JP2019159441A - 情報処理装置、情報処理システム及び車両 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及び車両 Download PDF

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Abstract

【課題】運送サービスを受けたユーザが迅速に運賃の支払いを完了させる。【解決手段】情報処理装置は、車両の前方席に設けられ、前方表示部52を有する前方端末50と、前記車両の後方席に設けられ、後方表示部12を有する後方端末10と、を有する。前記前方表示部52に表示される前方表示情報は前記後方端末10での操作内容に関連付けられている、又は前記後方表示部12に表示される後方表示情報は前記前方端末50での操作内容に関連付けられている。【選択図】 図1

Description

本発明は、タクシー等の車両で用いられる情報処理装置と、当該情報処理装置を備えた情報処理システム及び車両に関する。
ユーザがタクシーを利用する場合、一般には、ユーザがタクシーで目的地に到着した後で、運賃をユーザがタクシーの運転手に支払う。運賃の支払い方法には現金の他に、クレジットカード等による支払も行われる(例えば特許文献1参照)。
従来では、クレジットカードの端末は運転席に近辺に設置されており、タクシーのユーザ(利用者)が運賃支払い時に運転手にクレジットカードを手渡し、運転手がクレジットカードを用いて決済が行われている。このようにクレジットカード端末を運転席近辺に設置しているのは、クレジットカードによる決済が到着予定地に着いた後に行われるのが一般的であり、到着予定地に着くまで利用されないものであることから、後方席に設置する必要がないためである。
特開2000−11051号公報
この点、後方席にクレジットカード端末を含む端末を設置することも考えられる。しかしながら、このような態様を採用した場合には、タクシーのユーザが勝手に当該端末を操作することになることも考えられることから、タクシー会社としてはあまり好ましいものではなかった。また、後方席にクレジットカード端末を含む端末を設置したとしても、タクシーのユーザはその利用方法が分からないことから、結局、到着予定地に着いてから運転手が当該端末を操作することが想定される。
本発明は、後方席に後方端末を設置することを提案するとともに、当該後方端末を設置することによる不都合を解消することを目的とする。
本発明による情報処理装置は、
車両の前方席に設けられ、前方表示部を有する前方端末と、
前記車両の後方席に設けられ、後方表示部を有する後方端末と、
を備え、
前記前方表示部に表示される前方表示情報が前記後方端末での操作内容に関連付けられている、又は前記後方表示部に表示される後方表示情報が前記前方端末での操作内容に関連付けられてもよい。
本発明による情報処理装置において、
前記前方表示情報と前記後方表示情報とは互いに関連付けられてもよい。
本発明による情報処理装置において、
前記前方表示情報は前記後方表示情報と連動して変化する、又は前記後方表示情報は前記前方表示情報と連動して変化してもよい。
本発明による情報処理装置において、
前記後方端末は支払い関連情報を読み取るための読取部を有し、
前記後方端末が支払い関連情報に基づく処理を行っている場合には、前記前方表示部は支払い処理中であることを表示してもよい。
本発明による情報処理装置において、
前記前方表示部は第一言語で前方表示情報を表示し、
前記後方表示部は第二言語で後方表示情報を表示し、
前記後方端末では、前記第二言語の種類を選択可能となってもよい。
本発明による情報処理装置において、
前記前方端末は前方入力部を有し、
前記前方入力部から前記第一言語で入力された情報に対応する情報が、前記後方端末において前記第二言語で出力されてもよい。
本発明による情報処理装置において、
前記後方表示部の状態を切り替えるための切替部が設けられ、
前記後方表示部は、第一状態時には広告情報を表示し、第二状態時には車両の位置情報又は運賃情報を表示してもよい。
本発明による情報処理システムは、
前述した情報処理装置と、
前記前方端末又は前記後方端末と通信可能なホスト端末と、
を備え、
前記後方端末は前記車両が走行している間であっても支払い関連情報を読み取り可能となり、
前記後方端末が前記支払い関連情報を読み取ると、前記ホスト端末に前記支払い関連情報が送信され、
前記ホスト端末が前記支払い関連情報を用いて与信を行う又は前記支払い関連情報を運賃情報と関連付けてもよい。
本発明による車両は、
前述したいずれかの情報処理装置を備えてもよい。
本発明において、車両の前方席に前方表示部を有する前方端末が設けられ、車両の後方席に後方端末が設けられ、前方表示部に表示される前方表示情報が後方端末での操作内容に関連付けられている態様を採用する場合には、例えばタクシー利用者であるユーザが行っている後方端末の操作の概ねを運転手が確認できる。
図1は、本発明の実施の形態で用いられうる情報処理装置の構成を示した図面である。 図2は、本発明の実施の形態で用いられる情報処理装置の構成を示したブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態で用いられうる情報処理装置の図1とは異なる構成を示した図面である。 図4(a)は、本発明の実施の形態で用いられうる決済時における前方表示部の表示内容を示した図であり、図4(b)は、本発明の実施の形態で用いられうる決済時における後方表示部の表示内容を示した図である。 図5(a)は、図4(b)においてクレジットカード決済を選択した際における前方表示部での表示内容を示した図であり、図5(b)は、図4(b)においてクレジットカード決済を選択した際における後方表示部での表示内容を示した図である。 図6は、図5(b)から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図7は、図6から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図8(a)は、図5(a)から遷移した前方表示部での表示内容を示した図であり、図8(b)は、図7から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図9は、図4(b)において電子マネー決済を選択した際における後方表示部での表示内容を示した図である。 図10(a)は、図9において電子マネーの種類が選択された際における前方表示部での表示内容を示した図であり、図10(b)は、図9において電子マネーの種類が選択された際における後方表示部での表示内容を示した図である。 図11(a)は、図10(a)から遷移した前方表示部での表示内容を示した図であり、図11(b)は、図10(b)から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図12(a)は、図4(b)において専用アプリを用いた決済を選択した際における前方表示部での表示内容を示した図であり、図12(b)は、図4(b)において専用アプリを用いた決済を選択した際における後方表示部での表示内容を示した図である。 図13は、図12(b)から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図14(a)は、図12(a)から遷移した前方表示部での表示内容を示した図であり、図14(b)は、図13から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図15(a)は、図4(b)において交通系ICカード決済を選択した際における前方表示部での表示内容を示した図であり、図15(b)は、図4(b)において交通系ICカード決済を選択した際における後方表示部での表示内容を示した図である。 図16(a)は、図15(a)から遷移した前方表示部での表示内容を示した図であり、図16(b)は、図15(b)から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図17は、図16(b)から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図18(a)は、通常状態における前方表示部での表示内容を示した図であり、図18(b)は、通常状態における後方表示部での表示内容を示した図である。 図19は、図18(b)において専用アプリを用いた決済を選択した際における後方表示部での表示内容を示した図である。 図20(a)は、図18(a)から遷移した前方表示部での表示内容を示した図であり、図20(b)は、図19から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図21(a)は、図20(a)から遷移した前方表示部での表示内容を示した図であり、図21(b)は、図20(b)から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図22(a)は、図21(a)から遷移した前方表示部での表示内容を示した図であり、図22(b)は、図21(b)から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図23は、図21(a)から遷移した前方表示部での表示内容を示した図である。 図24(a)は、図23から遷移した前方表示部での表示内容を示した図であり、図24(b)は、図22(b)から遷移した後方表示部での表示内容を示した図である。 図25は、図18(b)においてタクシー運賃料金表ボタンを選択した際における後方表示部での表示内容を示した図である。 図26は、図18(b)において支払い方法選択ボタンを選択した際における後方表示部での表示内容を示した図である。 図27は、後方表示部に示されている言語選択ボタンをタップした際の態様を示した図である。 図28は、図27において英語を選択した際の態様を示した図である。
実施の形態
《構成》
以下、本発明に係る情報処理装置、情報処理システム及び車両の実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施の形態において「又は」は「及び」の意味も含んでいる。つまり、本実施の形態においてA又はBとは、A、B並びにA及びBのいずれかを意味している。
本実施の形態の情報処理装置は一台の装置から構成されてもよいが、複数の装置から構成されてもよい。本実施の形態の情報処理装置は、以下では、一例としてタクシー1に関連して利用される態様を用いて説明するが、これに限られることはない。
図1に示すように、本実施の形態の情報処理装置は、タクシー1等の車両の前方席に設けられ、前方表示部52を有する前方端末50と、車両の後方席に設けられ、後方表示部12を有する後方端末10と、を有してもよい。前方端末50と後方端末10とは図1に示すように有線で接続されて通信可能となってもよいし図2に示すように無線で通信可能となってもよい。車両の前方席とは、典型的には運転席及び助手席である。車両の後方席とは、運転席及び助手席以外の席である。3列以上ある場合には、2列目以降の席が後方席となる。3列以上ある場合には、後方端末10は2列目に設けられてもよいし、3列目以降に設けられてもよいし、2列目以降の各列に設けられてもよい。後方端末10が複数設けられる場合には、後方端末10の各々で表示される情報は共通のものであってもよいし、ユーザが選択する内容によって各後方端末10で表示される内容が異なるようになってもよい。
前方表示部52に表示される前方表示情報は後方端末10での操作内容に関連付けられてもよい。逆に、後方表示部12に表示される後方表示情報は前方端末50での操作内容に関連付けられてもよい。
前方表示部52に表示される前方表示情報と後方表示部12に表示される後方表示情報とは互いに関連付けられてもよい。例えば、前方表示情報は後方表示情報と連動して変化してもよいし、後方表示情報が前方表示情報と連動して変化してもよい(例えば図4、図5、図8等参照)。本実施の形態において「連動して変化する」とは同時に画面表示が変化する、又は一方の画面表示が変化すると他方が第一時間内(例えば1秒〜3秒以内)に変化することを意味している。このため、前方表示情報と後方表示情報が連動して変化する態様を採用した場合には、前方表示情報と後方表示情報が同時に変化する、又は前方表示情報及び後方表示情報のいずれか一方が変化した場合に他方が第一時間内に変化することになる。
図4に示すように、後方端末10では決済処理を行うことが選択可能となる。図4では、複数の決済手段選択ボタン121が表示されている。決済処理を行うことが選択された場合には後方表示部12が第二決済処理情報を表示し、これと連動して、前方表示部52は、後方端末10で決済処理を行うことが選択された場合に第二決済処理情報に対応する第一決済処理情報を表示するようにしてもよい(図5、図10、図12及び図15参照)。
図1に示すように、後方端末10はクレジットカード情報、電子マネー情報等を含む支払い関連情報を読み取るための読取部20を有してもよい。このような態様を採用する場合には、後方端末10が支払い関連情報に基づく処理を行っているときに、前方表示部52は支払い処理中であることを示してもよい(例えば図7参照)。
読取部20は、クレジットカードを読み取るためのクレジットカード読取部21と、クレジットカードの暗証番号を入力する等の各種入力を行うための後方入力部22と、ICカード等の電子マネー情報を読み取るためのIC情報読取部23とを有してもよい。なお、後方表示部12がタッチパネルとなり情報を入力できる場合には、後方表示部12は後方入力部22を兼ねてもよい。
後方端末10は、タクシー1等の車両の走行中に、クレジットカード情報や後述する専用アプリを用いた際の支払い手段情報等の支払い関連情報を読み取り可能となってもよい。後方端末10が支払い関連情報を読み取るとサーバ等からなるホスト端末100に支払い関連情報が送信されてもよい。ホスト端末100が支払い関連情報を受信すると、ホスト端末100は支払い関連情報を用いて与信を行ってもよいし、支払い関連情報を用いて決済を行ってもよい。一例を述べると、後方端末10においてクレジットカードの読み取りを行うことが選択されると、クレジットカードの読み取りが読取部20で行うことができるようになる。この読取部20でのクレジットカードの読み取りは、タクシー1等の車両が走行している間に行うことができるようになっている。そして、車両の走行中にタクシー1の利用者であるユーザがクレジットカードの読み取りを行ってクレジットカードを利用できることをホスト端末100で予め確認しておいてもよい。また、クレジットカード番号をホスト端末100で記憶しておき、後述する精算ボタン622を運転手が押下する時等の運賃確定時にクレジットカード番号と運賃情報とを関連付けて、決済を行うようにしてもよい。
図8、図11、図14、図16(a)及び図17に示すように、決済が完了すると、前方表示部52及び/又は後方表示部12で決済が完了したことが表示されてもよい。
前方表示部52は第一言語で前方表示情報を表示し、後方表示部12は第二言語で後方表示情報を表示してもよい。第一言語と第二言語とは同じ言語であってもよいし異なる言語であってもよい。第一言語は例えば日本語であり、第二言語は例えば英語であってもよいし中国語であってもよいし、その他の言語であってもよい(図27及び図28参照)。
後方端末10では第二言語の種類を選択可能となってもよい。例えば、後方表示部12をタップすることで言語選択ボタンが表示され、当該言語選択ボタンを操作することで第二言語の種類を選択できてもよい。
図2に示すように、前方端末50は前方入力部53を有してもよい。この前方入力部53は文字情報を入力できるようになってもよいし音声情報を入力できるようになってもよい。前方入力部53から第一言語で入力された情報に対応する情報が後方端末10において第二言語で出力されるようになってもよい。第二言語での出力は文字情報で出力されてもよいし音声情報で出力されてもよい。前方表示部52がタッチパネルからなり、前方表示部52が前方入力部53を兼ねてもよい。
図2に示すように、前方端末50は様々な制御を行う前方制御部55を有してもよい。後方端末10は、様々な制御を行う後方制御部15と、様々な情報の入力を行う後方入力部14とを有してもよい。後方入力部14は文字情報を入力できるようになってもよいし音声情報を入力できるようになってもよい。後方入力部14から第二言語で入力された情報に対応する情報が前方端末50において第一言語で出力されるようになってもよい。第一言語での出力は文字情報で出力されてもよいし音声情報で出力されてもよい。
後方表示部12の状態を切り替えるための切替部13が設けられてもよい。切替部13は物理的に押下可能な切替ボタンであってもよいし、後方表示部12がタッチパネル等からなる場合には、後方表示部12に切替ボタンが表示され、当該切替ボタンをタップすることで状態を切り替え可能となってもよい。なお、図18(b)に示す態様では、複数の切替ボタン130が後方表示部12に表示されている。後方表示部12は第二状態時には車両の位置情報及び/又は運賃情報を表示し、第一状態時には車両の位置情報及び運賃情報以外の情報、例えば広告情報を表示するようにしてもよい(図21(b)参照)。後方表示部12がタッチパネルからなる場合には、後方表示部12が後方入力部14を兼ねてもよい。
図1に示すように、タクシー1等の車両には、運賃情報を測定する運賃メータ620が設けられてもよい。後方端末10は、運賃メータ620とインターフェースボックス630を介して無線又は有線で接続されて運送サービスに関する取引情報を出力してもよい。
図1に示すように、運賃メータ620は運賃測定開始部の一例である運賃測定開始ボタン621を有してもよく、運賃測定開始ボタン621を運転手が押下することで運賃メータ620による運賃測定が開始されてもよい。また、運賃測定開始ボタン621が押下されることで当該運送サービスに関する取引情報が決定されてもよい。ナビゲーションシステム640が設けられてもよく、ナビゲーションシステム640はインターフェースボックス630と接続されてもよい。なお、前方端末50がナビゲーションシステム640に組み込まれていてもよく、この場合には、ナビゲーションシステム640が前方端末50による機能を兼ねて行い、画面表示が適宜切り替わるようにしてもよい。一例としては、ユーザが後方端末10による操作を開始すると、その旨がナビゲーションシステムの表示画面に文字情報として表示されるようにしてもよいし、ナビゲーションシステムの表示画面中に小さな画面(小画面)で表示されてもよい。
図1に示すように、運賃メータ620は精算入力部の一例である精算ボタン622を有してもよい。精算ボタン622が押下されることで、後方端末10は取引情報及び運賃情報をホスト端末100(図2参照)に送信してもよい。この際、後方端末10で走行中に読み取っておいたクレジットカード番号等の支払い関連情報と、運賃情報及び取引情報とを関連付けて、ホスト端末100(図2参照)に送信してもよい。
本実施の形態で用いられる運賃メータ620は、走行距離、走行時間等から算出される運賃情報等を測定するためのものであり、一般的なタクシー1に設置されているものであってもよい。
取引情報は、車両情報及び営業情報を含んでもよい。この場合、取引情報は、営業番号等の個別取引番号、車両無線番号、乗車日時、乗車場所、会社ID等の会社識別情報等を含んでもよい。
本実施の形態の後方端末10は、例えばタッチパネル式のタブレット端末であってもよい。運賃メータ620と後方端末10とはシリアル通信ケーブル等で有線接続されてもよいし、BloothtoothやLTE等によって無線接続されてもよい。
運賃を支払う際には専用アプリをインストールしたユーザ端末200によって支払うことができてもよい(図3及び図12乃至図14参照)。このような態様を採用する場合には、後方表示部12に表示された取引情報を読み取ったユーザ端末200からユーザ情報及び取引情報がホスト端末100に送信されてもよい。ホスト端末100にはユーザ端末200に関連したユーザ情報が予め入力されて記憶されていてもよい。ユーザ情報は、ユーザ識別番号又はユーザ識別記号等のユーザ識別情報、ユーザの氏名、電話番号、メールアドレス、性別、年齢等の個人識別情報と、クレジットカードのカード番号、有効期限、デビットカードのカード番号、引き落とし口座情報等の決済手段情報とを含んでもよい。ユーザ端末200は、例えばスマートフォンやタブレット等の携帯端末であってもよい。
後方表示部12は取引情報をQRコード(登録商標)として表示してもよい(図3参照)。この態様では、ユーザ端末200がQRコードを読み取り、ユーザ端末200からホスト端末100に対してユーザ情報と取引情報が送信されてもよい。ホスト端末100は、ユーザ情報と取引情報を受け取るとユーザ情報と取引情報とを紐づけてホスト記憶部120で記憶してもよい。
取引情報としてランダムな番号、記号等からなるトークンに基づいてQRコードを生成してもよい。そして、ユーザ端末200がQRコードを読み取ることで、トークン及びトークンの有効期限が読み取られてもよい。トークンが読み取られることで、トークンと紐づいた注文ID、ユーザ確認番号、会社ID、車両無線番号、営業番号等がホスト端末100で生成又は復元されてもよい。
QRコードが用いられる必要はなく、例えば、ランダムな番号を後方表示部12が表示し、当該番号をユーザ端末200で入力することで、ユーザ情報及び取引情報がホスト端末100に送信されるようにしてもよいし、Bloothtooth等で後方端末10からユーザ端末200に取引情報が送信され、当該取引情報を取得したユーザ端末200からユーザ情報及び取引情報がホスト端末100に送信されるようにしてもよい。
ユーザ端末200に専用のアプリがインストールされ、当該アプリが起動されることで後方端末10から出力される情報を処理できるようになってもよい。より具体的な例としては、ユーザ端末200に専用のアプリがインストールされることで、後方表示部12に表示されるQRコード等が読み取り可能となり、またQRコード等の読み取られた情報とユーザ情報とがホスト端末100に送信可能となってもよい。
後方端末10は運賃メータ620から運賃情報を取得して当該運賃情報をホスト端末100に送信してもよい。この態様を採用する場合には、後方端末10は運賃情報を取引情報とともにホスト端末100に送信してもよい。この場合には、ホスト制御部110は取引情報をキー情報として用いてユーザ情報と運賃情報とを紐づけ、ホスト記憶部120がユーザ情報と運賃情報とを紐づけて記憶してもよい。
図4(b)にしめすように、後方表示部12は利用料金である乗車料金を表示してもよい。乗車料金は、運送サービスを提供している間に継続的に表示されてもよいし、乗車料金の値段が上がったときに表示されてもよいし、精算ボタン22が押下されて運送サービスの提供が終了したときにだけ表示されてもよい。後方表示部12は、現在の位置情報、予想到着時間等を表示してもよいし、ナビゲーションシステム640から取得される情報をそのまま表示してもよい。
ホスト端末100と前方端末50及び/又は後方端末10とは通信可能となってもよい。なお、図2に示す態様では、ホスト端末100と前方端末50とが通信可能となっており、前方端末50を介して後方端末10がホスト端末100と通信可能となっている。他方、図3に示す態様では、ホスト端末100と後方端末10とが通信可能となっており、後方端末10を介して前方端末50がホスト端末100と通信可能となっている。
本実施の形態の前方制御部55、後方制御部15、切替部13、ホスト制御部110等の各構成は、一つ又は複数のICチップ又は電子モジュール等で実現されてもよいし、回路構成によって実現されてもよい。
《効果》
次に、上述した構成からなる本実施の形態による効果であって、未だ説明していないものを中心に説明する。なお、「効果」で述べるあらゆる構成は、本実施の形態の構成として利用することができる。
本実施の形態において、車両の前方席に前方表示部52を有する前方端末50が設けられ、車両の後方席に後方表示部12を有する後方端末10が設けられ、前方表示部52に表示される前方表示情報が後方端末10での操作内容に関連付けられている場合には、例えばタクシー利用者であるユーザが後方端末10を操作しても、当該操作に基づいて前方表示部52の表示が変化することから、ユーザが行っている後方端末10の操作の概ねを運転手が確認できる。また、後方表示部12に表示される後方表示情報が前方端末50での操作内容に関連付けられている場合には、運転手が前方端末50を操作することで後方表示部12で表示される後方表示情報を変更できる。
前方表示情報と後方表示情報とが互いに関連付けられている態様を採用した場合には、運転手とユーザとの間で情報を共有できる点で有益である(例えば図4、図5、図8等参照)。例えば、運転手は後方端末10でどのような後方表示情報が表示されているかを把握できる。また、前方表示情報と後方表示情報とが互いに関連付けられている態様を採用することで、例えば運転手が前方端末50を操作して前方表示情報を変更することでそれに対応する後方表示情報を後方表示部12で表示させることができる。この場合、前方表示情報と後方表示情報とは同じ情報であってもよいし異なる情報であってもよい。
前方表示情報が後方表示情報と連動して変化する態様を採用した場合には、後方表示情報が変化することと同時又は追従して前方表示情報を変更でき、運転手は後方端末10でどのような後方表示情報が表示されているかをほぼリアルタイムで把握できる(例えば図4、図5、図8等参照)。後方表示情報が前方表示情報と連動して変化する態様を採用した場合には、前方表示情報が変化することと同時又は追従して後方表示情報を変更でき、運転手が前方端末50を操作して前方表示情報を変更することでそれに対応する後方表示情報を後方表示部12でほぼリアルタイムで表示させることができる。
後方端末10が支払い関連情報に基づく処理を行っている場合に、前方表示部52が支払い処理中であることを表示する態様を採用した場合には、運転手はユーザが後方端末10を用いてクレジットカード等による支払い処理を行っていることを把握することができる(図5、図10、図12及び図15参照)。なお、海外においてはクレジットカードを手渡すことに抵抗のある国もあるが、本実施の形態によれば、クレジットカードを運転手に手渡さずに支払い処理を行うことができる点で、海外旅行客等の外国人において受け入れやすいものとなっている。
前方表示部52が第一言語で前方表示情報を表示し、後方表示部12が第二言語で後方表示情報を表示し、後方端末10では第二言語の種類を選択可能となる態様を採用した場合には、どのような言語を用いることができるか予め分からないユーザであっても後方端末10を問題なく利用できる点で有益である(図27及び図28参照)。特に日本に関して言えば、昨今、外国人観光客が大幅に増加してきており、外国人観光客がタクシー1を利用する機会が増えている。このため、外国人に対応できるような後方端末10を採用することは有益である。
前方入力部53から第一言語で入力された情報に対応する情報が後方端末10において第二言語で出力される態様を採用した場合には、例えば日本語しかしゃべれない運転手がタクシー利用者であるユーザに対して前方入力部53を用いて言語を翻訳して情報を伝えることができる点で有益である。
後方表示部12の状態を切り替えるための切替部13が設けられ、後方表示部12が第二状態時には車両の位置情報又は運賃情報を表示し、第一状態時には車両の位置情報及び運賃情報以外の情報を表示する態様を採用した場合には、ユーザは自己の選択によって車両の位置情報又は運賃情報に関する情報とそれ以外の情報とを切り替えることができる。第一状態時に表示される情報として広告情報を表示する場合には、デフォルトの設定では広告情報が表示され(図21(b)参照)、切替部13で切り替えられることで車両の位置情報又は運賃情報に関する情報が表示されるようにしてもよい。このような態様を採用することで、広告情報を確実に流すことができ、タクシー会社における広告効果を確保し、ひいてはタクシー会社における広告収入を確保することができる。また、切替部13で切り替えられることで車両の位置情報又は運賃情報に関する情報が表示された場合であっても、第二時間(例えば30秒〜2分)が経過した時点で広告情報に切り替わるようにしてもよい。このような態様を採用する場合には、より確実に広告情報を後方表示部12で流すことができる。
≪方法≫
次に、本実施の形態における情報処理方法に関して、例を用いて説明する。
以下では、主に運賃が確定した後の画面遷移を用いて説明するが、これに限られることはなく、前述したように車両の走行中に後方端末10を用いて様々な処理を行うことができる。
到着予定地に着いて運賃が確定すると、前方表示部52の前方表示情報は図4(a)に示すような画面となり、後方表示部12の後方表示情報は図4(b)に示すような画面となる。前方表示情報としては、例えば図4(a)で示すように、乗車料金及び有料道路を使った場合等に利用される金額修正と運賃合計が表示される。後方表示情報としては、乗車料金と、ユーザに次に行うべき内容を示すアドバイス情報122と、決済方法を選択するための決済手段選択ボタン121が表示される。また、電子マネー等に関する残高照会を表示するための残高照会ボタン123も後方表示情報として表示される。なお、図4では、決済手段選択ボタン121として、交通系IC,クレジットカード、電子マネー及び専用アプリを用いて支払う方法とを選択できるようになっている。本態様では、専用アプリを用いて支払う方法として「Japan Taxi Wallet」(登録商標)を用いて説明する。交通系ICは電子マネーに含まれるが、ユーザが利用したい形態を容易に判別できるよう、図4に示す態様では、交通系ICと電子マネーとは異なる決済手段選択ボタン121として表示している。
〈クレジットカード〉
まずクレジットカードによって決済する態様を用いて説明する。図4(b)において、クレジットカードによる支払いがユーザによって選択されると、一例として、前方表示部52の前方表示情報は図5(a)に示すような画面となり、後方表示部12の後方表示情報は図5(b)に示すような画面となる。前方表示情報としてはクレジットカードの決済が開始されたことが示され、運転手はそのことを認識できる。他方、後方表示部12ではアドバイス情報122が表示され、ユーザはどのような作業を行えばよいかを認識できる。アドバイス情報122はアドバイス画像122aを含んでもよい。なお、アドバイス画像122aは静止画であってもよいし動画であってもよい。
アドバイス情報122に従ってユーザが読取部20でクレジットカードを読み取らせると、後方表示部12の後方表示情報は図6に示すような画面となる。アドバイス情報122に従ってユーザが暗証番号を入力し確認ボタンを押下すると、後方表示部12の後方表示情報は図7に示すような画面となる。この際、後方表示部12の後方表示情報は現在の状態(本態様では決済処理中であること)を示すための状態表示情報123を表示してもよい。
クレジットカードの決済が終了すると、一例として、前方表示部52の前方表示情報は図8(a)に示すような画面となり、後方表示部12の後方表示情報は図8(b)に示すような画面となる。前方表示情報としてはクレジットカードの決済が完了したことが示され、運転手はそのことを認識できる。後方表示情報に含まれる状態表示情報123により、ユーザは、クレジットカードの決済が完了したことに加え、領収書を発行中であることをユーザは認識できる。
この後、領収書を受け取ったユーザはタクシー1を降車する。
〈電子マネー〉
次に電子マネーによって決済する態様を用いて説明する。図4(b)において、電子マネーによる支払いがユーザによって選択されると、一例として、後方表示部12の後方表示情報は図9に示すような画面となり、用いる電子マネーを選択するための電子マネー選択ボタン125が表示される。図9に示す態様では、「H」から「L」の5種類の電子マネーを選択できる態様となっている。
電子マネーの種類がユーザによって選択されると、一例として、前方表示部52の前方表示情報は図10(a)に示すような画面となり、後方表示部12の後方表示情報は図10(b)に示すような画面となる。前方表示情報としては電子マネーの決済が開始されたことが電子マネーの種類とともに示され、運転手はそのことを認識できる。後方表示情報ではアドバイス情報122が表示され、ユーザはどのような作業を行えばよいかを認識できる。なお、アドバイス情報122はアドバイス画像122a(図5(b)参照)を含んでもよい。
アドバイス情報122に従ってユーザが読取部20で電子マネーの端末やカード等の媒体を読み取らせると、一例として、前方表示部52の前方表示情報は図11(a)に示すような画面となり、後方表示部12の後方表示情報は図11(b)に示すような画面となる。前方表示情報としては電子マネーの決済が完了したことが示され、運転手はそのことを認識できる。後方表示情報に含まれる状態表示情報123により、ユーザは、電子マネーの決済が完了したことを認識できる。
この後、領収書を受け取ったユーザはタクシー1を降車する。
〈専用アプリ:降車時決済〉
次に専用アプリ(本態様では「Japan Taxi Wallet」)を用いて決済する態様を用いて説明する。図4(b)において、専用アプリであるJapan Taxi Walletを用いた支払いがユーザによって選択されると、一例として、前方表示部52の前方表示情報は図12(a)に示すような画面となり、前方表示情報としては専用アプリによる決済が開始されたことが示され、運転手はそのことを認識できる。他方、後方表示部12の後方表示情報は図12(b)に示すような画面となり、後方表示情報ではアドバイス情報122が表示され、ユーザはどのような作業を行えばよいかを認識できる。なお、アドバイス情報122はアドバイス画像122a(図5(b)参照)を含んでもよい。
アドバイス情報122に従ってユーザがスマートフォン等のユーザ端末200を用いて後方表示部12に表示されたQRコードを読み取ると、一例として、後方表示部12の後方表示情報は図13に示すような画面となる。図13に示すような画面が表示されるまでの間に、ホスト端末100がユーザ端末200から受け取った取引情報に基づいてタクシー1の前方端末50又は後方端末10を特定し、当該前方端末50又は後方端末10に対して決済処理中である旨の情報を送信するようにしてもよい。
ホスト端末100が例えば取引情報をキー情報としてユーザ情報と運賃情報とを紐づけると、ホスト端末100から前方端末50及び/又は後方端末10にユーザ情報と運賃情報とが紐づけられた旨の情報が送信される。
ユーザ情報と運賃情報とが紐づけられた旨の情報を前方端末50及び後方端末10が受信すると、前方表示部52の前方表示情報は図14(a)に示すような画面となり、前方表示情報としては電子マネーの決済が完了したことが示され、運転手はそのことを認識できる。他方、後方表示部12の後方表示情報は図14(b)に示すような画面となり、後方表示情報に含まれる状態表示情報123により、ユーザは専用アプリによる決済が完了したこと及び注文リストを確認できることを認識できる。なお、専用アプリにおいて領収書の内容を確認できるようにしてもよい。
この後、ユーザはタクシー1を降車する。なお、前述したように専用アプリにおいて領収書の内容を確認できる場合には、ユーザに領収書を発行しないようにしてもよい。
〈ICカード〉
次に交通系ICカード等のICカードによって決済する態様を用いて説明する。図4(b)において、交通系ICカードによる支払いがユーザによって選択されると、一例として、前方表示部52の前方表示情報は図15(a)に示すような画面となり、前方表示情報としてはICカードによる決済が開始されたことが電子マネーの種類とともに示され、運転手はそのことを認識できる。後方表示部12の後方表示情報は図15(b)に示すような画面となり、後方表示情報としてアドバイス情報122が表示され、ユーザはどのような作業を行えばよいかを認識できる。なお、アドバイス情報122はアドバイス画像122a(図5(b)参照)を含んでもよい。
アドバイス情報122に従ってユーザがIC情報読取部23でICカードを読み取らせると、一例として、前方表示部52の前方表示情報は図16(a)に示すような画面となり、前方表示情報としてはICカードの決済が完了したことが示され、運転手はそのことを認識できる。他方、後方表示部12の後方表示情報は図16(b)に示すような画面となり、支払われた金額とICカードの残額とが示されてもよい。その後(例えば2、3秒後)に、後方表示部12の後方表示情報は図17に示されるような画面となり、後方表示情報に含まれる状態表示情報123により、ユーザはICカードの決済が完了したことを認識できるようになってもよい。
この後、領収書を受け取ったユーザはタクシー1を降車する。
<走行中画面>
次に、タクシー1が走行している間の画面表示の一例について説明する。
タクシー1にユーザが乗車している通常状態では、前方表示部52の前方表示情報は図18(a)に示すような画面となり、後方表示部12の後方表示情報は図18(b)に示すような画面となる。図18(b)に示す後方表示情報は広告情報150を有しており、本態様では広告情報150が動画として流れる態様となっている。後方表示情報は表示を切り替える切替ボタン130を有しており、これらがタップされることで画面表示が切り替わることになる。図18(b)に示す態様では、切替ボタン130は、タクシー運賃料金に関する情報を表示させるためのタクシー運賃料金表ボタン131と、専用アプリによる支払いを行うための専用アプリ利用ボタン132と、支払い方法に関する情報を取得するための支払い関連ボタン133とを有している。
次に、走行中に専用アプリを用いて支払い準備を行う態様について説明する。図18(b)に示す専用アプリ利用ボタン132がタップされると、後方表示部12の後方表示情報は図19に示すような画面となり、後方表示情報ではアドバイス情報122が表示され、ユーザはどのような作業を行えばよいかを認識できる。図19に示すように、アドバイス情報122はアドバイス画像122aを含んでもよい。図19では、専用アプリについての説明を表示させるための専用アプリ説明ボタン140が表示されており、当該専用アプリ説明ボタン140がタップされると専用アプリについての説明が後方表示部12で表示されることになる。このため、ユーザに専用アプリの存在を認知させることができ、専用アプリの利用者を増やすことを期待できる。例えば、タクシー1の利用者であるユーザは、専用アプリ説明ボタン140をタップすることで表示される情報を受けて、ユーザ端末200に専用アプリをインストールしてもよい。そして、当該ユーザは、専用アプリがインストールされたユーザ端末200を用いて、当該乗車に関する運賃の支払いを行うようにしてもよい。なお、本態様では、切替ボタン130がタップされたとしても画面の左上領域で広告情報150は表示され続けることから、広告情報150を流し続けることができる。
アドバイス情報122に従ってユーザがスマートフォン等のユーザ端末200を用いて後方表示部12に表示されたQRコードを読み取ると、一例として、前方表示部52の前方表示情報は図20(a)に示すような画面となり、専用アプリによる決済申し込みが受け付けられたことを運転手は確認できる。他方、後方表示部12の後方表示情報は図20(b)に示すような画面となり、後方表示情報に含まれる状態表示情報123により、ユーザは専用アプリによる決済申し込みが受け付けられたことを認識できる。
前方表示部52で表示されている「戻る」ボタンをタップすると、前方表示部52は図21(a)に示すような画面となり、通常状態に戻る。他方、後方表示部12で表示されている「閉じる」ボタンをタップするか第三時間(例えば1分)経過すると、後方表示部12は図21(b)に示すような画面となり、通常状態に戻る。なお、前方表示部52も一定時間である第四時間経過することで図21(a)に示すような画面となるように構成されてもよい。第三時間と第四時間とは同じ長さであってもよいし異なる長さであってもよい。
タクシー1が到着予定地に着き、精算ボタン622を運転手が押下すると、前方表示部52の前方表示情報は図22(a)に示すような画面となり、専用アプリによる決済受付済みであることを運転手は確認できる。図22(a)の決済実行ボタンをタップすることで、図23に示すような画面が前方表示部52で表示され、決済処理を行っていることを運転手は確認できる。他方、精算ボタン622を運転手が押下すると、後方表示部12の後方表示情報は図22(b)に示すような画面となり、ユーザは乗車料金を確認できる。
ホスト端末100が例えば取引情報をキー情報としてユーザ情報と運賃情報とを紐づけると、ホスト端末100から前方端末50及び/又は後方端末10にユーザ情報と運賃情報とが紐づけられた旨の情報が送信される。当該情報を前方端末50及び後方端末10が受信すると、前方表示部52の前方表示情報は図24(a)に示すような画面となり、前方表示情報としては電子マネーの決済が完了したことが示され、運転手はそのことを認識できる。他方、後方表示部12の後方表示情報は図24(b)に示すような画面となり、後方表示情報に含まれる状態表示情報123により、ユーザは専用アプリによる決済が完了したこと及び注文リストを確認できることを認識できる。なお、専用アプリにおいて領収書の内容を確認できるようにしてもよい。
なお、図18(b)に示すタクシー運賃料金表ボタン131がタップされると、後方表示部12の後方表示情報は図25に示すような画面となり、タクシー運賃料金表をユーザが確認できるようになってもよい。このような態様を採用することで、ユーザはタクシー運賃料金表を確認することができる。
図18(b)に示す支払い関連ボタン133がタップされると、後方表示部12の後方表示情報は図26に示すような画面となり、各種決済方法をユーザが確認できるようにしてもよい。図26に示す態様では、クレジットカード、電子マネー・交通系IC及び専用アプリによる支払い方法を確認するための支払い方法確認ボタン127が表示されており、これらがタップされるとタップされた支払方法に対応する内容が後方表示部12で静止画又は動画として表示されてもよい。このような態様を採用することで、ユーザは支払い方法を予め確認することができ、支払いをスムーズに済ませることができる。
図27に示すように、後方表示部12に示されている言語選択ボタン160をタップすると選択可能な第二言語が国旗と共に各種言語で表示されるようにしてもよい。この態様において、例えば英語が選択されると、図28に示すような表示となり、運賃の精算が完了するまで又は後部ドアの開閉が終了する等の当該ユーザの降車が確認されるまで、後方端末10は第二言語で情報を表示したり音声で報知したりするようにしてもよい。
上述した実施の形態の記載及び図面の開示は、特許請求の範囲に記載された発明を説明するための一例に過ぎず、上述した実施の形態の記載又は図面の開示によって特許請求の範囲に記載された発明が限定されることはない。出願当初の特許請求の範囲の記載は本件特許明細書の範囲内で適宜変更することもでき、その範囲を拡張することもできる。
10 後方端末
12 後方表示部
13 切替部
20 読取部
50 前方端末
52 前方表示部
53 前方入力部

Claims (9)

  1. 車両の前方席に設けられ、前方表示部を有する前方端末と、
    前記車両の後方席に設けられ、後方表示部を有する後方端末と、
    を備え、
    前記前方表示部に表示される前方表示情報は前記後方端末での操作内容に関連付けられている、又は前記後方表示部に表示される後方表示情報は前記前方端末での操作内容に関連付けられていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記前方表示情報と前記後方表示情報とは互いに関連付けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記前方表示情報は前記後方表示情報と連動して変化する、又は前記後方表示情報は前記前方表示情報と連動して変化することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記後方端末は支払い関連情報を読み取るための読取部を有し、
    前記後方端末が支払い関連情報に基づく処理を行っている場合には、前記前方表示部は支払い処理中であることを表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記前方表示部は第一言語で前方表示情報を表示し、
    前記後方表示部は第二言語で後方表示情報を表示し、
    前記後方端末では、前記第二言語の種類を選択可能となることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記前方端末は前方入力部を有し、
    前記前方入力部から前記第一言語で入力された情報に対応する情報が、前記後方端末において前記第二言語で出力されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記後方表示部の状態を切り替えるための切替部が設けられ、
    前記後方表示部は、第一状態時には広告情報を表示し、第二状態時には車両の位置情報又は運賃情報を表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    前記前方端末又は前記後方端末と通信可能なホスト端末と、
    を備え、
    前記後方端末は前記車両が走行している間であっても支払い関連情報を読み取り可能となり、
    前記後方端末が前記支払い関連情報を読み取ると、前記ホスト端末に前記支払い関連情報が送信され、
    前記ホスト端末が前記支払い関連情報を用いて与信を行う又は前記支払い関連情報を運賃情報と関連付けることを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置を備えた車両。
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