JP2008084163A - 自動券売機、精算機、及び自動改札機 - Google Patents

自動券売機、精算機、及び自動改札機 Download PDF

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Abstract

【課題】顧客の利便性を向上させることができる自動券売機、精算機、及び自動改札機を提供する。
【解決手段】装置に対して入力される、発券に必要な所定の情報に基づいて切符を発券する自動券売機1において、発券に必要な所定の情報を切符に記録する乗車希望データ書込部8と、切符を自動券売機1外部から内部へと受け入れる取込部12と、取込部12に挿入された切符から、切符に記録された発券に必要な所定の情報を読み取る乗車希望データ読取部9とを備え、往路の切符発券時、自動券売機1に対して入力された、発券に必要な所定の情報を乗車希望データ書込部8が切符に書き込み発券し、復路の切符発券時、取込部12に挿入された往路の切符から、乗車希望データ読取部9が発券に必要な所定の情報を読み取り、所定の情報を利用して復路の切符を発券する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発券に必要な所定の情報を記録した切符、あるいは精算切符、あるいは帳票を発行する自動券売機、精算機、及び自動改札機に関する。
従来、駅に設置されている自動券売機において、顧客が切符を購入する時には、自動券売機に対して乗車駅、降車駅、窓側/通路側といった座席位置、禁煙/喫煙といった座席条件等を入力する。すると自動券売機は入力された情報をホストコンピュータに問い合わせ、ホストコンピュータから発券可という情報を受信すると、顧客からの入金確認後、切符を発券している。
また、従来、乗車券購入者が行き先駅を入力する行き先入力部と、発券駅を出発して到着できるすべての駅の列車運行データと料金データとを蓄積したデータ蓄積部と、行き先入力部にて入力された行き先駅までを運行する列車について、発車時刻、乗り換えホーム、乗り継ぎ時間、および行き先駅までの到着時間や所要時間を算出し、さらに行き先駅までの料金を算出する列車データ処理部と、列車データ処理部で算出した情報を出力する情報出力部とを備えた自動発券機がある。このような自動発券機においては、乗車券購入者が発券駅において、行き先入力部に行き先駅を入力すると、列車データ処理部が行き先入力部に入力された行き先駅と行き先駅を入力した時刻、または任意に指定する時刻から列車運行データを算出する。これにより、列車の発着時刻、乗り換えホーム、乗り継ぎ時間、および行き先駅までの到着時間や所要時間などが算出される。そしてこれらの算出結果は、乗車券購入者に示すために、情報出力部において切符等の乗車券に記載される。このように本自動発券機においては、乗車券購入者は、乗車券を購入する際に、切符などの乗車券の表示によって行き先駅までのデータを知ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−111087号公報
上記従来の自動券売機においては、ある地点を往復する場合に往路切符の購入時に復路切符も合わせて購入しない限り、顧客は復路切符購入時に自動券売機に対して再び、乗車駅、降車駅、座席位置、座席条件等を最初から入力する必要があり、往路切符購入時に自動券売機に対して入力したデータを、復路切符購入時に利用することができないという問題点があった。
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、装置に対して入力される、発券に必要な所定の情報に基づいて切符を発券する自動券売機において、前記発券に必要な所定の情報を切符に記録するデータ書込部と、切符を装置外部から内部へと受け入れる受入部と、前記受入部に挿入された切符から、該切符に記録された発券に必要な所定の情報を読み取るデータ読取部とを備え、往路の切符発券時、装置に対して入力された、発券に必要な所定の情報を前記データ書込部が切符に書き込み発券し、復路の切符発券時、前記受入部に挿入された往路の切符から、前記データ読取部が前記発券に必要な所定の情報を読み取り、該所定の情報を利用して復路の切符を発券するものである。
本発明によれば、往路の切符発券時、自動券売機に対して入力された、発券に必要な所定の情報をデータ書込部が切符に書き込み発券し、復路の切符発券時、受入部に挿入された往路の切符から、データ読取部が発券に必要な所定の情報を読み取り、所定の情報を利用して復路の切符を発券することにより、往路の切符発券時に入力された情報を、往路の切符発券時に利用することができるようになる。これにより、復路の切符発券時に自動券売機に対して入力される情報を減らすことができるようになり、顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、顧客の利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。なお各図面に共通する要素には同一の符号を付す。
図1は実施例1の自動券売機の構成を示すブロック図である。
図1において、駅等に設置された自動券売機1は、記憶部6と、顧客操作部7と、乗車希望データ書込部8と、乗車希望データ読取部9と、印字部10と、発行部11と、切符を自動券売機1内部へと受け入れる受入部である取込部12と、現金処理部13と、通信部14と、自動券売機全体の動作を制御する主制御部5とから構成されている。
記憶部6は、装置制御プログラムや自動券売機1の制御に必要な各種データの格納、及び切符購入者である顧客により入力されたデータを記憶する。顧客操作部7は、自動券売機1の前部に設けられており、CRT、あるいはLCD等の表示装置と、該表示装置の上部に配置され、画面に触れることで自動券売機1に対して情報を入力することができるタッチパネル機能を備えた入力装置とから構成されている。そして表示装置は主制御部5の指示に基づき顧客に対して知らせる、発券に必要な情報を表示すると共に、入力装置は顧客により触れられた箇所に基づく情報を主制御部5に送信する。
乗車希望データ書込部8は図示せぬ磁気ヘッドを備え、該磁気ヘッドにより切符や領収書等の裏面に形成された磁気記憶部に、主制御部5から受信した、装置に対して入力される、発券に必要な所定の情報である乗車希望データを書き込む。これにより、切符に乗車希望データが記録される。乗車希望データ読取部9もまた図示せぬ磁気ヘッドを備え、該磁気ヘッドにより切符や領収書等の磁気記憶部に書き込まれた乗車希望データを読み取り、該読み取った乗車希望データを主制御部5へと送信する。また、印字部10は切符や領収書等の表面に文字やイメージ等を印刷する。
発行部11は切符、あるいは領収書を搬送する搬送路を備えており、該搬送路の一端部には、まだ情報が記憶、及び印字されていない発行前の切符、及び領収書を収納した切符収納庫、及び領収書収納庫が接続されている。また搬送路途中には、前記印字部10、及び乗車希望データ書込部8が配設されており、搬送路の他端部は、自動券売機1の前部に形成され、切符や領収書等を顧客へと受け渡す排出口が形成されている。
そして発行部11は搬送路に配設された図示せぬ繰出し手段、及び搬送手段を駆動して切符収納庫、及び領収書収納庫からそれぞれ切符、及び領収書を図示せぬ搬送路へと繰り出し、切符、及び領収書を印字部10、及び乗車希望データ書込部8へと搬送する。そして発券、あるいは発行可能状態となった切符、あるいは領収書を更に排出口へと搬送し、装置外部へと排出する。
取込部12もまた、切符、あるいは領収書を搬送する搬送路を備えており、該搬送路の一端部であり、自動券売機1の前部には、顧客により挿入される切符や領収書等を自動券売機1内部へと取り込む取込口が形成されている。また搬送路途中には、前記乗車希望データ読取部9が配設されており、搬送路に配設された図示せぬ搬送手段を駆動して取込口から挿入された切符や領収書を乗車希望データ読取部9へと搬送する。なお、処理後の切符、あるいは領収書は再び取込口へと戻され、顧客に返却される。
現金処理部13は、紙幣、硬貨の投入口、及び排出口を備えると共に、鑑別部、収納部等を備え、顧客により投入された切符の購入代金としての紙幣、及び硬貨の真偽判別、計数等を行い主制御部5へと送信すると共に、釣銭がある場合には顧客へと釣銭を排出する。
通信部14は上位装置である図示せぬホストコンピュータとの通信を制御し、LANやインターネット、専用線、及び無線等の通信回線に接続されている。なお、ホストコンピュータには記憶部が接続されており、該記憶部には発券に必要な情報が記憶されている。
次に上記構成における往路切符発券時の自動券売機1の動作について図1、図2、図3を参照し、図4に示すフローチャートに従って説明する。図2は実施例1の自動券売機の表示画面を示す説明図、図3は実施例1の自動券売機で発券された切符を示す説明図、図4は実施例1の自動券売機の往路切符の発券動作を示すフローチャートである。
図1において、顧客は自動券売機1の顧客操作部7から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数を選択、あるいは入力する。これら切符を発券するために必要な情報が入力されると、顧客操作部7の表示装置には図2に示す画面が表示される。この画面には購入ボタン16、及び取消ボタン17も合わせて表示され、顧客が購入ボタン16に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対して、乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数が送信される。一方、顧客が取消ボタン16に触れると、ここで発券動作は終了となり、自動券売機1は待機状態へと移行する。
主制御部5は顧客操作部7から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数を受信すると、記憶部6に該情報を記憶すると共に、通信部、及び通信回線を介してホストコンピュータに対して切符の発券が可能か否かを問い合わせる。ホストコンピュータは問い合わせを受信すると、記憶部に記憶されている情報に基づき、発券が可能か否かを判断する。なお、今回は発券が可能と判断した場合について説明する。ホストコンピュータは発券可と判断すると、該発券可を示す情報と切符の金額を通信回線を介して自動券売機1に送信する。自動券売機1は通信部14を介して発券可を示す情報と切符の金額を受信すると、顧客操作部7の表示装置に切符の購入金額を表示させる。
顧客が紙幣、硬貨の投入口から切符の購入に必要な金額を入金し、主制御部5が現金処理部13から発券可能な金額が入力されたことを示す情報を受信すると、発券が可能となったと判断し、図4に示すフローチャートが開始される。
ステップS1で主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は図示せぬ搬送手段を駆動して切符収納庫から切符を1枚繰出し、搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS2で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件である乗車データを読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10は乗車データを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信した乗車データを印字する。
ステップS3で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み出し、該乗車希望データを乗車希望データ書込部8に送信する。乗車希望データ書込部8は乗車希望データを受信すると、搬送されてきた切符の裏面の磁気記憶部に、受信した乗車希望データを磁気ヘッドにより記録する。
なお、図3に示すように切符18の磁気記録部において、往路の乗車駅(今回は「東京」)は乗車駅データ部19に記録され、往路の降車駅(今回は「新大阪」)は降車駅データ部20に記録され、往路の座席位置(今回は「窓側」)は座席位置データ部21に記録され、往路の座席条件(今回は「禁煙」)は座席条件データ部22に記録される。
切符18の表面、及び裏面に必要なデータが印字、及び記録されると、ステップS4へと進み、主制御部5は切符18を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書にも切符18と同様に、表面には乗車駅名、降車駅名、発着時日時、列車名、座席位置、座席条件を印字すると共に受領金額を印字し、裏面の磁気記録部には乗車希望データを記録して、切符18と合わせて排出口から排出する。
なお、切符18を排出する際等、所定のタイミングで顧客操作部7の表示装置に、切符には乗車希望データが記録されていることを表示し、顧客に知らせる。
次に乗車希望データが磁気記録部に記録されている往路切符を利用して、顧客が復路の切符を購入するために上記構成における自動券売機1に前記往路切符を挿入した場合の、自動券売機1の動作について図1、図3、図5、図6、図7、図8を参照し、図9、図10に示すフローチャートに従って説明する。図5、図6、図7、図8は実施例1の自動券売機の表示画面を示す説明図、図9、図10は実施例1の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。
なお、本発券動作は、例えば、往路の切符のみ購入した顧客が往路の列車に乗車する前に、自動券売機1で復路の切符を購入する場合に実行される。また、改札口の内側に設置された切符を取り扱う装置に本実施例の機能を備えることで、往路の切符を利用して列車に乗った顧客が降車駅の改札口を通る前で、まだ往路の切符を持っている状態で復路の切符の購入を行うことができるようにしても良い。
更に、領収書に記録されている乗車希望データを利用して復路の切符を購入する場合には、往路の降車駅到着後、改札口の外側に設置されている自動券売機1に領収書を挿入すること乗車希望データを利用して復路の切符を購入することができる。
図1において、発券動作を行っていない待機状態の自動券売機1の顧客操作部7の表示装置には図5に示す切符購入初期画面が表示される。この画面には通常の方法で発券する場合に選択される切符購入開始ボタン23と、往路希望乗車データを使用する場合に選択される往路乗車希望データ使用ボタン24が表示される。
ここで、顧客が切符購入開始ボタン23に触れると、通常の方法での発券動作が実行される。なお、往路の切符を購入する場合にも切符購入開始ボタン23が選択される。一方、顧客が往路乗車希望データ使用ボタン24に触れると、主制御部5は図9、図10に示すフローチャートを開始する。ステップS11で主制御部5は顧客操作部7の表示装置に図6に示すように「切符取込口に乗車希望データが記録された切符を挿入してください。」と表示させる。なお、挿入されるのは乗車希望データが記録された領収書であっても良い。そしてステップS12へと進み、切符が挿入されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が取込口から切符を挿入すると、図示せぬ検知センサが切符を検知し、主制御部5に切符が挿入されたことを示す情報が送信され、これを受けてステップS12からステップS13へと進み、取込部12は図示せぬ搬送手段を駆動して切符を自動券売機1内部へと取り込み、乗車希望データ読取部9へと切符を搬送する。乗車希望データ読取部9に切符が到達すると、図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み取り、該読み取った乗車希望データを主制御部5へと送信する。
主制御部5は乗車希望データを受信すると、ステップS14へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)は乗車希望データの降車駅データとして記憶部6に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)は乗車希望データの乗車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
次にステップS15で主制御部5は記憶部6から乗車希望データを読み出すと共に、ホストコンピュータ4に乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数を送信し、発行することができる切符の問い合わせを行う。なお、前記ステップS14で主制御部5は往路の乗車駅データを復路の降車駅データとし、また往路の降車駅データを復路の乗車駅データとして記憶部6に記憶しているので、主制御部5は乗車駅を「新大阪」、降車駅を「東京」としてホストコンピュータに対して問い合わせを行う。そしてステップS16へと進み、ホストコンピュータからの回答を待つ状態へと移行する。
また、顧客が1枚の往路の切符を挿入することで、復路において同一列車の複数枚の切符を購入することができるように、自動券売機1からホストコンピュータに発行することができる切符の問い合わせを行う前に、顧客操作部7の表示装置に希望購入枚数の入力を行うことができる画面を表示させても良い。
ホストコンピュータは当日以降で、新大阪駅から東京駅に向かう列車で、禁煙車両の窓側に空きがある列車を見つけると、列車名、発着日時を記憶部15から読み出し、更に切符の料金を算出して自動券売機1に対して送信する。
主制御部5はホストコンピュータから、新大阪駅から東京駅に向かう列車で、禁煙車両の窓側に空きがある列車の列車名、発着日時、及び金額を受信すると、ステップS16からステップS17へと進み、ホストコンピュータから受信した列車名、発着日時、及び金額を一旦記憶部6に記憶すると共に、顧客操作部7の表示装置に図7に示すように、記憶部6から読み出して乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数、発着日時、更に選択ボタン25(25a、25b・・・25n)、前ボタン26、次ボタン27を顧客操作部7の表示装置に表示させる。そしてステップS18へと進み、いずれかの選択ボタン25が選択されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が希望する列車の発着日時を見つけ、該当する選択ボタン25に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対して選択された発着日時と列車名が送信される。なお、希望の発着日時が表示されていない場合には、顧客は前ボタン26、あるいは次ボタン27に触れ、発着日時の表示を切り替える。
これを受けて主制御部5はステップS18からステップS19へと進み、受信した、顧客が発券を希望している列車の発着日時と列車名を一旦記憶部6に記憶すると共に、顧客操作部7の表示装置に図8に示すように、記憶部6から読み出して乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数、発着日時、列車名を表示させると共に、購入ボタン28、取消ボタン29を表示させる。そしてステップS20へと進み、購入ボタン28、あるいは取消ボタン29のいずれかが選択されるのを待つ状態へと移行する。
顧客は顧客操作部7に表示されている情報を確認し、購入ボタン28、あるいは取消ボタン29のいずれかに触れる。顧客が購入ボタン28に触れ、購入ボタン28に触れたことを示す情報が顧客操作部7から主制御部5に送信されると、ステップS21へと進み、一方、取消ボタン29に触れたことを示す情報が顧客操作部7から主制御部5に送信されると、主制御部5は本発券処理を終了とする。そして待機状態へと移行する。
ステップS20からステップS21へと進んだ場合、主制御部5は顧客操作部7の表示画面に切符の購入代金を表示させると共に、現金処理部13に対して精算を指示する。そしてステップS22へと進み、精算が済むのを待つ状態へと移行する。顧客が切符の購入代金を自動券売機1に投入し、現金処理部13から主制御部5に対して切符の購入代金が投入されたことを示す信号が送信されると、ステップS23へと進み、主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は切符収納庫から切符を繰出し、図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS24で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件である乗車データを読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10はデータを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信したデータを印字する。
ステップS25で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み出し、該乗車希望データを乗車希望データ書込部8に送信する。乗車希望データ書込部8は乗車希望データを受信すると、磁気ヘッドにより搬送されてきた切符18の裏面の磁気記憶部に、受信した乗車希望データを記録する。
切符18の表面、及び裏面に必要なデータが印字、及び記録されると、ステップS26へと進み、主制御部5は切符18を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件、及び受領金額を印字し、裏面の磁気記録部には乗車希望データを記録し、切符18と合わせて排出口から排出する。
また、主制御部5は顧客が図8に示す画面で購入ボタン28に触れると、ホストコンピュータに対して、乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、販売枚数を送信し、ホストコンピュータはこれを受けて記憶部に記憶されている情報を更新する。
なお、ステップS25において、復路切符の発券時においても乗車希望データを磁気記録部に記録することで、今回の到着駅である「東京駅」から「新大阪駅」に戻ってくる切符を購入する際に、記録した乗車希望データを利用することができる。あるいはステップS25を省略しても良い。
また、切符の磁気記録部に自動改札機を利用する時に必要な情報を合わせて書き込んでも良い。
以上本発明の実施例1においては、往路の切符発券時、自動券売機1に対して入力された、発券に必要な乗車希望データを乗車希望データ書込部8が切符の磁気記録部に書き込み発券し、復路の切符発券時、自動券売機1内に挿入された往路の切符から、乗車希望データ読取部9が乗車希望データを読み取り、該乗車希望データを利用して復路の切符を発券することにより、往路の切符発券時に入力された情報を、往路の切符発券時に利用することができるようになる。これにより、復路の切符発券時に自動券売機1に対して入力される情報を減らすことができるようになり、顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、顧客の利便性を向上させることができる。
次に本発明の実施例2について説明する。なお、上記実施例1と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略する。図11は実施例2の自動券売機の構成を示すブロック図である。
図11において、本実施例2の自動券売機51において、上記実施例1の自動券売機1と異なる点は、乗車希望データ書込部8と、乗車希望データ読取部9の代わりに、バーコードデータ印刷部53と、バーコードデータ読取部54とを備えている点である。
バーコードデータ印刷部53は、印字部10と共に発行部11の搬送路中に配設されており、一方、バーコードデータ読取部54は、取込部12の搬送路中に配設されている。
バーコードデータ印刷部53は乗車希望データのバーコードを生成するバーコード生成部と、切符の表面に、生成したバーコードを印刷する印刷部とを備えており、主制御部5から乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを作成し、印刷部が切符表面に該バーコードを印刷する。これにより、切符表面に乗車希望データが記録される。
バーコードデータ読取部54は切符表面に印刷されたバーコードを読み取り、後述する解析部にバーコードデータとして送信する読取部と、該読取部からバーコードデータを受信し、該バーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部5に送信する解析部とを備えており、読取部が切符に印刷されたバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードをバーコードデータとして解析部に送信し、解析部は読取部から受信したバーコードデータとして記録された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部5に送信する。なお、バーコードの印刷は印字部10で行うようにしても良い。
なお、その他の構成は実施例1と同様であるので説明は省略する。
次に上記構成における往路切符発券時の自動券売機51の動作について図11、図12を参照し、図13に示すフローチャートに従って説明する。図12は実施例2の自動券売機で発券された切符を示す説明図、図13は実施例2の自動券売機の往路切符の発券動作を示すフローチャートである。
図11において、顧客は自動券売機51の顧客操作部7から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数を選択、あるいは入力する。これら切符を発券するために必要な情報が入力されると顧客操作部7の表示装置には実施例1の図2に示す画面と同様の画面が表示される。ここで顧客が購入ボタン16に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対して、乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数が送信される。一方、顧客が取消ボタン16に触れると、ここで発券動作は終了となり、自動券売機1は待機状態へと移行する。
主制御部5は顧客操作部7から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数を受信すると、記憶部6に該情報を記憶すると共に、通信部14、及び通信回線を介してホストコンピュータに対して切符の発券が可能か否かを問い合わせる。ホストコンピュータは問い合わせを受信すると、記憶部に記憶されている情報に基づき、発券が可能か否かを判断する。なお、今回は発券が可能と判断した場合について説明する。ホストコンピュータは発券可と判断すると、該発券可を示す情報と切符の金額を通信回線を介して自動券売機1に送信する。自動券売機1は通信部14を介して発券可を示す情報と切符の金額を受信すると、顧客操作部7の表示装置に切符の購入金額を表示させる。
顧客が紙幣、硬貨の投入口から切符の購入に必要な金額を入金し、主制御部5が現金処理部13から発券可能な金額が入力されたことを示す情報を受信すると、発券が可能となったと判断し、図13に示すフローチャートが開始される。
ステップS101で主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は図示せぬ搬送手段を駆動して切符収納庫から切符を1枚繰出し、搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS102で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件である乗車データを読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10は乗車データを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信した乗車データを印字する。
ステップS103で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み出し、該乗車希望データをバーコードデータ印刷部53に送信する。バーコードデータ印刷部53は乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを作成し、印刷部が切符表面に図12に示すようにバーコード56を印刷する。
切符18の表面に必要なデータが印刷されるとステップS104へと進み、主制御部5は切符18を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書にも切符18と同様に、表面に文字として乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件を印字すると共に受領金額を印字し、更にバーコードとして乗車希望データを印刷して切符18と合わせて排出口から排出する。
なお、切符18を排出する際等、所定のタイミングで顧客操作部7の表示装置に、切符には乗車希望データが印刷されていることを表示し、顧客に知らせる。
次に乗車希望データがバーコードデータとして印刷されている往路切符を利用して、顧客が復路の切符を購入するために上記構成における自動券売機51に前記往路切符を挿入した場合の、自動券売機51の動作について図11、図12を参照し、図14、図15に示すフローチャートに従って説明する。図14、図15は実施例2の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。
図11において、発券動作を行っていない待機状態の自動券売機51の顧客操作部7の表示装置には実施例1の図5に示す画面と同様の切符購入初期画面が表示される。
ここで、顧客が切符購入開始ボタン23に触れると、通常の方法での発券動作が実行される。一方、顧客が往路乗車希望データ使用ボタン24に触れると、主制御部5は図14、図15に示すフローチャートを開始する。
ステップS111で主制御部5は顧客操作部7の表示装置に「切符取込口に乗車希望データが記録された切符を挿入してください。」と表示させる。そしてステップS112へと進み、切符が挿入されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が取込口から切符を挿入すると、図示せぬ検知センサが切符を検知し、主制御部5に切符が挿入されたことを示す情報が送信され、これを受けてステップS112からステップS113へと進み、取込部12は図示せぬ搬送手段を駆動して切符を自動券売機51内部へと取り込みバーコードデータ読取部54へと切符を搬送する。バーコードデータ読取部54に切符が到達すると、読取部が切符に印刷されたバーコードを読み取り、該読み取ったバーコードをバーコードデータとして解析部に送信する。解析部は読取部から受信したバーコードデータに記憶された乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを認識して所定のデータに変換し、主制御部5に送信する。
主制御部5は乗車希望データを受信すると、ステップS114へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)は乗車希望データの降車駅データとして記憶部6に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)は乗車希望データの乗車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
なお、ステップS115からステップS122までの処理は、上記実施例1のステップS15からステップS22までの処理と同様であるので説明は省略する。
ステップS123で主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は切符収納庫から切符を繰出し、図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS124で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件である乗車データを読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10は乗車データを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信した乗車データを印字する。
ステップS125で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み出し、該乗車希望データをバーコードデータ印刷部53に送信する。バーコードデータ印刷部53は乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを生成し、印字部が切符表面に図12に示すようにバーコードを印刷する。
切符18の表面に必要なデータが印字されるとステップS126へと進み、主制御部5は切符18を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件、及び受領金額を印字すると共に、バーコード化した乗車希望データを印刷し、切符18と合わせて排出口から排出する。
また、主制御部5は顧客が実施例1の図8に示す画面と同様の画面で購入ボタン28に触れると、ホストコンピュータに対して、乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、販売枚数を送信し、ホストコンピュータはこれを受けて記憶部に記憶されている情報を更新する。
なお、ステップS125において、復路切符の発券時においても、乗車希望データをバーコード化して切符に印刷することで、今回の到着駅である「東京駅」から「新大阪駅」に戻ってくる切符を購入する際に、印刷した乗車希望データを利用することができる。あるいはステップS125を省略しても良い。
以上本発明の実施例2においては、往路の切符発券時、自動券売機51に対して入力された、発券に必要な乗車希望データをバーコードデータ印刷部53が切符18に印刷し発券し、復路の切符発券時、自動券売機51内部に挿入された切符から、バーコードデータ読取部54が乗車希望データを読み取り、該乗車希望データを利用して切符を発券することにより、上記実施例1と同様の効果を奏することができると共に、磁気記録部を備えていない切符、あるいは領収書においても、往路の切符発券時に入力された情報を、往路の切符発券時に利用することができるようになる。その結果、実施例1の自動券売機1よりも更に、顧客の利便性を向上させることができる。
次に本発明の実施例3について説明する。なお、上記実施例1と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略する。図16は実施例3の自動券売機の構成を示すブロック図、図17は実施例3の携帯電話の構成を示すブロック図である。
図16において、本実施例3の自動券売機61において、上記実施例1の自動券売機1と異なる点は、乗車希望データ書込部8と、乗車希望データ読取部9の代わりに、バーコードデータ表示部63と、携帯端末装置表示バーコードデータ読取部64とを備えている点である。また、バーコードデータ表示部63と、携帯端末装置表示バーコードデータ読取部64は、自動券売機61の前部であり、顧客操作部7近傍に配設されている。
バーコードデータ表示部63は、乗車希望データをバーコードデータとして生成するバーコード生成部と、生成したバーコードを表示する表示部とを備えており、主制御部5から乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを作成し、表示部に表示する。なお、バーコードデータ表示部63には、バーコード生成機能のみ持たせ、バーコードデータは顧客操作部7に表示させるようにしても良い。
携帯端末装置表示バーコードデータ読取部64はカメラ等の撮影機能を備え、携帯電話等の携帯端末装置の表示部に画像として表示されているバーコードを読み取り、後述する解析部にバーコードデータとして送信する読取部と、該読取部からバーコードデータを受信し、該バーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部5に送信する解析部とを備えており、携帯端末装置表示バーコードデータ読取部64の読取部が携帯端末装置の表示部に画像として表示されているバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードをバーコードデータとして解析部に送信し、解析部は読取部から受信したバーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部5に送信する。
次に本実施例の自動券売機61とバーコードデータの受渡しを行うための携帯端末装置としての携帯電話65の構成について説明する。なお、ここでは自動券売機61とのバーコードデータの受渡しに関する構成についてのみ説明する。
図17において、携帯電話65には、記憶部66と、表示部67と、操作部68と、バーコードデータ読取部69と、携帯電話65全体を制御する主制御部70が設けられている。
記憶部66は装置制御プログラムや制御に必要な各種データの格納、及び自動券売機61と受渡しするバーコードデータを保存する。表示部67はLDC等で構成されており、自動券売機61に読み取らせるバーコードデータを表示する。操作部68は表示データの切り替えや、携帯電話62に必要な情報が入力される時に操作され、入力された情報は主制御部70に送信される。
バーコードデータ読取部69はカメラ等の撮影機能を備え、自動券売機61のバーコードデータ表示部63、あるいは顧客操作部7の表示装置に画像として表示されているバーコードを読み取り、後述する解析部にバーコードデータとして送信する読取部と、該読取部からバーコードデータを受信し、該バーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部70に送信する解析部とを備えており、バーコードデータ読取部69の読取部が自動券売機61のバーコードデータ表示部63、あるいは顧客操作部7に画像として表示されているバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードをバーコードデータとして解析部に送信し、解析部は読取部から受信したバーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部70に送信する。主制御部70はバーコードデータ読取部69からデータを受信すると、記憶部66に記憶する。
なお、主制御部70が乗車希望データをバーコードデータとして生成するバーコード生成部を備え、バーコード生成部が記憶部66から読み出したデータに基づいて乗車希望データを示すバーコードを作成し、表示部67に送信する。
なお、その他の構成は実施例1と同様であるので説明は省略する。
次に上記構成における往路切符発券時の自動券売機61の動作について図16、図17、図18、図19を参照し、図20に示すフローチャートに従って説明する。図18は実施例3の自動券売機の表示画面を示す説明図、図19は実施例3の自動券売機の表示画面を示す説明図、図20は実施例3の自動券売機の往切符の発券動作を示すフローチャートである。
図16において、顧客は自動券売機61の顧客操作部7から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数を選択、あるいは入力する。これら切符を発券するために必要な情報が入力されると、顧客操作部7の表示装置には実施例1の図2に示す画面と同様の画面が表示される。ここで顧客が購入ボタン16に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対して、乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数が送信される。一方、顧客が取消ボタン16に触れると、ここで発券動作は終了となり、自動券売機61は待機状態へと移行する。
主制御部5は顧客操作部7から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数を受信すると、記憶部6に該情報を記憶すると共に、通信部14、及び通信回線を介してホストコンピュータに対して切符の発券が可能か否かを問い合わせる。ホストコンピュータは問い合わせを受信すると、記憶部に記憶されている情報に基づき、発券が可能か否かを判断する。なお、今回は発券が可能と判断した場合について説明する。ホストコンピュータは発券可と判断すると、該発券可を示す情報と切符の金額を通信回線4を介して自動券売機1に送信する。自動券売機1は通信部14を介して発券可を示す情報と切符の金額を受信すると、顧客操作部7の表示装置に切符の購入金額を表示させる。
顧客が紙幣、硬貨の投入口から切符の購入に必要な金額を入金し、主制御部5が現金処理部13から発券可能な金額が入力されたことを示す情報を受信すると、発券が可能となったと判断し、図20に示すフローチャートが開始される。
ステップS201で主制御部5は顧客操作部7に対して携帯端末装置への乗車希望データを保存するか否かを問い合わせる指示を送信する。この指示を受けて顧客操作部7は図18に示すように表示装置に乗車希望データのバーコードデータを携帯端末に保存するか否かの問い合わせの表示を行う。そして顧客からの回答入力を待つ状態へと移行してステップS202へと進み、主制御部5は顧客操作部7から情報が送信されてくるのを待つ状態へと移行する。ここで、主制御部5は顧客操作部7から顧客が保存するボタン71を選択したことを示す情報を受信するとステップS203へと進み、一方、顧客操作部7から顧客が保存しないボタン72を選択したことを示す情報を受信するとステップS205へと進む。
ステップS202からステップS203へと進んだ場合、主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み出し、該乗車希望データをバーコードデータ表示部63に送信する。バーコードデータ表示部63は乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データをバーコードデータとして生成し、図19に示すように該生成したバーコードデータをバーコード73として表示部に表示すると共に、バーコードの撮影を行うことと、保存後、終了ボタン74を押下することを指示する文章を表示する。そしてステップS204で、バーコードデータ表示部63は顧客がバーコードを撮影し、携帯電話65に保存したことを示す終了ボタン74が押下されるのを待つ状態へと移行する。
ここで顧客は携帯電話65のバーコードデータ読取部69の読取部を、自動券売機61のバーコードデータ表示部63の表示部に表示されているバーコード73に向ける。すると、バーコードデータ読取部69の読取部はバーコード73を読み取り、解析部にバーコードデータとして送信する。解析部は読取部から受信したバーコードデータに記憶された乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを認識して所定のデータに変換し、主制御部70に送信する。主制御部70は乗車希望データを受信すると、記憶部66に記憶する。記憶が完了すると、主制御部70は表示部67にバーコードデータの記憶が完了したことを示す情報を表示させる。この情報を見た顧客は図19に示す自動券売機61のバーコードデータ表示部63に表示されている終了ボタン74に触れる。
すると、バーコードデータ表示部63から主制御部5に対してバーコードの読取が終了したことを示す情報が送信され、ステップS205へと進む。ステップS205で主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は図示せぬ搬送手段を駆動して切符収納庫から切符を1枚繰出し、搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS206で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件である乗車データを読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10は乗車データを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信した乗車データを印字する。
切符の表面に乗車データが印字されると、ステップS207へと進み、主制御部5は切符を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件、及び受領金額を印字して、切符と合わせて排出口から排出する。
次に携帯電話65に記憶されている乗車希望データを利用して、顧客が復路の切符を購入する時の自動券売機61の動作について図16、図21、図22、図23を参照し、図24、図25に示すフローチャートに従って説明する。図21、図22は実施例3の自動券売機の表示画面を示す説明図、図23は実施例3の携帯電話を示す正面図、図24、図25は実施例3の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。
図16において、発券動作を行っていない待機状態の自動券売機61の顧客操作部7の表示装置には図21に示す切符購入初期画面が表示される。この画面には通常の方法で発券する場合に選択される切符購入開始ボタン75と、携帯電話65に保存されている乗車希望データを使用する場合に選択される携帯端末保存乗車希望データ使用ボタン76が表示される。
ここで、顧客が切符購入開始ボタン75に触れると、通常の方法での発券動作が実行される。一方、顧客が携帯端末保存乗車希望データ使用ボタン76に触れると、主制御部5は図24、図25に示すフローチャートを開始する。
ステップS211で主制御部5は顧客操作部7の表示装置に図22に示すように「希望乗車データの保存されたバーコードを表示部に表示し、自動券売機のバーコード読取り装置にかざしてください。」と表示させる。そしてステップS212へと進み、携帯端末装置表示バーコードデータ読取部64がバーコードを読み取るのを待つ状態へと移行する。
顧客は携帯電話65の操作部68を操作して乗車希望データを表示部67に表示させる指示を入力する。この指示を受けて携帯電話65の主制御部70は記憶部66に記憶されている乗車希望データを図23に示すようにバーコード77を画像として表示部67に表示させる。
顧客は携帯電話65の表示部67に表示されているバーコード77を、自動券売機61の携帯端末装置表示バーコードデータ読取部64の読取部にかざす。これにより、ステップS213で携帯端末装置表示バーコードデータ読取部64の読取部がバーコード77を読み取り、該読み取ったバーコード77をバーコードデータとして解析部に送信する。解析部は受信したバーコードデータに記憶された乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを認識して所定のデータに変換し、主制御部5に送信する。
主制御部5は乗車希望データを受信すると、ステップS214へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)は乗車希望データの降車駅データとして記憶部6に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)は乗車希望データの乗車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
なお、以下ステップS215からステップS222までの処理は、上記実施例1のステップS15からステップS22までの処理と同様であるので説明は省略する。
ステップS223で主制御部5は顧客操作部7に対して携帯端末への乗車希望データを保存するか否かを問い合わせる指示を送信する。この指示を受けて顧客操作部7は図18に示すように表示装置に乗車希望データのバーコードデータを携帯端末に保存するか否かの問い合わせの表示を行う。そして顧客からの回答入力を待つ状態へと移行してステップS224へと進み、主制御部5は顧客操作部7から情報が送信されてくるのを待つ状態へと移行する。ここで、主制御部5は顧客操作部7から顧客が保存するボタン71を選択したことを示す情報を受信するとステップS225へと進み、一方、顧客操作部7から顧客が保存しないボタン72を選択したことを示す情報を受信するとステップS227へと進む。
ステップS225で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み出し、該乗車希望データをバーコードデータ表示部63に送信する。バーコードデータ表示部63は乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データをバーコードデータとして生成し、バーコードデータ表示部64は図19に示すように該生成したバーコードデータを表示部に表示すると共に、バーコードの撮影を行うことと、保存後、終了ボタン74を押下することを指示する文章を表示する。そしてステップS226へと進み、バーコードデータ表示部63は顧客がバーコードを撮影し、携帯電話65に保存したことを示す終了ボタン74が押下されるのを待つ状態へと移行する。
ここで顧客は携帯電話65のバーコードデータ読取部69の読取部を、自動券売機61のバーコードデータ表示部63の表示部に表示されているバーコード73に向ける。すると、バーコードデータ読取部69の読取部はバーコード73を読み取り、解析部にバーコードデータとして送信する。解析部は読取部から受信したバーコードデータに記憶された乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを認識して所定のデータに変換し、主制御部70に送信する。主制御部70は乗車希望データを受信すると、記憶部66に記憶する。記憶が完了すると、主制御部70は表示部67にバーコードデータの記憶が完了したことを示す情報を表示させる。この情報を見た顧客は図19に示す自動券売機61のバーコードデータ表示部63に表示されている終了ボタン74に触れる。
すると、バーコードデータ表示部63から主制御部5に対してバーコードの読取が終了したことを示す情報が送信され、ステップS227へと進む。ステップS227で主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は切符収納庫から切符を1枚繰出し、図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS228で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件である乗車データを読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10は乗車データを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信した乗車データを印字する。そしてステップS229で主制御部5は切符を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件、及び受領金額を印字し、切符と合わせて排出口から排出する。
また、主制御部5はステップS220で購入ボタン28が選択されると、ホストコンピュータに対して、乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、販売枚数を送信し、ホストコンピュータはこれを受けて記憶部に記憶されている情報を更新する。
なお、ステップS223からステップS226において、復路切符の発券時においても、乗車希望データをバーコード化して携帯端末装置に記憶することで、今回の到着駅である「東京駅」から「新大阪駅」に戻ってくる切符を購入する際に、記憶した乗車希望データを利用することができる。あるいはステップS223からステップS226を省略しても良い。
以上本発明の実施例3においては、往路の切符発券時、自動券売機61に対して入力された、発券に必要な情報である乗車希望データを、携帯電話65が撮影可能な画像として生成すると共に表示部に表示し、復路の切符発券時、携帯電話65の表示部67に表示された画像を撮影すると共に解析して乗車希望データを取得し、該乗車希望データを利用して切符を発券することにより、上記実施例2と同様に、磁気記録部を備えていない切符、あるいは領収書においても、往路と復路の切符を別々に購入する場合に、顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、顧客の利便性を向上させることができる。
また、本実施例においては、切符、あるいは領収書を持っていなくても、往路の乗車希望データを利用して復路の切符の購入を行うことができ、実施例1の自動券売機1、あるいは実施例2の自動券売機51よりも更に、顧客の利便性を向上させることができる。
次に本発明の実施例4について説明する。なお、上記実施例1と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略する。図26は実施例4の自動券売機の構成を示すブロック図、図27は実施例4の携帯電話の構成を示すブロック図である。
図26おいて、本実施例4の自動券売機81において、上記実施例1の自動券売機1と異なる点は、乗車希望データ書込部8の代わりに、電子メイル送信処理部82を備え、また乗車希望データ読取部9の代わりに、実施例3と同様の携帯端末装置表示バーコードデータ読取部64を備えている点である。
電子メイル送信処理部82は乗車希望データをバーコードデータとして生成するバーコード生成部と、顧客が入力したメイルアドレスを記憶するメイルアドレス記憶部と、生成したバーコードをバーコードデータとして顧客の携帯電話等の携帯端末装置に電子メイルで送信する電子メイル送信部とを備えており、主制御部5から乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを作成し、電子メイル送信部がバーコードをバーコードデータとして、電子メイルアドレス記憶部に記憶したメイルアドレスに電子メイルとして送信する。なお、顧客操作部7が電子メイルアドレス入力部の機能を備えている。
次に本実施例の自動券売機81とバーコードデータの受渡しを行うための携帯端末装置としての携帯電話85の構成について説明する。なお、ここでは自動券売機81とのバーコードデータの受渡しに関する構成についてのみ説明する。
図27において、携帯電話85には、記憶部86と、表示部87と、操作部88と、電子メイル送受信部89と、携帯電話65全体を制御する主制御部90が設けられている。
記憶部86は装置制御プログラムや制御に必要な各種データの格納、及び自動券売機81と受渡しするバーコードデータを保存する。表示部87はLDC等で構成されており、電子メイルアドレス等を表示する。
操作部88は表示データの切り替えや、携帯電話85に必要な情報が入力される時に操作され、入力された情報は主制御部90に送信される。電子メイル受信部89は自動券売機81の電子メイル送信処理部82から電子メイルとして送信されてくるバーコードデータを受信し、後述する解析部に送信する受信部と、該受信部からバーコードデータを受信し、該バーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部70に送信する解析部とを備えており、電子メイル受信部89の受信部が自動券売機81の電子メイル送信処理部83から電子メイルとして送信されてきたバーコードデータを受信すると、該受信したバーコードデータを解析部に送信し、解析部は受信部から受信したバーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部90に送信する。主制御部90は電子メイル受信部89からデータを受信すると、記憶部86に記憶する。
なお、主制御部90が乗車希望データをバーコードデータとして生成するバーコード生成部を備え、バーコード生成部が記憶部86から読み出したデータに基づいて乗車希望データを示すバーコードを作成し、表示部87に送信する。
なお、その他の構成は実施例1、及び実施例3と同様であるので説明は省略する。
次に上記構成における往路切符発券時の自動券売機81の動作について図26、図27、図28、図29を参照し、図30に示すフローチャートに従って説明する。図28、図29は実施例4の自動券売機の表示画面を示す説明図である。
図26において、顧客は自動券売機81の顧客操作部7から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数を選択、あるいは入力する。これら切符を発券するために必要な情報が入力されると、顧客操作部7の表示装置には実施例1の図2に示す画面と同様の画面が表示される。ここで顧客が購入ボタン16に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対して、乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数が送信される。一方、顧客が取消ボタン17に触れると、ここで発券動作は終了となり、自動券売機81は待機状態へと移行する。
主制御部5は顧客操作部7から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、購入枚数を受信すると、記憶部6に該情報を記憶すると共に、通信部14、及び通信回線を介してホストコンピュータに対して切符の発券が可能か否かを問い合わせる。ホストコンピュータは問い合わせを受信すると、記憶部に記憶されている情報に基づき、発券が可能か否かを判断する。なお、今回は発券が可能と判断した場合について説明する。ホストコンピュータは発券可と判断すると、該発券可を示す情報と切符の金額を通信回線を介して自動券売機81に送信する。自動券売機81は通信部14を介して発券可を示す情報と切符の金額を受信すると、顧客操作部7の表示装置に切符の購入金額を表示させる。
顧客が紙幣、硬貨の投入口から切符の購入に必要な金額を入金し、主制御部5が現金処理部13から発券可能な金額が入力されたことを示す情報を受信すると、発券が可能となったと判断し、図30に示すフローチャートが開始される。
ステップS301で主制御部5は顧客操作部7に対して携帯端末装置への乗車希望データを保存するか否かを問い合わせる指示を送信する。この指示を受けて顧客操作部7は図28に示すように表示装置に乗車希望データを電子メイルによる送信で携帯端末装置に保存するか否かの問い合わせの表示を行う。そして顧客からの回答入力を待つ状態へと移行してステップS302へと進み、主制御部5は顧客操作部7から情報が送信されてくるのを待つ状態へと移行する。ここで、主制御部5は顧客操作部7から顧客がメイル送信するボタン96を選択したことを示す情報を受信するとステップS303へと進み、一方、顧客操作部7から顧客がメイル送信しないボタン97を選択したことを示す情報を受信するとステップS307へと進む。
ステップS302からステップS303へと進んだ場合、主制御部5は顧客操作部7に対して乗車希望データを送信するメイルアドレスの入力を求める指示を送信する。この指示を受けて顧客操作部7は図29に示すように「乗車希望データを送信するメイルアドレスを入力してください。」と表示すると共に、文字入力テーブル92と、顧客が入力したメイルアドレスを表示するメイルアドレス表示部93を表示する。そして顧客からの回答入力を待つ状態へと移行してステップS304へと進み、主制御部5は顧客操作部7から情報が送信されてくるのを待つ状態へと移行する。そして、顧客が文字入力テーブルに触れることでメイルアドレスを入力し、入力後、終了ボタン94に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対してメイルアドレスが送信される。主制御部5はメイルアドレスを受信するとステップS305へと進み、該メイルアドレスを記憶部6に記憶する。なお、顧客がメイルアドレスの入力をやり直すときには、取消ボタン95に触れる。
そしてステップS306で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み出し、該乗車希望データをメイルアドレスと共に電子メイル送信処理部82に送信する。電子メイル送信処理部82は乗車希望データを受信すると電子メイルアドレスは電子メイルアドレス記憶部に記憶し、またバーコード生成部が乗車希望データをバーコードデータとして生成し、電子メイル送信部がバーコードをバーコードデータとして、電子メイル記憶部に記憶したメイルアドレスに電子メイルとして送信する。
携帯電話85の電子メイル受信部89の受信部が自動券売機81の電子メイル送信処理部82から電子メイルとして送信されてきたバーコードデータを受信すると、該受信したバーコードデータを解析部に送信し、解析部は受信部から受信したバーコードデータに記憶された乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを認識して所定のデータに変換し、主制御部90に送信する。主制御部90は乗車希望データを受信すると、記憶部86に記憶する。記憶が完了すると、主制御部70は表示部87にバーコードデータの記憶が完了したことを示す情報を表示させる。
一方、電子メイル送信処理部82は電子メイルを送信すると、主制御部5に対してバーコードの送信が終了したことを示す情報を送信し、主制御部5はステップS307へと進む。
ステップS307で主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は図示せぬ搬送手段を駆動して切符収納庫から切符を1枚繰出し、搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS308で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件である乗車データを読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10は乗車データを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信した乗車データを印字する。
切符18の表面に乗車データが印字されると、ステップS309へと進み、主制御部5は切符を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に乗車駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件、及び受領金額を印字して、切符と合わせて排出口から排出する。
なお、顧客が復路の切符を購入する時の自動券売機301の動作は上記実施例3と同様であるので説明は省略する。
以上本発明の実施例4においては、往路の切符発券時、自動券売機81に対して入力された、発券に必要な所定の情報である乗車希望データを、自動券売機81に入力された携帯電話85のアドレスに対して電子メイルとして送信し、復路の切符発券時、携帯電話85の表示部87に表示された、乗車希望データを示す画像を撮影すると共に解析して乗車希望データを取得し、該乗車希望データを利用して切符を発券することにより、上記実施例3と同様に、磁気記録部を備えていない切符、あるいは領収書においても、往路と復路の切符を別々に購入する場合に、顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、顧客の利便性を向上させることができる。
また、本実施例の自動券売機81においては、携帯端末装置にカメラ等の撮影機能が付属されていなくても乗車希望データを携帯端末装置に記憶させることができるので、実施例3の自動券売機61よりも更に、顧客の利便性を向上させることができる。
次に本発明の実施例5について説明する。なお、上記実施例1と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略する。図31は実施例5の自動券売機の構成を示すブロック図である。
図31において、本実施例5の自動券売機301は、往路とは異なる乗車経路で復路の切符を購入可能としたものである。そのために本実施例5の自動券売機301においては、上記実施例1の自動券売機1に加えて更に乗車経路取得部302を備えている。乗車経路取得部302は往路切符から読み出された乗車希望データに基づき、復路の乗車駅となる駅名、及び復路の降車駅となる駅名、更に座席位置データと座席条件データを加えて通信部14を介して上位装置であるホストコンピュータ4に経路情報の問い合わせを行い、ホストコンピュータ4から経路情報を受信する機能を備えている。なお、ホストコンピュータ4には、経路情報(経由駅名)を記憶している記憶部15が接続されており、通信回線3を介して経路情報(経由駅名)を自動券売機301に対して送信する。
なお、その他の構成は実施例1と同様であるので説明は省略する。
次に上記構成における自動券売機301の動作について説明する。なお、自動券売機301が切符、あるいは領収書の磁気記録部に乗車希望データを記録して発行する動作は、上記実施例1の自動券売機1において、切符、あるいは領収書の磁気記録部に乗車希望データを記録して発行する動作と同様であるので説明は省略し、ここでは上記構成における自動券売機301で発行された乗車希望データが磁気記録部に記録されている往路切符を利用して、顧客が復路の切符を購入するために自動券売機301に前記往路切符を挿入した場合の、自動券売機301の動作について図31、図32、図33、図34を参照し、図35、図36に示すフローチャートに従って説明する。図32、図33、図34は実施例5の自動券売機の表示画面を示す説明図、図35、図36は実施例5の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。
なお、本発券動作は、顧客が降車駅が新大阪駅である乗車希望データが記録されている往路切符を、往路降車駅ではない京都駅に設置された自動券売機301に挿入したものとして説明する。
図31において、発券動作を行っていない待機状態の自動券売機301の顧客操作部7の表示装置には実施例1の図5と同様の切符購入初期画面が表示される。
ここで、顧客が切符購入開始ボタン23に触れると、通常の方法での発券動作が実行される。一方、顧客が往路乗車希望データ使用ボタン24に触れると、主制御部5は図35、図36に示すフローチャートを開始する。ステップS401で主制御部5は顧客操作部7の表示装置に実施例1の図6と同様に、「切符取込口に乗車希望データが記録された切符を挿入してください。」と表示させて、顧客に切符の挿入を求める。なお、挿入を求めるのは乗車希望データが記録された領収書であっても良い。そしてステップS402へと進み、切符が挿入されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が取込口から切符を挿入すると、図示せぬ検知センサが切符を検知し、主制御部5に切符が挿入されたことを示す情報が送信され、これを受けてステップS402からステップS403へと進み、取込部12は図示せぬ搬送手段を駆動して切符を自動券売機301内部へと取り込み、乗車希望データ読取部9へと切符を搬送する。乗車希望データ読取部9に切符が到達すると、図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み取り、該読み取った乗車希望データを主制御部5へと送信する。
主制御部5は乗車希望データを受信すると、ステップS404へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)は乗車希望データの降車駅データとして記憶部6に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)は乗車希望データの乗車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
次にステップS405で主制御部5は記憶部6に記憶した乗車希望データを乗車経路取得部302に送信する。乗車経路取得部302は乗車希望データを受信すると、乗車駅を「新大阪」、降車駅を「東京」とし、更に座席位置データと座席条件データを加えて通信部14を介してホストコンピュータ4に経路情報の問い合わせを行う。そしてステップS406へと進み、ホストコンピュータ4からの回答を待つ状態へと移行する。
ホストコンピュータ4は記憶部15から新大阪駅から東京駅に向かう途中の経由駅を見つけると、該経由駅を記憶部15から読み出し、経路情報として自動券売機301に対して送信する。
乗車経路取得部303がホストコンピュータ4から経由駅名を受信すると、主制御部5はステップS406からステップS407へと進み、ホストコンピュータ4から受信した経由駅名を一旦記憶部6に記憶すると共に、顧客操作部7の表示装置に図32に示すように、記憶部6から読み出して乗車駅名、経由駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数を表示させると共に、経由駅毎に表示される経由駅選択ボタン306(306a、306b・・・306n)、前ボタン307、次ボタン308を表示させる。そしてステップS408へと進み、いずれかの経由駅選択ボタン306が選択されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が希望する経由駅(今回は「B駅」とする)を見つけ、該当する選択ボタン306に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対して選択された経由駅名が送信される。なお、希望の経由駅が表示されていない場合には、顧客は前ボタン307、あるいは次ボタン308に触れ、経由駅の表示を切り替える。
これを受けて主制御部5はステップS408からステップS409へと進み、受信した経由駅名を乗車希望データと共に記憶部6に記憶する。次にステップS410で主制御部5は記憶部6から経由駅名と乗車希望データを読み出すと共に、ホストコンピュータ4に乗車駅名、経由駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数を送信し、発行することができる切符の問い合わせを行う。そしてステップS411へと進み、ホストコンピュータ4からの回答を待つ状態へと移行する。
ホストコンピュータ4は当日以降で、B駅を経由して新大阪駅から東京駅に向かう列車で、禁煙車両の窓側に空きがある列車を見つけると、列車名、発着日時を記憶部15から読み出し、更に切符の料金を算出して自動券売機301に対して送信する。
主制御部5はホストコンピュータ4から、B駅を経由して新大阪駅から東京駅に向かう列車で、禁煙車両の窓側に空きがある列車の列車名、発着日時、及び金額を受信すると、ステップS411からステップS412へと進み、ホストコンピュータ4から受信した列車名、発着日時、及び金額を一旦記憶部6に記憶すると共に、顧客操作部7の表示装置に図33に示すように、記憶部6から読み出して乗車駅名、経由駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数、発着日時を表示させると共に、選択ボタン309(309a、309b・・・309n)、前ボタン310、次ボタン311を表示させる。そしてステップS413へと進み、いずれかの選択ボタン309が選択されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が希望する列車の発着日時を見つけ、該当する選択ボタン309に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対して選択された発着日時と列車名が送信される。なお、希望の発着日時が表示されていない場合には、顧客は前ボタン310、あるいは次ボタン311に触れ、発着日時の表示を切り替える。
これを受けて主制御部5はステップS413からステップS414へと進み、受信した、顧客が発券を希望している列車の発着日時と列車名を一旦記憶部6に記憶すると共に、顧客操作部7の表示装置に図34に示すように、記憶部6から読み出して乗車駅名、経由駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数、発着日時、列車名を表示させると共に、購入ボタン312、取消ボタン313を表示させる。そしてステップS415へと進み、購入ボタン312、あるいは取消ボタン313のいずれかが選択されるのを待つ状態へと移行する。
顧客は顧客操作部7に表示されている情報を確認し、購入ボタン312、あるいは取消ボタン313のいずれかに触れる。顧客が購入ボタン312に触れ、購入ボタン312に触れたことを示す情報が顧客操作部7から主制御部5に送信されると、ステップS416へと進み、一方、取消ボタン313に触れたことを示す情報が顧客操作部7から主制御部5に送信されると、主制御部5は本券売処理を終了とする。そして待機状態へと移行する。
ステップS415からステップS416へと進んだ場合、主制御部5は顧客操作部7の表示画面に切符の購入代金を表示させると共に、現金処理部13に対して精算を指示する。そしてステップS417へと進み、精算が済むのを待つ状態へと移行する。顧客が切符の購入代金を自動券売機301に投入し、現金処理部13から主制御部5に対して切符の購入代金が投入されたことを示す信号が送信されると、ステップS418へと進み、主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は切符収納庫から切符を繰出し、図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS419で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、経由駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件を読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10はデータを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信したデータを印字する。
ステップS420で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データと経由駅名を読み出し、該乗車希望データと経由駅名を乗車希望データ書込部8に送信する。乗車希望データ書込部8は乗車希望データと経由駅名を受信すると、磁気ヘッドにより搬送されてきた切符の裏面の磁気記憶部に、受信した乗車希望データと経由駅名を記録する。
切符の表面、及び裏面に必要なデータが印字、及び記録されると、ステップS421へと進み、主制御部5は切符を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に乗車駅名、経由駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件、及び受領金額を印字し、裏面の磁気記録部には乗車希望データと経由駅名を記録し、切符と合わせて排出口から排出する。
また、主制御部5は顧客が図34に示す画面で購入ボタン312に触れると、ホストコンピュータ4に対して、乗車駅名、経由駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、販売枚数を送信し、ホストコンピュータ4はこれを受けて記憶部15に記憶されている情報を更新する。
なお、ステップS420において、復路切符の発券時においても、乗車希望データと経由駅名を磁気記録部に記録することで、今回の到着駅である「東京駅」から「新大阪駅」に戻ってくる切符を購入する際に、記録した乗車希望データを利用することができる。あるいはステップS420を省略しても良い。
また、切符の磁気記録部に自動改札機を利用する時に必要な情報を合わせて書き込んでも良い。
以上本発明の実施例5においては、往路の切符発券時、自動券売機301に対して入力された、発券に必要な所定の情報である乗車希望データを乗車希望データ書込部8が切符に書き込み発券し、復路の切符発券時、自動券売機301内部に挿入された往路の切符から、乗車希望データ読取部9が乗車希望データを読み取り、乗車経路取得部302がホストコンピュータ4に対して、乗車駅と降車駅との間の経由駅を問い合わせ、ホストコンピュータ4から受信した経由駅を経由した復路の切符を発券することにより、往路の乗車希望データを利用し、且つ復路の乗車経路を選択することができるようになるので、復路の乗車経路を往路の乗車経路と変えても、顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、更に顧客の利便性を向上させることができる。
次に本発明の実施例6について説明する。なお、上記実施例1と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略する。図37は実施例6の自動券売機の構成を示すブロック図、図38は実施例6の自動券売機の表示画面を示す説明図である。
図37において、本実施例の自動券売機351において、上記実施例5の自動券売機301と異なる点は、乗車経路取得部302の代わりに、経由駅名入力部352を備えている点である。
詳しくは、経由駅名入力部352は主制御部5から経路駅名の情報を取得する指示を受信すると、顧客操作部7に対して経由駅名入力画面の表示を指示し、顧客操作部7の表示装置に図38に示す経由駅名入力画面を表示させる。この画面では、顧客に対して経由する駅名の入力を求める文章と、経由駅名を入力するための文字を表示する文字入力テーブル355と、取消ボタン356と、終了ボタン357と、顧客が文字入力テーブル355の文字に触れると、該触れられた文字を表示する経由駅名表示部358が表示される。そして顧客が経由駅名を文字入力テーブル355から選択した文字により入力し、終了ボタン357が触れられると、入力された経由駅名が顧客操作部7から経由駅名入力部352に送信される。
そして、経由駅名入力部352は顧客が経路変更を選択した時に、通信部14を介してホストコンピュータ366に対して、顧客が入力した経由駅名を経由して購入することができる切符の問い合わせを行う。なお、ホストコンピュータ366には上記実施例5と同様に、経由情報(経由駅名)を記憶している記憶部367が接続されており、通信回線3を介して経由情報(経由駅名)を自動券売機351に対して送信する。
なお、その他の構成は実施例1と同様であるので説明は省略する。
次に上記構成における自動券売機351の動作について説明する。なお、自動券売機351が切符、あるいは領収書の磁気記録部に乗車希望データを記録して発行する動作は、上記実施例1の自動券売機1において、切符、あるいは領収書の磁気記録部に乗車希望データを記録して発行する動作と同様であるので説明は省略し、ここでは上記構成における自動券売機351で発行された乗車希望データが磁気記録部に記録されている往路切符を利用して、顧客が復路の切符を購入するために自動券売機351に前記往路切符を挿入した場合の、自動券売機351の動作について図37、図38、図39、図40、図41を参照し、図42、図43、図44に示すフローチャートに従って説明する。図39、図40、図41は実施例6の自動券売機の表示画面を示す説明図、図42、図43、図44は実施例6の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。
図37において、発券動作を行っていない待機状態の自動券売機351の顧客操作部7の表示装置には実施例1の図5と同様の切符購入初期画面が表示される。
ここで、顧客が切符購入開始ボタン23に触れると、通常の方法での発券動作が実行される。一方、顧客が往路乗車希望データボタン24に触れると、主制御部5は図42、図43、図44に示すフローチャートを開始する。ステップS501で主制御部5は顧客操作部7の表示装置に実施例1の図6と同様に、「切符取込口に往路乗車希望データが記録された切符を挿入してください。」と表示させて、顧客に切符の挿入を求める。なお、挿入を求めるのは乗車希望データが記録された領収書であっても良い。そしてステップS502へと進み、切符が挿入されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が取込口から切符を挿入すると、図示せぬ検知センサが切符を検知し、主制御部5に切符が挿入されたことを示す情報が送信され、これを受けてステップS502からステップS503へと進み、取込部12は図示せぬ搬送手段を駆動して切符を自動券売機351内部へと取り込み、乗車希望データ読取部9へと切符を搬送する。乗車希望データ読取部9に切符が到達すると、図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み取り、該読み取った乗車希望データを主制御部5へと送信する。
主制御部5は乗車希望データを受信すると、ステップS504へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)は乗車希望データの降車駅データとして記憶部6に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)は乗車希望データの乗車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
次にステップS505で主制御部5は記憶部6から乗車希望データを読み出すと共に、ホストコンピュータ4に乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数を送信し、発行することができる切符の問い合わせを行う。そしてステップS506へと進み、ホストコンピュータ4からの回答を待つ状態へと移行する。
また、顧客が1枚の往路の切符を挿入することで、復路において同一列車の複数枚の切符を購入することができるように、自動券売機351からホストコンピュータ366に発行することができる切符の問い合わせを行う前に、顧客操作部7の表示装置に希望購入枚数の入力を行うことができる画面を表示させても良い。
ホストコンピュータ366は当日以降で、新大阪駅から東京駅に向かう列車で、禁煙車両の窓側に空きがある列車を見つけると、列車名、発着日時を記憶部367から読み出し、更に切符の料金を算出して自動券売機351に対して送信する。
主制御部5はホストコンピュータ366から、新大阪駅から東京駅に向かう列車で、禁煙車両の窓側に空きがある列車の列車名、発着日時、及び金額を受信すると、ステップS506からステップS507へと進み、ホストコンピュータ366から受信した列車名、発着日時、及び金額を一旦記憶部6に記憶すると共に、顧客操作部7の表示装置に図39に示すように、記憶部6から読み出して乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数、発着日時を表示させると共に、選択ボタン358(358a、358b・・・358n)、前ボタン359、次ボタン360、経路変更ボタン354を表示させる。そしてステップS508へと進み、いずれかの選択ボタン358、あるいは経路変更ボタン354が選択されるのを待つ状態へと移行する。
ここで、顧客が経路変更ボタン354を選択し、顧客操作部7から主制御部5に対して経路変更ボタン354が選択されたことを示す情報が送信されると、ステップS509へと進み、一方、顧客が希望する列車の発着日時を見つけ、該当する選択ボタン358に触れると、ステップS516へと進む。
今回、経路変更ボタン354が選択されたとすると、これを受けて主制御部5はステップS508からステップS509へと進み、主制御部5は経路駅名入力部352に対して、経由駅名の情報を取得する指示を送信する。経由駅名入力部352はこの指示を受信すると、顧客操作部7に対して図38に示す経由駅名入力画面の表示を指示し、顧客操作部7の表示装置に経由駅名入力画面を表示させる。
表示後、ステップS510へと進み、経由駅名入力部352は顧客操作部7から経由駅名が送信されてくるのを待つ状態へと移行する。そして顧客が文字入力テーブル355の中から選択した文字に触れ、経由駅名の入力が終了し、終了ボタン357に触れると、顧客操作部7は経由駅名入力部352に対して経由駅名を送信する。なお、入力した文字を取り消す場合には、取消ボタン356が選択される。主制御部5は顧客操作部7から経由駅名を受信すると、ステップS511へと進み、経由駅名を乗車希望データと共に記憶部6に記憶する。なお、ここでは経由駅として「B駅」が入力されたものとする。
次にステップS512で経由駅名入力部352は記憶部6から経由駅名と乗車希望データを読み出し、経由駅名入力部352に送信する。経由駅名入力部352はホストコンピュータ366に乗車駅名(新大阪駅)、経由駅名(B駅)、降車駅名(東京駅)、座席位置、座席条件、購入枚数を送信し、発行することができる切符の問い合わせを行う。そしてステップS513へと進み、ホストコンピュータ366からの回答を待つ状態へと移行する。
ホストコンピュータ366は当日以降で、B駅を経由して新大阪駅から東京駅に向かう列車で、禁煙車両の窓側に空きがある列車を見つけると、列車名、発着日時を記憶部367から読み出し、更に切符の料金を算出して自動券売機351に対して送信する。
経由駅名入力部352がホストコンピュータ366から、B駅を経由して新大阪駅から東京駅に向かう列車で、禁煙車両の窓側に空きがある列車の列車名、発着日時、及び金額を受信すると、主制御部5はステップS513からステップS514へと進み、ホストコンピュータ366から受信した列車名、発着日時、及び金額を一旦記憶部6に記憶すると共に、顧客操作部7の表示装置に図40に示すように、記憶部6から読み出して乗車駅名、経由駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数、発着日時を表示させると共に、選択ボタン361(361a、361b・・・361n)、前ボタン362、次ボタン363を表示させる。そしてステップS515へと進み、いずれかの選択ボタン361が選択されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が希望する列車の発着日時を見つけ、該当する選択ボタン361に触れると、顧客操作部7から主制御部5に対して選択された発着日時と列車名が送信される。なお、希望の発着日時が表示されていない場合には、顧客は前ボタン362、あるいは次ボタン363に触れ、発着日時の表示を切り替える。
これを受けて主制御部5はステップS515からステップS516へと進み、受信した、顧客が発券を希望している列車の発着日時と列車名を一旦記憶部6に記憶すると共に、顧客操作部7の表示装置に図41に示すように、記憶部6から読み出して乗車駅名、経由駅名、降車駅名、座席位置、座席条件、購入枚数、発着日時、列車名を表示させると共に、購入ボタン364、取消ボタン365を表示させる。そしてステップS517へと進み、購入ボタン364、あるいは取消ボタン365のいずれかが選択されるのを待つ状態へと移行する。なお、ステップS508で経由変更ボタン354が選択されなかった場合には、経由駅名は表示されない。
顧客は顧客操作部7に表示されている情報を確認し、購入ボタン364、あるいは取消ボタン365のいずれかに触れる。顧客が購入ボタン364に触れ、購入ボタン364に触れたことを示す情報が顧客操作部7から主制御部5に送信されると、ステップS318へと進み、一方、取消ボタン365に触れたことを示す情報が顧客操作部7から主制御部5に送信されると、主制御部5は本発券処理を終了とする。そして待機状態へと移行する。
ステップS517からステップS518へと進んだ場合、主制御部5は顧客操作部7の表示画面に切符の購入代金を表示させると共に、現金処理部13に対して精算を指示する。そしてステップS519へと進み、精算が済むのを待つ状態へと移行する。顧客が切符の購入代金を自動券売機351に投入し、現金処理部13から主制御部5に対して切符の購入代金が投入されたことを示す信号が送信されると、ステップS520へと進み、主制御部5は発行部11に対して発券を指示する。この指示を受けて発行部11は切符収納庫から切符を繰出し、図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送動作を開始する。ステップS521で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、経由駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件である乗車データを読み出し、該情報を印字部10に送信する。印字部10は乗車データを受信すると、搬送されてきた切符の表面に、受信した乗車データを印字する。
ステップS522で主制御部5は記憶部6から乗車駅名、降車駅、座席位置、座席条件である乗車希望データと経由駅名を読み出し、該乗車希望データと経由駅名を乗車希望データ書込部8に送信する。乗車希望データ書込部8は乗車希望データと経由駅名を受信すると、磁気ヘッドにより搬送されてきた切符の裏面の磁気記憶部に、受信した乗車希望データと経由駅名を記録する。なお、ステップS508で経由変更ボタン354が選択されなかった場合には、切符に経由駅名は書き込まれない。
切符18の表面、及び裏面に必要なデータが印字、及び記録されると、ステップS523へと進み、主制御部5は切符を排出口から排出させて、発券処理を終了とする。
なお、切符と共に領収書を発行する場合には、切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に乗車駅名、経由駅名、降車駅名、発着日時、列車名、座席位置、座席条件、及び受領金額を印字し、裏面の磁気記録部には乗車希望データと経由駅名を記録し、切符と合わせて排出口から排出する。また、ステップS508で経由変更ボタン354が選択されなかった場合には、切符と同様に領収書に経由駅名は書き込まれない。
また、主制御部5は顧客が図41に示す画面で購入ボタン364に触れると、ホストコンピュータ366に対して、乗車駅名、経由駅名、降車駅名、乗車日時、列車名、座席位置、座席条件、販売枚数を送信し、ホストコンピュータ366はこれを受けて記憶部367に記憶されている情報を更新する。
なお、ステップS522において、復路切符の発券時においても、乗車希望データ、及び経由駅名を磁気記録部に記録することで、今回の到着駅である「東京駅」から「新大阪駅」に戻ってくる切符を購入する際に、記録した乗車希望データ、及び経由駅名を利用することができる。あるいはステップS522を省略しても良い。
以上本発明の実施例6においては、往路の切符発券時、自動券売機351に対して入力された、発券に必要な所定の情報である乗車希望データを乗車希望データ書込部8が切符に書き込み発券し、復路の切符発券時、自動券売機351内部に挿入された往路の切符から、乗車希望データ読取部9が乗車希望データを読み取ると共に、顧客操作部7から入力された経由駅名に基づき経由駅名入力部352がホストコンピュータ366に対して、乗車駅と降車駅との間の経由駅を問い合わせ、ホストコンピュータ366から受信した経由駅を介して乗車駅から降車駅への乗車が可能な列車の切符を発券することにより、顧客が経由を希望する任意の駅を顧客自身で自動券売機351に対して入力して発券することができるようになるので、実施例5の自動券売機301よりも更に、顧客の利便性を向上させることができる。
次に本発明の実施例7について説明する。図45は実施例7の乗越し精算機の構成を示すブロック図である。
図45において、駅に設置された乗越し精算機101は、記憶部106と、表示部107と、磁気データ読取部108と、乗車希望データ読取部109と、磁気データ書込部110と、乗車希望データ書込部111と、印字部112と、取込部113と、発行部114と、現金処理部115と、通信部116と、乗越し精算機101全体の動作を制御する主制御部105とから構成されている。
記憶部106は、装置制御プログラムや乗越し精算機101の制御に必要な各種データの格納、及び顧客により挿入された切符から読み取ったデータを記憶する。表示部107は、乗越し精算機101の前部に設けられており、CRT、あるいはLCD等で構成されている。そして表示部107は主制御部105の指示に基づき顧客に対して知らせる、精算に必要な情報を表示する。
磁気データ読取部108と乗車希望データ読取部109は図示せぬ磁気ヘッドを備え、該磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた所定のデータ、及び乗車希望データを読み取り、該読み取った所定のデータ、及び乗車希望データを主制御部105へと送信する。
磁気データ書込部110と乗車希望データ書込部111もまた図示せぬ磁気ヘッドを備え、該磁気ヘッドにより切符の裏面に形成された磁気記憶部に、精算完了データ、及び乗車希望データを記憶する。また、印字部112は精算切符の表面に文字やイメージ等を印刷する。
発行部114は精算切符、あるいは領収書を搬送する搬送路を備えており、該搬送路の一端部には、まだ情報が記録、あるいは印字されていない発行前の精算切符、及び領収書を収納した切符収納庫、及び領収書収納庫が接続されている。また搬送路途中には、前記印字部112、磁気データ書込部110、及び乗車希望データ書込部111が配設されており、搬送路の他端部は、乗越し精算機101の前部に形成され、精算切符や領収書等を顧客へと受け渡す排出口が形成されている。
そして発行部114は搬送路に配設された図示せぬ繰出し手段、及び搬送手段を駆動して切符収納庫、及び領収書収納庫からそれぞれ精算切符、及び領収書を図示せぬ搬送路へと繰り出し、精算切符、及び領収書を印字部112、磁気データ書込部110、及び乗車希望データ書込部111へと搬送する。そして発券可能状態となった精算切符、及び領収書を更に排出口へと搬送し、装置外部へと排出する。
取込部113もまた、精算する切符を搬送する搬送路を備えており、該搬送路の一端部であり、乗越し精算機101の前部には、顧客により挿入された精算する切符等を乗越し精算機101内部へと取り込む取込口が形成されている。また搬送路途中には、前記磁気データ読取部108、及び乗車希望データ読取部109が配設されており、搬送路に配設された図示せぬ搬送手段を駆動して取込口から挿入された切符を磁気データ読取部108、及び乗車希望データ乗車希望データ読取部109へと搬送する。
現金処理部115は、紙幣、硬貨の投入口、及び排出口を備えると共に、鑑別部、収納部等を備え、顧客により投入された切符の精算代金としての紙幣、及び硬貨の真偽判別、計数等を行い主制御部105へと送信すると共に、釣銭がある場合には顧客へと釣銭を排出する。通信部116は上位装置である図示せぬホストコンピュータとの通信を制御する。
次に上記実施例1の自動券売機1で発券された、乗車希望データが磁気記録部に記録されている切符が上記構成における乗越し精算機101に挿入されたときの、乗越し精算機101の動作について図45を参照し、図46に示すフローチャートに従って説明する。図46は実施例7の乗越し精算機の精算動作を示すフローチャートである。
図45において、待機状態の乗越し精算機101の表示部107には精算初期画面が表示される。ここで、顧客が取込口から切符を挿入すると、図示せぬ検知センサが切符を検知し、主制御部105に切符が挿入されたことを示す情報が送信され、これを受けて主制御部105は図46に示すフローチャートを開始する。ステップS601で取込部113は図示せぬ搬送手段を駆動して切符を乗越し精算機101内部へと取り込み、磁気データ読取部108へと切符を搬送する。磁気データ読取部108に切符が到達すると、図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名等の精算用磁気データを読み取り、該読み取った精算用磁気データを主制御部105へと送信する。主制御部105は精算用磁気データを受信すると、ステップS602で記憶部106に記憶する。
切符の搬送動作は継続され、乗車希望データ読取部109へと切符は搬送される。乗車希望データ読取部109に切符が到達すると、図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み取り、該読み取った乗車希望データを主制御部105へと送信する。主制御部105は乗車希望データを受信すると、ステップS604へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)をそのまま乗車希望データの乗車駅データとして記憶部106に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)もまたそのまま乗車希望データの降車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
次にステップS605で主制御部105は記憶部106から精算用磁気データを読み出し、これに基づいて精算金の金額を算出し、記憶部106に記憶する。次にステップS606で主制御部105は記憶部106に記憶した精算金の金額を読み出して表示部107に送信すると共に、表示部107に対して精算金の金額の表示の指示を送信する。表示部107ではこの精算金の金額と指示を受信すると、表示画面に精算金の金額と精算金の入金をお願いする表示を表示させる。そしてステップS607へと進み、精算金が入金されるのを待つ状態へと移行する。
顧客が表示部107の表示を確認して紙幣の投入口、あるいは硬貨の投入口から精算金を入金し、主制御部105が現金処理部115から精算金額の入金があったことを示す情報を受信すると、ステップS608へと進み、主制御部105は発行部114に対して精算切符の発券を指示する。
発行部114は精算切符の発券指示を受信すると、搬送路に配設された図示せぬ繰出し手段、及び搬送手段を駆動して切符収納庫から切符を繰出し、図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する動作を開始する。切符が印字部112に到達すると、ステップS609で印字部112は搬送されてきた切符の表面に、精算切符であることを示す精算切符データを印字する。更に切符が搬送され、磁気データ書込部110に到達すると、ステップS610で磁気データ書込部110は切符の裏面の磁気記録部に精算が済んだ切符であることを示す精算完了データを記録する。ステップS611で主制御部105は記憶部106に乗車希望データが記憶されているか否かを判断する。ここで乗車希望データが記憶されている場合には、ステップS612へと進み、一方「否」の場合には、ステップS613へと進み、磁気記録部に乗車希望データを記録しない。
ステップS611からステップS612へと進んだ場合、主制御部105は記憶部106から乗車希望データを読み出し、該乗車希望データを乗車希望データ書込部111に送信する。乗車希望データ書込部111は乗車希望データを受信すると、磁気ヘッドにより搬送されてきた切符の裏面の磁気記憶部に、受信した乗車希望データを記録する。
切符の表面、及び裏面に必要なデータが印字、及び記録されると、ステップS613へと進み、主制御部105は精算切符を排出口から排出させて、精算処理を終了とする。
なお、精算切符と共に領収書を発行する場合には、精算切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に受領金額と共に、乗車希望データが記録されていることを示す情報を印字し、裏面の磁気記録部には精算完了データ、及び乗車希望データを記録し、精算切符と合わせて排出口から排出する。
以上本発明の実施例7においては、切符の精算時、乗越し精算機101内部に挿入された切符から、乗車希望データ読取部108が発券に必要な所定の情報である乗車希望データを読み取り、該所定の情報を乗車希望データ書込部111が精算切符に書き込み、発券することにより、実施例1の自動券売機1において発券された切符の精算時、往路の乗車希望データを精算切符に記録させることができるようになる。これにより、精算する必要のある往路切符の精算後に、乗車希望データが記録された精算切符を利用して復路の切符を購入することができるようになり、精算後であっても顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、顧客の利便性を向上させることができる。
次に本発明の実施例8について説明する。なお、上記実施例7と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略する。図47は実施例8の乗越し精算機の構成を示すブロック図である。
図47において、本実施例8の乗越し精算機151が上記実施例7の乗越し精算機101と異なる点は、乗車希望データ書込部111と、乗車希望データ読取部109の代わりに、バーコードデータ印刷部153と、バーコードデータ読取部154とを備えている点である。
バーコードデータ印刷部153は、印字部112と共に発行部114の搬送路中に配設されており、一方、バーコードデータ読取部154は、取込部113の搬送路中に配設されている。
バーコードデータ印刷部153は、乗車希望データのバーコードを生成するバーコード生成部と、切符の表面に、生成したバーコードを印刷する印刷部とを備えており、主制御部105から乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを作成し、印刷部が切符表面に該バーコードを印刷する。なお、バーコードの印刷は、印字部112で行うようにしても良い。
バーコードデータ読取部154は切符表面に印刷されたバーコードを読み取り、後述する解析部にバーコードデータとして送信する読取部と、該読取部からバーコードデータを受信し、該バーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部105に送信する解析部とを備えており、読取部が切符に印刷されたバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードをバーコードデータとして解析部に送信し、解析部は読取部から受信したバーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部105に送信する。
なお、その他の構成は実施例7と同様であるので説明は省略する。
次に上記実施例2の自動券売機51で発券された、乗車希望データがバーコードデータとして印刷されている切符が上記構成における乗越し精算機151に挿入されたときの、該乗越し精算機151の動作について図47を参照し、図48に示すフローチャートに従って説明する。図48は実施例8の乗越し精算機の精算動作を示すフローチャートである。
図47において、待機状態の乗越し精算機151の表示部107には精算初期画面が表示される。ここで、顧客が取込口から切符を挿入すると、図示せぬ検知センサが切符を検知し、主制御部105に切符が挿入されたことを示す情報が送信され、これを受けて主制御部105は図48に示すフローチャートを開始する。ステップS701で取込部113は図示せぬ搬送手段を駆動して切符を乗越し精算機151内部へと取り込み、磁気データ読取部108へと切符を搬送する。磁気データ読取部108に切符が到達すると、図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名等の精算用磁気データを読み取り、該読み取った精算用磁気データを主制御部105へと送信する。主制御部105は精算用磁気データを受信すると、ステップS702で記憶部106に記憶する。
切符の搬送動作は継続され、バーコードデータ読取部154へと切符は搬送される。バーコードデータ読取部154に切符が到達すると、ステップS703で読取部が切符に印刷されたバーコードを読み取り、該読み取ったバーコードをバーコードデータとして解析部に送信する。解析部は読取部から受信したバーコードデータに記憶された乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを認識して所定のデータに変換し、主制御部105へと送信する。主制御部105は乗車希望データを受信すると、ステップS704へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)をそのまま乗車希望データの乗車駅データとして記憶部106に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)もまたそのまま乗車希望データの降車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
なお、ステップS705からステップS710までの処理は、上記実施例7のステップS605からステップS610までの処理と同様であるので説明は省略する。
ステップS711で主制御部105は記憶部106に乗車希望データが記憶されているか否かを判断する。ここで乗車希望データが記憶されている場合には、ステップS712へと進み、一方「否」の場合には、ステップS713へと進み、バーコードデータとして乗車希望データを印刷しない。
ステップS711からステップS712へと進んだ場合、主制御部105は記憶部106から乗車希望データを読み出し、該乗車希望データをバーコードデータ印刷部153に送信する。バーコードデータ印刷部153は乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを作成し、印刷部が切符表面にバーコードを印刷する。
切符の表面、及び裏面に必要なデータが印字、及び記録されると、ステップS713へと進み、主制御部105は精算切符を排出口から排出させて、精算処理を終了とする。
なお、精算切符と共に領収書を発行する場合には、精算切符を切符収納庫から繰出すと共に、領収書を領収書収納庫から繰出し、切符と領収書を連続して図示せぬ搬送路を排出口方向へと搬送する。そして領収書の表面に受領金額を印字すると共に、乗車希望データを示すバーコードを印刷し、裏面の磁気記録部には精算完了データを記録し、精算切符と合わせて排出口から排出する。
以上本発明の実施例8においては、切符の精算時、乗越し精算機151内部に挿入された切符から、バーコードデータ読取部154が発券に必要な所定の情報である乗車希望データを読み取り、該所定の情報をバーコードデータ印刷部153が精算切符に書き込み、発券することにより、実施例2の自動券売機51において発券された切符の精算時、往路の乗車希望データを精算切符に記録させることができるようになる。これにより、精算する必要のある往路切符の精算後に、乗車希望データが記録された精算切符を利用して復路の切符を購入することができるようになり、精算後であっても顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、顧客の利便性を向上させることができる。また、実施例7、及び実施例8において、改札後、精算切符が回収された後であっても、乗車希望データが記録された領収書を利用して切符を購入することで、顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮を可能とすることができる。
次に本発明の実施例9について説明する。なお、上記実施例1と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略する。図49は実施例9の自動改札機の構成を示すブロック図である。
図49において、自動改札機201は、記憶部206と、表示部207と、受入部208と、磁気データ読取部209と、乗車希望データ読取部210と、乗車希望データ帳票取出部211と、乗車希望データ書込部212と、印字部213と、発行部214と、通過者検知部215と、ゲート制御部216と、通信部217と、自動改札機201全体の動作を制御する主制御部205とから構成されている。
記憶部206は、装置制御プログラムや自動改札機201の制御に必要な各種データの格納、及び切符挿入者である顧客により挿入された切符から読み取ったデータを記憶する。表示部207は、自動改札機201の上部に設けられており、CRT、あるいはLCD等で構成されている。そして表示部207は主制御部205の指示に基づき顧客、あるいは係員に対して知らせる情報を表示する。
磁気データ読取部209と乗車希望データ読取部210は図示せぬ磁気ヘッドを備え、該磁気ヘッドにより切符等の磁気記憶部に書き込まれた所定のデータ、及び乗車希望データを読み取り、該読み取った所定のデータ、及び乗車希望データを主制御部205へと送信する。
乗車希望データ書込部212もまた図示せぬ磁気ヘッドを備え、該磁気ヘッドにより切符の裏面に形成された磁気記憶部に、乗車希望データを記憶する。また、印字部213は帳票の表面に文字やイメージ等を印刷する。
発行部214は帳票を搬送する搬送路を備えており、該搬送路の一端部には、乗車希望データ帳票取出部211が設けられている。この乗車希望データ帳票取出部211は、まだ情報が記録、及び印字されていない発行前の帳票を収納した帳票収納庫と、該帳票収納庫から一枚ずつ帳票を搬送路へと繰り出す繰り出し手段とから構成されている。そして繰り出し手段の駆動により帳票を帳票収納庫から一枚搬送路へと繰り出す。また搬送路途中には、前記印字部213と、乗車希望データ書込部212が配設されており、搬送路の他端部には、自動改札機201の端部に形成され、帳票を顧客へと受け渡す排出口に接続されている。なお、顧客が挿入した切符、あるいは定期券を、後で顧客が利用するために再び顧客に戻す場合にも、前記排出口から排出する。
そして乗車希望データ帳票取出部211が搬送路に配設された図示せぬ繰出し手段を駆動して帳票収納庫から帳票を図示せぬ搬送路へと繰り出し、発行部2124が搬送手段を駆動して帳票切符収納庫から繰り出された帳票を印字部213、乗車希望データ書込部212へと搬送する。そして発行可能状態となった帳票を更に排出口へと搬送し、装置外部へと排出する。
受入部208は切符を搬送する搬送路を備えており、該搬送路の一端部であり、自動改札機201端部には、顧客により挿入された切符等を自動改札機201内部へと取り込む取込口が形成されている。また搬送路途中には、前記磁気データ読取部209、及び乗車希望データ読取部210が配設されており、搬送路に配設された図示せぬ搬送手段を駆動して取込口から挿入された切符を磁気データ読取部209、及び乗車希望データ読取部210へと搬送する。
また、磁気データ読取部209、及び乗車希望データ読取部210よりも更に自動改札機201後方は分岐しており、切符を回収する回収箱が配設されている第1の搬送路と、前記排出口に接続された第2の搬送路が形成されている。
通過者検知部215は自動改札機201の側面であって、図示せぬゲートの近傍に設けられ、顧客がゲートを通過しているか否かに応じて情報を変化させて主制御部205に送信する。ゲート制御部216は自動改札機201に設けられ、顧客の出入りを制限するゲートに接続され、該ゲートの開閉を制御する。通信部217は上位装置である図示せぬホストコンピュータとの通信を制御する。
次に上記実施例1の自動券売機1で発券された、乗車希望データが磁気記録部に記録されている切符が上記構成における自動改札機201に挿入されたときの、該自動改札機201の動作について図49を参照し、図50に示すフローチャートに従って説明する。図50は実施例9の自動改札機の動作を示すフローチャートである。
図49において、顧客が取込口から切符を挿入すると、図示せぬ検知センサが切符を検知し、主制御部205に切符が挿入されたことを示す情報が送信され、これを受けて主制御部205は図50に示すフローチャートを開始する。ステップS801で受入部208は図示せぬ搬送手段を駆動して切符を自動改札機201内部へと取り込み、磁気データ読取部209へと切符を搬送する。磁気データ読取部209に切符が到達すると、ステップS802で図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名等の所定の磁気データを読み取り、該読み取った所定の磁気データを主制御部205へと送信する。主制御部205は磁気データを受信すると、ゲートを閉状態から開状態へとして良いか否かの判断を行い、判断結果を記憶部206に記憶する。
切符の搬送動作は継続され、乗車希望データ読取部210へと切符は搬送される。乗車希望データ読取部210に切符が到達すると、ステップS803で図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを読み取り、該読み取った乗車希望データを主制御部205へと送信する。そしてステップS804へと進む。
主制御部205は切符が乗車希望データ読取部210へと到達した後、所定時間内に乗車希望データ読取部210から乗車希望データを受信すると、ステップS804からステップS805へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)はそのまま乗車希望データの乗車駅データとして記憶部206に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)もまたそのまま乗車希望データの降車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
一方、主制御部205は所定時間内に乗車希望データ読取部210から乗車希望データを受信することができなかった場合には、切符には乗車希望データは記録されていないと判断して、ステップS804からステップS809へと進む。
ステップS804からステップS805へと進んだ場合、主制御部205は乗車希望データ帳票取出部211に対して帳票の繰り出しを指示し、また発行部214に対して帳票の発行を指示する。更に主制御部205は印字部213に対して乗車希望データが記録された帳票であることを示すデータを送信すると共に、乗車希望データ書込部212に対して乗車希望データを送信する。
乗車希望データ帳票取出部211は帳票の繰り出し指示を受信すると、搬送路に配設された図示せぬ繰出し手段を駆動して帳票収納庫から帳票を図示せぬ搬送路へと繰り出す。一方、発行部214は帳票の発行指示を受信すると、搬送路に配設された図示せぬ搬送手段を駆動して帳票収納庫から繰り出された帳票を排出口方向へと搬送する動作を開始すると共に、帳票が印字部213に到達すると、ステップS806で印字部213は搬送されてきた帳票の表面に、乗車希望データが記録された帳票であることを示すデータを印字する。更に帳票が搬送され、乗車希望データ書込部212に到達すると、ステップS807で乗車希望データ書込部212は帳票の裏面の磁気記録部に乗車希望データを記録する。
帳票の表面、及び裏面に必要なデータが印字、及び記録されると、ステップS808へと進み、主制御部205は帳票を排出口から排出させて発行する。
続いてステップS809で主制御部205は記憶部206に記憶した情報からゲートを閉状態から開状態へとして良いか否かの判断を行い、開状態として良いと判断した場合には、ステップS810へと進み、一方「否」の場合にはステップS813へと進む。そしてステップS810へと進んだ場合、主制御部205はゲート制御部216に対してゲートを開状態とする指示を送信し、ステップS811へと進む。ゲート制御部216は該指示を受信すると、図示せぬゲートを開状態とし、顧客が自動改札機201を通過可能とする。また、主制御部205は切符を第1の搬送路へと搬送し、回収箱に回収する。
通過者検知部215はゲートを通過する顧客を検知すると、顧客を検知したことを示す情報を主制御部205に送信し、顧客がゲートを通過し終えると、顧客を検知していないことを示す情報を主制御部205に対して送信する。主制御部205は通過者検知部215からの情報に基づいて顧客がゲートを通過したと判断すると、ステップS812へと進み、ゲート制御部216に対してゲートを閉状態とする指示を送信する。ゲート制御部216は該指示を受信すると、ゲートを閉状態とする。そして自動改札機201は待機状態へと移行する。
なお、上記ステップS809からステップS813へと進んだ場合には、主制御部205は表示部207に対して通過不可を表示する指示を送信する。表示部207はこの指示を受信すると、CRTに通過不可を示す情報を表示し、顧客に知らせる。そしてゲートを閉状態としたまま、切符を第2の搬送路へと搬送させて排出口から排出する。そして自動改札機201は待機状態へと移行する。
また、ステップS809で主制御部205がゲートを開状態として良いと判断した場合であっても、主制御部205は切符から読み取った磁気データから、切符を顧客に返却する必要あると判断すると、切符を排出口近傍へと搬送し、そこで一旦搬送動作を停止させ、前記乗車希望データを記録した帳票が搬送されてくるのを待って、帳票と共に排出口から排出する。そして主制御部205が切符と帳票が抜き取られたことを検知すると、自動改札機201は待機状態へと移行する。
以上本発明の実施例9においては、改札時、自動改札機201外部から内部へと挿入された切符から、乗車希望データ読取部210が発券に必要な所定の情報である乗車希望データを読み取り、該乗車希望データを乗車希望データ書込部212が帳票に記録し、発行することにより、実施例1の自動券売機1において発券された切符が自動改札機201に挿入された際に、乗車希望データを帳票に記録させて発行することができるようになる。これにより、往路の降車駅に到着して自動改札機201を通過し、往路の切符が自動改札機201に取り込まれた後で往路の切符を所持していない状態であっても、あるいは、乗車希望データを記憶している携帯端末装置を所持していない状態であっても、乗車希望データが記録された帳票を利用して復路の切符を購入することができ、顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、更に顧客の利便性を向上させることができる。
次に本発明の実施例10について説明する。なお、上記実施例9と同様な箇所には同一符号を付して説明は省略する。図51は実施例10の自動改札機の構成を示すブロック図である。
図51において、本実施例10の自動改札機251が上記実施例9の自動改札機201と異なる点は、乗車希望データ書込部212と、乗車希望データ読取部210の代わりに、バーコードデータ印刷部254と、バーコードデータ読取部253とを備えている点である。
バーコードデータ印刷部254は、印字部213と共に発行部214の搬送路中に配設されており、一方、バーコードデータ読取部253は、受入部208の搬送路中に配設されている。
バーコードデータ印刷部254は、乗車希望データのバーコードを生成するバーコード生成部と、帳票の表面に、生成したバーコードを印刷する印刷部とを備えており、主制御部205から乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを作成し、印刷部が帳票表面に該バーコードを印刷する。なお、バーコードの印刷は、印字部213で行うようにしても良い。
バーコードデータ読取部254は切符表面に印刷されたバーコードを読み取り、後述する解析部にバーコードデータとして送信する読取部と、該読取部からバーコードデータを受信し、該バーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部205に送信する解析部とを備えており、読取部が切符に印刷されたバーコードを読み取ると、該読み取ったバーコードをバーコードデータとして解析部に送信し、解析部は読取部から受信したバーコードデータとして記憶された情報を認識して所定のデータに変換し、主制御部205に送信する。
なお、その他の構成は実施例9と同様であるので説明は省略する。
次に上記実施例2の自動券売機51で発券された、乗車希望データがバーコードデータとして印刷されている切符が上記構成における自動改札機251に挿入されたときの、該自動改札機251の動作について図51を参照し、図52に示すフローチャートに従って説明する。図52は実施例10の自動改札機の動作を示すフローチャートである。
図51において、顧客が取込口から切符を挿入すると、図示せぬ検知センサが切符を検知し、主制御部205に切符が挿入されたことを示す情報が送信され、これを受けて主制御部205は図52に示すフローチャートを開始する。ステップS901で受入部208は図示せぬ搬送手段を駆動して切符を自動改札機251内部へと取り込み、磁気データ読取部209へと切符を搬送する。磁気データ読取部209に切符が到達すると、ステップS902で図示せぬ磁気ヘッドにより切符の磁気記憶部に書き込まれた乗車駅名、降車駅名等の所定の磁気データを読み取り、該読み取った所定の磁気データを主制御部205へと送信する。主制御部205は磁気データを受信すると、ゲートを閉状態から開状態へとして良いか否かの判断を行い、判断結果を記憶部206に記憶する。
切符の搬送動作は継続され、バーコードデータ読取部253へと切符は搬送される。バーコードデータ読取部253に切符が到達すると、ステップS903で読取部が切符に印刷されたバーコードを読み取り、該読み取ったバーコードをバーコードデータとして解析部に送信する。解析部は読取部から受信したバーコードデータに記憶された乗車駅名、降車駅名、座席位置、座席条件である乗車希望データを認識して所定のデータに変換し、主制御部205へと送信する。そしてステップS904へと進む。
主制御部205は切符がバーコードデータ読取部253へと到達した後、所定時間内にバーコード読取部253から乗車希望データを受信すると、ステップS904からステップS905へと進み、乗車駅データ(「東京駅」)はそのまま乗車希望データの乗車駅データとして記憶部206に記憶し、降車駅データ(「新大阪」)もまたそのまま乗車希望データの降車駅データとして記憶すると共に、座席位置データ(「窓側」)と、座席条件データ(「禁煙」)もまた乗車希望データとして記憶する。
一方、主制御部205は所定時間内にバーコード読取部253から乗車希望データを受信することができなかった場合には、切符にはバーコードは印刷されていないと判断して、ステップS904からステップS908へと進む。
ステップS904からステップS905へと進んだ場合、主制御部205は乗車希望データ帳票取出部211に対して帳票の繰り出しを指示し、また発行部214に対して帳票の発行を指示する。更に主制御部205は印字部213に対して乗車希望データが記録された帳票であることを示すデータを送信すると共に、バーコード印刷部254に対して乗車希望データを送信する。なお、バーコード印刷部254は乗車希望データを受信すると、バーコード生成部が乗車希望データを示すバーコードを作成する。
乗車希望データ帳票取出部211は帳票の繰り出し指示を受信すると、搬送路に配設された図示せぬ繰出し手段を駆動して帳票収納庫から帳票を図示せぬ搬送路へと繰り出す。一方、発行部214は帳票の発行指示を受信すると、搬送路に配設された図示せぬ搬送手段を駆動して帳票収納庫から繰り出された帳票を排出口方向へと搬送する動作を開始すると共に、帳票が印字部213に到達すると、ステップS906で印字部213は搬送されてきた帳票の表面に、乗車希望データが記録された帳票であることを示すデータを印字する。更に帳票が搬送され、バーコードデータ印刷部254に到達すると、ステップS907でバーコードデータ印刷部254は帳票表面にバーコードを印刷する。
帳票の表面に必要なデータが印字されると、ステップS908へと進み、主制御部205は帳票を排出口から排出させる。
なお、ステップS909からステップS913までの処理は、上記実施例9のステップS809からステップS813までの処理と同様であるので説明は省略する。
以上本発明の実施例10においては、改札時、自動改札機251外部から内部へと挿入された切符から、バーコードデータ読取部253が発券に必要な所定の情報である乗車希望データを読み取り、該乗車希望データをバーコードデータ印刷部254が帳票に記録し、発行することにより、実施例2の自動券売機51において発券された切符が自動改札機251に挿入された際に、乗車希望データを帳票に記録させて発行することができるようになる。これにより、往路の降車駅に到着して自動改札機251を通過し、往路の切符が自動改札機251に取り込まれた後で往路の切符を所持していない状態であっても、あるいは、乗車希望データを記憶している携帯端末装置を所持していない状態であっても、乗車希望データが記録された帳票を利用して復路の切符を購入することができ、顧客の入力作業の軽減、及び購入時間の短縮が可能となる。その結果、更に顧客の利便性を向上させることができる。
実施例1の自動券売機の構成を示すブロック図である。 実施例1の自動販売機の表示画面を示す説明図である。 実施例1の自動券売機で発券された切符を示す説明図である。 実施例1の自動券売機の往路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例1の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例1の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例1の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例1の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例1の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例1の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例2の自動券売機の構成を示すブロック図である。 実施例2の自動券売機で発券された切符を示す説明図である。 実施例2の自動券売機の往路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例2の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例1の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例3の自動券売機の構成を示すブロック図である。 実施例3の携帯電話の構成を示すブロック図である。 実施例3の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例3の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例3の自動券売機の往路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例3の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例3の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例3の携帯電話を示す正面図である。 実施例3の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例3の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例4の自動券売機の構成を示すブロック図である。 実施例4の携帯電話の構成を示すブロック図である。 実施例4の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例4の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例4の自動券売機の往路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例5の自動券売機の構成を示すブロック図である。 実施例5の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例5の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例5の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例5の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例5の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例6の自動券売機の構成を示すブロック図である。 実施例6の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例6の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例6の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例6の自動券売機の表示画面を示す説明図である。 実施例6の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例6の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例6の自動券売機の復路切符の発券動作を示すフローチャートである。 実施例7の乗越し精算機の構成を示すブロック図である。 実施例7の乗越し精算機の精算動作を示すフローチャートである。 実施例8の乗越し精算機の構成を示すブロック図である。 実施例8の乗越し精算機の精算動作を示すフローチャートである。 実施例9の自動改札機の構成を示すブロック図である。 実施例9の自動改札機の動作を示すフローチャートである。 実施例10の自動改札機の構成を示すブロック図である。 実施例10の自動改札機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動券売機
12 取込部
18 切符
51 自動券売機
55 切符
56 バーコード
61 自動券売機
65 携帯電話
73 バーコード
81 自動券売機
82 電子メイル送信処理部
85 携帯電話
101 乗越し精算機
113 取込部
151 乗越し精算機
201 自動改札機
208 受入部
251 自動改札機
301 自動券売機
302 乗車経路取得部
351 自動券売機
352 経由駅名入力部

Claims (7)

  1. 装置に対して入力される、発券に必要な所定の情報に基づいて切符を発券する自動券売機において、
    前記発券に必要な所定の情報を切符に記録するデータ書込部と、
    切符を装置外部から内部へと受け入れる受入部と、
    前記受入部に挿入された切符から、該切符に記録された発券に必要な所定の情報を読み取るデータ読取部とを備え、
    往路の切符発券時、装置に対して入力された、発券に必要な所定の情報を前記データ書込部が切符に書き込み発券し、
    復路の切符発券時、前記受入部に挿入された往路の切符から、前記データ読取部が前記発券に必要な所定の情報を読み取り、該所定の情報を利用して復路の切符を発券することを特徴とする自動券売機。
  2. 装置に対して入力される、発券に必要な所定の情報に基づいて切符を発券する自動券売機において、
    前記発券に必要な所定の情報を携帯端末装置が撮影可能な画像として生成する画像生成部と、
    前記画像生成部で生成された前記画像を表示する表示部と、
    前記外部装置の表示部に表示された前記画像を読み取り、該画像を解析して前記発券に必要な所定の情報を取得する画像読取部とを備え、
    往路の切符発券時、装置に対して入力された、発券に必要な所定の情報を、前記携帯端末装置が撮影可能な画像として前記画像生成部が生成すると共に前記表示部が前記画像を表示し、
    復路の切符発券時、前記携帯端末装置の表示部に表示された前記画像を前記画像読取部が撮影すると共に解析して前記発券に必要な所定の情報を取得し、該所定の情報を利用して切符を発券することを特徴とする自動券売機。
  3. 装置に対して入力される、発券に必要な所定の情報に基づいて切符を発券する自動券売機において、
    携帯端末装置の電子メイルアドレスを入力する電子メイルアドレス入力部と、
    前記発券に必要な所定の情報を電子メイルとして前記携帯端末装置へと送信する電子メイル送信処理部と、
    前記携帯端末装置の表示部に表示された、前記切符の発券に必要な所定の情報を示す画像を読み取り、該画像を解析して前記切符の発券に必要な所定の情報を取得する画像読取部とを備え、
    往路の切符発券時、装置に対して入力された、発券に必要な所定の情報を、前記電子メイル送信処理部が、前記電子メイルアドレス入力部から入力された前記携帯端末装置のアドレスに対して電子メイルとして送信し、
    復路の切符発券時、前記携帯端末装置の表示部に表示された、前記切符の発券に必要な所定の情報を示す画像を前記画像読取部が撮影すると共に解析して前記発券に必要な所定の情報を取得し、該所定の情報を利用して切符を発券することを特徴とする自動券売機。
  4. 装置に対して入力される、発券に必要な所定の情報に基づいて上位装置に対して発券の可否を問い合わせ、切符を発券する自動券売機において、
    前記発券に必要な所定の情報を切符に記録するデータ書込部と、
    切符を装置外部から内部へと受け入れる受入部と、
    前記受入部に挿入された切符から、該切符に記録された発券に必要な所定の情報を読み取るデータ読取部と、
    前記データ読取部が前記切符から読み取った、前記発券に必要な所定の情報に含まれる乗車駅名と降車駅名を利用して、前記上位装置に対して乗車駅と降車駅との間の経由駅を問い合わせる乗車経路取得部とを備え、
    往路の切符発券時、装置に対して入力された、発券に必要な所定の情報を前記データ書込部が切符に書き込み発券し、
    復路の切符発券時、前記受入部に挿入された往路の切符から、前記データ読取部が前記発券に必要な所定の情報を読み取り、前記乗車経路取得部が前記上位装置に対して、乗車駅と降車駅との間の経由駅を問い合わせ、該上位装置から受信した経由駅を経由した復路の切符を発券することを特徴とする自動券売機。
  5. 装置に対して入力される、発券に必要な所定の情報に基づいて上位装置に対して発券の可否を問い合わせ、切符を発券する自動券売機において、
    前記発券に必要な所定の情報を切符に記録するデータ書込部と、
    切符を装置外部から内部へと受け入れる受入部と、
    前記受入部に挿入された切符から、該切符に記録された発券に必要な所定の情報を読み取るデータ読取部と、
    経由駅が入力される入力部を備え、前記発券に必要な所定の情報に含まれる乗車駅名と降車駅名を利用して、前記入力部から入力された経由駅を介して乗車駅から降車駅への乗車が可能な列車を前記上位装置に対して問い合わせる経由駅名入力部とを備え、
    往路の切符発券時、装置に対して入力された、発券に必要な所定の情報を前記データ書込部が切符に書き込み発券し、
    復路の切符発券時、前記受入部に挿入された往路の切符から、前記データ読取部が前記発券に必要な所定の情報を読み取ると共に、前記入力部からされた経由駅名に基づき前記経由駅名入力部が前記上位装置に対して、乗車駅と降車駅との間の経由駅を問い合わせ、該上位装置から受信した経由駅を介して乗車駅から降車駅への乗車が可能な列車の切符を発券することを特徴とする自動券売機。
  6. 装置内に挿入された切符から精算金を算出し、清算後、精算が済んだことを示す情報が記録された精算切符を発券する精算機において、
    切符を装置外部から内部へと受け入れる受入部と、
    前記受入部に挿入された切符から、該切符に記録された発券に必要な所定の情報を読み取るデータ読取部と、
    前記データ読取部が読み取った、前記発券に必要な所定の情報を精算切符に記録するデータ書込部とを備え、
    精算時、前記受入部に挿入された切符から、前記データ読取部が前記発券に必要な所定の情報を読み取り、該所定の情報を前記データ書込部が前記精算切符に書き込み、発券することを特徴とする精算機。
  7. 装置外部から内部へと切符を受け入れ、改札を行い、切符挿入者の通過の可否を判断する自動改札機において、
    装置外部から内部へと挿入された切符から、該切符に記録された発券に必要な所定の情報を読み取るデータ読取部と、
    前記データ読取部が読み取った、前記発券に必要な所定の情報を帳票に記録するデータ書込部とを備え、
    改札時、装置外部から内部へと挿入された切符から、前記データ読取部が前記発券に必要な所定の情報を読み取り、該所定の情報を前記データ書込部が帳票に記録し、発行することを特徴とする自動改札機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009134606A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Toshiba Corp 乗車券発行システム
JP2012076377A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Toshiba Corp 券媒体及び券媒体処理装置
JP2014159166A (ja) * 2014-04-07 2014-09-04 Toshiba Corp 乗車券媒体、発券機および改札機

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