャナ部19と、プロセスカートリッジ20と、定着器21とを備えている。
スキャナ部19は筐体2内の上部に設けられている。このスキャナ部19は、レーザ光源(図示しない)と、回転駆動されるポリゴンミラー22と、fθレンズ23と、反射鏡24と、レンズ25と、反射鏡26とを備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー22で偏向されて、fθレンズ23を通過した後、反射鏡24によって光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ20の後述する感光ドラム29のドラム本体34の表面上に照射されるようになっている。
プロセスカートリッジ20はスキャナ部19の下方に配されている。プロセスカートリッジ20は、フレーム28内に、感光ドラム29、帯電器としてのスコロトロン型帯電器30(以下、単に帯電器30ともいう)と、現像カートリッジ31と、転写ローラ32と、クリーニングブラシ33とを備えている。フレーム28は、上フレーム27Aと、この上フレーム27Aとは別体に形成されて、上フレーム27Aと組み合わされる下フレーム27Bとを備えている。
感光ドラム29は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体34と、このドラム本体34の軸心において、ドラム本体34の長手方向に沿って延びる金属性のドラム軸35とを備えている。ドラム軸35が上フレーム27Aに支持され、このドラム軸35に対してドラム本体34が回転自在に支持されることにより、感光ドラム29は、上フレーム27Aにおいて、ドラム軸35を中心に回転自在に設けられている。
スコロトロン型帯電器30は、感光ドラム29の後側斜め上方において、感光ドラム29と接触しないように所定間隔を隔てて、感光ドラム29と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器30は、タングステン等の帯電用ワイヤ(図示せず)からコロナ放電を発生させることにより、感光ドラム29の表面を一様に正極性に帯電させるようになっている。
現像カートリッジ31は、後側が開放されたボックス形状をなし、下フレーム27Bに対して着脱自在に装着されている。この現像カートリッジ31内には、トナー収容室39、供給ローラ40、現像ローラ41及び層厚規制ブレード42が設けられている。
トナー収容室39は、仕切板43によって仕切られた現像カートリッジ31の前側の内部空間として形成されている。トナー収容室39内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されている。このトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、また、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。
また、トナー収容室39内には、アジテータ44が設けられている。トナー収容室39内のトナーは、アジテータ44により撹拌されて、仕切板43の下方において前後方向に連通する開口部45から供給ローラ40に向かって放出されるようになっている。
供給ローラ40は、開口部45の後側に配置されて、現像カートリッジ31に回転可能に支持されている。この供給ローラ40は、金属製のローラ軸を、導電性の発泡材料からなるローラで被覆することにより構成されている。この供給ローラ40は、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動されるようになっている。
現像ローラ41は、供給ローラ40の後側において、供給ローラ40と互いに圧縮されるように接触した状態で、現像カートリッジ31に回転可能に支持されている。また、現像ローラ41は、現像カートリッジ31が下フレーム27Bに装着された状態で、感光ドラム29に対向して接触するようになっている。この現像ローラ41は、金属製のローラ軸を、導電性のゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されている。ローラ軸は、現像カートリッジ31の後端部において、その両端部が現像カートリッジ31の側面から前後方向と直交する幅方向外方(図1において紙面を貫通する方向)に突出している。
現像ローラ41のローラは、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。現像ローラ41には、現像時に現像バイアスが印加されるようになっている。また、現像ローラ41は、図示しないモータからの動力の入力により、供給ローラ40と同じ方向に回転駆動されるようになっている。
層厚規制ブレード42は、金属の板ばね材からなるブレード本体46の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部47を備えている。この層厚規制ブレード42は、現像ローラ41の上方において現像カートリッジ31に支持されて、押圧部47がブレード本体46の弾性力によって現像ローラ41上に圧接されている。
開口部45から放出されたトナーは、供給ローラ40の回転により、現像ローラ41に供給されるようになっている。このときトナーは、供給ローラ40と現像ローラ41との間で正に摩擦帯電されるようになっている。現像ローラ41上に供給されたトナーは、現像ローラ41の回転に伴って、層厚規制ブレード42の押圧部47と現像ローラ41との間に進入し、ここでさらに帯電されて一定厚さの薄層として現像ローラ41上に担持されるようになっている。
転写ローラ32は、下フレーム27Bに回転自在に支持されており、上フレーム27Aと下フレーム27Bとが組み合わされた状態において、感光ドラム29と上下方向において対向して接触し、感光ドラム29との間にニップを形成するように配置されている。この転写ローラ32は、金属製のローラ軸を、導電性のゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されている。転写ローラ32には、転写時に転写バイアスが印加されるようになっている。また、転写ローラ32は、図示しないモータからの動力の入力により、感光ドラム29と反対方向に回転駆動されるようになっている。
クリーニングブラシ33は、下フレーム27Bに取り付けられており、上フレーム27Aと下フレーム27Bとが組み合わされた状態において、感光ドラム29の後側において、感光ドラム29と対向して接触するように配置されている。
感光ドラム29の表面は、その感光ドラム29の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器30により一様に正帯電された後、スキャナ部19からのレーザビームの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成されるようになっている。
次いで、現像ローラ41の回転により、現像ローラ41上に担持されかつ正帯電されているトナーが感光ドラム29に対向して接触するときに、感光ドラム29の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム29の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給されるようになっている。これにより、感光ドラム29の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム29の表面には、反転現像によるトナー像が担持されるようになっている。
その後、感光ドラム29の表面上に担持されたトナー像は、レジストローラ14によって搬送されてくる用紙3が、感光ドラム29と転写ローラ32との間の転写位置を通る間に、転写ローラ32に印加される転写バイアスによって、用紙3に転写されるようになっている。トナー像が転写された用紙3は、定着器21に搬送されるようになっている。なお、転写後に感光ドラム29上に残存する転写残トナーは、現像ローラ41に回収されるようになっている。また、転写後に感光ドラム29上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ33によって回収されるようになっている。
定着器21は、プロセスカートリッジ20の後側に設けられ、定着フレーム48と、加熱ローラ(本発明の「排出部」の一例)49と、加圧ローラ(本発明の「排出部」の一例)50とを備えている。加熱ローラ49と加圧ローラ50は、定着フレーム48内に設けられている。
加熱ローラ49は、表面がフッ素樹脂によってコーティングされた金属管と、その金属管内に加熱のためのハロゲンランプとを備え、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動されるようになっている。
加圧ローラ50は、加熱ローラ49の下方において、加熱ローラ49を押圧するように対向配置されている。この加圧ローラ50は、金属製のローラ軸を、ゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されており、加熱ローラ49の回転駆動に従って従動するようになっている。
定着器21では、転写位置において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ49と加圧ローラ50との間を通過する間に、用紙3に熱定着させるようになっている。トナーが定着した用紙3は、排紙機構部6へと送り出される。
(4.排紙機構部)
排紙機構部6は、排紙ガイド(本発明の「案内部」の一例)113と、上部排紙トレイ100へ用紙3を排出する排紙ローラ110とを備えている。本レーザプリンタ1では、熱定着された後の用紙3は、次の2つの搬送経路のうちのいずれかに送られるように構成されている。すなわち、本レーザプリンタ1には、リアカバー116を閉位置に保持した状態において、加熱ローラ49及び加圧ローラ50から送られてくる用紙3を上部排紙トレイ100に搬送するための第1搬送経路118と、リアカバー116が開位置にある状態において、加熱ローラ49及び加圧ローラ50から送られてくる用紙3をリアカバー116に搬送するための第2搬送経路119とが設けられている。
加熱ローラ49及び加圧ローラ50の下流側には、熱定着された後の用紙3を第1搬送経路118及び第2搬送経路119のいずれか一方に案内するための排紙ガイド113が設けられている。排紙ガイド113は、リアカバー116が開位置と閉位置との間で回動することに連動して、水平方向(図1及び図2において紙面を貫通する方向)に延びる回動軸を中心として、回動するようになっている。排紙ガイド113には、加熱ローラ49及び加圧ローラ50に臨む位置に、前下がりの勾配を有するガイド面114が設けられている。
図1に示すように、リアカバー116が閉位置に保持された状態では、熱定着された後の用紙3は、排紙ガイド113のガイド面114と摺接することで第1搬送経路118に案内されるようになっている。また、図2に示すように、リアカバー116が開位置にある状態では、排紙ガイド113は、図2において反時計回りに回動し、熱定着された後の用紙3は、排紙ガイド113のガイド面114と摺接することで第2搬送経路119に案内されるようになっている。このように、用紙3は、排紙ガイド113により、第1搬送経路118及び第2搬送経路119のいずれか一方に選択的に案内されるようになっている。
リアカバー116が閉位置に保持された状態における内側面には、排紙ガイド113の下流側の位置に、案内リブ(本発明の「案内部」の一例)120が立設されている。この案内リブ120は、用紙3の加熱ローラ49及び加圧ローラ50からの排出方向に沿って延設されており、その端縁には側方から見て弧状をなす弧状面121が形成されている。排紙ガイド113により第1搬送経路118に案内された用紙3は、弧状面121と摺接することで上部排紙トレイ100に案内されるようになっている。弧状面121の下流側は、排紙ローラ110に連なっている。
排紙ローラ110は、金属製のローラ軸111を、ゴム材料からなるローラで被覆することにより構成されており、図示しないモータからの動力の入力により、反時計回り方向に回転駆動されるようになっている。排紙ローラ110の前方斜め下側には、補助ローラ112が排紙ローラ110に対向配置されている。補助ローラ112は、排紙ローラ110の回転駆動に従って従動されるようになっている。弧状面121の下流側端部から搬送された用紙3は、排紙ローラ110と補助ローラ112との間に挟まれて上部排紙トレイ100の載置面101へと送り出されるようになっている。
一方、図2に示すように、リアカバー116が開位置にある状態では、排紙ガイド113により第2搬送経路119に案内された用紙3は、加熱ローラ49及び加圧ローラ50からリアカバー116へと送り出されるようになっている。
(5.延長トレイ)
さて、図3に示すように、上部排紙トレイ100における用紙3の排出方向下流側(図3における右方)の外縁には、排出された用紙3を受けることで、用紙3が上部排紙トレイ110からはみ出して落下することを防止する延長トレイ122が着脱可能になっている。また、リアカバー116における用紙3の排出方向下流側(図3における左方)の外縁には、排出された用紙3を受けることで、用紙3がリアカバー116からはみ出して落下することを防止する延長トレイ122が着脱可能になっている。延長トレイ122は、用紙3が排紙ガイド113及び案内リブ120により上部排紙トレイ110に排出されるときには上部排紙トレイ110に取り付けられるようになっており、一方、用紙3が排紙ガイド113及び案内リブ120によりリアカバー116に排出されるときには、リアカバー116に取り付けられるようになっている。
延長トレイ122は、図4に示すように、合成樹脂製の略板状をなしており、その一方の面側にやや湾曲して形成されている。図3に示すように延長トレイ122は、湾曲した側面を上方に向けた姿勢で筐体2に取り付けられるようになっている。延長トレイ122の図4における下部には、リアカバー116の案内リブ120を逃げるための逃げ凹部125が形成されている。この逃げ凹部125により、延長トレイ122の側縁の下部には、延長トレイ122の幅方向(図4における左右方向)に撓み変形可能な一対の脚部129が形成されている。この脚部129の外側縁には、図4における下端部に、外方に突出する一対の組付け突部123が形成されている。この組付け突部123が、上部排紙トレイ100又はリアカバー116に設けられた組付け凹部124に嵌合することで、延長トレイ122は上部排紙トレイ100又はリアカバー116に取り付けられるようになっている。
図1及び図7に示すように、上部排紙トレイ100の前部(図1における右側)には、下方に陥没して、延長トレイ122を収容可能な延長トレイ収容凹部126が設けられている。図5に示すように、延長トレイ収容凹部126の側壁には、用紙3の排出方向下流側の端部に、延長トレイ122の組付け突部123と嵌合するための組付け凹部124が凹設されている。組付け突部123と組付け凹部124とが嵌合することで、延長トレイ122は上部排紙トレイ100に回動可能に組み付けられるようになっている。この延長トレイ122は、図1及び図6に示すように延長トレイ122が延長トレイ収容凹部126内に収容された収容位置と、図3及び図7において二点鎖線で示す用紙受け位置との間で回動可能になっている。延長トレイ122は、レーザプリンタ1を使用しない状態では、収容位置に回動されて延長トレイ収容凹部126内に収容されるようになっている。また、図5に示すように、延長トレイ収容凹部126の後部には、延長トレイ収容凹部126内に収容された延長トレイ122の側縁に指を引っ掛けるための指掛け凹部127が設けられている。この指掛け凹部127に指を引っ掛けることで、延長トレイ122を収容位置から用紙受け位置に引き起こすことができるようになっている。
図3及び図7に示すように、延長トレイ122が上部排紙トレイ100に組み付けられて、用紙受け位置にある状態では、延長トレイ122は、上部排紙トレイ100における用紙3の排出方向下流側(図3における右側)の外縁から、用紙3の排出方向下流側に突出するようになっている。
図8に示すように、リアカバー116の上端部には、延長トレイ122の組付け突部123と嵌合するための貫通孔130が、レーザプリンタ1の幅方向を向いて設けられている。図7及び図8に示すように、リアカバー116が開位置にある状態で、延長トレイ122はリアカバー116の上端部に組み付けられるようになっている。延長トレイ122がリアカバー116に組み付けられた状態で、案内リブ120が延長トレイ122の逃げ凹部125内に収容されることで、延長トレイ122が案内リブ120から退避できるようになっている。
図3及び図7に示すように、延長トレイ122がリアカバー116に組み付けられた状態では、延長トレイ122は、リアカバー116における用紙3の排出方向下流側(図3における左側)の外縁から、用紙3の排出方向下流側に突出するようになっている。
(6.レーザプリンタの作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。はじめに、用紙3を上部排紙トレイ110に排紙する場合について説明する。まず、リアカバー116を回動させて閉位置に保持する。すると、排紙ガイド113はリアカバー116に従って回動し、用紙3を第1搬送経路に案内する位置に変位する(図1参照)。
次いで、上部排紙トレイ110の脚部129を幅方向内方に撓み変形させて組付け凹部124内に延長トレイ122の組付け突部123を嵌め込み、次いで脚部129を復帰変形させることで組付け突部123を組付け凹部124内に嵌合させ、延長トレイ122を上部排紙トレイ110に組み付ける。そして、延長トレイ122を用紙受け位置にまで回動させる。また、延長トレイ122が既に上部排紙トレイ110に組み付けられて、延長トレイ収容凹部126内に収容位置において収容されている場合には、上部排紙トレイ110の指掛け凹部127に指を差し入れ、延長トレイ122の側縁に指を掛けて引き起こし、延長トレイ122を用紙受け位置にまで回動させる。
その後、印刷動作を行う。画像形成部5により画像が形成された用紙3は、加熱ローラ49及び加圧ローラ50から排出される。すると、用紙3は、排紙ガイド113のガイド面114と摺接して第1搬送経路に案内され、更に案内リブ120の弧状面121と摺接して排紙ローラ110へと案内される。そして、用紙3は、排紙ローラ110と補助ローラ112との間から上部排紙トレイ110に排出される。
上部排紙トレイ110に排出された用紙3は、上部排紙トレイ110及び延長トレイ122の上に積載される。延長トレイ122は、上部排紙トレイ110において用紙3の排出方向下流側の外縁から、用紙3の排出方向下流側に突出して取り付けられている。これにより。、大判の用紙3を使用した場合でも、用紙3は延長トレイ122に受けられるようになっており、この結果、用紙3が上部排紙トレイ110からはみ出して落下することを防止できる。
印刷が終了したら、延長トレイ122を、用紙受け位置から収容位置にまで回動させ、上部排紙トレイ110の延長トレイ収容凹部126内に収容する。これにより、レーザプリンタ1を使用しない状態において、延長トレイ122に不用意に異物が衝突して、延長トレイ122が外れたり、破損することを防止できる。
次に、用紙3をリアカバー116に排出する場合について説明する。まず、リアカバー116の指掛け部128に指を掛けて外方に引っ張り、リアカバー116を閉位置から開位置にまで回動させる。すると、排紙ガイド113は、リアカバー116に従って回動し、用紙3を第2搬送経路に案内する位置にまで変位する(図2参照)。
延長トレイ122が上部排紙トレイ110に組み付けられている場合には、延長トレイ122の脚部129を幅方向内方に撓み変形させて、組付け突部123と、組付け凹部124との嵌合を外し、延長トレイ122を上部排紙トレイ110から取り外す。延長トレイ122が上部排紙トレイ110に組み付けられていない場合には、延長トレイ122の取り外し作業は省略できる。
その後、延長トレイ122の脚部129を幅方向内方に撓み変形させて、組付け突部123を、リアカバー116の貫通孔130内に嵌め込み、脚部129を復帰変形させて、組付け突部123と貫通孔130とを嵌合させる。このようにして延長トレイ122をリアカバー116に取り付ける。
続いて、印刷動作を行う。画像形成部5により画像が形成された用紙3は、加熱ローラ49及び加圧ローラ50から排出される。すると、用紙3は、排紙ガイド113のガイド面114と摺接して第2搬送経路に案内され、リアカバー116に排出される。
リアカバー116に排出された用紙3は、リアカバー116及び延長トレイ122の上に積載される。延長トレイ122は、リアカバー116において用紙3の排出方向下流側の外縁から、用紙3の排出方向下流側に突出して取り付けられている。これにより、大判の用紙3を使用した場合でも、用紙3は延長トレイ122に受けられるようになっており、この結果、用紙3がリアカバー116からはみ出して落下することを防止できる。
印刷が終了したら、延長トレイ122の脚部129を幅方向内方に撓み変形させて、組付け突部123と、貫通孔130との嵌合を外し、延長トレイ122をリアカバー116から取り外す。次いで、リアカバー116を回動させ、リアカバー116を、筐体2に対して、開口115が閉じられた閉位置に保持する。次いで、上述したのと同様にして、延長トレイ122を上部排紙トレイ110に組み付けた後、延長トレイ122を、収容位置にまで回動させ、上部排紙トレイ110の延長トレイ収容凹部126内に収容する。
近年、レーザプリンタ1には小型化が求められている。しかしながら過度に小型化を図ると、大判の用紙3を使用する場合に用紙3が上部排紙トレイ110又は及リアカバー116からはみ出て落ちてしまうことが懸念される。
そこで、上部排紙トレイ110及びリアカバー116の双方に延長トレイ122を取り付けることが考えられる。しかしながらこの手法では、上部排紙トレイ110及びリアカバー116の双方に延長トレイ122が取り付けられることになるので、部品点数が増大し、コスト増を招く。
上記の点に鑑み、本実施形態では、用紙3を上部排紙トレイ110に排出する場合には延長トレイ122を上部排紙トレイ110に取り付け、一方、用紙3をリアカバー116に排出する場合には延長トレイ122をリアカバー116に取り付ける構成とした。これにより、大判の用紙3に画像を形成する際に、上部排紙トレイ110及びリアカバー116から用紙がはみ出して落ちることを、1つの延長トレイ122により防止できるから、部品点数を削減できる。なお、用紙3は、排紙ガイド113により上部排紙トレイ110とリアカバー116のいずれか一方のみに選択的に排出される構成となっているから、上部排紙トレイ110及びリアカバー116のうち、用紙3が排出されるものにのみ延長トレイ122が取り付けられていればよい。
また、本実施形態では、用紙3をレーザプリンタ1の側方から排出しない場合には、リアカバー116を閉位置にして開口115を閉じるようになっている。これにより、ほこりやゴミが開口115から筐体2内に侵入することを抑制できる。
そして、リアカバー116を閉位置にするという簡易な操作により、用紙3を、排紙ガイド113及び案内リブ120により第1搬送経路に案内し、上部排紙トレイ110へと案内することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9ないし図12を参照して説明する。図9に示すように、延長トレイ122の下部には、その両端部寄りの位置に、一対の切欠部131が形成されており、この切欠部131により、延長トレイ122の側縁の下部には、延長トレイ122の幅方向(図9における左右方向)に撓み変形可能な一対の脚部129が形成されている。
図10及び図11に示すように、延長トレイ122は、上部排紙トレイ110に対し、収容位置(図10参照)と、用紙受け位置(図11参照)との間で回動可能に取り付けられるようになっている。
また、図12に示すように、延長トレイ122は、開位置にあるリアカバー116の上端部に取り付けられるようになっている。図には詳細に示されていないが、リアカバー116の上端縁には、延長トレイ122をリアカバー116に取り付けた際に、リアカバー116の下端縁から逃げるための逃げ溝が形成されている。これにより、延長トレイ122において、逃げ凹部125を省略できる。上記以外の構成については実施形態1と略同様なので、同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
<実施形態3>
図13は本発明の実施形態3を示す。本実施形態においては、延長トレイ122は平板状をなしており、表裏の区別を有しない構成となっている。また、図13に示すように、延長トレイ122は、表裏を裏返しても、上部排紙トレイ110及びリアカバー116のいずれにも取り付け可能となっている。上記以外の構成については実施形態1と略同様なので、同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、操作者は、延長トレイ122をレーザプリンタ1に取り付ける際に、その表裏を確認しなくてもよいので、操作者の負担を軽減することができる。
<実施形態4>
図14は本発明の実施形態4を示す。本実施形態においては、延長トレイ122は、組付け突部123が貫通孔130に嵌合することで、リアカバー116に対して、回動可能に組み付けられるようになっている。その回動操作により、延長トレイ122は、リアカバー116の案内リブ120が設けられた側面に重ねられた状態でリアカバー116の外縁からはみ出さないようになっている収容位置(図中二点鎖線で示す)と、リアカバー116の用紙3の排出方向下流側の外縁から延出する用紙受け位置(図中実線で示す。本発明の「シート受け位置」の一例」)との間で回動可能となっている。延長トレイ122には、延長トレイ122が収容位置にある状態において、リアカバー116の案内リブ120から逃げる逃げ凹部125が形成されている。
延長トレイ122において、組付け突部123から、この組付け突部123が設けられた側とは反対側の端部までの長さ寸法Lは、リアカバー116が開位置にある状態で、延長トレイ122を用紙受け位置から収容位置に図中時計回り方向に回動させたときに、延長トレイ122の先端が筐体2の開口115の上縁部と干渉しない長さに設定されている。上記以外の構成については実施形態1と略同様なので、同一部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、用紙3をリアカバー116に排出する場合において、印刷が終了したら、延長トレイ122を、用紙受け位置から収容位置にまで回動させる。その後、リアカバー116を回動させて、筐体2に対し、開口115が閉じられた閉位置に保持する。これにより、レーザプリンタ1を使用しない状態において、延長トレイ122に不用意に異物が衝突して、延長トレイ122が外れたり、破損することを防止できる。
また、本実施形態によれば、リアカバー116に延長トレイ122を取り付けた状態で収容できる。これにより、リアカバー116に用紙3を排出することが多い操作者にとっては、印刷終了後に、延長トレイ122をリアカバー116から外して上部排紙トレイ110に組付けて収容する手間を省くことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態ではシートとして用紙3を用いたが、これに限られず、例えば合成樹脂製のOHPシートなど、紙以外のシートを用いてもよい。
(2)本実施形態では、リアカバー116が側部シート受け部を兼ねる構成としたが、これに限られず、リアカバー116と、側部シート受け部とを別体とし、用紙3をレーザプリンタ1の側部から排出する際には、側部シート受け部を筐体2に取り付ける構成としてもよい。
(3)本実施形態では、排紙ガイド113はリアカバー116に従って回動し、用紙3を第1及び第2搬送経路のいずれかに案内する構成としたが、これに限られず、排紙ガイド113は、リアカバー116の回動に従わない構成としてもよい。すなわち、用紙3をレーザプリンタ1の上部から排出するか側部から排出するかを操作者が選択し、その選択に従って排紙ガイド113を変位させる構成としてもよい。
(4)本実施形態では案内リブ120はリアカバー116の内側面に設けられる構成としたが、これに限られず、筐体2において加熱ローラ49及び加圧ローラ50に臨む位置に設け、用紙3と摺動することで用紙3を第1搬送経路に案内可能に設けてもよい。
本発明の実施形態1に係るレーザプリンタの概略構成を示す要部側断面図 実施形態1に係るレーザプリンタの要部拡大側断面図であり、リアカバーを開いた状態を示す図 実施形態1に係るレーザプリンタに延長トレイを取り付けた状態を示す側面図 延長トレイの斜視図 上部排紙トレイの要部拡大斜視図 延長トレイを延長トレイ収容凹部内に収容した状態を示すレーザプリンタの斜視図 延長トレイをリアカバーに取り付けた状態を示すレーザプリンタの斜視図 延長トレイをリアカバーに取り付けた状態を示すレーザプリンタの要部拡大斜視図 実施形態2に係るレーザプリンタの延長トレイを示す斜視図 実施形態2に係るレーザプリンタにおいて延長トレイを延長トレイ収容凹部内に収容した状態を示す斜視図 実施形態2に係るレーザプリンタにおいて延長トレイが用紙受け位置にある状態を示す斜視図 実施形態2に係るレーザプリンタにおいて延長トレイをリアカバーに取り付けた状態を示す斜視図 実施形態3に係るレーザプリンタにおいて延長トレイを取り付けた状態を示す側面図 実施形態4に係るレーザプリンタにおいて延長トレイをリアカバーに取り付けた状態を示す要部拡大側面図
符号の説明
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
1A…本体機構部
2…筐体
3…用紙(シート)
5…画像形成部
49…加熱ローラ(排出部)
50…加圧ローラ(排出部)
110…上部排紙トレイ(上部シート受け部)
113…排紙ガイド(案内部)
115…開口
116…リアカバー(側部シート受け部)
120…案内リブ(案内部)
122…延長トレイ(延長シート受け部)
125…逃げ凹部

Claims (5)

  1. 画像形成部により画像が形成されたシートを排出する排出部を備えた本体機構部を覆う筐体と、
    前記筐体の上面に設けられて前記排出部から排出される前記シートを受ける上部シート受け部と、
    前記筐体の側面に設けられて前記排出部から排出される前記シートを受ける側部シート受け部と、
    前記排出部に臨んで設けられ、前記排出部から排出される前記シートと摺接することで前記シートを前記上部シート受け部及び前記側部シート受け部のいずれか一方に選択的に案内する案内部と、
    前記シートが前記案内部により前記上部シート受け部に排出されるときには前記上部シート受け部の前記シートの排出方向下流側の外縁に着脱可能に取り付けられ、かつ、前記シートが前記案内部により前記側部シート受け部に排出されるときには前記側部シート受け部の前記シートの排出方向下流側の外縁に着脱可能に取り付けられる延長シート受け部とを備える画像形成装置。
  2. 前記延長シート受け部は、その表裏を裏返しても、前記上部シート受け部及び前記側部シート受け部の双方に取り付け可能となっている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記筐体の側面には開口が設けられており、
    前記側部シート受け部は、前記筐体に、前記開口の下部において水平方向に延びる回動軸を中心として回動可能に設けられており、その回動操作により、前記開口を閉じる閉位置と、前記開口を解放する開位置との間で回動可能になっている請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置であって、
    前記本体機構部の前記排出部は前記筐体の前記開口に臨んで設けられており、
    前記案内部は、前記側部シート受け部が前記閉位置にある状態で前記筐体の内側に位置する側面に突設された案内リブであり、
    前記案内リブと摺接することにより、前記排出部から排出された前記シートは前記上部シート受け部に案内されるようになっている画像形成装置。
  5. 前記延長シート受け部は前記側部シート受け部に、その前記シート排出方向下流側の外縁において水平方向に延びる回動軸を中心として回動可能に取り付けられ、
    その回動操作により、前記側部シート受け部の前記案内リブが設けられた側面に重ねられた状態で前記側部シート受け部の外縁からはみ出さないようになっている収容位置と、前記側部シート受け部の前記シートの排出方向下流側の外縁から延出するシート受け位置との間で回動可能になっており、
    前記延長シート受け部には、前記延長シート受け部が前記収容位置にある状態で、前記側部シート受け部の前記案内リブから逃げる逃げ凹部が形成されている請求項4記載の画像形成装置。
JP2006267440A 2006-09-29 2006-09-29 画像形成装置 Active JP4274220B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006267440A JP4274220B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 画像形成装置
US11/857,580 US8219020B2 (en) 2006-09-29 2007-09-19 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006267440A JP4274220B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008087869A true JP2008087869A (ja) 2008-04-17
JP4274220B2 JP4274220B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=39261356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006267440A Active JP4274220B2 (ja) 2006-09-29 2006-09-29 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8219020B2 (ja)
JP (1) JP4274220B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282345A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010185995A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Brother Ind Ltd クリーニングシート、クリーニング方法および画像形成装置
JP2013056722A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Brother Industries Ltd シート排出装置
JP2014122989A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Ricoh Co Ltd 画像形成ユニット及び画像形成装置
WO2015159683A1 (ja) * 2014-04-14 2015-10-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
WO2016098584A1 (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社リコー 画像形成装置
US9429893B2 (en) 2012-01-31 2016-08-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Movable tray cover configuration for an image forming apparatus
JP2018025571A (ja) * 2014-12-17 2018-02-15 株式会社リコー 画像形成装置
JP2018034975A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 富士ゼロックス株式会社 着脱式積載補助装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5581926B2 (ja) * 2010-09-14 2014-09-03 セイコーエプソン株式会社 記録装置及び同装置における記録方法
JP5686113B2 (ja) * 2012-03-30 2015-03-18 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置
JP6041251B2 (ja) * 2012-10-12 2016-12-07 株式会社リコー シート材積載装置、シート材排出装置及び画像形成装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0729719B2 (ja) 1985-11-29 1995-04-05 京セラ株式会社 画像形成装置
JPH0389052A (ja) 1989-08-30 1991-04-15 Mazda Motor Corp 差動装置
JPH0543114A (ja) 1991-08-19 1993-02-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 排紙トレイの取り付け装置
JPH0687553A (ja) 1992-09-09 1994-03-29 Ricoh Co Ltd 手差し給紙部を有する複写機
JP2997619B2 (ja) * 1994-03-03 2000-01-11 キヤノン株式会社 シート排出装置及びそれを備えた画像形成装置
US5915157A (en) * 1997-03-26 1999-06-22 Ricoh Company, Ltd. Sheet transport system and apparatus for an image-forming apparatus with crossing sheet transport paths
JP3507652B2 (ja) 1997-03-26 2004-03-15 株式会社リコー 画像形成装置
JP3644622B2 (ja) 1997-05-09 2005-05-11 株式会社リコー 画像出力装置
JPH11139659A (ja) 1997-11-05 1999-05-25 Ricoh Co Ltd シート収納装置
JP3958520B2 (ja) 2000-12-11 2007-08-15 株式会社リコー オプション装置及び画像形成装置
JP2003104616A (ja) 2001-09-28 2003-04-09 Canon Inc シート積載装置及びシート処理装置
KR100437165B1 (ko) * 2002-07-26 2004-06-25 삼성전자주식회사 화상형성장치
JP2005049615A (ja) * 2003-07-29 2005-02-24 Oki Data Corp 画像形成装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282345A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010185995A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Brother Ind Ltd クリーニングシート、クリーニング方法および画像形成装置
JP2013056722A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Brother Industries Ltd シート排出装置
US9429893B2 (en) 2012-01-31 2016-08-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Movable tray cover configuration for an image forming apparatus
JP2014122989A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Ricoh Co Ltd 画像形成ユニット及び画像形成装置
WO2015159683A1 (ja) * 2014-04-14 2015-10-22 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JPWO2015159683A1 (ja) * 2014-04-14 2017-04-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US9625868B2 (en) 2014-04-14 2017-04-18 Kyocera Document Solutions Inc. Image forming apparatus
JP2017178628A (ja) * 2014-04-14 2017-10-05 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
WO2016098584A1 (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社リコー 画像形成装置
JP2018025571A (ja) * 2014-12-17 2018-02-15 株式会社リコー 画像形成装置
JP2018034975A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 富士ゼロックス株式会社 着脱式積載補助装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8219020B2 (en) 2012-07-10
JP4274220B2 (ja) 2009-06-03
US20080080915A1 (en) 2008-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4274220B2 (ja) 画像形成装置
US7639966B2 (en) Image forming apparatus having an image scanning unit
JP4265584B2 (ja) 画像形成装置、プロセスユニット、及び現像カートリッジ
US7555251B2 (en) Image forming apparatus and toner cartridge
JP4671116B2 (ja) 画像形成装置
JP5767999B2 (ja) 画像形成装置
US8543034B2 (en) Electrophotographic color image forming apparatus and cartridge
JP2011022279A (ja) 画像形成装置
JP2006053508A (ja) 画像形成装置及び定着ユニット
JP2010078687A (ja) 画像形成装置
JP2008165067A (ja) 画像形成装置
JP4135103B2 (ja) 画像形成装置
JP2007058067A (ja) 画像形成装置、プロセスユニット、及び現像カートリッジ
JP2008203741A (ja) 画像形成装置
JP2006030643A (ja) 画像形成装置
JP2009288310A (ja) 画像形成装置
JP6197310B2 (ja) 画像形成装置
JP3968664B2 (ja) シート材供給装置、画像形成装置及び収納カセット
JP2009063749A (ja) 画像形成装置
JPH11184197A (ja) 画像形成装置
JP2006157724A (ja) 画像形成装置
JP4348633B2 (ja) プロセスカートリッジ、ドラムカートリッジおよび現像カートリッジ
US11592782B2 (en) Image forming apparatus
US7593667B2 (en) Image forming apparatus with detachable process unit
US20240027956A1 (en) Image forming apparatus having improved mountability of a cartridge while conserving space

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080909

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081118

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20081203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4274220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5