JP2013218414A - タクシーのカード決済システムおよび方法 - Google Patents

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裕二 関
Yukie Shinozawa
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Abstract

【課題】タクシーを利用した場合に、利用料金のカード決済を確実に行なうことができるカード決済システムを提供することである。
【解決手段】提案するカード決済システムは、タクシーに設置される決済端末と、外部のサーバとがネットワークを通して接続されるタクシー利用料金のカード決済システムである。前記決済端末は、利用者から指定された前記タクシーの目的地情報を含む目的地電波状態問い合わせ情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記目的地問い合わせ情報を受信したときに、その目的地の位置情報に対応する電波状態を、位置情報と、各位置における電波状態とを有する電波状態情報DBから取得して、その目的地の電波状態期待値として前記決済端末に送信し、前記決済端末は、受信した前記目的地情報に対応した電波状態期待値を基に、乗車時または実車中に与信促進アナウンスを行なうかどうかを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タクシーを利用した場合に、利用料金のカード決済を確実に行なうことができるカード決済システムに関する。
タクシー利用での料金のクレジットカード決済に使用されるカード決済システムがある。このようなタクシーのカード決済においては、既存のシステムとして、非特許文献1に示すように、売上情報の他に、乗車地/経由地/降車地の位置情報をタクシー業務を管理するタクシー業務サーバに送信して、乗車区間の履歴として利用者に提供するサービスが存在する。
このサービスを組み込んだカード決済システムは、GPS(Global Positioning System)衛星から受信した情報(時刻情報、衛星の軌道情報)や、タクシーに搭載される加速度センサ等の情報を組み合わせてそのタクシーの現在位置(緯度、経度)を算出する、GPS受信機を内蔵したカーナビゲーション装置と、空車、実車、支払の3つの状態を持ち、操作スイッチの押下により、空車、実車、支払の状態を切り替えるタクシーメータと、乗客の降車時の料金精算時に、売上情報とともに、位置情報(乗車位置および降車位置の緯度、経度)を、タクシー業務を管理するタクシー業務サーバに送信して、カード決済のための情報をタクシー業務サーバとやり取りする決済端末とを備えている。
タクシー利用でのカード決済においては、タクシーの乗車代金(利用代金)が決済可能であるかどうかを確認するために、利用代金相当額を例えば1万円などと見積もって、クレジットカードが有効であり、まだ、1万円の利用枠が残っているかどうかを決済端末からタクシー業務サーバに問い合わせる与信確認を行なっている。
例えば、タクシーが目的地に到着したときに与信確認がすでに済んでいれば、その目的地の電波状態が悪く、その目的地でタクシーの決済端末とタクシー業務サーバとの間で通信不能な状態であっても、後で、売上情報をタクシー業務サーバに上げる(アップロードする)ことができ、利用代金決済業務に問題は生じない。しかし、タクシーが目的地に到着したときに与信確認が済んでなく、かつ、その到着地の電波状態が悪い場合は、タクシーの利用代金をクレジットカードで決済することができず、利用代金決済業務に支障が生じている。
駅の近くの人通りが多い場所であっても、実際に調査した範囲では、基地局の設置台数が十分でないなどの理由から、電波状態が悪い場所は多数存在している。これは、タクシーの目的地が駅の側である場合などに、電波状態が悪いため与信確認を目的地で行なえず、クレジットカードによる決済も行なえない、というケースの多発につながり、タクシー利用でのクレジットカード決済が円滑に行なえないことの原因の1つになっている。
このように、タクシーにおいて、目的地での電波状態が悪く、通信できない場合は、カード決済を目的地で実施できない。目的地に到着するまでの間に、予めカードの与信確認を実施し、目的地で通信できない場合も支払いを可能にする仕組みは存在するが、タクシーで目的地に向けて移動中にカードの与信確認をしなかった場合は、目的地で通信できない限り、カード決済を実施できない。
そして、目的地で通信できない場合は、カード決済できなくなるので、乗客との間でトラブルが発生してしまう。通信キャリア会社の圏内エリアであっても、立地環境によっては、建物などが遮蔽物となり電波が不安定で通信できない場所が存在することを考慮すると、通信圏内であるかどうか、という単純な区分けでは、目的地が通信圏内であっても、電波状態が悪く、カード決済できない場合も考えられ、十分な対処にはならない。
なお、関連技術として、特許文献1では、タクシーメータのタリフ状態が支払タリフに変化する前に、決済カード情報取込手段によって取り込まれた決済カード情報を決済予約情報として記憶し、タクシーメータが支払タリフに変化した際に、決済予約情報に基づいて後払料金情報を発生させる技術が示されている。
また、特許文献2では、タクシーに無効カード番号情報を記憶させた信用照会機を搭載し、営業所にはデータ管理用コンピュータを設置し、データ管理用コンピュータから信用照会機への無効カード番号情報の複写と、信用照会機に蓄積されたその日のクレジットカードによる取引内容の転送を、ICカードにより行なう技術が示されている。
特開2000−322608号公報 特開平8−335293号公報
キャブホームページ(http://www.cabcard.jp/cabcard.html)のCAB CARDサービス、クレジットカードサービス、WEBサービスの各項目の記述
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、タクシーを利用した場合に、利用料金のカード決済を確実に行なうことができるカード決済システムを提供することを目的とする。
提案する第1のタクシー利用料のカード決済システムは、タクシーに設置される決済端末と、外部のサーバとがネットワークを通して接続されるシステムである。
この第1のシステムにおいて、前記決済端末は、利用者から指定された前記タクシーの目的地情報を含む目的地電波状態問い合わせ情報を前記サーバに送信する電波状態問い合わせ部、を備え、前記サーバは、位置情報と、各位置における電波状態期待値とを有する電波状態情報を記憶する電波状態情報記憶部と、前記目的地電波状態問い合わせ情報を受信したときに、前記目的地情報に対応する電波状態期待値を前記電波状態情報記憶部から取得して、前記目的地情報に対応した電波状態期待値として前記決済端末に送信する電波状態期待値送信部と、を備え、前記決済端末は、前記サーバから受信した前記目的地情報に対応した電波状態期待値を基に、乗車時または実車中に与信促進アナウンスを行なうかどうかを決定する与信促進アナウンス可否決定部と、与信促進アナウンスを行なうと決定された場合に、該与信確認を促すメッセージを利用者に出力する出力部と、をさらに備えるものである。
提案する第2のタクシー利用時のカード決済システムは、前記第1のシステムにおいて、前記決済端末は、前記サーバへの通信の可能/不可能状態に対応して、目的地での電波状態を決定する電波状態決定部と、決定された電波状態を目的地の位置情報に対応付けて前記サーバに送信する電波状態送信部と、をさらに備え、前記サーバは、前記タクシーから受信した目的地の電波状態と、位置情報とを収集し、利用者情報として記憶する利用者情報記憶部と、前記利用者情報のうちの、各位置において、直近の所定期間での電波状態を参照して、前記各位置での電波状態期待値を決定し、前記電波状態期待値を更新する電波状態更新部と、をさらに備えるものである。
提案する第1のタクシー利用時のカード決済システムでは、乗車時や実車中などの目的地に到着する前のタイミングで、目的地の電波状態期待値を受信して、目的地の電波状態が悪いと想定される場合は、乗車時や実車中にクレジットカードの与信確認を実施するように促すアナウンスを行なうことで、クレジットカードによる決済NGを回避している。これにより、サービスを向上し、目的地でクレジットカードによる決済ができないことによる利用者とのトラブルを防止可能としている。
提案する第2のタクシー利用時のカード決済システムでは、タクシー業務サーバ側で、位置情報と電波状態とで作成する、電波状態情報を所定のタイミングで、直近の各タクシーから収集した電波状態で更新しているので、目的地の電波状態を高精度に予測することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るタクシーのカード決済システムを示す図である。 本実施形態のカード決済システムに加えて、クレジット会社のサーバを含むシステム全体のタクシー乗車から目的地到着後の売上情報送信までの処理フロー(その1)である。 本実施形態のカード決済システムに加えて、クレジット会社のサーバを含むシステム全体のタクシー乗車から目的地到着後の売上情報送信までの処理フロー(その2)である。 電波状態確認および電波状態通知パケットのデータ構造を示す図である。 電波状態テーブルのデータ構造を示す図である。 与信確認および結果通知パケットのデータ構造を示す図である。 売上情報/利用情報パケットのデータ構造を示す図である。 売上情報/利用情報パケットから分離された売上情報パケットのデータ構造を示す図である。 利用者情報テーブルのデータ構造を示す図である。 図1の決済端末の機能ブロック図である。 図1のタクシー業務サーバの機能ブロック図である。 利用者の乗車から降車後の売上情報送信までのタクシー業務における本実施形態のカード決済システムの処理フロー(その1)である。 利用者の乗車から降車後の売上情報送信までのタクシー業務における本実施形態のカード決済システムの処理フロー(その2)である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
タクシーの利用料金の決済にはクレジットカードを使用することを前提として、以下で実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るタクシー料金のカード決済システムを示す図である。
図1に示すように、このカード決済システムは、タクシー1内に設置された各種機器と、外部のタクシー業務サーバ2とがデータをやり取りすることで、タクシー利用時のクレジットカードによる料金決済を実行するものである。
タクシー1内に設置された各種機器としては、GPS衛星からの情報(時刻情報、衛星の軌道情報)をアンテナ11を通して受信し、加速度センサ13、ジャイロ15、車速センサ17の情報を組み合わせてタクシー1の現在位置(緯度、経度)を算出する、GPS受信機を内蔵したカーナビゲーション装置18と、空車、実車、支払の3つの状態を持ち、操作スイッチ(空車スイッチ21−1、実車スイッチ21−2、支払スイッチ21−3)の押下により、空車、実車、支払の各状態を切り替える(常に1つのスイッチのみが押下されている状態になる)タクシーメータ23と、乗客の降車時の精算で、売上情報とともに、位置情報(乗車位置および降車位置の緯度、経度)を、タクシー業務を管理するタクシー業務サーバ2に送信して、カード決済のための情報をタクシー業務サーバ2とやり取りする決済端末25とを備えている。
なお、タクシーメータ23はこの他に、走行中に現地点までの料金を表示する表示部(不図示)を備えている。乗車位置から現地点までの移動距離は、車速センサ17の情報を用いて算出し、タリフ(料金表)情報を参照して料金に換算し、表示部に表示している。
また、タクシー1内には、この他に、精算時にレシートを(タクシーメータ23経由で)印字するプリンタ26や、後述の与信促進アナウンスを行なうスピーカ24も備えられている。
図2Aおよび図2Bは、本実施形態のカード決済システムに加えて、クレジット会社のサーバを含むシステム全体のタクシー乗車から目的地到着後の売上情報送信までの処理フローである。
図2Aの(S1)で、客がタクシー1に乗車し、運転手に行き先(目的地)を告げ、運転手が目的地をカーナビゲーション装置18に目的地情報(駅名、施設名、地番など)として入力すると、カーナビゲーション装置18は、入力された駅名、施設名、地番などと、それに対応する位置情報(緯度、経度)とをタクシーメータ23を経由して決済端末25に出力する。そして、(S2)で、目的地に向けての実車(走行)が開始される。
そして、走行中の所定のタイミング(S3)で、図3(a)に示す目的地の位置情報を含む目的地の電波状態確認の問い合わせパケット31が決済端末25からタクシー業務サーバ2に送信される。
この目的地の電波状態確認の問い合わせパケット31を受信したタクシー業務サーバ2は、(S4)で、電波状態DB(図4に示す電波状態テーブル35)を、電波状態確認の問い合わせパケット31に含まれる位置情報をキーとして検索して目的地の電波状態期待値を取得し、(S5)で、図3(b)に示す目的地の電波状態期待値通知パケット32を決済端末25に送信する。
目的地の電波状態期待値をタクシー業務サーバ2から受信した決済端末25は、(S6)で、その目的地の電波状態期待値が良好であるかどうかを判定する。
目的地の電波状態期待値が良好ではないと判定された場合(S6の判定結果がNoの場合)、(S7)で、決済端末25は、与信促進アナウンスをタクシー車内にてスピーカー(不図示)を通して行なう。
このアナウンスの結果、例えば乗客からタクシー運転手にクレジットカードが手渡され、運転手がそのクレジットカードを決済端末25の差込口(不図示)に差し込むことで、そのクレジットカードのクレジットカード番号が決済端末25に読み込まれて、図5(a)に示す与信確認の問い合わせパケット37(例えば、1万円分の利用可能枠がまだ残っているかの確認問い合わせ)が決済端末25からタクシー業務サーバ2に、(S8)で送信される。
決済端末25からの与信確認の問い合わせパケット37を受信したタクシー業務サーバ2では、その与信確認の問い合わせパケット37のヘッダ部に含まれる送信元と送信先アドレスを自端末25のものとクレジット会社のサーバのものに変更することで、(S9)で、その与信確認の問い合わせパケット37をクレジット会社のサーバに転送する。
タクシー業務サーバ2からの与信確認の問い合わせパケット37を受信したクレジット会社のサーバは、(S10)で、その与信確認の問い合わせパケット37に含まれる、クレジットカード番号をキーとして、利用状況DB(不図示。ここでは、その詳細は述べないが、要は、利用可能枠がいくらで、そのうちのいくらを利用済みで、利用可能な残高がいくらか、という情報をクレジットカード番号毎に持つデータベースである)を検索し、見つけたクレジットカード番号に対応する利用可能な残高が例えば1万円より大きいかどうかを判定することで、与信確認の結果として「OK」を返すか、「NG」を返すかを決める。この結果通知パケット38(そのデータ構造は図5(b)に示される)が(S11)でクレジット会社のサーバからタクシー業務サーバ2に送信され、(S12)で、タクシー業務サーバ2からタクシー1に設置された決済端末25に送信される。
目的地に到着したとき、前の(S6)で、目的地の電波状態が良好と判定されていた場合(S6の判定結果がYesの場合)には、(S13)で示したように、(S8)〜(S12)の与信確認がこのタイミングで行なわれる。なお、前のS6の判定結果がNoの場合には何も行なわない。
そして、(S14)で、料金の支払い(与信確認の結果が「OK」の場合にはサイン)が行なわれ、(S15)で、プリンタ26によりレシートが印字される。このようにして、売上が確定すると、(S16−1)で、図6に示す売上情報/利用情報パケット41が決済端末25からタクシー業務サーバ2に送信される。
決済端末25からの売上情報/利用情報を受信したタクシー業務サーバ2では、その受信した売上情報/利用情報から売上情報のみを分離して、(S17−1)で、図7に示すような分離結果の売上情報パケット43をタクシー業務サーバ2からクレジット会社のサーバに送信する。
また、タクシー業務サーバ2では、(S18)で、受信した売上情報/利用情報パケット41を利用者情報DBに蓄積する。利用者情報DBには、図8に示す利用者情報テーブル45が記憶されている。
(S17−1)で、タクシー業務サーバ2からクレジット会社のサーバに送信された売上情報パケット43の受信処理が正常に完了したかどうかは、(S17−2)で、受信処理の完了状態通知として、クレジット会社のサーバからタクシー業務サーバ2に送信される。
この(S17−2)の受信処理の完了状態通知を受け取った後に、(S16−1)で、決済端末25からタクシー業務サーバ2に送信された売上情報/利用情報パケット41の受信処理がクレジット会社への転送処理も含めて正常に完了したかどうかは、(S16−2)で、受信処理の完了状態通知として、タクシー業務サーバ2から決済端末25に送信される。
タクシー業務サーバ2では、(S18)に続いて、(S19)で、利用者情報DB内の情報のうちの直近の所定期間に各タクシーの決済端末から収集した情報を用いて電波状態DBを更新する。
このように、電波状態DBに記憶される各位置での電波状態を常に最新に保つことで、地震などの自然災害で基地局が使用不能になり、しばらくして回線が復旧するなど、通信可能なエリアが環境変化により変わっていくことにシステム側でも対処可能となる。
図3は、電波状態確認および電波状態通知パケットのデータ構造を示す図である。
図3(a)は、目的地の電波状態確認の問い合わせパケット(電波状態確認パケット)のデータ構造を示している。電波状態確認の問い合わせパケット31は、ヘッダ部31−1、電波状態確認の問い合わせであることを示す情報31−2、目的地の緯度31−3、目的地の経度31−4、の各項目を備える。
図3(b)は、目的地の電波状態確認の問い合わせに対するタクシー業務サーバ2側から決済端末25側への応答としての目的地の電波状態通知パケットのデータ構造を示している。電波状態通知パケット32は、ヘッダ部32−1、電波状態確認の応答であることを示す情報32−2、目的地の電波状態32−3、の各項目を備える。
図4は、電波状態テーブルのデータ構造を示す図である。
図4に示すように、電波状態テーブル35は、緯度35−1、経度35−2、場所35−3、電波状態35−4、サンプル台数35−5、の各項目を備える。サンプル台数35−5については後述する。
駅や空港などでタクシーの降車場所が決まっている場所は数多く存在し、それらの場所については正確な位置情報を緯度35−1、経度35−2に設定するが、それ以外の場所についてはある程度の丸め込みを(緯度、経度)について行なう。
図5は、与信確認および結果通知パケットのデータ構造を示す図である。
図5(a)は、与信確認の問い合わせパケット(与信確認パケット)のデータ構造を示している。与信確認の問い合わせパケット37は、ヘッダ部37−1、与信確認であることを示す情報37−2、(乗客の)クレジットカード情報(クレジットカード番号、有効期限などである)37−3、の各項目を備える。
図2Aで示したように、与信確認の問い合わせは、決済端末25からタクシー業務サーバ2を経由して、クレジット会社のサーバに送信される。与信確認の問い合わせパケット37のヘッダ部37−1は、送信元と送信先のアドレスを含んでいる。タクシー業務サーバ2での転送時に、このヘッダ部37−1の送信元と送信先のアドレスは更新される。
図5(b)は、与信確認の問い合わせに対するタクシー業務サーバ2(クレジット会社のサーバ)側から決済端末25側への応答としての結果通知パケットのデータ構造を示している。結果通知パケット38は、ヘッダ部38−1、与信確認の応答であることを示す情報38−2、結果情報(「OK」または「NG」)38−3、の各項目を備える。
図2Aで示したように、結果通知パケット38は、クレジット会社のサーバからタクシー業務サーバ2を経由して、決済端末25に送信される。結果通知パケット38のヘッダ部38−1は、送信元と送信先のアドレスを含んでいる。タクシー業務サーバ2での転送時に、このヘッダ部38−1の送信元と送信先のアドレスは更新される。
図6は、売上情報/利用情報パケットのデータ構造を示す図である。
図6に示すように、売上情報/利用情報パケット41は、ヘッダ部41−1、クレジットカード番号41−2、売上金額41−3、決済日時41−4、乗車位置緯度41−5、乗車位置経度41−6、降車位置緯度41−7、降車位置経度41−8、降車位置電波状態41−9、の各項目を備える。
図7は、売上情報/利用情報パケットから分離された売上情報パケットのデータ構造を示す図である。
図7に示すように、売上情報パケット43は、ヘッダ部43−1、クレジットカード情報(クレジットカード番号、有効期限などである)41−2、売上金額41−3、決済日時41−4、の各項目を備える。クレジットカード番号41−2、売上金額41−3、決済日時41−4、の各項目は、分離元の売上情報/利用情報41のものと一致している。
図8は、利用者情報テーブルのデータ構造を示す図である。
図8に示すように、利用者情報テーブル45は、決済端末ID45−1、売上金額45−2、降車日時(決済は降車時に行なわれるため、このような項目名となっている)45−3、乗車位置緯度45−4、乗車位置経度45−5、乗車した場所45−6、降車位置緯度45−7、降車位置経度45−8、降車した場所45−9、降車位置電波状態45−10、の各項目を備える。
乗車した場所45−6や降車した場所45−9としては、「○×駅東口」など名称で示す。これは、タクシー業務サーバ2側で受信した乗車位置緯度45−4、乗車位置経度45−5、降車位置緯度45−7、降車位置経度45−8に基づいて求められる。
各タクシーに設置された各決済端末から収集された情報が格納された利用者情報テーブル45中の各行(各レコード)のうちの、直近の所定期間(1日、3日、1週間、1ヶ月、等)につき、降車した場所45−9毎に、レコード中の降車位置電波状態45−10の統計処理を行い、その降車した場所45−9の、その直近の所定期間での電波状態として、図4の電波状態テーブル35の電波状態35−4、サンプル台数(統計処理に使用したレコード数)35−5に反映させている。統計の取り方としては任意の方法を採用可能である。
例えば、ある「降車した場所45−9」でのサンプル数の過半数を「良好」、「リトライ回数×回」、「通信圏外/リトライオーバ」がそれぞれ占めていた場合、その「降車した場所45−9」の電波状態35−4を、「良好」、「リトライ回数×回」、「通信圏外/リトライオーバ」にそれぞれ設定する。
サンプル数のうちで最も多い状態が5割未満で、「良好」、「リトライ回数×回」、「通信圏外/リトライオーバ」であった場合、その「降車した場所45−9」の電波状態35−4を、「リトライ回数×回」、「リトライ回数×回」、「通信圏外/リトライオーバ」と「良好」については実際より悪く設定して、目的地での与信確認不能となる状況をなるべく避けるようにする。
図9は、図1の決済端末の機能ブロック図である。
図9に示すように、決済端末25は、通信インターフェイス51、電波状態確認情報送信部52、与信確認情報送信部53、売上情報/利用情報送信部54、与信促進アナウンス可否決定部55、監視部56、メモリ58、を備える。
メモリ58には、目的地情報61、クレジットカード情報(クレジットカード番号、有効期限など)62、売上情報/利用情報63、カード確認済みフラグ64、の各データが記憶される。
目的地情報61は、目的地の緯度(降車位置近辺を代表する地点の緯度)、目的地の経度(降車位置近辺を代表する地点の経度)である。
売上情報/利用情報63のうちの、売上情報63−1は、図6のクレジットカード情報41−2、売上金額41−3、決済日時41−4の組み合わせに対応する。
乗車位置情報63−2は、図6の乗車位置緯度41−5、乗車位置経度41−6の組み合わせに対応する。
降車位置情報63−3は、図6の降車位置緯度41−7、降車位置経度41−8の組み合わせに対応する。
降車位置電波状態63−4は、図6の降車位置電波状態41−9に対応する。
タクシーメータ23からのデータがメモリ58内の目的地情報61にセットされたことを監視部56が確認すると、監視部56は電波状態確認情報送信部52に起動指示を出す。
電波状態確認情報送信部52は、図3(a)に示す目的地の電波状態確認の問い合わせパケット(電波状態確認パケット)31を通信インターフェイス51を通してタクシー業務サーバ2に送信する。
カード情報読取り部(不図示)が読み取ったデータのうちのクレジットカード番号、有効期限などがメモリ58内のクレジットカード情報62にセットされたことを監視部56が確認すると、監視部56は与信確認情報送信部53に起動指示を出す。
与信確認情報送信部53は、図5(a)に示す与信確認の問い合わせパケット(与信確認パケット)37を通信インターフェイス51を通してタクシー業務サーバ2に送信する。この与信確認の問い合わせパケット37は、タクシー業務サーバ2を経由して最終的には、クレジット会社のサーバに受信される。
乗客がタクシーに乗車すると、カーナビゲーション装置18から出力される乗車位置の情報がタクシーメータ23を経由してメモリ58内の乗車位置情報63−2にセットされる。また、目的地に到着すると、その目的地の位置(降車位置)の情報がタクシーメータ23を経由してメモリ58内の降車位置情報63−3にセットされる。そして、目的地において、乗客がタクシー運転手に運賃の支払いを行なうと、支払いに伴う情報がタクシーメータ23からメモリ58内の売上情報63−1にセットされる。監視部56は、メモリ58内の売上情報/利用情報63のうちの、売上情報63−1、乗車位置情報63−2、降車位置情報63−3のすべてがセットされたときに、降車位置が通信圏外であるかどうかを判断する。
降車位置が通信圏外であると判断した場合、監視部56は、売上情報/利用情報63の降車位置電波状態(具体的にはこの項目は通信圏内であるかどうか、通信圏内である場合はリトライ回数を示している)63−4の値を「通信圏外/リトライオーバ(本実施形態では、通信圏外とリトライオーバとを区別していない)」にセットして、タクシーが移動してその現在位置が通信圏内になるまで監視を続け、通信圏内になったときに、売上情報/利用情報送信部54に起動指示を出す。
降車位置が通信圏内であると判断した場合、監視部56は、売上情報/利用情報63の降車位置電波状態63−4の値を「リトライ回数0(ゼロ)回」にセットして、売上情報/利用情報送信部54に起動指示を出す。
売上情報/利用情報送信部54は、通信インターフェイス51を通してタクシー業務サーバ2への売上情報/利用情報63のパケット送信を試みる。この送信の試みが1回目で成功すると、タクシー業務サーバ2が受信した売上情報/利用情報63の降車位置電波状態63−4の値は「リトライ回数0(ゼロ)回」である。タクシー業務サーバ2はこれを「電波状態:良好」と判断する。
送信の試みが規定回数以内で成功すると、タクシー業務サーバ2が受信した売上情報/利用情報63の降車位置電波状態63−4の値は「ある回数−1」である。タクシー業務サーバ2はこれを「電波状態:リトライ回数×回(値×の回数分リトライして成功)」と判断する。なお、目的地が通信圏外であった場合や目的地でリトライオーバがあった場合は、目的地を離れた通信可能な場所で再度送信を試みるが、その場合にはリトライ回数のインクリメント処理は行なわず、「電波状態:通信圏外/リトライオーバ」に設定したままである。
電波状態確認情報送信部52がタクシー業務サーバ2に送信した、図3(a)に示す目的地の電波状態確認の問い合わせパケット(電波状態確認パケット)31に対するサーバ2側からの応答として、(目的地の)電波状態期待値通知パケット32を通信インターフェイス51を通して受信した与信促進アナウンス可否決定部55は、その受信した目的地の電波状態期待値に応じて、乗車中に与信促進アナウンスを行なうかどうかを決定する。
例えば、受信した目的地の電波状態期待値が「良好(=リトライ回数ゼロ回相当)」であれば、与信促進アナウンス可否決定部55は、乗車中に与信を促すアナウンスを行なわないこととし、受信した目的地の電波状態期待値が「リトライ回数×回」あるいは「通信圏外/リトライオーバ」であれば、与信促進アナウンス可否決定部55は、乗車中に与信を促すアナウンスを行なうことと決定する。
乗車中に与信を促すアナウンスを行なうことと決定された場合、与信促進アナウンス可否決定部55から図1のスピーカ24に指示が発行され、スピーカ24から与信確認を促す旨のメッセージ(例えば次のような音声案内等)が出力(タクシー1車内にアナウンス)される。
目的地の電波状態が良好でない恐れがありますので、クレジットカードでお支払いのお客様は与信確認のため前もってカードのご提示をお願いいたします。
この与信確認を促す音声アナウンスの結果として、例えば乗客からタクシー運転手に乗客のクレジットカード(個人名義または法人名義)が手渡され、そのクレジットカードの情報(クレジットカード番号、有効期限など)が決済端末25に読み取られて、決済端末25のメモリ58内のクレジット情報62に設定される。
図10は、図1のタクシー業務サーバの機能ブロック図である。
図10に示すように、タクシー業務サーバ2は、通信インターフェイス65、データ分離部66、電波状態取得部68、電波状態更新部71、目的地電波状態期待値送信部72、売上情報転送部73、電波状態DB75、利用者情報DB80、を備える。
電波状態DB75には、図4の電波状態テーブル35が記憶される。利用者情報DB80には、図8の利用者情報テーブル45が記憶される。
決済端末25が送信した図3(a)に示す目的地の電波状態確認の問い合わせパケット(電波状態確認パケット)31を、通信インターフェイス65を通して受信した電波状態取得部68は、その電波状態確認の問い合わせパケット31中の目的地の緯度31−3、目的地の経度31−4をキーとして、電波状態DB75に記憶された図4の電波状態テーブル35を検索し、電波状態テーブル35中で見つけた、一致する(あるいは最も近い)緯度35−1、経度35−2の組み合わせの行(または、一致する場所35−3の行)の電波状態期待値35−4を取得し、目的地電波状態期待値送信部72に渡す。
目的地電波状態期待値送信部72は、受け取った電波状態期待値35−4を、目的地の電波状態期待値32−3に設定し、あて先を、電波状態確認の問い合わせの送信元の決済端末とした、図3(b)に示す電波状態期待値通知パケット32を作成し、通信インターフェイス65を通して、該当する決済端末に送信する。
また、タクシー業務サーバ2は、図6に示す売上情報/利用情報パケット41を受信すると、そのヘッダ部の送信元の決済端末アドレスから、決済端末アドレスと決済端末IDとを対応付けたテーブル(不図示)を用いて、送信元の決済端末IDを割り出し、それに、受信した売上情報/利用情報41のクレジットカード情報41−2、・・・、降車位置電波状態41−9を追加して1レコードを作成し、利用者情報DB80に記憶される利用者情報テーブル45に、その作成した1レコードが追加する。なお、上述したように、乗車位置緯度41−5、乗車位置経度41−6、降車位置緯度41−7、降車位置経度41−8を基に、タクシー業務サーバ2側で「乗車した場所45−6」と「降車した場所45−9」に値(駅名、地名、等)が設定される。
また、タクシー業務サーバ2は、データ分離部66を通して、受信した売上情報/利用情報41から売上情報(41−2、41−3、41−4)を分離して売上情報転送部73に渡す。
売上情報転送部73は、ヘッダ部43−1に、送信元としてタクシー業務サーバ2のアドレスを指定し、送信先に該当するクレジット会社のサーバを指定した、図7に示す売上情報パケット43を作成し、通信インターフェイス65を通して該当するクレジット会社のサーバに送信する。
電波状態更新部71は、各タクシーに設置された各決済端末から収集された利用者情報テーブル45中の各行(各レコード)のうちの、直近の所定期間(1日、3日、1週間、1ヶ月、等)につき、降車した場所45−9毎に、レコード中の降車位置電波状態45−10の統計処理を行い、その降車した場所45−9の、その直近の所定期間での電波状態として、図4の電波状態テーブル35の電波状態期待値35−4、サンプル台数(統計処理に使用したレコード数)35−5に反映させることで、電波状態テーブル35の更新処理を行なっている。
図11Aおよび図11Bは、利用者の乗車から降車後の売上情報送信までのタクシー業務における本実施形態のカード決済システムの処理フローである。
図11AのステップS31で、客がタクシー1に乗車し、ステップS32で、その客が告げた目的地がカーナビゲーション装置18にセットされ、タクシーメータ23経由で、決済端末25のメモリ58内の目的地情報61にデータ(目的地の緯度、目的地の経度、目的地の場所)がセットされる。
また、続く、ステップS33で、カーナビゲーション装置18が内蔵したGPS受信機が受信したGPS情報、各種センサ(加速度センサ13、ジャイロ15、車速センサ17)情報などから乗車した場所の位置情報(緯度、経度)が取得され、タクシーメータ23経由で、決済端末25のメモリ58内の乗車位置情報63−2にデータがセットされる。乗車位置情報63−2中の「乗車した場所」については、タクシー業務サーバ2側で、売上情報/利用情報41受信時に求めるようにする。
そして、ステップS34で、目的地に向けてタクシー1が走行を開始し、実車の状態となる。ステップS35では、ステップS32でカーナビゲーション装置18にセットされた目的地情報61を用いて、電波状態確認情報送信部52により図3(a)に示す目的地の電波状態確認の問い合わせパケット(電波状態確認パケット)31が作成され、タクシー業務サーバ2に送信される。この電波状態確認の問い合わせパケット31を受信したタクシー業務サーバ2は、その電波状態確認の問い合わせパケット31中の目的地の緯度31−3、目的地の経度31−4をキーとして、電波状態DB75内に記憶される電波状態テーブル35を検索し、電波状態テーブル35中で見つけた、一致する(あるいは最も近い)緯度35−1、経度35−2の組み合わせの行(または、一致する場所35−3の行)の電波状態期待値35−4を取得し、その電波状態期待値35−4を用いて、図3(b)に示す電波状態期待値通知パケット32を作成し、決済端末25に送信する。これにより、決済端末25側で、目的地の電波状態期待値を取得する。
続く、ステップS36では、受信した目的地の電波状態期待値を基に、目的地の電波状態が良好であるかどうかを判定する。すなわち、目的地の電波状態期待値が「良好」であるかどうかを判定する。
ステップS36で目的地の電波状態期待値が「良好(リトライ0(ゼロ)回)」であると判定された場合(ステップS36の判定結果がYesの場合)、ステップS39に進む。この場合、実車(走行)中には与信確認を行なわないことになる。
ステップS36で目的地の電波状態期待値が「良好」ではないと判定された場合(ステップS36の判定結果がNoの場合)、すなわち、目的地からの売上情報/利用情報41中の降車位置電波状態が、「リトライn回(nは1以上)」、または、「通信圏外/リトライオーバ」であった場合、ステップS37において、与信促進のアナウンスが行なわれ、メモリ58内のクレジットカード情報(クレジットカード番号、有効期限など)62へのデータ設定が行なわれる。
その後、ステップS38のカード確認処理で、そのクレジット情報62を用いて、与信確認情報送信部53が、図5(a)に示す与信確認の問い合わせパケット(与信確認パケット)37を作成し、タクシー業務サーバ2に送信する。なお、この与信確認の問い合わせパケット37がタクシー業務サーバ2からクレジット会社のサーバに転送される点などについては上述した通りである。その後、決済端末25は、タクシー業務サーバ2から与信確認の問い合わせに対する応答としての、図5(b)に示す結果通知パケット38を受信する。結果通知パケット38を受信すると、メモリ58内のカード確認済みフラグ64が「OFF」から「ON」に変更される。
しばらく乗車してからタクシー1が目的地に到着すると、ステップS39で、乗客のクレジットカードによる支払いが行なわれる。この際、ステップS40で、決済端末25のメモリ58内のカード確認済みフラグ64が参照され、カード確認済みであるかどうかが判定される。
カード確認済みである場合(カード確認済みフラグ64が「ON」の場合)、ステップS42に進む。
カード確認済みでない場合(カード確認済みフラグ64が「OFF」の場合)、ステップS41でカード確認処理を行なう。この処理は、ステップS38のカード確認処理と同様であるので説明を省略する。
ステップS41が実行された結果として、与信確認の結果が「OK」であった場合、カード確認済みフラグ64の値が「OFF」から「ON」に変更され、続く、ステップS42で、位置情報取得、売上情報取得、および、決済端末25に接続されたプリンタ26によるレシート印字が行われる。
なお、ステップS42で、「位置情報取得」とは、カーナビゲーション装置18が内蔵したGPS受信機が受信したGPS情報、各種センサ(加速度センサ13、ジャイロ15、車速センサ17)情報などから降車する場所の位置情報(緯度、経度)を取得し、タクシーメータ23経由で、決済端末25のメモリ58内の降車位置情報63−3にデータがセットされることをいう。
また、ステップS42で、「売上情報取得」とは、クレジットカード番号、売上金額、決済日時をメモリ58の売上情報63−1にセットすることである。このうち、「売上金額」については、タクシーメータ23経由でデータがセットされる。
続く、ステップS43で、客が降車する。
そして、図11Bに移り、ステップS44で、その目的地(降車位置)が通信圏外であるかどうかを判定する(圏外であれば電波が全く検知されない)。
ステップS44で目的地が通信圏外ではないと判定された場合(ステップS44の判定結果がNoの場合)、ステップS45で、決済端末25のメモリ58の降車位置電波状態63−4に、「リトライ回数0(ゼロ)回」をセットし、ステップS46で、売上情報、乗車・降車位置情報、リトライ回数0(ゼロ)回がセットされた売上情報/利用情報パケット41をタクシー業務サーバ2に送信する。
続く、ステップS47では、ステップS46の売上情報/利用情報パケット41の送信処理が正常に完了したかどうかを判定する。これは、例えば、図2Bの(S16−2)の受信処理の完了状態通知を参照することで判定する。
ステップS47で売上情報/利用情報パケット41の送信処理が正常に完了したと判定された場合(ステップS47の判定結果がYesの場合)、一連の処理を終了する。この場合、タクシー業務サーバ2側では、収集した目的地の電波状態が「良好(=リトライ回数0(ゼロ)回相当)」となる。
ステップS47で売上情報/利用情報パケット41の送信処理が正常に完了しなかったと判定された場合(ステップS47の判定結果がNoの場合)、ステップS48で、リトライ回数が規定回数に達し、リトライオーバであるかどうかが判定される。
ステップS48でリトライオーバであると判定された場合(ステップS48の判定結果がYesの場合)、ステップS51に進む。
ステップS48でリトライオーバではないと判定された場合(ステップS48の判定結果がNoの場合)、ステップS49で、リトライ回数を更新し、すなわち、リトライ回数をインクリメントし、決済端末25のメモリ58の降車位置電波状態63−4に、インクリメントされたリトライ回数(「リトライ回数×回」)をセットし、ステップS46に戻る。
ステップS44で目的地が通信圏外であると判定された場合(ステップS44の判定結果がYesの場合)、ステップS50で、決済端末25のメモリ58の降車位置電波状態63−4に、「通信圏外/リトライオーバ」をセットし、ステップS51に進む。
ステップS50またはステップS48から制御を渡されたステップS51では、通信状態が回復したかどうかを判定し(ステップS51の判定処理は例えばタクシーを「空車」として他の場所に移動中に行なう)、通信状態が回復した場合に、ステップS52で、乗車・降車位置情報、通信圏外/リトライオーバがセットされた売上情報/利用情報41をタクシー業務サーバ2に送信する。カード確認済みのときは、売上情報63−1に有効な値をセットして送信を行なうが、カード確認済みでない場合は、売上情報63−1に無効な値をセットして送信する。そして、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のタクシー利用時のカード決済システムでは、乗車時や実車中などの目的地に到着する前のタイミングで、目的地の電波状態期待値を電波状態DBから収集して、目的地の電波状態が悪いと想定される場合は、乗車時や実車中にクレジットカードの与信確認を実施して、クレジットカードによる決済NGを回避している。これにより、サービスが向上し、目的地でクレジットカードによる決済ができないことによる利用者とのトラブルを防止可能としている。
また、目的地で通信せずにレシートの印字を行うことができ、スピーディに降車可能である。また、タクシー業務サーバ側で、位置情報と電波状態(すなわち、通信結果)とで作成する、電波状態DBを所定のタイミングで、各タクシーから直近の時点で収集した電波状態で更新しているので、目的地の電波状態を高精度に予測することが可能となる。
なお、以上の説明では、図3(a)に示す電波状態確認の問い合わせ(電波状態確認情報)や、図4に示す電波状態テーブルは、場所(目的地)の情報として、緯度・経度と名称の双方を持っていたが、いずれか一方でもよい。要は、目的地が特定でき、その目的地の電波状態期待値が分かればよい。
なお、本実施形態の方法により、各位置での電波状態期待値を更新し、更新された電波状態期待値を使用して、目的地の電波状態を予測し、例えば「良好」と判断されれば実際のところ、殆どのケースで問題なくクレジットカード決済での手続きが降車位置で与信確認も含めて可能となると考えられる。しかし、予測に反して降車位置の電波状態が「リトライオーバ」になるなどして、現金決済するようになるケースも可能性としては非常に小さいが絶無ではない。
1 タクシー
2 タクシー業務サーバ
11 アンテナ
12 GPS受信機
13 加速度センサ
15 ジャイロ
17 車速センサ
18 カーナビゲーション装置
21−1 空車スイッチ
21−2 実車スイッチ
21−3 支払スイッチ
23 タクシーメータ
24 スピーカ
25 決済端末
31 電波状態確認パケット
32 電波状態確認の応答パケット
35 電波状態テーブル
37 与信確認パケット
38 与信確認の応答パケット
41 売上情報/利用情報パケット
43 売上情報パケット
45 利用者情報テーブル
51、65 通信インターフェイス
52 電波状態確認情報送信部
53 与信確認情報送信部
54 売上情報/利用情報送信部
55 与信促進アナウンス可否決定部
56 監視部
58 メモリ
61 目的地情報
62 クレジットカード情報
63 売上情報/利用情報
64 カード確認済みフラグ
66 データ分離部
68 電波状態取得部
71 電波状態更新部
72 目的地電波状態期待値送信部
73 売上情報転送部
75 電波状態DB
80 利用者情報DB

Claims (6)

  1. タクシーに設置される決済端末と、外部のサーバとがネットワークを通して接続されるタクシー利用料のカード決済システムにおいて、
    前記決済端末は、利用者から指定された前記タクシーの目的地情報を含む目的地電波状態問い合わせ情報を前記サーバに送信する電波状態問い合わせ部、を備え、
    前記サーバは、位置情報と、各位置における電波状態期待値とを有する電波状態情報を記憶する電波状態情報記憶部と、
    前記目的地電波状態問い合わせ情報を受信したときに、前記目的地情報に対応する電波状態期待値を前記電波状態情報記憶部から取得して、前記目的地情報に対応した電波状態期待値として前記決済端末に送信する電波状態期待値送信部と、を備え、
    前記決済端末は、前記サーバから受信した前記目的地情報に対応した電波状態期待値を基に、乗車時または実車中に与信促進アナウンスを行なうかどうかを決定する与信促進アナウンス可否決定部と、
    与信促進アナウンスを行なうと決定された場合に、該与信確認を促すメッセージを利用者に出力する出力部と、をさらに備えることを特徴とするタクシー利用時のカード決済システム。
  2. 前記決済端末は、前記サーバへの通信の可能/不可能状態に対応して、目的地での電波状態を決定する電波状態決定部と、決定された電波状態を目的地の位置情報に対応付けて前記サーバに送信する電波状態送信部と、をさらに備え、
    前記サーバは、前記タクシーから受信した目的地の電波状態と、位置情報とを収集し、利用者情報として記憶する利用者情報記憶部と、
    前記利用者情報のうちの、各位置において、直近の所定期間での電波状態を参照して、前記各位置での電波状態期待値を決定し、前記電波状態期待値を更新する電波状態更新部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のタクシー利用時のカード決済システム。
  3. 前記目的地の電波状態および前記目的地の電波状態期待値は、「目的地からの通信のリトライ回数ゼロの場合」、「リトライ回数が1回以上でリトライオーバでない場合」、および「目的地が通信圏外であるか、または、圏内でリトライオーバである場合」、の3つの値を持つことを特徴とする請求項1記載のタクシー利用時のカード決済システム。
  4. 位置情報と、各位置における電波状態期待値とを有する電波状態情報を記憶する電波状態情報記憶部、を備えるサーバと、タクシーに設置された決済端末とがネットワークを通して情報をやり取りすることで実行するタクシー利用料のカード決済方法において、
    前記決済端末が、利用者から指定された前記タクシーの目的地情報を含む目的地電波状態問い合わせ情報を前記サーバに送信する電波状態問い合わせステップと、
    前記サーバが、前記目的地電波状態問い合わせ情報を受信したときに、前記目的地情報に対応する電波状態期待値を前記電波状態情報記憶部から取得して、前記目的地情報に対応した電波状態期待値として前記決済端末に送信するステップと、
    前記決済端末が、前記サーバから受信した前記目的地情報に対応した電波状態期待値を基に、乗車時または実車中に与信促進アナウンスを行なうかどうかを決定する与信促進アナウンス可否決定ステップと、
    前記決済端末が、与信促進アナウンスを行なうと決定された場合に、該与信確認を促すメッセージを利用者に出力するステップと、を有する、ことを特徴とするタクシー利用時のカード決済方法。
  5. 前記決済端末が、前記サーバへの通信の可能/不可能状態に対応して、目的地での電波状態を決定する電波状態決定ステップと、
    前記決済端末が、決定された電波状態を目的地の位置情報に対応付けて前記サーバに送信する電波状態送信ステップと、
    前記サーバが、前記タクシーから受信した目的地の電波状態と位置情報とを収集し、利用者情報として記憶するステップと、
    前記サーバが、前記利用者情報のうちの、各位置において、直近の所定期間での電波状態を参照して、前記各位置での電波状態期待値を決定し、前記電波状態期待値を更新するステップと、をさらに有する、ことを特徴とする請求項4記載のタクシー利用時のカード決済方法。
  6. 前記目的地の電波状態および前記目的地の電波状態期待値は、「目的地からの通信のリトライ回数ゼロの場合」、「リトライ回数が1回以上でリトライオーバでない場合」、および「目的地が通信圏外であるか、または、圏内でリトライオーバである場合」、の3つの値を持つことを特徴とする請求項4記載のタクシー利用時のカード決済方法。
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