JP2008071851A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サイドウォールスペーサとしての機能を果たすとともに、応力膜の応力を効果的にチャネル領域に伝えることを可能にする。
【解決手段】半導体領域11と、半導体領域11上にゲート絶縁膜12を介して形成したゲート電極13と、ゲート電極13両側の半導体領域11に形成したエクステンション領域14、15と、それを介して形成したソース・ドレイン領域16、17と、ゲート電極13側壁およびエクステンション領域14、15上を被覆する絶縁膜24と、半導体領域11上を被覆してゲート電極13下方の半導体領域11に応力を印加する応力膜31とを有し、絶縁膜24は、ソース・ドレイン領域16、17を形成する際にゲート電極13側壁に形成された複数層からなるサイドウォール絶縁膜の一部を除去した少なくとも最下層からなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストレスライナー膜によりチャネル形成流量に応力を印加した半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の駆動能力向上技術として、ライナー窒化シリコン(SiN)膜の高い応力(ストレス)を利用して移動度を向上させる方法が、65nm世代以降の先端半導体技術として主流である。このライナー窒化シリコン膜のような応力膜を形成する技術は、MOSFET形成およびサリサイド層を形成した後に行われ、サイドウォールスペーサの上方に高い応力を有する絶縁膜を形成することで、トランジスタのチャネル部分へ応力(引張応力もしくは圧縮応力)を加え、キャリア移動度を向上させるものである(例えば、特許文献1、非特許文献1参照。)。
したがって、チャネル部分への応力のかかり方はチャネルから応力膜までの絶縁膜形状にも敏感に影響し、またゲート電極およびサイドウォールスペーサの幅や形状に大きく依存することになる。よって、サイドウォールスペーサの形成方法は、MOSFETやサリサイド層の形成だけでなく、応力膜の応力を効率よくチャネル領域に与える意味でも最適化が重要となる。
しかしながら、サイドウォールスペーサ形状の最適化はMOSFETや拡散抵抗の特性最適化の方向と、応力膜からの応力を効果的に伝える最適化の方向が相反する方向であり、しきい値電圧Vthのロールオフなどの特性を最適化しながら、応力を効果的に与えるプロセス構築は難しい。
ここで、サイドウォールスペーサ構造がSIN/SiO2の2層構造の場合の応力膜を用いた従来のプロセス例を、図13の製造工程断面図によって説明する。以下の説明は、単体MOSFETに対する説明であって、NMOS、PMOSの特定はしないが、NMOS、PMOS両方に適用できるものである。
図13(1)に示すように、シリコン基板111上にゲート絶縁膜112を介してゲート長Lmin=40nmのゲート電極113を形成した後、このゲート電極113両側のシリコン基板111に接合深さXj=30nm程度のエクステンション拡散層領域114、115を形成する。次いで、上記ゲート電極113等を被覆するように、酸化シリコン(SiO2)膜121を15nmの厚さに形成し、続いて窒化シリコン(SiN)膜122を50nmの厚さに形成する。次いで、上記窒化シリコン膜122と酸化シリコン膜121とに全面エッチバックを行い、幅50nmのサイドウォールスペーサ124、125を形成する。その後、ソース・ドレイン領域を形成するイオンインプランテーションを行い、さらに活性化の熱処理を行って、接合深さXj=130nmのソース・ドレイン領域116、117を形成する。
次に、図13(2)に示すように、ソース・ドレイン領域116、117およびゲート電極113上のシリコンが露出している領域にサリサイド層118、119および120を形成する。これにより、ソース・ドレイン領域116、117およびゲート電極113の低抵抗化が図れる。上記サリサイド層形成工程では、まず、ニッケルを9nmの膜厚に形成した後、350℃でRTAを行い、ニッケルシリサイド層を形成後、硫酸(H2SO4)によるウエットエッチングで未反応なニッケル層を除去する。さらに、500℃でRTAを行い、層転移させて低抵抗なニッケルシリサイド層を形成する。なお、ニッケルを形成する前に、ウエットエッチングで成膜表面の自然酸化膜を除去してシリコン面を露出させることが好ましい。
次に、図13(3)に示すように、応力膜131として、400℃の成膜温度によるプラズマCVD法によって、プラズマ−窒化シリコン膜を形成する。この成膜では、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜を50nm〜70nmの膜厚で形成し、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜を50nm〜70nmの膜厚で形成する。
次に、サイドウォールスペーサ構造がSiO2/SiN/SiO2の3層構造の場合の応力膜を用いた従来のプロセス例を、図14の製造工程断面図によって説明する。以下の説明は、単体MOSFETに対する説明であって、NMOS、PMOSの特定はしないが、NMOS、PMOS両方に適用できるものである。
図14(1)に示すように、シリコン基板111上にゲート絶縁膜112を介してゲート長Lmin=40nmのゲート電極を形成した後、このゲート電極113両側のシリコン基板111に接合深さXj=30nm程度のエクステンション拡散層領域114、115を形成する。次いで、上記ゲート電極113等を被覆するように、酸化シリコン(SiO2)膜121を20nmの厚さに形成し、続いて窒化シリコン(SiN)膜122を40nmの厚さに形成し、さらに酸化シリコン(SiO2)膜123を15nmの厚さに形成する。次いで、上記酸化シリコン膜123と窒化シリコン膜122と酸化シリコン膜121とに全面エッチバックを行い、幅60nmのサイドウォールスペーサ126、127を形成する。その後、ソース・ドレイン領域を形成するイオンインプランテーションを行い、さらに活性化の熱処理を行って、接合深さXj=130nmのソース・ドレイン領域116、117を形成する。
次に、図14(2)に示すように、ソース・ドレイン領域116、117およびゲート電極113上のシリコンが露出している領域にサリサイド層118、119および120を形成する。これにより、ソース・ドレイン領域116、117およびゲート電極113の低抵抗化が図れる。上記サリサイド層形成工程では、まず、ニッケルを9nmの膜厚に形成した後、350℃でRTAを行い、ニッケルシリサイド層を形成後、硫酸(H2SO4)によるウエットエッチングで未反応なニッケル層を除去する。さらに、500℃でRTAを行い、層転移させて低抵抗なニッケルシリサイド層を形成する。なお、ニッケルを形成する前に、ウエットエッチングで成膜表面の自然酸化膜を除去してシリコン面を露出させることが好ましい。
次に、図14(3)に示すように、応力膜131として、400℃の成膜温度によるプラズマCVD法によって、プラズマ−窒化シリコン膜を形成する。この成膜では、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜を50nm〜70nmの膜厚で形成し、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜を50nm〜70nmの膜厚で形成する。
再公表特許WO2002/043151号公報 H.S.Yang,他著 「Dual Stress Liner for High Performance sub-45nm Gate Length SOI CMOS Manufacturing」2004 IEEE IEDM(International Electron Devices Meeting) 2004年
解決しようとする問題点は、サイドウォールスペーサの厚みにより、応力膜の応力をチャネル領域に印加する効果が低減される点であり、サイドウォールスペーサを薄くすると、エクステンション領域が短くなり、MOSFETの特性劣化につながる。このように、トランジスタ特性の最適化と、応力膜からの応力を効果的に伝える最適化とが相反するため、しきい値電圧Vthのロールオフなどの特性を最適化しながら、応力を効果的に与えることが難しい点である。
本発明は、サイドウォールスペーサとしての機能を果たすとともに、応力膜の応力を効果的にチャネル領域に伝えることを課題とする。
本発明の半導体装置は、半導体領域と、半導体領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ゲート電極両側の前記半導体領域に形成されたエクステンション領域と、前記ゲート電極両側の前記半導体領域に前記エクステンション領域を介して形成されたソース・ドレイン領域と、前記ゲート電極側壁および前記エクステンション領域上を被覆するように形成された絶縁膜と、前記半導体領域上を被覆して前記ゲート電極下方の前記半導体領域に応力を印加する応力膜とを有し、前記絶縁膜は、前記ソース・ドレイン領域を形成する際に前記ゲート電極側壁に形成された複数層からなるサイドウォール絶縁膜の一部を除去した少なくとも最下層からなることを特徴とする。
本発明の半導体装置では、前記ゲート電極側壁および前記エクステンション領域上を被覆するように形成された絶縁膜は、複数層からなるサイドウォール絶縁膜の一部を除去した少なくとも最下層からなることから、サイドウォール絶縁膜の一部を除去する前にソース・ドレイン領域が形成されることでエクステンション領域を確定することができ、サイドウォール絶縁膜の一部を除去した後に応力膜が形成されることで、除去した分だけ、応力膜の応力の伝達を阻害するサイドウォール絶縁膜が薄くなると共に、応力膜がチャネル領域に近づくので、応力膜の応力がチャネル領域に伝わり易くなる。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体領域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極両側の前記半導体領域にエクステンション領域を形成する工程と、前記ゲート電極両側の前記半導体領域上に複数層からなるサイドウォール絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート電極両側の前記半導体領域に前記エクステンション領域を介して該エクステンション領域よりも高濃度のソース・ドレイン領域を形成する工程と、前記ゲート電極上および前記ソース・ドレイン領域上に前記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層を形成する工程と、前記ゲート電極下方の前記半導体領域に応力を印加するもので、前記導体層および前記絶縁膜を被覆する応力膜を形成する工程とを備え、前記ソース・ドレイン領域を形成した後で前記応力膜を形成する前に、前記サイドウォール絶縁膜の一部を除去加工して前記ゲート電極側壁および前記エクステンション領域を被覆する絶縁膜を形成する工程を有する
ことを特徴とする。
本発明の半導体装置の製造方法では、ソース・ドレイン領域を形成した後で応力膜を形成する前に、サイドウォール絶縁膜の一部を除去加工してゲート電極側壁およびエクステンション領域を被覆する絶縁膜を形成する工程を有することから、サイドウォール絶縁膜の一部を除去する前にソース・ドレイン領域を形成することで、サイドウォール絶縁膜によりエクステンション領域を確定することができ、サイドウォール絶縁膜の一部を除去した後に応力膜を形成することで、除去した分だけ、応力膜の応力の伝達を阻害するサイドウォール絶縁膜が薄くなると共に、応力膜をチャネル領域に近づけることができるので、応力膜の応力がチャネル領域に伝わり易くなる。
本発明の半導体装置によれば、MOSFETの物理パラメータを変えずにチャネル領域に印加される応力を高めることができるため、移動度上昇による性能向上ができるので、オン電流(Ion)−オフ電流(Ioff)において効果が高めることができるという利点がある。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、MOSFET物理パラメータを変えずにチャネル領域に印加される応力を高めることができるため、移動度上昇による性能向上ができるので、オン電流(Ion)−オフ電流(Ioff)において効果が高めることができるという利点がある。
本発明の半導体装置に係る一実施の形態(第1実施例)を、図1の概略構成断面図によって説明する。
図1に示すように、半導体装置1は以下のような構成をなす。すなわち、半導体領域11上にゲート絶縁膜12を介してゲート電極13が形成されている。上記半導体領域11はバルクのシリコン基板であっても、SOI基板のシリコン層であってもよく、また化合物半導体基板であってもよい。ここでは、一例として、シリコン基板で説明する。上記ゲート電極13は、例えばゲート長Lmin=40nmに形成されている。
上記ゲート電極13両側の半導体領域11にはエクステンション領域14、15が形成されている。このエクステンション領域14、15は、例えばイオン注入法により、接合深さXj=30nm程度の不純物拡散層領域で形成されている。この不純物には、nMOSFETを形成する場合にはn型不純物を用い、pMOSFETを形成する場合にはp型不純物を用いる。
上記ゲート電極13の側壁および上記エクステンション領域14、15上を被覆するように絶縁膜24が形成されている。この絶縁膜24は、上記ゲート電極13側壁に形成された複数層からなるサイドウォール絶縁膜の一部を除去した少なくとも最下層からなり、例えば10nm〜15nmの厚さの酸化シリコン膜で形成されている。このように、均一な厚さの膜で形成されることによって、必要最小限の膜厚で形成することができ、従来のサイドウォールスペーサよりも膜厚を薄くすることができる。また、エクステンション領域14、15上の絶縁膜24の幅(ゲート長方向の長さ)は、例えば50nmとした。また、絶縁膜24が酸化シリコン膜で形成されていることから、ゲート電極13にかかる後に説明する応力膜31の応力が緩和される。
上記ゲート電極13の両側の半導体領域11には、上記エクステンション領域14、15を介して、ソース・ドレイン領域16、17が形成されている。このソース・ドレイン領域16、17は、上記エクステンション領域14、15よりも高濃度に形成され、例えば接合深さXj=130nmに形成されている。
上記ソース・ドレイン領域16、17上のシリコンが露出している領域には、上記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層18、19が形成されているとともに、ゲート電極13上のシリコンが露出している領域には、上記ゲート電極14よりも低抵抗な導体層20が形成されている。これにより、ソース・ドレイン領域16、17およびゲート電極13の低抵抗化が図れる。この導体層18、19、20は、例えばニッケルシリサイド層で形成されている。なお、上記導体層18、19、20を形成する金属には、上記ニッケル以外に、例えばハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)等の高融点金属、およびパラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)等、シリサイド化によりゲート電極13およびソース・ドレイン領域16、17が低抵抗化される金属材料を用いることができる。また上記絶縁膜24は、自然酸化膜除去のエッチングを行っても残るような膜厚以上の厚さに形成することが好ましい。
上記半導体領域11上を被覆して上記ゲート電極13下方の上記半導体領域11に応力を印加する応力膜31が形成されている。この応力膜31は、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜で形成され、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜で形成され、例えば各々20nm〜100nm、好ましくは50nm〜70nmの膜厚で形成されている。
上記第1実施例では、ゲート電極13側壁およびエクステンション領域14、15上を被覆するように形成された絶縁膜24は、複数層からなるサイドウォール絶縁膜の一部を除去した少なくとも最下層からなることから、サイドウォール絶縁膜の一部を除去する前にソース・ドレイン領域16、17が形成されることでエクステンション領域14、15を確定することができ、サイドウォール絶縁膜の一部を除去した後に応力膜31が形成されることで、除去した分だけ、応力膜31の応力の伝達を阻害するサイドウォール絶縁膜が薄くなると共に、応力膜31がゲート電極13下方の半導体領域11に形成されるチャネル領域に近づくので、応力膜31の応力がチャネル領域に伝わり易くなる。よって、MOSFETの物理パラメータを変えずにチャネル領域に印加される応力を高めることができるため、移動度上昇による性能向上ができるので、オン電流(Ion)−オフ電流(Ioff)において効果が高めることができるという利点がある。
次に、本発明の半導体装置に係る一実施の形態(第2実施例)を、図2の概略構成断面図によって説明する。
図2に示すように、半導体装置2は、絶縁膜24の構成以外、前記半導体装置1と同様な構成をなす。すなわち、半導体領域11上にゲート絶縁膜12を介してゲート電極13が形成されている。上記ゲート電極13両側の半導体領域11にはエクステンション領域14、15が形成されている。上記ゲート電極13の側壁および上記エクステンション領域14、15上を被覆するように絶縁膜46が形成されている。この絶縁膜46は、上記ゲート電極13側壁に形成された複数層からなるサイドウォール絶縁膜の一部を除去した少なくとも最下層からなり、ここでは2層の第1サイドウォール絶縁膜41、第2サイドウォール絶縁膜42からなる。上記第1サイドウォール絶縁膜41は、例えば10nmの厚さの酸化シリコン膜で形成され、第2サイドウォール絶縁膜42は、例えば40nmの窒化シリコン膜で形成されている。また、エクステンション領域14、15上の絶縁膜24の幅(ゲート長方向の長さ)は、例えば50nmとした。
上記ゲート電極13の両側の半導体領域11には、上記エクステンション領域14、15を介して、ソース・ドレイン領域16、17が形成されている。このソース・ドレイン領域16、17は、上記エクステンション領域14、15よりも高濃度に形成されている。
上記ソース・ドレイン領域16、17上のシリコンが露出している領域には、上記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層18、19が形成されているとともに、ゲート電極13上のシリコンが露出している領域には、上記ゲート電極14よりも低抵抗な導体層20が形成されている。これにより、ソース・ドレイン領域16、17およびゲート電極13の低抵抗化が図れる。この導体層18、19、20は、例えばニッケル、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)等の高融点金属、およびパラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)等のシリサイド層を用いることができる。また上記絶縁膜24は、自然酸化膜除去のエッチングを行っても残るような膜厚以上の厚さに形成することが好ましい。
上記半導体領域11上を被覆して上記ゲート電極13下方の上記半導体領域11に応力を印加する応力膜31が形成されている。この応力膜31は、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜で形成され、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜で形成され、例えば各々20nm〜100nm、好ましくは50nm〜70nmの膜厚で形成されている。
上記第2実施例では、上記第1実施例と同様な効果が得られるともに、絶縁膜46を2層に形成したことで、導体層18、19、20を形成するサリサイドプロセスの際の前処理として行われる自然酸化膜の除去工程における絶縁膜46のエッチング耐性が高められるという利点がある。
次に、本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(第1実施例)を、図3〜図4の製造工程断面図によって説明する。
図3(1)に示すように、半導体領域11上にゲート絶縁膜12を介してゲート電極13を形成する。上記半導体領域11はバルクのシリコン基板であっても、SOI基板のシリコン層であってもよく、また化合物半導体基板であってもよい。ここでは、一例として、シリコン基板で説明する。上記ゲート電極13は、例えばゲート長Lmin=40nmに形成される。
次に、上記ゲート電極13両側の半導体領域11にエクステンション領域14、15を形成する。このエクステンション領域14、15は、例えばイオン注入法により、接合深さXj=30nm程度の不純物拡散層領域で形成する。この不純物には、nMOSFETを形成する場合にはn型不純物を用い、pMOSFETを形成する場合にはp型不純物を用いる。
次いで、上記ゲート電極13等を被覆するように、上記半導体領域11上に、複数層(例えば2層)のサイドウォール絶縁膜として、第1サイドウォール絶縁膜21を例えば酸化シリコン(SiO2)膜で形成し、第2サイドウォール絶縁膜22を例えば窒化シリコン(SiN)膜で形成する。上記酸化シリコン膜は例えば15nmの厚さに形成され、上記窒化シリコン膜は例えば50nmの厚さに形成される。次いで、上記第2サイドウォール絶縁膜22と第1サイドウォール絶縁膜21とに全面エッチバックを行い、ゲート電極13の両側に、サイドウォール絶縁膜23を形成する。このとき、サイドウォール絶縁膜23は、幅(ゲート電極13の側壁における厚さ)が50nmとなった。
その後、ソース・ドレイン領域を形成するイオンインプランテーションを行い、さらに活性化の熱処理を行って、上記エクステンション領域14、15よりも高濃度で、接合深さXj=130nmのソース・ドレイン領域16、17を形成する。
次に、図3(2)に示すように、上記サイドウォール絶縁膜23の上層の第2サイドウォール絶縁膜22〔前記図3(1)参照〕を、例えば等方性エッチングにより除去する。この等方性エッチングでは、例えばエッチング液に熱リン酸を用いる。これにより、上記ゲート電極13の側壁およびエクステンション領域14、15上を被覆するように第1サイドウォール絶縁膜21からなる絶縁膜24が形成された。このように、等方性エッチングを行うことから、下地の少なくとも最下層の第1サイドウォール絶縁膜21にダメージを与えないようにそれ以外のサイドウォール絶縁膜を除去することが可能になる。この絶縁膜24は、第1サイドウォール絶縁膜21からなるため、ゲート電極13の側壁およびエクステンション領域14、15上には15nmの厚さの薄膜で形成されることになる。このように、均一な厚さの膜で形成されることによって、必要最小限の膜厚で形成することができ、従来のサイドウォールスペーサよりも膜厚を薄くすることができる。
次に、図4(3)に示すように、サリサイドプロセスにより、ソース・ドレイン領域16、17上のシリコンが露出している領域に上記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層18、19および20を形成するとともに、ゲート電極13上のシリコンが露出している領域に上記ゲート電極13よりも低抵抗な導体層20を形成する。これにより、ソース・ドレイン領域16、17およびゲート電極13の低抵抗化が図れる。このサリサイドプロセスの一例を説明する。まず、シリサイドを形成するための金属層を形成する。この金属層として、例えばニッケルを9nmの膜厚に形成する。その後、350℃でRTAを行い、金属シリサイド層を形成する。次いで、金属がニッケルの場合、硫酸(H2SO4)によるウエットエッチングにより未反応なニッケル層を除去する。さらに、500℃のRTAを行い、ニッケルシリサイド層を層転移させて、低抵抗なニッケルシリサイド層を形成する。なお、ニッケルを形成する前に、ウエットエッチングで成膜表面の自然酸化膜を除去してシリコン面を露出させることが好ましい。また、上記金属層には、ニッケル以外に、例えばハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)等の高融点金属、およびパラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)等、シリサイド化によりゲート電極13およびソース・ドレイン領域16、17が低抵抗化される金属材料を用いることができる。
上記サリサイドプロセスでは、ゲート電極13の側壁に第1サイドウォール絶縁膜21からなる絶縁膜24が形成されているため、この絶縁膜24によってゲート電極13上に形成される導体層20とソース・ドレイン領域16、17上に形成される導体層18、19とが分離されるので、ゲート電極13とソース・ドレイン領域16、17とが導体層18〜20によってショートすることはない。また、上記金属層を堆積する前に金属層の成膜表面に生じている自然酸化膜を除去するウエットエッチングを行っても、酸化シリコンからなる絶縁膜24の膜厚が自然酸化膜の膜厚(例えば、通常は0.5nm以下)に対して十分に厚い膜厚(ここでは15nm)となっているため、絶縁膜24が除去されて、ゲート電極13やエクステンション領域14、15が露出されることはなく、ゲート電極13側壁やエクステンション領域14、15上にシリサイドが形成されない十分な膜厚が残される。したがって、上記絶縁膜24は、自然酸化膜除去のエッチングを行っても残るような膜厚以上の厚さに形成することが好ましい。
次に、図4(3)に示すように、応力膜31として、400℃の成膜温度によるプラズマCVD法によって、プラズマ−窒化シリコン膜を形成する。この成膜では、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜を50nm〜70nmの膜厚で形成し、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜を50nm〜70nmの膜厚で形成する。
上記第1実施例では、従来、サイドウォールスペーサとして残していた第2サイドウォール絶縁膜22を除去したので、その分、応力膜31をゲート電極13下の半導体領域11に形成されるチャネル領域に近づけることが可能になるため、チャネル部分に印加される応力を、従来構造より強くすることが可能になる。また、特殊なプロセスを必要としないため、従来プロセスとの整合性がよい。また、サイドウォール絶縁膜を複数層に形成すること、サイドウォール絶縁膜の一部を除去することの追加ですむので、プロセスの変更が少ない。
次に、本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(第2実施例)を、図5〜図6の製造工程断面図によって説明する。
図5(1)に示すように、半導体領域11上にゲート絶縁膜12を介してゲート電極13を形成する。上記半導体領域11はバルクのシリコン基板であっても、SOI基板のシリコン層であってもよく、また化合物半導体基板であってもよい。ここでは、一例として、シリコン基板で説明する。上記ゲート電極13は、例えばゲート長Lmin=40nmに形成される。
次に、上記ゲート電極13両側の半導体領域11にエクステンション領域14、15を形成する。このエクステンション領域14、15は、例えばイオン注入法により、接合深さXj=30nm程度の不純物拡散層領域で形成する。この不純物には、nMOSFETを形成する場合にはn型不純物を用い、pMOSFETを形成する場合にはp型不純物を用いる。
次いで、上記ゲート電極13等を被覆するように、上記半導体領域11上に、複数層(例えば2層)のサイドウォール絶縁膜として、第1サイドウォール絶縁膜21を例えば酸化シリコン(SiO2)膜で形成し、第2サイドウォール絶縁膜22を例えば窒化シリコン(SiN)膜で形成する。上記酸化シリコン膜は例えば10nmの厚さに形成され、上記窒化シリコン膜は例えば50nmの厚さに形成される。次いで、上記第2サイドウォール絶縁膜22と第1サイドウォール絶縁膜21とに全面エッチバックを行い、ゲート電極13の両側に、サイドウォール絶縁膜23を形成する。このとき、サイドウォール絶縁膜23は、幅(ゲート電極13の側壁における厚さ)が50nmとなった。
その後、ソース・ドレイン領域を形成するイオンインプランテーションを行い、さらに活性化の熱処理を行って、上記エクステンション領域14、15よりも高濃度で、接合深さXj=130nmのソース・ドレイン領域16、17を形成する。
次に、図5(2)に示すように、サリサイドプロセスにより、ソース・ドレイン領域16、17上のシリコンが露出している領域に上記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層18、19および20を形成するとともに、ゲート電極13上のシリコンが露出している領域に上記ゲート電極14よりも低抵抗な導体層20を形成する。これにより、ソース・ドレイン領域16、17およびゲート電極13の低抵抗化が図れる。このサリサイドプロセスの一例を説明する。まず、シリサイドを形成するための金属層を形成する。この金属層として、例えばニッケルを9nmの膜厚に形成する。その後、350℃でRTAを行い、金属シリサイド層を形成する。次いで、金属がニッケルの場合、硫酸(H2SO4)によるウエットエッチングにより未反応なニッケル層を除去する。さらに、500℃のRTAを行い、ニッケルシリサイド層を層転移させて、低抵抗なニッケルシリサイド層を形成する。なお、ニッケルを形成する前に、ウエットエッチングで成膜表面の自然酸化膜を除去してシリコン面を露出させることが好ましい。また、上記金属層には、ニッケル以外に、例えばハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)等の高融点金属、およびパラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)等、シリサイド化によりゲート電極13およびソース・ドレイン領域16、17が低抵抗化される金属材料を用いることができる。
上記サリサイドプロセスでは、上記金属層を堆積する前に金属層の成膜表面に生じている自然酸化膜を除去するウエットエッチングを行うことが好ましい。
次に、図6(3)に示すように、上記サイドウォール絶縁膜23の上層の第2サイドウォール絶縁膜22〔前記図5(1)参照〕を、例えば等方性エッチングにより除去する。この等方性エッチングでは、例えばエッチング液に熱リン酸を用いる。これにより、上記ゲート電極13の側壁およびエクステンション領域14、15上を被覆するように第1サイドウォール絶縁膜21からなる絶縁膜24が形成された。このように、等方性エッチングを行うことから、下地の少なくとも最下層の第1サイドウォール絶縁膜21にダメージを与えないようにそれ以外のサイドウォール絶縁膜を除去することが可能になる。この絶縁膜24は、第1サイドウォール絶縁膜21からなるため、ゲート電極13の側壁およびエクステンション領域14、15上には10nmの厚さの薄膜で形成されることになる。このように、均一な厚さの膜で形成されることによって、必要最小限の膜厚で形成することができ、従来のサイドウォールスペーサよりも膜厚を薄くすることができる。
次に、図6(4)に示すように、応力膜31として、400℃の成膜温度によるプラズマCVD法によって、プラズマ−窒化シリコン膜を形成する。この成膜では、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜を、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜を、各々20nm〜100nmの膜厚に、好ましくは50nm〜70nmの膜厚に形成する。
上記第2実施例では、上記第1実施例のサリサイド形成工程と第2サイドウォール絶縁膜22の除去工程の順番を入れ替え、サリサイド形成工程を実施した後に第2サイドウォール絶縁膜22の除去工程を実施するようにした。これにより、サリサイド形成工程で行う自然酸化膜を除去するウエットエッチングによって、第1サイドウォール絶縁膜21が第2サイドウォール絶縁膜22に被覆されているため、膜厚が薄くなるようなことはない。すなわち、自然酸化膜除去のウエットエッチング耐性が高められる。よって、第1実施例よりも、第1サイドウォール絶縁膜21、すなわち絶縁膜24の膜厚を薄く形成することができる。言い換えれば、自然酸化膜の除去工程で生じる削れ量を見込んで第1サイドウォール絶縁膜21を厚く形成する必要がない。そこで、この第2実施例では、前第1実施例よりも5nm薄く形成した。これにより、応力膜31の応力がさらにチャネル領域にかかりやすくなる。また、電気的にゲート電極13の界面準位の発生に対しても強くなる。また、特殊なプロセスを必要としないため、従来プロセスとの整合性がよい。また、サイドウォール絶縁膜を複数層に形成すること、サイドウォール絶縁膜の一部を除去することの追加ですむので、プロセスの変更が少ない。
次に、本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(第3実施例)を、図7〜図8の製造工程断面図によって説明する。
図7(1)に示すように、半導体領域11上にゲート絶縁膜12を介してゲート電極13を形成する。上記半導体領域11はバルクのシリコン基板であっても、SOI基板のシリコン層であってもよく、また化合物半導体基板であってもよい。ここでは、一例として、シリコン基板で説明する。上記ゲート電極13は、例えばゲート長Lmin=40nmに形成される。
次に、上記ゲート電極13両側の半導体領域11にエクステンション領域14、15を形成する。このエクステンション領域14、15は、例えばイオン注入法により、接合深さXj=30nm程度の不純物拡散層領域で形成する。この不純物には、nMOSFETを形成する場合にはn型不純物を用い、pMOSFETを形成する場合にはp型不純物を用いる。
次いで、上記ゲート電極13等を被覆するように、上記半導体領域11上に、複数層(例えば3層)のサイドウォール絶縁膜として、第1サイドウォール絶縁膜41を例えば酸化シリコン(SiO2)膜で形成し、第2サイドウォール絶縁膜42を例えば窒化シリコン(SiN)膜で形成し、第3サイドウォール絶縁膜43を例えば酸化シリコン(SiO2)膜で形成する。上記各絶縁膜は下層より順に、例えば15nmの厚さの酸化シリコン膜で形成され、例えば40nmの厚さの窒化シリコン膜で形成され、例えば20nmの厚さの酸化シリコン膜で形成される。次いで、上記第3サイドウォール絶縁膜43から第1サイドウォール絶縁膜41まで全面エッチバックを行い、ゲート電極13の両側に、サイドウォール絶縁膜44を形成する。このとき、サイドウォール絶縁膜44は、幅(ゲート電極13の側壁における厚さ)が50nmとなった。
その後、ソース・ドレイン領域を形成するイオンインプランテーションを行い、さらに活性化の熱処理を行って、上記エクステンション領域14、15よりも高濃度で、接合深さXj=130nmのソース・ドレイン領域16、17を形成する。
次に、図7(2)に示すように、上記サイドウォール絶縁膜44の上層の第3サイドウォール絶縁膜43〔前記図7(1)参照〕を、例えばウエットエッチングにより除去する。このウエットエッチングでは、例えばエッチング液にフッ酸を用いる。この結果、第1、第2サイドウォール絶縁膜41、42が残る。
続いて、図7(3)に示すように、上記サイドウォール絶縁膜44の上層の第2サイドウォール絶縁膜42〔前記図7(2)参照〕を、例えば等方性エッチングにより除去する。この等方性エッチングでは、例えばエッチング液に熱リン酸を用いる。これにより、上記ゲート電極13の側壁およびエクステンション領域14、15上を被覆するように第1サイドウォール絶縁膜41からなる絶縁膜45が形成された。このように、等方性エッチングを行うことから、下地の少なくとも最下層の第1サイドウォール絶縁膜41にダメージを与えないようにそれ以外のサイドウォール絶縁膜を除去することが可能になる。この絶縁膜45は、第1サイドウォール絶縁膜41からなるため、ゲート電極13の側壁およびエクステンション領域14、15上には15nmの厚さの薄膜で形成されることになる。このように、均一な厚さの膜で形成されることによって、必要最小限の膜厚で形成することができ、従来のサイドウォールスペーサよりも膜厚を薄くすることができる。
次に、図8(4)に示すように、サリサイドプロセスにより、ソース・ドレイン領域16、17上のシリコンが露出している領域に上記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層18、19および20を形成するとともに、ゲート電極13上のシリコンが露出している領域に上記ゲート電極14よりも低抵抗な導体層20を形成する。これにより、ソース・ドレイン領域16、17およびゲート電極13の低抵抗化が図れる。このサリサイドプロセスの一例を説明する。まず、シリサイドを形成するための金属層を形成する。この金属層として、例えばニッケルを9nmの膜厚に形成する。その後、350℃でRTAを行い、金属シリサイド層を形成する。次いで、金属がニッケルの場合、硫酸(H2SO4)によるウエットエッチングにより未反応なニッケル層を除去する。さらに、500℃のRTAを行い、ニッケルシリサイド層を層転移させて、低抵抗なニッケルシリサイド層を形成する。なお、ニッケルを形成する前に、ウエットエッチングで成膜表面の自然酸化膜を除去してシリコン面を露出させることが好ましい。また、上記金属層には、ニッケル以外に、例えばハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)等の高融点金属、およびパラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)等、シリサイド化によりゲート電極13およびソース・ドレイン領域16、17が低抵抗化される金属材料を用いることができる。
上記サリサイドプロセスでは、ゲート電極13の側壁に第1サイドウォール絶縁膜41からなる絶縁膜45が形成されているため、この絶縁膜45によってゲート電極13上に形成される導体層20とソース・ドレイン領域16、17上に形成される導体層18、19とが分離されるので、ゲート電極13とソース・ドレイン領域16、17とが導体層18〜20によってショートすることはない。また、上記金属層を堆積する前に金属層の成膜表面に生じている自然酸化膜を除去するウエットエッチングを行っても、酸化シリコンからなる絶縁膜45の膜厚が自然酸化膜の膜厚(例えば、通常は0.5nm以下)に対して十分に厚い膜厚(ここでは15nm)となっているため、絶縁膜45が除去されて、ゲート電極13やエクステンション領域14、15が露出されることはなく、ゲート電極13側壁やエクステンション領域14、15上にシリサイドが形成されない十分な膜厚が残される。したがって、上記絶縁膜45は、自然酸化膜除去のエッチングを行っても残るような膜厚以上の厚さに形成することが好ましい。
次に、図8(5)に示すように、応力膜31として、400℃の成膜温度によるプラズマCVD法によって、プラズマ−窒化シリコン膜を形成する。この成膜では、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜を、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜を、各々20nm〜100nmの膜厚に、好ましくは50nm〜70nmの膜厚に形成する。
上記第3実施例では、従来、サイドウォールスペーサとして残していた第3サイドウォール絶縁膜43および第2サイドウォール絶縁膜42を除去したので、その分、応力膜31をゲート電極13下の半導体領域11に形成されるチャネル領域に近づけることが可能になるため、チャネル部分に印加される応力を、従来構造より強くすることが可能になる。また、特殊なプロセスを必要としないため、従来プロセスとの整合性がよい。また、サイドウォール絶縁膜を複数層に形成すること、サイドウォール絶縁膜の一部を除去することの追加ですむので、プロセスの変更が少ない。
次に、本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(第4実施例)を、図9〜図10の製造工程断面図によって説明する。
図9(1)に示すように、半導体領域11上にゲート絶縁膜12を介してゲート電極13を形成する。上記半導体領域11はバルクのシリコン基板であっても、SOI基板のシリコン層であってもよく、また化合物半導体基板であってもよい。ここでは、一例として、シリコン基板で説明する。上記ゲート電極13は、例えばゲート長Lmin=40nmに形成される。
次に、上記ゲート電極13両側の半導体領域11にエクステンション領域14、15を形成する。このエクステンション領域14、15は、例えばイオン注入法により、接合深さXj=30nm程度の不純物拡散層領域で形成する。この不純物には、nMOSFETを形成する場合にはn型不純物を用い、pMOSFETを形成する場合にはp型不純物を用いる。
次いで、上記ゲート電極13等を被覆するように、上記半導体領域11上に、複数層(例えば3層)のサイドウォール絶縁膜として、第1サイドウォール絶縁膜41を例えば酸化シリコン(SiO2)膜で形成し、第2サイドウォール絶縁膜42を例えば窒化シリコン(SiN)膜で形成し、第3サイドウォール絶縁膜43を例えば酸化シリコン(SiO2)膜で形成する。上記各絶縁膜は下層より順に、例えば15nmの厚さの酸化シリコン膜で形成され、例えば40nmの厚さの窒化シリコン膜で形成され、例えば20nmの厚さの酸化シリコン膜で形成される。次いで、上記第3サイドウォール絶縁膜43から第1サイドウォール絶縁膜41まで全面エッチバックを行い、ゲート電極13の両側に、サイドウォール絶縁膜44を形成する。このとき、サイドウォール絶縁膜44は、幅(ゲート電極13の側壁における厚さ)が50nmとなった。
その後、ソース・ドレイン領域を形成するイオンインプランテーションを行い、さらに活性化の熱処理を行って、上記エクステンション領域14、15よりも高濃度で、接合深さXj=130nmのソース・ドレイン領域16、17を形成する。
次に、図9(2)に示すように、上記サイドウォール絶縁膜44の上層の第3サイドウォール絶縁膜43〔前記図9(1)参照〕を、例えば等方性エッチングにより除去する。このエッチングでは、例えばエッチング液にフッ酸を用いる。これにより、上記ゲート電極13の側壁およびエクステンション領域14、15上を被覆するように第1サイドウォール絶縁膜41および第2サイドウォール絶縁膜42からなる絶縁膜46が形成された。このように、等方性エッチングを行うことから、下地の少なくとも最下層の第1サイドウォール絶縁膜41にダメージを与えないようにそれ以外のサイドウォール絶縁膜を除去することが可能になる。また、従来のサイドウォールスペーサよりも膜厚を薄くすることができる。
次に、図10(3)に示すように、サリサイドプロセスにより、ソース・ドレイン領域16、17上のシリコンが露出している領域に上記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層18、19および20を形成するとともに、ゲート電極13上のシリコンが露出している領域に上記ゲート電極14よりも低抵抗な導体層20を形成する。これにより、ソース・ドレイン領域16、17およびゲート電極13の低抵抗化が図れる。このサリサイドプロセスの一例を説明する。まず、シリサイドを形成するための金属層を形成する。この金属層として、例えばニッケルを9nmの膜厚に形成する。その後、350℃でRTAを行い、金属シリサイド層を形成する。次いで、金属がニッケルの場合、硫酸(H2SO4)によるウエットエッチングにより未反応なニッケル層を除去する。さらに、500℃のRTAを行い、ニッケルシリサイド層を層転移させて、低抵抗なニッケルシリサイド層を形成する。なお、ニッケルを形成する前に、ウエットエッチングで成膜表面の自然酸化膜を除去してシリコン面を露出させることが好ましい。また、上記金属層には、ニッケル以外に、例えばハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)等の高融点金属、およびパラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)等、シリサイド化によりゲート電極13およびソース・ドレイン領域16、17が低抵抗化される金属材料を用いることができる。
上記サリサイドプロセスでは、上記金属層を堆積する前に金属層の成膜表面に生じている自然酸化膜を除去するウエットエッチングを行うことが好ましい。その際、絶縁膜45の上層が窒化シリコンからなる第2サイドウォール絶縁膜42で形成されているため、絶縁膜がエッチングされることがないという利点がある。
次に、図10(4)に示すように、応力膜31として、400℃の成膜温度によるプラズマCVD法によって、プラズマ−窒化シリコン膜を形成する。この成膜では、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜を、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜を、各々20nm〜100nmの膜厚に、好ましくは50nm〜70nmの膜厚に形成する。
上記第4実施例では、上記第3実施例と比べて絶縁膜46のサリサイドプロセスに対する強度が強くなるという利点がある。その反面、応力膜31の応力が第3実施例の場合より弱くなる。そこで、応力膜31の応力が第3実施例の場合と同様にかかるようにするには、上記サリサイドプロセス後に、第2サイドウォール絶縁膜42を選択的に除去する。この除去は、ウエットエッチングにより行い、エッチング液には熱リン酸を用いる。その後、応力膜31を形成する工程を行うことで、上記した応力膜31の応力が第3実施例の場合より弱くなるという問題が回避される。また、サリサイド形成工程では、第1サイドウォール絶縁膜41が第2サイドウォール絶縁膜42に被覆されているため、サリサイド形成工程で行う自然酸化膜を除去するウエットエッチングによって、第1サイドウォール絶縁膜41の膜厚が薄くなるようなことはない。すなわち、自然酸化膜除去のウエットエッチング耐性が高められる。よって、第3実施例よりも、第1サイドウォール絶縁膜41、すなわち絶縁膜45の膜厚を薄く形成することができる。この第4実施例では、5nm薄く形成した。これにより、応力膜31の応力がさらにチャネル領域にかかりやすくなる。また、電気的にゲート電極13の界面準位の発生に対しても強くなる。また、特殊なプロセスを必要としないため、従来プロセスとの整合性がよい。また、サイドウォール絶縁膜を複数層に形成すること、サイドウォール絶縁膜の一部を除去することの追加ですむので、プロセスの変更が少ない。
次に、本発明の半導体装置の製造方法に係る一実施の形態(第5実施例)を、図11〜図12の製造工程断面図によって説明する。
図11(1)に示すように、半導体領域11上にゲート絶縁膜12を介してゲート電極13を形成する。上記半導体領域11はバルクのシリコン基板であっても、SOI基板のシリコン層であってもよく、また化合物半導体基板であってもよい。ここでは、一例として、シリコン基板で説明する。上記ゲート電極13は、例えばゲート長Lmin=40nmに形成される。
次に、上記ゲート電極13両側の半導体領域11にエクステンション領域14、15を形成する。このエクステンション領域14、15は、例えばイオン注入法により、接合深さXj=30nm程度の不純物拡散層領域で形成する。この不純物には、nMOSFETを形成する場合にはn型不純物を用い、pMOSFETを形成する場合にはp型不純物を用いる。
次いで、上記ゲート電極13等を被覆するように、上記半導体領域11上に、複数層(例えば3層)のサイドウォール絶縁膜として、第1サイドウォール絶縁膜41を例えば酸化シリコン(SiO2)膜で形成し、第2サイドウォール絶縁膜42を例えば窒化シリコン(SiN)膜で形成し、第3サイドウォール絶縁膜43を例えば酸化シリコン(SiO2)膜で形成する。上記各絶縁膜は下層より順に、例えば10nmの厚さの酸化シリコン膜で形成され、例えば40nmの厚さの窒化シリコン膜で形成され、例えば20nmの厚さの酸化シリコン膜で形成される。次いで、上記第3サイドウォール絶縁膜43から第1サイドウォール絶縁膜41まで全面エッチバックを行い、ゲート電極13の両側に、サイドウォール絶縁膜44を形成する。このとき、サイドウォール絶縁膜44は、幅(ゲート電極13の側壁における厚さ)が50nmとなった。
その後、ソース・ドレイン領域を形成するイオンインプランテーションを行い、さらに活性化の熱処理を行って、上記エクステンション領域14、15よりも高濃度で、接合深さXj=130nmのソース・ドレイン領域16、17を形成する。
次に、図11(2)に示すように、サリサイドプロセスにより、ソース・ドレイン領域16、17上のシリコンが露出している領域に上記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層18、19および20を形成するとともに、ゲート電極13上のシリコンが露出している領域に上記ゲート電極14よりも低抵抗な導体層20を形成する。これにより、ソース・ドレイン領域16、17およびゲート電極13の低抵抗化が図れる。このサリサイドプロセスの一例を説明する。まず、シリサイドを形成するための金属層を形成する。この金属層として、例えばニッケルを9nmの膜厚に形成する。その後、350℃でRTAを行い、金属シリサイド層を形成する。次いで、金属がニッケルの場合、硫酸(H2SO4)によるウエットエッチングにより未反応なニッケル層を除去する。さらに、500℃のRTAを行い、ニッケルシリサイド層を層転移させて、低抵抗なニッケルシリサイド層を形成する。なお、ニッケルを形成する前に、ウエットエッチングで成膜表面の自然酸化膜を除去してシリコン面を露出させることが好ましい。また、上記金属層には、ニッケル以外に、例えばハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)等の高融点金属、およびパラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)等、シリサイド化によりゲート電極13およびソース・ドレイン領域16、17が低抵抗化される金属材料を用いることができる。
上記サリサイドプロセスでは、上記金属層を堆積する前に金属層の成膜表面に生じている自然酸化膜を除去するウエットエッチングを行うことが好ましい。
次に、図12(3)に示すように、上記第2サイドウォール絶縁膜42上の第3サイドウォール絶縁膜43〔前記図11(1)参照〕を、例えばウエットエッチングにより除去する。このウエットエッチングでは、例えばエッチング液にフッ酸を用いる。
続いて、図12(4)に示すように、上記第1サイドウォール絶縁膜41上の第2サイドウォール絶縁膜42〔前記図11(1)参照〕を、例えばウエットエッチングにより除去する。このウエットエッチングでは、例えばエッチング液に熱リン酸を用いる。これにより、上記ゲート電極13の側壁およびエクステンション領域14、15上を被覆するように第1サイドウォール絶縁膜41からなる絶縁膜45が形成された。このように、等方性エッチングを行うことから、下地の少なくとも最下層の第1サイドウォール絶縁膜41にダメージを与えないようにそれ以外のサイドウォール絶縁膜を除去することが可能になる。また、均一な厚さの膜で形成されることによって、必要最小限の膜厚で形成することができ、従来のサイドウォールスペーサよりも膜厚を薄くすることができる。
次に、図12(5)に示すように、応力膜31として、400℃の成膜温度によるプラズマCVD法によって、プラズマ−窒化シリコン膜を形成する。この成膜では、nMOSに対しては1GPaの引張応力膜を、pMOSに対しては2GPaの圧縮応力膜を、各々20nm〜100nmの膜厚に、好ましくは50nm〜70nmの膜厚に形成する。
上記第5実施例では、上記第3実施例のサリサイド形成工程と第3、第2サイドウォール絶縁膜43,42の除去工程の順番を入れ替え、サリサイド形成工程を実施した後に第3、第2サイドウォール絶縁膜43,42の除去工程を実施するようにした。これにより、サリサイド形成工程で行う自然酸化膜を除去するウエットエッチングによって、第1サイドウォール絶縁膜21が第3、第2サイドウォール絶縁膜43、42に被覆されているため、膜厚が薄くなるようなことはない。すなわち、自然酸化膜除去のウエットエッチング耐性が高められる。よって、第1実施例よりも、第1サイドウォール絶縁膜41、すなわち絶縁膜46の膜厚を薄く形成することができる。この第5実施例では、5nm薄く形成した。これにより、応力膜31の応力がさらにチャネル領域にかかりやすくなる。また、電気的にゲート電極13の界面準位の発生に対しても強くなる。また、特殊なプロセスを必要としないため、従来プロセスとの整合性がよい。また、サイドウォール絶縁膜を複数層に形成すること、サイドウォール絶縁膜の一部を除去することの追加ですむので、プロセスの変更が少ない。
本発明の半導体装置に係る第1実施例を示した概略構成断面図である。 本発明の半導体装置に係る第2実施例を示した概略構成断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第1実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第1実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第2実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第2実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第3実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第3実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第4実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第4実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第5実施例を示した製造工程断面図である。 本発明の半導体装置の製造方法に係る第5実施例を示した製造工程断面図である。 従来の半導体装置の製造方法の一例を示した製造工程断面図である。 従来の半導体装置の製造方法の一例を示した製造工程断面図である。
符号の説明
1…半導体装置、11…半導体領域、12…ゲート絶縁膜、13…ゲート電極、14,15…エクステンション領域、16,17…ソース・ドレイン領、24…絶縁膜、31…応力膜

Claims (6)

  1. 半導体領域と、
    半導体領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極両側の前記半導体領域に形成されたエクステンション領域と、
    前記ゲート電極両側の前記半導体領域に前記エクステンション領域を介して形成されたソース・ドレイン領域と、
    前記ゲート電極側壁および前記エクステンション領域上を被覆するように形成された絶縁膜と、
    前記半導体領域上を被覆して前記ゲート電極下方の前記半導体領域に応力を印加する応力膜と、
    を有し、
    前記絶縁膜は、前記ソース・ドレイン領域を形成する際に前記ゲート電極側壁に形成された複数層からなるサイドウォール絶縁膜の一部を除去した少なくとも最下層からなる
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記絶縁膜は酸化シリコン膜からなり、
    前記応力膜は窒化シリコン膜からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記ゲート電極上およびソース・ドレイン領域上に形成された導体層
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 半導体領域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極両側の前記半導体領域にエクステンション領域を形成する工程と、
    前記ゲート電極両側の前記半導体領域上に複数層からなるサイドウォール絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート電極両側の前記半導体領域に前記エクステンション領域を介して該エクステンション領域よりも高濃度のソース・ドレイン領域を形成する工程と、
    前記ゲート電極上および前記ソース・ドレイン領域上に前記ソース・ドレイン領域よりも低抵抗な導体層を形成する工程と、
    前記ゲート電極下方の前記半導体領域に応力を印加するもので、前記導体層および前記絶縁膜を被覆する応力膜を形成する工程と
    を備え、
    前記ソース・ドレイン領域を形成した後で前記応力膜を形成する前に、前記サイドウォール絶縁膜の一部を除去加工して前記ゲート電極側壁および前記エクステンション領域を被覆する絶縁膜を形成する工程を有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記絶縁膜は、前記サイドウォール絶縁膜の少なくとも最下層を残すように、前記サイドウォール絶縁膜のそれ以外の層を除去して形成され、前記導体層を形成する際のマスクになる
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記サイドウォール絶縁膜の一部を除去して前記絶縁膜を形成する工程は、前記導体層を形成する工程の直前、もしくは前記導体層を形成する工程の直後に行う
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
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