JP2008073237A - 注射器 - Google Patents

注射器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008073237A
JP2008073237A JP2006256092A JP2006256092A JP2008073237A JP 2008073237 A JP2008073237 A JP 2008073237A JP 2006256092 A JP2006256092 A JP 2006256092A JP 2006256092 A JP2006256092 A JP 2006256092A JP 2008073237 A JP2008073237 A JP 2008073237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner hub
hub
barrel
hole
syringe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006256092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5017982B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Iwase
芳治 岩瀬
Yasuhisa Yamaguchi
泰央 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nipro Corp
Original Assignee
Nipro Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nipro Corp filed Critical Nipro Corp
Priority to JP2006256092A priority Critical patent/JP5017982B2/ja
Publication of JP2008073237A publication Critical patent/JP2008073237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5017982B2 publication Critical patent/JP5017982B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
    • A61M5/321Means for protection against accidental injuries by used needles
    • A61M5/322Retractable needles, i.e. disconnected from and withdrawn into the syringe barrel by the piston
    • A61M5/3232Semi-automatic needle retraction, i.e. in which triggering of the needle retraction requires a deliberate action by the user, e.g. manual release of spring-biased retraction means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/32Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
    • A61M5/3205Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
    • A61M2005/3206Needle or needle hub disconnecting devices forming part of or being attached to the hub or syringe body

Abstract

【解決手段】注射器1のバレル2の先端には外ハブ5が装着されており、該外ハブ5にはカヌラ6の装着された内ハブ7が進退動可能に設けられるとともに、内ハブ7と外ハブ5との間にはばね8が弾装されている。外ハブ5には外周面から内周面に貫通孔が形成されており、該貫通孔には係合部材の係合ピンが挿入され、該係合ピンは内ハブ7に形成された凹部と相互に係合して、内ハブ7をばね8の付勢力に抗して前進位置に保持している。注射器1の使用後には、上記係合部材9を引き抜くことで、上記係合ピンと内ハブ7との係合が解除され、内ハブ7はばね8の付勢力により後退し、カヌラ6ごとバレル2内に収容されることとなる。
【効果】誤穿刺事故を防止することができ、かつ安価な注射器1を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は注射器に関し、詳しくは注射器の使用後にカヌラをバレル内に収納することの可能な注射器に関する。
従来、注射器の使用後にカヌラが医療従事者に刺さってしまう誤穿刺事故を防止するため、使用後にカヌラをバレル内に収納することの可能な注射器が用いられている。
このような注射器として、筒状のバレルと、バレル内に移動可能に設けられてカヌラを保持する内ハブと、上記内ハブをバレルの後方に向けて付勢するばねとを備え、注射器の使用時にはばねの弾性力に抗して内ハブを前進位置に保持し、注射器の使用後にはこの保持状態を解除して、上記ばねの弾性力によって内ハブを後退させ、上記カヌラを内ハブごとバレル内に収納するものが知られている。(特許文献1〜5)
特表平09−503948号公報 特表2000−503245号公報 特表2002−500934号公報 特表2002−524154号公報 特開2004−130078号公報
しかしながら、特許文献1、4、5の注射器の場合、内ハブおよびカヌラをプランジャ内に収容するため、ガスケットおよびプランジャにそのための機構を設けなければならず、また特許文献2、3ではバレルが2重構造となるため、構造が複雑で製造コストが高いといった問題があった。
このような問題に鑑み、本発明は注射器の使用後にカヌラをバレル内に収納することができ、かつ安価な注射器を提供するものである。
すなわち請求項1の発明は、筒状のバレルと、バレルの先端に設けられた筒状の外ハブと、外ハブ内に移動可能に設けられてカヌラを保持する内ハブと、上記外ハブと内ハブとの間に弾装されて内ハブをバレルの後方に向けて付勢する弾性部材と、外ハブの外周面から内周面に貫通する貫通孔と、該貫通孔に挿入されて上記内ハブに形成された被係合部に係合する係合部材とを備え、
弾性部材の弾性力に抗して内ハブを前進させてカヌラの先端部を外ハブから突出させるとともに、上記係合部材と内ハブの被係合部とを係合させて該内ハブを前進位置に保持し、使用後に係合部材と被係合部との係合を解除して、上記弾性部材の付勢力により内ハブを後退させて上記カヌラを内ハブごとバレル内に収納することを特徴としている。
上記発明によれば、使用後に係合部材と被係合部との係合を解除すれば、上記弾性部材の付勢力により内ハブを後退させ、上記カヌラを内ハブごとバレル内に収納することができるので、誤穿刺等の事故を防止することができる。
また、外ハブに形成された貫通孔に係合部材を挿入し、該係合部材を内ハブの被係合部とを係合させるという構成により、内ハブを前進位置に保持することができるので、構成が容易で安価な注射器を得ることができる。
以下、図示実施例について説明すると、図1、図2は第1実施例としての注射器1の断面図を示し、図1は使用状態の注射器1を、図2は使用後の注射器1をそれぞれ示し、また以下の説明において、下記カヌラ6の先端側を注射器1の先端側もしくは前方として説明する。
上記注射器1は、血液や薬品などを貯溜する筒状のバレル2と、該バレル2内を進退動するプランジャ3と、該プランジャ3の先端に連結されて上記バレル2を気密を守った状態で進退動するガスケット4と、バレル2の先端に連結された筒状の外ハブ5と、外ハブ5内に移動可能に設けられてカヌラ6を保持する内ハブ7とから構成されている。
また上記外ハブ5と内ハブ7との間には内ハブ7をバレル2の後方に向けて付勢する弾性部材としてのばね8が弾装され、図1の使用状態においては、上記内ハブ7はばね8の付勢力に抗して外ハブ5に接近した前進位置に位置している。
上記内ハブ7を上記前進位置に保持するため、本実施例では上記外ハブ5に係合手段9を着脱自在に設けており、上記内ハブ7と係合手段9とを係合させることで、内ハブ7を前進位置に保持するようになっている。
そして注射器1の使用後に当該係合手段9を除去すると、内ハブ7はばね8の付勢力によって後退し、図2に示すように上記カヌラ6を内ハブ7ごとバレル2内に収納することができる。
以下、各部材について説明すると、上記バレル2は筒状の薬液室2aと、薬液室2aの前方に設けられ、薬液室2aよりも小径に製造されて上記外ハブ5の連結される結合部2bとを備えている。
上記薬液室2aの外周面には薬品や血液量を測定するための目盛が印刷され、上記結合部2bは上記内ハブ7を収容可能な径に製造されるとともに、先端に向けて縮径するテーパ形状を有している。
また薬液室2aの後端には医療従事者の指をかけるためのバレル側フランジ2cが形成され、薬液室2aの内周面後端には内周に向けて膨出部2dが形成されている。
上記プランジャ3は放射状に設けられた4枚の板状部材3aと、先端に設けられた円盤状の押圧部3bと、押圧部3bの中央に設けられて上記ガスケット4と連結する係合突起3cと、後端に設けられたプランジャ側フランジ3dとから構成されている。
上記各板状部材3aにおける上記押圧部3bの後方には、同じ位置に切欠き状の脆弱部3eが形成されており、この脆弱部3eを支点にプランジャ3全体を折り曲げると、該脆弱部3eの位置で板状部材3aが破断し、プランジャ3を脆弱部3eの位置で分離することが可能となっている。
上記押圧部3bは上記バレル2の薬液室2aの内径と略同径に製造されており、プランジャ3を後方に移動させると上記薬液室2aの膨出部2dに係合して、プランジャ3がバレル2より脱落するのが防止されるようになっている。
上記ガスケット4はゴムなどの樹脂製であって、後端部において上記プランジャ3の係合突起3cに係合すると共に、プランジャ3の進退動に伴って薬液室2aの気密を保持しながら進退動するようになっている。
図3は上記注射器1の先端側の拡大断面図を示しており、上記外ハブ5の内周面には、上記ばね8を収容する収容部5aと、上記バレル2の結合部2bの外周に嵌合する連結部5bと、収容部5aの前方に形成されて上記内ハブ7の先端と嵌合するテーパ部5cとが形成されている。
上記収容部5aとテーパ部5cとの間には上記ばね8が弾接する段差状のばね受け部5dが形成され、また収容部5aの後端には後端側に向けて拡径するテーパ状のシール部5fが形成されている。
上記テーパ部5cは先端側に向けて縮径するテーパ形状を有しており、上記内ハブ7が前進位置に位置するときには、内ハブ7の先端とテーパ部5cとが嵌合し、液漏れ等を防止するようになっている。
上記内ハブ7は筒状の部材であって、その先端で上記カヌラ6を保持するとともに内部には薬剤等の流通する通路が形成され、カヌラ6とバレル2の薬液室2aとを相互に連通させるようになっている。
内ハブ7の外周面には、上記外ハブ5の収容部5aの径と略同径の大径部7aと、該大径部7aよりも前方に形成されて上記ばね8が装着される小径部7bとから構成されている。
上記大径部7aと小径部7bとの間には上記ばね8の後端が弾接する段差状のばね受け部7cが形成され、上記外ハブ5に形成された上記ばね受け部5dとの間にばね8を弾装することで、内ハブ7が後方に付勢されるようになっている。
上記小径部7bの先端はテーパ状に加工されており、内ハブ7が前進位置に位置するときには上記外ハブ5のテーパ部5cに嵌合して、内ハブ7の前進を阻止すると共に、薬液等の漏出を防止するようになっている。
また上記大径部7aの後方には環状溝7dが形成されており、該環状溝7dにはシール部材としての樹脂製のリングシール10が装着されている。このリングシール10は、内ハブ7が前進位置に位置すると上記外ハブ5のシール部5fに弾性変形しながら相互に密着し、該リングシール10の前後の空間を気密を保った状態に区画するようになっている。
図4は注射器1の使用状態における係合手段9の装着されている状態を示し、図3のIV−IV部における断面図となっている。
まず上記内ハブ7のばね受け部7cと環状溝7dとの間には、上記大径部7aよりも内周面側にむけて被係合部としての凹部7eが形成され、該凹部7eは上記内ハブ7の中心軸を挟むように2ヶ所に形成されている。
また上記外ハブ5には、内ハブ7が前進位置に位置したときの上記凹部7eの位置に、外周面から内周面にかけて貫通する2つの貫通孔5fが穿設されており、該貫通孔5fの幅と上記内ハブ7の凹部7eの形成された幅とは略同一となっている。
そして上記係合手段9は、医療従事者が把持する把持部9aと、把持部9aの先端に形成された係合部材としての2本の係合ピン9bとから構成され、上記係合ピン9bはそれぞれ上記外ハブ5の貫通孔5fに挿入されて、外ハブ5の内周面に突出するようになっている。
外ハブ5の内周面に突出した係合ピン9bは、それぞれ上記内ハブ7の凹部7eに係合し、その結果内ハブ7はばね8の付勢力に抗して前進位置に保持されることとなる。
一方、係合手段9を外ハブ5から除去して、上記係合ピン9bと凹部7eとの係合状態が解除されると、内ハブ7はばね8の付勢力により後退し、カヌラ6ごとバレル2内に収納されることとなる。
なお、本実施例では上記凹部7eを内ハブ7の中心軸を挟んだ両側に形成しているが、これを内ハブ7を囲繞するような環状溝とすることも可能であり、また凹部7eおよび貫通孔5fを内ハブ7および外ハブ5の片側にだけ設けて、上記係合ピン9bを1本とすることも可能である。
以上の構成を有する注射器1の使用方法について説明する。
注射器1には、予め搬送中におけるカヌラ6の保護および上記係合手段9の脱落を防止するため、注射器1の先端には図示しないキャップが装着されており、使用時にはこのキャップを外すようになっている。
そして医療従事者は上記係合手段9が装着された状態を維持したまま、注射器1を使用する。このときの注射器1の操作は従来公知の注射器1と何ら変わることはなく、医療従事者が特別な操作を行う必要はない。
この注射器1の使用時において、上記内ハブ7に装着されたリングシール10は、リングシール10の後部に位置するバレル2の薬液室2aと、係合手段9およびばね8の位置する空間とを気密を保った状態で区画している。
このため、薬液や血液がばね8に触れて変質するのを防止することができ、また外ハブ5に形成された貫通孔5fより薬液や血液が漏出するのを防止することができる。
そして、注射器1の使用が終了したら、カヌラ6が医療従事者に誤穿刺される事故を防止するため、以下のようにしてカヌラ6をバレル2内に収納するようになっている。
最初に、医療従事者はプランジャ3を後退させて上記プランジャ3の押圧部3bとバレル2の膨出部2dとを係合させ、上記脆弱部3eを支点にプランジャ3を折り曲げて、プランジャ3を脆弱部3eの位置で分離する。
これによりバレル2内のプランジャ3が前進してカヌラ6がバレル2より飛び出してしまうのを防止することができ、また分離したプランジャ3を医療用廃棄物としてでなく、通常の廃棄物として廃棄することができる。
次に、医療従事者は上記係合手段9を外ハブ5から離脱させる。その結果、係合手段9の係合ピン9bと内ハブ7の凹部7eとの係合状態が解除されるので、内ハブ7はばね8の付勢力によって後退し、内ハブ7ごとカヌラ6がバレル2内に収納される。
ここで図2に示すように、上記ばね8の自然長はバレル2内に収納されたカヌラ6の先端よりも先端側に突出するように設定されている。
このため、カヌラ6がバレル2内に収納された後は、ばね8の付勢力により内ハブ7が後方に付勢された状態が維持されるので、カヌラ6が外ハブ5より突出することはなく、誤穿刺等の事故を防止することができる。
なお、上記係合手段9を離脱させてカヌラ6がバレル2内に収納されてから、プランジャ3を脆弱部3eの位置で分離するようにしても良い。
以上のように、本実施例の注射器1の構成は、外ハブ5に貫通孔5fを形成するとともに、該貫通孔5fに係合手段9の係合ピン9bを挿入して、該係合ピン9bと内ハブ7に形成された凹部7eとを係合させるものであるので、上記特許文献1〜5の注射器に比べて構成が容易であり、安価に製造することができる。
また、上記バレル2の結合部2bの形状と、外ハブ5の連結部5bとの形状が一致すれば、容量の異なるバレル2にも装着することができ、多種の注射器1として利用することができる。
次に、第2実施例の注射器101について説明する。
この第2実施例の注射器101は、上記第1実施例の注射器1に比べ、内ハブ107を前進位置に保持する機構が異なるだけであるので、同様の形状を有している個所については説明を省略し、また図において共通する部材には第1実施例で使用した符号に100を加算した符号を付すものとする。
図5は本実施例の注射器101の先端側の拡大断面図であり、外ハブ105には軸方向に対して直交方向に貫通する貫通孔105fが穿設され、該貫通孔105fには進退動可能に板状の係合部材109が挿入されている。
また本実施例の内ハブ107のばね受け部107cと環状溝107dとの中間には、大径部107aよりも縮径された被係合部としての凹部107eが環状に形成されている。
なお、本実施例においても、上記第1実施例の凹部7eと同様、上記凹部107eを内ハブ107の中心軸を挟むような位置に形成してもよい。
図6は図5のVI−VI部で切断した断面図を示しており、図6(a)は係合部材109により内ハブ107が前進位置に保持されている状態を、図6(b)は係合部材109と内ハブ107との係合状態が解除された時の状態を示している。
上記係合部材109には、上記内ハブ107の凹部107eと略同径の小径孔109aと、内ハブ107の大径部107aと略同径の大径孔109bとが穿設されており、これら小径孔109aおよび大径孔109bは係合部材109の長手方向に隣接して設けられるとともに、小径孔109aの径と同一幅のガイド溝109cによって相互に連続するようになっている。
そして上記小径孔109aの中心と内ハブ107の中心軸とを一致させると、小径孔109aと内ハブ107の凹部107eとが係合するため、上記内ハブ107はばね108の付勢力に抗して前進位置に保持されるようになっている。
なお、本実施例では凹部107eと上記ガイド溝109cは略同一幅となっているので、ガイド溝109cによっても内ハブ107を前進位置に保持することができるようになっている。
一方、使用後に係合部材109を貫通孔105fに沿って移動させると、上記大径孔109bの中心と内ハブ107の中心軸とが一致し、これにより係合部材109と凹部107eとの係合状態が解除されるので、内ハブ107はばね108の付勢力により大径孔109bを通過してバレル102の内部に後退することとなる。
以上の構成を有する注射器101においても、上記第1実施例の注射器1と同様、注射器101の使用時には従来の注射器と同様の方法で使用することができ、特別な操作を行う必要はない。
また注射器101の使用後には、係合部材109を外ハブ105の貫通孔105fに沿って移動させることで、係合部材109と内ハブ107との係合状態が解除されるので、内ハブ107ごとカヌラ106をバレル102内に収納することができる。
この場合においても、上記ばね108の自然長がバレル2内に収納されたカヌラ6の先端よりも先端側に突出するように設定することで、カヌラ6がバレル2内に収納された後は、ばね108の弾性力によりカヌラ6が外部に突出するのを防止することができる。
そしてこのような第2実施例の注射器101においても、上記第1実施例の注射器1と同様の効果を得ることができる。
つまり、外ハブ105に貫通孔105fを形成して該貫通孔105fに係合部材109を進退動可能に挿入し、該係合部材109の小径孔109aと内ハブ107の凹部107eとを係合させるだけで内ハブ107を前進位置に保持できるので、構成が容易であり安価に注射器101を得ることができる。
また上記バレル102の先端形状と、外ハブ105の連結部105bとの形状が一致すれば、薬液室102aの容量等の異なるバレル102を使用することができ、多種の注射器101として利用することが可能である。
なお、上記各実施例において、バレル2、102と外ハブ5、105とは、結合部2b、102bと連結部5b、105bとにより連結されており、2つの部材から構成されているが、バレル2、102と外ハブ5、105とを一体に成形した構成としてもよい。
本実施例に係る注射器の使用前の状態を示した断面図。 注射器の使用後の状態を示した断面図。 注射器の先端側の拡大断面図を示す。 係合部材の装着状態を示す断面図。 第2実施例にかかる注射器の先端側の拡大断面図。 係合部材の装着状態を示す断面図を示し、(a)は内ハブと係合部材との係合状態を、(b)は内ハブと係合部材との係合が解除された状態を示す。
符号の説明
1、101 注射器 2、102 バレル
3、103 プランジャ 4、104 ガスケット
5、105 外ハブ 5f、105f 貫通孔
7、107 内ハブ 7e、107e 凹部
8、108 ばね 9 係合手段
9b 係合ピン 10、110 リングシール
109 係合部材 109a 小径孔
109b 大径孔

Claims (5)

  1. 筒状のバレルと、バレルの先端に設けられた筒状の外ハブと、外ハブ内に移動可能に設けられてカヌラを保持する内ハブと、上記外ハブと内ハブとの間に弾装されて内ハブをバレルの後方に向けて付勢する弾性部材と、外ハブの外周面から内周面に貫通する貫通孔と、該貫通孔に挿入されて上記内ハブに形成された被係合部に係合する係合部材とを備え、
    弾性部材の弾性力に抗して内ハブを前進させてカヌラの先端部を外ハブから突出させるとともに、上記係合部材と内ハブの被係合部とを係合させて該内ハブを前進位置に保持し、使用後に係合部材と被係合部との係合を解除して、上記弾性部材の付勢力により内ハブを後退させて上記カヌラを内ハブごとバレル内に収納することを特徴とする注射器。
  2. 上記内ハブの上記被係合部の後方にシール部材を設け、内ハブが前進位置に位置している際に、該シール部材によりバレルの後方に形成された薬液室と上記係合部材及び弾性部材の位置する空間とを区画することを特徴とする請求項1に記載の注射器。
  3. 上記係合部材は、把持部と、把持部の先端に形成されて上記貫通孔に挿入される係合ピンとを備え、
    上記係合ピンを貫通孔に挿入して内ハブの被係合部に係合させることで、上記内ハブを前進位置に維持することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の注射器。
  4. 上記係合部材は2本の係合ピンを備え、上記被係合部は、上記内ハブの外周面に形成されて上記2本の係合ピンに係合する凹部であることを特徴とする請求項3に記載の注射器。
  5. 上記内ハブの被係合部は内ハブの外周面に対して縮径された凹部を有し、
    上記係合部材は上記貫通孔に進退動可能に挿入された板状を有し、該係合部材には上記凹部と略同径の小径孔と、内ハブの外周面と略同径の大径孔とが隣接して穿設され、
    上記小径孔の中心と内ハブの中心軸とを一致させることで小径孔と内ハブの凹部とを係合させて上記内ハブを前進位置に保持し、使用後に係合部材を移動させて上記大径孔の中心と内ハブの中心軸とを一致させることで内ハブが大径孔を通過してバレル内部に後退するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の注射器。
JP2006256092A 2006-09-21 2006-09-21 注射器 Expired - Fee Related JP5017982B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006256092A JP5017982B2 (ja) 2006-09-21 2006-09-21 注射器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006256092A JP5017982B2 (ja) 2006-09-21 2006-09-21 注射器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008073237A true JP2008073237A (ja) 2008-04-03
JP5017982B2 JP5017982B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=39345927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006256092A Expired - Fee Related JP5017982B2 (ja) 2006-09-21 2006-09-21 注射器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5017982B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017184985A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 日本全薬工業株式会社 液体投与具
JP2018114301A (ja) * 2012-11-09 2018-07-26 イインジェック テクノロジーズ インコーポレイテッド 流体送達装置及び方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11342200A (ja) * 1997-11-26 1999-12-14 Agifin Srl 使い捨て式注射器
JP2002058740A (ja) * 2000-05-25 2002-02-26 Becton Dickinson & Co 選択的に格納可能な針を有する皮下注射器
JP2002526174A (ja) * 1998-10-06 2002-08-20 プレスティージ,ディーン・ブライアン 穿刺針装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11342200A (ja) * 1997-11-26 1999-12-14 Agifin Srl 使い捨て式注射器
JP2002526174A (ja) * 1998-10-06 2002-08-20 プレスティージ,ディーン・ブライアン 穿刺針装置
JP2002058740A (ja) * 2000-05-25 2002-02-26 Becton Dickinson & Co 選択的に格納可能な針を有する皮下注射器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018114301A (ja) * 2012-11-09 2018-07-26 イインジェック テクノロジーズ インコーポレイテッド 流体送達装置及び方法
US10737030B2 (en) 2012-11-09 2020-08-11 Iinjec Technologies Inc. Fluid delivery device and method
JP2017184985A (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 日本全薬工業株式会社 液体投与具

Also Published As

Publication number Publication date
JP5017982B2 (ja) 2012-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8460250B2 (en) Medical container
JP6038020B2 (ja) 液体注入具
JP6609408B2 (ja) 連結器具
JP2006297062A (ja) 留置針装置
JPWO2009119770A1 (ja) 穿刺針組立体および薬液注入器具
WO2014155536A1 (ja) 弾性キャップ及びそれを備えるシリンジ用組立体
US9192733B2 (en) Puncture needle assembly and medicinal liquid injection device
JP5017982B2 (ja) 注射器
JPWO2014016889A1 (ja) 液体投与具
JPWO2009096227A1 (ja) 穿刺針組立体および薬液注入器具
JPWO2016021323A1 (ja) 針組立体
JP5182472B2 (ja) 注射器
JP4736049B2 (ja) 注射器
EP1913966A1 (en) Combined container-syringe
JP4867575B2 (ja) 注射器
WO2018180567A1 (ja) 薬液投与具およびガスケット付勢部材組立体
WO2024057692A1 (ja) 連結器具
JP4743095B2 (ja) 注射器
JP4802753B2 (ja) 注射器
WO2015076221A1 (ja) 針組立体
WO2013180233A1 (ja) 留置針装置
KR20220131666A (ko) 주사기
JP2759910B2 (ja) 注射器
JP2011041689A (ja) プロテクタ付き医療用針
JP2007167242A (ja) 留置針装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5017982

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees