JP2008074539A5 - - Google Patents

Claims (21)

1. １本の軌道が階段の一方端に階段上面に沿って階段の傾斜方向に固定され、１本の軌道が階段の他方端又はほぼ中央に移設可能に階段上面に沿って階段の傾斜方向に配置されてなる２本の軌道と、
   被運搬物を載せて前記軌道上を当該軌道に沿って昇降することで、前記被運搬物を運搬する運搬台車と、
   前記運搬台車を前記軌道に沿って昇降させる駆動装置と、
   を備えてなることを特徴とする階段昇降運搬装置。
2. 前記移設可能な軌道は、前記被運搬物に応じて階段の他方端又はほぼ中央に配置されることを特徴とする請求項１記載の階段昇降運搬装置。
3. 前記固定軌道は階段の手摺側の下方に配置され、この固定軌道に沿って当該固定軌道の階段側壁側に案内板が付設され、前記駆動装置は前記運搬台車の固定軌道側に連係することを特徴とする請求項１又は請求項２記載の階段昇降運搬装置。
4. 前記運搬台車は、その両側端部の前側及び後側に、それぞれ側端部より幾分突出するよう回転可能に設けられたガイド車を有し、階段の手摺側の側端部のガイド車は前記案内板に接触・転動し、反対側の側端部のガイド車は階段の側壁又は前記移設可能な軌道に沿って当該軌道の階段側壁側に付設された案内板に接触・転動することを特徴とする請求項３記載の階段昇降運搬装置。
5. 前記運搬台車は、前記２本の軌道に沿うように少なくとも前部、中部、後部の３箇所にそれぞれ回転可能に設けられた車が前記軌道上を転動することで前記軌道上を移動するものであることを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３又は請求項４記載の階段昇降運搬装置。
6. 前記駆動装置は、ウインチと、一端が前記運搬台車の前端部における前記固定軌道側に接続され、他端がウインチに接続された連結具とからなるものであることを特徴とする請求項３、請求項４又は請求項５記載の階段昇降運搬装置。
7. 前記ウインチは、階上踊場の前記固定軌道延長線上で前記運搬台車の長さよりも高い位置に設置されたことを特徴とする請求項６記載の階段昇降運搬装置。
8. 前記連結具の方向を変換する中継具を、階上踊場の前記固定軌道延長線上で前記運搬台車の長さよりも高い位置に回転可能に設置し、前記ウインチは、その中継具の下方の階上踊場に設置されたことを特徴とする請求項６記載の階段昇降運搬装置。
9. 前記駆動装置は、前記運搬台車の前端部における前記固定軌道側に設置されたウインチと、一端が階上踊場の前記固定軌道延長線上で前記運搬台車の長さよりも高い位置に係止され、他端がウインチに接続された連結具とからなるものであることを特徴とする請求項３、請求項４又は請求項５記載の階段昇降運搬装置。
10. 前記駆動装置は、少なくとも１本の前記固定軌道に沿って張設された長尺状ネジロッドと、このネジロッドを回転させる回転駆動手段と、前記ネジロッドに取り付けられるとともに前記運搬台車に係脱可能であり、当該ネジロッドの回転に応じて当該ネジロッドに沿って移動する可動部とからなり、前記回転駆動手段による前記ネジロッドの回転により前記可動部が移動することで、前記可動部が係合した前記運搬台車が昇降することを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３、請求項４又は請求項５記載の階段昇降運搬装置。
11. 前記可動部は、当該可動部の移動を安定させ摩擦抵抗を減らすため前記軌道上を転動する回転可能な車輪と、この車輪を回転可能に支持する支軸とを有することを特徴とする請求項１０記載の階段昇降運搬装置。
12. 前記ネジロッドは、間隔を置いて複数の非ネジ部を有し、この非ネジ部にそれぞれ前記可動部が設けられ、このネジロッドの回転による前記運搬台車の昇降に係る可動部が非ネジ部に達すると、当該運搬台車に係合していた可動部がその非ネジ部に待機していた可動部に切り替わり、今度は待機中の可動部が前記運搬台車に係合し移動することで、前記運搬台車が昇降を続けるようにしたことを特徴とする請求項１０又は請求項１１記載の階段昇降運搬装置。
13. 前記ネジロッドは、前記固定軌道延長線上の階上踊場の床面以上まで延び、前記運搬台車が階上踊場まで上昇するようにしたことを特徴とする請求項１０、請求項１１又は請求項１２記載の階段昇降運搬装置。
14. 前記運搬台車は、前記車を回転可能に取り付けた枠体と、この枠体に装着した荷台部と、この荷台部に当該荷台部に対する開角度を調節可能に取り付けた荷受部とを備えることを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３、請求項４又は請求項５記載の階段昇降運搬装置。
15. 前記運搬台車は、一端が前記枠体又は荷台部に位置を変更可能に取り付けられ、他端が前記荷受部に取り付けられた伸縮可能なアームを備えることを特徴とする請求項１４記載の階段昇降運搬装置。
16. 前記荷台部は、少なくとも階段の傾斜方向に沿うほぼ半部分が階段のピッチに等しい間隔で開口する格子状であることを特徴とする請求項１４又は請求項１５記載の階段昇降運搬装置。
17. 前記荷台部は、組立により椅子を形成し得る互いにヒンジ連結した複数の板からなることを特徴とする請求項１４又は請求項１５記載の階段昇降運搬装置。
18. 前記枠体は、その前側から少なくとも２／３の長さまでの部分が当該枠体の残部分に折曲可能に連結され、前記荷台部は、階段に沿う方向の半部分が前記枠体の折曲可能部分に対応して回転可能であることを特徴とする請求項１４又は請求項１５記載の階段昇降運搬装置。
19. 前記荷受部は、その両側部にそれぞれ設けられた長尺状板からなる車椅子載置部を有することを特徴とする請求項１４、請求項１５、請求項１６、請求項１７又は請求項１８記載の階段昇降運搬装置。
20. 前記運搬台車は、前記２本の軌道の間隔に応じて幅を変更可能とする幅変更機構を備えることを特徴とする請求項１４又は請求項１５記載の階段昇降運搬装置。
21. 前記２本の軌道は、当該軌道上に前記運搬台車が位置するときに当該運搬台車の底面の前部、中部、後部の３箇所に対面するように当該軌道に沿って設けられた回転可能なホイールを有し、前記運搬台車は、その底面が接触したホイールが回転することで、前記軌道に沿って昇降することを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３又は請求項４記載の階段昇降運搬装置。