JP2008084157A - 自動店舗支援装置及び自動店舗支援プログラム - Google Patents

自動店舗支援装置及び自動店舗支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客の利便性を考慮した自動店舗支援装置及び自動店舗支援プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ユーザが選択した購入商品の袋詰め形態候補を顧客情報、商品情報に基づいて算出する袋詰め形態候補算出手段(S3)と、袋詰め形態候補、受取場所をユーザに提示して袋詰め形態候補を選択させる袋詰め形態候補選択手段(S4〜S6)と、ユーザが選択した袋詰め形態候補に基づき、購入商品の各袋への袋詰め手順を指示する袋詰め手順指示手段(S7〜S10)とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動店舗支援装置及び自動店舗支援プログラムに係り、特に小売店のオートメーション化を図る自動店舗支援装置及び自動店舗支援プログラムに関する。
例えば店舗では、売り場に設けた商品陳列棚に商品を陳列している。顧客は、購入を希望する商品を商品陳列棚から取り出して、レジに持って行く。レジでは、顧客が持ってきた商品の精算処理を行う。顧客は、会計処理のあと、商品の量に応じた大きさの袋に商品を入れて商品を持ち帰っている。既存の店舗では、商品陳列棚に商品を陳列しておかなければならず、商品を陳列するためのスペースの問題や、商品を陳列棚に補充する従業員が必要という問題があった。
近年では、既存の店舗のように商品陳列棚に商品を陳列しておかなければならないという問題点を解消するため、端末で商品情報を提供し、顧客が指定した商品を商品保管場所にて顧客に引き渡す買物ピッキングシステムが知られている(特許文献1参照)。
特開平8−161612号公報
ところで、顧客は商品を袋に入れるとき、それぞれの商品の大きさ,商品の重さ,商品の特性(割れやすい,柔らかい等),自らの力などを考慮し、袋の数や、各袋への商品の配分を決めている。
しかしながら、特許文献1の買物ピッキングシステムでは、顧客の利便性を考慮して商品を袋に入れるものではない。例えば顧客が老人であれば、商品を大きな1つの袋にまとめて入れるよりも、複数の袋に小分けして入れた方が、それぞれの袋が軽くなり、持ち運び易いと考えられる。このように、従来の買物ピッキングシステムは必ずしも顧客の利便性を考慮したものではなかった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、顧客の利便性を考慮した自動店舗支援装置及び自動店舗支援プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ユーザが選択した購入商品の袋詰め形態候補を顧客情報、商品情報に基づいて算出する袋詰め形態候補算出手段と、前記袋詰め形態候補、受取場所をユーザに提示して前記袋詰め形態候補から1つの袋詰め形態候補を選択させる袋詰め形態候補選択手段と、ユーザが選択した前記袋詰め形態候補に基づき、前記購入商品の各袋への袋詰め手順を指示する袋詰め手順指示手段とを有することを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
上述の如く、本発明によれば、顧客の利便性を考慮した自動店舗支援装置及び自動店舗支援プログラムを提供できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。
図1は本発明による自動店舗システムの一実施例の構成図である。図1の自動店舗システムは、袋詰め支援システム1,店舗内買物端末2,店舗内商品受取口3,商品収集システム4,袋詰めシステム5,商品受け渡しシステム6が、LANやインターネットなどのネットワーク7を介して接続されている。
袋詰め支援システム1は、商品マスタ11,顧客マスタ12,受取場所マスタ13,袋マスタ14,袋詰めパターンマスタ15,性別マスタ16,年齢マスタ17,歩行距離マスタ18,交通手段マスタ19及び買物カゴテーブル20を有しており、これらのマスタを用いて顧客の利便性を考慮した袋詰め形態及び商品受取場所を後述のように算出するものである。
店舗内買物端末2は、顧客が操作する端末であって、商品受取口が付いている。顧客は店舗内買物端末2を操作して、商品の購入と、袋詰め支援システム1が算出した袋詰め形態及び商品受取場所の選択を行う。また、店舗内商品受取口3は、店舗内買物端末2と異なる場所に設けられた商品受取口である。
商品収集システム4は、店舗内買物端末2から購入した商品を収納棚から自動的に取り出して収集するシステムである。商品収集システム4は、例えば特開平5−120521号公報などに記載されているように公知技術を用いて実現できる。
袋詰めシステム5は、商品の効率的な袋への詰め方を案内するシステムである。袋詰めシステム5は、例えば特開2004−21836号公報などに記載されているように公知技術を用いて実現できる。
商品受け渡しシステム6は、売り場から駐車場の各駐車位置まで買物商品を搬送するシステムである。商品受け渡しシステム6は、例えば特開平6−259699号公報などに記載されているように公知技術を用いて実現できる。
図2は本発明による袋詰め支援システムの一実施例のハードウェア構成図である。図2の袋詰め支援システム1は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置31,出力装置32,ドライブ装置33,補助記憶装置34,メモリ装置35,演算処理装置36及びインターフェース装置37で構成される。
入力装置31はキーボードやマウスなどで構成され、各種信号を入力するために用いられる。出力装置32はディスプレイ装置などで構成され、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置37は、モデム,LANカードなどで構成されており、ネットワーク7に接続する為に用いられる。
本発明による袋詰め支援システム1を制御するプログラムは、本発明による自動店舗システムを制御する自動店舗支援プログラムの少なくとも一部である。本発明による袋詰め支援システム1を制御するプログラムは、例えば記録媒体38の配布やネットワーク7からのダウンロードなどによって提供される。
プログラムを記録した記録媒体38は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、プログラムを記録した記録媒体38がドライブ装置33にセットされると、プログラムは記録媒体38からドライブ装置33を介して補助記憶装置34にインストールされる。ネットワーク7からダウンロードされたプログラムは、インターフェース装置37を介して補助記憶装置34にインストールされる。
袋詰め支援システム1は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。メモリ装置35は、コンピュータの起動時に補助記憶装置34からプログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置36はメモリ装置35に格納されたプログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
図3は本発明による自動店舗システムの処理手順を表した一実施例のフローチャートである。ステップS1に進み、顧客は店舗内買物端末2を使用して、購入する商品の選択を行う。例えば店舗内買物端末2には、最初、図4のような商品検索方法選択画面100が表示されている。図4のような商品検索方法選択画面100は例えば店舗内買物端末2が生成する。
図4は商品検索方法選択画面の一例のイメージ図である。顧客は、図4の商品検索方法選択画面上に設けられた文字検索ボタン101又は棚割検索ボタン102の何れかを押下することで、商品検索方法として文字検索又は棚割検索を選択できる。
顧客が文字検索ボタン101を押下すると、店舗内買物端末2は図5のような文字検索画面110を表示する。図5のような文字検索画面110は例えば店舗内買物端末2が生成する。図5は文字検索画面の一例のイメージ図である。顧客は文字検索画面110上のキーボード111を使用して入力欄112に商品名もしくはキーワードを入力し、検索ボタン13を押下する。すると、店舗内買物端末2は、商品マスタ11に登録されている商品のうち、入力欄112に入力された商品名もしくはキーワードに該当する商品の一覧を表示できる。
顧客が棚割検索ボタン102を押下すると、店舗内買物端末2は図6のような棚割検索画面120を表示する。図6のような棚割検索画面120は例えば店舗内買物端末2が生成する。図6は棚割検索画面の一例のイメージ図である。顧客は棚割検索画面120上の棚選択ボタン121の何れか一つを押下して棚割を選択することで、選択した棚割から商品を絞り込むことができる。
例えば棚割検索画面120上の「日用品」を表す棚選択ボタンが押下されると、店舗内買物端末2は選択された棚割「日用品」から商品を絞り込み、図7に示すような商品種別選択画面130を表示する。図7のような商品種別選択画面130は例えば店舗内買物端末2が生成する。
図7は商品種別選択画面の一例のイメージ図である。顧客は商品種別選択画面130上の商品種別ボタン131の何れか一つを押下して商品種別を選択することで、選択した商品種別から商品種別を絞り込むことができる。
例えば商品種別選択画面130上の「洗剤」を表す商品種別選択ボタンが押下されると店舗内買物端末2は選択された商品種別「洗剤」から商品を更に絞り込み、図8に示すような商品リスト画面140を表示する。図8のような商品リスト画面140は例えば店舗内買物端末2が生成する。
図8は商品リスト画面の一例のイメージ図である。顧客は商品リスト画面140上の商品ボタン141の何れか一つを押下して商品を選択することで、選択した商品の詳細を表示することができる。例えば商品リスト画面140上の「洗剤A」を表す商品ボタンが押下されると店舗内買物端末2は選択された「洗剤A」の詳細を、図9のような商品詳細画面150に表示する。図9のような商品詳細画面150は例えば店舗内買物端末2が生成する。
図9は商品詳細画面の一例のイメージ図である。顧客は商品詳細画面150上のプルダウンメニュー151から購入する商品の数量を選択できる。また、顧客は商品詳細画面150上のプルダウンメニュー152から購入する商品の配達先を指定できる。顧客は商品詳細画面150上のボタン153を押下することで、選択した商品を買物カゴに追加することができる。例えば商品詳細画面150上のボタン153が押下されると店舗内買物端末2は顧客が選択した商品を、後述する買物カゴテーブルに追加する。
このように、店舗内買物端末2は前述した図4〜図9の画面を表示することで、顧客に購入する商品の選択を行わせる。つまり、ステップS1では、商品マスタ11に登録されている商品から顧客が購入する商品を選択し、買物カゴテーブルに登録している。
ステップS2に進み、顧客は買物カゴ確認(図示せず)を選択したあと、問題が無かった場合、買物終了(図示せず)を選択する。例えば店舗内買物端末2は買物カゴ確認が選択されると、買物カゴテーブルに登録されている商品を表示し、買物終了が選択されるとステップS3の処理に進む。
ステップS3では、袋詰め支援システム1が、買物カゴテーブルに登録されている商品の袋詰め形態を、後述する顧客マスタに登録されている顧客情報を用いて、顧客に応じた袋詰め形態・商品の重量・受取場所・待ち時間を抽出する。なお、ステップS3の袋詰め形態算出処理の詳細は後述する。
ステップS4に進み、袋詰め支援システム1は、ステップS3で抽出した袋詰め形態のうち、例えば優先順位の高い上位3つを店舗内買物端末2に表示させる。図10は店舗内買物端末に表示された袋詰め形態選択画面の一例のイメージ図である。図10のような袋詰め形態選択画面160は例えば袋詰め支援システム1が生成して店舗内買物端末2に表示させる。
図10の袋詰め形態選択画面160には、袋詰め形態の他、商品の重量、受取場所および待ち時間が表示されている。顧客は袋詰め形態の他、商品の重量、受取場所および待ち時間等を参照し、袋詰め形態選択画面160上に希望する袋詰め形態等があれば、ステップS6に進み、その袋詰め形態等に対応する袋詰め形態選択ボタン161を押下して袋詰め形態等を選択する。
なお、顧客は袋詰め形態選択画面160上に希望する袋詰め形態等が無ければ、袋詰め形態選択画面160上のボタン162を押下する。ボタン162が押下されると、袋詰め支援システム1はステップS4に戻り、ステップS3で抽出した袋詰め形態のうち、表示済みの袋詰め形態を除き、次に優先度の高い上位3つを店舗内買物端末2に表示させる。
ステップS6に続いてステップS7に進み、袋詰め支援システム1は選択した袋詰め形態等のうち、受取場所を確認し、自宅配送であるかを判定する。自宅配送であれば、袋詰め支援システム1はステップS8に進み、商品の合計金額に送料を加算してステップS9の処理に進む。自宅配送でなければ、袋詰め支援システム1はステップS9に進む。
ステップS9では、袋詰め支援システム1が、店舗内買物端末2の画面上に合計金額を表示させる。店舗内買物端末2は、表示した合計金額の会計を行う。会計後、店舗内買物端末2は赤外線,RFID等で携帯電話等に受取番号を送信する。また、店舗内買物端末2は紙に受取番号を印刷して出力するようにしてもよい。
ステップS10に進み、自動店舗システムでは顧客が購入した商品を収集し、顧客が選択した袋詰め形態で商品袋詰めを行う。なお、ステップS10の商品袋詰め処理の詳細は後述する。
ステップS11に進み、自動店舗システムでは袋詰めを行った商品を顧客が選択した受取場所まで運搬する。したがって、顧客は自らが選択した袋詰め形態で袋詰めが成された商品を、自らが選択した受取場所で受け取ることができる。
図11は袋詰め形態算出処理の詳細を表したフローチャートである。例えば店舗内買物端末2は、所定の挿入口に会員カード等を挿入させることで、顧客の顧客IDを特定しておく。なお、顧客の顧客IDの特定は、生体認証やRFIDなど、様々な手段を用いることができる。
ステップS21に進み、袋詰め支援システム1は図12に示す買物カゴテーブル20から顧客IDを検索キーとして、その顧客に対応するレコードを取得する。図12は買物カゴテーブルの一例の構成図である。買物カゴテーブル20は顧客が購入した商品を登録しているものである。
買物カゴテーブル20は、顧客ID,商品ID,配送パターンをデータ項目として有する。データ項目「配送パターン」は、その商品の配送先として店内が指定されているか自宅が指定されているかを識別する為の情報である。
ステップS22に進み、袋詰め支援システム1はステップS21で取得したレコードから商品IDを取得し、その商品IDを検索キーとして図13に示す商品マスタ11から顧客が選択した商品の商品収集時間を取得して、商品収集時間の合計を算出する。図13は商品マスタの一例の構成図である。
商品マスタ11は、商品ID,商品名,単価,単位あたり重量,商品収集時間,商品特性,棚ID,3Dをデータ項目として有する。データ項目「商品収集時間」は商品詰め場へ商品を収集するまでの時間を表している。データ項目「3D」は、商品の縦,横,高さの情報を保持するものである。袋詰め支援システム1は袋の中身をシミュレーションする際、データ項目「3D」を立体情報として使用する。
袋詰め支援システム1は算出した商品収集時間の合計と、図14に示す受取場所マスタ13の対象運搬時間とを比較して受取場所を決める。図14は受取場所マスタの一例の構成図である。受取場所マスタ13は、受取場所No,受取場所,対象運搬時間,運搬所要時間をデータ項目として有する。データ項目「対象運搬時間」は商品詰め場へ商品を収集するまでの時間を表している。データ項目「運搬所要時間」は商品詰め場から受取場所への運搬に掛かる時間を表している。袋詰め支援システム1はステップS22で算出した商品収集時間の合計と図14の受取場所マスタ13のデータ項目「対象運搬時間」とを比較して、商品の受取場所を決める。
例えば図14の受取場所マスタ13の場合、袋詰め支援システム1は商品収集時間が30秒未満のとき受取場所を「端末受取口」とし、商品収集時間が30秒以上300秒未満のとき受取場所を「店舗内商品受取口」とし、商品収集時間が300秒以上600秒未満のとき受取場所を「駐車場受取口」とする。
ステップS23に進み、袋詰め支援システム1は店舗内買物端末2から顧客に交通手段を入力させる。例えば交通手段の入力は、初回のみとする。2度目以降は交通手段の確認とする。なお、顧客により入力された交通手段は、図15に示す顧客マスタ12に登録される。
図15は顧客マスタの一例の構成図である。顧客マスタ12は、顧客ID,顧客名,年齢(歳),性別,自宅迄の距離,交通手段をデータ項目として有する。ステップS24に進み、袋詰め支援システム1は顧客マスタ12から顧客情報を抽出する。
ステップS25に進み、袋詰め支援システム1は店舗内買物端末2に顧客情報を表示して顧客に確認させる。ステップS26に進み、袋詰め支援システム1は顧客情報として顧客マスタ12から抽出した年齢(歳),性別,自宅迄の距離,交通手段を、図16の年齢マスタ17,図17の性別マスタ16,図18の歩行距離マスタ18,図19の交通手段マスタ19に基づき、ポイントに変換する。
図16は年齢マスタの一例の構成図である。年齢マスタ17は年齢毎にポイントが付されている。図17は性別マスタの一例の構成図である。性別マスタ16は性別毎にポイントが付されている。図18は歩行距離マスタの一例の構成図である。歩行距離マスタ18は歩行距離毎にポイントが付されている。また、図19は交通手段マスタの一例の構成図である。交通手段マスタ19は交通手段毎にポイントが付されている。
性別マスタ16,年齢マスタ17,歩行距離マスタ18,交通手段マスタ19に付されているポイントは、一袋辺りの最大重量を大きくできると考えられる場合に大きなポイントが設定されている。例えば年齢マスタ17では男性のポイントが女性のポイントよりも大きく設定されている。
袋詰め支援システム1は、顧客情報から変換したポイント(顧客分類ポイント)に基づいて、図20に示す袋詰めパターンマスタ15から一袋辺りの最大重量を算出する。図20は袋詰めパターンマスタの一例の構成図である。袋詰めパターンマスタ15は、一袋辺りの最大重量,顧客分類ポイントをデータ項目として有する。
ステップS27に進み、袋詰め支援システム1はステップS26で算出した一袋辺りの最大重量以下の袋を図21の袋マスタ14から決定し、買物カゴテーブル20に登録された、袋詰めすべき商品につき、商品マスタ11の商品特性を考慮しつつ商品の袋詰めをシミュレーションする。商品特性とは、硬い,普通,柔らかい等の袋詰めの際に考慮すべき商品の特性である。図21は袋マスタの一例の構成図である。
例えば商品の袋詰めの際、袋詰め支援システム1は硬い商品,普通の商品,柔らかい商品の順番に下から商品を配置するようにシミュレーションする。また、袋詰め支援システム1は袋マスタ14から袋の最大容量と、商品の容量とを比較し、袋詰めのパターンをシミュレーションする。なお、袋詰めの具体的なパターンのシミュレーションは、袋詰めシステム5を利用して行うことができる。
このように、図11の袋詰め形態算出処理では、買物カゴテーブルに登録されている商品につき、該商品を購入した顧客に応じた袋詰め形態・商品の重量・受取場所・待ち時間を抽出できる。
図22は、商品袋詰め処理の詳細を表したフローチャートである。顧客が会計を行ったあと、袋詰め支援システム1はステップS31に進み、顧客が購入した商品の情報を買物カゴテーブル20から受け取ると共に、顧客が選択した袋詰め形態や受取場所などの袋詰め情報を受け取る。
ステップS32に進み、袋詰め支援システム1は、商品を人が収集するのか否かを判定する。例えば商品収集システム4は商品を人が収集するのではなく、倉庫などで使用しているような自動収集装置により商品を収集できる。
商品を人が収集するのではないと判定すると、袋詰め支援システム1はステップS33に進み、自動収集装置により商品を一箇所に集め、例えば袋詰めシステム5を利用して顧客が選択した袋詰め形態で袋詰めを行う。
商品を人が収集すると判定すると、袋詰め支援システム1はステップS34に進み、例えば従業員が利用する携帯端末に買物リストを送信する。従業員は携帯端末に表示された買物リストを元に、商品棚から顧客が購入した商品を集める。その際、携帯端末はカートと連動して、商品がカートに入れられると商品を自動的に認識して、買物リストに収集済みの旨を表示するようにしてもよい。
ステップS35に進み、従業員は携帯端末に表示された指示通りの順番に商品の袋詰めを行う。ステップS33又はS35に続いてステップS36に進み、従業員はRFリーダライタを用いて各商品に付けられたRFIDの情報を読み出し、買物カゴテーブル20に登録されている商品と照らし合わせることで漏れが無いかを確認する。
このように、図22の商品袋詰め処理では、顧客が購入した商品を収集し、顧客が選択した袋詰め形態で商品の袋詰めを行うことができる。
本発明による自動店舗システムを利用すれば、購買時間/手間の削減による利便性の向上による顧客満足の向上・集客力の強化が図れる。また、本発明による自動店舗システムを利用すれば、レジ人員/売り場立会い人員不要に伴う人件費の削減を図れる。
また、本発明による自動店舗システムを利用すれば、売り場面積縮小による地代の削減を図れる。また、本発明による自動店舗システムを利用すれば、売り場メンテナンスの容易化を図れる。また、本発明による自動店舗システムを利用すれば、顧客に合わせた袋詰め・受取場所選択による顧客負担の軽減・顧客満足度の向上を図れる。
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
ユーザが選択した購入商品の袋詰め形態候補を顧客情報、商品情報に基づいて算出する袋詰め形態候補算出手段と、
前記袋詰め形態候補、受取場所をユーザに提示して前記袋詰め形態候補から1つの袋詰め形態候補を選択させる袋詰め形態候補選択手段と、
ユーザが選択した前記袋詰め形態候補に基づき、前記購入商品の各袋への袋詰め手順を指示する袋詰め手順指示手段と
を有することを特徴とする自動店舗支援装置。
(付記2)
前記購入商品に基づいて前記購入商品の収集時間の合計を算出する購入商品収集時間算出手段と、
前記購入商品の収集時間の合計に基づいて前記購入商品の受取場所を選択する受取場所選択手段とを更に有し、
前記袋詰め形態候補選択手段は、前記袋詰め形態候補、受取場所及び待ち時間をユーザに提示して前記袋詰め形態候補から1つの袋詰め形態候補を選択させることを特徴とする付記1記載の自動店舗支援装置。
(付記3)
前記袋詰め形態候補算出手段は、顧客情報に基づき、前記袋の数および一袋当たりの重量を考慮して前記袋詰め形態候補を算出することを特徴とする付記1又は2記載の自動店舗支援装置。
(付記4)
記憶装置、演算処理装置を含むコンピュータにおいて実行される自動店舗支援プログラムであって、
前記演算処理装置を
ユーザが選択した購入商品の袋詰め形態候補を前記記憶装置に記憶された顧客情報、商品情報に基づいて算出する袋詰め形態候補算出手段と、
前記袋詰め形態候補、受取場所をユーザに提示して前記袋詰め形態候補から1つの袋詰め形態候補を選択させる袋詰め形態候補選択手段と、
ユーザが選択した前記袋詰め形態候補に基づき、前記購入商品の各袋への袋詰め手順を指示する袋詰め手順指示手段と
して機能させるための自動店舗支援プログラム。
(付記5)
前記演算処理装置を、
前記購入商品に基づいて前記購入商品の収集時間の合計を算出する購入商品収集時間算出手段と、
前記購入商品の収集時間の合計に基づいて前記購入商品の受取場所を選択する受取場所選択手段として機能させ、
前記袋詰め形態候補選択手段は、前記袋詰め形態候補、受取場所及び待ち時間をユーザに提示して前記袋詰め形態候補から1つの袋詰め形態候補を選択させることを特徴とする付記4記載の自動店舗支援プログラム。
(付記6)
前記袋詰め形態候補算出手段は、顧客情報に基づき、前記袋の数および一袋当たりの重量を考慮して前記袋詰め形態候補を算出することを特徴とする付記4又は5記載の自動店舗支援プログラム。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、特許請求の範囲に記載した自動店舗支援装置は袋詰め支援システムに相当する。
本発明による自動店舗システムの一実施例の構成図である。 本発明による袋詰め支援システムの一実施例のハードウェア構成図である。 本発明による自動店舗システムの処理手順を表した一実施例のフローチャートである。 商品検索方法選択画面の一例のイメージ図である。 文字検索画面の一例のイメージ図である。 棚割検索画面の一例のイメージ図である。 商品種別選択画面の一例のイメージ図である。 商品リスト画面の一例のイメージ図である。 商品詳細画面の一例のイメージ図である。 店舗内買物端末に表示された袋詰め形態選択画面の一例のイメージ図である。 袋詰め形態算出処理の詳細を表したフローチャートである。 買物カゴテーブルの一例の構成図である。 商品マスタの一例の構成図である。 受取場所マスタの一例の構成図である。 顧客マスタの一例の構成図である。 年齢マスタの一例の構成図である。 性別マスタの一例の構成図である。 歩行距離マスタの一例の構成図である。 交通手段マスタの一例の構成図である。 袋詰めパターンマスタの一例の構成図である。 袋マスタの一例の構成図である。 商品袋詰め処理の詳細を表したフローチャートである。
符号の説明
1 袋詰め支援システム
2 店舗内買物端末
3 店舗内商品受取口
4 商品収集システム
5 袋詰めシステム
6 商品受け渡しシステム
7 ネットワーク
11 商品マスタ
12 顧客マスタ
13 受取場所マスタ
14 袋マスタ
15 袋詰めパターンマスタ
16 性別マスタ
17 年齢マスタ
18 歩行距離マスタ
19 交通手段マスタ
20 買物カゴテーブル
31 入力装置
32 出力装置
33 ドライブ装置
34 補助記憶装置
35 メモリ装置
36 演算処理装置
37 インターフェース装置
B バス

Claims (3)

  1. ユーザが選択した購入商品の袋詰め形態候補を顧客情報、商品情報に基づいて算出する袋詰め形態候補算出手段と、
    前記袋詰め形態候補、受取場所をユーザに提示して前記袋詰め形態候補から1つの袋詰め形態候補を選択させる袋詰め形態候補選択手段と、
    ユーザが選択した前記袋詰め形態候補に基づき、前記購入商品の各袋への袋詰め手順を指示する袋詰め手順指示手段と
    を有することを特徴とする自動店舗支援装置。
  2. 前記袋詰め形態候補算出手段は、顧客情報に基づき、前記袋の数および一袋当たりの重量を考慮して前記袋詰め形態候補を算出することを特徴とする請求項1記載の自動店舗支援装置。
  3. 記憶装置、演算処理装置を含むコンピュータにおいて実行される自動店舗支援プログラムであって、
    前記演算処理装置を
    ユーザが選択した購入商品の袋詰め形態候補を前記記憶装置に記憶された顧客情報、商品情報に基づいて算出する袋詰め形態候補算出手段と、
    前記袋詰め形態候補、受取場所をユーザに提示して前記袋詰め形態候補から1つの袋詰め形態候補を選択させる袋詰め形態候補選択手段と、
    ユーザが選択した前記袋詰め形態候補に基づき、前記購入商品の各袋への袋詰め手順を指示する袋詰め手順指示手段と
    して機能させるための自動店舗支援プログラム。
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