JP2006164073A - 顧客案内システム - Google Patents

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JP2006164073A JP2004357228A JP2004357228A JP2006164073A JP 2006164073 A JP2006164073 A JP 2006164073A JP 2004357228 A JP2004357228 A JP 2004357228A JP 2004357228 A JP2004357228 A JP 2004357228A JP 2006164073 A JP2006164073 A JP 2006164073A
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Abstract

【課題】 顧客が、複数種類の券媒体を選択することができるようにし、選択された券媒体を用いて、顧客に応じた案内をすることができるようにする。
【解決手段】 顧客が数種の券媒体のうちいずれか1つを選択可能とし、選択した券媒体を用いて、場所および時刻に応じた適切な案内を提供するようにした。或いは、選択した券媒体を用いて、携帯電話にて案内情報を入手し表示できるようにした。或いは、券媒体を用いて、チケット処理機、電子案内板へのアクセス或いは携帯電話にて案内サービスを受けた履歴に基づき、搭乗口機の操作表示部に、未搭乗者の特徴、最終アクセス場所、時間を表示できるようにした。或いは、離陸時刻が迫っている未搭乗の顧客に対しては、前記アクセス履歴から顧客の現在位置を特定し、現在位置周辺の電子案内板に顧客への呼び出しや個別の案内ができるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、目的地のある顧客に、移動の案内を行う顧客案内システムに関するものである。
近年、携帯電話のインフラが整備され、携帯電話が急激に普及し、現在では携帯電話を利用したサービスも多種多様に提供されるようになってきている。このようなサービスの1つとして、携帯電話により、目的地への移動を行う搭乗券、乗車券或いは特定場所への入場券などを購入し、その携帯電話を電子チケットとする技術が提案され、一部そのサービスも展開されている。
例えば、非接触式カードを実装した携帯電話に予約情報を記憶し、予約から決済までを自動化したもの(例えば、特許文献1参照)、携帯電話を利用して予約しておき、近距離無線通信により管理サーバにアクセスして手続きを行うもの(例えば、特許文献2参照)、入場者にICカードを携帯させ、各所に配置したICカードリーダの出力により入場者の移動軌跡を管理センタで収集管理するもの(例えば、特許文献3参照)、或いは携帯端末にチケットIDを格納し、2次元バーコード化したものを読み取り、クライアントコンピュータへ送信し、照合するもの(例えば、特許文献4参照)が提案されている。
実案登録第3076212号公報 特開2002−024879号公報 特開2002−117113号公報 特開2002−123729号公報
しかしながら、以上のように携帯電話による電子チケットだけでは、携帯電話を忘れやすい顧客、携帯電話を頻繁に使用しバッテリーが頻繁に消耗し通信不能となりやすい顧客、航空機を頻繁に利用し離着陸の電源操作などが煩わしい顧客、或いは視聴覚障害者など携帯電話を利用できない顧客などでは、携帯電話による電子チケットだけでなく、これに代わるチケットの発行手段も利用できるように望まれていた。
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。すなわち、券を発行する管理サーバと、前記券の発行を受ける顧客端末と、前記発行した券を処理する券処理機と、特定の顧客を案内する案内装置と、前記管理サーバと前記顧客端末と前記券処理機と前記案内装置を接続するネットワークからなる顧客案内システムにおいて、前記管理サーバは、数種の券媒体のうちいずれかを選択可能とし、前記選択した券媒体を用いて、前記案内装置に案内を通知するようにした。
本発明の顧客案内システムによれば、顧客が希望する券媒体として、数種の券媒体のうちいずれか1つを選択可能としたので、所望の券媒体を用いて移動ができ、選択した券媒体を用いて誘導案内をも受けることができる。
以下、本発明に係る実施の形態例を、図面を用いて説明する。なお図面に共通する要素には同一の符号を付す。なお、目的地がある顧客を移動させるシステムとして一般的な航空機への搭乗券の予約、空港での手続きを一例として以下説明する。
実施例1の顧客案内システムは、顧客が数種の券媒体のうちいずれか1つを選択可能とし、選択した券媒体を用いて、場所および時刻に応じた適切な案内を顧客に提供するようにしたものである。
(構成)
(システム構成)
図1は、実施例1の顧客案内システムのシステム構成図である。同図に示したように、実施例の顧客案内システムは、携帯電話1aまたはパソコン1bからなる顧客端末1および管理サーバ3がインターネット2に接続されており、当該インターネット2を利用し顧客端末1が管理サーバ3にアクセスし、搭乗券などを購入することが可能となっている。
管理サーバ3には、記憶装置4が接続されており、顧客の識別情報、顧客の目的地である航空機の行先、発着時刻或いは空席情報等を管理し記憶している。この管理サーバ3は、通信回線5を介して、金融機関のホストコンピュータ6と回線接続可能な構成となっている。
金融機関のホストコンピュータ6は、顧客の預貯金残高等の顧客資産情報を管理し、当該情報を記憶装置7に格納し、管理サーバ3から要求される顧客識別情報に従って、該当する顧客資産情報により予約や発券処理の可否を返信するとともに、顧客資産情報に基づき顧客資産が搭乗費用等のサービス料金を負担できるものであれば、予約や発券処理等の搭乗サービスを実行し、顧客資産を減額し更新するものである。
一方、空港内ロビーは、顧客が空港に到着済みかどうか或いは危険物の持ち込みチェック済みかどうかなどの識別を行うために、同図一点鎖線で囲むエリアAないしD毎に仕切り壁が設けられ、所定の手続きを行うと次のエリアに移動できるようになっている。
券処理機としてのチケット処理機8は、搭乗を希望する顧客または係員が操作するもので、発券処理機8A、搭乗手続処理機8B、手荷物処理機8C、搭乗口機8Dなどで構成されている。案内装置としての電子案内板9aないし9c(以下、電子案内板全体については「電子案内板9」という)は、空港内のロビーや通路等の前記各エリアの各所に設置されるもので、チケット処理機8とともに管理サーバ3に接続されている。
(電子案内板の構成)
図2は電子案内板9の主な構成を示す操作側からの概観図であり、図3は電子案内板9の制御ブロック図である。
同図に示したように、案内表示部90は、LCDやプラズマディプレイ等から構成され、案内情報等を表示するものである。なお、表示内容としては、顧客のためのガイダンスだけでなく、一般客への顧客案内として、到着便情報、天候、或いは売店情報などを表示させるようにするのがよい。
カメラ91は、後述する券紙や顧客の携帯電話1aの表示部に表示される2次元バーコード等(以下、「2次元コード」という)を光学的に読み取るためのカメラであり、当該カメラ91により取得した採取画像を図示しない映像処理部により顧客に関する情報などを抽出する。
赤外線受信部92は、携帯電話1aと赤外線通信行うものであり、カード/携帯読取部93は非接触ICカード、携帯電話或いはICタグと無線通信により券情報などを読み取るものである。
案内操作部94は、選択キー等で構成される顧客入力部であり、係員呼び出しや案内言語の切り替え、拡大表示用のキーなどで構成されている。
接近検出部95は、この電子案内板9に近づいてくる顧客を検出するものであり、所定の距離範囲内、例えば1m以内に顧客がいること検出するものである。この接近検出部95の検出方法としては、赤外線の遮断を検出する安価な方法、一般的なカメラ等による画像を解析する方法、或いは多少高価となるが人体等の発熱体を検出可能な赤外線カメラによる画像を解析する方法などがある。
状態表示部96a、96bは、この電子案内板9が利用可能であることを顧客が容易に判断できるように、ランプの点灯などにより電子案内板9の状態を表示するものである。この状態表示部96は、電子案内板9の利用の可否を表示する状態表示部96a(同図右上)と携帯電話やICタグとの無線通信の可否をそれぞれ表示する状態表示部96b(同図右側中央)からなる。
以上の他、図3に示すように、電子案内板9には、各部を制御する制御部97、各種の画面レイアウトや管理サーバ3から受信した情報を一時記録する記憶部98、各部に電力を供給する電源部99が備えられ、制御部97が管理サーバ3へ接続される構成となっている。
(券紙の構成)
図4は、航空機等への搭乗券(以下、「券紙10」という)を図示したものであり、図4(a)にはICタグ101aを埋め込んだ例を、図4(b)にはQRコードなどの2次元コード101bを印刷した例を示す。
ICタグ101aは、あらかじめ券紙10の中に埋め込まれた無線通信機能を備えたICチップであり、チケット処理機8を利用して券紙10を受領する際に、搭乗に関する固有の情報が格納されるものである。一方、2次元コード101bはICタグに記憶される情報を含んだ情報がコード化されて印刷されたものである。この2次元コード101bは、QRコードではなく、一般的な1次元バーコードでもよいし、別のコードとしてもよい。
なお、ICタグ101aや2次元コード101bの位置はいずれの場所でもよく、また、一体として製造するのではなく発券の際にシール状にしたものを貼り付けるようにしてもよいし、同一券紙にICタグ101aおよび2次元バーコード101bの両方を設けるようにしてもよい。
(携帯電話の構成)
図5は、携帯電話1aの構成を示す図である。携帯操作部11はテンキーなどの入力キーや画面操作を行う入力部であり、携帯表示部12はLCDなどの表示部であり、後述の2次元コード101bを表示するものである。
携帯カメラ13は通常の画像や2次元コード101bなどの画像を取得できるものであり、赤外線通信部14は赤外線通信を行うものである。なお、携帯電話1aは、その他、図示しないバッテリーやメモリを備える。
(ICカードの構成)
ICカード1c(図1左上)は、一般に、携帯電話1aやパソコン1bや無線通信機能を備えた情報端末(PDA;Personal Digital Assistant)に接続可能なメモリカードであり、書換え可能な不揮発性のフラッシュメモリなどで構成されるものである。このICカード1cは、直接電気的に接続されるコネクタを有しているものが一般的であるが、内部に無線タグを有し、非接触型のICカードとして機能するものとしてもよい。
(動作)
以上の構成により、実施例の顧客案内システムは、以下のように動作する。
(予約処理)
図6の動作フローチャートおよび図7の画面表示例を用いて、顧客端末として携帯電話を使用して航空機の搭乗予約を行う例を説明する。なお、便宜上、携帯電話1a側の処理ステップをSで表し、管理サーバ3側の処理ステップをSVで表す。
まず、航空機の搭乗予約をする顧客は、携帯電話1aによりインターネット2を利用して管理サーバ3に接続する(ステップS1)。なお、一般に、予約等する場合は、事前に顧客の信用照会等の審査が必要であるが、簡略化のために、当該審査に関する詳細な説明は省略する。
管理サーバ3は、携帯電話1aと接続後、携帯電話1aにID番号などの会員番号の送信要求を行う(ステップSV1)。すると、携帯電話1aは、携帯表示部12に会員番号の入力を要求する画面を表示し、顧客が会員番号やパスワードを入力すると、管理サーバ3に当該情報を送信する(ステップS2)。
すると、管理サーバ3は、会員であることを記憶装置4内の顧客の識別情報により照会し、会員であることが確認できたときは、携帯電話1aに、搭乗日時、発着地などの区間、人数などの予約するために必要な情報の送信要求を送信する(ステップSV2)。なお、顧客の照会については、事前登録により、携帯電話番号やメールアドレスなどが登録されていれば、会員番号やパスワードではなく携帯電話番号やメールアドレスなどにより会員であることを確認するようにしてもよい。
すると、携帯電話1aは、予約取引メニュー画面を表示し、顧客が、搭乗日時、区間等の情報を入力すると、携帯電話1aは、管理サーバ3に当該情報を送信する(ステップS3)。すると、管理サーバ3は、空席情報を検索して、当該検索結果を携帯電話1aに返信する(ステップSV4)。
携帯電話1aは、空席情報を受信すると、当該空席情報に基づき仮予約可能な情報を表示する(ステップS4)。なお、顧客がステップS3にて取引メニューに従い入力した搭乗時刻に合致する航空機がないときは、入力した搭乗時刻の前後に発着する仮予約可能な航空機の情報を表示するようにしても勿論よい。
次に、携帯電話1aは、仮予約に必須な項目を表示して顧客に入力させ、全てが入力されると、仮予約するかどうかの確認画面を表示し、仮予約を確定させる。(ステップS5)。
一定時間、仮予約画面表示を継続して表示するが、例えば3分以上、仮予約操作或いは仮予約確認操作がないときは、予約可能な情報が変化する可能性があるので、仮予約取引を中断し(ステップS6)、ステップS4に戻る。この場合、インターネット2の接続も切断するようにし、ステップS1に戻るようにしてもよい。或いは中断する旨のメッセージを表示し顧客に中断してよいかどうかの確認をとるようにしてもよい。
仮予約情報の全入力が行われ、当該情報が管理サーバ3に送信されると、管理サーバ3は予約情報に基づいて仮予約処理を行う。仮予約処理が終了すると、管理サーバ3は料金支払の仮決済を行うように携帯電話1aに要求する(ステップSV4)。
顧客は、仮予約情報を再確認し(ステップS7)、決済方法としてクレジットカードによる支払または現金による支払等の選択を行うと、所定の処理により仮収受処理を行う(ステップS8)。この仮決済処理では、金融機関のホストコンピュータ6に回線接続して顧客の預金口座からの支払いを受ける準備的な処理等を行う(ステップSV5)。管理サーバ3と金融機関のホストコンピュータ6とのやり取りについては、本発明の要部ではないので簡略化のために説明を省略する。
仮決済処理が完了すると、携帯電話1aは、図7(a)に示すような最終確認画面を携帯表示部12に表示する。すると、顧客が予約を選択する場合は、顧客の登録の際に通知された予約パスワード、例えば"12345ABC"を携帯操作部11により入力し、当該情報を管理サーバ3に返信する。
また、予約をキャンセルする場合は、顧客の登録の際に通知されたキャンセルパスワード、例えば"12345CAN"を入力し、送信する。なお、この段階でのキャンセルは、予約が確定されていないので、手数料の徴収はなく、仮決済処理が取り消され、ステップS4に戻る。(ステップS9)
管理サーバ3は、予約パスワードを受信すると、予約パスワードを確認し、正しいときは、確認完了の通知を携帯電話1aに送信する(ステップSV6)。そして、確認完了の通知を受信した携帯電話1aは、搭乗予約情報の送信先、すなわち券媒体として可能な方法を表示し、いずれかを選択する画面を表示する(ステップS10)。
ここで、券媒体としては、携帯電話、ICカードまたは券紙を選択可能としている。なお、携帯電話のほか、前記無線通信機能を備えた情報端末(PDA)などを用い、選択可能とするようにしてもよい。
券紙発行機を用いる方法は、携帯電話やICカードにはダウンロードせずに、一般的に利用されている空港内の所定の場所やチケットショップ等で発券を受ける方法である。
携帯電話を用いる方法は、管理サーバからの搭乗予約情報などを携帯電話にダウンロードして格納し、携帯電話にて搭乗手続等を行う方法である。なお、仮予約した携帯電話以外の、例えば第三者の携帯電話に搭乗予約情報を格納するようにすることも可能であるが、入力ミス等により番号違いや通話中或いは通信エリア外などにより送信できない場合も想定されるので、その旨を表示し、他の携帯電話での操作はできないようにしておくのがよい。
なお、便宜性を優先し、第三者の携帯電話へ搭乗予約情報を格納するようにする場合は、券媒体選択の際に、会員番号、パスワードおよび携帯電話番号を入力させ、顧客の認証後、当該番号の携帯電話にダウンロードするようにすればよい。
ICカードを用いる方法は、ICカードに管理サーバからの搭乗予約情報などをダウンロードして記憶し、後述の券媒体として使用する方法である。このICカードは、一般にパソコンやPDAなどに装着が可能なもので、各種の記憶容量を有し、共通化した電気的コネクタにより動作するものであるが、ICタグを内蔵し、所定の通信アルゴリズムにて非接触ICとして動作するようにすることもできる。
(再び、図7の携帯電話の表示画面例、図6の動作フローチャートに戻り)、図7(b)は、以上述べた券媒体のいずれかを選択する選択画面の例であり、この表示を見て顧客は、携帯操作部11のキー操作により所望の券媒体を選択し、決定ボタンで決定する(ステップS11)。すると、携帯電話1aは決定された券媒体種類を管理サーバ3に送信する。
(券紙の場合)
例えば、券媒体として券紙が指定されたときは、管理サーバ3は、券紙が指定された旨を受信するので、予約受付番号などを携帯電話1aに送信する(ステップS12・SV8)。顧客は、この予約受付番号を用いて、後述する空港内の発券処理機8Aや電子案内板9を利用して発券を受ける。コンビニエンスストアなどの空港以外のチケットショップにおいての発券を受けるようにしてもよい。
(携帯電話の場合)
また、券媒体として携帯電話が指定されたときは、管理サーバ3は、携帯電話が指定された旨を受信するので、携帯電話1aへのダウンロード処理を開始する。 携帯電話1aへのダウンロード処理では、まず、携帯電話1aの正当性として携帯電話1aに所定の機能があるかどうかについて確認する(ステップS13・SV7)。例えば、携帯電話1aの機種コードを照会し、携帯電話1aのメモリ容量や携帯表示部12の表示密度等が2次元コード表示に適しているかどうかの確認を行う。
前記確認が行われ、問題がないときは、携帯電話1aへ搭乗予約情報のダウンロードを開始する(ステップS14・SV8)。このときの携帯電話1aの画面表示例を図7(c)に示す。ダウンロードの進行状況を視覚的に示すために、図のように状況表示バー121を表示するようにするとよいし、搭乗案内として搭乗手続開始時間などの案内も併せて表示するようにするとよい。
(ICカードの場合)
また、発券方法としてICカードが指定されたときは、管理サーバ3は、ICカードが指定された旨を受信するので、例えば、携帯電話1aに装着されたICカード1cへのダウンロード処理を開始する。
ICカードへのダウンロード処理では、まず、ICカード1cの正当性として例えば、ICカード1c内に格納されている空きメモリ量等を参照し正当性の有無を確認する。(ステップS15・SV7)。
前記確認が行われ、問題がないときは、例えば、携帯電話1aを経由して、ICカード1cへ搭乗予約情報のダウンロードを開始する(ステップS16・SV8)。このときの携帯電話1aの画面には、携帯電話1aにダウンロードするときと同様に図7(c)に示したようにダウンロードの進行状況を視覚的に示すようにするとよい。
なお、以上のように携帯電話1aを経由してダウンロードするのではなく、PDAにICカード1cを装着してダウンロードするようにしてもよいし、パソコン1bを利用してダウンロードするようにしてもよい。
以上のように指定された券媒体にダウンロード処理を完了すると、ステップS8にて行った仮決済を本決済に切り替え、口座引き落とし等の処理を実行する。そして、本決済が終了すると、ポイントサービスなどがあれば、付与ポイントや集計ポイント数等の表示を行う(ステップS17・SV9)。
携帯電話1aから予約完了通知を受信した管理サーバ3は、最終通信日時情報等を搭乗予約情報に関連づけて記憶装置4に格納し、携帯電話1aとの接続を終了する(ステップS18・SV10)。
(予約内容の確認)
なお、動作フローチャートには図示していないが、ステップS18・SV10により予約処理を完了し管理サーバ3との接続を終了した後でも、例えば、図7(d)の携帯電話1aの画面例に示したように、券媒体を用いて予約内容の再確認を可能とし、より安全な取引をさせるようにすることもできる。
以上のように搭乗の予約および予約内容の確認をどこでも簡単にできるので、戸惑うことなく安全な搭乗予約を行うことができる。なお、以上の説明では、特に記載しなかったが、携帯電話1a、ICカード1c等に搭乗予約情報などを送受信させる際、コンピュータウイルス等の対策を行い送受信するようにするのがよい。
(案内処理)
次に、図8の動作フローチャートおよび図9の電子案内板の表示例を用いて、顧客向けの案内処理を説明する。
前述のように、搭乗予約を行った顧客は、空港に到着すると、まず、図1に示したエリアAの発券処理機8Aにより搭乗手続きを行う。ここで、前述の予約処理にて券紙10で受領する券媒体を選択した顧客は、発券処理機8Aにより前述ステップS16にて取得した予約受付番号を入力して券紙10の発券を受ける。
また、あらかじめ空港以外のチケットショップ等で券紙10の発行を受けた場合や携帯電話1a、ICカード1cを指定して予約した場合も同様に搭乗手続きを行い、エリアBに向かう。
通常、電子案内板9には、一般の顧客に対して、各種のコマーシャル、到着便のお知らせ、或いは空港内の諸設備の案内として売店、喫煙場所、トイレ等の場所の案内などが表示されている。(ステップS21)。
各エリアにおいて、電子案内板9に顧客が接近し、所定の距離の範囲内に入ると、接近検出部95がこれを検出し、接近情報を管理サーバ3に送信する。すると管理サーバ3はステップS21の一般の顧客に対しての案内表示を中止させる(ステップS22)。勿論、顧客の接近の検出結果に基づき電子案内板9にて一般の顧客に対しての案内表示を中止し、管理サーバ3にその旨通知するようにしてもよい。
そして、管理サーバ3は、特定の顧客のための案内を行うためのサービスメニュー「ご案内」を電子案内板9に表示させる(ステップS23・SV21)。この画面表示例を図9(a)に示す。同図に示したように、「ご案内」画面では、券紙10、ICカード1cまたは携帯電話1aを保有している顧客に対するご案内のみが表示されるので、この「ご案内」表示後は、券紙10、ICカード1cまたは携帯電話1aを保有している顧客のみが、以降の案内サービスを受けられることになる。
そして、空港などでは、日本語を使用できない顧客がいるため、顧客による案内操作部94の操作により、或いは管理サーバ3により顧客情報から国籍を抽出し管理サーバ3からの指令により、例えば表示言語を日本語から英語等に切り替えるようにする。
そして、この「ご案内」の表示を行った後、所定の時間、接近検出部95が顧客を検出している場合には、案内を希望する顧客が存在するものと判断して「利用可」の状態を表す状態表示部96bを点灯する(ステップS24)。なお、この点灯は、顧客に通知するものであれば、点滅でも、文字表示や音声などであっても良い。
なお、図示していないが、所定の時間内に接近検出部95の出力がなくなったときは、券紙10、ICカード1cまたは携帯電話1aを保有している顧客でないと判断し、前記一般顧客のための表示内容に戻すようにするとよい。
そして、電子案内板9の制御部97は、カメラ91による券媒体などの2次元コード101b等の映像の取り込み、赤外線受信部92による携帯電話等からの赤外線による予約受付番号の受信、或いはカード/携帯読取部93による券媒体等のICタグ1cや携帯電話1aからの無線信号の受信を待つ(ステップS25)。
顧客は、券媒体として保有する券紙10、ICカード1cまたは携帯電話1aいずれかの方法により以下に述べるように、電子案内板9に予約情報を送信することになる。
なお、搭乗予約の際に券紙10、携帯電話1aまたはICカード1cのいずれに予約情報を格納する選択をした場合でも、電子案内板9の所定の操作により、別の種類の媒体に予約情報を転送し、その旨管理サーバ3に通知することにより、別の種類の予約媒体を保有する顧客として以降の手続を受けるようにすることもできる。
(券紙の場合)
顧客が2次元コード101bを印刷した券紙を保有しこれをカメラ91にかざすと、カメラ91が2次元コード101bを読み取り、電子案内板9の制御部97は、読み取った2次元コード101bの画像から情報を抽出する(ステップS26)。このとき、チェックサムなどの所定のデータチェックや必要に応じて誤り訂正などを行う。
なお、2次元コード101bからの情報ではなく、その他の印刷された行き先内容等から光学的文字読取方法により必要な情報を抽出してもよいし、これらを併用して情報の確実性を向上するようにしてもよい。
顧客がICタグ101aを設けた券紙10を保有しこれを電子案内板9にかざしたときは、カード/携帯読取部93は無線通信によりICタグ101a内の情報を読み出し、電子案内板9の制御部97により、その情報から予約情報など必要な情報を抽出する(ステップS28)。このとき、チェックサムなどの所定のデータチェックや必要に応じて誤り訂正などを行う。
(携帯電話の場合)
顧客が携帯電話1aを操作し、図5(a)に示したように2次元コード101b’を表示しカメラ91の前にかざすと、カメラ91が2次元コード101b’を読み取り、電子案内板9の制御部97は、読み取った2次元コード101b’の画像から情報を抽出する(ステップS26)。このとき、チェックサムなどの所定のデータチェックや必要に応じて誤り訂正などを行う。
或いは、顧客が携帯電話1aを操作し赤外線通信により予約情報などを送信し赤外線受信部92がこれを受信したときは、電子案内板9の制御部97により、その情報から予約情報など必要な情報を抽出する(ステップS27)。このとき、チェックサムなどの所定のデータチェックや必要に応じて誤り訂正などを行う。
(ICカードの場合)
顧客がICカード1cを保有する場合は、ICカード1cを携帯電話1aやPDAに装着し、携帯電話1aやPDAを赤外線受信部92やカード/携帯読取部93にかざし赤外線通信をし、ICカード1c内の情報を送出し電子案内板9の制御部97により、その情報から予約情報など必要な情報を抽出する(ステップS27)。このとき、チェックサムなどの所定のデータチェックや必要に応じて誤り訂正などを行う。
なお、図示していないが、電子案内板9にICカード用のコネクタを設け、当該コネクタにICカード1cを装着し、電子案内板9の制御部97にICカード1c内の情報を送出し、その情報から予約情報など必要な情報を抽出するようにしてもよい。
また、カメラ91、赤外線受信部92、カード/携帯読取部93による情報の読み出しは、例えば接近検出部95にて顧客が所定の距離に接近したことを検出した場合のみ動作するように制御するようにすれば、ノイズ等により誤動作することを防止できる。
以上述べたステップS26、27、28にて各信号を受信したときは、制御部97は、まず、他の通信機能を停止し、状態表示部96b等を点灯して情報読み出しを完了したことを顧客に知らせる(ステップS29)。状態表示部96b等の点灯ではなく案内表示部90に、例えば「お客様の搭乗情報を受信したしました、ただいまコンピュータと通信中ですのでしばらく、そのままお待ちください」と表示するようにしてもよいし、音声により同様のガイダンスを行うようにしてもよい。
カメラ91、赤外線受信部92、カード/携帯読取部93により取得した情報から予約情報など必要な情報を抽出すると、制御部97は、抽出した予約情報などを管理サーバ3に送信する(S30)。なお、電子案内板9の記憶部98に前記抽出した予約情報等の一部または全部を記憶しておき、後に表示する予約情報の表示などに利用するようにするとよい。
なお、ステップS26にて電子案内板9の制御部97にて2次元コード101bの解析を行うように述べたが、画像データを管理サーバ3に送信し管理サーバ3にて画像解析し予約情報等を抽出するようにしてもよい。
電子案内板9から予約情報等を受信した管理サーバ3は、記憶装置4に格納されている受信した予約情報等に一致する予約情報を検索する(ステップSV22)。
一致する予約情報がない場合には、管理サーバ3は、電子案内板9にその旨通知し再度、携帯電話1a等から予約情報等を取得し再送するように要求する。通常、前述のように、携帯電話1a等から情報を取得する際に、チェックサムなどの所定のデータチェックや必要に応じて誤り訂正を行うので、不一致となることはないが、取引の安全性の点から、上記のように再送要求をするようにするのがよい。
管理サーバ3の記憶装置4内には、予約情報とともに顧客がチケット処理機8により操作または係員による搭乗のための手続きを行った手続経過情報が格納されているので、管理サーバ3は、この手続経過情報を検索し次に行うべき手続を検索する(ステップSV23)。
なお、前記次に行うべき手続は、手荷物の有無など顧客の形態や時刻によっても変化する。例えば、顧客が空港に到着後、搭乗手続き、手荷物以外の荷物を預ける手続、手荷物の検査手続、搭乗口に入る手続など順に行うが、手荷物を持たずに搭乗する顧客は、前記荷物検査手続は行わない。このため、手続経過情報として、顧客の手荷物有無等の情報とともに、顧客が各ゲートを通過する毎に通過時刻を管理サーバ3の記憶装置4内に格納するようにしている。
管理サーバ3は、以上のように時刻や手荷物の有無など顧客の形態により変化する手続を管理し、予約情報や現在の時刻に基づき、次に行う手続のための案内情報を作成し、電子案内板9に返信する(ステップSV24)。
管理サーバ3からの前記案内情報を受信すると、電子案内板9の制御部97は、受信した案内情報を案内表示部90に表示する(ステップS31)。この案内情報の一例を図9(b)に示す。同図は、手荷物以外の荷物を預けるときの手続、手荷物検査を終了し、搭乗するのを待っている顧客に対し、搭乗予定の航空機、搭乗口番号および搭乗案内をする予定時刻などを表示する例である。
また、図9(c)は、すでに搭乗を開始している時刻での案内の例を示したものである。なお、搭乗口の方向をガイドする矢印等は、当該電子案内板9の設置場所によりその方向が異なるので、電子案内板9ごとに設置位置による方向の補正を行うのがよい。
次に、電子案内板9の制御部97は、顧客が電子案内板9の案内操作部94を操作したかどうかを監視し(ステップS32)、案内操作部94から入力があれば、その入力に応じた情報を案内表示部90に表示する。例えば、拡大表示の操作があれば、画面表示を拡大し、顧客が音声出力を選択する操作をすれば、音声による案内を行うようにする(ステップS33)。
ステップS34にて、案内操作部94を顧客が操作しないときは、接近検出部95にて顧客がいるかどうかを監視し(ステップS34)、顧客がいる場合は、ステップ33に戻って表示を継続し、所定の時間いない場合は、個別の案内表示を終了し、一般の顧客のための案内を表示するようにする(ステップS35)。
そして、管理サーバ3に当該終了時刻情報を送信する。管理サーバ3ではこの終了時刻情報と電子案内板9の設置場所情報を前記顧客の予約情報に関連づけて格納する。これらの情報は、後述する顧客管理処理において利用する。
なお、接近検出部95により顧客がいることを所定時間以上検出している場合でも、案内操作部94による操作がない場合には、実際には顧客はおらず荷物などによる接近検出の誤動作や操作の仕方が不明で操作が行われていないと判断し、その旨のガイダンス或いは警告を表示するようにするとよい。
(実施例1の効果)
以上詳細に述べたように、実施例1の顧客案内システムによれば、顧客が数種の券媒体のうちいずれか1つを選択可能とし、選択した券媒体を用いて、場所および時刻に応じた適切な案内を顧客に表示するようにしたので、所望の券媒体を用いて移動ができ、選択した券媒体を用いて誘導案内をも受けることができる。
実施例2の顧客案内システムは、位置情報抽出手段を備えた携帯電話により案内情報を入手できるようにしたものである。
(構成)
実施例2の顧客案内システムのシステム構成、電子案内板の構成、その制御系の構成、そして券紙、ICカードの構成は、実施例1にて図1ないし図3を用いて説明した構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
なお、本実施例においての携帯電話は、地理情報を検出できる機能を有するものである。この地理情報の検出については、GPS(GLOBAL POSITIONING SYSTEM)機能などとして、すでに汎用化された技術であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。なお、空港ビル内であり当該GPS機能が使用できない場合では、位置検出用の無線発信器を特定の場所に数箇所配置することにより、GPS機能とともに或いはGPS機能に代えることもできる。
(動作)
以上の構成により実施例2の顧客案内システムは、以下のように動作する。この動作を、図10の動作フローチャートおよび図11の画面表示例を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明では、顧客が、図1に示したエリアBの左端に位置しているものとして説明する。また、便宜上、携帯電話1aの処理ステップをSで表し、管理サーバ3側の処理ステップをSVで表す。
まず、携帯電話1aにより案内サービスを受けるときは、所定の操作により当該サービスを開始するが、予約情報を携帯電話1a内のメモリまたはICカード1cに格納している場合と、券紙10の発行を受けている場合とでは、予約情報を読み取る処理が異なるので、そのいずれであるの選択を行わせる。例えば、携帯電話1aの携帯表示部12に、券紙あり/券紙なしの選択ボタンを表示し、選択させるようにする(ステップS41)。
なお、予約の際に券媒体として携帯電話1aを選択し、空港等にて券紙10として発券を受けるようにした場合などでは、券紙10からの予約情報の入力も可能であるが携帯電話1a内の予約情報も利用できるので、その旨を表示し、券紙10から情報を読み取るか、すでに携帯電話1a内に格納された情報を用いるかを選択させるようにすればよい。
また、顧客が、券紙10から情報を読み取る、を選択した場合は、券紙ありを選択したときの処理と同様の処理となるが、券紙10から読み取った情報と携帯電話1a内に格納された情報を比較し、信頼性を向上させるようにすることもできる。
顧客が、券紙ありを選択したときは、携帯電話1aは券紙10の読み取りを行う旨を携帯表示部12に表示する。顧客は、その表示を見て、券紙10に印刷されている2次元コード101b等を携帯カメラ13により読み取らせる操作を行う。或いは、ICタグ101aを読み取る機能を有する携帯電話であれば、タグを読み取るアプリケーションを起動し、ICタグ101aを携帯電話1aの傍に置き、読み取り操作を行う。以上の操作により、券紙10の予約情報を読み取る(ステップS42)。
一方、ステップS41にて券紙なしを選択したときは、携帯電話1a内のメモリ或いはICカード1c内に予約情報をすでに格納済みであるので、券紙10からの予約情報の読み取り処理(ステップS42)をスキップし、ステップS43に進む。
次に、携帯電話1aは管理サーバ3に接続を行う(ステップS43・SV41)。このとき、IDやパスワードは、携帯電話1a内のメモリ或いはICカード1c、ICタグ101aから読み取ったものを使用して行うこともできるが、セキュリティを考慮すると、再度、顧客に入力させるようにするのがよい。
管理サーバ3の認証を受け回線が接続されると、前記読み取った予約情報或いは携帯電話1a内のメモリやICカード1c内の予約情報を管理サーバ3に送信する(ステップS44)。なお、ステップS41の選択操作の前に管理サーバ3と接続して置き、2次元コード101bの画像を管理サーバ3に送信し、管理サーバ3側にて読み取り画像から予約情報等を抽出するようにしてもよい。
予約情報を受信した管理サーバ3は、受信した予約情報に基づき、記憶装置4内に格納されている予約情報を検索する。すなわち、記憶装置4内には、顧客或いは係員が代行してチケット処理機8により搭乗のための手続きを行った手続経過情報が格納されるので、管理サーバ3は、記憶装置4に格納された前記手続経過情報により次の手続を検索する(ステップSV42)。なお、記憶装置4に格納される手続経過情報は、時々刻々変化していることは実施例1と同様である。
管理サーバ3は、手続経過情報に応じた案内情報を作成し後述の方位情報とともに携帯電話1aに返信する(ステップSV43)。
携帯電話1aは、管理サーバ3からの情報を図11に示したような案内文章122と方向表示123に分け、図示しないメモリに格納する(ステップS45)。そして、携帯電話1aは、GPS機能によって現在位置を把握して、一旦、メモリに格納する(ステップS46)。
次に、携帯電話1aは、案内文章122については文字情報としてそのまま表示するが、方向表示123については表示方向を以下のように編集して表示する(ステップS47)。すなわち、管理サーバ3からの送信されてくる位置情報には顧客が向かうべき位置情報(地理上の座標;緯度および経度)が含まれているので、携帯電話1aのGPS機能を動作させ現在位置情報を抽出し、前記顧客が向かうべき位置情報から方位情報を求め、当該方位に方向表示123を表示させるようにする。
携帯電話1aは、GPS機能により所定の時間間隔で、現在位置情報を取得し、変化があればステップS47の案内表示内容を編集し表示内容を変化させる(ステップS48)。従って、例えば、図11(a)に示した案内表示をしている状態で、携帯電話1aの向きを略90度右回転させると、図11(b)に示す表示に切り替わる。例えば、図1に示したエリアBに顧客がいる場合、図中矢印A方向に向けると図11(a)の表示となり、矢印B方向に向けると図11(b)の表示に変化する。
そして、携帯電話1aから案内サービスを終了する所定の操作が行われたときは(ステップS49)、携帯電話1aから現在位置情報を管理サーバ3に送信し、管理サーバ3との回線を切断する(ステップS50)。一方、携帯電話1aから現在位置情報を受信した管理サーバ3は、時刻情報と携帯電話1aの位置情報を予約情報に関連づけて記憶装置4に格納し、携帯電話1aとの回線を切断する(ステップSV44)。
(実施例2の効果)
以上詳細に述べたように、実施例2の顧客案内システムによれば、顧客の選択した券媒体を用いて、携帯電話にて案内情報を入手し表示できるようにしたので、電子案内板まで行くことが困難な高齢者や身体障害者などの顧客でも、案内情報を容易に取得することができる。
実施例3の顧客案内システムは、券媒体を用いて、チケット処理機8、電子案内板9へのアクセス或いは携帯電話1aにて案内サービスを受けた履歴に基づき、搭乗口機8Dの操作表示部201bに、未搭乗者の特徴、最終アクセス場所、時間を表示できるようにしたものである。或いは、離陸時刻が迫っている未搭乗の顧客に対して、前記アクセス履歴から顧客の現在位置を特定し、現在地周辺の電子案内板9に顧客への呼び出しや個別の案内を行うようにしたものである。
(構成)
実施例3の顧客案内システムのシステム構成、電子案内板の構成、その制御系の構成、そして券紙・携帯電話・ICカードの構成は、実施例1にて図1ないし図3を用いて説明した構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
また、搭乗口機8Dの構成は、図12に示したように、LCDなどからなる表示部200、係員が操作する操作キー201aと操作表示部201bからなる操作部201、そして内部に配置する図示しない搭乗口の開閉を制御する制御部や機構部から構成される。
(動作)
以上の構成により実施例3の顧客案内システムは、以下のように動作する。この動作を図13の動作フローチャートを用いて説明する。なお、便宜上、搭乗口機8Dの処理ステップをSKで表し、管理サーバ3側の処理ステップをSVで表す。
まず、搭乗時刻が近づいた時に、搭乗口の係員は、未搭乗者数や空席待ち人数等の情報を取得し定刻通りに離陸できるかどうかの判断を行うため、搭乗口機8Dの操作表示部201bの操作キー201aを操作して搭乗案内中の発便番号を入力する(ステップSK1)。図12は、係員が、発便番号として"JNA007"を入力し、操作表示部201bにこれが表示されている例を示している。
すると、搭乗口機8Dは、管理サーバ3に発便番号を送信し、管理サーバ3に接続された記憶装置4内を検索し、搭乗予定の顧客全員が搭乗口を通過し搭乗したかどうかの情報を検索し、未搭乗者があるか場合は、その者の氏名、年齢、性別、電子案内板9または携帯電話1aへ案内を提供した時刻とエリア、空席待ち人数などを搭乗口機8Dに返信する(ステップSV61)。
すると、搭乗口機8Dは、表示部200に未搭乗者数、空席待ち人数、未搭乗者数等の情報を表示する(ステップSK2)。図12の表示例の場合では、3名がまだ未搭乗であり、「ニホンタロウ」「45歳」「男性」が8時5分にエリアBの電子表示板9をアクセスし、「トウキョウハナコ」「33歳」「女性」が8時11分にエリアCの電子表示板9をアクセスし、「トウキョウカオル」「9歳」「女性」は特に電子表示板9をアクセスしていないのでこれに同行していると推定できる。また、図示していないが、パスポート等から顔写真のデータを取得しているのであれば、顔写真も表示するようにするとよい。
そして、管理サーバ3は、時刻を監視し所定の時刻になると未搭乗者の搭乗を最終的に促す必要であるので、顧客の位置情報の最終検索を行う(ステップSV62)。
管理サーバ3は、未搭乗者の予約情報に基づき、チケット処理機8や電子表示板9へのアクセス情報または携帯電話1aからのアクセス情報を検索して、アクセス履歴があれば、最終アクセス位置として特定する(ステップSV63)。
そして、前記アクセス情報、および電子案内板9または携帯電話1aへの最終案内情報から未搭乗者の最終現在位置を特定し、当該情報を搭乗口機8Dに送信する(ステップSV64)。当該情報を受信した搭乗口機8Dは、表示部200の表示内容を更新する(ステップSK3)。
一方、搭乗口の係員は、動作フローチャートには示していないが、表示内容を見て、アナウンスや直接該当者を捜す等して未搭乗者の誘導案内を行う。なお、搭乗口機8Dに未搭乗者として表示中の顧客が搭乗口機8Dの所定の通過処理が行われれば、管理サーバ3にその旨通知し未搭乗者情報から削除し搭乗口機8Dの表示部200の表示も消すようにする。
なお、ステップSV64にて、管理サーバ3が未搭乗者の最終現在位置情報を搭乗口機8Dに送信するだけでなく、最終位置周辺の電子表示板9に搭乗口位置の情報や時刻などとともに搭乗を促す表示を行うようにしてもよいし、携帯電話1aへ同様の情報を送信し、搭乗を促すようにするとなおよい。
(実施例3の効果)
以上詳細に述べたように、実施例3の顧客案内システムによれば、媒体を用いて、チケット処理機8、電子案内板9へのアクセス或いは携帯電話1aにて案内サービスを受けた履歴に基づき、搭乗口機8Dの操作表示部201bに、未搭乗者の特徴、最終アクセス場所、時間を表示できるようにしたので、係員が未搭乗者の数や、その特徴、現在位置を知ることができ、的確に搭乗を案内することができる。
或いは、離陸時刻が迫っている未搭乗の顧客に対しては、前記アクセス履歴から顧客の現在位置を特定し、現在位置周辺の電子案内板に顧客への呼び出しや個別の案内ができるようにしたので、未搭乗の顧客に対して的確に案内して搭乗を促すことができる。
《その他の変形例》
以下の実施例の説明では、顧客への案内を表示するように説明したが、表示するのはなく、或いは表示とともに音声等による案内をするようにしてもよい。
以上述べた実施の形態例では、航空機の搭乗予約について説明したが、これに限定されない。例えば、鉄道、バス、高速道路、ホテル、旅館、駐車場、ショッピングモール、或いは各種イベント等の予約、案内などにも利用できる。
或いは、例えば、信号機のある交差点や郵便ポスト、コンビニエンスストア等に電子案内板を配置するようにすれば、目的地のある観光客やウオークラリー等への道案内システムとしても利用できる。この場合、管理サーバにて移動経路の交通混雑状態の情報等を取得するようにすれば、さらに適切な誘導、案内を提供することができる。
実施例1の顧客案内システムの構成図である。 実施例1の電子案内板の構成図である。 実施例1の電子案内板の制御ブロック図である。 実施例1の券紙の構成図である。 実施例1の携帯電話の構成図である。 実施例1の動作フローチャートである。 実施例1の携帯電話による予約画面の説明図である。 実施例1の動作フローチャートである。 実施例1の電子表示板の表示画面の説明図である。 実施例2の動作フローチャートである。 実施例2の携帯電話の案内画面の説明図である。 実施例3の搭乗口機の構成図である。 実施例3の動作フローチャートである。
符号の説明
1a 携帯電話
1b パソコン
1c ICカード
2 インターネット
3 管理サーバ
4 記憶装置
8 チケット処理機
8A 発券処理機
8B 搭乗手続処理機
8C 手荷物処理機
8D 搭乗口機
9 電子表示板
90 案内表示部
91 カメラ
92 赤外線受信部
93 カード/携帯読取部
94 案内操作部
95 接近検出部
96 状態表示部

Claims (7)

  1. 券を発行する管理サーバと、
    前記券の発行を受ける顧客端末と、
    前記発行した券を処理する券処理機と、
    特定の顧客を案内する案内装置と、
    前記管理サーバと前記顧客端末と前記券処理機と前記案内装置を接続するネットワークからなる顧客案内システムにおいて、
    前記管理サーバは、数種の券媒体のうちいずれかを選択可能とし、前記選択した券媒体を用いて、前記案内装置に案内を通知するようにしたことを特徴とする顧客案内システム。
  2. 前記選択する券媒体は、券情報を格納する電子タグを設けた媒体若しくは券情報をコード化して印刷した媒体、または無線通信手段を有する顧客端末の内部メモリ若しくは外付けのメモリであって、
    前記案内装置は、前記電子タグとの通信部若しくは前記印刷コードの光学的読取部、または無線通信手段を有する案内装置であることを特徴とする請求項1記載の顧客案内システム。
  3. 前記無線通信手段は、赤外線通信手段であることを特徴とする請求項2記載の顧客案内システム。
  4. 前記券媒体により前記券処理機または前記案内装置へのアクセス履歴に基づき顧客の現在位置を抽出し、前記券処理機の操作部に当該現在位置とともに券情報を通知し、或いは当該現在位置情報に基づき前記案内装置に顧客への呼び出しないし案内をするようにした請求項1ないし請求項3いずれか記載の顧客案内システム。
  5. 前記券処理機または前記案内装置への操作が複数回行われたときは、最後に操作した場所を顧客の現在位置とすることを特徴とする請求項4記載の顧客案内システム。
  6. 前記顧客端末は、位置検出手段を設け、
    前記位置検出手段により検出した位置情報に基づき前記顧客端末に顧客への呼び出しないし案内をするようにしたことを特徴とする顧客案内システム。
  7. 前記位置検出手段により検出した位置情報に基づき顧客の行き先方向案内を変化させるようにしたことを特徴とする請求項6記載の顧客案内システム。
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