JP2008081574A - 磁性粒子およびその製造方法、ならびにプローブ結合粒子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁性粒子の製造方法は、粒径dの磁性母粒子の表面に、粒径d/2以下の非磁性子粒子を設ける第1の工程、前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように、グリシジル基を有する第1ポリマー層を形成する第2の工程、並びに、前記第1ポリマー層に、酸素原子、窒素原子および硫黄原子からなる群より選ばれた少なくとも1種の原子を1個以上含む極性基を導入する第3の工程を含む。
【選択図】なし
Description
粒径dの磁性母粒子の表面に、粒径d/2以下の非磁性子粒子を設ける第1の工程、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように、グリシジル基を有する第1ポリマー層を形成する第2の工程、並びに、
前記第1ポリマー層に、酸素原子、窒素原子および硫黄原子からなる群より選ばれた少なくとも1種の原子を1個以上含む極性基を導入する第3の工程
を含む。
前記第2の工程は、前記第2ポリマー層および前記非磁性子粒子を被覆するように前記第1ポリマー層を形成する工程であることができる。この場合、
前記磁性母粒子は、水系媒体中で正または負の表面荷電を有し、前記非磁性子粒子は、前記水系媒体中で負または正の表面荷電を有し、前記第1の工程は、前記磁性母粒子と前記非磁性子粒子とを前記水系媒体中で混合することにより、前記磁性母粒子の表面に前記非磁性子粒子を吸着させる工程を含むことができる。さらにこの場合、前記磁性母粒子は、前記水系媒体中で正の表面荷電を有し、前記非磁性子粒子は、前記水系媒体中で負の表面荷電を有することができる。
粒径dの磁性母粒子と、
前記磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた、アミノ基および2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する第1ポリマー層と、
を含む。
粒径dの磁性母粒子と、
前記磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた、アルデヒド基および2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する第1ポリマー層と、
を含む。
粒径dの磁性母粒子と、
前記磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた、カルボキシル基および2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する第1ポリマー層と、
を含む。
粒径dの磁性母粒子と、
前記磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた、活性エステル基および2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する第1ポリマー層と、
を含む。
本実施形態に係る磁性粒子は、粒径dの磁性母粒子と、磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた第1ポリマー層とを含むことができる。この場合、第1ポリマー層は、酸素原子、窒素原子および硫黄原子からなる群より選ばれた少なくとも1種の原子を1個以上含む極性基を含むことができる。
本発明の一実施形態に係る磁性粒子は、磁性母粒子および非磁性子粒子を含み、非磁性子粒子は磁性母粒子の表面上に存在する。ここで、「非磁性子粒子が磁性母粒子の表面上に存在する。」とは、(a)非磁性子粒子が磁性母粒子の表面と接触している場合だけでなく、例えば、(b)磁性母粒子が後述する第2ポリマー層を含む場合に、非磁性子粒子が磁性母粒子の表面と接触しておらず、非磁性子粒子が磁性母粒子の表面から浮き上がった状態にある場合も含む。(b)である場合、隣り合う非磁性体粒子の間に第2ポリマー層が存在することができる。
1.2.1.磁性母粒子の構成および製造
磁性母粒子は、磁石で集めることが可能な公知の粒子状物質であり、その粒径dは、好ましくは0.1〜10μm、より好ましくは0.2〜5μm、さらに好ましくは0.5〜3μmである。粒径dが0.1μm未満であると、磁力による分離精製に長時間を要する場合があり、一方、粒径dが10μmを超えると、生化学物質結合量が少ない場合がある。
核粒子は、基本的に非磁性物質であり、有機物質および無機物質のいずれも使用可能であり、診断薬用粒子の使用目的等によって適宜選択することができる。有機物質の代表例としては、例えばポリマーを挙げることができる。かかるポリマーとしては、特に、ビニル系ポリマーが好ましく、最も好ましくは、架橋ポリスチレン、架橋ポリメチルメタクリレートである。これらポリマーは、カルボキシル基などの官能基が導入されていても良い。
磁性体層は超常磁性微粒子から構成される。超常磁性微粒子としては、粒子径20nm以下(好ましくは粒子径5〜20nm)の酸化鉄系の微粒子が代表的であり、MnFe2O4(Mn=Co、Ni、Mg、Cu、Li0.5Fe0.5等)で表現されるフェライト、Fe3O4で表現されるマグネタイト、あるいはγ−Fe2O3が挙げられ、飽和磁化が強く、かつ残留磁化が少ないγ−Fe2O3およびFe3O4のいずれか一方を含むことが好ましい。
超常磁性微粒子を含む磁性体層を核粒子の表面に形成する方法としては、核粒子と超常磁性微粒子とを混合し、核粒子の表面に超常磁性微粒子を物理的に吸着させることにより、磁性体層を形成する方法が好ましい。核粒子の表面に超常磁性微粒子を吸着させる方法としては、例えば、核粒子と超常磁性微粒子とをドライブレンドして、物理的に強い力を外部から加えることにより双方の粒子を複合化させる方法により作製する方法が挙げられる。物理的に強い力を負荷する方法としては、例えば、乳鉢、自動乳鉢、ボールミル、ブレード加圧式粉体圧縮法、メカノフュージョン法のようなメカノケミカル効果を利用するもの、あるいは、ジェットミル、ハイブリダイザー等の高速気流中衝撃法を利用するものが挙げられる。効率よくかつ強固に複合化を実施するには、物理的吸着力が強いことが望ましい。物理的吸着力が強い複合化を実施するには、攪拌翼付き容器中で攪拌翼の周速度が好ましくは15m/秒以上、より好ましくは30m/秒以上、さらに好ましくは40〜150m/秒で複合化を実施することが挙げられる。撹拌翼の周速度が15m/秒より低いと、核粒子の表面に超常磁性微粒子を吸着させるのに十分なエネルギーを得ることができないことがある。なお、撹拌翼の周速度の上限については、特に制限はないが、使用する装置、エネルギー効率等の点から自ずと決定される。
次に、磁性母粒子の最外層を構成することができる疎水性の第2ポリマー層(以下、単に「第2ポリマー層」ともいう)の構成およびその形成方法について述べる。
非磁性子粒子は基本的に非磁性物質であり、有機物質および無機物質のいずれも使用可能であるが、好ましくは有機物質である。有機物質の代表例としては、例えばポリマーを挙げることができる。かかるポリマーとしては、上述の核粒子を製造する際に使用できるものを用いることができる。上述のようにモノマー成分を選択することにより、正または負の表面荷電を有する官能基を表面に有する非磁性子粒子を得ることができる。このような官能基としては特に限定されないが、例えば、アミノ基、カルボキシル基、カルボニル基、アルデヒド基、ヒドロキシル基、メルカプト基、スルホン基、イソシアネート基、チオイソシアネート基、エポキシ基、チオエポキシ基、アジリジン基、オキサゾリン基などが挙げられる。
本実施形態に係る磁性粒子は、磁性母粒子および非磁性子粒子の露出面を被覆する第1ポリマー層を含む。この第1ポリマー層は、酸素原子、窒素原子および硫黄原子からなる群より選ばれた少なくとも1種の原子を1個以上含む。また、この極性基は、グリシジル基を有する第1ポリマー層を磁性母粒子および非磁性子粒子を被覆するように形成し、この第1ポリマー層のグリシジル基を化学修飾することにより得ることができる。
まず、グリシジル基を有する第1ポリマー層(以下、単に「第1ポリマー層」ともいう)の構成およびその形成方法について述べる。第1ポリマー層は上述したように、磁性母粒子および非磁性子粒子を被覆するように設けられている。
第3の工程すなわち第1ポリマー層への極性基の導入は例えば、第1ポリマー層中のグリシジル基を化学修飾することにより行うことができる。第3の工程は例えば以下の反応を含むことができる。これらの反応は2以上を組み合わせても良い。
(a)アミノ基を導入する反応、
(b)アルデヒド基を導入する反応、
(c)−1.カルボキシル基を導入する反応、
(c)−2.カルボキシル基を導入した後、該カルボキシル基を活性エステル基に変換する反応
(a)アミノ基を導入する反応は、より具体的には、グリシジル基を有する第1ポリマー層が形成された粒子にアミノ化剤を作用させることにより、第1ポリマー層にアミノ基を導入する反応である。この反応により、アミノ基導入磁性粒子が得られる。このアミノ基導入磁性粒子は、プローブ結合用として好適に用いることができる。
(b)アルデヒド基を導入する反応は、より具体的には、第1ポリマー層に含まれるグリシジル基を加水分解によりジオール基に変換し、酸化剤を用いて該ジオール基を酸化的開列することにより、アルデヒド基を生成させる反応である。この反応により、アルデヒド基導入磁性粒子が得られる。このアルデヒド基導入磁性粒子は、プローブ結合用として好適に用いることができる。
(c)−1.カルボキシル基を導入する反応としては、例えば、(i)第1ポリマー層に含まれるグリシジル基にカルボキシル化剤(例えば、ジカルボン酸、アミノカルボン酸、あるいは、分子中に3個以上のカルボキシル基を有する有機化合物)を作用させる反応、(ii)第1ポリマー層に含まれるグリシジル基を加水分解して得られた水酸基に、カルボキシル化剤(例えば、カルボン酸無水物、カルボン酸塩化物)を作用させる反応、(iii)適当な脱水触媒の存在下で、第1ポリマー層に含まれるグリシジル基を加水分解して得られた水酸基に、分子中に2個以上のカルボキシル基を有する有機化合物(例えば、ジカルボン酸、あるいは、分子中に3個以上のカルボキシル基を有する有機化合物)を作用させる反応などが挙げられる。この反応により、カルボキシル基導入磁性粒子が得られる。このカルボキシル基導入磁性粒子は、プローブ結合用として好適に用いることができる。
(c)−2.カルボキシル基を導入した後、該カルボキシル基を活性エステル基に変換する反応としては、例えば、上記カルボキシル基を導入する反応によって得られるカルボキシル基導入磁性粒子をさらに適当な活性化剤で修飾することにより、活性エステル基を導入する方法が挙げられる。この反応により、活性エステル基導入磁性粒子が得られる。この活性エステル基導入磁性粒子は、プローブ結合用として好適に用いることができる。適当な活性化剤としては、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシスルホスクシンイミドが挙げられる。また、活性エステル基は特に限定されないが、例えば、N−スクシンイミジルオキシカルボニル基、N−スルホスクシンイミジルオキシカルボニル基が挙げられる。
本実施形態に係る磁性粒子は、プローブ結合用粒子として好適に使用することができ、より具体的には、生化学分野での化合物担体用粒子および診断薬用の化学結合担体用粒子等のアフィニティー担体として利用でき、特に、抗原または抗体等の一次プローブを結合させた免疫検査用およびプロテオーム用のプローブ結合用磁性粒子として、特出する高感度および低ノイズを発現することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって制限されるものではない。なお、各実施例および比較例において、評価は以下の方法で行った。
2.1.1.抗体結合量
後述する各実施例で得られた粒子および比較例で得られた粒子をそれぞれ、抗AFP(αフェトプロテイン)抗体と化学結合させた後、BCA(Bicinchoninic Acid)法により粒子に対する抗体の結合量を評価した。
抗AFP抗体を感作させた、後述する各実施例・比較例で得られた粒子の分散液10μl(粒子50μg相当)をテストチューブに取り、ウシ胎児血清(FCS)で100ng/mLに希釈したAFP抗原(日本バイオテスト社製)の標準検体50μlと混合し、37℃で10分間反応した。磁気分離して粒子を分離し上清を除いた後、2次抗体としてアルカリフォスファターゼ(以下、「ALP」という。)で標識した抗AFP抗体(富士レビオ株式会社製、ルミパルスAFP−Nに付属の試薬を使用)40μlを添加し、37℃で10分間反応させた。次いで、磁気分離し上清を除いた後、PBSで3回洗浄を繰り返して得られた粒子を50μlの0.01%Tween20に分散させ、新しいチューブに移し替えた。ALPの基質液(ルミパルス基質液:富士レビオ株式会社製)100μlを加え、37℃で10分間反応させた後、化学発光量を測定した。化学発光の測定には、ベルトールジャパン株式会社製の化学発光測定装置(商品名:Lumat LB9507)を用いた。
上記CLEIA(化学発光酵素免疫測定)によるシグナルの測定で、標準検体と混合しなかったこと以外は同様の方法にて、ノイズとしての化学発光量を測定した。
2.2.1.合成例1(核粒子の作製)
75%ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)パーオキサイド溶液(日本油脂製「パーロイル355−75(S)」、以下、「パーロイル」という)1gを1%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液10gに混合し、超音波分散機にて微細乳化した。これを粒径0.77μmのポリスチレン粒子6.5gおよび水20.5gの入ったリアクターに入れ、25℃で12時間攪拌した。別の容器にて、スチレン48gおよびジビニルベンゼン2gを0.1%ドデシル硫酸ナトリウム水溶液200gで乳化させた液を前記リアクターに入れ、40℃で2時間攪拌した後、75℃に昇温して8時間重合した。室温まで冷却した後、遠心分離により粒子のみ取り出したものをさらに水洗し、乾燥および粉砕して核粒子(1)を得た。核粒子(1)の数平均粒径は1.5μmであった。
油性磁性流体(商品名:「EXPシリーズ」,(株)フェローテック製)にアセトンを加えて粒子を析出沈殿させた後、これを乾燥することにより、疎水化処理された表面を有するフェライト系の超常磁性微粒子(1)(平均一次粒子径:0.01μm)を得た。
上記合成例2で得られた磁性母粒子(1)30gと、分散剤としてノニオン性乳化剤「エマルゲン150」(花王(株)製)0.25%およびカチオン性乳化剤「コータミン24P」(花王(株)製)0.25%を含む水溶液750gを1Lセパラブルフラスコに投入し充分に分散させた。別の容器にノニオン性乳化剤「エマルゲン150」0.25%およびカチオン性乳化剤「コータミン24P」0.25%を含む水溶液150gを入れ、これにモノマーとしてシクロヘキシルメタクリレート30gおよびN,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド7.5g、重合開始剤としてターシャリーブチルペルオキシ2−エチルヘキサネート(日本油脂(株)製;パーブチルO)1.5gを添加、混合して、モノマー乳化物を作製した。前記セパラブルフラスコをイカリ型撹拌羽を用いて200rpm撹拌下で、N2ガスでパージしながら60℃に昇温した後、前記モノマー乳化物を2時間かけて前記セパラブルフラスコに連続添加した。連続添加終了後、80℃で2時間攪拌を続けて反応を完結させ、母粒子コート層(第2ポリマー層)が表面に形成された磁性母粒子を得た。この磁性母粒子の水分散体を磁気精製および遠心精製した。以上のようにして作製した磁性母粒子を磁性母粒子(A−1)とする。磁性母粒子(A−1)の粒径dを透過型電子顕微鏡写真の100個の粒子径の計測により測定した結果、2.8μmであった。
スチレン/メタクリル酸=95/5共重合体からなる平均粒径0.1μmの非磁性子粒子(B−1)5gを含む水分散体1000gをビーカーに入れ、水浴中で間接超音波をかけながら、別の容器で調製した磁性母粒子(A−1)6gと、0.1M HCl50gと、ノニオン性乳化剤「エマルゲン150」0.5%とを含む水溶液500gを前記ビーカーへ滴下して、磁性母粒子(A−1)に非磁性子粒子(B−1)を吸着させた。得られた粒子分散体を磁気精製し、磁性母粒子(A−1)に非磁性子粒子(B−1)が吸着した磁性粒子(1)を得た。
磁性粒子(1)6gと、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5%を含む水溶液150gとを500mLセパラブルフラスコに投入し充分に分散させた。別の容器にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5%を含む水溶液0.75gを入れ、これにモノマーとしてグリシジルメタクリレート0.15gおよびトリメチロールプロパントリアクリレート0.0214g、重合開始剤としてパーロイル0.0075gを添加、混合して、モノマー乳化物を作製した。前記セパラブルフラスコへ、イカリ型撹拌羽を用いた200rpm撹拌下で、N2ガスでパージしながら前記モノマー乳化物全量を加え、80℃に昇温し3時間攪拌を続けて、磁性母粒子(A−1)および非磁性粒子(1)の表面に第1ポリマー層が形成された磁性粒子(2)を得た。
2.3.1.実施例1(カルボキシル基導入プローブ結合用粒子)
上記合成例より得られた磁性粒子(2)の水分散液から磁気分離により単離した粒子1.0gに1%硫酸水溶液10gを加え、間接超音波を20分間照射して該粒子を分散させ、次いで、該粒子の分散液を60℃で5時間撹拌した(グリシジル基の加水分解)。
実施例1で得られたカルボキシル基導入磁性粒子(Ca−2)を含む1%分散液100mLをビーカーに取り、磁気分離で上澄みを除去した。100mM MES(pH5)にて該粒子を3回洗浄後、100mLの同Bufferに分散させ、N−ヒドロキシコハク酸イミド0.16gおよびEDC0.18gを加えて、室温下2時間該粒子の分散液の撹拌を行った(活性エステル基の導入)。
グリシジル基を有する第1ポリマー層が形成された磁性粒子(2)の水分散液から磁気分離によって単離した粒子をアセトンに分散させ、磁気分離して洗浄する操作を5回繰り返した後、前記粒子を再びアセトンに分散させ、磁気分離により上清を除去した後、該粒子を乾燥させた。次に、該粒子0.50gを100mlフラスコに入れ、エチレンジアミン25gを加えた後、間接超音波を20分間照射して分散させてから、窒素雰囲気下で50℃にて3時間加熱攪拌した(アミノ基の導入)。
グリシジル基を有する第1ポリマー層が形成された磁性粒子(2)の水分散液から磁気分離によって単離した粒子0.5gに、1%硫酸水溶液5gを加え、間接超音波を20分間照射して分散させ、次いで、60℃で5時間攪拌した(グリシジル基の加水分解)。
上記「合成例1〜4」と同様の工程手順に従って、微粒子からなる磁性体層を表面に有する磁性母粒子(A−1)を得た。次いで、グリシジルメタクリレート0.15gおよびトリメチロールプロパントリアクリレート0.0214gの代わりに、スチレン0.075gおよびメタクリル酸0.075gを用いる以外は合成例5と同様の手順にて、磁性粒子(2)に相当する磁性粒子(2−1)を得た。この磁性粒子(2−1)の第1ポリマー層は、グリシジル基を含んでいない。
上記「合成例1,2」と同様の手順に従って、超常磁性微粒子からなる磁性体層を表面に有する磁性母粒子(1)を得た。次に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5重量%水溶液375gを1Lセパラブルフラスコに投入し、次いで、磁性母粒子(1)15gを投入し、ホモジナイザーで分散した後、60℃に加熱した。別の容器に入れたドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5重量%水溶液100gに、モノマーとしてメチルメタクリレート(MMA)18gおよびトリメチロールプロパントリメタクリレート(TMP)2g、ならびにパーロイル0.4gを入れて分散させたプレエマルジョンを、60℃にコントロールした前記1Lセパラブルフラスコに1時間30分かけて滴下した(以上、第2ポリマー層の形成)。
第1ポリマー層の形成において、グリシジルメタクリレート10.5gおよびTMP1.5gの代わりに、シクロヘキシルメタクリレート10.5gおよびメタクリル酸1.5gを用いる以外は比較例1と同様の手順にて、磁性粒子(2−3)を得た。
Claims (16)
- 粒径dの磁性母粒子の表面に、粒径d/2以下の非磁性子粒子を設ける第1の工程、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように、グリシジル基を有する第1ポリマー層を形成する第2の工程、並びに、
前記第1ポリマー層に、酸素原子、窒素原子および硫黄原子からなる群より選ばれた少なくとも1種の原子を1個以上含む極性基を導入する第3の工程
を含む、磁性粒子の製造方法。 - 前記第3の工程が、アミノ基を導入する反応を含む、請求項1に記載の磁性粒子の製造方法。
- 前記第3の工程が、アルデヒド基を導入する反応を含む、請求項1に記載の磁性粒子の製造方法。
- 前記第3の工程が、カルボキシル基を導入する反応を含む、請求項1に記載の磁性粒子の製造方法。
- 前記第3の工程がさらに、前記カルボキシル基を活性エステル基に変換する反応を含む、請求項4に記載の磁性粒子の製造方法。
- 前記第2の工程は、複数のグリシジル基を有する第1ポリマー層を形成する工程であり、
前記グリシジル基の一部を加水分解する工程をさらに含む、請求項1ないし5のいずれかに記載の磁性粒子の製造方法。 - 前記磁性母粒子は、核粒子と、該核粒子の表面に形成された超常磁性微粒子を含む磁性体層と、該磁性体層の表面に設けられた疎水性の第2ポリマー層と、を含み、
前記第2の工程は、前記第2ポリマー層および前記非磁性子粒子を被覆するように前記第1ポリマー層を形成する工程である、請求項1ないし6のいずれかに記載の磁性粒子の製造方法。 - 前記磁性母粒子は、水系媒体中で正または負の表面荷電を有し、
前記非磁性子粒子は、前記水系媒体中で負または正の表面荷電を有し、
前記第1の工程は、前記磁性母粒子と前記非磁性子粒子とを前記水系媒体中で混合することにより、前記磁性母粒子の表面に前記非磁性子粒子を吸着させる工程を含む、請求項7に記載の磁性粒子の製造方法。 - 前記磁性母粒子は、前記水系媒体中で正の表面荷電を有し、
前記非磁性子粒子は、前記水系媒体中で負の表面荷電を有する、請求項8に記載の磁性粒子の製造方法。 - 粒径dの磁性母粒子と、
前記磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた、アミノ基および2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する第1ポリマー層と、
を含む、磁性粒子。 - 粒径dの磁性母粒子と、
前記磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた、アルデヒド基および2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する第1ポリマー層と、
を含む、磁性粒子。 - 粒径dの磁性母粒子と、
前記磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた、カルボキシル基および2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する第1ポリマー層と、
を含む、磁性粒子。 - 粒径dの磁性母粒子と、
前記磁性母粒子の表面上に存在する粒径d/2以下の非磁性子粒子と、
前記磁性母粒子および前記非磁性子粒子を被覆するように設けられた、活性エステル基および2,3−ジヒドロキシプロピル基を有する第1ポリマー層と、
を含む、磁性粒子。 - 前記磁性母粒子は、核粒子と、該核粒子の表面に形成された超常磁性微粒子を含む磁性体層と、該磁性体層の表面に設けられた疎水性の第2ポリマー層と、を含み、
前記第1ポリマー層は、前記第2ポリマー層および前記非磁性子粒子を被覆するように形成された、請求項10ないし13のいずれかに記載の磁性粒子。 - プローブ結合に用いられる請求項10ないし14のいずれかに記載の磁性粒子。
- 請求項10ないし15のいずれかに記載の磁性粒子と、該磁性粒子に結合するプローブとを含む、プローブ結合粒子。
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