JP2008076136A - 顕微鏡標本用プレート - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性が良好であるとともに、一部の液体試料塗沫部を使用した後で残部の液体試料塗沫部を使用することが出来る、経済的かつ効率的な使用が可能な顕微鏡標本用プレートを提供する。
【解決手段】合成樹脂製板2の表面に、堰止部3により囲まれた液体試料塗沫部4を複数個設けるとともに、該液体試料塗沫部4の各々を独立にカバーフィルム5で被覆したことを特徴とする顕微鏡標本用プレート1である。
【選択図】図1

Description

本発明は取り扱い性及び作業性に優れた顕微鏡標本用プレートに関し、更に詳しくは、一部の塗沫部を使った後に残部の塗沫部を使用でき、経済的かつ効率的に利用できる顕微鏡標本用プレートに関する。
尿検査は個々の健康状態を把握する上で基本的且つ重要な臨床検査の指標の一つであり、健康診断や病気の際には必ずと云ってよい程尿検査が行われている。このように尿検査は体調を示す重要な指標の一つである。
尿の検査には、尿のpH、蛋白、潜血反応等を検査する尿定性検査と、尿中の有形成分を検査する尿沈渣検査等がある。
尿沈渣の成分は、主に泌尿器系に由来する各種円柱、結晶体、赤血球、白血球、上皮細胞、その他細菌等である。
尿沈渣用標本は、採取した尿を遠心し、上清を取り除き、残った沈渣成分を染色しその染色沈渣成分をスライドグラス上に適量滴下した後、カバーグラスをかけることにより作成され、顕微鏡で観察される。
このような標本に関して、スライドグラス上に囲み枠で囲われた滞留面を形成し、この滞留面に予め尿沈渣染色液を塗布したプレパラート作製用プレートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記プレパラート作製用プレートはガラス製であるため重量が大きく、破損し易く、強度等の面で薄くするには限界があるため厚みが大きくならざるを得ず、従って、嵩張り、取り扱い性が悪いという問題を含んでいる。
また、取り扱い中に手指を傷つける危険があり、従って、細心の注意でもって取り扱う必要があるため作業性が低下し、また、破損した場合には破片が周囲に飛び散り危険である。
また、標本作成時や顕微鏡観察中、更には標本の保管時に落下等により誤って破損する場合も多く、貴重な標本を台無しにする危険をはらんでいる。
特に、検査済み標本の滅菌処理廃棄操作中の怪我発生の可能性が高い。
更に、囲み枠をスクリン印刷して滞留面を形成しているため、滞留面はスライドグラスと囲み枠により微小高さを有する空間部として形成される。従って、該空間部に空気を巻き込み易く、また、滞留面に上下2方向が開放されているため、余分の尿沈渣はこの開放部から漏出し、周囲を汚染するという問題がある。
このような問題を解決するため本出願人は、合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を設けたことを特徴とする顕微鏡標本用プレートを提案している(例えば、特許文献2参照)。この顕微鏡標本用プレートは上記従来技術の問題点を解消し、軽量で、破損し難く、嵩張らず、手指を怪我するような危険性がなく、従って、作業性が良好であるとともに、液体試料が漏出し難く、また空気を巻き込み難く、落下しても貴重な標本を台無しにすることがなく、滅菌廃棄処理の扱いも容易であり作業性及び取り扱い性に極めて優れたものである。
さらに、本出願人は一度に大量の検体を検査し、かつカバーグラスを検体に被せる手間を省くことにより、さらに効率的な検査を可能とするため、一枚の合成樹脂製板に複数の液体試料塗沫部を設け、その上から液体試料塗沫部を覆う一枚の合成樹脂製のカバーフィルムを設けた顕微鏡標本用プレートについても提案している。このような顕微鏡標本用プレートは大量の検査を行う大病院などで特に好んで使用されている。
しかしながら、検査される検体の数は日によって異なり、従って検体の数が少なく一部の液体試料塗沫部のみを使用して検査を行うこともある。このような場合、一度被覆したカバーフィルムを剥がせば、既に検査を行った検体について再検査することができなくなり、さらに一度カバーフィルムを剥がすことにより検査済みの検体が未使用の塗沫部に飛散したり、大気中の異物が混入したりして検査結果に悪影響を与える危険性があるため、これらの不都合を避けるため残部の液体試料塗沫部は使用されずに廃棄される場合があり、不経済である。また、例えば、患者が異なる場合の検査を同時に行ったり、また、患者が同一でも未染色検査と染色検査を同時に行う場合、カバーフィルムが一枚からなるため、カバーフィルムの被着の際にこれらの検体が混じり合わないように細心の注意が必要で、作業性の低下が避けられない。
特開平7−113731号 特開2005−172802号
本発明はかかる実情に鑑み、作業性が良好であるとともに、一部の液体試料塗沫部を使用した後で残部の液体試料塗沫部を使用することができ、経済的かつ効率的な利用が可能な顕微鏡標本用プレートを提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を複数個設けるとともに、該液体試料塗沫部の各々を独立にカバーフィルムで被覆したことを特徴とする顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項2は、カバーフィルムの一部が液体試料塗沫部の周辺部で合成樹脂製板に固定されていることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項3は、液体試料塗沫部の個数が3〜5個であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項4は、堰止部が凹状溝からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項5は、堰止部が2重の凹状溝からなることを特徴とする請求項4記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項6は、内側の凹状溝が幅0.3〜1.0mm、深さ0.3〜1.0mm、外側の凹状溝が幅0.5〜1.5mm、深さ0.5〜1.5mmであることを特徴とする請求項5記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項7は、液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも僅かに低い位置に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項8は、液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも0.03〜0.06mm低い位置に設けたことを特徴とする請求項7に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項9は、液体試料塗沫部の近傍に記録部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項10は、臨床検査用であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の顕微鏡標本用プレートは、合成樹脂製板の表面に堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を設けたことにより、軽量で、破損し難く、嵩張らず、使用中に手指を傷つけることもないので取り扱い性及び作業性が良好であり、また、標本作成、顕微鏡観察、標本管理中に誤って落下させても破損しないので、貴重な標本を台無しにすることがなく、更には滅菌廃棄処理が容易である。
また、液体試料塗沫部をカバーフィルムで被覆し、これがカバーグラスの役割を果たすので、別途カバーグラスを用意する必要がなく、検体を保護するとともに顕微鏡で観察しやすい状態を維持する。
さらに、カバーフィルムは液体試料塗沫部ごとに各々独立しているため、一部の液体試料塗沫部のみに検体を塗布して検査した場合でも、既に使用した液体試料塗沫部のカバーフィルムを剥がすことなく、未使用の液体試料塗沫部のカバーフィルムのみを持ち上げて検体を塗沫し、検査を行うことが出来るため、塗沫部が無駄なく使用することができるので経済的である。また、既に使用した液体試料塗沫部のカバーフィルムを剥がす必要がないので、該塗沫部の検体を再検査する等、柔軟な利用が可能となる。
カバーフィルムの一部を液体試料塗沫部の周辺部で合成樹脂製板に固定することにより、カバーフィルムから手を離すと、弾性復元力と自重により、カバーフィルムは自動的に液体試料塗沫部上を覆うことになる。従って、通常のカバーグラスなどを使用する場合のような、カバーグラスを所定位置から取り出し、これを液体試料塗沫部が食み出さないように狙いを定めて該塗沫部を完全に覆うという煩雑な手間が不要であり、効率的な検査が可能となる。
液体試料塗沫部の個数を3〜5個とすることにより、一つの顕微鏡標本用プレートで3〜5個の検体を検査できることになり、使い勝手がよく、また使用するプレートの数及びプレートを保管するスペースが少なくて済む。
堰止部を凹状溝とすることにより、空気を巻き込み難く、また余分の液体試料を堰止め液体試料塗沫部の外へ洩れ出るといったトラブルが防止される。
堰止部を2重の凹状溝とすることにより、万一、内側の凹状溝で堰止められなかった液体試料を外側の凹状溝で堰止めることができるので、一層周囲を汚染することが防止される。
この場合、凹状溝の大きさは、合成樹脂製板の厚さにも因るが、その厚さが2mmの場合、内側の凹状溝が幅0.3〜1.0mm、深さ0.3〜1.0mm、外側の凹状溝が幅0.5〜1.5mm、深さ0.5〜1.5mmが好ましく、この範囲内であれば過分の試料を十分堰止めることができ、かつ合成樹脂製板の強度も十分保つことができる。
液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも僅かに低い位置に、好ましくは0.03〜0.06mm程度低い位置に設けることにより、所定量の液体試料を液体試料塗沫部内に採取(塗沫)し易くなり、未熟な技師でも好適な標本を作製することができる。
また、堰止部の外側に記録部を設けることにより、液体試料提供者の氏名、番号、記号等が記載でき、検査の作業性及び信頼性を高めることができる。また本発明の顕微鏡標本用プレートは臨床検査の特に尿沈渣観察用として有用である。
本発明の顕微鏡標本用プレートは、合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を複数個設けるとともに、該液体試料塗沫部の各々を独立にカバーフィルムで被覆したことを特徴とする。
この顕微鏡標本用プレートにより検体を検査する場合は、一旦、カバーフィルムを持ち上げて液体試料塗沫部を露出させ、ここに検体を塗沫し、必要に応じ固定・染色処理を行ってからカバーフィルムを元の位置に戻し、その上を軽く押さえることにより液体試料塗沫部内に巻き込まれた空気や過分の検体を追い出し、カバーフィルムの上から顕微鏡で検体を観察する。
本発明では、各液体試料塗沫部がそれぞれ独立してカバーフィルムで被覆されているため、先ず顕微鏡標本用プレートに設けられた液体試料塗沫部のうち一部を用いて検査を行い、その結果をみて残部の液体試料塗沫部を使用するといった使用方法が可能となる。
具体的には、実際の検査においては、先ず未染色検査を行い、ここで異常が見つからなければ確認的に染色検査を行って正常か否かを判断する一方、未染色検査の段階で異常がみつかれば染色検査を省略して異常と判断する方法が採られるのが普通である。
この場合、例えば3個の液体試料塗沫部を有する顕微鏡標本用プレートを使用した場合についての使用例を説明すると、一つ目の塗沫部で一人目の患者の未染色検査を行い、陰性であれば二つ目の塗沫部で一人目の患者の染色検査を行う事ができる。ここで、未染色検査の段階で陽性であれば二つ目の塗沫部を一人目の患者のために使用する必要がなくなり、二人目の患者のために使用することができるため、塗沫部を無駄なく経済的に使用することができる。同様に三つ目の塗沫部も二人目の患者の染色検査(二人目の患者の未染色検査で陰性の場合)に使用するか、或いは三人目の患者の未染色試験に使用するかを、検査結果に応じて選択することができる。
本発明に用いられる合成樹脂製板の材質としての合成樹脂は、透明性等光学的特性及び耐薬品性に優れ、吸水性の小さいものであれば特に制限はなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアリレート等が挙げられる。これらの中で、ポリエステルが透明性、経済性等の点で好ましい。
合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部が設けられる。
液体試料塗沫部は矩形、円形、楕円形、多角形等のいずれでもよく、そのサイズも特に制限されず所定の塗沫量に応じて適宜決定すればよいが、通常、矩形の場合は一辺が、また円形の場合は直径が、8〜20mm程度のものが好ましい。これよりも小さい場合は液体試料の塗沫が困難であり、一方、これよりも大きくても意味がなく、却って、取り扱い性が悪くなるとともに、材料費が大きくなり不経済である。
堰止部は液体試料が塗沫部から洩れ出さないように堰止めるもので、塗沫部の外周に少なくとも1個設けられる。上限は特に制限されないが、実用性の面からは3個(3重)以内が好ましく、より好ましくは2個(2重)である。堰止部は、例えば、凸状壁、凹状溝、凹状溝と凸状壁との組み合わせが挙げられるが、空気を巻き込み難く、且つ余分の液体試料が洩出し難い点で凹状溝からなるものが好ましい。
凹状溝の大きさは、合成樹脂製板の厚さにも因るが、これが2mmの場合、幅0.3〜1.5mm程度、深さ0.5〜1.5mm程度のものが好ましい。液体試料の漏出を、より確実に防止するには、内側の凹状溝と外側の凹状溝とからなる2重又は内側の凹状溝と中間の凹状溝と外側の凹状溝とからなる3重の構造とするのが好ましい。例えば、2重の凹状溝の場合は、内側の凹状溝は幅0.3〜1.0mm、深さ0.3〜1.0mm、外側の凹状溝は幅0.5〜1.5mm、深さ0.5〜1.5mm程度が好ましい。また内側の凹状溝より洩れ出た液体試料を外側の凹状溝で堰止めるために、内側の凹状溝よりも外側の凹状溝を大きく設計することが好ましい。3重の凹状溝を設ける場合も、内側、中間、外側と凹状溝が大きくなるように設計するのが好ましい。
但し、薄めの合成樹脂製板を使用する場合、凹状溝部分の合成樹脂製板の厚み、即ち凹状溝の底と合成樹脂製板の裏面の間隔、が0.5mm以上になるよう凹状溝の深さを定めるのが好ましい。これより薄い場合は合成樹脂製板の強度が弱くなり、底が抜ける場合があるため注意が必要である。
液体試料塗沫部は、合成樹脂板の表面よりも僅かに低い位置に、好ましくは0.03〜0.06mm程度、より好ましくは0.045mm程度低い位置に設けるのが好ましい。0.06mmを越えて低い位置に設けると、例えば赤血球が動きやすくなり不都合となる場合がある。0.03mmよりも浅い場合は未熟な技師が空気抜きなどでカバーフィルムを押さえる際に力を入れすぎてしまい、大部分の検体が塗沫部から追い出されて、検体が塗沫部内に十分残らない場合があり、不都合である。
合成樹脂製板は、作業性や取り扱い性の面からは一辺が50〜100mm程度の矩形が好ましいが、その場合、検体を塗沫したプレートを収納するため、特別に設計した容器が必要になる。従来から使用されている標本の収納容器を使用することを考慮すると、従来のスライドグラスと同サイズ、つまり短辺26mm程度、長辺76mm程度の矩形とするのが好ましい。
合成樹脂製板には、液体試料塗沫部を複数個設けるが、その数は特に限定されず、必要に応じて適当な数を設ければよく、通常の場合、3〜5個が好ましい。2個以下であると1枚の顕微鏡標本用プレート当りの塗沫部の数が少なくなるため、その分多量のプレートの数を多くする必要があり、その結果、プレートの管理が煩雑となるばかりでなく、プレート保管用のスペースが必要となるため不経済である。また、前記した顕微鏡標本用プレートの使用方法も制限される。また通常使用されているサイズのプレートに6個以上の液体試料塗沫部を設けた場合、各々の液体試料塗沫部が小さくなってしまうため液体試料の塗沫が困難となる。ここで、塗沫部を大きくするためにプレート自体を大きくすれば、通常のプレート容器を使用することが出来ず、このプレートを収納するために特別に設計した容器が別途必要となる。
液体試料塗沫部は、上記したように多様な使用方法ができるとともに、従来のスライドグラス用の容器等がそのまま使用できる点で、特に3個が好ましい。
液体試料塗沫部の近傍に、液体試料提供者の氏名や番号、記号等を記録するための記録部を設けることにより、作業性や依頼性を高めることができる。記録部は、例えば表面を荒らしたり、梨地状とすることにより設けられる。また、予め合成樹脂製板の液体試料塗沫部の近傍に、番号や記号を成形時に刻印したり、印刷等により設けておくことも可能である。
更に、顕微鏡標本用プレートの上下を区別できるように合成樹脂製板の角部のアールを変える、目印をつける、等のマーキングを施し、標本作成の作業性及び検査の信頼性を高めることも可能である。
本発明において液体試料塗沫部には、カバーフィルムを設ける。カバーフィルムはカバーグラスとして働くものであるから、少なくとも液体試料塗沫部を覆うに十分なサイズのものが必要である。
また、カバーフィルムはそれぞれの塗沫部毎に独立したものを使用する。これにより、まず一部の塗沫部のみを使用し、次に未使用の塗沫部を使用して検査を行おうとするとき、使用済みの塗沫部には何ら影響を与えたり、又は影響を受けることなく、未使用の塗沫部を被覆するカバーフィルムのみを持ち上げて検体を塗沫することができる。従って、塗沫部を無駄なく使用することができ、さらに検査済みの検体はカバーフィルムで覆われたままであるので、必要に応じ、これについて再検査が可能で且つ検査済みの検体が未使用の塗沫部に飛散して悪影響を及ぼすこともなく、精度の高い検査を行うことが出来る。
カバーフィルムは一つの塗沫部を独立して覆うことが出来る形状であれば足り、カバーフィルム自体が別々に成形される必要はない。従って、一枚のフィルムに切り込みを入れて、各カバーフィルムが非切り込み部で複数個つながった形状とし、それぞれのカバーフィルムがそれぞれの塗沫部を覆うようにしてもよい。勿論、塗沫部ごとに別々のカバーフィルムを使用してもよい。
別々のカバーフィルムを並べて使用する場合は、隣接するカバーフィルムの間に若干の隙間を設けるのが好ましい。カバーフィルムを持ち上げるときに隣接するカバーフィルムに引っ掛かってしまい、扱い難くなったり、誤って持ち上げるのを防ぐためである。具体的には、例えば3枚のカバーカバーフィルムを並設する場合、真中のカバーフィルムをやや小さめに形成し、その分カバーフィルム間の間隙を大きくすることにより、カバーフィルムを持ち上げる際、隣接するカバーフィルムとの接触を防ぐことができる。
カバーフィルムは顕微鏡標本用プレートに密着する接着性を有し、水分を透過させない水分バリヤー性及び透明性を有する合成樹脂フィルムが好ましく、このようなフィルムとしては、ポリエチレン、2軸延伸ポリプロピレン、防湿セロファン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等が挙げられる。カバーフィルムの厚みは特に制限されないが、50〜300μm程度のものが好ましい。
カバーフィルムはカバーフィルムの両端を顕微鏡標本用プレートに接着剤、粘着剤で仮(弱)接着して着脱自在に接着してもよく、また、一端を顕微鏡標本用プレートの左右いずれか一端にヒートシールや接着剤、粘着剤により固定しカバーフィルムの他端を持ち上げることにより開閉自在としてもよい。この場合、他端には接着剤又は粘着剤及び離型紙を順に積層し、接着又は仮接着したい場合には、該離型紙を剥し取り、露出した接着剤又は粘着剤により接着又は仮接着することもできる。
また、合成樹脂製板の端部を一部切り欠いて、或いはカバーフィルムの端縁を合成樹脂製板の上から僅かに突出させて、その部分はカバーフィルムのみとしてカバーフィルムを指で摘み易くしておくことにより、カバーフィルムの開閉を容易にすることができる。
上記の如き本発明の顕微鏡標本用プレートは、尿沈渣、唾液、血液等の液体試料の顕微鏡検査に有用であるが、特に尿沈渣の顕微鏡検査に好適である。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
図1〜図3は、実施例1に係る顕微鏡標本用プレート1を示すもので、図1は顕微鏡標本用プレートの上面図、図2はA−A断面図、図3は堰止部により囲まれた液体試料塗沫部の拡大図である。但し、図2のA−A断面図は凹状溝3及び液体試料塗沫部4を強調するため、顕微鏡標本用プレート1の厚さ方向を約3倍に引き伸ばして表現している。
実施例1の顕微鏡標本用プレートは、図1に示されるとおり、合成樹脂製板2の表面に、堰止部3により囲まれた液体試料塗沫部4が3個形成されている。
合成樹脂製板2の大きさは、通常使用されるスライドグラスと同じく、26mm×76mm×1.4mmであり、一般に使用されるスライドグラスの保存容器がそのまま使用できるようになっている。尚、合成樹脂製板2の左上の角部2aは、他の3つの角部よりも大きなアールに設計されているが、これは顕微鏡標本用プレート1の上下を容易に区別し、標本作成の作業性及び検査の信頼性を高めるためのものである。
この実施例1における堰止部3は、図2に示されるとおり、凹状溝からなる。その大きさは、図3に示されるとおり、幅0.8mm、深さ0.5mm、内側の一辺20mmであり、この堰止部3に囲まれた部分に液体試料塗沫部4が形成されている。なお液体試料塗沫部4は一辺が18mmの正方形であり、合成樹脂製板の表面よりも0.045mm低い位置に設けられている。
本実施例の顕微鏡標本プレート1には、合成樹脂製板2の表面にカバーフィルム5が被着されている。カバーフィルム5の一端(図1では上側端部)はヒートシール6により、塗沫部4の周辺部で合成樹脂製板2に固定されている。このカバーフィルム5は2箇所に切り込みが入れられ上側端部で繋がっている1枚の板状部材であり、切り込みにより分離された各カバーフィルム5はそれぞれ独立して起伏することができ、それぞれのカバーフィルム5が独立してそれぞれの液体試料塗沫部を被覆している。
尚、図1及び図2に示すとおり、カバーフィルム5の端縁5a(図1では下側端部、図2では右側端部)がわずかに突出しているが、これはカバーフィルム5を開閉する場合に、この端縁5aに指をかけてカバーフィルム5を容易に持ち上げることができるように配慮したものである。また、持ち上げたカバーフィルム5は端縁5aから指をはずすことにより、カバーフィルム5はその弾性復元力と自重により自動的に液体試料塗沫部4の上に戻って自動的に検体を覆うので、わざわざ塗沫部4を食み出しなく覆うようにカバーフィルムを設置するための注意を払うことがなく、従って、作業性が大幅に高められ、効率的な検査が可能となる。
上記の顕微鏡標本用プレート1を用いて顕微鏡標本を作成するには、尿を採取し、これを遠心して上清を除去し、残った沈渣を該プレート1の液体試料塗沫部4に塗沫し、必要に応じて染色試薬で染色した後、カバーフィルム5を被着して標本とし、顕微鏡検査に供される。
実施例2
図4〜図6は、実施例2に係る顕微鏡標本用プレート1を示すもので、図4は顕微鏡標本用プレートの上面図、図5はB−B断面図、図6は堰止部により囲まれた液体試料塗沫部の拡大図である。但し、図5のB−B断面図は凹状溝3a、3b及び液体試料塗沫部4を強調するため、顕微鏡標本用プレート1の厚さ方向を約3倍に引き伸ばして表現している。
実施例2の顕微鏡標本用プレート1は、液体試料塗沫部4を二重の凹状溝3a、3bで囲んだ点、及びカバーフィルム5が独立した別々の3枚の板状部材からなっている点を除く他は、実施例1のものと同様である。
この実施例2における堰止部3は、図5に示されるとおり、凹状溝からなる。その大きさは、図6に示されるとおり、内側堰止部3aは幅0.5mm、深さ0.5mm、内側の一辺18mmであり、外側堰止部3bは幅0.8mm、深さ0.5mm、内側の一辺20.4mmであり、これらの内側堰止部3a及び外側堰止部3bにより囲まれた部分に液体試料塗沫部4が形成されている。この液体試料塗沫部4は一辺が18mmの正方形であり、合成樹脂製板2の表面から0.045mm低い位置に設けられている。
また実施例2におけるカバーフィルム5は両側部の液体試料塗沫部4上に配されたものは23mm×26mmの矩形であるのに対し、その間の真中に配されたものは22.4mm×26mmであり両側部に配されたカバーフィルムより若干小さなサイズとされている。そして真中のカバーフィルム5と両側部のカバーフィルム5の間にはそれぞれ0.3mmの隙間が設けられ、これにより一のカバーフィルム5を持ち上げる際に隣接するカバーフィルム5に引っ掛かることもなく、スムースにカバーフィルム5を開閉することができる。
実施例3
実施例3の顕微鏡標本用プレート1は、図7に示すように、堰止部3により囲まれた5個の液体試料塗沫部4が合成樹脂製板2に設けられ、その下部に梨地からなる記録部7を設けた他は実施例1の場合と同様である。
このように、記録部7を設けることにより、尿沈渣提供者の氏名や番号、記号等を記録することができるので、作業性及び信頼性が高められる。
実施例4
実施例4の顕微鏡標本用プレート1は、図8に示すように、合成樹脂製板2の液体試料塗沫部4の下部に番号7aを設けるとともに、カバーフィルム5の上側端部をヒートシールに代えて接着剤(粘着剤)6aにより合成樹脂製板2に固定した他は実施例1の場合と同様である。
実施例5
実施例5の顕微鏡標本用プレート1は、図9に示すように、凹状溝からなる内側堰止部3aと凹状溝からなる外側堰止部3bとの間を高さ0.5mmの凸状壁からなる堰止部3cとした他は実施例1と同じである。
叙上のとおり、本発明の顕微鏡標本用プレートは、合成樹脂からなるので軽量で、破損し難く、薄くできるので嵩張らず、取り扱い性に優れている。その上, 液体試料塗沫部がカバーフィルムに覆われているので、検体をこのカバーフィルムで覆うのが容易であり、また、効率よく検査を行うことが出来る。さらに、このカバーフィルムは各液体試料塗沫部を各々独立して被覆しているので、一部の塗沫部のみを使った後でも残部の塗沫部を使用できるとともに、多様な使用方法が可能で、無駄なく経済的かつ効率的に使用することができる。
従って、大病院など大量の検体を検査する施設は勿論、顕微鏡標本用プレートに設けられた液体試料塗沫部を一度に使い切らないような小規模な施設においても経済的かつ効率的に利用できるものである。
実施例1の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 図1のA−A断面図である。 実施例1の液体試料塗沫部の拡大図である。 実施例2の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 図4のB−B断面図である。 実施例2の液体試料塗沫部の拡大図である。 実施例3の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 実施例4の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 実施例5の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。
符号の説明
1 顕微鏡標本用プレート
2 合成樹脂製板
2a 角部
3 堰止部
3a 凹状溝からなる内側堰止部
3b 凹状溝からなる外側堰止部
3c 凸状壁からなる堰止部
4 液体試料塗沫部
5 カバーフィルム
5a 端縁
6 ヒートシール
6a 接着部
7 記録部
7a 番号

Claims (10)

  1. 合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を複数個設けるとともに、該液体試料塗沫部の各々を独立にカバーフィルムで被覆したことを特徴とする顕微鏡標本用プレート。
  2. カバーフィルムの一部が液体試料塗沫部の周辺部で合成樹脂製板に固定されていることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡標本用プレート。
  3. 液体試料塗沫部の個数が3〜5個であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の顕微鏡標本用プレート。
  4. 堰止部が凹状溝からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の顕微鏡標本用プレート。
  5. 堰止部が2重の凹状溝からなることを特徴とする請求項4記載の顕微鏡標本用プレート。
  6. 内側の凹状溝が幅0.3〜1.0mm、深さ0.3〜1.0mm、外側の凹状溝が幅0.5〜1.5mm、深さ0.5〜1.5mmであることを特徴とする請求項5記載の顕微鏡標本用プレート。
  7. 液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも僅かに低い位置に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
  8. 液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも0.03〜0.06mm低い位置に設けたことを特徴とする請求項7に記載の顕微鏡標本用プレート。
  9. 液体試料塗沫部の近傍に記録部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
  10. 臨床検査用であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
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