JP2021168003A - 券売機、サーバ装置、端末装置、および券売システム - Google Patents

券売機、サーバ装置、端末装置、および券売システム Download PDF

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Abstract

【課題】乗換等に関する案内情報をより適切に利用者に提供することができる券売機、サーバ装置、端末装置、および券売システムを提供すること。【解決手段】実施形態の券売機は、受付部と、取得部と、出力制御部とを持つ。受付部は、利用者から行先駅に関する情報の入力を受け付ける。取得部は、前記受付部により受け付けられた行先駅に関する情報に基づいて、前記利用者の乗車駅から行先駅までの路線経路情報を取得する。出力制御部は、前記取得部により取得された路線経路情報のうち、前記乗車駅から前記行先駅までの路線経路情報に乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、前記乗車駅と前記行先駅と前記乗換駅とを含む乗換案内情報を出力部に出力させる。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、券売機、サーバ装置、端末装置、および券売システムに関する。
近年、IC(Integrated Circuit)カードの普及により、以前の切符購入者層の多くがICカード利用者層へと移行し、現在の券売機の利用者の多くは、鉄道等の交通機関の利用に慣れていない人となっている。交通機関の利用に慣れない理由として、交通機関の利用自体が少なく、行先駅までの乗換が分からない場合等が挙げられる。しかしながら、従来では、券売システム側から利用者に適切な乗換案内情報が提供できていない場合があった。
特開平7−225860号公報
本発明が解決しようとする課題は、乗換等に関する案内情報をより適切に利用者に提供することができる券売機、サーバ装置、端末装置、および券売システムを提供することである。
実施形態の券売機は、受付部と、取得部と、出力制御部とを持つ。受付部は、利用者から行先駅に関する情報の入力を受け付ける。取得部は、前記受付部により受け付けられた行先駅に関する情報に基づいて、前記利用者の乗車駅から行先駅までの路線経路情報を取得する。出力制御部は、前記取得部により取得された路線経路情報のうち、前記乗車駅から前記行先駅までの路線経路情報に乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、前記乗車駅と前記行先駅と前記乗換駅とを含む乗換案内情報を出力部に出力させる。
第1の実施形態の券売システム1のシステム構成の一例を示す図。 第1の実施形態の券売機100の機能構成の一例を示す図。 第1の実施形態の券売機100の外観構成の一例を示す図。 第1の実施形態のサーバ装置200の機能構成の一例を示す図。 路線DB262の内容について説明するための図。 混雑情報DB264の内容について説明するための図。 リアルタイムの混雑状況が格納された混雑情報DB264Aの内容について説明するための図。 運行情報DB266の内容について説明するための図。 乗換容易度情報268の内容について説明するための図。 第1の実施形態の管理端末400の機能構成の一例を示す図。 第1の実施形態の券売機100によって実行される処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態のサーバ装置200により実行される処理の一例を示すフローチャート。 利用者に乗車券を購入させるための画像IM1の一例を示す図。 行先駅の入力を受け付ける画像IM2の一例を示す図。 行先駅の入力を受け付ける他の画像IM2Aの一例を示す図。 乗車駅から行先駅への乗換案内情報を含む画像IM3の一例について説明するための図。 第1の経路を含む画像IM4Aの一例を示す図。 第2の経路を含む画像IM4Bの一例を示す図。 印字媒体PM1に印字される路線経路の一例を示す図。 乗車券としてのコード画像と乗換案内情報を含む画像とが印字された印字媒体PM2の一例を示す図。 第2の実施形態の路線経路情報を含む画像IM5の一例を示す図。 第2の実施形態の端末装置500の機能構成の一例を示す図。
以下、実施形態の券売機、サーバ装置、端末装置、および券売システムを、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の券売システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示す券売システム1は、一以上の券売機100と、サーバ装置200とを備える。券売機100とサーバ装置200とは、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等に代表される通信ネットワークNWによりデータの送受信が可能な状態で接続されている。通信ネットワークNWは、有線でも無線でもよく、これらの組み合わせでもよい。
券売システム1は、エリアARごとに設置された一以上の券売機100が、中継装置300を介して通信ネットワークNWに接続され、サーバ装置200とのデータの送受信を実現する。券売機100は、例えば、駅で鉄道(交通機関の一例)の乗車券等を発券(販売または譲渡、貸渡)する券売機であるが、これに代えて(または加えて)、バスやフェリーといった他の交通機関の乗車券を発券するものであってもよい。券売機100は、駅ごと、改札口ごと等の所定のエリアARにおいて、一以上設置されるものである。また、券売システム1は、エリアARごとに券売機100を管理する管理端末400が設けられている。中継装置300と管理端末400は、駅ごとに一つずつ設けられてもよい。この場合、「エリア=駅」と考えてよい。図1の例では、エリアARaに設置された券売機100A−1〜100A−n、中継装置300Aおよび管理端末400Aと、エリアARbに設置された券売機100B−1〜100B−n、中継装置300Bおよび管理端末400Bとが示されている。券売機100A−1〜100A−nおよび券売機100B−1〜100B−nは、それぞれ同様の機能構成を有してもよいため、以下では、特に装置等を区別しない場合に単に「券売機100」と称して説明する。また、中継装置300、管理端末400、およびエリアARについても同様とする。図1の例では、2つのエリア(エリアARa、ARb)を示しているが、券売システム1は、少なくとも一つ以上のエリアが存在していればよい。
券売機100は、例えば、鉄道の駅に設置される。以下の説明では、これを前提とする。券売機100は、利用者が乗車駅から行先駅までの乗車券を購入するための画像を表示する。また、券売機100は、例えば、乗車駅から行先駅までに乗換駅が存在する場合に、乗車駅と、行先駅と、乗換駅とを含む乗換案内情報を利用者に提供する。また、券売機は、乗換案内情報に基づいて利用者が選択した路線経路に対応付けられた運賃の支払いに応じて乗車券を発行する。
サーバ装置200は、券売機100から、乗車駅および行先駅に関する情報と、乗車駅から行先駅までの路線経路の問い合わせ情報とを受信し、受信した情報に基づいて駅間ごとの路線経路、移動時間、運賃等の情報を含む路線データベース(以下、路線DBと称する)を参照して、乗車駅から行先駅までの路線経路を含む路線経路情報を取得し、取得した路線経路情報を問い合わせのあった券売機100に送信する。また、サーバ装置200は、例えば、取得した路線経路情報に基づいて乗換案内情報を生成して券売機100に送信してもよい。サーバ装置200は、例えば一以上の情報処理装置からなるクラウドコンピューティングにより構成されたクラウドサーバであってもよい。
中継装置300は、例えばサーバ装置200と中継装置300との間では、WAN(Wide Area Network)等のグローバルIPアドレス等を用いて通信を行い、エリアAR内ではLAN等のローカルIPアドレス(プライベートIPアドレス)等を用いて通信を行う。また、中継装置300は、サーバ装置200と券売機100とのデータの送受信を中継してもよく、券売機100と管理端末400とのデータの送受信を中継したり、券売機100間におけるデータの送受信を中継してもよい。中継装置300は、例えばルーターやゲートウェイ等であるが、これに限定されるものではない。なお、本実施形態における券売システム1においては、中継装置300がないシステム構成であってもよい。
管理端末400は、券売機100に表示させる各種画像を設定したり、券売機100が利用者の操作内容を受け付けた場合に、操作内容に対応付けられて出力される情報の設定等を行ったりする。管理端末400は、例えば同一エリアAR内の各券売機100の表示内容や稼働状況を管理する。管理端末400は、駅構内に設置され、駅係員によって操作される専用のコンピュータ装置である。駅構内とは、例えば、入場または出場時に自動改札機の通過を必要とするエリアである。利用者は、駅構内において鉄道の乗車や降車等を行う。なお、管理端末400としてPC(Personal Computer)やタブレット端末が使用されてもよい。
以下、券売機100の機能構成および外観構成について説明する。図2は、第1の実施形態の券売機100の機能構成の一例を示す図である。また、図3は、第1の実施形態の券売機100の外観構成の一例を示す図である。券売機100は、例えば、タッチパネル部110と、カード挿入口120と、紙幣投入口122と、硬貨投入口124と、乗車券排出口126と、釣銭排出口128と、印字媒体排出口130と、リーダライタ140と、エンコード/デコード部142と、検銭部144と、乗車券発行部146と、釣銭部148と、印字部150と、券売機側制御部160と、券売機側通信部180と、券売機側記憶部190とを備える。第1の実施形態において、印字部150および後述する表示部112は、「出力部」の一例である。
タッチパネル部110は、例えば、表示部112と、受付部114とを備える。表示部112は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示装置を含む。表示部112は、券売機側制御部160の制御により各種画像を表示させる。各種画像には、例えば、乗車券を購入させるための購入画像や、乗車駅から行先駅までの乗換案内情報を含む画像等が含まれる。
受付部114は、例えば、ボタン、キーボード、マウス、マイク、タッチパネル等のユーザインターフェースである。受付部114は、購入画像や経路案内画像を表示させたり、行先駅の入力や乗車券の購入、乗換案内情報の出力指示に関する操作内容を受け付ける。表示部112がタッチパネルの場合、受付部114は、表示部112と一体として形成される。タッチパネル部110には、表示部112に表示される画像に対応付けられた音声を出力するスピーカ等を設けられていてもよい。
カード挿入口120には、電子マネーがチャージされたICカードが挿入される。紙幣投入口122には、紙幣が投入される。硬貨投入口124には、硬貨が投入される。乗車券排出口126からは、乗車券が排出される。釣銭排出口128からは、釣銭のうち硬貨が排出される。なお、釣銭のうち紙幣は、紙幣投入口122から排出される。印字媒体排出口130からは、後述する乗換案内情報を含む画像が印字された印字媒体が排出される。印字媒体は、例えば、ロール紙でもよく、カット紙でもよい。また、印字媒体は、乗車券と同様に、裏面に磁性体が塗布された印字媒体でもよい。印字媒体は、例えば、所定の用紙幅(例えば、58mm幅、80mm幅)のレシート用紙やJIS規格等の所定の規格に準拠したサイズ(例えば、A4版、B5版)の用紙等でもよい。
リーダライタ140は、カード挿入口120に挿入されたICカードと通信する。リーダライタ140は、例えば、アンテナを備え、13.56[MHz]等のISM(Industry Science Medical)帯の周波数帯域を利用してICカードと無線通信を行う。
エンコード/デコード部142は、リーダライタ140によってICカードから読み取られたエンコードされた情報(例えば、電子マネーのチャージ残高を示す情報)をデコード(復号)して券売機側制御部160に出力すると共に、券売機側制御部160により指示された情報を暗号化してリーダライタ140に出力する。例えば、券売機側制御部160により指示される情報には、電子マネーの残高から乗車券の購入金額を減算した情報が含まれる。リーダライタ140は、エンコード/デコード部142から入力された情報をICカードに書き込む。これによって、ICカードには、乗車券の購入金額分が減算された電子マネーの残高が書き込まれる。
検銭部144は、紙幣投入口122または硬貨投入口124に投入された金銭を計数し、計数結果を券売機側制御部160に出力する。乗車券発行部146は、券売機側制御部160の制御によって、予めセットされた印紙に乗車に関する情報を含む画像を形成(印刷)する。乗車に関する情報には、例えば、乗車駅に関する情報や精算された運賃に関する情報等が含まれる。乗車券発行部146は、例えば、熱転写方式やインクジェット方式で印紙に乗車に関する情報を含む画像を形成する。また、乗車券発行部146は、裏面の磁気層に効力情報を記憶する。効力情報とは、例えば、自動改札機が設置された駅構内への入場または駅構外への出場を可能とする情報である。効力情報には、例えば、乗車券としての識別情報である券ID、鉄道の利用可能区間を示す情報、乗車券の発行日時、発行駅(乗車駅)、有効期限等の情報が含まれる。利用者が入場しようとする駅において、効力情報は、その駅が利用可能区間に収まっているか否かが判定されることで、利用者の駅構内への入場を許可または禁止するための判断材料として用いられる。また、利用者が出場しようとする駅において、効力情報は、その駅が入場駅(発行駅)からの利用可能区間に収まっているか否かが判定されることで、利用者の駅構外への出場を許可または禁止するための判断材料として用いられる。自動改札機は、乗車券から効力情報を読み取って、利用者の通過の可否を判定する。乗車券発行部146は、乗車に関する情報を含む画像を形成し、効力情報を記憶した印紙、すなわち乗車券を乗車券排出口126から排出する。これによって、乗車券発行部146は、乗車券を発行する。
釣銭部148は、券売機側制御部160の制御によって、検銭部144により計数された金額と、乗車券の購入金額との差分を算出し、算出した金額を釣銭排出口128から排出させる。
印字部150は、券売機側制御部160の制御によって、乗車駅から行先駅までの乗換案内情報を含む画像を印字媒体に印字し、印字した印字媒体を印字媒体排出口130から排出する。印字部150は、例えば、熱転写方式やインクジェット方式で印字媒体に乗換案内情報を含む画像を形成する。印字部150は、乗換案内情報を含む画像をカラーで印字する。また、印字部150は、黒または他の特定色で印字されてもよい。
券売機側制御部160は、例えば、券売機側通信制御部162と、券売機側表示制御部164と、取得部166と、発行制御部168と、印字制御部170とを備える。これらの機能部のうち一部または全部は、例えばCPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェアプロセッサが券売機側記憶部190に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。プログラムは、例えば、通信ネットワークNWを介して接続されるサーバ装置200または他の装置(例えば、アプリケーションサーバ等)からダウンロードされてもよいし、SDカード等の可搬型記憶媒体に格納されたものが券売機100にインストールされてもよい。また、券売機側制御部160の機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。券売機側表示制御部164および印字制御部170は、「出力制御部」の一例である。
券売機側通信制御部162は、券売機側通信部180における他の装置(例えば、管理端末400、サーバ装置200、他の券売機100)との通信を制御する。
券売機側表示制御部164は、利用者が乗車券を購入したり、行先駅までの路線経路を検索したり、乗換案内情報を提供するための画像を表示部112に表示させる。表示部112に表示させる画像は、サーバ装置200や管理端末400から取得してもよく、サーバ装置200や管理端末400から取得した情報に基づいて、券売機側表示制御部164により生成されてもよい。券売機側表示制御部164により表示部112に表示される画像の詳細については、後述する。
取得部166は、受付部114により行先駅の入力、および路線経路の問い合わせ指示があった場合に、券売機側通信部180を介してサーバ装置200と通信を行い、路線経路の問い合わせを行う。取得部166は、券売機100が設置された駅を乗車駅とする。また、取得部166は、受付部114により乗車駅が受け付けられた場合には、受け付けられた乗車駅と行先駅との路線経路の問い合わせを行ってもよい。また、取得部166は、サーバ装置200から問い合わせ結果として、行先駅までの路線経路情報を取得する。路線経路情報には、乗換案内情報が含まれていてもよい。取得部166は、サーバ装置200から取得した路線経路情報192を券売機側記憶部190に記憶してもよく、券売機側表示制御部164により表示部112に表示させてもよい。
発行制御部168は、利用者から乗車券の購入指示があった場合に、券売機側表示制御部164により表示部112に購入金額を表示させる。これによって、紙幣投入口122や硬貨投入口124には、これらに対応する貨幣が投入される。発行制御部168は、検銭部144による計数結果を参照し、算出した購入金額を満たす場合に、乗車券発行部146に乗車券を発行させる。また、発行制御部168は、計数結果が購入金額を満たさない場合に、購入金額に足らない不足分を、リーダライタ140により読み取られたICカードの電子マネーのチャージ残高から減算して、乗車券発行部146に乗車券を発行させてもよい。なお、計数結果が購入金額を満たさず、購入金額に足らない不足分の金額がチャージ残高にない場合、発行制御部168は、乗車券発行部146に乗車券を発行させないよう制御する。このとき、券売機側表示制御部164は、金額が足りない旨の情報をタッチパネル部110に表示させる。また、発行制御部168は、乗車券の発行後、釣銭の算出および釣銭の排出を釣銭部148に行わせるよう制御する。
印字制御部170は、受付部114により乗換案内情報を印字媒体に出力させるための指示が受け付けられた場合に、印字部150に乗換案内情報を含む画像を印字させ、印字させた印字媒体を印字媒体排出口130から排出させるよう制御する。
券売機側通信部180は、券売機側通信制御部162の制御によって、サーバ装置200、管理端末400、または他の券売機100等との間でデータの送受信を行う。券売機側通信部180は、例えば、NIC(Network Interface Card)等の通信インターフェースであるが、これに限定されるものではない。
券売機側記憶部190は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDD(Solid State Drive)、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。券売機側記憶部190は、例えば、路線経路情報192、プロセッサが実行するプログラム(例えば、表示制御プログラム)、サーバ装置200または管理端末400にデータを送受信するためのアドレス情報(例えば、IPアドレス)、その他の各種設定情報等を格納する。路線経路情報192は、表示部112に表示させる画像そのものでもよく、券売機側表示制御部164によって画像を生成する際に必要な情報であってもよい。また、路線経路情報192は、行先駅までの問い合わせ結果として複数の路線経路が含まれる場合に、路線経路の優先順位に関する情報や、優先順位ごとに表示部112に表示させるための情報(画像等)が含まれてもよい。
以下、第1の実施形態のサーバ装置200の機能構成について説明する。図4は、第1の実施形態のサーバ装置200の機能構成の一例を示す図である。図4に示すサーバ装置200は、例えば、サーバ側制御部220と、サーバ側表示部240と、サーバ側通信部250と、サーバ側記憶部260とを備える。サーバ側制御部220は、例えば、サーバ側通信制御部222と、路線経路取得部224と、優先度設定部226と、乗換案内情報生成部228とを備える。これらの機能部のうち一部または全部は、例えばCPUやGPU等のハードウェアプロセッサがサーバ側記憶部260に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。プログラムは、例えば、通信ネットワークNWを介して接続される他の装置からダウンロードされてもよいし、SDカード等の可搬型記憶媒体に格納されたものがサーバ装置200にインストールされてもよい。また、サーバ側制御部220の機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
サーバ側通信制御部222は、サーバ側通信部250により中継装置300を介して券売機100や管理端末400、その他の装置とデータの送受信を行う。例えば、サーバ側通信制御部222は、券売機100から路線経路の問い合わせ情報を受信したり、管理端末400から駅の混雑情報や乗り換え容易度情報等を受信する。受信された情報は、例えば、サーバ側記憶部260に記憶される。また、サーバ側通信制御部222は、券売機100からの問い合わせに対する回答情報(路線経路情報)を、問い合わせのあった券売機100や管理端末400に送信する。
ここで、サーバ側記憶部260は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDD、SDD、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。サーバ側記憶部260には、例えば、路線DB262、混雑情報DB264、運行情報DB266、乗換容易度情報268、プロセッサが実行するプログラムや、その他の各種設定情報等が格納されている。また、サーバ側記憶部260には、駅ごとに、各路線における鉄道の発着時刻に関する情報が格納されていてもよい。
路線経路取得部224は、各券売機100から得られる問い合わせ情報に含まれる乗車駅と行先駅の情報に基づいて、サーバ側記憶部260に記憶された路線DB262を参照し、問い合わせ情報に合致した路線経路情報を取得する。図5は、路線DB262の内容について説明するための図である。路線DB262には、例えば、行先駅に、路線情報、移動時間および運賃に関する情報が対応付けられている。路線DB262には、サーバ装置200が管理する駅ごとに、上述の情報が格納される。路線情報には、例えば、第1の駅(例えば、乗車駅)から第2の駅(例えば、行先駅)まで移動するために乗車する鉄道の路線に関する情報の他、乗換駅に関する情報が含まれる。
優先度設定部226は、路線経路取得部224により取得された路線経路が複数存在する場合に、サーバ側記憶部260に記憶された混雑情報DB264、運転情報DB266、および乗換容易度情報268のうち、少なくとも一つに基づいて、路線経路ごとに優先度を設定する。
図6は、混雑情報DB264の内容について説明するための図である。混雑情報DB264は、例えば、駅名に、混雑情報が対応付けられた情報である。混雑情報は、例えば、駅ごとに設置された管理端末400から取得される。図6の例では、混雑情報として駅が混雑する時間帯や期間が格納される。
また、混雑情報DB264は、各駅の管理端末400から取得されるリアルタイムの混雑状況が格納されてもよい。「リアルタイム」には、現在との誤差が所定時間以内である場合も含まれてよい。図7は、リアルタイムの混雑状況が格納された混雑情報DB264Aの内容について説明するための図である。図7に示す混雑情報DB264Aには、駅名ごとに、管理端末400から所定周期で取得したリアルタイムの混雑情報が格納される。図7に示す混雑情報には、混雑の有無に関する情報が含まれる。また、混雑情報には、混雑している路線に関する情報が含まれてもよい。例えば、優先度設定部226は、混雑していない時間帯や混雑していない状況である場合には、混雑している時間帯や混雑している状況よりも指標値を高くする。また、優先度設定部226は、混雑している状況が長いほど、混雑が解消されるまでに時間がかかることが予測されるため、指標値を低くしてもよい。
図8は、運行情報DB266の内容について説明するための図である。運行情報DB266には、例えば、路線名に、運行状況が対応付けられている。運行情報DB266は、各駅の管理端末400のそれぞれから所定周期で取得されるリアルタイムの情報である。運行情報DB266には、駅ごとに上述の情報が格納される。例えば、優先度設定部226は、平常運転である場合には、平常運転でない場合よりも指標値を高くする。また、優先度設定部226は、遅延時間が長いほど、平常運転に戻るまで時間がかかることが予測されるため、指標値を低くしてもよい。
図9は、乗換容易度情報268の内容について説明するための図である。乗換容易度情報268には、例えば、路線間情報に、乗換容易度が対応付けられている。乗換容易度とは、例えば、降車した路線のホーム(以下、降車ホームと称する)から乗り換え先の路線のホーム(以下、乗換ホームと称する)までの移動距離、移動時間、移動のし易さ等によって導出される指標値である。移動距離とは、降車ホームの所定位置から乗り換えホームの所定位置の距離である。例えば、優先度設定部226は、移動距離が短いほど乗換容易度の指標値を高くする。移動時間とは、利用者が上述の移動距離を所定速度で歩行したときの時間である。例えば、優先度設定部226は、移動時間が短いほど乗換容易度の指標値を高くする。移動のし易さとは、例えば、降車ホームから乗換ホームまでの移動経路における階段の有無や階段の数、通行路の幅、右左折する数等によって設定される利用者の移動のし易さに関する情報である。例えば、優先度設定部226は、降車ホームから乗り換えホームまでの移動において、階段で移動する必要がない場合は、階段で移動する必要がある場合よりも乗換容易度を高くし、右左折する数が少ないほど乗換容易度を高くする。また、優先度設定部226は、通行路の幅が広い方ほど、他の通行者による移動の困難性が低いため、通行路の幅が広いほど乗換容易度を高くする。同じ路線間の乗り換えであっても、駅によってはホームの位置や通行路等が異なるため、駅ごとに路線間での乗り換え容易度を設定しておくことで、より適切に路線情報の優先度を設定することができる。
優先度設定部226は、混雑情報DB264、運転情報DB266、および乗換容易度情報268のそれぞれから得られる指標値を加算し、加算した指標値の大きい順に優先度を設定する。優先度設定部226は、それぞれの指標値の大きさにバラツキが生じないように、加算前の値の正規化を行ってもよい。また、優先度設定部226は、例えば、各指標値のうち、少なくとも一つに重みを付加してもよい。
また、優先度設定部226は、問い合わせ情報に基づいて取得した一以上の路線経路情報のうち、路線DB262に含まれる運賃の安い順や、発着時刻および移動時間に基づき行先駅の到着時刻の早い順に優先度を設定してもよい。更に、優先度設定部226は、運賃や到着時刻に基づく指標値を算出し、その指標値と、混雑情報DB264、運転情報DB266、および乗換容易度情報268のそれぞれから得られる指標値とを含めて優先度を設定してもよい。優先度設定部226は、設定された路線経路ごとの優先度情報を路線経路情報に含めて券売機100に送信する。
乗換案内情報生成部228は、路線経路取得部224により取得される路線経路情報のうち、乗車駅から行先駅までの路線経路情報に乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、乗車駅と、行先駅と、乗換駅とを含む乗換案内情報を生成する。例えば、乗換案内情報生成部228は、乗車駅、行先駅、および乗換駅と示すオブジェクト画像と、それぞれの駅を連結する路線を示すオブジェクト画像とを含む画像を乗換案内情報に関する画像として生成する。これにより、乗車駅と、行先駅と、乗換駅との位置関係や乗車する路線をより正確に利用者に把握させることができる。また、乗換案内情報生成部228は、上述の情報に加えて(または代えて)、各路線の乗車時間、降車時刻、乗換時刻、降車ホーム、乗換ホーム等に関する情報(詳細情報)を乗換案内情報として生成してもよい。また、乗換案内情報生成部228は、乗換案内情報を、路線経路の優先順位ごとに生成してもよい。この場合、乗換案内情報生成部228は、優先順位に応じたレイアウトで乗換案内情報を生成する。乗換案内情報生成部228は、生成した乗換案内情報を路線経路情報に含めて券売機100に送信する。また、乗換案内情報生成部228は、生成した情報をサーバ側記憶部260に記憶させてもよい。
サーバ側表示部240は、サーバ側制御部220により制御された各種データを表示したり、サーバ側記憶部260に記憶されている各種情報をサーバ管理者に通知するために表示を行う。サーバ側表示部240は、例えば、LCDや有機ELディスプレイ等の表示装置であるが、これに限定されるものではなく、タッチパネル等のように入出力機能を備えていてもよい。
サーバ側通信部250は、サーバ側通信制御部222の制御によって、券売機100、管理端末400、その他の装置等との間でデータの送受信を行う。サーバ側通信部250は、例えばNIC等の通信インターフェースであるが、これに限定されるものではない。
以下、管理端末400の機能構成について説明する。図10は、第1の実施形態の管理端末400の機能構成の一例を示す図である。図10に示す管理端末400は、例えば、管理端末側制御部420と、管理端末側表示部440と、管理端末側通信部450と、管理端末側記憶部460とを備える。管理端末側制御部420は、例えば、管理端末側通信制御部422と、混雑情報設定部424と、運行情報設定部426とを備える。これらの機能部のうち一部または全部は、例えばCPUやGPU等のハードウェアプロセッサが管理端末側記憶部460に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。プログラムは、例えば、通信ネットワークNWを介して接続される他の装置からダウンロードされてもよいし、SDカード等の可搬型記憶媒体に格納されたものが管理端末400にインストールされてもよい。また、管理端末側制御部420の機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
管理端末側通信制御部422は、例えば管理端末側通信部450により、券売機100やサーバ装置200とのデータの送受信を行う。管理端末側通信制御部422は、例えば、混雑情報設定部424により設定された混雑情報や運行情報設定部426により設定された運行情報をサーバ装置200に送信する。また、管理端末側通信制御部422は、サーバ装置200や券売機100により受信した情報を管理端末側記憶部460に記憶させてもよい。管理端末側記憶部460は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDD、SDD、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。管理端末側記憶部460には、例えば、混雑情報462、運行情報464、プロセッサが実行するプログラムや、その他の各種設定情報等を格納する。また、管理端末側記憶部460には、例えば、サーバ装置200、中継装置300、各券売機100を特定してデータの送受信を行うためのアドレス情報(例えば、IPアドレス)等が格納されていてもよい。
混雑情報設定部424は、例えば駅の混雑状況に関する情報をリアルタイムに設定する。混雑情報設定部424は、例えば、駅構内を入出場するための通過する自動改札機(不図示)の所定時間における通過数(入場数または出場数)や、駅構内に設置されたカメラ(不図示)が撮像した駅構内の画像に含まれる人の数や所定領域(例えば、駅のホーム)における人の密度等により混雑情報を設定してもよい。また、混雑情報設定部424は、駅係員等により混雑情報を設定する入力を受け付け、受け付けた情報に基づいて、混雑情報を設定してもよい。混雑情報設定部424は、設定された混雑情報462を、管理端末側記憶部460に記憶させたり、管理端末側通信部450によりサーバ装置200に送信させる。
運行情報設定部426は、駅の路線ごとの運行情報を設定する。運行情報設定部426は、例えば、時刻表での出発時刻と、実際の出発時刻との誤差を算出し、算出した誤差(遅延時間)に基づいて、通常運転であるか、遅延運転であるかの運行情報を設定する。運行情報には、どの程度の遅延時間が生じているかの情報が設定されていてもよい。また、運行情報設定部426は、駅係員等により運行情報を設定する入力を受け付け、受け付けた情報に基づいて、運行情報を設定してもよい。運行情報設定部426は、設定された運行情報464を、管理端末側記憶部460に記憶させたり、管理端末側通信部450によりサーバ装置200に送信させる。
管理端末側表示部440は、管理端末側制御部420により制御された各種データを表示したり、管理端末側記憶部460に記憶されている各種情報をサーバ管理者に通知するために表示を行う。管理端末側表示部440は、例えば、LCDや有機ELディスプレイ等の表示装置であるが、これに限定されるものではない。
管理端末側通信部450は、管理端末側通信制御部422の制御によって、券売機100またはサーバ装置200等との間でデータの送受信を行う。管理端末側通信部450は、例えばNIC等の通信インターフェースであるが、これに限定されるものではない。
以下、第1の実施形態に係る券売機100およびサーバ装置200における具体的な処理内容について、図を用いて説明する。図11は、第1の実施形態の券売機100によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。図11の例において、券売機側表示制御部164は、利用者が乗車券を購入するためのメニュー画面を表示部112に表示させる(ステップS100)。ステップS100の処理において、券売機側表示制御部164は、例えば、券売機100に設けられたカメラ(不図示)等により撮像された画像に、券売機100と対面する利用者が含まれる場合や、物体検知センサ(不図示)により券売機100の正面付近に人物等の物体が検知された場合に、メニュー画面を表示させてもよい。また、メニュー画面には、例えば、運賃指定により乗車券を購入する画面に遷移させる画像と、行先指定により乗車券を購入する画面に遷移させる画像とが含まれるものとする。
次に、受付部114は、メニュー画面から行先指定の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS102)。行先指定の操作を受け付けたと判定された場合、券売機側表示制御部164は、行先駅を入力可能な行先入力画面を表示部112に表示させる(ステップS104)。次に、受付部114は、行先駅の入力後に路線経路の取得指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS106)。行先駅までの路線経路の取得指示を受け付けたと判定された場合、取得部166は、利用者の乗車駅から行先駅までの路線経路をサーバ装置200に問い合わせ(ステップS108)、サーバ装置200から問い合わせの回答として路線経路情報を取得する(ステップS110)。
次に、券売機側表示制御部164は、路線経路ごとの優先度に応じて、路線経路情報に含まれる乗換案内情報を表示する(ステップS112)。次に、受付部114は、利用者から表示している乗換案内情報の印刷指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS114)。印刷指示を受け付けたと判定された場合、印字制御部170は、表示部112に表示されている乗換案内情報を含む画像を印字媒体に印字して出力する(ステップS116)。ステップS116の処理後、またはステップS114の処理において、印刷指示を受け付けていないと判定した場合、受付部114は、表示された路線経路を確定する操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS118)。路線経路を確定する操作を受け付けたと判定された場合、発行制御部168は、確定した路線経路に対応する運賃の精算処理を行い(ステップS120)、精算終了後に乗車券を発行する(ステップS122)。
また、ステップS102の処理において、行先指定の操作を受け付けていない場合、受付部114は、運賃選択の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS124)。運賃選択の操作を受け付けたと判定された場合に、券売機側表示制御部164は、利用者に運賃選択を行わせるための画像を表示部112に表示させる(ステップS126)。次に、受付部114は、運転の選択を受け付けたか否かを判定する(ステップS128)。運転の選択を受け付けたと判定された場合、ステップS120〜S122の処理を行う。これにより、本フローチャートの処理は、終了する。
また、ステップS106の処理において、例えば、行先まで路線経路の検索指示を受け付けていないと判定された場合、ステップS118の処理において、路線経路を確定する操作を受け付けていないと判定された場合、ステップS124の処理において、運賃選択の操作を受け付けていないと判定された場合、またはステップS128の処理において、運転の選択を受け付けていないと判定された場合、本フローチャートの処理は、終了する。
なお、図11の例において、乗換案内情報を印字媒体に印字する処理(ステップS114、S116の処理)は、路線経路を確定する操作を受け付けた後または乗車券発行後に行ってもよい。
図12は、第1の実施形態のサーバ装置200により実行される処理の一例を示すフローチャートである。なお、図12に示す処理では、主に券売機100からの路線経路の問い合わせ情報を受信したときの処理を中心として説明するものとする。図12の例において、サーバ側通信制御部222は、券売機100から路線経路の問い合わせ情報を受信したか否かを判定する(ステップS200)。路線経路の問い合わせ情報を受信したと判定された場合、路線経路取得部224は、問い合わせ情報に含まれる乗車駅および行先駅の情報に基づいて、路線DB262を参照し、該当する乗車駅から行先駅までの一以上の路線経路を取得する(ステップS202)。
次に、路線経路取得部224は、取得した路線経路情報が複数存在するか否かを判定する(ステップS204)。路線経路情報が複数存在すると判定された場合、優先度設定部226は、サーバ側記憶部260に記憶された混雑情報DB264、運行情報DB266、乗換容易度情報268等に基づいて、路線経路ごとに優先度を設定する(ステップS206)。
ステップS206の処理後またはステップS204の処理において、路線経路が複数存在しないと判定された場合(例えば、路線経路が1つの場合)、乗換案内情報生成部228は、問い合わせ結果を含む画像を生成する(ステップS208)。ステップS208の処理により生成される画像には、乗換案内情報に関する画像が含まれてもよい。次に、乗換案内情報生成部228は、生成した画像を問い合わせのあった券売機100に送信する(ステップS210)。これにより、本フローチャートの処理は、終了する。また、ステップS200の処理において、路線経路の問い合わせ情報を受信していない場合にも、本フローチャートの処理は、終了する。
以下、上述した券売機100およびサーバ装置200により実行される処理において、券売機100の表示部112に表示される画像の一例について説明する。図13は、利用者に乗車券を購入させるための画像IM1の一例を示す図である。なお、画像IM1のレイアウトや表示内容等の表示モードについては、これに限定されるものではない。以降の画像の説明においても同様とする。
図13に示す画像IM1は、上述したステップS100の処理において「メニュー画面」として表示される画像の一例である。図3に示す画像IM1には、アイコンIC11と、アイコンIC12とが含まれる。アイコンIC11は、利用者に運賃を選択させる画面に遷移することを受け付けるGUI(Graphical User Interface)スイッチである。アイコンIC12は、行先駅を指定させる画面に遷移することを受け付けるGUIスイッチである。図13の例において、受付部114がアイコンIC11の選択を受け付けた場合、券売機側表示制御部164は、例えば、運賃が安い順に複数配列された運賃選択画像を表示させる(図11のステップS126の処理に相当)。各運賃には、GUIスイッチが対応付けられており、何れかのGUIスイッチの選択を受け付けた場合に、発行制御部168は、そのGUIスイッチに対応付けられた運賃の精算処理を行い、精算後に乗車券を排出する。
アイコンIC12の選択を受け付けた場合、券売機側表示制御部164は、行先駅の入力を受け付ける画像を表示させる(図11に示すS104の処理に相当)。図14は、行先駅の入力を受け付ける画像IM2の一例を示す図である。図14に示す画像IM2には、行先駅入力領域A21と、入力キー表示領域A22と、拡張機能選択領域A23と、アイコンIC21とが含まれる。行先駅入力領域A21には、入力キー表示領域A22に表示された各GUIスイッチにより選択された文字が入力される。入力キー表示領域A22には、行先駅を1文字ずつ入力するためのGUIスイッチが配列されている。図14の例では、ひらがな1文字ごとにGUIスイッチが割り当てられて50音順に配列されているが、カナカナや英字が1文字ごとに配列されていてもよい。
拡張機能選択領域A23には、例えば、言語切替を行うGUIスイッチと、画面に表示される文字を拡大させるGUIスイッチとが含まれる。言語切替を行うGUIスイッチの選択を受け付けた場合、券売機側表示制御部164は、複数の表示可能言語のうち何れかを選択させるための画像を表示させ、更に何れかの言語が選択された場合にその言語に対応する文字を入力するGUIスイッチを入力キー表示領域A22に表示させる。また、券売機側表示制御部164は、画像IM2に表示される文字(図14の例では「行先駅を入力してください。」)やGUIスイッチに表示される文字を選択された言語に変換して表示させてもよい。なお「言語切替」の文字は、予め英語で表示されていてもよい。このように画像に含まれる文字等を、外国人が理解可能な言語に変換して表示させることで、乗換等に関する案内情報をより適切に利用者に提供することができる。
また、文字を拡大させるGUIスイッチの選択を受け付けると、券売機側表示制御部164は、表示されている文字を大きくする。券売機側表示制御部164は、文字を拡大させるGUIスイッチの選択を受け付けるごとに、所定の大きさまで段階的に文字を大きくしてもよく、拡大表示と通常表示を交互に切り替えてもよい。これにより、例えば、高齢者の利用者にも文字情報を見易く表示させることができる。なお、拡張機能選択領域A23に表示されたGUIスイッチの選択による表示制御は、例えば、券売機側表示制御部164により実行される。
画像IM2において、行先駅が入力された後に受付部114によりアイコンIC21の選択が受け付けられると、取得部166は、乗車駅(券売機100が設置されている駅)から行先駅までの路線経路をサーバ装置200に問い合わせる。
なお、券売機側表示制御部164は、図14の画像IM2に代えて、予め決められた路線地図に対応付けられた画像(路線地図画像)を用いて、行先名の入力を受け付けてもよい。図15は、行先駅の入力を受け付ける他の画像IM2Aの一例を示す図である。図15に示す画像IM2Aは、上述した画像IM2と比較すると、行先駅入力領域A21および入力キー表示領域A22に代えて、路線地図表示エリアA24が踏まれている点で相違する。したがって、以下では、主に路線地図表示エリアA24の内容を中心に説明する。路線地図表示エリアA24には、乗車駅を含む所定範囲の路線地図画像が表示されている。路線地図画像には、各駅の地図座標上に配置された駅ごとのオブジェクト画像OB10と、路線に対応付けられたオブジェクト画像OB20とが含まれる。図15の例では、駅1〜駅6、駅11〜駅15、駅21〜駅22、駅31〜駅33のそれぞれの位置に対応するオブジェクト画像OB10が表示されている。また、オブジェクト画像OB20は、路線の移動経路に沿って表示され、更に路線において通過する複数のオブジェクト画像OB10を連結している。
図15の例において、券売機側表示制御部164は、乗車駅に相当する「駅2」のオブジェクト画像を、他の駅に対応付けられたオブジェクト画像と異なる表示モードで表示させる。表示モードとは、色や形状、大きさ、模様、グラデーションの有無、強調表示の有無等である。これにより、乗車駅を利用者に認識させ易くすることができる。
受付部114は、路線地図表示エリアA24に表示される路線地図画像に含まれるオブジェクト画像OB10のうち、何れかの駅に対応付けられたオブジェクト画像OB10の選択を受け付けると、受け付けた駅を行先駅として取得する。そして、路線を検索するためのアイコンIC21の選択を受け付けると、取得部166は、乗車駅から行先駅までの路線経路情報をサーバ装置200に問い合わせて取得する。
取得部166により乗車駅から行先駅までの路線経路が取得された場合、券売機側表示制御部164は、取得結果を利用者に表示する。例えば、路線経路が複数検索された場合、券売機側表示制御部164は、優先順位の高い順に路線経路を表示させる。以下では、乗車駅「駅2」から行先駅「駅22」までの路線経路の検索において、二つの路線経路が取得され、それぞれの乗換案内情報を優先順位に基づいて表示させる場面について説明する。
図16は、乗車駅から行先駅への乗換案内情報を含む画像IM3の一例について説明するための図である。図16に示す画像IM3には、統合乗換案内情報表示領域A31と、アイコンIC31と、アイコンIC32とが含まれる。統合乗換案内情報A31には、乗車駅のオブジェクト画像OB11と、行先駅のオブジェクト画像OB12と、問い合わせ結果として取得した全ての路線経路に含まれる乗換駅「駅4」、「駅13」のオブジェクト画像OB13、OB14と、乗車駅から行先駅まで移動するまでに乗車する路線の一部を示すオブジェクト画像OB21〜OB23が表示されている。統合乗換案内情報A31に表示される画像は、例えば、サーバ装置200の乗換案内情報生成部228により生成される画像である。乗換案内情報生成部228は、例えば、路線地図画像に含まれる路線経路から、路線経路取得部224により路線DB262を参照して取得した路線経路に相当する部分を抽出して、統合乗換案内情報A31に表示される画像を生成する。また、乗換案内情報生成部228は、抽出した画像に含まれる駅のオブジェクト画像のうち、乗車駅、行先駅、および乗換駅を除く駅のオブジェクトを削除する。これにより、乗車駅と、行先駅、および乗換駅のみが路線で連結された画像を生成することができる。なお、乗換案内情報生成部228は、乗車駅、行先駅、および乗換駅を示すオブジェクト画像のうち、一部または全部が他のオブジェクト画像と区別し易くなるように異なる表示モードで表示してもよい。また、乗換案内情報生成部228は、路線の種類ごとに異なる表示モードで表示してもよい。図16に示すように行先駅までの概略的な経路画像(画像IM3)を利用者に提供することで、乗車駅から行先駅までの経路を、より明確に利用者に把握させることができる。
また、図16に示す画像IM3において、受付部114がアイコンIC31の選択を受け付けた場合、券売機側表示制御部164は、例えば、行先駅を入力する画像(例えば、画像IM2、画像IM2A)を表示させる。また、アイコンIC32の選択を受け付けた場合、券売機側表示制御部164は、優先度順に乗換案内情報を表示させる(図11に示すステップS112の処理に相当)。なお、券売機側表示制御部164は、上述した図16に示す画像IM3を表示せずに、後述する図17の表示を行ってもよい。
図17は、第1の経路を含む画像IM4Aの一例を示す図である。図17に示す画像IM4Aには、第1の経路の乗換案内情報表示領域A41と、アイコンIC41〜IC43とが含まれる。乗換案内情報表示領域A41には、統合乗換案内情報表示領域A31に表示される画像が表示されると共に、オブジェクト画像OB20のうち第1の経路に相当する路線を他の路線の部分と異なる表示モードで強調表示される。これにより、乗車する鉄道の路線経路(第1の経路)をより明確に利用者に把握させることができる。図17の例では、駅2からオブジェクト画像OB22に示す路線で駅13まで移動し、駅13でオブジェクト画像23に対応付けられた路線に乗り換えて駅22に移動する経路が強調表示されている。また、乗換案内情報表示領域A41には、路線経路の総数および複数の路線経路における優先度(おすすめ経路の順位)が1番目であることを示すオブジェクト画像OB41が表示されている。これにより、検索された経路の数と、経路ごとの優先度を容易に把握することができる。
アイコンIC41の選択を受け付けた場合、印字制御部170は、表示されている乗換案内情報を含む画像を印字媒体に印字させ、印字された印字媒体が印字媒体排出口130から排出される(図11に示すステップS114〜S116の処理に相当)。また、アイコンIC42の選択を受け付けた場合、優先度が次に高い路線経路(第2の経路)を示す画像が表示される。アイコンIC43の選択を受け付けた場合、表示された経路の内容で精算処理および乗車券の発行処理が実行される。
図18は、第2の経路を含む画像IM4Bの一例を示す図である。図18に示す画像IM4Bには、第2の経路の乗換案内情報表示領域A42と、アイコンIC41、IC43、IC44とが含まれる。乗換案内情報表示領域A42には、統合乗換案内情報表示領域A31に表示される画像が表示されると共に、オブジェクト画像OB20のうち第2の経路に相当する路線を他の路線の部分と異なる表示モードで強調表示される。これにより、乗車する鉄道の路線経路(第2の経路)をより明確に利用者に把握させることができる。図18の例では、駅2からオブジェクト画像OB21に示す路線で駅4まで移動し、駅4でオブジェクト画像23に対応付けられた路線に乗り換えて駅22に移動する経路が強調表示されている。また、乗換案内情報表示領域A42には、路線経路の総数および複数の路線経路における優先度(おすすめ経路の順位)が2番目であることを示すオブジェクト画像OB42が表示されている。
また、図18の例において、アイコンIC44の選択を受け付けた場合、図17に示す第1の経路を示す画像が表示される。なお、上述の図17および図18に示す画像IM4A、IM4Bは、乗換案内情報生成部228で生成されてもよく、券売機側表示制御部164により生成されてもよい。このように、乗車駅と、行先駅と、乗換駅と、乗車駅から行先駅までの路線のみを簡易的に表示させることで、乗換駅をより明確に利用者に把握させることができる。
図19は、印字媒体PM1に印字される路線経路の一例を示す図である。図19に示す印刷媒体PM1に印字される画像には、例えば、路線地図表示領域A51と、詳細情報表示領域A52とが含まれる。路線地図表示領域A51には、表示部112に表示された乗換案内情報に関する画像が印字される。詳細情報表示領域A52には、路線地図表示領域A51に表示された路線経路に対応付けられた詳細情報(例えば、出発時刻、到着時刻、出発ホーム、降車ホーム、乗換ホームに関する情報)を含む画像が印字されている。このように、印刷媒体を提供することで、利用者は鉄道に乗車して移動中であっても容易に経路や乗換駅を把握することができる。また、印字媒体PM1は、例えばB5版やA4版などの比較大き目の印刷媒体に大きく印字することで、高齢者に見やすい乗換案内情報を提供することができる。
また、印字制御部170は、自動改札機がコード画像を読み取り、読み取ったコード画像から認識された情報に基づいて利用者の通過(入場または出場)の可否を判定する場合に、コード画像と共に上述した乗換案内情報に関する画像を印字してもよい。
図20は、乗車券としてのコード画像と乗換案内情報を含む画像とが印字された印字媒体PM2の一例を示す図である。図20に示す印字媒体PM2に印字される画像には、コード画像CD1と、路線地図表示領域A51とが含まれる。コード画像CD1は、例えば、QRコード(登録商標)である。コード画像CD1は、機械的に情報を読み取り可能なコード情報であれば、任意のものを使用してよく、例えばバーコード等の一次元コードであってもよい。
コード画像CD1は、例えば、効力情報がエンコード(符号化)された画像である。自動改札機は、コード画像CD1を読み取って、読み取った画像からエンコードされた効力情報を復号し、復号された効力情報に基づいて、利用者の通過の可否を判定する。また、コード画像CD1は、効力情報に代えて、サーバ装置200側に保管している効力情報を参照するための識別情報がエンコードされた画像であってもよい。この場合、自動改札機は、コード画像CD1を復号して識別情報を認識し、認識した識別情報に基づいて、サーバ装置200に保管された効力情報を取得し、取得した効力情報に基づいて、利用者の通過の可否を判定する。図20に示すように、1つの印字媒体PM2に乗車券としてのコード画像CD1と、乗換案内情報を含む画像とを印字することで、必要な情報を一つの媒体で利用者に提供することができる。なお、図20の例では、印字媒体PM2の同一の面にコード画像CD1と、乗換案内情報を含む路線経路情報を示す画像とが印字されているが、これに代えて、印字媒体PM2の一方の面(例えば表面)にコード画像CD1を印字し、他方の面(例えば裏面)に路線経路情報を示す画像が印字されてもよい。
以上説明した第1の実施形態によれば、券売機100において、利用者から行先駅に関する情報の入力を受け付ける受付部114と、受付部114により受け付けられた行先駅に関する情報に基づいて、利用者の乗車駅から行先駅までの路線経路情報を取得する取得部166と、取得部166により取得された路線経路情報のうち、乗車駅から行先駅までの路線経路情報に乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、乗車駅と、行先駅と、乗換駅とを含む乗換案内情報を出力部に出力させる出力制御部とを持つことにより、乗換等に関する案内情報をより適切に利用者に提供することができる。また、第1の実施形態によれば、利用者は、乗換案内をより正確に把握することができるため、乗り間違い等を抑制することができる。また、第1の実施形態によれば、券売機100の操作により乗車券の購入と、乗換案内情報の取得とを一度に行うことができる。また、第1の実施形態によれば、券売機100が乗換案内を印字媒体に印字して出力する機能を有するため、駅係員が印字処理を代行することなく、駅係員の作業負担を低減させることができる。また、第1の実施形態によれば、利用者は、より快適に、鉄道等の交通機関を利用することができる。
(第2の実施形態)
次に、券売システムの第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態と比較して、乗換案内情報を利用者に出力する場合に、表示部112に表示したり、印字媒体に印字して出力するのに代えて、利用者が所有する端末装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末等のモバイル端末)に乗換案内情報を表示させる点で相違する。以下では、主に上述の相違点について説明する。なお、第2の実施形態における券売システムは、第1の実施形態における券売システム1のシステム構成に利用者が利用する端末装置(以下、端末装置500と称する)を追加するものである。また、第2の実施形態における券売システムにおいて、券売機100、サーバ装置200、中継装置300および管理端末400の構成は、第1の実施形態と同様の構成を適用できるため、ここでの具体的な説明は省略する。
第2の実施形態において、券売機100の券売機側表示制御部164は、例えば、優先度に基づいて路線経路情報を表示部112に表示させる場合に、路線経路情報に関する情報がエンコードされたコード画像も表示部112に表示させる。
図21は、第2の実施形態の路線経路情報を含む画像IM5の一例を示す図である。図21に示す画像IM5には、図17に示す画像IM4Aに対応する第1の路線経路に関する情報が表示部112に表示されている。図21に示す画像IM5は、画像IM4Aと比較して、印刷指示を受け付けるアイコンIC41に代えて路線経路情報の画像を利用者の端末装置に外部装置からダウンロードさせるためのコード画像CD2が表示されている。な、第2の実施形態では、印刷指示を受け付けるアイコンIC41に加えて、コード画像CD2を表示させてもよい。例えば、コード画像CD2には、サーバ装置200にアクセスして図21に示す第1の経路の乗換案内情報表示領域A41に表示された乗換案内情報を含む画像を端末装置500内にダウンロードさせるための情報がエンコードされている。
端末装置500は、券売機100の表示部112コード画像CD2を読み取ってエンコードされた情報を復号化し、復号化したデータに基づいて、サーバ装置200から図19に示すよう画像情報をダウンロードして端末装置500の表示部に表示させる。また、端末装置500は、図20に示すような画像情報をダウンロードして、表示部に表示させてもよい。
図22は、第2の実施形態の端末装置500の機能構成の一例を示す図である。端末装置500は、例えば、操作部510と、表示部520と、撮像部530と、端末装置側通信部540と、アプリ実行部550と、端末側記憶部560とを備える。これらの機能部のうち一部又は全部は、例えばCPUやGPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部又は全部は、LSIやASIC、FPGA等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
操作部510は、例えば、ボタン、キーボード、スイッチ、マイク、タッチパネル等のユーザインターフェースである。なお、表示部520がタッチパネルである場合、操作部510の一部は表示部520と一体として形成される。操作部510は、例えば、第2の実施形態に係る処理を端末装置500に実行させるアプリケーション(以下、アプリと称する)の起動操作や終了操作を受け付けたり、アプリが実行中での各種操作の入力を受け付ける。
表示部520は、例えば、LCDや有機ELディスプレイ等の表示装置を含む。表示部520は、例えば、アプリ実行部550等によって出力される情報に基づいて各種画像を画面に表示する。
撮像部530は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。撮像部530は、例えば、端末装置500の表示部520が取り付けられた面の前方を撮像する。
端末装置側通信部540は、図示しない無線基地局により仲介されるセルラー網や、Wi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、専用回線、プロバイダ、インターネット等を介してサーバ装置200と通信する。また、端末装置側通信部540は、券売機100や他の端末装置と通信を行ってもよい。
アプリ実行部550は、端末側記憶部560に記憶された路線経路表示アプリ562が実行されることで実現される。路線経路表示アプリ562とは、例えば、乗車駅から行先駅までの路線経路に関する情報をダウンロードしたり、表示部520に表示させるためのアプリケーションプログラムである。
アプリ実行部550は、例えば、コード認識部552と、路線経路取得部554と、表示制御部556とを備える。コード認識部552は、撮像部530により撮像された画像に含まれるコード画像CD2を復号化し、路線経路情報の取得先の情報を認識する。取得先の情報とは、例えば、サーバ装置200のサーバ側記憶部260に記憶された問い合わせ情報に対する路線経路情報である。
路線経路取得部554は、コード認識部552により認識された路線経路情報の取得先の情報に基づいて、端末装置側通信部540によりサーバ装置200と通信を行い、表示部112に表示された乗換案内情報を含む路線経路情報をダウンロードする。ダウンロードされた路線経路情報564は、端末側記憶部560に記憶される。なお、路線経路取得部554は、サーバ装置200へのアクセス時に認証処理を行い、所定条件を満たす場合に路線経路情報をダウンロードしてもよい。所定条件とは、例えば、コード画像CD2を認識してから所定時間が経過していないことである。これにより、サーバ装置200は、所定時間経過後に記憶されている路線経路情報を削除することができるためデータ量を軽減することができる。また、所定条件には、例えば、実行中のダウンロード処理が存在していないことが含まれてもよい。これにより、サーバ装置200や端末装置500のダウンロード処理における異常の発生や処理負荷を抑制することができる。
表示制御部556は、路線経路取得部554により取得された路線経路情報を含む画像を表示部520に表示させる。これにより、端末装置500の表示部520には、例えば、上述した図19に示す画像や、図20に示す画像が表示される。
端末側記憶部560は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDD、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。端末側記憶部560には、例えば、路線経路表示アプリ562、路線経路情報564、その他の情報が格納する。
上述した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏する他、利用者は、容易に端末装置500に路線経路情報をダウンロードすることができる。また、第2の実施形態によれば、端末装置500に表示された路線経路情報を参照することで、乗換案内をより正確に把握することができるため、乗り間違い等を抑制することができる。
なお、路線経路表示アプリ562は、券売機100の表示部112に表示されたコード画像CD2から路線経路情報を含む画像を取得することに代えて(または加えて)、端末装置500に乗車駅と行先駅を入力する画像を表示させ、入力された乗車駅と行先駅とに基づいて、サーバ装置200に問い合わせを行って路線経路情報を取得してもよい。この場合、端末装置500の表示部520に表示される画像には、乗車駅および行先駅の入力領域や、言語切替や拡大表示、および路線検索を実行するGUIスイッチ等が表示される。路線経路表示アプリ562は、乗車駅および行先駅が入力された後に、路線検索を実行する指示を受け付けると、サーバ装置200に路線経路の問い合わせを行い、問い合わせ結果として経路情報を取得する。
なお、上述した第1および第2の実施形態に示す構成のうち一部または全部は、他の構成に含まれていてもよい。例えば、券売機100の機能の一部は、管理端末400またはサーバ装置200に含まれていてもよく、サーバ装置200の機能の一部は、管理端末400または券売機100に含まれていてもよく、管理端末400の機能の一部は、券売機100やサーバ装置200に含まれていてもよい。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
画像を表示する表示部と、
少なくとも行先駅の入力を受け付ける受付部と、
前記受付部により受け付けられた行先駅までの路線経路情報を含む画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
前記路線経路情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記表示制御部は、前記記憶部に記憶された前記路線経路情報のうち、乗車駅から行先駅までの路線経路に乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、前記乗車駅と前記行先駅と前記乗換駅とを含む乗換案内情報を前記表示部に表示させる、
券売機。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…券売システム、100…券売機、110…タッチパネル部、112…表示部、114…受付部、160…券売機側制御部、162…券売機側通信制御部、164…券売機側表示制御部、166…取得部、168…発行制御部、170…印字制御部、180…券売機側通信部、190…券売機側記憶部、200…サーバ装置、220…サーバ側制御部、222…サーバ側通信制御部、224…路線経路取得部、226…優先度設定部、228…乗換案内情報生成部、240…サーバ側表示部、250…サーバ側通信部、260…サーバ側記憶部、300…中継装置、400…管理端末、500…端末装置、510…操作部、520…表示部、530…撮像部、540…端末装置側通信部、550…アプリ実行部、560…端末側記憶部

Claims (10)

  1. 利用者から行先駅に関する情報の入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けられた行先駅に関する情報に基づいて、前記利用者の乗車駅から行先駅までの路線経路情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された路線経路情報のうち、前記乗車駅から前記行先駅までの路線経路情報に乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、前記乗車駅と前記行先駅と前記乗換駅とを含む乗換案内情報を出力部に出力させる出力制御部と、を備える、
    券売機。
  2. 前記出力部は、表示部を含み、
    前記出力制御部は、前記取得部により取得された路線経路情報のうち、前記乗換駅を含む路線経路情報が複数存在する場合に、前記乗車駅から前記行先駅までの移動時間、運賃、運行情報、混雑情報、および乗換容易度のうち少なくとも一つを用いて設定された優先度に基づいて前記表示部に前記乗換案内情報を含む画像を表示させる、
    請求項1に記載の券売機。
  3. 前記乗換案内情報を含む画像は、前記乗車駅から前記行先駅までの路線経路を示す画像を含み、
    前記出力制御部は、前記表示部に前記乗換案内情報を表示させる場合に、前記優先度に対応付けられた路線経路を示す画像を他の路線経路を示す画像と異なる表示モードで表示させる、
    請求項2に記載の券売機。
  4. 前記出力部は、印字部を含み、
    前記出力制御部は、前記乗換案内情報を前記印字部により印字媒体に印字させる、
    請求項1から3のうち何れか1項に記載の券売機。
  5. 前記出力制御部は、
    交通機関への乗車の効力情報または前記効力情報を取得するための情報が符号化されたオブジェクト画像と、前記乗換案内情報を含む画像とを前記印字媒体に印字ささせる、
    請求項4に記載の券売機。
  6. 前記出力制御部は、
    前記表示部に表示された前記乗換案内情報を含む路線経路情報を外部装置から取得するための情報を含むコード画像を生成し、生成したコード画像を前記表示部に表示させる、
    請求項2または3に記載の券売機。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載の券売機から利用者の乗車駅から行先駅までの路線経路の問い合わせ情報を受信する通信部と、
    駅間ごとの路線情報、移動時間および運賃を含む路線データベースを記憶する記憶部と、
    前記通信部により受信した問い合わせ情報に基づいて前記記憶部に記憶された路線データベースを参照して、前記乗車駅から前記行先駅までの路線経路情報を取得する路線経路取得部と、
    前記路線経路取得部により取得された路線経路情報のうち、乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、前記乗車駅と前記行先駅と前記乗換駅とを含む乗換案内情報を生成し、生成した乗換案内情報を含む路線経路情報を前記通信部により前記券売機に送信させる乗換案内情報生成部と、を備える、
    サーバ装置。
  8. 前記路線経路取得部により取得された路線経路情報が複数存在する場合に、前記乗車駅から前記行先駅までの移動時間、運賃、運行情報、混雑情報、および乗換容易度のうち少なくとも一つに基づく指標値を用いて優先度を設定し、設定された優先度ごとに乗換案内情報を生成させる優先度設定部を更に備える、
    請求項7に記載のサーバ装置。
  9. 請求項6に記載された券売機に表示されたコード画像を認識するコード認識部と、
    前記コード認識部により認識されたコード画像に含まれる路線経路情報の取得先の情報に基づいて、前記券売機に表示された乗換案内情報を含む路線経路情報を、前記取得先から取得する路線経路取得部と、
    前記路線経路取得部により取得された路線経路情報を表示部に表示させる表示制御部と、を備える、端末装置。
  10. 乗車券を発行する券売機と、サーバ装置とを含み、
    前記券売機は、
    利用者から行先駅に関する情報の入力を受け付ける受付部と、
    前記受付部により受け付けられた行先駅に関する情報に基づいて、前記サーバ装置から前記利用者の乗車駅から行先駅までの路線経路情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された路線経路情報のうち、前記乗車駅から前記行先駅までの路線経路情報に乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、前記乗車駅と前記行先駅と前記乗換駅とを含む乗換案内情報を出力部に出力させる出力制御部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記券売機から前記乗車駅から前記行先駅までの路線経路の問い合わせ情報を受信する通信部と、
    駅間ごとの路線情報、移動時間および運賃を含む路線データベースを記憶する記憶部と、
    前記通信部により受信した問い合わせ情報に基づいて前記記憶部に記憶された路線データベースを参照して、前記乗車駅から前記行先駅までの路線経路情報を取得する路線経路取得部と、
    前記路線経路取得部により取得された路線経路情報のうち、乗換駅を含む路線経路情報が含まれる場合に、前記乗車駅と前記行先駅と前記乗換駅とを含む乗換案内情報を生成し、生成した乗換案内情報を含む路線経路情報を前記通信部により前記券売機に送信させる乗換案内情報生成部と、を備える、
    券売システム。
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