JP2005172802A - 顕微鏡標本用プレート - Google Patents

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卓也 村角
Taro Nakano
太郎 中野
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Abstract

【課題】軽量で、破損し難く、且つ空気を巻き込み難く、余分の液体試料の漏出を防止する顕微鏡標本用プレートを提供する。
【解決手段】合成樹脂製板2の表面に、内側堰止部3a及び外側堰止部3bにより囲まれた液体塗沫部4を設けたことを特徴とする。液体塗沫部4の尿沈渣等の液体試料が塗沫されるが、余分の液体試料は内側堰止部3aで堰止められ、内側堰止部3aで堰止められない液体試料は外側堰止部3bで堰止められ、周囲への漏出、汚染が防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は顕微鏡標本用プレートに関し、更に詳しくは、軽量で、破損し難く、嵩張らず、取り扱い性及び作業性に優れるとともに、液体試料が洩出し難く、且つ空気を巻き込み難い、臨床検査で用いられる顕微鏡標本用プレートに関する。
尿検査は個々の健康状態を把握する上で基本的且つ重要な臨床検査の指標の一つであり、健康診断や病気の際には必ずと云ってよい程尿検査が行われている。このように尿検査は体調を示す重要な指標の一つである。
尿の検査には、尿のpH、蛋白、潜血反応等を検査する尿定性検査と、尿中の有形成分を検査する尿沈渣検査等がある。
尿沈渣の成分は、主に泌尿器系に由来する各種円柱、結晶体、赤血球、白血球、上皮細胞、その他細菌等である。
尿沈渣用標本は、採取した尿を遠心し、上清を取り除き、残った沈渣成分を染色しその染色沈渣成分をスライドグラス上に適量滴下した後、カバーグラスをかけることにより作成され、顕微鏡で観察される。
このような標本に関して、スライドグラス上に囲み枠で囲われた滞留面を形成し、この滞留面に予め尿沈渣染色液を塗布したプレパラート作製用プレートが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−113731
しかしながら、上記プレパラート作製用プレートはガラス製であるため重量が大きく、破損し易く、強度等の面で薄くするには限界があるため厚みが大きくならざるを得ず、従って、嵩張り、取り扱い性が悪いという問題を含んでいる。
また、取り扱い中に手指を傷つける危険があり、従って、細心の注意でもって取り扱う必要があるため作業性が低下し、また、破損した場合には破片が周囲に飛び散り危険である。
また、標本作成時や顕微鏡観察中、更には標本の保管時に落下等により誤って破損する場合も多く、貴重な標本を台無しにする危険をはらんでいる。
特に、検査済み標本の滅菌処理廃棄操作中の怪我発生の可能性が高い。
更に、囲み枠をスクリン印刷して滞留面を形成しているため、滞留面はスライドグラスと囲み枠により微小高さを有する空間部として形成される。従って、該空間部に空気を巻き込み易く、また、滞留面に上下2方向が開放されているため、余分の尿沈渣はこの開放部から漏出し、周囲を汚染するという問題がある。
本発明はかかる実情に鑑み、上記従来技術の問題点を解消し、軽量で、破損し難く、嵩張らず、手指を怪我するような危険性がなく、従って、作業性が良好であるとともに、液体試料が漏出し難く、また空気を巻き込み難く、落下しても貴重な標本を台無しにすることがない。更に、滅菌廃棄処理の扱いも容易であり極めて作業性及び取り扱い性に優れた顕微鏡標本用プレートを提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を設けたことを特徴とする顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項2は、堰止部が凹状溝からなる請求項1記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項3は、堰止部が2重の凹状溝からなる請求項2記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項4は、内側の凹状溝が幅0.3〜1.0mm、深さ0.3〜1.0mm、外側の凹状溝が幅0.5〜1.5mm、深さ0.5〜1.5mmからなる請求項3記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項5は、液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも僅かに低い位置に設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項6は、液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも0.1〜0.3mm低い位置に設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項7は、液体試料塗沫部の近傍に記録部を設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項8は、少なくとも液体試料塗沫部を覆う合成樹脂製カバーフィルムを設けた請求項1〜7のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項9は、合成樹脂がポリエステルである請求項1〜8のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の請求項10は、臨床検査用である請求項1〜9のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレートを内容とする。
本発明の顕微鏡標本用プレートは、合成樹脂製板の表面に堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を設けたことにより、軽量で、破損し難く、また厚みを薄くできるので嵩張らず、使用中に手指を傷つけることもないので取り扱い性及び作業性が良好であり、標本作成、顕微鏡観察、標本管理中に誤って落下させても破損しないので、貴重な標本を台無しにすることがなく、更には滅菌廃棄処理が容易である。
堰止部を凹状溝とすることにより、空気を巻き込み難く、また余分の液体試料を堰止め液体試料塗沫部の外へ洩れ出るといったトラブルが防止される。
堰止部を2重の凹状溝とすることにより、万一、内側の凹状溝で堰止められなかった液体試料を外側の凹状溝で堰止めることができるので、一層周囲を汚染することが防止される。
液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも僅かに低い位置に、好ましくは0.1〜0.3mm程度低い位置に設けることにより、塗沫量の多い場合に対応が容易となる。
また、堰止部の外側に記録部を設けることにより、液体試料提供者の氏名、番号、記号等が記載でき、検査の作業性及び信頼性を高めることができる。
また、少なくとも液体試料塗沫部を覆う合成樹脂製カバーフィルムを設けることにより、液体試料の乾燥を防ぐとともに、カバーグラスの役割を果たし、軽量で、破損し難く、嵩張らず、また誤って落下させても破損することのないプレパラートを提供することができる。
合成樹脂としては、ポリエステルが好ましく、また本発明の顕微鏡標本用プレートは臨床検査の特に尿沈渣観察用として有用である。
本発明の顕微鏡標本用プレートは、合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を設けたことを特徴とする。
本発明に用いられる合成樹脂としては、透明性等光学的特性及び耐薬品性に優れ、吸水性の小さいものであれば特に制限はなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアリレート等が挙げられる。これらの中で、ポリエステルが透明性、経済性等の点で好ましい。
合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部が設けられる。
液体試料塗沫部は矩形、円形、楕円形、多角形等のいずれでもよく、そのサイズも特に制限されないが、通常、矩形の場合は一辺が、また円形の場合は直径が、8〜15mm程度のものが好ましい。これよりも小さい場合は液体試料の塗沫が困難であり、一方、これよりも大きくても意味がなく、却って、取り扱い性が悪くなるとともに、材料費が大きくなり不経済である。
堰止部は液体試料が塗沫部から洩れ出さないように堰止めるもので、少なくとも1個設けられる。上限は特に制限されないが、実用性の面からは3個(3重)程度が好ましく、より好ましくは2個(2重)である。堰止部は、例えば、凸状壁、凹状溝、凹状溝と凸状壁との組み合わせが挙げられるが、空気を巻き込み難く、且つ余分の液体試料が洩出し難い点で凹状溝からなるものが好ましい。
凹状溝は幅0.3〜1.5mm程度、深さ0.5〜1.5mm程度のものが好ましい。液体試料の漏出を、より確実に防止するには、内側の凹状溝と外側の凹状溝とからなる2重又は内側の凹状溝と中間の凹状溝と外側の凹状溝とからなる3重の構造とするのが好ましい。例えば、2重の凹状溝の場合は、内側の凹状溝は幅0.3〜1.0mm、深さ0.3〜1.0mm、外側の凹状溝は幅0.5〜1.5mm、深さ0.5〜1.5mm程度が好ましい。また内側の凹状溝より洩れ出た液体試料を外側の凹状溝で堰止めるために、内側の凹状溝よりも外側の凹状溝を大きく設計することが好ましい。3重の凹状溝を設ける場合も、内側、中間、外側と凹状溝が大きくなるように設計するのが好ましい。
液体試料塗沫部は、塗沫量が多い液体試料に対処するためには、合成樹脂板の表面よりも僅かに低い位置に、好ましくは0.1〜0.3mm程度、より好ましくは0.1mm程度低い位置に設けるのが好ましい。0.3mmを越えて低い位置に設けると、例えば赤血球が動きやすくなり不都合となる場合がある。
合成樹脂製板は、作業性や取り扱い性の面から一辺が50〜100mm程度の矩形が好ましく、厚さは1.5〜3mm程度が好ましい。
合成樹脂製板には、液体試料塗沫部が少なくとも1個設けられるが、作業性や効率面から複数個設けるのが好ましく、5個以上設けるのがより好ましい。上限は特に制限されないが、余り多くなると合成樹脂シートのサイズも大きくならざるを得ず、作業性や取り扱い性が低下するので20個程度が好ましい。
液体試料塗沫部の近傍に、液体試料提供者の氏名や番号、記号等を記録するための記録部を設けることにより、作業性や依頼性を高めることができる。記録部は、例えば表面を荒らしたり、梨地状とすることにより設けられる。また、予め合成樹脂製板の液体試料塗沫部の近傍に、番号や記号を成形時に刻印したり、印刷等により設けておくことも可能である。
更に、顕微鏡標本用プレートの上下を区別できるように合成樹脂製板の角部のアールを変える、目印をつける、等のマーキングを施し、標本作成の作業性及び検査の信頼性を高めることも可能である。
上記の如き本発明の顕微鏡標本用プレートには、必要に応じ、合成樹脂製カバーフィルムを設けることができる。カバーフィルムはカバーグラスを兼ねるもので、液体試料の蒸発を防ぐ、埃の混入を防ぐ等の効果がある。従って、カバーフィルムは少なくとも液体試料塗沫部を覆うに十分なサイズのものが必要である。カバーフィルムは顕微鏡標本用プレートに密着する接着性を有し、水分を透過させない水分バリヤー性及び透明性を有する合成樹脂フィルムが好ましく、このようなフィルムとしては、ポリエチレン、2軸延伸ポリプロピレン、防湿セロファン、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等が挙げられる。カバーフィルムの厚みは特に制限されないが、50〜300μm程度のものが好ましい。
カバーフィルムはカバーフィルムの両端を顕微鏡標本用プレートに接着剤、粘着剤で仮(弱)接着して着脱自在に接着してもよく、また、一端を顕微鏡標本用プレートの左右いずれか一端にヒートシールや接着剤、粘着剤によりヒンジ状に接着しカバーフィルムの他端を開閉自在としてもよい。この場合、接着剤又は粘着剤及び離型紙の順に積層し、接着又は仮接着したい場合には、該離型紙を剥し取り、露出した接着剤又は粘着剤により接着又は仮接着することもできる。
また、合成樹脂製板の端部を一部切り欠いて、その部分はカバーフィルムのみとしてカバーフィルムを指で摘み易くしておくことにより、カバーフィルムの開閉を容易にすることができる。
上記の如き本発明の顕微鏡標本用プレートは、尿沈渣、唾液、血液等の液体試料の顕微鏡検査に有用であるが、特に尿沈渣の顕微鏡検査に好適である。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
図1〜図3は、本実施例を示すもので、図1は顕微鏡標本用プレートの上面図、図2はA−A断面図、図3は堰止部により囲まれた液体試料塗沫部の拡大図である。
これらの図において、顕微鏡標本用プレート1は合成樹脂製板2の表面に、堰止部3により囲まれた液体試料塗沫部4が上段及び下段にそれぞれ5個ずつ形成されている。
合成樹脂製板2は50mm×85mm×2mmで、凹状溝からなる内側堰止部3aは幅0.5mm、深さ0.5mm、内側の一辺8mm、凹状溝からなる外側堰止部3bは幅1mm、深さ1mm、内側の一辺11mmからなり、これらの内側堰止部3a及び外側堰止部3bにより囲まれた液体試料塗沫部(8mm×8mm)4が形成されている。
尚、合成樹脂製板2の左上の角部2aは、他の3つの角部よりも大きなアールに設計されているが、これは顕微鏡標本用プレート1の上下を容易に区別し、標本作成の作業性及び検査の信頼性を高めるためのものである。
上記の顕微鏡標本用プレート1を用いて顕微鏡標本を作成するには、尿を採取し、これを遠心して上清を除去し、残った沈渣を該プレート1の液体試料塗沫部4に塗沫し、染色試薬で染色した後、通常は、以下に述べるように、カバーフィルムを被着して標本とし、顕微鏡検査に供される。
実施例2
本実施例の顕微鏡標本プレート1は、図4及び図5に示すように、合成樹脂製板2の表面にカバーフィルム5が被着されている。カバーフィルム5の一端(図では左側端部)はヒートシール6により合成樹脂製板2に接着されている。
尚、図4において、合成樹脂製板2の右側端部の略中央に切り欠き7が設けられているが、これはカバーフィルム5を開閉する場合に、この切り欠き7の部分はカバーフィルム5だけとなっているので、カバーフィルム5を容易に指で把持して開閉できるように配慮したものである。また、カバーフィルム5の左側端部をヒートシールとか接着剤で接着することにより、該接着部7がヒンジの役割を果たし、カバーフィルム5の開閉がし易くなる。
実施例3
本実施例の顕微鏡標本用プレート1は、図6に示すように、内側堰止部3a、外側堰止部3bにより囲まれた液体試料塗沫部4の上部に梨地からなる記録部8を設けた他は実施例2の場合と同様である。
このように、記録部を設けることにより、尿沈渣提供者の氏名や番号、記号等を記録することができるので、作業性及び信頼性が高められる。
実施例4
本実施例の顕微鏡標本用プレート1は、図7に示すように、合成樹脂製板2の液体試料塗沫部4の近傍(上段では上部、下段では下部)に番号10を設けるとともに、左側端部にヒートシールに代えて接着剤(粘着剤)によりカバーフィルム5を合成樹脂製板2に接着し、該接着部9をヒンジ部とした他は実施例2の場合と同様である。
実施例5
本実施例の顕微鏡標本用プレート1は、図8に示すように、合成樹脂製板2の液体試料塗沫部4の近傍(上段では上部、下段では下部)に番号10を設けた他は実施例2の場合と同様である。尚、本例では、実施例4の場合と異なり、番号は上段も下段も左から右に付けられている。
実施例6
本実施例の顕微鏡標本用プレート1は、図9に示すように、合成樹脂製板2の表面に、カバーフィルム5を左右の端部付近で粘着剤により仮(弱)接着して着脱自在に粘着させた他は実施例2の場合と同様である。図中、11a、11bは粘着部である。
この場合、粘着部11bの代わりに、実施例2のように、ヒートシール又は接着剤を用い、ヒンジ部としてもよい。
実施例7
本実施例の顕微鏡標本用プレート1は、図10に示すように、内側堰止部3aの深さを0.4mm、外側堰止部3bの深さを0.7mmとし、液体試料塗沫部4を合成樹脂板2の表面よりも0.1mm低い位置に設けた他は実施例1と同じである。本実施例の顕微鏡標本プレート1は塗沫量が多い液体試料の場合に適している。
実施例8
本実施例の顕微鏡標本用プレート1は、図11に示すように、凹状溝からなる内側堰止部3aと凹状溝からなる外側堰止部3bとの間を高さ0.5mmの凸状壁からなる堰止部3cとした他は実施例1と同じである。
叙上のとおり、本発明の顕微鏡標本用プレートは、合成樹脂からなるので軽量で、破損し難く、薄くできるので嵩張らず、取り扱い性に優れている。
また、本発明の顕微鏡標本用プレートは、作用中に手指を傷つけたり、誤って落下させても破損しないので、作業性が大巾に高められるとともに、貴重な標本を台無しにするといったトラブルが防止される。
また、本発明の顕微鏡標本プレートは、堰止部を凹状溝とすることにより、空気を巻き込み難く、且つ余分の液体試料の漏出を効果的に防止することができるので、周囲を汚染することが殆どない。
実施例1の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 図1のA−A断面図である。 内側堰止部及び外側堰止部により囲まれた液体試料塗沫部の拡大図である。 実施例2の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 同B−B断面図である。 実施例3の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 実施例4の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 実施例5の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 実施例6の顕微鏡標本用プレートを示す上面図である。 実施例7の顕微鏡標本用プレートを示す要部断面図である。 実施例8の顕微鏡標本用プレートを示す要部断面図である。
符号の説明
1 顕微鏡標本用プレート
2 合成樹脂製板
3 堰止部
3a 凹状溝からなる内側堰止部
3b 凹状溝からなる外側堰止部
3c 凸状壁からなる堰止部
4 液体試料塗沫部
5 カバーフィルム
6 ヒートシール
7 切り欠き
8 記録部
9 接着部
10 番号
11a、11b 粘着部

Claims (10)

  1. 合成樹脂製板の表面に、堰止部により囲まれた液体試料塗沫部を設けたことを特徴とする顕微鏡標本用プレート。
  2. 堰止部が凹状溝からなる請求項1記載の顕微鏡標本用プレート。
  3. 堰止部が2重の凹状溝からなる請求項2記載の顕微鏡標本用プレート。
  4. 内側の凹状溝が幅0.3〜1.0mm、深さ0.3〜1.0mm、外側の凹状溝が幅0.5〜1.5mm、深さ0.5〜1.5mmからなる請求項3記載の顕微鏡標本用プレート。
  5. 液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも僅かに低い位置に設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
  6. 液体試料塗沫部を合成樹脂板の表面よりも0.1〜0.3mm低い位置に設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
  7. 液体試料塗沫部の近傍に記録部を設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
  8. 少なくとも液体試料塗沫部を覆う合成樹脂製カバーフィルムを設けた請求項1〜7のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
  9. 合成樹脂がポリエステルである請求項1〜8のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
  10. 臨床検査用である請求項1〜9のいずれか1項に記載の顕微鏡標本用プレート。
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