JP2019049772A - 情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 現金処理装置(モニターレスATM)の構成を複雑化すること無く、必要に応じて顧客が明細票を取得できる情報通信システムが望まれている。【解決手段】 本発明の情報通信システムは、オフライン状態の現金処理装置と、上記現金処理装置に対して取引内容を表すコード情報を与えて上記現金処理装置に取引をさせる携帯端末と、上記携帯端末からの登録要求に基づいて、上記取引内容の事前登録を行うオンラインバンキングサーバと、上記取引内容を識別する識別情報に基づいて、上記オンラインバンキングサーバから上記取引内容を取得する取引処理部と、上記取引処理部が取得した上記取引内容を紙媒体に印字した後、上記紙媒体を発行する紙媒体処理部とを有する自動取引装置とを備えることを特徴とする【選択図】 図1
Description
本発明は、情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置に関し、例えば、モバイルバンキングやインターネットバンキングの仕組み等を利用して、現金取引を行なうシステムに適用し得るものである。
例えば、特許文献1には、表示部や入力操作部を備えていない現金処理装置(モニターレスATM)を用いた現金取引処理が開示されている。特許文献1の記載技術は、携帯電話が、近距離無線通信により取引データを現金処理装置に送信して取引開始を要求し、現金処理装置が携帯電話を介してホスト装置との間で取引電文の授受を行なう。
また例えば、モバイルバンキングやインターネットバンキング等の仕組みを利用して、携帯端末が取引内容をデータ化したQRコード(登録商標)を取得し、顧客が携帯端末を現金処理装置にかざし、現金処理装置が読み取ったQRコードに基づいて現金取引を行なうものある。
しかしながら、従来のモニターレスATMが明細票発行機能を搭載していない場合には、行った取引に基づく明細票を発行する事ができなかった。また、特許文献1に記載のモニターレスATMのように明細票発行機能を搭載した場合には、その分だけ構成が複雑になり、簡易的な構成(最小限の構成)のATMを実現するというモニターレスATMの趣旨に反することになる。つまり、明細票の発行は任意であって、全ての顧客にとって、明細票の発行が必要な訳ではない。
そのため、現金処理装置(モニターレスATM)の構成を複雑化すること無く、必要に応じて顧客が明細票を取得できる情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置が望まれている。
第1の本発明の情報通信システムは、(1)オフライン状態の現金処理装置と、(2)上記現金処理装置に対して取引内容を表すコード情報を与えて上記現金処理装置に取引をさせる携帯端末と、(3)上記携帯端末からの登録要求に基づいて、上記取引内容の事前登録を行うオンラインバンキングサーバと、(4)上記取引内容を識別する識別情報に基づいて、上記オンラインバンキングサーバから上記取引内容を取得する取引処理部と、上記取引処理部が取得した取引内容を紙媒体に印字した後、上記紙媒体を発行する紙媒体処理部とを有する自動取引装置とを備えることを特徴とする。
第2の本発明は、(1)オフライン状態の現金処理装置と、上記現金処理装置に対して取引内容を表すコード情報を与えて上記現金処理装置に取引をさせる携帯端末と、上記携帯端末からの登録要求に基づいて、上記取引内容の事前登録を行うオンラインバンキングサーバと、上記取引内容を識別する識別情報に基づいて、上記オンラインバンキングサーバから上記取引内容を取得し、取得した上記取引内容を紙媒体に印字した後、上記紙媒体を発行する自動取引装置とを備える情報通信システムにおける現金処理装置であって、(2)上記コード情報を読み取るコード読取部と、(3)上記コード情報を読み取ると、上記取引内容に基づき所定の取引を実行する取引処理部とを備えることを特徴とする。
第3の本発明は、(1)携帯端末からの登録要求に基づいて取引内容が事前登録されたオンラインバンキングサーバに対してオフライン状態で所定の取引を行う現金処理装置の代わりに、紙媒体の発行を行う自動取引装置であって、(2)上記取引内容を識別する識別情報に基づいて、上記オンラインバンキングサーバから上記取引内容を取得する取引処理部と、(3)上記取引処理部が取得した上記取引内容を上記紙媒体に印字した後、上記紙媒体を発行する紙媒体処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、現金処理装置(モニターレスATM)の構成を複雑化すること無く、必要に応じて顧客が明細票を取得できる。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、本発明に係る情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態では、例えばインターネットバンキングやモバイルネットワーキング(以下では、「オンラインバンキング」と呼ぶ。)などを利用して、予約登録した取引内容をコード化し、現金処理装置がコード情報を読み取って現金取引を行なうシステムに、本発明を適用する場合を例示する。
(A−1−1)全体構成
図1は、第1の実施形態に係る取引処理システム(情報通信システム)の全体構成を示す全体構成図である。
図1は、第1の実施形態に係る取引処理システム(情報通信システム)の全体構成を示す全体構成図である。
図1において、第1の実施形態に係る取引処理システム9は、現金処理装置1、携帯端末2、連携サーバ3、インターネットバンキングサーバ(以下、「IBサーバ」とも呼ぶ。)4、ホストサーバ5、及びATM6を有する。図1に示すネットワーク7は、例えば無線通信網であり、携帯端末2と連携サーバ3との間で情報を授受する通信網である。
現金処理装置1は、少なくともホストサーバ5との間で取引に係る電文を直接授受できない状態(すなわち、オフライン状態)にある装置である。ここで、オフライン状態とは、ホストサーバ5に対して通信できない状態を意味する。
現金処理装置1は、外観構成として、現金の挿入または排出を行なう入出金部11と、コード読取部12とを有する。コード読取部12に携帯端末2がかざされ、コード読取部12が携帯端末2に表示されるコード情報を読み取り、現金処理装置1はコード情報に基づいて復元した取引データに基づいて取引処理を実施する。
ここで、第1の実施形態では、現金処理装置1が、タッチパネルディスプレイ等の操作表示部を備えていないモニターレスATMである場合を例示する。モニターレスATMは、操作表示部を備えていないため小型にすることができ、例えば現金処理装置1を車両等に搭載することができ移動型店舗として活用することができる。
携帯端末2は、ネットワーク7を通じて、連携サーバ3と接続可能であり、連携サーバ3を介して、インターネットバンキングにより、取引内容を予約登録し、その取引内容を示すコード情報(例えば、二次元コード等)を取得し、このコード情報(例えば、二次元コード)を記憶する。
また、携帯端末2は、コード情報を表示画面に表示することができる。上述したように、取引を行なう際、顧客が、現金処理装置1のコード読取部12に、コード情報を表示している携帯端末2をかざして、予約登録した取引内容の取引を実施する。
携帯端末2は、通信機能、操作表示部を有する端末であれば、様々な端末を適用することができ、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話機、ゲーム端末、電子書籍端末、ウェラブル端末等を適用できる。携帯端末2は、インターネットバンキングを利用したアプリケーションソフトウェアをインストールして実施することにより取引処理を実施することができる。
連携サーバ3は、インターネットバンキングの仕組みと連携をとるため、IBサーバ4及びホストサーバ5と接続可能であり、IBサーバ4との間で取引に関する情報を授受するものである。また、連携サーバ3は、ネットワーク7を通じて、携帯端末2との間で情報の授受を行なう。
IBサーバ4は、インターネットバンキングシステムを実行するサーバである。IBサーバ4によるインターネットバンキングの詳細な仕組みは、既存技術を広く適用することができ、ここでの詳細な説明は省略する。IBサーバ4は、連携サーバ3を通じて、携帯端末2から予約登録する取引内容を含む取引実行の許可要求信号を受信し、この取引実行の許可要求信号をホストサーバ5に送信して、当該取引実行の許可要求信号を送信する。また、IBサーバ4は、ホストサーバ5により取引実行の許可応答を取得すると、その取引実行の許可応答を連携サーバ3に送信する。
ホストサーバ5は、例えば、IBサーバ4から受信した携帯端末2からの取引に関するデータに基づいて取引実行を許可するか否かを判断し、許可する場合、取引実行の許可応答をIBサーバ4に送信する。
ATM6は、従来の一般的なATMの機能に加えて、現金処理装置1(モニターレスATM)による取引について、明細票の発行(明細票発行の代替)を行う機能を有する。
(A−1−2)携帯端末2の詳細な構成
図2は、第1の実施形態に係る携帯端末2の内部構成を示す内部構成図である。
図2は、第1の実施形態に係る携帯端末2の内部構成を示す内部構成図である。
図2に示すように、携帯端末2は、制御部21、近距離無線通信部22、無線通信部23、表示部24、操作部25を有する。
近距離無線通信部22は、近距離無線通信を行なうものであり、現金処理装置1との間で情報を授受するものである。近距離無線通信部22が、現金処理装置1の近距離無線通信部17に対応する通信規格技術を適用することができ、例えば、NFC規格化技術やBluetooth(登録商標)規格化技術等を適用することができる。
無線通信部23は、ネットワーク7を通じて、連携サーバ3との間で情報の授受を行なうものである。
表示部24は、制御部21の制御により、携帯端末2の状態や取引に必要な画面を表示するディスプレイであり、例えば、インターネットバンキングで登録した取引内容のデータを含むコード情報を表示する。操作部25は、顧客操作を受け付けるものである。表示部24と操作部25は、タッチパネル型ディスプレイであってもよいし、それぞれ別の構成要素であってもよい。
制御部21は、携帯端末2の各種機能を司るものである。制御部21のハードウェア構成は、図示しないが、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース等を有し、CPUが、ROMに記憶されるアプリケーションソフトウェア(プログラム)を実行することにより、携帯端末2の各種機能を実現する。なお、アプリケーションソフトウェアをインストールすることにより携帯端末2の各機能を構築するようにしてもよく、その場合でもプログラムは図1に例示する各ブロックの構成要素として示すことができる。
制御部21は、少なくとも、登録部211、取引実行部212としての機能を有する取引処理部210を有する。取引処理部210は、アプリケーションソフトウェアとすることができ、制御部21にインストールされることで実行されるようにしてもよい。
登録部211は、インターネットバンキングにより、顧客が希望する取引内容を連携サーバ3(IBサーバ4、ホストサーバ5)に登録する。例えば、顧客操作により取引処理部210が起動し、取引内容が入力されると、登録部211は、無線通信部23を通じて連携サーバ3にアクセスして、事前に取引内容を連携サーバ3(IBサーバ4、ホストサーバ5)に登録する。
連携サーバ3に登録する内容は、そのインターネットバンキングの態様により、特に限定されないが、取引種別(科目)、金融機関名、店番号、口座番号、口座名義人、取引額(金種枚数を含むようにしてもよい。)、有効期限、取引日時等の全て又は一部を含む情報とすることができる。
取引実行部212は、連携サーバ3(IBサーバ4、ホストサーバ5)に事前登録した取引を実行する。例えば、取引実行部212は、操作部25からコード情報の表示指示(「取引実行指示」とも呼ぶ。)が入力されると、連携サーバ3(IBサーバ4、ホストサーバ5)に対して実行電文(「取引実行電文」とも呼ぶ。)を送信する。
そして、連携サーバ3(IBサーバ4、ホストサーバ5)から実行許可(「取引実行許可」とも呼ぶ。)を受信すると、取引実行部212は、事前登録した取引のコード情報を、表示部24に表示する。
ここで、実行許可の電文には、事前登録した取引内容が含まれるようにしてもよく、例えば、インターネットバンキングにおける予約登録番号、取引種別、科目、金融機関名、店番号、口座番号、口座名義人、取引額(金種枚数を含むようにしてもよい。)、有効期限、取引日時等の全て又は一部を含む情報とすることができる。
取引実行部212は、上記のような実行許可の電文に含まれる登録情報を、コード化して得たコード情報を、表示部24に表示する。
また、取引実行部212は、支払等の取引が完了すると、取引データを一意に識別する取引番号を表示する。この取引番号は、後述するATM6の明細票発行取引において使用される。
(A−1−3)現金処理装置1の詳細な構成
図3は、第1の実施形態に係る現金処理装置1の内部構成を示す内部構成図である。
図3は、第1の実施形態に係る現金処理装置1の内部構成を示す内部構成図である。
図3において、現金処理装置1は、制御部10、入出金部11、コード読取部12、複数のカセット13−1〜13−n(nは整数)、リジェクトカセット14、鑑別部15、一時保管部16、近距離無線通信部17、記憶部18、搬送路19を有する。
搬送路19は、入出金部11、各カセット13−1〜13−n、リジェクトカセット14、一時保管部16と接続されており、入金又は出金(支払い)される紙幣を搬送するものである。搬送路19は、搬送ベルトや搬送ローラ等で構成されており、正逆方向に紙幣を搬送することができる。また、搬送路19の分岐点には切り替えブレードが設けられており、切り替えブレードが搬送路19を切り替えることにより、紙幣の搬送先を切り替えることができる。また、搬送路19には、紙幣の走行状態を監視するため、複数のセンサが配置されている。
入出金部11は、紙幣を排出したり、紙幣を挿入したりするものである。
各カセット13−1〜13−nは、紙幣を収納する紙幣収納部である。各カセット13−1〜13−nは、筐体の内部に、上下方向に可動して紙幣を載置するステージや、各ローラ等により構成される。各カセット13−1〜13−nは、入金された紙幣を収納する入金専用カセット、予め収納されている紙幣を搬送路19に繰り出す出金用カセット、入金時には紙幣を収納すると共に、出金時には収納されている紙幣を搬送路19に繰り出す入出金用カセット(いわゆるリサイクル型カセット)等を適用することができる。各カセット13−1〜13−nの機能は運用に応じて適宜決めることができ、例えば全てのカセット13−1〜13−nを入出金用カセットとする等のように一律ではなく、一部が入金専用カセットであり、その他が入出金カセット等のように組み合わせて利用してもよい。また、各カセット13−1〜13−nの用途についても使用することができ、例えば、金種毎に紙幣を収納するようにしてもよいし、又例えば、複数のカセットのうち一部が、金種に限らず複数の金種の紙幣を収納できるようにしてもよい。
リジェクトカセット14は、鑑別部15により正常でないと判定された紙幣を収納するものである。
鑑別部15は、通過する媒体(紙幣)の真偽判定、正損判定、金種判定、枚数計数等を行なうものである。鑑別部15は、例えば、光学センサやカメラ等を有しており、撮像された画像の特徴と、図示しない紙幣鑑別データベースに登録されている画像とを照合して、通過する紙幣が正常であるか否かを判定する。
一時保管部16は、入出金部11に投入された紙幣を一時的に保管する収納部である。
近距離無線通信部17は、例えば、NFC(Near Field Communication)規格化技術やBluetooth規格化技術等を適用することができる。近距離無線通信部17は、近距離無線通信により携帯端末2との間で情報を授受する。
コード読取部12は、例えばバーコード等の一次元コードや、QRコード等の二次元コード等の様々なコード情報を読み取るものである。コード読取部12は、携帯端末2の表示画面に表示されているコード情報を読み取り、コード情報に基づいて取引データに復元し、その取引データを制御部10に与える。コード情報が二次元コードである場合、コード読取部12は、例えば二次元コードを撮像し、データ(取引データ)を復元して制御部10に与える。
制御部10は、コード読取部12により読み取られた取引データに基づいて、取引処理を行なう。また、制御部10は、取引結果を履歴として記憶部18に記憶する。
記憶部18は、取引結果としての取引情報や、制御部10に実行される処理プログラム等を記憶するものである。
図4は、第1の実施形態に係る現金処理装置1の制御系の構成を示す構成図である。
制御部10は、現金処理装置1の各種機能を司るものである。制御部10のハードウェア構成は、図示しないが、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース等を有し、CPUが、ROMに記憶される処理プログラムを実行することにより、現金処理装置1の各種機能を実現する。なお、処理プログラムをインストールすることにより各処理を構築するようにしてもよく、その場合でも処理プログラムは図4に例示する各ブロックの構成要素として示すことができる。
図4に示すように、制御部10は、主制御部100、搬送モータ制御部110、カセット制御部120、入出金部制御部130を有する。
主制御部100は、取引情報読取部101、取引処理部102を有する。
取引情報読取部101は、コード読取部12から取引データ(取引情報)を取得するものである。
取引処理部102は、現金処理装置1が実施可能な取引処理を行なうものである。現金処理装置1において実施可能な取引種類は、特に限定されるものではなく、例えば、引き出し等の出金取引、預け入れ等の入金取引、現金を用いた振り込みや振替等がある。
搬送モータ制御部110は、搬送路19に配置されている搬送ベルトやローラなどを駆動する搬送モータ(図示しない)に対して駆動制御するものである。
カセット制御部120は、各カセット13−1〜13−n、リジェクトカセット14の動作を制御するものである。
入出金部制御部130は、入出金部11に設けられている機構駆動部(図示しない)の動作を制御するものである。
(A−1−4)ATM6の詳細な構成
図5は、第1の実施形態のATM6の制御系の構成を示す構成図である。図6は、第1の実施形態のATM6の外観の概略を示す図である。
図5は、第1の実施形態のATM6の制御系の構成を示す構成図である。図6は、第1の実施形態のATM6の外観の概略を示す図である。
ATM6は、制御部150、記憶部20、通信部30、操作表示部40、カード処理部50、紙幣処理部70、硬貨処理部80、及び紙媒体処理部としてのレシートプリンタ90を有している。
制御部150は、ATM6内の各部の動作を制御する機能を担っている。制御部150は、例えば、プロセッサやメモリ等を含むプログラムの実施構成に実施形態の取引プログラム等をインストールすることにより実現することができる。
制御部150は、取引処理部151を有している。取引処理部151は、顧客との取引を行うための情報処理(顧客への情報の提示や操作受付に伴う処理を含む)や取引処理に伴うATM6内の各構成要素の制御等を行う。
また、この実施形態の特徴として、取引処理部151は、携帯端末2を用いて現金処理装置1(モニターレスATM)で行った取引について、明細票発行の代替を行う機能を有する。取引番号を用いて明細票を発行する詳しい処理については動作の項で詳述する。
記憶部20は、制御部150が動作するために必要なプログラムやパラメータ等のデータを保持する記憶手段である。記憶部20としては、例えば、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の不揮発メモリが適用できる。
通信部30は、ネットワーク7を通じて、ホストサーバ5(連携サーバ3)との間で情報の授受を行なうものである。
操作表示部40は、取引時のユーザインタフェースの機能を担っている。操作表示部40に適用するデバイスの種類は限定されない。この実施形態のATM6では、操作表示部40としてタッチパネルディスプレイを適用するものとして説明する。ATM6では、操作表示部40に種々の画面(GUI(Graphical User Interface))を表示してユーザへの情報出力や、ユーザからの操作入力を受付けることが可能である。
カード処理部50は、制御部10の制御に応じて、顧客からカード入出口51に挿入されたカード(キャッシュカード等)を取り込んで当該カードの記録データ(磁気記録データ、ICチップ等に記録されたデータ)を読み込む処理等を行う。
紙幣処理部70は、制御部150からの制御に応じて紙幣の入金を受付けて格納する処理や、格納している紙幣の出金(排出)を行う。紙幣処理部70は、紙幣入出金口71で、紙幣の入金及び出金を行う。
硬貨処理部80は、制御部150からの制御に応じて硬貨の入金を受付けて格納する処理や、格納している硬貨の出金(排出)を行う。硬貨処理部80は、硬貨入出金口81で、硬貨の入金及び出金を行う。
明細票発行部としてのレシートプリンタ90は、取引内容を印字した明細書等を印刷してレシート排出口91から排出する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係る取引処理システム9における取引処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、第1の実施形態に係る取引処理システム9における取引処理を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図7は、第1の実施形態に係る取引処理システムの取引処理の動作を示すフローチャートである。
図8は、第1の実施形態に係る携帯端末2の表示画面の構成を示す構成図である。
携帯端末2には、インターネットバンキングを利用した取引処理を行なう取引処理部210(アプリケーションソフトウェア)がインストールされており、顧客操作により、当該アプケーションソフトウェアを起動する。
図8(A)〜図8(C)に示すように、携帯端末2では、メニュー画面が表示され、顧客により「新規取引登録」ボタン502を選択し(S101)、希望取引である「支払(お引き出し)」を選択し、「金額」を選択する(S102)。なお、ここでは、金融機関名、店番号、口座番号、口座名義人等の設定登録の詳細な設定方法については説明していないが、予め登録されているものとする。
携帯端末2において新規の取引内容の選択が行われると、入力された取引内容を示す取引データが連携サーバ3に送信される(S103)。連携サーバ3では取引データを受信し(S104)、IBサーバ4に取引データを送信して、取引の予約登録を行なう。
連携サーバ3は、予約登録された取引データをデータベースに登録し(S105)、予約登録した内容を含むコード情報を携帯端末2に送信する(S106)。
取引データを予約登録した旨の応答が携帯端末2に受信されると(S107)、携帯端末2の表示画面はメニュー画面に戻る。
次に、顧客が、事前登録した取引内容で現金処理を実施するときの処理を説明する。
顧客は、操作部25を操作して、アプリケーションソフトとして取引処理部210を起動する。そして、携帯端末2のメニュー画面が表示されると、そのメニュー画面において「登録QR表示」ボタン501を選択する(S108)。
そして、取引実行電文が連携サーバ3に送信され(S109)、連携サーバ3は取引実行電文を受信する(S110)。
なお、連携サーバ3は取引実行電文をIBサーバ4に送信して、インターネットバンキングの仕組みにより、取引実行の許可をIBサーバ4及びホストサーバ5に要求する。このインターネットバンキングの仕組みは、既存技術により、種々の方法を適用することができるので、ここでの詳細な説明は省略する。
IBサーバ4及びホストサーバ5により取引実行の許可が得られると、連携サーバ3は、取引実行の許可を示す実行許可応答を携帯端末2に送信する(S111)。
携帯端末2が実行許可応答を受信すると(S112)、図8(D)に示すように、取引データをコード化したコード情報(ここでは、二次元コードであるQRコードとする。)が表示画面に表示される(S113)。
そして、顧客が、二次元コードが表示されている携帯端末2を、現金処理装置1のコード読取部12にかざす(S114)。
現金処理装置1では、コード読取部12が二次元コードを読み取り(S115)、コード読取部12が二次元コードに基づいて取引データを復元する。そして、制御部10の取引処理部102が、取引データに基づいて、予約された取引処理を行なう。この例の場合、「3万円の引き出し」取引が予約されたので、対応するカセット13から1万円紙幣が1枚ずつ、搬送路19に繰り出され、鑑別部15が紙幣計数を行ない、各紙幣が入出金部11に排出(放出)される(S116)。
顧客は放出された紙幣を抜取る(S117)。携帯端末2では、図8(E)に示すように、完了した取引に伴う取引番号が表示画面に表示される(S118)。
現金処理装置1では、図示しないセンサ等により紙幣抜き取りを確認して、取引を終了する(S119)。
次に、取引番号を用いて、ATM6から明細票を発行する際の動作について説明を行う。
図9は、第1の実施形態に係る取引処理システム9における取引処理(明細票発行)の動作を示すフローチャートである。図10は、第1の実施形態に係るATM6の表示画面の構成を示す構成図である。
図10(A)に示すように、ATM6では、メニュー画面が表示され、顧客により「明細票発行」ボタン607が選択され(S201)、キャッシュカードをカード入出口51に挿入後(S202)、暗証番号が入力される(S203)。
そして、図10(B)に示すように、ATM6では、明細票発行画面が表示され、取引番号入力欄608に取引番号が入力される(S204)。入力された取引番号に係る照会電文がホストサーバ5及び連携サーバ3に送信され(S205)、ホストサーバ5及び連携サーバ3は照会電文を受信する(S206)。
ホストサーバ5及び連携サーバ3では、照会電文(取引番号)に基づく取引が成立し、取引明細(取引明細票)が未発行の場合には、取引明細データを生成し(S207)、当該取引明細データと共に、明細票発行の許可を示す信号(照会許可)をATM6に送信する(S208)。なお、ホストサーバ5及び連携サーバ3では、既に明細票が発行済み、又は該当の取引が成立していない場合にはATM6に照会拒否を送信する。
照会許可がATM6に受信されると(S209)、ATM6は図10(C)に示すような、取引内容を確認する明細票発行画面を表示する。顧客により「確認」ボタン612が選択されると(S210)、ATM6は、ホストサーバ5及び連携サーバ3に明細票を発行する旨の情報(実行電文)を送信する(S211)。
ホストサーバ5及び連携サーバ3は、実行電文を受信すると(S212)、データベースに当該取引明細は発行済みである事を記録し(S213)、ATM6に実行許可を送信する(S214)。
ATM6は、実行許可を受信すると(S215)、レシートプリンタ90により支払金額情報を明細票に印字する制御を行う(S216)。
ATM6は、キャッシュカードをカード入出口51より排出し、また印字した明細票をレシート排出口91から排出し、取引を終了する(S217、S218)。なお、ATM6は、ホストサーバ5及び連携サーバ3から照会拒否を受信した場合、又は図10(C)の画面にて取消ボタン611が選択された場合には明細票発行の取引を打ち切りとする。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、現金処理装置1(モニターレスATM)にて取引実施後に、取引番号を表示する事とした。そして、ATM6にて「明細票発行」取引の際、取引番号を入力し、ホストサーバ5及びATM6に照会を行い、ATM6にて明細票を発行する事が可能となった。
以上のように、第1の実施形態によれば、現金処理装置1(モニターレスATM)にて取引実施後に、取引番号を表示する事とした。そして、ATM6にて「明細票発行」取引の際、取引番号を入力し、ホストサーバ5及びATM6に照会を行い、ATM6にて明細票を発行する事が可能となった。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明に係る情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態に係る取引処理システム9の全体構成は、第1の実施形態の図1に示す構成と同一又は対応する。また、携帯端末2、現金処理装置1及びATM6の構成も、第1の実施形態の図2〜6に示す構成要素と同一又対応する。従って、第2の実施形態でも、図1〜図6を用いて説明する。
第2の実施形態に係る取引処理システム9の全体構成は、第1の実施形態の図1に示す構成と同一又は対応する。また、携帯端末2、現金処理装置1及びATM6の構成も、第1の実施形態の図2〜6に示す構成要素と同一又対応する。従って、第2の実施形態でも、図1〜図6を用いて説明する。
第2の実施形態は、携帯端末2における制御部21の取引処理部210の機能、及びATM6の制御部150の取引処理部151の機能が、第1の実施形態と異なる。
第1の実施形態の取引実行部212は、先述のステップS118の処理において、取引番号の表示を行っていた。そして、この取引番号は、ATM6の明細票発行の際に使用された。第2の実施形態では取引番号の代わりに、端末情報を用いて、明細票発行の処理を行う点が異なる。端末情報は、携帯端末2を一意に識別するための情報であり、例えば、数字、若しくは文字、又は数字と文字の組み合わせ等で構成される。また、端末情報は、例えば携帯端末2に、インターネットバンキングを利用したアプリケーションソフトウェアをインストールした際に、インストールした携帯端末2に紐づく端末情報が連携サーバ3(及びホストサーバ5)に記憶される。端末情報は、連携サーバ3(及びホストサーバ5)のデータベースに記憶される取引データに関連して記憶される。
取引実行部212は、連携サーバ3(又はホストサーバ5)に端末情報の照会を行うことにより、自身の端末情報を取得できる。
第2の実施形態の取引処理部151は、端末情報を用いて、現金処理装置1(モニターレスATM)で行った取引について、明細票発行の代替を行う機能を有する。第2の実施形態の端末情報を用いて明細票を発行する詳しい処理については動作の項で詳述する。
(B−2)第2の実施形態の動作
図11は、第2の実施形態に係る取引処理システム9における取引処理(明細票発行)の動作を示すフローチャートである。
図11は、第2の実施形態に係る取引処理システム9における取引処理(明細票発行)の動作を示すフローチャートである。
図11において、第1の実施形態の図9の処理と同一又は対応する処理には、図9における番号と同一の番号を付している。
図11において、ステップS201〜S203、ステップS211〜S218の処理は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。以下では、第1の実施形態と異なる端末情報を用いる処理(S301〜313の処理)について説明を行う。
図12は、第2の実施形態に係る携帯端末2の表示画面の構成を示す構成図である。また、図13は、第2の実施形態に係るATMの表示画面の構成を示す構成図である。
図12(A)に示すように、携帯端末2では、メニュー画面が表示され、顧客により「端末情報確認」ボタン701が選択されると(S301)、連携サーバ3に照会電文が送信される(S302)。連携サーバ3では照会電文を受信すると、顧客の取引端末に係る端末情報を携帯端末2に送信する(S304)。
携帯端末2は連携サーバ3から応答を受信すると(S305)、図12(B)に示すように、端末情報を表示する(S306)。携帯端末2では、顧客により「戻る」ボタン702が選択されると、メニュー画面に遷移する(戻る)。
次に、取得した端末情報を用いて明細票を発行する処理について説明を行う。
ステップS201〜S203の処理の後、図13(A)に示すように、ATM6では、明細票発行画面が表示され、端末情報入力欄704に端末情報が入力される(S307)。入力された端末情報に係る照会電文がホストサーバ5及び連携サーバ3に送信され(S308)、ホストサーバ5及び連携サーバ3は照会電文を受信する(S309)。
ホストサーバ5及び連携サーバ3では、照会電文(端末情報)に基づく、直近の明細票未発行の取引明細を検索し、該当する取引明細が存在する場合には取引明細データを生成(複数存在する場合には、複数生成)する(S310)。そして、ホストサーバ5及び連携サーバ3は、生成した取引明細データと共に、照会許可をATM6に送信する(S311)。
照会許可がATM6に受信されると(S310)、ATM6は、受信した取引明細データが1件の場合には、先述の図10(C)に示すような、取引内容を確認する明細票発行画面を表示する。
一方、ATM6は、受信した取引明細データが複数件の場合には、図13(B)に示すような、取引内容(複数件分)を確認する明細票発行画面を表示する。顧客により「確認」ボタン706(図13(B)の例では、「確認」ボタン706−1又は706−2)が選択されると、選択された取引明細に基づく明細票を発行する旨の情報(実行電文)を送信する。以降の動作は、第1の実施形態と同様であるので省略する。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、携帯端末2において、連携サーバ3から端末情報を取得し、取得した端末情報を表示する事とした。そして、ATM6にて「明細票発行」取引の際、端末情報を入力し、ホストサーバ5及び連携サーバ3に照会を行い、顧客に照会した内容(取引明細)を確認させた上で、ATM6にて明細票を発行する事が可能となった。また、該当する取引明細が複数存在する場合には、ATM6の画面に複数件表示し、確認ボタンを押下することで任意の1明細を選択させ、ATM6にて明細票を発行する事が可能となった。
以上のように、第2の実施形態によれば、携帯端末2において、連携サーバ3から端末情報を取得し、取得した端末情報を表示する事とした。そして、ATM6にて「明細票発行」取引の際、端末情報を入力し、ホストサーバ5及び連携サーバ3に照会を行い、顧客に照会した内容(取引明細)を確認させた上で、ATM6にて明細票を発行する事が可能となった。また、該当する取引明細が複数存在する場合には、ATM6の画面に複数件表示し、確認ボタンを押下することで任意の1明細を選択させ、ATM6にて明細票を発行する事が可能となった。
(C)第3の実施形態
次に、本発明に係る情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明に係る情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(C−1)第3の実施形態の構成
第3の実施形態に係る取引処理システム9の全体構成は、第1の実施形態の図1に示す構成と同一又は対応する。また、携帯端末2、現金処理装置1及びATM6の構成も、第1の実施形態の図2〜6に示す構成要素と同一又対応する。従って、第3の実施形態でも、図1〜図6を用いて説明する。
第3の実施形態に係る取引処理システム9の全体構成は、第1の実施形態の図1に示す構成と同一又は対応する。また、携帯端末2、現金処理装置1及びATM6の構成も、第1の実施形態の図2〜6に示す構成要素と同一又対応する。従って、第3の実施形態でも、図1〜図6を用いて説明する。
第3の実施形態は、ATM6の制御部150の取引処理部151の機能が、第1の実施形態と異なる。
第1、2の実施形態では、ATM6の明細票発行の際に、取引番号又は端末情報を用いて、連携サーバ3及びホストサーバ5に取引明細の照会を行っていた。第3の実施形態では、取引処理部151は顧客から入力された情報に基づいて、連携サーバ3及びホストサーバ5に取引明細の照会を行う点が異なる。入力される情報は、取引明細を特定できれば、入力される情報の数及び種類は問わないが、この実施形態では、現金処理装置1(モニターレスATM)で取引を行った日付及び金額情報を用いる場合を例示する。第3の実施形態の入力情報を用いて明細票を発行する詳しい処理については動作の項で詳述する。
(C−2)第3の実施形態の動作
図14は、第3の実施形態に係る取引処理システム9における取引処理(明細票発行)の動作を示すフローチャートである。
図14は、第3の実施形態に係る取引処理システム9における取引処理(明細票発行)の動作を示すフローチャートである。
図14において、第1の実施形態の図9の処理と同一又は対応する処理には、図9における番号と同一の番号を付している。
図14において、ステップS201〜S203、ステップS209〜S218の処理は、第1の実施形態と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。以下では、第1の実施形態と異なる入力情報を用いる処理(S401〜405の処理)について説明を行う。
図15は、第3の実施形態に係るATMの表示画面の構成を示す構成図である。
ステップS201〜S203の処理の後、図15に示すように、ATM6では、明細票発行画面が表示され、情報入力欄801に日付及び金額情報が入力される(S401)。入力情報に係る照会電文がホストサーバ5及び連携サーバ3に送信され(S402)、ホストサーバ5及び連携サーバ3は照会電文を受信する(S403)。
ホストサーバ5及び連携サーバ3では、照会電文(入力情報)に基づく、明細票未発行の取引明細を検索し、該当する取引明細が存在する場合には取引明細データを生成する(S404)。そして、ホストサーバ5及び連携サーバ3は、生成した取引明細データと共に、照会許可をATM6に送信する(S405)。以降の動作は、第1の実施形態と同様であるので省略する。
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、第3の実施形態によれば、ATM6にて「明細票発行」取引の際、取引金額と日付を入力し、ホストサーバ5及び連携サーバ3に照会を行い、顧客に照会した内容(取引明細)を確認させた上で、ATM6にて明細票を発行する事が可能となった。
以上のように、第3の実施形態によれば、ATM6にて「明細票発行」取引の際、取引金額と日付を入力し、ホストサーバ5及び連携サーバ3に照会を行い、顧客に照会した内容(取引明細)を確認させた上で、ATM6にて明細票を発行する事が可能となった。
(D)第4の実施形態
次に、本発明に係る情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置の第4の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
次に、本発明に係る情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置の第4の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(D−1)第4の実施形態の構成
第4の実施形態に係る取引処理システム9の全体構成は、第1の実施形態の図1に示す構成と同一又は対応する。また、携帯端末2、現金処理装置1及びATM6の構成も、第1の実施形態の図2〜6に示す構成要素と同一又対応する。従って、第4の実施形態でも、図1〜図6を用いて説明する。
第4の実施形態に係る取引処理システム9の全体構成は、第1の実施形態の図1に示す構成と同一又は対応する。また、携帯端末2、現金処理装置1及びATM6の構成も、第1の実施形態の図2〜6に示す構成要素と同一又対応する。従って、第4の実施形態でも、図1〜図6を用いて説明する。
第4の実施形態は、ATM6の取引処理部151の機能及びホストサーバ5及び連携サーバ3の処理が、第1の実施形態と異なる。
第1〜3の実施形態では、説明は省略したが、ATM6の出金取引(支払い取引)については、従来と同様な手法であった。第4の実施形態の出金取引では、ホストサーバ5及び連携サーバ3は、今回出金取引を行う出金取引の内容が、携帯端末2を用いて予約登録したデータ(登録取引データ)と、同一又は類似するか否か判定を行う。取引処理部151は、同一又は類似するデータについては顧客の選択により、登録取引データを削除する指示を行う。第4の実施形態の出金取引の詳しい処理については動作の項で詳述する。
(D−2)第4の実施形態の動作
図16は、第4の実施形態に係る取引処理システムの取引処理(出金取引)の動作を示すフローチャートである。図18は、第4の実施形態に係るATM6の表示画面の構成を示す構成図である。
図16は、第4の実施形態に係る取引処理システムの取引処理(出金取引)の動作を示すフローチャートである。図18は、第4の実施形態に係るATM6の表示画面の構成を示す構成図である。
図10(A)に示すように、ATM6では、メニュー画面が表示され、顧客により「出金」ボタン601が選択され(S501)、キャッシュカードをカード入出口51に挿入後(S502)、暗証番号が入力される(S503)。そして、図示しない取引金額(出金金額)入力画面が表示され、取引金額が入力される(S504)。出金金額の情報を含む取引情報(照会電文)がホストサーバ5及び連携サーバ3に送信され(S505)、ホストサーバ5及び連携サーバ3は照会電文を受信する(S506)。
ホストサーバ5及び連携サーバ3では、今回の取引(ATM取引情報)と同様の現金処理装置1(モニターレスATM)での登録取引が存在するか否かを、登録取引データとATM取引情報とを比較することにより判定する(S507)。図17は、第4の実施形態に係る登録取引データ及びATM取引情報の比較条件を示す図である。例えば、ホストサーバ5及び連携サーバ3は、登録取引データ及びATM取引情報について、「取引金額」、「取引種別」、「口座情報(金融機関)」、「口座情報(支店番号)」、「口座情報(科目)」、「口座情報(口座番号)」の各項目の値が一致し、かつATM取引情報の「取引データ登録日」の項目の値が登録取引データの値以上の場合に、登録取引データ及びATM取引情報は同様の取引と判定する。
ホストサーバ5及び連携サーバ3は、照会結果を送信する(S508)。
照会結果がATM6に受信され(S509)、ATM6は今回の取引と同様の取引(登録取引データ)が存在する場合には、図18に示すように、顧客に登録取引データ削除確認画面を表示する。顧客により「確認」ボタン903が選択されると(S510)、ATM6は、ホストサーバ5及び連携サーバ3に登録取引データを削除して取引を継続する旨の情報(実行電文)を送信する(S511)。一方、顧客により「取消」ボタン902が選択されると、ATM6は、ホストサーバ5及び連携サーバ3に登録取引データを削除しないで取引を継続する旨の情報(実行電文)を送信する。なお、ATM6は今回の取引と同様の取引(登録取引データ)が存在しない場合には、データ削除確認画面を表示せずに、「取消」ボタン902が選択された場合と同様の処理を行う。
ホストサーバ5及び連携サーバ3は、実行電文を受信すると(S512)、実行電文の内容を確認する(S513)ホストサーバ5及び連携サーバ3は、実行電文に登録取引データを削除する旨の情報が記載されている場合には、データベースから登録取引データを削除する(S514)。ホストサーバ5及び連携サーバ3は、ATM6に取引実行許可を送信する(S515)。
ATM6は、実行許可を受信すると(S516)、紙幣処理部70、硬貨処理部80により出金する現金の制御を行うと共に、レシートプリンタ90により支払金額情報を明細票に印字する制御を行う(S517)。
ATM6は、キャッシュカードをカード入出口51より排出し、また印字した明細票をレシート排出口91から排出し、そして現金を紙幣入出金口71及び硬貨入出金口81から排出して、取引を終了する(S518、S519)。
(D−3)第4の実施形態の効果
第4の実施形態によれば、ATM6での取引と同様の現金処理装置1(モニターレスATM)の取引が登録されているか否かをホストサーバ5及び連携サーバ3に照会を行う事とした。そして、該当する取引があった場合には、ATM6の画面にその内容を表示し、削除して良いか否かを確認させた後に登録取引データを削除する事とした。これにより、連携サーバ3に登録した取引が残存したままになる事を防止する事が可能となった。
第4の実施形態によれば、ATM6での取引と同様の現金処理装置1(モニターレスATM)の取引が登録されているか否かをホストサーバ5及び連携サーバ3に照会を行う事とした。そして、該当する取引があった場合には、ATM6の画面にその内容を表示し、削除して良いか否かを確認させた後に登録取引データを削除する事とした。これにより、連携サーバ3に登録した取引が残存したままになる事を防止する事が可能となった。
(E)他の実施形態
上述した第1〜第4の実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
上述した第1〜第4の実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(E−1)第1〜第4の実施形態のそれぞれでは、各発明を容易に説明するため、各実施形態の特徴的な処理を例示した。しかし、第1〜第4の実施形態のそれぞれで説明した各処理を組み合わせるようにしても良い。
(E−2)第4の実施形態では、先述のステップS507の処理において、図17の判定条件を用いる例を説明した。変形例として、図17の判定条件の代わりに、図19の判定条件を使用する。図17と図19の判定条件の違いは、「取引金額」の条件である。即ち、ATM取引情報の「取引金額」の項目の値が登録取引データの値以上の場合に、登録取引データ及びATM取引情報は同様の取引と判定する。この意味は、ATM6の取引金額が登録取引データ(携帯端末2で予約した金額)よりも大きい場合には、携帯端末2の予約分も合わせて、今回の取引を実施していると解釈する意味合いである。
1…現金処理装置、2…携帯端末、3…連携サーバ、4…IBサーバ、5…ホストサーバ、6…ATM、7…ネットワーク、9…取引処理システム、10…制御部、11…入出金部、12…コード読取部、13…カセット、14…リジェクトカセット、15…鑑別部、16…一時保管部、17…近距離無線通信部、18…記憶部、19…搬送路、20…記憶部、21…制御部、22…近距離無線通信部、23…無線通信部、24…表示部、25…操作部、30…通信部、40…操作表示部、50…カード処理部、51…カード入出口、70…紙幣処理部、71…紙幣入出金口、80…硬貨処理部、81…硬貨入出金口、90…レシートプリンタ、91…レシート排出口、100…主制御部、101…取引情報読取部、102…取引処理部、110…搬送モータ制御部、120…カセット制御部、130…入出金部制御部、150…制御部、151…取引処理部、210…取引処理部、211…登録部、212…取引実行部。
Claims (8)
- オフライン状態の現金処理装置と、
上記現金処理装置に対して取引内容を表すコード情報を与えて上記現金処理装置に取引をさせる携帯端末と、
上記携帯端末からの登録要求に基づいて、上記取引内容の事前登録を行うオンラインバンキングサーバと、
上記取引内容を識別する識別情報に基づいて、上記オンラインバンキングサーバから上記取引内容を取得する取引処理部と、上記取引処理部が取得した上記取引内容を紙媒体に印字した後、上記紙媒体を発行する紙媒体処理部とを有する自動取引装置と
を備えることを特徴とする情報通信システム。 - 上記識別情報は、上記携帯端末を識別する端末情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
- 上記識別情報は、上記自動取引装置の入力部から入力された入力情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
- 上記入力情報は、上記携帯端末を介して上記現金処理装置が行った取引の日付及び取引金額に関する情報であることを特徴とする請求項3に記載の情報通信システム。
- 上記自動取引装置が出金取引を行う際、
上記オンラインバンキングサーバは、上記自動取引装置から、出金する金額情報を含む取引情報を受信すると、上記オンラインバンキングサーバに事前登録された上記取引内容である登録取引情報との比較を行い、所定の条件に合致した場合には、上記自動取引装置にその旨を通知し、
上記オンラインバンキングサーバは、上記自動取引装置からの指示により、所定の条件に合致した上記登録取引情報を削除する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報通信システム。 - 上記所定の条件は、少なくとも上記オンラインバンキングサーバに登録された上記取引情報の登録日付が、上記登録取引情報の登録日付以後であることを特徴とする請求項5に記載の情報通信システム。
- オフライン状態の現金処理装置と、上記現金処理装置に対して取引内容を表すコード情報を与えて上記現金処理装置に取引をさせる携帯端末と、上記携帯端末からの登録要求に基づいて、上記取引内容の事前登録を行うオンラインバンキングサーバと、上記取引内容を識別する識別情報に基づいて、上記オンラインバンキングサーバから上記取引内容を取得し、取得した上記取引内容を紙媒体に印字した後、上記紙媒体を発行する自動取引装置とを備える情報通信システムにおける現金処理装置であって、
上記コード情報を読み取るコード読取部と、
上記コード読取部が上記コード情報を読み取ると、上記取引内容に基づき所定の取引を実行する取引処理部と
を備えることを特徴とする現金処理装置。 - 携帯端末からの登録要求に基づいて取引内容が事前登録されたオンラインバンキングサーバに対してオフライン状態で所定の取引を行う現金処理装置の代わりに、紙媒体の発行を行う自動取引装置であって、
上記取引内容を識別する識別情報に基づいて、上記オンラインバンキングサーバから上記取引内容を取得する取引処理部と、
上記取引処理部が取得した上記取引内容を上記紙媒体に印字した後、上記紙媒体を発行する紙媒体処理部と
を備えることを特徴とする自動取引装置。
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JP2017172397A JP2019049772A (ja) | 2017-09-07 | 2017-09-07 | 情報通信システム、現金処理装置、及び自動取引装置 |
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