JP2000264559A - 簡易階段昇降装置 - Google Patents
簡易階段昇降装置Info
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Abstract
ージだけを無騒音で傾斜昇降することができ、かつ構造
が簡単で、コンパクト化でき、製作が低コストで、メン
テナンスも容易な簡易階段昇降装置の提供。 【解決手段】階段の斜面両側にガイドレールを並設し、
該ガイドレールには、それに係合して傾斜昇降する支持
体を係着し、かつ該支持体には昇降ステージを水平状態
を保持するように固定し、さらに前記支持体を傾斜昇降
させるための移動手段を設けてなり、かつ前記支持体及
び昇降ステージを傾斜昇降させるための移動手段とし
て、前記階段の一方側のガイドレールの上方に昇降用長
尺ベルトの一端を取付け、該昇降用長尺ベルトの他の一
端は、その途中を前記支持体又は前記昇降ステージの複
数個所に設けた転向滑車を巻架して、前記階段の他の一
方側のガイドレールのの上方に設けたベルト巻取りドラ
ムに取付けて構成する。
Description
関するものであり、特に階段の両側傾斜面にガイドレー
ルを並設し、該ガイドレールには、それに係合して傾斜
昇降する支持体を係着し、かつ該支持体には、把持部を
有するフレームを立設した昇降ステージを水平状態を保
持するように固定し、さらに前記支持体を傾斜昇降させ
るための改善された移動手段を設け、該移動手段によっ
て前記昇降ステージを前記階段に添って傾斜昇降させる
ように構成したことを特徴とする簡易階段昇降装置に関
する。
階段を昇降するための装置としては、エスカレーターが
あるが、エスカレーターは多数の階段そのものが昇降す
るものであるため、機構が複雑でメンテナンスが煩雑で
あり、故障する率が高く、また高価であった。一方、エ
レベーターは、多数の階段を必要としないが、万一故障
したときのために、エレベータとは別に階段を設置して
おく必要がある。
を昇降することもでき、しかも、足の弱い人や、階段を
自力で昇降することを避けたい人が、前記階段を、人力
によらないで昇降できるような家庭用の階段昇降装置が
各種提供されている。そして、本発明者も前に特願平9
−232255号「簡易階段昇降装置」において、「階
段の斜面両側にガイドレールを並設し、該ガイドレール
には、それに係合して傾斜昇降する支持体を係着し、か
つ該支持体には、手摺を有するフレームを立設した昇降
ステージを水平状態を保持するように固定し、さらに前
記支持体を傾斜昇降させるための移動手段を設け、前記
昇降ステージを前記階段に添って傾斜昇降させるように
構成した簡易階段昇降装置」を提案した。しかしなが
ら、前記本発明者の提案に係る簡易階段昇降装置におい
ては、その前記昇降ステージを傾斜昇降させるための移
動手段が、階段の一方の側の上方に昇降ワイヤーの一端
を取付け、該昇降ワイヤーの他の一端は、前記昇降ステ
ージの両端に設けた転向滑車に巻架して、階段の他の一
方の側の上方に設けた巻取りドラムに取付け、該巻取り
ドラムを、駆動モーターによって回動させて、前記昇降
ワイヤーを牽引又は弛緩させることによって、前記転向
滑車を設けた昇降ステージを傾斜昇降させるように構成
したものであるため、.巻取りドラムにワイヤーを多
重巻回する時にワイヤー同士の押圧とズレに伴う騒音が
発生し、.またワイヤーの転向滑車の直径を小さくす
ることができなく(すなわち、転向滑車の直径を小さく
してワイヤーを急角度で曲げると元の直線に復元しなく
なるため、転向滑車の曲率半径を大きくしなければなら
ない)、さらに、.ワイヤーは線材であって断面積が
小さいため、非常に高強度な材質のものを必要とする等
の問題があった。
果、前記課題を解決した下記構成の簡易階段昇降装置を
開発した。 (1)階段の斜面両側にガイドレールを並設し、該ガイ
ドレールには、それに係合して傾斜昇降する支持体を係
着し、かつ該支持体には昇降ステージを水平状態を保持
するように固定し、さらに前記支持体を傾斜昇降させる
ための移動手段を設けてなる簡易階段昇降装置であっ
て、前記支持体及び昇降ステージを傾斜昇降させるため
の移動手段として、前記階段の一方側のガイドレールの
上方に昇降用長尺ベルトの一端を取付け、該昇降用長尺
ベルトの他の一端は、その途中を前記支持体又は前記昇
降ステージの複数個所に設けた転向滑車に巻架して、前
記階段の他の一方側のガイドレールの上方に設けたベル
ト巻取りドラムに取付けて構成し、該ベルト巻取りドラ
ムを、駆動モーターによって回動させて、前記昇降用長
尺ベルトを牽引又は弛緩させることによって、前記転向
滑車を設けた昇降ステージを前記階段に添って傾斜昇降
させるようにしたことを特徴とする簡易階段昇降装置。 (2)階段の斜面両側にガイドレールを並設し、該ガイ
ドレールには、それに係合して傾斜昇降する支持体を係
着し、かつ該支持体には、把持部を有するフレームを立
設した昇降ステージを水平状態を保持するように固定
し、さらに前記支持体を傾斜昇降させるための移動手段
を設けてなる簡易階段昇降装置であって、前記支持体及
び昇降ステージを傾斜昇降させるための移動手段とし
て、前記階段の一方側のガイドレールの上方に昇降用長
尺ベルトの一端を取付け、該昇降用長尺ベルトの他の一
端は、その途中を前記支持体又は前記昇降ステージの複
数個所に設けた転向滑車に巻架して、前記階段の他の一
方側のガイドレールの上方に設けたベルト巻取りドラム
に取付けて構成し、該ベルト巻取りドラムを、駆動モー
ターによって回動させて、前記昇降用長尺ベルトを牽引
又は弛緩させることによって、前記転向滑車を設けた昇
降ステージを前記階段に添って傾斜昇降させるようにし
たことを特徴とする簡易階段昇降装置。
設し、該ガイドレールには、それに嵌合して回転する車
輪を取付けた支持体を傾斜昇降可能に挿設し、かつ該支
持体には把持部を有するフレームを立設した昇降ステー
ジを水平状態を保持するように固定し、さらに前記支持
体を傾斜昇降させるための移動手段を設けてなる簡易階
段昇降装置であって、前記支持体及び昇降ステージを傾
斜昇降させるための移動手段として、前記階段の一方側
のガイドレールの上方に昇降用長尺ベルトの一端を取付
け、該昇降用長尺ベルトの他の一端は、その途中を前記
支持体又は前記昇降ステージの複数個所に設けた転向滑
車に巻架して、前記階段の他の一方側のガイドレールの
上方に設けたベルト巻取りドラムに取付けて構成し、該
ベルト巻取りドラムを、駆動モーターによって回動させ
て、前記昇降用長尺ベルトを牽引又は弛緩させることに
よって、前記転向滑車を設けた昇降ステージを前記階段
に添って傾斜昇降させるようにしたことを特徴とする簡
易階段昇降装置。 (4)昇降ステージに取付けた把持部の一部に、前記昇
降ステージを傾斜昇降させるための移動手段の駆動用ス
イッチ及び停止用スイッチを取着したことを特徴とする
前項2又は3に記載の簡易階段昇降装置。 (5)把持部を有するフレームが、昇降ステージの片側
にのみ立設されていることを特徴とする前項2〜4のい
ずれか1項に記載の簡易階段昇降装置。 (6)把持部を有するフレームが、昇降ステージの両側
に立設されていることを特徴とする前項2〜4のいずれ
か1項に記載の簡易階段昇降装置。ただし、前記ガイド
レールと支持体とを係合させるための構造は、前記ガイ
ドレールに嵌合して回転する車輪を取付けた支持体を、
前記ガイドレールに嵌合する場合もあるが、これに限ら
ず、例えば支持体には単にガイドレールに係合する突起
等を取着し、該突起等とガイドレールとの係合部には滑
動油を注入し、前記突起等が前記ガイドレールと係合し
て円滑に滑動するように構成してもよい。
面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発
明の簡易階段昇降装置の、移動手段の図示を省略した一
部切欠側面概略図であり、図2は図1の上面図であり、
図3は図2のA−A線断面図の一部拡大図であり、図4
は図3のB−B線断面図但し、階段1とガイドレール3
と支持体4と車輪5との位置関係のみを表示した図であ
るが、前記各図に示すように、階段1、1、…の斜面両
側に取付け金具2、2…を介して、ガイドレール3、3
を並設してある。
して回転する二対の車輪5、5、5、5を車軸6、6、
6、6を介して取付けた一対の支持体4、4を傾斜昇降
可能に挿設してあり、かつ該支持体には把持部7、7を
有するフレーム8、8を立設した昇降ステージ9を、水
平状態を保持するように固定してある。なお、フレーム
8は、1本の立設した杆状体であってもよい。そして、
前記支持体4、4を傾斜昇降させるための、後に述べる
移動手段を設けてあり、該移動手段によって前記支持体
4、4が傾斜昇降するから、これによって支持体4、4
に水平状態を保って固定された前記昇降ステージ9は、
前記階段1、1…に添って傾斜昇降することになる。
−B線断面図(ただし、階段1とガイドレール3と支持
体4と車輪5との位置関係のみを示す図)に示すよう
に、車輪5は支持体4に取付けられた車軸6に軸設され
て、ガイドレール3に嵌合して回転するように構成され
ている。もっとも、前記のようにガイドレール3と支持
体4とを係合させるための要素は、前記のように車輪5
に限らず、例えば支持体4の両側に図示しない突起等を
設けて、該突起等とガイドレールとを係合させる構造で
もよく、また、ガイドレールの形状は、図示したものに
限らず、例えば断面コの字状に構成して、支持体4に取
着した前記車輪5、又はその他の係合要素である図示し
ない突起等が、ガイドレールに係合できるような構造
等、色々な係合要素を選択使用してよい。
するフレーム8を立設した昇降ステージ9を、水平状態
を保持するように固定してあるから、支持体4を昇降さ
せれば、昇降ステージ9が水平状態を保持したままで、
前記階段1に添って昇降することになるのである。
る人10は、図1、図2及び図3に示すように、前記把
持部7につかまって、昇降ステージ9の上に立って前記
支持体4、4を傾斜昇降させるための後記移動手段を作
動させれば、人10は、把持部7を有するフレーム8に
保護されて昇降ステージ9と共に階段1、1…に添って
昇降できる。すなわち、図1に実線で示す把持部7を有
するフレーム8を立設した昇降ステージ9は、人10が
乗ったままの状態で、同図に2点鎖線で示すように、階
段1、1…に添って次第に斜め上方へと上がって行き、
また逆に下降することもできるのである。
は、前記昇降ステージを傾斜昇降させるための移動手段
を操作するための、図示を省略した駆動用上昇スイッチ
と駆動用下降スイッチ及び停止用スイッチが取着してあ
り、本発明の簡易階段昇降装置を利用する人は、この駆
動用上昇スイッチを操作することによって、後記移動手
段を作動させて昇降ステージ9を上昇させ、又は駆動用
下降スイッチを操作することによって、昇降ステージ9
を下降させ、また停止スイッチを操作することによっ
て、昇降ステージ9を階段1、1…の最下段の下の1階
の床面28の上に重ねた状態で停止させ、又は階段1、
1…の最上段の上に上げて2階の床面29の上に重ねた
状態で停止させ、さらには必要な場合には階段の途中で
止めることもできるのである。
の下端とに、図示を省略したスイッチ盤を設け、該スイ
ッチ盤にも、駆動用昇降スイッチ及び停止用スイッチを
取付けておき、該スイッチ盤の駆動用昇降スイッチを操
作することによって、人が乗っていない昇降ステージ9
を階段1、1…の上端から下端に下げたり、又は階段
1、1…に下端から上端に上昇させることもできるよう
にしてもよい。
よって、昇降ステージ9を、階段1、1…の最下段の下
に降ろした状態では、昇降ステージ9は階段1、1…の
最下段の下の1階の床面28の上に重なり、また昇降ス
テージ9を階段1、1…の最上段の上に上げたときは、
昇降ステージ9は2階の床面29の上に重なるから、人
が歩いて階段を昇降するのに邪魔にならず、階段はその
ままで人が歩行して昇降することもできるのである。
めの移動手段として、昇降用長尺ベルトによって昇降さ
せる発明について説明する。図5は昇降ステージ9を傾
斜昇降させるための移動手段として、昇降用長尺ベルト
によって昇降させる本発明の簡易階段昇降装置の一例
の、ガイドレール3の上面を取り除いて、ガイドレール
3の内部にある車輪5や車軸6が見えるように図示した
一部切欠断面上面図であるが、同図に示すように、階段
1、1…の一方の側、図示の場合、左側の上方に、昇降
用長尺ベルトの取付け金具11によって、昇降用長尺ベ
ルト12の一端を強固に取付けてあり、該昇降用長尺ベ
ルト12の他の一端は、その途中を昇降ステージ9の両
側に設けた転向滑車13、14を巻架して、階段の他の
側、すなわち図示の場合は右側の上方に設けられたベル
ト巻取りドラム15に取付けてあり、該巻取りドラム1
5は、図示を省略した減速装置を介して駆動モーター1
6によって回動される構造になっている。
脂繊維(例えば、ナイロン等のポリアミド系合成繊維、
ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系合成繊
維、あるいはそれら合成繊維と炭素繊維と複合繊維)で
織成した織布製の平ベルトであって、小幅(例えば、3
0mm〜80mm)の長尺ベルトが好ましく、特に自動
車運転者用の安全ベルト(シートベルト)材は、引張り
強度、柔軟性等の点から好適なものである。あるいは、
前記合成樹脂繊維に炭素繊維又は/及び金属繊維を複合
して織成して得られた織布、又は前記各種織布に合成ゴ
ムを含浸させたもの等が好適に採用される。
動モーター16を回動させることによって、前記巻取り
ドラム15が回動され、該巻取りドラム15に取付けら
れた昇降用長尺ベルト12の一端は、牽引又は弛緩され
ることになる。このようにして、昇降用長尺ベルト12
が牽引されれば、昇降ステージ9の両側に設けられた転
向滑車13、14を介して、該転向滑車13、14を取
付けた昇降ステージ9が牽引されて上昇することにな
り、また昇降用長尺ベルト12を弛緩させれば、昇降ス
テージ9が重力により下降することになるのである。こ
の場合、昇降ステージ9の昇降する速さは、長尺ベルト
12を牽引又は弛緩する速さの2分の1の速さとなる。
ここで、本発明装置に係る牽引手段として、ワイヤーに
比して、特にベルトが好適である理由を説明図に基づい
て以下に開示する。まず、前記のとおり、(1)図6
(a)に示すごとく、巻取りドラムDにワイヤー17を
多重巻回する時には、ワイヤー同士17・・の重合によ
る押圧とズレに起因して騒音が発生するのに対して、図
6(b)に示すごとく、長尺ベルト12は巻取りドラム
D’に整然と重合して多重巻回することができるため、
騒音は殆ど発生しない。また、ワイヤー17はかなりの
剛性のある鋼材等であって形状の復元性が良くなく、柔
軟性が小さいため、曲率の小さな巻取りドラムでは、巻
取ったワイヤーを伸ばしても元の直線に戻らなく、巻取
りドラムの直径を大きなものとする必要がある。
ワイヤー17は非常に高強度の金属材料が必要であり、
それはかなりの剛性のある鋼材等であって、柔軟性が小
さいため、急角度で方向変換することができなく、よっ
てワイヤーを巻架する転向滑車Kの直径を小さくするこ
とができない、すなわち、支持体又は昇降ステージの転
向滑車の直径を小さくしてワイヤーを急角度で曲げると
元の直線に復元しなくなるため、転向滑車の曲率半径を
大きくしなければならない、のに対して、図7(b)に
示すごとく、長尺ベルト12は柔軟性があるため、急角
度での方向変換が可能であり、よって、支持体又は昇降
ステージの転向滑車K’の直径を小さくすることがで
き、コンパクトな設計構造とすることができる。さら
に、(3)ワイヤーは線材であって断面積が小さいた
め、非常に高強度(引張り強度、破断強度)な材質のも
のを必要とするのに対して、長尺ベルトは、その断面積
はワイヤーの数倍の大面積となるため、非常に高強度な
ものでなくとも、十分な性能が得られる等の優れた作用
効果が発揮される。特に、騒音発生の問題は、夜間等の
静寂な時間に、昇降装置を駆動すると就寝中の他人に非
常な迷惑をかけることとなるため、騒音を発生させない
ことか重要となる。
るフレーム8は昇降ステージの両側に設けたものを例示
したが、把持部7を有するフレーム8は昇降ステージ9
の片側にのみ立設したものであってもよい。
明の昇降ステージ9は水平状態を保持したまま、階段
1、1…に添って傾斜昇降することになるから、該昇降
ステージ9に乗った人10は、階段1、1…を歩かない
で、階段を昇降することができるのであり、また昇降ス
テージ9を階段1、1…の最下段の下に降ろして、1階
の床面28の上に重ねたとき、及び昇降ステージ9を階
段1、1…の最上段の上に上げて、2階の床面29の上
に重ねたときは、人は昇降ステージ9を使用しないで、
階段を歩行して昇降することもできるのである。
の両側に設けた支持体4、4の両外側に、サイドガイド
ローラー25,25の保持部24、24を取付け、それ
らの外側に各一対のサイドガイドローラー25、25、
25、25を回動可能に軸設しておき、前記サイドガイ
ドローラーの保持部24、24と前記支持体4、4との
間には、それぞれバネ26、26を取付けて、該バネ2
6、26は前記サイドガイドローラーの保持部24、2
4を外側に与圧するように構成しておけば、昇降ステー
ジ9が左右に揺動するのを防ぐことができる。
持体4とを係合する要素として、支持体4の両側に車輪
5、5を取着したものを図示したが、ガイドレール3と
支持体4とを係合する要素は、単に支持体4の両側に例
えば突起等を設けて、該突起等とガイドレール3とが係
合するように構成してもよいことは、前記のとおりであ
る。
る、つま先保護板27は、昇降ステージ9の前方に、斜
め上方に向かって立設してあり、昇降ステージ9に乗っ
た人のつま先が、前に出過ぎて、階段1、1…に引っ掛
かるのを防止するための保護板であって、昇降ステージ
9に乗った人の足を保護するものである。なお、前記人
のつま先が前に出すぎて階段1に引っ掛かる場合、引っ
掛かりによる荷重抵抗変化を感じるセンサを設けること
により、直ちにモータの回動を停止するような安全設計
とすることも望ましい。
故障したときに、昇降ステージ9が急落する危険を防止
するために、前記支持体4に取付けた車輪5に、ブレー
キ装置を設けておくことが推奨される。
昇降ステージを傾斜昇降させるための移動手段として、
階段の一方側のガイドレールの上方に昇降用長尺ベルト
の一端を取付け、また該昇降用長尺ベルトの他の一端
は、その途中を前記支持体又は前記昇降ステージの複数
個所端に設けた転向滑車に巻架して、階段の他の一方側
のガイドレールの上方に設けたベルト巻取りドラムに取
付けて構成し、該ベルト巻取りドラムを、駆動モーター
により回動させて、前記昇降用ベルトを牽引又は弛緩さ
せることによって、前記転向滑車を設けた昇降ステージ
を前記階段に添って傾斜昇降させるように構成したた
め、.運転時の騒音が非常に少なく静粛であり、.
構造上、特に支持体又は昇降ステージに設けた転向滑車
の直径を小さくすることができ、.さらにベルト材が
非常に高強度な材料でなくとも破断することがなく、そ
の結果、無騒音で安全性が高く、かつコンパクトな設計
構造とすることができる。そして、本発明装置は、全体
構造が簡単で製作コストも安く、かつメンテナンスも容
易となる。
手段の図示を省略した一部切欠側面概略図である。
ールと支持体との位置関係のみを表示した図である。
よって昇降させる簡易階段昇降装置の、ガイドレールの
上面を取り除いて、ガイドレールの内部が見えるように
図示した一部切欠断面上面図である。
び長尺ベルトを巻回する際(b)の要部平面図である。
長尺ベルトを転向滑車に巻架する際の一部断面側面図で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】階段の斜面両側にガイドレールを並設し、
該ガイドレールには、それに係合して傾斜昇降する支持
体を係着し、かつ該支持体には昇降ステージを水平状態
を保持するように固定し、さらに前記支持体を傾斜昇降
させるための移動手段を設けてなる簡易階段昇降装置で
あって、前記支持体及び昇降ステージを傾斜昇降させる
ための移動手段として、前記階段の一方側のガイドレー
ルの上方に昇降用長尺ベルトの一端を取付け、該昇降用
長尺ベルトの他の一端は、その途中を前記支持体又は前
記昇降ステージの複数個所に設けた転向滑車に巻架し
て、前記階段の他の一方側のガイドレールの上方に設け
たベルト巻取りドラムに取付けて構成し、該ベルト巻取
りドラムを、駆動モーターによって回動させて、前記昇
降用長尺ベルトを牽引又は弛緩させることによって、前
記転向滑車を設けた昇降ステージを前記階段に添って傾
斜昇降させるようにしたことを特徴とする簡易階段昇降
装置。 - 【請求項2】階段の斜面両側にガイドレールを並設し、
該ガイドレールには、それに係合して傾斜昇降する支持
体を係着し、かつ該支持体には、把持部を有するフレー
ムを立設した昇降ステージを水平状態を保持するように
固定し、さらに前記支持体を傾斜昇降させるための移動
手段を設けてなる簡易階段昇降装置であって、前記支持
体及び昇降ステージを傾斜昇降させるための移動手段と
して、前記階段の一方側のガイドレールの上方に昇降用
長尺ベルトの一端を取付け、該昇降用長尺ベルトの他の
一端は、その途中を前記支持体又は前記昇降ステージの
複数個所に設けた転向滑車に巻架して、前記階段の他の
一方側のガイドレールの上方に設けたベルト巻取りドラ
ムに取付けて構成し、該ベルト巻取りドラムを、駆動モ
ーターによって回動させて、前記昇降用長尺ベルトを牽
引又は弛緩させることによって、前記転向滑車を設けた
昇降ステージを前記階段に添って傾斜昇降させるように
したことを特徴とする簡易階段昇降装置。 - 【請求項3】階段の斜面両側にガイドレールを並設し、
該ガイドレールには、それに嵌合して回転する車輪を取
付けた支持体を傾斜昇降可能に挿設し、かつ該支持体に
は把持部を有するフレームを立設した昇降ステージを水
平状態を保持するように固定し、さらに前記支持体を傾
斜昇降させるための移動手段を設けてなる簡易階段昇降
装置であって、前記支持体及び昇降ステージを傾斜昇降
させるための移動手段として、前記階段の一方側のガイ
ドレールの上方に昇降用長尺ベルトの一端を取付け、該
昇降用長尺ベルトの他の一端は、その途中を前記支持体
又は前記昇降ステージの複数個所に設けた転向滑車に巻
架して、前記階段の他の一方側のガイドレールの上方に
設けたベルト巻取りドラムに取付けて構成し、該ベルト
巻取りドラムを、駆動モーターによって回動させて、前
記昇降用長尺ベルトを牽引又は弛緩させることによっ
て、前記転向滑車を設けた昇降ステージを前記階段に添
って傾斜昇降させるようにしたことを特徴とする簡易階
段昇降装置。 - 【請求項4】昇降ステージに取付けた把持部の一部に、
前記昇降ステージを傾斜昇降させるための移動手段の駆
動用スイッチ及び停止用スイッチを取着したことを特徴
とする請求項2又は3に記載の簡易階段昇降装置。 - 【請求項5】把持部を有するフレームが、昇降ステージ
の片側にのみ立設されていることを特徴とする請求項2
〜4のいずれか1項に記載の簡易階段昇降装置。 - 【請求項6】把持部を有するフレームが、昇降ステージ
の両側に立設されていることを特徴とする請求項2〜4
のいずれか1項に記載の簡易階段昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070980A JP2000264559A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 簡易階段昇降装置 |
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---|---|---|---|
JP11070980A JP2000264559A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 簡易階段昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000264559A true JP2000264559A (ja) | 2000-09-26 |
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---|---|---|---|
JP11070980A Pending JP2000264559A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 簡易階段昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000264559A (ja) |
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- 1999-03-16 JP JP11070980A patent/JP2000264559A/ja active Pending
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