JP2017151626A - 貨幣処理装置及び貨幣処理システム - Google Patents

貨幣処理装置及び貨幣処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017151626A
JP2017151626A JP2016032225A JP2016032225A JP2017151626A JP 2017151626 A JP2017151626 A JP 2017151626A JP 2016032225 A JP2016032225 A JP 2016032225A JP 2016032225 A JP2016032225 A JP 2016032225A JP 2017151626 A JP2017151626 A JP 2017151626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
money
cassette
sales
store
change reserve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016032225A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6775964B2 (ja
Inventor
弘章 工藤
Hiroaki Kudo
弘章 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2016032225A priority Critical patent/JP6775964B2/ja
Publication of JP2017151626A publication Critical patent/JP2017151626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6775964B2 publication Critical patent/JP6775964B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】貨幣カセットを利用して売上金や店舗資金等の種類の異なる貨幣の受け渡しを行う。
【解決手段】売上金を入金するための貨幣処理装置を、貨幣を識別して計数する識別部と、脱着可能に設けられ、入金された貨幣を収納するためのカセットと、識別部で識別計数された売上金貨幣及び売上金以外の貨幣をカセットに収納するよう制御する制御部とによって構成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、貨幣処理装置に脱着可能に設けられた貨幣収納用のカセットを利用して、売上金や店舗資金等の種類の異なる貨幣の受け渡しを行うことができる貨幣処理装置及び貨幣処理システムに関する。
従来、店舗のバックオフィス等に設置され、店舗のレジから回収した貨幣(紙幣及び硬貨)を入金することができる貨幣処理装置が利用されている。例えば、特許文献1には、小売店舗で売上金入金機として利用される貨幣処理装置が開示されている。この貨幣処理装置には、脱着可能な貨幣カセットが設けられている。貨幣処理装置に入金した売上金を貨幣カセットに収納すれば、小売店舗から売上金を回収する警送会社は、貨幣処理装置から貨幣カセットを取り外して、そのまま警送会社の精算場所に運搬することができる。警送会社が運搬する貨幣カセットには店舗の売上金のみが収納されているので、精算場所では、貨幣カセットに収納されている貨幣を店舗売上金として処理することができる。
特開2005−276082号公報
しかしながら、上記従来技術では、売上金以外の貨幣の受け渡しに手間がかかる場合があった。例えば、店舗が、手元資金の一部等、売上金以外の貨幣の運搬を警送会社へ依頼する際に、この貨幣を、売上金のみを収納する貨幣カセットに収納することはできないため、店舗担当者は、警送会社の到着を待って貨幣を手渡しする必要があった。貨幣を手渡しする方法は、貨幣カセットを利用する方法に比べてセキュリティ上の問題もある。店舗と警送会社の間では、売上金以外にも店舗資金や釣銭準備金等、種類の異なる様々な貨幣の受け渡しが行われるため、売上金以外の貨幣についても、セキュリティ性を確保した簡便な方法で受け渡しを行いたいという要望があった。
本発明は、従来技術による問題点を解消するためになされたもので、貨幣を収納するカセットを利用して、売上金や店舗資金等の種類の異なる貨幣の受け渡しを容易に行うことができる貨幣処理装置及び貨幣処理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、売上金を入金するための貨幣処理装置であって、貨幣を識別して計数する識別部と、脱着可能に設けられ、入金された貨幣を収納するためのカセットと、前記識別部で識別計数された売上金貨幣及び売上金以外の貨幣を前記カセットに収納するよう制御する制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、売上金貨幣及び売上金以外の貨幣のいずれを入金するかを指定するための操作表示部をさらに備え、前記制御部は、前記操作表示部で行われた指定に基づいて、前記カセットに収納された売上金貨幣及び売上金以外の貨幣を区別して種類別に管理することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記カセットが取り外される際に、前記カセットに収納されている売上金以外の貨幣の種類及び種類別の金額を印字したジャーナルを出力するプリンタをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記カセットに収納されている売上金以外の貨幣の種類及び種類別の金額を外部装置へ送信する通信部をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、釣銭準備金の運搬を依頼するために該釣銭準備金を構成する貨幣の金種及び金種別枚数を指定する操作を前記操作表示部で受け付けて、前記操作表示部で指定された釣銭準備金の金額に相当する釣銭準備金元金を、前記売上金以外の貨幣として前記カセットに収納することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、前記釣銭準備金元金を収納した前記カセットが取り外されて、代わりのカセットが取り付けられると、該カセットに収納されている貨幣を前記識別部で識別計数して、識別計数結果と、先に前記操作表示部で指定された釣銭準備金の金種及び金種別枚数とが一致することを確認することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御部は、前記操作表示部で、売上金以外の貨幣の入金が指定された場合には、前記売上金以外の貨幣に加えて、該貨幣の運搬依頼にかかる手数料分の貨幣を前記カセットに収納することを特徴とする。
また、本発明は、貨幣処理システムであって、貨幣を識別して計数する識別部、脱着可能に設けられ、入金された貨幣を収納するためのカセット、及び前記識別部で識別計数された売上金貨幣及び売上金以外の貨幣を前記カセットに収納する制御部を有する貨幣処理装置と、前記貨幣処理装置で前記カセットに収納された売上金以外の貨幣に関する情報を取得して管理するサーバとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、貨幣処理システムであって、貨幣を識別して計数する識別部、脱着可能に設けられ、入金された貨幣を収納するための回収カセット、及び売上金を入金する処理では該売上金を前記回収カセットに収納して、釣銭準備金元金を入金する処理では、該釣銭準備金元金を前記回収カセットに収納すると共に、釣銭準備金を構成する貨幣として、前記釣銭準備金元金の金額分に相当する貨幣の金種及び金種別枚数の指定を受け付ける回収側制御部を有する回収側貨幣処理装置と、脱着可能に設けられた補充カセット、及び前記回収側貨幣処理装置で指定された釣銭準備金に関する情報を取得して、釣銭準備金を構成する貨幣を前記補充カセットに収納する補充側制御部を有する補充側貨幣処理装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、売上金を入金するための貨幣処理装置のカセットに、売上金以外の貨幣を収納して、カセットに収納されている種類の異なる貨幣を、店舗と警送会社との間で容易に受け渡すことができる。
図1は、店舗に設置された紙幣処理装置及び外部サーバを含む紙幣処理システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、紙幣処理装置の機能構成概略を示すブロック図である。 図3は、店舗から現金センターへ運搬する紙幣、及び現金センターから店舗へ運搬する紙幣を説明するための模式図である。 図4は、紙幣処理装置に2つのカセットを装着する例を示す模式図である。 図5は、店舗で行われる入金処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、警送会社でカセットを準備する処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、店舗の紙幣処理装置で出力されるジャーナルの例を示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る貨幣処理装置及び貨幣処理システムについて詳細に説明する。貨幣処理装置及び貨幣処理システムでは、紙幣と硬貨の少なくともいずれか一方を処理することができるが、硬貨は、紙幣と同様に処理することができるので、本実施形態では、紙幣を処理対象とする紙幣処理装置(貨幣処理装置)及び紙幣処理システム(貨幣処理システム)を例に説明する。貨幣の受け渡しを行う主体についても特に限定されないが、本実施形態では、店舗と警送会社との間で貨幣の受け渡しを行うものとする。また、警送会社は、現金センターと呼ばれる精算場所や銀行等の所定の拠点と店舗との間で貨幣を運搬するが、以下では現金センターと店舗との間で貨幣を運搬する場合を例に説明する。
図1は、店舗1に設置された紙幣処理装置2及び外部サーバ4を含む紙幣処理システムの構成例を示すブロック図である。紙幣処理装置2は、店舗1のバックオフィス等に設置され、店舗1のレジから売上金として回収した紙幣を入金するために利用される。店舗1内の紙幣処理装置2は、インターネット回線や専用回線等のネットワーク3を介して、外部サーバ4と通信可能に接続されている。なお、紙幣処理システムが、紙幣処理装置2と同様の構成を有する別の紙幣処理装置を含み、警送会社が、この紙幣処理装置を利用して、店舗との間で受け渡す貨幣を準備する場合もあるが詳細は後述する。
外部サーバ4は、警送会社が利用するサーバ装置である。外部サーバ4は、警送会社が店舗1から回収する紙幣の種類や金額等、回収紙幣に関する情報を紙幣処理装置2から受信して管理する機能を有する。警送会社は、外部サーバ4で管理されている情報を参照して、店舗1から回収する紙幣の種類や、種類毎の紙幣金額(紙幣枚数)等を認識することができる。
ここで、紙幣の種類とは、店舗1の売上金、店舗運営のために店舗1内で管理されている手元資金、店舗1のレジで釣銭用として使用するために営業開始前に準備される釣銭準備金、店舗1が警送会社へ紙幣運搬を依頼する際に支払う手数料等、紙幣の使用目的を示す情報である。本実施形態では、日本紙幣の万円券、千円券等、貨幣価値を示す情報は「金種」と呼んで、紙幣の「種類」と区別する。例えば、手数料として千円を支払う場合には、この紙幣の種類は手数料、金種は千円券となる。
図2は、紙幣処理装置2の機能構成概略を示すブロック図である。紙幣処理装置2は、紙幣を入出金する紙幣処理部20、入出金処理に係る操作を行うための操作表示部30、各種プログラム及びデータを保存するための記憶部40、ネットワーク3を介してデータを送受信する通信部50、及び紙幣処理に関する情報を印字したジャーナルを出力するプリンタ60と、これら各部を制御して本実施形態に記載する各機能及び動作を実現する制御部10とを有している。
紙幣処理部20は、入金する複数枚の紙幣を受け付けるための入金口21、出金する紙幣を排出するための出金口22、装置内の搬送路で紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部23、搬送路を搬送される紙幣の金種、真偽、正損等を識別する識別部24、紙幣を収納する収納部25及びカセット26を有している。収納部25は紙幣処理装置2内で固定された状態で利用されるのに対して、カセット26は紙幣処理装置2に対して脱着可能に設けられている。なお、図2では1つの収納部25を示しているが、紙幣処理装置2は複数の収納部25を有し、各収納部25に紙幣を金種別に収納するようになっている。また、カセット26については、紙幣処理装置2が、1つのカセット26を備える態様であってもよいし、2つ以上のカセット26を備える態様であってもよいが詳細は後述する。
入金処理時には、例えば、入金口21に受け付けた紙幣を1枚ずつ装置内の搬送路に取り込んで搬送部23で搬送し、識別部24で識別した後、識別結果に基づいて、対応する収納部25に金種別に収納する。また、出金処理時には、例えば、操作表示部30で出金するよう指定された金種及び金額分の紙幣を、対応する収納部25から搬送路に繰り出して搬送部23によって搬送し、出金口22に排出する。また、紙幣処理装置2から、店舗1の売上金を回収する際には、回収対象の紙幣が、収納部25から繰り出されて搬送部23によって搬送され、カセット26に収納されるようになっている。なお、以下では紙幣を例に説明するが、カセット26内には、紙幣以外に、商品券や小切手等の有価媒体を収納することも可能となっている。
操作表示部30は、例えばタッチパネル式の液晶表示装置から成り、紙幣処理に関する情報の出力表示や、紙幣処理に関する指示や設定等の情報入力を行うために利用される。記憶部40は、例えば半導体メモリやハードディスク等の不揮発性の記憶装置から成り、入出金処理を行うために必要な各種情報の保存に利用される。通信部50は、紙幣処理に関する情報や回収紙幣に関する情報を、外部サーバ4との間で送受信する機能を有する。
例えば、店舗1のレジを担当するレジ係は、店舗1の営業時間終了後等の所定タイミングで、自身の担当するレジから紙幣を回収し、回収した紙幣を持ってバックオフィスへ移動する。そして、回収紙幣を紙幣処理装置2に入金する入金処理を実行する。こうして、レジから回収した店舗1の売上金を紙幣処理装置2に入金することができる。
また、警送会社が、店舗1の売上金を紙幣処理装置2から回収する際には、回収対象となる売上分の紙幣を収納部25から繰り出してカセット26に収納した後、警送会社の担当者が、紙幣処理装置2からカセット26を取り外してカセットごと回収することができる。ただし、売上金入金時には売上金紙幣を収納部25に収納して、売上金回収時に売上金紙幣を収納部25からカセット26へ移動させる態様に限定されるものではなく、売上金入金時から売上金紙幣をカセット26に収納する態様であってもよい。カセット26には、売上金に加えて売上金以外の紙幣を収納することもできるが詳細は後述する。
紙幣処理装置2に、釣銭準備金等の紙幣を補充する場合には、警送会社の担当者が、釣銭準備金用の紙幣を収納したカセット26を店舗1まで運んでくる。このカセット26を紙幣処理装置2に装着すると、カセット26から繰り出された紙幣が搬送部23によって搬送され、識別部24で識別計数された後、識別結果に基づいて、対応する収納部25に金種別に収納される。こうして釣銭準備金として準備された紙幣が収納部25に収納されると、レジ係は、釣銭用の紙幣を紙幣処理装置2から出金してレジで使用することができる。
次に、カセット26(26a〜26f)を利用して行う紙幣処理について説明する。図3は、店舗1から現金センターへ運搬する紙幣、及び現金センターから店舗1へ運搬する紙幣を説明するための模式図である。図3(a)は、店舗1から現金センターへ運搬する紙幣を示し、図3(b)は、現金センターから店舗1へ運搬された紙幣を示している。
カセット26aを紙幣処理装置2に装着した状態で入金処理を行って、カセット26a内部に、売上金、釣銭準備金元金、余剰金、手数料等、種類の異なる紙幣を収納することができる(図3(a)参照)。ただし、売上金は、例えば店舗1の営業日に必ず入金されるのに対して、釣銭準備金元金、余剰金及び手数料については、店舗1で釣銭準備金が必要な場合や、余剰金の運搬が必要な場合にのみ入金される。
ここで、釣銭準備金元金とは、警送会社に、店舗1への運搬を依頼する釣銭準備金の金額分の紙幣である。例えば、千円券1000枚の釣銭準備金運搬を依頼する際には、釣銭準備金元金100万円が必要になる。余剰金とは、店舗1で管理している資金のうち所定金額を超えた分の紙幣である。手数料とは、釣銭準備金や余剰金の運搬を警送会社へ依頼する際に警送会社へ支払う手数料である。例えば、100万円分の釣銭準備金を店舗1へ運搬するよう依頼した際に、手数料として千円を支払う場合には、釣銭準備金元金と手数料を合計した合計100万1千円を入金してカセット26aに収納する。
紙幣処理装置2に紙幣を入金する際には、入金する紙幣の種類を指定してから入金処理が行われる。具体的には、売上金を入金する際には、操作表示部30で売上金の入金処理開始を指示する操作を行ってから売上金を入金する。
また、店舗1の担当者が、警送会社に釣銭準備金の運搬を依頼する際には、操作表示部30で所定操作を行って、釣銭準備金の運搬を依頼するために必要な情報の入力を開始する。例えば、釣銭準備金として、五千円券20枚、千円券100枚の合計20万円分の運搬を警送会社に依頼したい場合には、操作表示部30を操作して、釣銭準備金元金の入金処理実行を指定した後、続いて釣銭準備金を構成する紙幣の金種及び各金種の紙幣枚数(金額)を指定する。そして、釣銭準備金元金の20万円と、警送会社へ支払う手数料とを合計した金額分の紙幣を、紙幣処理装置2の入金口21から入金する。紙幣処理装置2に入金された釣銭準備金元金及び手数料分の紙幣は、識別部24で識別計数された後、カセット26a内へ収納される。
同様に、店舗1の担当者が、手元資金として店舗1内で管理している紙幣の一部を余剰金として現金センターへ運搬するよう警送会社に依頼する際には、操作表示部30で、余剰金の入金処理開始を指示する操作を行った後、余剰金及び手数料分の紙幣を入金口21から入金する。紙幣処理装置2に入金された余剰金及び手数料分の紙幣は、識別部24で識別計数された後、カセット26内へ収納される。
すなわち、紙幣処理装置2の操作表示部30で、入金する紙幣が、売上金、釣銭準備金元金及び余剰金のうち、いずれの種類の紙幣であるかを指定する操作が行われた後、紙幣の入金処理が行われる。そして、指定内容に基づいて、釣銭準備金元金を入金する処理では、釣銭準備金を構成する金種及び金種別枚数を指定する処理が求められる。また、釣銭準備金及び余剰金を入金する場合には、運搬を依頼する紙幣に加えて手数料の入金が求められるようになっている。
釣銭準備金元金の入金処理が実行されると、制御部10は、釣銭準備金を構成する紙幣の金種及び各金種の紙幣枚数、店舗1を特定可能な情報等を含む釣銭準備金情報を外部サーバ4へ送信する。警送会社では、外部サーバ4で受信した釣銭準備金情報に基づいて、釣銭準備金の運搬依頼があったことを認識して、釣銭準備金の運搬先となる店舗1、釣銭準備金を構成する紙幣の金種及び各金種の紙幣枚数等を確認する。
同様に、余剰金の入金処理が実行されると、制御部10は、余剰金を構成する紙幣の金種及び各金種の紙幣枚数、店舗1を特定可能な情報等を含む余剰金情報を外部サーバ4へ送信する。警送会社では、外部サーバ4で受信した余剰金情報に基づいて、余剰金の運搬依頼があったことを認識して、余剰金を回収する店舗1、余剰金を構成する紙幣の金種及び各金種の紙幣枚数等を確認する。
紙幣処理装置2内では、制御部10が、入金処理の実行者を特定する情報、入金日時、入金された紙幣の種類、入金された紙幣の金種及び各金種の紙幣枚数(金額)を含む識別計数結果、釣銭準備金情報を外部サーバ4へ送信した日時、余剰金情報を外部サーバ4へ送信した日時等の情報を、記憶部40に保存して管理している。これにより、記憶部40の情報を参照すれば、カセット26aに収納された売上金、釣銭準備金元金、余剰金及び手数料等の各種類の紙幣の金種と、金額の内訳とを確認できるようになっている。また、記憶部40で管理されている情報から、警送会社へ釣銭準備金の運搬を依頼した日時、余剰金の運搬を依頼した日時を確認することも可能となっている。
警送会社では、店舗1から釣銭準備金の運搬を依頼された場合には、店舗1で指定された金種及び枚数の釣銭準備金を収納したカセット26b(図3(b)参照)を準備する。なお、釣銭準備金の運搬依頼は受けずに、余剰金の運搬依頼のみを受けた場合には、紙幣処理装置2から回収するカセット26aと入れ替えて紙幣処理装置2に装着する空のカセットを準備する。
そして、警送会社の担当者は、店舗1から売上金を回収するため、釣銭準備金を収納したカセット26bを持って店舗1へ向かう。店舗1に到着した警送会社の担当者は、紙幣処理装置2の操作表示部30で所定操作を行って、カセット26aの回収処理を開始する。図3(a)に示すように、売上金と、釣銭準備金元金、余剰金、手数料等の売上金以外の紙幣とが収納されているカセット26aを紙幣処理装置2から取り外して回収する。そして、図3(b)に示すように、回収したカセット26aに代えて、店舗1から指定された釣銭準備金を収納した状態で店舗1へ運び込んだカセット26bを紙幣処理装置2に装着する。なお、紙幣処理装置2からカセット26aを取り外して運搬する際には、カセット26aに収納されている貨幣の種類や金額等、収納貨幣に関する情報を印字したジャーナルがプリンタ60から出力されるが詳細は後述する。
紙幣処理装置2からカセット26aが取り外されてカセット26bが装着されると、制御部10は、記憶部40に保存されている情報を参照して、警送会社に釣銭準備金運搬を依頼した後に、カセット26aに代えてカセット26bが装着されたことを認識する。そして、制御部10は、カセット26bから紙幣を繰り出して識別部24で識別計数し、金種別に収納部25に収納する。このとき、先に外部サーバ4へ釣銭準備金情報を送信して警送会社に運搬を依頼した釣銭準備金の金種及び枚数と、カセット26bに収納して運搬されてきた紙幣の金種及び枚数とが一致することを確認する。そして、両者が一致しない場合には、操作表示部30に不足分の紙幣情報を表示するなどしてこれを報知する。報知を受けた警送会社の担当者や店舗1の担当者は確認作業等を行うことができる。
このように、店舗1では、紙幣処理装置2の操作表示部30を操作して釣銭準備金を構成する紙幣の金種及び金種別枚数を指定して、釣銭準備金の金額に相当する釣銭準備金元金及び手数料を紙幣処理装置2に入金すれば、警送会社に、指定した金種及び枚数の釣銭準備金の運搬を依頼することができる。同様に、余剰金及び手数料を紙幣処理装置2に入金すれば、警送会社に余剰金の運搬を依頼することができる。また、店舗1から依頼を受けた警送会社は、売上金回収に店舗1へ向かった際に、紙幣処理装置2で識別計数されてカセット26aに収納された釣銭準備金元金、余剰金、手数料等の紙幣をカセット26aごと持ち帰ることができる。これにより、店舗1と警送会社との間で安全かつ容易に紙幣の受け渡しを行うことができる。
図3では、紙幣処理装置2に対して1つのカセット26(26a又は26b)を脱着する例を示したが、紙幣処理装置2に脱着するカセット26の数は複数であってもよい。また、カセット26が複数ある場合には、各紙幣を種類別に各カセット26に分類して収納してもよい。
図4は、紙幣処理装置2に2つのカセット26(26cと26d、又は26eと26f)を装着する例を示す模式図である。図4(a)に示すように、紙幣処理装置2に2つのカセット26c、26dを装着可能である場合には、一方のカセット26cを売上金カセット、他方のカセット26dを売上金外カセットとして利用することができる。紙幣処理装置2で売上金入金処理が行われると、制御部10は、識別計数した売上金紙幣を売上金カセット26cに収納する。一方、釣銭準備金元金を入金する処理が行われた場合、及び余剰金を入金する処理が行われた場合には、制御部10は、入金紙幣及び手数料を売上金外カセット26dに収納する。この結果、売上金カセット26cには売上金のみが収納され、売上金外カセット26dには、釣銭準備金元金、余剰金及び手数料が収納された状態となる(図4(a)参照)。
紙幣処理装置2で、警送会社に釣銭準備金の運搬を依頼する操作が行われると、これを受けた警送会社では、空の売上金カセット26eと、店舗1で指定された金種及び金額分の釣銭準備金を収納した売上金外カセット26fとを準備する(図4(b)参照)。
店舗1の売上金を回収するために、予め準備したカセット26c、26dを持って店舗1へ到着した警送会社の担当者は、図4(a)に示すように、紙幣処理装置2から売上金カセット26c及び売上金外カセット26dを取り外して回収する。そして、回収したカセット26c、26dに代えて、図4(b)に示すように、店舗1へ運び込んだカセット26e、26fを紙幣処理装置2に装着する。店舗1の担当者及び警送会社の担当者が行う各操作と、紙幣処理装置2で行う各処理は、図3を参照しながら説明したように行われる。
図4では、2つのカセット26c、26dに紙幣を種類別に分類して収納する例を示したが、紙幣処理装置2で紙幣を各カセットに種類別に分類するか否かについては設定により変更できるようになっている。以下、具体的に説明する。
図5は、店舗1で行われる入金処理の流れを示すフローチャートである。紙幣処理装置2で開始された入金処理が売上金の入金処理である場合には(ステップS1;Yes)、レジ情報入力等の所定操作を行った後、売上金入金処理が開始される(ステップS2)。
紙幣を複数のカセット26に種類別に分類収納する設定となっている場合には(ステップS3;Yes)、制御部10は、入金された売上金を売上金カセット26に収納する(ステップS4)。一方、紙幣を種類別に分類収納する設定となっていない場合には(ステップS3;No)、入金された売上金を、使用中のカセット26に収納する(ステップS5)。そして、制御部10は、売上金が回収されたレジや入金処理を実行した担当者を特定する情報、入金日時、入金された売上金の識別計数結果等の情報を記憶部40に記録保存して(ステップS6)、処理を終了する。
紙幣処理装置2で開始された入金処理が、釣銭準備金元金や余剰金等、売上金以外の紙幣を入金する入金処理である場合には(ステップS1;No)、入金処理を実行する担当者を承認するための所定操作と、入金する紙幣の種類指定等の所定操作とを行った後、釣銭準備金や余剰金を入金するための売上金外入金処理が開始される(ステップS7)。
紙幣を複数のカセット26に種類別に分類して収納する設定となっている場合には(ステップS8;Yes)、制御部10は、入金された売上金以外の紙幣を、売上金外カセット26に収納する(ステップS9)。一方、紙幣を種類別に分類収納する設定となっていない場合には(ステップS8;No)、入金された売上金以外の紙幣を、使用中のカセット26に収納する(ステップS5)。そして、制御部10は、入金処理を実行した担当者を特定する情報、入金日時、入金された売上金以外の紙幣の種類や識別計数結果等の情報を記憶部40に記録保存して(ステップS6)、処理を終了する。
釣銭準備金の運搬、余剰金の運搬等を依頼するために、売上金外入金処理が行われた場合には、制御部10は、釣銭準備金情報や余剰金情報等の情報を、売上金外情報として外部サーバ4へ送信する。これを受けて、警送会社では、店舗1へ運搬するためのカセット26を準備する処理が開始される。このとき、カセット26の準備を手作業で行う態様の他、店舗1と同様に、現金センターに設置した紙幣処理装置2を利用してカセット26を準備することもできる。以下では、店舗1で利用されている紙幣処理装置2と同じ構成を有する紙幣処理装置2が現金センターに設置されているものとして、この紙幣処理装置2を利用して、店舗1へ運び込むカセット26を準備する場合を例に処理の流れを説明する。
なお、現金センターに設置された紙幣処理装置2は、ネットワーク3を介して、店舗1の紙幣処理装置2と外部サーバ4の少なくともいずれか一方と通信可能に接続されており、店舗1の紙幣処理装置2から直接、又は外部サーバ4を介して、店舗1へ運搬する紙幣に関する情報を取得するが、以下では外部サーバ4から情報を取得する場合を例に説明する。
図6は、警送会社でカセット26を準備する処理の流れを示すフローチャートである。警送会社の担当者は、売上金を回収するために店舗1へ向かう前に、現金センターに設置されている紙幣処理装置2の操作表示部30で所定操作を行って、店舗1へ運搬するカセット26の準備を開始する。現金センターの紙幣処理装置2では、制御部10が、店舗1の紙幣処理装置2から外部サーバ4に受信した売上金外情報を取得する(ステップS11)。そして、制御部10は、売上金外情報に基づいて、釣銭準備金の運搬依頼があったか否かを確認する(ステップS12)。
店舗1から釣銭準備金の運搬依頼を受けている場合には(ステップS12;Yes)、制御部10は、売上金外情報を参照して、釣銭準備金を構成する紙幣の金種及び金種別紙幣枚数を確認する。そして、釣銭準備金を構成する紙幣を、収納部25から繰り出してカセット26に収納する(ステップS13)。
制御部10は、店舗1用に釣銭準備金を収納したカセット26を持って、店舗1へ向かうよう指示する情報を操作表示部30に表示して(ステップS14)、処理を終了する。このとき、店舗1で利用されている紙幣処理装置2に応じて、必要なカセットの種類及び数を持って店舗1へ向かうよう指示する情報が表示される。具体的には、例えば、図4(b)に示すように、店舗1の紙幣処理装置2で、釣銭準備金を収納した売上金外カセット26fに加えて空の売上金カセット26eが必要となる場合には、これら2つのカセット26e、26fを持って店舗1へ向かうよう指示する情報が操作表示部30の画面上に表示される。
一方、店舗1から釣銭準備金の運搬依頼を受けていない場合(ステップS12;No)、すなわち、余剰金の運搬依頼のみを受けている場合、又は釣銭準備金の運搬依頼も余剰金の運搬依頼も受けていない場合には、制御部10は、店舗1で売上金が収納されたカセット26を回収する際に、これと入れ替えて紙幣処理装置2に装着する空のカセット26を持って店舗へ向かうよう指示する情報を操作表示部30に表示して(ステップS14)、処理を終了する。
こうして、警送会社の担当者は、必要に応じて店舗1から依頼された釣銭準備金を収納したカセット26を準備した後、準備したカセット26を持って店舗1へ向かう。そして、店舗1では、上述したように、紙幣処理装置2に装着されているカセット26を取り外したり、回収したカセット26に代えて店舗1へ運搬してきたカセット26を紙幣処理装置2に装着したりする処理を行う。
警送会社が、店舗1の紙幣処理装置2からカセット26を取り外して回収する際には、プリンタ60から、カセット26に収納されている紙幣の内訳等の情報を印字したジャーナルが出力される。図7は、店舗1の紙幣処理装置2から出力されるジャーナルの例を示す図である。図7に示すように、ジャーナルには、カセット26の回収元となる店舗1を特定可能な店舗識別番号と、店舗1内の紙幣処理装置2を特定可能な処理機識別番号とが印字される。また、ジャーナルには、警送会社の担当者が、店舗1の紙幣処理装置2でカセット26を回収するための所定操作を行った日時を示す回収日時と、カセット26に収納されている売上金が、いつの売上であるかを示す売上日とが印字される。さらに、ジャーナルには、売上金に関する情報と、売上金以外の紙幣に関する情報(図7「その他資金」)とが別々に印字される。なお、図7には示していないが、カセット26を回収した警送会社や、警送会社の担当者を特定する情報をジャーナルに印字するよう設定することも可能となっている。
売上金情報には、売上金が収納されているカセット26を特定可能なカセット識別番号と、カセット26に収納されている売上金を構成する紙幣の金種、枚数及び金額と、各金種の紙幣の金額を合計した合計金額(売上金の金額)とが含まれる。
売上金以外の紙幣に関する情報には、釣銭準備金元金、余剰金、手数料等、売上金以外の紙幣が収納されているカセット26を特定可能なカセット識別番号と、カセット26に収納されている紙幣の金種、各金種の紙幣枚数及び各金種の金額と、各金種の紙幣の金額を合計した合計金額(売上金以外の紙幣の金額)とが含まれる。また、売上金以外の紙幣に関する情報には、釣銭準備金元金の金額、余剰金の金額、手数料の金額等、種類別の金額が含まれる。
警送会社の担当者は、店舗1の紙幣処理装置2から回収したカセット26と、プリンタ60から出力されたジャーナルとを現金センターへ運搬する。図7に示す各情報は、店舗1の紙幣処理装置2から外部サーバ4へ送信されるが、プリンタ60から出力されたジャーナルをカセット26と共に運搬することで、警送会社が複数の店舗からカセットを回収する場合もカセットの取り違えを防ぐことができる。また、カセット26の運搬先となる現金センターでは、外部サーバ4から受信した情報とジャーナルに印字されている情報の少なくともいずれか一方を利用して、カセット26に収納されている紙幣に超過や不足がないことを確認することができる。
現金センターに設置されている紙幣処理装置2でも同様にプリンタ60からジャーナルを出力することができる。例えば、現金センターの紙幣処理装置2で、店舗1用の釣銭準備金を収納したカセット26を準備した場合には、プリンタ60が、このカセット26の運搬先となる店舗1を示す店舗識別番号と、カセット26に収納した釣銭準備金の金種、金種別の金額、各金種の紙幣金額を合計した合計金額とを印字したジャーナルを出力する。警送会社の担当者は、店舗1用に準備したカセット26と、プリンタ60から出力されたジャーナルとを持って店舗1へ向かうことができる。
なお、カセット26を紙幣処理装置2から取り外して運搬する際にカセット26内に収納されている紙幣に関する情報を認識することができれば、プリンタ60が、図7に示すように各情報をテキスト形式で印字したジャーナルを出力する態様に限定されるものではない。例えば、プリンタ60が、図7に示す情報を符号化して生成した2次元バーコード等の所定コードを印字したジャーナルを出力する態様であってもよい。また、各カセット26が、ICタグ等の情報記録媒体を備えている場合には、紙幣処理装置2が情報記録媒体に対応するリーダライタを備えて、各カセット26の情報記録媒体に対して各情報を書き込んだり読み込んだりする態様であっても構わない。
本実施形態では、店舗1から釣銭準備金の運搬依頼を受けた警送会社が、店舗1へ向かう前に、釣銭準備金を収納したカセット26を準備する態様を示したが、店舗1で売上金を回収する際に釣銭準備金の運搬依頼を受けて、その後、釣銭準備金を店舗1へ運搬する態様であっても構わない。
具体的には、例えば、店舗1の営業時間終了後に、警送会社の担当者が、図3(a)に示すように、売上金に加えて、釣銭準備金元金や手数料等の売上金外紙幣が収納されたカセット26aと、図7に示すジャーナルとを店舗1から回収して持ち帰る。そして、売上金に加えて、釣銭準備金元金や手数料がカセット26aに収納されていることを確認した後、外部サーバ4で店舗1の紙幣処理装置2から受信した釣銭準備金情報に基づいて釣銭準備金を収納したカセット26bを準備する。そして、このカセット26bを、翌日、店舗1が営業を開始する前に店舗1へ運搬して、図3(b)に示すように紙幣処理装置2に装着する態様であってもよい。図4に示すように、紙幣処理装置2が複数のカセット26を備える場合も、店舗1の営業時間終了後に、売上金カセット26c及び売上金外カセット26dを回収して、翌日の店舗1の営業開始前に、釣銭準備金を収納した売上金外カセット26fを店舗1に運搬して紙幣処理装置2に装着する態様であってもよい。
なお、先に店舗1からカセット26を回収して釣銭準備金元金及び手数料を持ち帰ってから、後で釣銭準備金を収納したカセット26を店舗1へ運搬する場合には、釣銭準備金情報を外部サーバ4で受信する態様に限らず、プリンタ60から、釣銭準備金情報を印字したジャーナルを出力する態様であっても構わない。警送会社が、釣銭準備金元金及び手数料が収納されたカセット26と、店舗1で指定された釣銭準備金の金種及び金種別枚数が印字されたジャーナルとを店舗1から持ち帰って、指定された釣銭準備金を収納したカセット26を店舗1へ持ち込むようにすれば、店舗1の紙幣処理装置2がネットワーク3に接続されていない場合でも、店舗1から警送会社へ釣銭準備金の運搬を依頼することができる。
また、売上金入金は店舗1の紙幣処理装置2の入金口21から入金するが、売上金以外の紙幣の入金については、入金口21から紙幣を入金する態様の他、入金する紙幣の一部又は全部を、収納部25からカセット26へ移動させる態様であってもよい。例えば、店舗1の紙幣処理装置2で、釣銭準備金の運搬を依頼するために、釣銭準備金の金種及び金種別枚数を指定する操作を行うと、釣銭準備金の金額に相当する釣銭準備金元金及び手数料の入金を求める情報が操作表示部30に表示される。このとき、操作表示部30で所定操作を行うことにより、収納部25に収納されている紙幣を、装置内でカセット26に移動して釣銭準備金元金及び手数料として収納するようにしてもよい。また、釣銭準備金元金の一部、又は手数料を入金口21から入金して、不足分を収納部25からカセット26へ移動して収納する態様であっても構わない。
本実施形態では、カセット26内に、売上金や釣銭準備金元金等の貨幣を収納する態様を示したが、商品券や小切手等の有価媒体を収納する態様であっても構わない。例えば、売上金の一部として、商品券等の有価媒体をカセット26内に収納してもよい。また、有価媒体を、釣銭準備金元金等としてカセット26に収納する態様であっても構わない。
上述してきたように、本実施形態に係る紙幣処理装置2では、店舗1から回収する売上金の他に、釣銭準備金元金、余剰金、手数料等、種類の異なる紙幣をカセット26に収納することができる。これにより、店舗1の担当者は、釣銭準備金や余剰金等の運搬を警送会社へ依頼する際に、警送会社の担当者が店舗1へ来るのを待って、釣銭準備金元金や余剰金を手渡しする必要がない。また、売上金以外の紙幣についても、紙幣処理装置2で識別計数してカセット26に収納した状態で受け渡すことができる。さらに、カセット26に収納されている紙幣の種類や金額等の情報を、送受信するデータやジャーナル等を利用して、店舗1と警送会社の間で共有することができる。これにより、店舗1と警送会社の担当者間で紙幣を手渡しする場合に比べて安全かつ確実に紙幣を処理することができる。
以上のように、本発明に係る貨幣処理装置及び貨幣処理システムは、貨幣カセットを利用して、売上金や店舗資金等の種類の異なる貨幣の受け渡しを行うために有用である。
2 紙幣処理装置
3 ネットワーク
4 外部サーバ
10 制御部
20 紙幣処理部
21 入金口
22 出金口
23 搬送部
24 識別部
25 収納部
26(26a〜26f) カセット
30 操作表示部
40 記憶部
50 通信部
60 プリンタ

Claims (9)

  1. 売上金を入金するための貨幣処理装置であって、
    貨幣を識別して計数する識別部と、
    脱着可能に設けられ、入金された貨幣を収納するためのカセットと、
    前記識別部で識別計数された売上金貨幣及び売上金以外の貨幣を前記カセットに収納するよう制御する制御部と
    を備えることを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 売上金貨幣及び売上金以外の貨幣のいずれを入金するかを指定するための操作表示部
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作表示部で行われた指定に基づいて、前記カセットに収納された売上金貨幣及び売上金以外の貨幣を区別して種類別に管理する
    ことを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記カセットが取り外される際に、前記カセットに収納されている売上金以外の貨幣の種類及び種類別の金額を印字したジャーナルを出力するプリンタ
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記カセットに収納されている売上金以外の貨幣の種類及び種類別の金額を外部装置へ送信する通信部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の貨幣処理装置。
  5. 前記制御部は、釣銭準備金の運搬を依頼するために該釣銭準備金を構成する貨幣の金種及び金種別枚数を指定する操作を前記操作表示部で受け付けて、前記操作表示部で指定された釣銭準備金の金額に相当する釣銭準備金元金を、前記売上金以外の貨幣として前記カセットに収納することを特徴とする請求項2に記載の貨幣処理装置。
  6. 前記制御部は、前記釣銭準備金元金を収納した前記カセットが取り外されて、代わりのカセットが取り付けられると、該カセットに収納されている貨幣を前記識別部で識別計数して、識別計数結果と、先に前記操作表示部で指定された釣銭準備金の金種及び金種別枚数とが一致することを確認する
    ことを特徴とする請求項5に記載の貨幣処理装置。
  7. 前記制御部は、
    前記操作表示部で、売上金以外の貨幣の入金が指定された場合には、
    前記売上金以外の貨幣に加えて、該貨幣の運搬依頼にかかる手数料分の貨幣を前記カセットに収納する
    ことを特徴とする請求項2に記載の貨幣処理装置。
  8. 貨幣を識別して計数する識別部、
    脱着可能に設けられ、入金された貨幣を収納するためのカセット、及び
    前記識別部で識別計数された売上金貨幣及び売上金以外の貨幣を前記カセットに収納する制御部
    を有する貨幣処理装置と、
    前記貨幣処理装置で前記カセットに収納された売上金以外の貨幣に関する情報を取得して管理するサーバと
    を備えることを特徴とする貨幣処理システム。
  9. 貨幣を識別して計数する識別部、
    脱着可能に設けられ、入金された貨幣を収納するための回収カセット、及び
    売上金を入金する処理では該売上金を前記回収カセットに収納して、釣銭準備金元金を入金する処理では、該釣銭準備金元金を前記回収カセットに収納すると共に、釣銭準備金を構成する貨幣として、前記釣銭準備金元金の金額分に相当する貨幣の金種及び金種別枚数の指定を受け付ける回収側制御部
    を有する回収側貨幣処理装置と、
    脱着可能に設けられた補充カセット、及び
    前記回収側貨幣処理装置で指定された釣銭準備金に関する情報を取得して、釣銭準備金を構成する貨幣を前記補充カセットに収納する補充側制御部
    を有する補充側貨幣処理装置と
    を備えることを特徴とする貨幣処理システム。
JP2016032225A 2016-02-23 2016-02-23 貨幣処理装置及び貨幣処理システム Active JP6775964B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016032225A JP6775964B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 貨幣処理装置及び貨幣処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016032225A JP6775964B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 貨幣処理装置及び貨幣処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017151626A true JP2017151626A (ja) 2017-08-31
JP6775964B2 JP6775964B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=59741973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016032225A Active JP6775964B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 貨幣処理装置及び貨幣処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6775964B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019074886A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 グローリー株式会社 有価媒体処理装置及び有価媒体処理システム
JP2020077335A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 沖電気工業株式会社 現金管理装置および現金管理方法
JP7484536B2 (ja) 2020-07-30 2024-05-16 沖電気工業株式会社 貨幣取扱装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282562A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Glory Ltd 現金集配方法及び貨幣入金装置
JP2010231784A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Glory Ltd 貨幣処理装置及び貨幣処理方法
JP2014010672A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Glory Ltd 紙幣処理方法および紙幣釣銭機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009282562A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Glory Ltd 現金集配方法及び貨幣入金装置
JP2010231784A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Glory Ltd 貨幣処理装置及び貨幣処理方法
JP2014010672A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Glory Ltd 紙幣処理方法および紙幣釣銭機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019074886A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 グローリー株式会社 有価媒体処理装置及び有価媒体処理システム
JP2020077335A (ja) * 2018-11-09 2020-05-21 沖電気工業株式会社 現金管理装置および現金管理方法
JP7238349B2 (ja) 2018-11-09 2023-03-14 沖電気工業株式会社 現金管理装置および現金管理方法
JP7484536B2 (ja) 2020-07-30 2024-05-16 沖電気工業株式会社 貨幣取扱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6775964B2 (ja) 2020-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9865114B2 (en) Cash management method and a cash management system
JP2016091485A (ja) 貨幣管理システム及び貨幣管理方法
JP6573362B2 (ja) 決済処理システム及び決済処理方法
JP2017126275A (ja) 貨幣管理装置、貨幣処理システム及び貨幣処理方法
JP6452985B2 (ja) 有価媒体処理システム及び有価媒体処理方法
JP2013012056A (ja) 紙幣処理装置および硬貨処理装置
JP2010086159A (ja) レジ精算システム
JP2022079496A (ja) 貨幣払出管理システム
JP6775964B2 (ja) 貨幣処理装置及び貨幣処理システム
WO2016204195A1 (ja) 貨幣管理装置及び貨幣管理システム
WO2018235525A1 (ja) 貨幣処理システム、貨幣処理機、貨幣釣銭機および貨幣処理方法
JP2016162246A (ja) 貨幣処理装置、貨幣処理システム及び貨幣処理方法
JP7036580B2 (ja) 貨幣入金機及び会計システム
EP3422304B1 (en) Paper sheet processing system
JP5729193B2 (ja) 現金処理装置
JP2017173898A (ja) 貨幣処理装置及び貨幣処理システム
JP6979310B2 (ja) 貨幣処理装置、貨幣処理システム及び貨幣処理方法
JP7007835B2 (ja) 電子マネー端末装置、電子マネー管理システム及び電子マネーチャージ方法
JP6831749B2 (ja) 貨幣処理システム及び貨幣処理方法
JP7163043B2 (ja) 貨幣処理装置及び貨幣処理システム
JP2019008601A (ja) 貨幣処理システム、貨幣処理機、貨幣釣銭機および貨幣処理方法
JP2006260413A (ja) 現金処理システムおよびそれに用いる現金処理機と自動取引装置
KR100482015B1 (ko) 무인자동 공과금 수납장치 및 그 수납방법
JP2008134865A (ja) 売上金入金処理装置
JP2006146469A (ja) 現金処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6775964

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150