JP3968664B2 - シート材供給装置、画像形成装置及び収納カセット - Google Patents

シート材供給装置、画像形成装置及び収納カセット Download PDF

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本発明は、シート材供給装置、画像形成装置及び収納カセットに関し、特に、シート材を1枚ずつ分離するシート材供給装置等の構造に関する。
プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置は、シート材を1枚ずつ分離して画像形成部に供給するシート材供給装置を備えている。シート材供給装置は、分離ローラと、その分離ローラに対向配置され摩擦部材からなる分離パッドと、その分離パッドを分離ローラ側に付勢する付勢手段とを備えて構成されている。ここで、分離パッドは経時的に劣化するため、交換する必要がある。そこで、下記特許文献1には、分離パッド(摩擦部材)を分離パッドホルダに貼着し(同文献では、摩擦部材及び分離パッドホルダを分離パッドと称している)、この分離パッドホルダを、保持部材に着脱可能に保持させ、更に、この保持部材を装置本体に取り付ける構成が開示されている。これにより、保持部材から分離パッドホルダを取り外すことで分離パッドを交換することができる。
特開2000−219347公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、分離パッドを装置本体に取り付けるために、分離パッドホルダに加えて保持部材が必要となり、その分だけ部品点数が多くなる。また、分離パッドが分離パッドホルダ及び保持部材を介して装置本体に取り付けられるため、分離パッドホルダと保持部材との位置ずれ、保持部材と装置本体との位置ずれによって、装置本体に対する分離パッドの位置ずれが重畳的に大きくなるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、分離パッドの交換を可能としつつ、部品点数の軽減化、装置本体に対する分離パッドの位置ずれの抑制を図ることが可能なシート材供給装置、画像形成装置及び収納カセットを提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係るシート材供給装置は、分離ローラと、前記分離ローラと対向接触し、当該分離ローラとの間でシート材を1枚ずつ分離する分離パッドと、前記分離パッドを保持するホルダと、前記ホルダを、前記分離パッドが前記分離ローラと対向接触する接触姿勢と前記分離ローラ側に起立した起立姿勢との間で回動可能に装置本体に対して支持する支持部と、前記ホルダを前記接触姿勢から前記起立姿勢となる方向に向けて付勢する付勢部材と、を備え、前記分離ローラは、前記付勢部材の付勢力に抗して前記分離パッドと対向接触する対向位置から外れた位置に移動可能に設けられ、前記支持部は、前記ホルダ及び前記装置本体のいずれか一方に設けられた回動軸部と、他方に設けられた軸受け部と、前記ホルダが前記接触姿勢にあるとき前記軸受け部に前記回動軸部を軸支させ、前記ホルダが前記起立姿勢にあるとき前記軸受け部による前記回動軸部の軸支を解除して前記ホルダを離脱可能とする解除機構と、を有していることを特徴とする。
なお、本発明でいう「シート材」には被記録媒体としての用紙やOHPシートなどの他、被記録媒体以外のシート材、例えば紙幣などであってもよい。
「シート材供給装置」は、画像形成装置(プリンタ、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機など)の本体に対して着脱可能に装着されるものであっても、着脱不能なものであってもよい。また、上記画像形成装置の本体にシート材を供給するためのものに限らず、例えば紙幣等のシート材をカウントするための装置に設けられるものであってもよい。
「分離ローラ」は、シート材供給装置の装置本体に対して着脱可能なもの、或いは、対向位置から外れた位置に移動可能であれば着脱不能なものであってもよい。
請求項2の発明は、請求項1に記載のシート材供給装置において、前記解除機構は、前記分離ローラが前記対向位置から外れた位置に移動され前記ホルダが前記付勢部材の付勢力によって回動し終えた位置において前記軸受け部による前記回動軸部の軸支が解除されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のシート材供給装置において、前記回動軸部は、その回動軸方向から見た断面が、一直径方向において径小となる形状をなし、前記軸受け部は、前記回動軸方向から見た断面がC字形状で且つそのC字の切れ目幅が前記回動軸部の径大部よりも狭く径小部よりも広い幅となっており、前記回動軸部は、前記ホルダが前記起立姿勢にあるときに、前記径小部が前記軸受け部の切れ目部分を挿通可能となることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシート材供給装置において、前記ホルダは、前記回動軸部または前記軸受け部が一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のシート材供給装置において、前記装置本体は、前記回動軸部または前記軸受け部が一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のシート材供給装置において、前記付勢部材は、トルクバネであって、当該トルクバネは、そのトルクバネ本体部分から側方に延出された延出端部が前記分離ローラとは反対側の前記ホルダの裏面に当接可能に配されることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載のシート材供給装置において、前記トルクバネは、そのトルクバネ本体部分が前記ホルダの回転軸方向に沿って且つ前記回動軸部に近接した位置に配され、前記延出部が前記ホルダの裏面の回動端側に当接可能となっていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6又は請求項7に記載のシート材供給装置において、前記トルクバネは、前記ホルダの回動軸方向に沿って1対並んで配され、両トルクバネの延出端部が、前記ホルダの裏面における前記回動軸方向の中央位置で連なっていることを特徴する。
請求項9の発明は、請求項6〜請求項8のいずれかに記載のシート材供給装置において、前記ホルダの裏面には、前記ホルダの回動軸方向における中央位置にリブが立設され、このリブに前記トルクバネの延出端部が当接可能となっていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載のシート材供給装置において、前記ホルダには、その回動端側に摘み部が設けられていることを特徴とする。
請求項11の発明に係る画像形成装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載のシート材供給装置と、そのシート材供給装置によって分離されたシート材に画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、前記シート材が積載される手差しトレイを備え、前記シート材供給装置は、前記手差しトレイに積載されたシート材を分離するものであることを特徴とする。
請求項13の発明に係る収納カセットは、シート材が収納され、当該シート材の供給対象装置に引き出し可能に装着される収納カセットであって、当該収納カセットまたは前記供給対象装置に設けられた分離ローラと対向接触し、当該分離ローラとの間でシート材を1枚ずつ分離する分離パッドと、前記分離パッドを保持するホルダと、前記ホルダを、前記分離パッドが前記分離ローラと対向接触する接触姿勢と前記分離ローラ側に起立した起立姿勢との間で回動可能に装置本体に対して支持する支持部と、前記ホルダを前記接触姿勢から前記起立姿勢となる方向に向けて付勢する付勢部材と、を備え、前記分離ローラは、前記付勢部材の付勢力に抗して前記分離パッドと対向接触する対向位置から外れた位置に移動可能に設けられ、前記支持部は、前記ホルダ及び前記装置本体のいずれか一方に設けられた回動軸部と、他方に設けられた軸受け部と、前記ホルダが前記接触姿勢にあるとき前記軸受け部に前記回動軸部を軸支させ、前記ホルダが前記起立姿勢にあるとき前記軸受け部による前記回動軸部の軸支を解除して前記ホルダを離脱可能とする解除機構と、を有していることを特徴とする。
<請求項1,13の発明>
本構成は、分離パッドを、装置本体に対して着脱可能に設けたホルダを介して取り付ける構成であるから、上記特許文献1の構成に比べて、保持部材の分だけ部品点数を減らすことができ、また、装置本体に対する分離パッドの位置ずれを抑制することができる。しかも、本構成によれば、分離ローラを分離パッドとの対向位置から外れた位置に移動させることで、ホルダは付勢部材の付勢力によって分離ローラ側に起立した起立姿勢となるから、ホルダの取り外しがやり易くなり、分離パッドの交換作業が容易になる。
<請求項2の発明>
本構成によれば、分離ローラを分離パッドとの対向位置から外れた位置に移動させたときに、ホルダが、軸受け部による回動軸部の軸支が解除される解除位置まで付勢部材の付勢力によって付勢される。従って、作業者はそのままホルダを装置本体から取り外すことができ、分離パッドの交換作業をより容易に行うことができる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、ホルダが起立姿勢にあるときに、回動軸部の径小部が軸受け部のC字の切れ目部分を挿通できるようになり、これにより、ホルダを装置本体から離脱できる。従って、比較的に簡単な構成によって解除機構を実現することができる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、ホルダは、回動軸部または軸受け部が一体的に形成された構成であるから、部品点数の更なる軽減を図ることができる。
<請求項5の発明>
本構成によれば、装置本体は、回動軸部または軸受け部が一体的に形成された構成であるから、部品点数の更なる軽減を図ることができる。
<請求項6,7の発明>
付勢部材としては、例えば圧縮バネを使用してもよいが、この場合、分離パッドの取り付け時にホルダの裏面が見えないため圧縮バネの姿勢が安定せず、ホルダ裏面への当接位置がばらつき安定した付勢力を得られないおそれがある。これに対して、トルクバネの場合、そのトルク本体部分を位置決めすればその延出端部とホルダ裏面との当接位置が安定的に定まり、ホルダへ安定した付勢力を与えることができる。なお、請求項7のように、トルクバネ本体部分をホルダの回動軸側に平行に配して、延出端部をホルダの回動端側に配する構成とすることで、より安定した付勢力をホルダに与えることができる。
<請求項8の発明>
本構成によれば、トルクバネ本体部分をホルダの回動軸方向に沿って並べた1対のトルクバネの延出端部同士を連ねて、ホルダ裏面の中央位置に当接するようにした。これにより、トルクバネ1つとした場合に比べて安定した付勢力をホルダに与えることができる。
<請求項9の発明>
本構成によれば、ホルダ裏面の中央位置にリブを設けて、トルクバネの延出端部と点接触的に当接させる構成とした。従って、リブを設けずにホルダ裏面に線接触的に当接させる構成に比べて当接位置の位置ずれを抑制できる。
<請求項10の発明>
分離パッドは、例えば指などが触れると、摩擦係数が変わりシート材の分離性能に影響するおそれがある。本構成ではホルダの回動端側に摘み部を設けたから、分離パッドに触れることなく分離パッドの交換作業を行うことが可能となる。
<請求項11の発明>
本構成によれば、画像形成装置において上記請求項1〜請求項10のいずれかの構成による効果を得ることができる。
<請求項12の発明>
画像形成装置において、シート材供給装置は、一般に、収納カセットに収納されたシート材を分離するものと、手差しトレイに積載されたシート材を分離するものとがある。このうち後者はシート材供給装置全体がユニットケースに覆われて、分離パッドがユニットケース内の奥側に位置することとなり、分離パッドの交換作業が行い辛いことが特に多い。従って、分離ローラを対向位置から外すことでホルダが起立姿勢となる本発明が特に有効である。
本発明の一実施形態を図1〜図7を参照して説明する。
1.レーザプリンタの外観構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の外観を示した斜視図である。なお、同図では、レーザプリンタ1の本体ケーシング2の一側面に開閉可能に設けられたマルチパーパストレイ(本発明の「手差しトレイ」に相当、以下、「MPトレイ7」という)を開いた状態になっている。以下、このMPトレイ7が設けられた一側面側を「前側」とし、その反端側を「後側」として説明する。
図1に示すように、レーザプリンタ1は全体として箱状をなし、上面に印刷(画像形成)済みの用紙3が排紙される排紙トレイ4が設けられている。また、レーザプリンタ1の一側面(前面)には、例えばプロセスカートリッジ31を交換などする場合に開閉されるフロントカバー5が回動自在に設けられている。このフロントカバー5の下側には、印刷前の用紙3が収容される給紙カセット6が上記前面側から引き出し可能に設けられている。
そして、フロントカバー5は矩形状の開口部5aが貫通形成されており、ここを覆うように上記MPトレイ7が設けられている。具体的には、MPトレイ7は、本体ケーシング2に対して下端部側が回転軸7aを介して軸支され、その回転軸7aを中心に開閉可能となっており、その内面部分7bを上方に向けた状態で係止され(図1参照)、この内面部分7bに手差し用の用紙3が積載されるトレイ部7cが設けられている。なお、このトレイ部7cは、MPトレイ7が開いた状態で、後端側(用紙3の挿入先端側)が下方に傾斜した姿勢になる。
2.レーザプリンタの内部構成
図2は、レーザプリンタ1を示す要部側断面図である。このレーザプリンタ1は、本体ケーシング2と、その本体ケーシング2内に収容される、被記録媒体(シート材)としての用紙3を給紙するためのフィーダ部8(本発明の「シート材供給装置」に相当)や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部9などを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2の前側壁には、後述するプロセスカートリッジ31を着脱するための着脱口6が形成されており、その着脱口6を開閉するためのフロントカバー5が設けられている。このフロントカバー5は、その下端部に挿通されたカバー軸(図示せず)に回動自在に支持され、フロントカバー5をカバー軸を開くと、着脱口6が開放され、この着脱口6を介して、プロセスカートリッジ31を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
(2)フィーダ部
フィーダ部8は、本体ケーシング2内の底部の前面に開口形成され、給紙カセット6を収納可能なカセット収容部8aを有している。そして、フィーダ部8は、このカセット収容部8aに着脱可能に収容される給紙カセット6と、給紙カセット6の前端部の上方に設けられる分離ローラ11および分離パッド12と、分離ローラ11の後側(分離パッド12に対して用紙3の搬送方向上流側)に設けられる給紙ローラ13とを備えている。
また、フィーダ部8は、分離ローラ11の前側上方(分離ローラに対して用紙3の搬送方向下流側)において対向配置される紙粉取りローラ14と、その紙粉取りローラ14に対向配置される対向ローラ15とが設けられている。そして、用紙3の搬送経路16は、上記紙粉取りローラ14の配置付近からU字状に後側へ折り返され、その更なる搬送方向下流側において上記プロセスカートリッジ31の下方に、1対のローラからなるレジストローラ17,17とを備えている。
給紙カセット6の内部には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板18が備えられている。この用紙押圧板18は、後端部において揺動可能に支持されることによって、前端部が下方に配置され、給紙カセット6の底板19に沿う載置位置と、前端部が上方に配置され、傾斜する供給位置とに揺動可能とされている。
また、給紙カセット6の前端部には、用紙押圧板18の前端部を上方に持ち上げるためのレバー20が設けられている。このレバー20は、用紙押圧板18の前端部下方位置において、後端部がレバー軸20aにて揺動可能に支持され、前端部が給紙カセット6の底板19に伏した伏臥姿勢と、前端部が用紙押圧板18を持ち上げた傾斜姿勢との間で揺動可能となっている。そして、レバー軸20aに回転駆動力が入力されると、レバー20がレバー軸20aを支点として図中反時計回りに回転し、レバー20の前端部が用紙押圧板18の前端部を持ち上げ、用紙押圧板18を供給位置に移動させる。
用紙押圧板18が供給位置に位置されると、用紙押圧板18上の用紙3は、給紙ローラ13に押圧され、給紙ローラ13の回転によって、分離ローラ11と分離パッド12との間の分離位置に向けて給紙が開始される。
一方、給紙カセット6を本体ケーシング2から離脱させると、用紙押圧板18は、その自重によって、前側端部が下方に移動し、用紙押圧板18が載置位置に位置される。用紙押圧板18が載置位置に位置されると、用紙押圧板18上に用紙3を積層状に載置することができる。なお、上記分離パッド12、紙粉取りローラ14、用紙押圧板18及びレバー20は、給紙カセット6に設けられ、給紙ローラ13、分離ローラ11、対向ローラ15及びレジストローラ17は給紙カセット6を除くフィーダ部本体8bに設けられている。
給紙ローラ13によって分離位置に向けて送り出された用紙3は、分離ローラ11の回転によって、分離ローラ11と分離パッド12との間に挟まれたときに、1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された用紙3は、上記U字状の搬送経路16に沿って折り返される。より具体的には、給紙された用紙3は、まず、分離ローラ11と分離パッド12との間を通って上方へ搬送され、更に紙粉取りローラ14と対向ローラ15との間を通ってここで紙粉が取り除かれた後、レジストローラ17に搬送される。
レジストローラ17は、用紙3を、レジスト後に、後述する感光ドラム40と転写ローラ43との間であって、感光ドラム40上のトナー像を用紙3に転写する転写位置に搬送する。
(3)画像形成部
画像形成部9は、スキャナ部30、プロセスカートリッジ31、定着部32などを備えている。
(a)スキャナ部
スキャナ部30は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー33、fθレンズ34、反射鏡35、レンズ36および反射鏡37などを備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、一点鎖線で示すように、ポリゴンミラー33で偏向されて、fθレンズ34を通過した後、反射鏡35によって光路が折り返され、さらにレンズ36を通過した後、反射鏡37によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ31の後述する感光ドラム40の表面上に照射される。
(b)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ31は、スキャナ部30の下方において着脱自在に装着されている。このプロセスカートリッジ31は、筐体内に、感光ドラム40、スコロトロン型帯電器41、現像カートリッジ42、転写ローラ43、およびクリーニングブラシ44を備えている。
このうち、スコロトロン型帯電器41は、感光ドラム40と所定間隔を隔てて対向配置され、その感光ドラム40の表面を一様に正極性に帯電させることができる。
現像カートリッジ42は、トナーが収納されるトナー収容室45、トナー供給ローラ46、現像ローラ47および層厚規制ブレード48が設けられている。
トナー収容室45内のトナーは、回転駆動するアジテータ49によってトナー供給ローラ46に向かって放出され、トナー供給ローラ46の回転により、現像ローラ47に供給され、このとき、トナー供給ローラ46と現像ローラ47との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ47上に供給されたトナーは、現像ローラ47の回転に伴って、層厚規制ブレード48と現像ローラ47との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ47上に担持される。
感光ドラム40の表面は、その感光ドラム40の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器41により一様に正帯電された後、スキャナ部30からのレーザビームの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ47の回転により、現像ローラ47上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム40に対向して接触するときに、感光ドラム40の表面上に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム40の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム40の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム40の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光ドラム40の表面上に担持されたトナー像は、図1に示すように、レジストローラ17によって搬送されてくる用紙3が、感光ドラム40と転写ローラ43との間の転写位置を通る間に、転写ローラ43に印加される転写バイアスによって、用紙3に転写される。トナー像が転写された用紙3は、定着部32に搬送される。なお、転写後に感光ドラム40上に残存する転写残トナーは、現像ローラ47に回収される。また、転写後に感光ドラム40上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングブラシ44によって回収される。
(c)定着部
定着部32は、プロセスカートリッジ31の後側に設けられ、加熱ローラ50および加圧ローラ51とを備えている。
加熱ローラ50は、加熱のためのハロゲンランプを備え、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。一方、加圧ローラ51は、加熱ローラ50の下方において、加熱ローラ50を押圧するように対向配置され、加熱ローラ50の回転駆動に従って従動される。
定着部32では、転写位置において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ50と加圧ローラ51との間を通過する間に熱定着させる。トナーが定着した用紙3は、本体ケーシング2の上面に向かって上下方向に延びた排紙パス52に搬送される。排紙パス52に搬送された用紙3は、その上側に設けられる排紙ローラ53によって、本体ケーシング2の上面に形成された排紙トレイ4上に排紙される。
3.マルチパーパス機構(手差し給紙機構)
(1)基本構成
フィーダ部8は、前述したMPトレイ7と、そのMPトレイ7上の用紙3を給紙するためのマルチパーパス給紙機構部(以下、「MP給紙機構部60」という)とを備えている。このうち、MPトレイ7は、任意のサイズの用紙3を積層状にスタック可能に構成されている。
MP給紙機構部60は、マルチパーパス給紙ローラ(以下、「MP給紙ローラ61」という)と、マルチパーパス分離ローラ(本発明の「分離ローラ」に相当、以下、「MP分離ローラ62」)と、そのMP分離ローラ62に対向した状態で押圧されるマルチパーパス分離パッド63(本発明の「分離パッド」に相当、以下「MP分離パッド63」という)と、MP分離パッド63を保持するパッドホルダ64と、パッドホルダ64の裏側に配置される付勢部材65と、を備えている。MP分離ローラ62とMP分離パッド63とが対向接触した状態で、付勢部材65の付勢力によってMP分離パッド63がMP分離ローラ62に向かって押圧される。
そして、MPトレイ7上に積層される最上位の用紙3は、MP給紙ローラ61の回転によってMP分離ローラ62とMP分離パッド63とで挟まれた後、それらの協動により、1枚ずつ分離されて給紙される。給紙された用紙3は、上記搬送経路16の途中から進入しレジストローラ17に送られる。
(2)具体的構成
図3,4は、給紙カセット6の前端側上部においてレーザプリンタ1の左右方向に跨るように配されるMPユニット70を示した斜視図である(図1も参照)。上記MP給紙機構部60は、このMPユニット70のユニットケース70a内に収容されている。
ユニットケース70aは、レーザプリンタ1の左右方向に長く延びた直方体状をなし、その上面中央部分には、後端側が軸支され開閉可能とされた開閉扉71が設けられている。この開閉扉71を開けた内部には、ローラユニット収容室72と、軸受け体収容室73とが区画壁74を挟んで左右方向に隣接配置されている。このうち、ローラユニット収容室72の底面にはMP分離パッド63等が配される凹所75(図4参照)が開口形成されている。
軸受け体収容室73には、円筒状の軸受け体76が左右方向に沿ってスライド可能に設けられ、区画壁74には、この軸受け体76の先端部が挿通可能な挿通孔77が貫通形成されている。軸受け体76は、その基端側の側面に把持部76aが突設され、略中央部側面には係止突部76bが突設されている。これに対して、区画壁74の挿通孔77は、その外周の一部が切り欠かれた切り欠き係止部77aが形成されている。
このような構成により、軸受け体76は、図4に示すように把持部76aを前端側に倒した状態で先端部が挿通孔77に挿通されるとともに、係止突部76bも切り欠き係止部77aに挿通可能となる。そして、軸受け体76は、図3に示すように、把持部76aを上方に立てるように回動させることで、係止突部76bが挿通孔77の周辺部分に係止される。これにより、軸受け体76は、先端部をローラユニット収容室72内に突出させた状態で位置決め係止することができる。
(a)ローラユニット78
ローラユニット収容室72には、MP給紙ローラ61及びMP分離ローラ62を有するローラユニット78が収容される。ローラユニット78は、図4に示すように、全体として矩形枠状のフレーム79の前端側にMP給紙ローラ61を、後端側にMP分離ローラ62をそれぞれ回転可能に軸支した構成になっている。MP給紙ローラ61は、ギア機構80を介してMP分離ローラ62に連結され、MP分離ローラ62が回転駆動されることで従属的に回転するようになっている。MP分離ローラ62は、右端側(図3,4で紙面左側)に図示しない駆動源からの駆動力を受けて回転する回転軸体81の先端81aが圧入される圧入孔82が開口形成されている。また、MP分離ローラ62は左端側(図3,4で紙面右側)には、上述した軸受け体76の先端部内に挿入可能な円柱状の係止軸部83が突設されている。
ローラユニット78は、図4に示すように、軸受け体76が軸受け体収容室73内に待避した状態でローラユニット収容室72内に装着可能となる。そして、軸受け体76をローラユニット収容室72内に突出させるようにスライドさせて係止突部76bを挿通孔77の周辺部分に係止されることで、圧入孔82内に回転軸体81の先端81aが圧入され、係止軸部83が軸受け体76の先端部内に軸受けされる。これにより、ローラユニット78は、ローラユニット収容室72内において離脱不能に係止される(図3参照)。そして、上記回転軸体81に駆動力が与えられると、MP分離ローラ62が回転駆動し、これに伴ってMP給紙ローラ61が従属的に回転するようになる。
一方、把持部76aを持って上記と逆方向に回転させて係止を解除し軸受け体76を軸受け体収容室73内に待避させることで、ローラユニット78をユニットケース70aから取り外すことが可能となる(図4参照)。
(b)MP分離パッドの着脱構造
図5は、MP分離パッド63、パッドホルダ64及び付勢部材65を示した斜視図であり、図6は、MP給紙機構部60を拡大して示す側断面図である。
図5に示すように、パッドホルダ64は全体として矩形平板状をなし、回動端64aとなる一端側においてMP分離ローラ62と対向する上面(以下、「おもて面」)に矩形状をなす摩擦部材(例えば樹脂、ゴム、スポンジなど)としてのMP分離パッド63が貼着されている。パッドホルダ64の回動軸側64bとなる他端部は、一端側よりも幅狭となっており、その両側面に回動軸部90,90が一体形成されている。各回動軸側64bについて、その回動軸方向から見た断面形状は、パッドホルダ64と平行をなす方向に長く延びた形状をなす。つまり、各回動軸部90は、パッドホルダ64と平行をなす方向における直径に対して、それと垂直をなす方向における直径が径小となっている。以下、直径が大きい部分を「径大部90a」といい、小さい部分を「径小部90b」という。
また、パッドホルダ64は、図5(B)に示すように、回動端64a側における裏面(上記おもて面とは反対の面)には、略中央位置に回動端64aから回動軸側64bに向かって延びる1対のリブ91,91が起立形成されている。更に、パッドホルダ64は、回動端64aに、作業者が摘み可能な摘み部92が設けられている。
付勢部材65は、一対のトルクバネ93,93から構成されている。具体的には、各トルクバネ93は、図5(B)に示すように、螺旋状に巻かれたトルクバネ本体部分93aを、パッドホルダ64の回動軸方向に沿わせつつ縦列された状態で配置されている。両トルクバネ本体部分93aから延出された延出端部93bは、パッドホルダ64の回動端64a側に向かって互いに平行をなし、途中から互いに近接するように斜めに折り曲げられ、更にその先端側が互いに対向する方向に折り曲げられて連なっている。そして、付勢部材65は、この連結部分93cがパッドホルダ64裏面の1対のリブ91,91に当接してパッドホルダ64を付勢するように設けられる。
ローラユニット収容室72の底面の凹所75には、その前端側の対向壁に、上記パッドホルダ64の回動軸部90をそれぞれ軸受けする軸受け部94,94がユニットケース70aに一体形成されている。各軸受け部94は、図6に示すように、回動軸方向から見て上方が開放したC字形状をなす。各軸受け部94は、内径D3が回動軸部90の径大部90aの直径D1よりもやや広くなっており、C字の切れ目幅D4は径大部90aの直径D1よりも狭く、径小部90bの直径D2よりも広くなっている。
このような構成により、パッドホルダ64は、図6(A)に示すようにMP分離ローラ62とMP分離パッド63とが対向接触する接触姿勢と、図6(B)に示すように回動端64aを上方に向けた起立姿勢との間で回動可能にユニットケース70aに軸支される。そして、この起立姿勢下において、回動軸部90の径大部90aが上下方向を向いた解除位置で軸受け部94による回動軸部90の軸支が解除され、パッドホルダ64をユニットケース70aから離脱可能となる。
付勢部材65は、図6に示すように、自然状態において、各トルクバネ93の上述した延出端部93b側を上方のローラユニット収容室72内に突出させ、他方の基端部93dを下方に向けかつ凹所75に固定した状態で配される。そして、パッドホルダ64の摘み部92を把持しつつ、その回動軸部90の径小部90bを軸受け部94の切れ目部分に挿通させて、パッドホルダ64を付勢部材65の付勢力に抗して起立姿勢から接触姿勢へと変位させて軸支させる。その後、ローラユニット収容室72内にローラユニット78を収容して係止することで、MP分離ローラ62がMP分離パッド63を上方から押さえつけるように接触しニップ状態となる。
3.MP分離パッドの交換作業
レーザプリンタ1を長期間使用することによりMP分離パッド63が経時的に劣化して交換を要する場合がある。このとき、作業者は、まず、軸受け体76の把持部76aを持って区画壁74との係止を解除する方向に回転させて軸受け体収納室73側に待避させる。これにより、ローラユニット78が着脱可能となり、このローラユニット78を上方へ取り外する。なお、このときのMP分離ローラ62の上方への位置が、本発明でいう「対向位置から外れた位置」に相当する。
すると、パッドホルダ64は、付勢部材65の復元力によって上記解除位置まで付勢される(図6(B)、図7参照)。これにより、開閉扉71の開口側に起立姿勢にあるパッドホルダ64の摘み部92を把持してそのまま上方に持ち上げることで、パッドホルダ64をユニットケース70aから離脱することができる。その後、新品のMP分離パッド63を保持したパッドホルダ64を、上記と逆の工程を行うことでユニットケース70aに装着すればよい。
4.本実施形態の効果
(1)本実施形態は、MP分離パッド63を、ユニットケース70aの凹所75に対して着脱可能に設けたパッドホルダ64を介して取り付ける構成であるから、上記特許文献1の構成に比べて、保持部材の分だけ部品点数を減らすことができ、また、ユニットケース70aに対するMP分離パッド63の位置ずれを抑制できる。しかも、MP分離ローラ62をMP分離パッド63との対向位置から外れた位置に移動させることで、パッドホルダ64は、軸受け部94による回動軸部90の軸支が解除される解除位置まで付勢部材65の付勢力によって付勢される。従って、作業者はそのままパッドホルダ64を装置本体から取り外すことができ、MP分離パッド63の交換作業をより容易に行うことができる。
(2)回動軸部90はパッドホルダ64に一体形成され、軸受け部94はユニットケース70aに一体形成されているから、部品点数の更なる軽減を図ることができる。
(3)付勢部材65は、トルクバネ93であり、そのトルク本体部分を位置決めすればその延出端部93bとパッドホルダ64裏面との当接位置が安定的に定まり、パッドホルダ64へ安定した付勢力を与えることができる。更に、1対のトルクバネ93の延出端部93bの連結部分93cを、パッドホルダ64裏面の中央位置に設けた1対のリブ91に当接させる構成とした。従って、リブ91を設けずにホルダ裏面に線接触的に当接させる構成に比べて当接位置の位置ずれを抑制できる。
(4)また、パッドホルダ64の回動端64aに摘み部92を設けたから、MP分離パッド63に触れることなくMP分離パッド63の交換作業を行うことが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、回動軸部90をパッドホルダ64側に、軸受け部94をユニットケース70a側に設けた構成であったが、これとは逆に、回動軸部90をユニットケース70a側に、軸受け部94をパッドホルダ64側に設けた構成であってもよい。
(2)MP分離ローラ62は、上記実施形態のように離脱できるものでなくても、MP分離パッド63との対向位置から外れた位置に移動可能に設けられたものであってもよい。
(3)付勢部材65によるパッドホルダ64の最終移動位置が、図6(B)に示す解除位置の手前・超えた位置であってもよい。また、解除位置に留まるようにユニットケース70a側にパッドホルダ64と当接するストッパ部を設けた構成であってもよい。
(4)上記実施形態では、MP分離ローラ62とMP給紙ローラ61とが別々のローラ体からなる、いわゆるツインローラ方式について説明したが、1つのローラ体をMP分離ローラ62及びMP給紙ローラ61として機能させる方式でもよい。
(5)付勢部材65は、トルクバネ93に限らず、圧縮バネであってもよい。但し、トルクバネ93の方がパッドホルダ64に対して安定的な付勢力を与えることができる。また、トルクバネを採用する構成として、その延出端部93bをパッドホルダ64裏面に当接させて付勢する構成であれば、トルクバネ本体部分93aは、パッドホルダ64の回動軸側64b以外の位置に配した構成であってもよい。また、トルクバネは、1つであっても、3つ以上であってもよい。
(6)摘み部92は、ホルダの回動端面に設けるものでなくても、回動端64a側であればその左右側面に設ける構成であってもよい。
(7)上記実施形態では、本発明をマルチパーパス機構(手差し給紙機構)に適用した例を説明したが、これに限らず、給紙カセット6における分離パッド12及び分離ローラ11に対して適用したものであってもよい。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの外観を示した斜視図 レーザプリンタを示す要部側断面図 MPユニットを示した斜視図(ローラユニット78装着時) MPユニットを示した斜視図(ローラユニット78取り外し時) 分離パッド、分離ホルダ及びトルクバネを示した斜視図 MP給紙機構部を拡大して示す側断面図 ローラユニット78取り外し後、起立姿勢のパッドホルダを示したMPユニットの斜視図
符号の説明
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
3…用紙(シート材)
6…給紙カセット(収納カセット)
7…マルチパーパストレイ(手差しトレイ)
8…フィーダ部(シート材供給装置)
9…画像形成部(画像形成手段)
62…マルチパーパス分離ローラ(分離ローラ)
63…マルチパーパス分離パッド(分離パッド)
64…パッドホルダ(ホルダ)
65…付勢部材
70a…ユニットケース(装置本体)
90…回動軸部
90a…径大部
90b…径小部
91…リブ
92…摘み部
93…トルクバネ(付勢部材)
93a…トルクバネ本体部分
93b…延出端部
94…軸受け部
D4…切れ目幅

Claims (13)

  1. 分離ローラと、
    前記分離ローラと対向接触し、当該分離ローラとの間でシート材を1枚ずつ分離する分離パッドと、
    前記分離パッドを保持するホルダと、
    前記ホルダを、前記分離パッドが前記分離ローラと対向接触する接触姿勢と前記分離ローラ側に起立した起立姿勢との間で回動可能に装置本体に対して支持する支持部と、
    前記ホルダを前記接触姿勢から前記起立姿勢となる方向に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
    前記分離ローラは、前記付勢部材の付勢力に抗して前記分離パッドと対向接触する対向位置から外れた位置に移動可能に設けられ、
    前記支持部は、
    前記ホルダ及び前記装置本体のいずれか一方に設けられた回動軸部と、
    他方に設けられた軸受け部と、
    前記ホルダが前記接触姿勢にあるとき前記軸受け部に前記回動軸部を軸支させ、前記ホルダが前記起立姿勢にあるとき前記軸受け部による前記回動軸部の軸支を解除して前記ホルダを離脱可能とする解除機構と、を有していることを特徴とするシート材供給装置。
  2. 前記解除機構は、前記分離ローラが前記対向位置から外れた位置に移動され前記ホルダが前記付勢部材の付勢力によって回動し終えた位置において前記軸受け部による前記回動軸部の軸支が解除されることを特徴とする請求項1に記載のシート材供給装置。
  3. 前記回動軸部は、その回動軸方向から見た断面が、一直径方向において径小となる形状をなし、
    前記軸受け部は、前記回動軸方向から見た断面がC字形状で且つそのC字の切れ目幅が前記回動軸部の径大部よりも狭く径小部よりも広い幅となっており、
    前記回動軸部は、前記ホルダが前記起立姿勢にあるときに、前記径小部が前記軸受け部の切れ目部分を挿通可能となることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート材供給装置。
  4. 前記ホルダは、前記回動軸部または前記軸受け部が一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のシート材供給装置。
  5. 前記装置本体は、前記回動軸部または前記軸受け部が一体的に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のシート材供給装置。
  6. 前記付勢部材は、トルクバネであって、当該トルクバネは、そのトルクバネ本体部分から側方に延出された延出端部が前記分離ローラとは反対側の前記ホルダの裏面に当接可能に配されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のシート材供給装置。
  7. 前記トルクバネは、そのトルクバネ本体部分が前記ホルダの回転軸方向に沿って且つ前記回動軸部に近接した位置に配され、前記延出部が前記ホルダの裏面の回動端側に当接可能となっていることを特徴とする請求項6に記載のシート材供給装置。
  8. 前記トルクバネは、前記ホルダの回動軸方向に沿って1対並んで配され、両トルクバネの延出端部が、前記ホルダの裏面における前記回動軸方向の中央位置で連なっていることを特徴する請求項6又は請求項7に記載のシート材供給装置。
  9. 前記ホルダの裏面には、前記ホルダの回動軸方向における中央位置にリブが立設され、このリブに前記トルクバネの延出端部が当接可能となっていることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれかに記載のシート材供給装置。
  10. 前記ホルダには、その回動端側に摘み部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のシート材供給装置。
  11. 前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載のシート材供給装置と、そのシート材供給装置によって分離されたシート材に画像を形成する画像形成部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記シート材が積載される手差しトレイを備え、
    前記シート材供給装置は、前記手差しトレイに積載されたシート材を分離するものであることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. シート材が収納され、当該シート材の供給対象装置に引き出し可能に装着される収納カセットであって、
    当該収納カセットまたは前記供給対象装置に設けられた分離ローラと対向接触し、当該分離ローラとの間でシート材を1枚ずつ分離する分離パッドと、
    前記分離パッドを保持するホルダと、
    前記ホルダを、前記分離パッドが前記分離ローラと対向接触する接触姿勢と前記分離ローラ側に起立した起立姿勢との間で回動可能に装置本体に対して支持する支持部と、
    前記ホルダを前記接触姿勢から前記起立姿勢となる方向に向けて付勢する付勢部材と、を備え、
    前記分離ローラは、前記付勢部材の付勢力に抗して前記分離パッドと対向接触する対向位置から外れた位置に移動可能に設けられ、
    前記支持部は、
    前記ホルダ及び前記装置本体のいずれか一方に設けられた回動軸部と、
    他方に設けられた軸受け部と、
    前記ホルダが前記接触姿勢にあるとき前記軸受け部に前記回動軸部を軸支させ、前記ホルダが前記起立姿勢にあるとき前記軸受け部による前記回動軸部の軸支を解除して前記ホルダを離脱可能とする解除機構と、を有していることを特徴とする収納カセット。
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