JP2008070803A - 現像剤供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像領域近傍の空間にて飛散する現像剤の量を低減することが可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】この装置は現像ローラ33の周面DSのうちの潜像形成面LSに近接した領域(現像領域)よりも上流側にてその周面と対向配置された上流側搬送面TSaと現像領域よりも下流側にてその周面と対向配置された下流側搬送面TSbとを含む。装置は帯電した現像剤Tを上流側から下流側へ向けて移動させる電界を上流側搬送面及び下流側搬送面上に形成する。装置は上流側搬送面上の現像剤の搬送速度を下流側搬送面上の現像剤の搬送速度よりも高くする。この結果、周面に付着しないまま上流側搬送面の下流側端部に到達した現像剤が現像領域近傍へ向けて飛び出す速度を低くできるとともに、下流側搬送面の上流側端部にて現像剤が滞留して現像剤の回収が阻害されることを回避できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、現像剤担持体の周面に沿うように現像剤を電界により搬送することによってその周面に現像剤を付着させ、付着した現像剤を静電潜像が形成された潜像形成面に供給する現像剤供給装置及びその現像剤供給装置を含む画像形成装置に関する。
従来、回転駆動される現像ローラと供給ローラ等の現像剤供給用部材とを接触させることなく現像剤を現像ローラの周面(現像剤担持面)にて一様に分布するように供給するとともに、現像ローラの周面に付着した現像剤の一部を静電潜像が形成された潜像担持体の周面(潜像形成面)上の静電潜像に応じた位置に付着させ、潜像形成面に付着した現像剤による像を用紙に転写することにより用紙上に画像を形成する画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置の一つは、現像ローラの周面と潜像形成面とが近接している所定の現像領域よりも現像ローラの回転方向における上流側にて現像ローラの周面と対向配置された上流側搬送面と、現像領域よりも現像ローラの回転方向における下流側にて現像ローラの周面と対向配置された下流側搬送面と、を含む。更に、画像形成装置は、帯電した現像剤を現像ローラの回転方向における上流側から下流側へ向けて移動させる電界を上流側搬送面及び下流側搬送面のそれぞれの面上の空間に形成する。これにより、帯電した現像剤は、上流側搬送面及び下流側搬送面のそれぞれの面上にて現像ローラの回転方向における上流側から下流側へ向けて移動する。
現像剤が上流側搬送面上を搬送される際、現像剤は上流側搬送面から現像ローラの周面へ向かう方向へ拡散する。その結果、現像ローラの周面に到達した現像剤は、その周面に付着する。この画像形成装置によれば、現像ローラと現像剤供給用部材とが接触しないので、現像ローラが摩擦等により損傷することを回避することができる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平3−12678号公報
ところで、上流側搬送面上を搬送される現像剤が現像ローラの周面に付着しないまま上流側搬送面の下流側端部に到達すると、現像剤は、搬送されていた速度(搬送速度)にて現像領域近傍の空間に飛び出す。従って、搬送速度が高くなるほど、現像剤が飛散する領域が広くなるので、飛散した現像剤により装置を構成する部材や用紙を汚してしまう可能性が高くなる。
一方、潜像形成面に付着しなかった現像剤の一部が下流側搬送面に到達すると、到達した現像剤は、下流側搬送面上を現像ローラの回転方向における上流側から下流側へ搬送される。これにより、余剰の現像剤は回収される。しかしながら、下流側搬送面上の現像剤の搬送速度(下流側搬送速度)が低いと、下流側搬送面に到達した現像剤が下流側搬送面の上流側端部に滞留しやすくなるので、現像剤の回収が阻害されやすくなる。現像剤の回収が阻害されると、現像領域近傍の空間にて飛散する現像剤の量が増加し、その結果、現像剤が不適切な位置にて潜像形成面に付着することにより潜像形成面上に形成される現像剤による像の質を低下させてしまう可能性が高くなる。
このように、従来の画像形成装置においては、現像剤の搬送速度を一様に高くすると装置を構成する部材や用紙を汚してしまうという問題が発生し、一方、現像剤の搬送速度を一様に低くすると潜像形成面に形成される現像剤による像の質が低下するという問題が発生する恐れがあった。
本発明に係る画像形成装置は、上述した課題に対処するためになされたものであって、
一の平面における第一閉曲線を同平面と直交する方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面であって形成すべき画像に応じた静電潜像が形成される面である潜像形成面を有する潜像担持体と、前記潜像形成面に所定の極性に帯電した現像剤を供給し同供給された現像剤を同潜像形成面のうちの前記静電潜像に応じた位置に付着させる現像剤供給手段と、を備え、前記潜像形成面に付着した現像剤により記録媒体上に前記画像を形成する装置である。
前記現像剤供給手段は、
前記一の平面における第二閉曲線を同平面と直交する方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面であって前記極性に帯電した現像剤を担持し且つ所定の現像領域において前記潜像形成面と対向する面である現像剤担持面を有するとともに、同現像剤担持面上の任意の点が同第二閉曲線と同一形状の軌跡上を一方向に移動するように同現像剤担持面を移動させる現像剤担持体と、
前記現像領域よりも前記現像剤担持面の移動方向における上流側の同現像剤担持面と所定の距離を隔てて対向するように配置される上流側搬送面を有するとともに、同上流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面の移動方向における上流側から下流側に向けて所定の上流側搬送速度にて移動させる上流側搬送電界を同上流側搬送面と同現像剤担持面との間の空間に形成する上流側現像剤搬送手段と、
前記現像領域よりも前記現像剤担持面の移動方向における下流側の同現像剤担持面と所定の距離を隔てて対向するように配置される下流側搬送面を有するとともに、前記上流側搬送速度よりも高い下流側搬送速度にて、同下流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面の移動方向における上流側から下流側に向けて移動させる下流側搬送電界を同下流側搬送面と同現像剤担持面との間の空間に形成する下流側現像剤搬送手段と、
を備える。
これによれば、上流側搬送面上にて現像剤が相対的に低い上流側搬送速度にて搬送されるので、上流側搬送面上を搬送される現像剤が現像剤担持面(例えば、現像ローラの周面)に付着しないまま上流側搬送面の下流側端部に到達したときに、現像剤が現像領域近傍の空間へ向けて飛び出す速度が低くなる。従って、現像剤が飛散する領域が過度に広くなることを防止することができる。この結果、飛散した現像剤により装置を構成する部材や用紙が汚されることを回避することができる。
更に、潜像形成面に付着しなかった現像剤のうちの下流側搬送面に到達する現像剤の量が比較的多い場合であっても、下流側搬送面上の現像剤が相対的に高い下流側搬送速度にて搬送されるので、下流側搬送面の上流側端部にて現像剤が滞留することを防止でき、現像剤の回収が阻害されることを回避することができる。この結果、現像領域近傍の空間にて飛散する現像剤の量が増加することを抑制できるので、現像剤が不適切な位置にて潜像形成面に付着することを防止でき、潜像形成面上に形成される現像剤による像の質が低下することを回避することができる。
この場合、前記上流側現像剤搬送手段における前記上流側搬送速度は、前記現像剤担持面が移動する速度よりも低い速度であることが好適である。
上流側搬送面上を移動している現像剤の分布が不均一な分布である(分布ムラが生じている)場合、現像剤担持面が移動する速度(現像剤担持面移動速度)と上流側搬送速度とが等しいと、現像剤担持面の特定の部分が時間の経過に伴って移動しても、その部分に対向する上流側搬送面の部分における現像剤の分布が変化しない。その結果、上流側搬送面上の現像剤の不均一な分布が現像剤担持面に転写されて現像剤担持面に付着する現像剤の分布も不均一な分布となってしまう恐れがある。
これに対し、上記構成によれば、現像剤担持面移動速度と上流側搬送速度とは異なっている。従って、第1時点から第2時点までの時間が経過することにより、現像剤担持面の特定の部分が移動する距離と、第1時点にてその部分に対向していた上流側搬送面の部分が移動する距離と、は異なる。即ち、上流側搬送面上の現像剤に分布ムラが生じている場合、現像剤担持面の特定の部分に対向する上流側搬送面の部分における現像剤の分布は、時間の経過に伴って変化する。その結果、現像剤担持面移動速度と上流側搬送速度とが等しい場合よりも、上流側搬送面上の現像剤の分布ムラが現像剤担持面に付着する現像剤の分布に及ぼす影響の程度を小さくすることができるので、現像剤担持面上の現像剤の分布を均一な分布に近づけることができる。
更に、上流側搬送面上を搬送される現像剤が現像剤担持面に付着しないまま上流側搬送面の下流側端部に到達したときに、現像剤が現像領域近傍の空間へ向けて飛び出す速度は、上流側搬送速度が現像剤担持面移動速度よりも高い場合と比較して、低くなる。従って、現像剤が飛散する領域が過度に広くなることを防止することができる。
この場合、前記下流側現像剤搬送手段における前記下流側搬送速度は、前記現像剤担持面が移動する速度よりも高い速度であることが好適である。
現像剤担持面に付着した現像剤が現像領域に到達すると、潜像形成面に形成された静電潜像に応じた位置の現像剤が主として潜像形成面へ移動する。従って、現像剤担持面のうちの現像領域よりも下流側の部分には、現像剤が潜像形成面へ移動したことにより現像剤が存在していない領域(現像剤の濃度が相対的に低い領域)と、現像剤が付着したまま存在している領域(現像剤の濃度が相対的に高い領域)と、が形成される。
ところで、現像剤担持面が移動する速度(現像剤担持面移動速度)と下流側搬送速度とが等しいと、現像剤担持面の特定の部分が時間の経過に伴って移動しても、その部分に対向する下流側搬送面の部分における現像剤の分布が変化しない。従って、現像剤担持面上の現像剤が下流側搬送面へ移動することにより、現像剤担持面のうちの現像剤の濃度が相対的に高い領域に対向する下流側搬送面の部分の現像剤の濃度は相対的に高くなる。その結果、この部分において現像剤が凝集し、現像剤が搬送されにくくなる恐れがあった。
これに対し、上記構成によれば、現像剤担持面移動速度と下流側搬送速度とは異なっている。従って、第1時点から第2時点までの時間が経過することにより、現像剤担持面の特定の部分が移動する距離と、第1時点にてその部分に対向していた下流側搬送面の部分が移動する距離と、は異なる。即ち、現像剤担持面の特定の部分に対向する下流側搬送面の部分における現像剤の分布は、時間の経過に伴って変化する。その結果、現像剤担持面から下流側搬送面へ移動した現像剤の下流側搬送面上の分布を均一な分布に近づけることができるので、下流側搬送面上の任意の領域における現像剤の濃度が過度に高くなることを防止することができ、現像剤が凝集して搬送されにくくなることを回避することができる。
更に、潜像形成面に付着しなかった現像剤のうちの下流側搬送面に到達する現像剤の量が比較的多い場合であっても、下流側搬送面上の現像剤が現像剤担持面移動速度よりも高い下流側搬送速度にて搬送されるので、下流側搬送速度が現像剤担持面移動速度よりも低い場合と比較して下流側搬送面の上流側端部にて現像剤が滞留することをより確実に防止でき、現像剤の回収が阻害されることを回避することができる。この結果、現像領域近傍の空間にて飛散する現像剤の量が増加することを抑制できるので、現像剤が不適切な位置にて潜像形成面に付着することを防止でき、潜像形成面上に形成される現像剤による像の質が低下することを回避することができる。
この場合、前記上流側現像剤搬送手段は、前記上流側搬送電界のうち、前記上流側搬送面上の任意の点における同上流側搬送面と直交する方向の成分を時間平均した平均電界が同上流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同上流側搬送面から前記現像剤担持面へ向けて移動させる電界となるように同上流側搬送電界を形成することが好適である。
これによれば、上流側搬送面上の現像剤をより一層確実に現像剤担持面に付着させることができる。この結果、現像剤担持面に付着しないまま上流側搬送面の下流側端部に到達する現像剤の量を減少させることができ、現像領域近傍の空間へ向けて飛び出す現像剤の量を減少させることができる。
この場合、前記下流側現像剤搬送手段は、前記下流側搬送電界のうち、前記下流側搬送面上の任意の点における同下流側搬送面と直交する方向の成分を時間平均した平均電界が前記現像剤担持面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面から同下流側搬送面へ向けて移動させる電界となるように同下流側搬送電界を形成することが好適である。
上述した画像形成装置においては、現像領域よりも上流側の領域にて、現像剤が現像剤担持面に一様に供給される。従って、現像剤担持面から潜像形成面へ移動しなかった現像剤が現像剤担持面に付着したまま上記上流側の領域に到達すると、現像剤が残存していた領域における現像剤の濃度が現像剤が残存していなかった領域における現像剤の濃度よりも高くなるので、現像剤担持面上に形成される現像剤の分布は不均一な分布となる。その結果、潜像形成面に形成される現像剤による像の質が低下する(現像ゴースト等が発生する)恐れがある。
これに対し、上記構成によれば、現像剤担持面に付着したまま潜像形成面へ移動しなかった現像剤を現像領域よりも下流側の領域において現像剤担持面から確実に取り除くことができる。これにより、現像剤が現像剤担持面に付着したまま上記上流側の領域に到達することを防止することができるので、上流側の領域にて現像剤担持面上に形成される現像剤の分布を均一な分布により一層近づけることができる。
また、本発明に係る現像剤供給装置は、
一の平面における第一閉曲線を同平面と直交する方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面であって静電潜像が形成される面である潜像形成面と所定の現像領域において対向し且つ所定の極性に帯電した現像剤を担持する面であって同一の平面における第二閉曲線を同平面と直交する方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面である現像剤担持面を有するとともに、同現像剤担持面上の任意の点が同第二閉曲線と同一形状の軌跡上を一方向に移動するように同現像剤担持面を移動させる現像剤担持体と、
前記現像領域よりも前記現像剤担持面の移動方向における上流側の同現像剤担持面と所定の距離を隔てて対向するように配置される上流側搬送面を有するとともに、同上流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面の移動方向における上流側から下流側に向けて所定の上流側搬送速度にて移動させる上流側搬送電界を同上流側搬送面と同現像剤担持面との間の空間に形成する上流側現像剤搬送手段と、
前記現像領域よりも前記現像剤担持面の移動方向における下流側の同現像剤担持面と所定の距離を隔てて対向するように配置される下流側搬送面を有するとともに、前記上流側搬送速度よりも高い下流側搬送速度にて、同下流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面の移動方向における上流側から下流側に向けて移動させる下流側搬送電界を同下流側搬送面と同現像剤担持面との間の空間に形成する下流側現像剤搬送手段と、
を備える。
更に、この現像剤供給装置は、前記現像剤担持面に担持された前記極性に帯電した現像剤を前記現像領域にて前記潜像形成面に供給し同供給された現像剤を同潜像形成面のうちの前記静電潜像に応じた位置に付着させる装置である。
これによれば、上流側搬送面上において現像剤が相対的に低い上流側搬送速度にて搬送されるので、上流側搬送面上を搬送される現像剤が現像剤担持面に付着しないまま上流側搬送面の下流側端部に到達したときに、現像領域近傍の空間へ向けて飛び出す速度が低くなる。従って、現像剤が飛散する領域が過度に広くなることを防止することができる。この結果、飛散した現像剤により装置を構成する部材や用紙が汚されることを回避することができる。
更に、潜像形成面に付着しなかった現像剤のうちの下流側搬送面に到達する現像剤の量が比較的多い場合であっても、下流側搬送面上の現像剤が相対的に高い下流側搬送速度にて搬送されるので、下流側搬送面の上流側端部にて現像剤が滞留することを防止でき、現像剤の回収が阻害されることを回避することができる。この結果、現像領域近傍の空間にて飛散する現像剤の量が増加することを抑制できるので、現像剤が不適切な位置にて潜像形成面に付着することを防止でき、潜像形成面上に形成される現像剤による像の質が低下することを回避することができる。
<構成>
以下、本発明の実施形態に係る現像剤供給装置を含む画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。この画像形成装置は、図1に概略側断面を示したモノクロ印刷を行うレーザプリンタ(画像形成装置)10である。
レーザプリンタ10は、図1に示したように、一対のレジストローラ21,22と、潜像担持体としての感光体ドラム31と、現像剤供給手段としての現像剤供給装置32と、帯電器41と、スキャナユニット42と、転写ローラ51と、を含んでいる。なお、感光体ドラム31と、現像剤供給装置32と、はプロセスユニットを構成している。
レーザプリンタ10は、図示しない給紙トレイ内に記録媒体としての用紙Pを積み重ねた状態にて収容している。レーザプリンタ10は、その収容された用紙Pを1枚ずつレジストローラ21,22に向けて送り出すようになっている。レジストローラ21,22は、送られてきた用紙Pを所定のタイミングにて感光体ドラム31と転写ローラ51との間に向けて送り出すようになっている。
感光体ドラム31は、図2にその一部を示したように、Z軸と平行な中心軸LCを有する円筒状のドラム本体31aと、ドラム本体31aの外周面に形成された感光層31bと、からなる。ドラム本体31aは、導電性材料(本例では、金属)からなり、所定のバイアスが印加されている(本例では、電位が0[V]となるように接地されている)。
感光層31bは、正帯電性の感光体からなる(本例では、ポリカーボネートを主成分とした材料からなる)。即ち、感光層31bは、正極性に略均一に帯電(正帯電)している状態において露光されたとき、露光された部分が感光してその露光された部分の帯電量の絶対値(大きさ)が減少する感光層である。感光体ドラム31は、図1及び図2における反時計方向に回転するようになっている。なお、感光層31bの外径側の表面は、本明細書において潜像形成面LSとも呼ばれる面である。また、潜像形成面LSは、Z軸に直交するX軸とX軸及びZ軸のそれぞれに直交するY軸とを含む平面であるXY平面における第一閉曲線としての円をXY平面と直交するZ軸方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面であると言うこともできる。
現像剤供給装置32は、図2に拡大して示したように、Y軸に直交する平面である頂面32a及び底面32bと、Z軸に直交する平面である図示しない2つの側面と、X軸に直交する平面である前面32c及び背面32dと、を有する略直方体状である。現像剤供給装置32のZ軸方向における長さは、感光体ドラム31のZ軸方向における長さと略同じ長さである。
前面32cは、潜像形成面LSと僅かな距離を隔てて対向するように配置されている。前面32cには、Z軸に平行な長辺であって感光体ドラム31のZ軸方向における長さと略同じ長さの長辺とY軸に平行な短辺とを有する長方形状に開口した現像用穴32c1が形成されている。
現像剤供給装置32の内部には、現像剤収容空間STと、ローラ収容空間SRと、が形成されている。現像剤収容空間ST及びローラ収容空間SRのそれぞれは、Z軸と平行な中心軸を有し且つ概ね距離R0の半径を有する略円柱状の空間である。現像剤収容空間ST及びローラ収容空間SRのそれぞれのZ軸方向における長さは、感光体ドラム31のZ軸方向における長さと略同じ長さである。
現像剤収容空間STの中心軸STCと、ローラ収容空間SRの中心軸SRCと、はY軸に直交する1つの平面に含まれていて、X軸正方向に向かってこの順に並んでいる。現像剤収容空間STのX軸正方向側の端部と、ローラ収容空間SRのX軸負方向側の端部と、は連接している。即ち、現像剤収容空間STと、ローラ収容空間SRと、は連通している。更に、ローラ収容空間SRは、そのX軸正方向側の端部にて現像用穴32c1と連接している。即ち、ローラ収容空間SRは、現像剤供給装置32の外部と連通している。
従って、ローラ収容空間SRを径方向において区画する壁面は、Y軸方向において互いに離れた2つの壁面からなっている。これらの壁面のうちの頂面32a側の壁面は、本明細書において、上流側壁面32eと称呼され、底面32b側の壁面は下流側壁面32fと称呼される。上流側壁面32eは、上流側壁面32e上の任意の位置とローラ収容空間SRの中心軸SRCとの間の距離が上記距離R0に一致するように形成されている。
下流側壁面32fは、上流部32f1、中流部32f2及び下流部32f3からなる。上流部32f1、中流部32f2及び下流部32f3は、下流側壁面32fのX軸正方向側の端部からX軸負方向へ向かってこの順に並んでいる。
上流部32f1は、上流部32f1上の任意の位置とローラ収容空間SRの中心軸SRCとの間の距離R1が上記距離R0よりも長くなるように形成されている。
中流部32f2は、中流部32f2上の任意の位置とローラ収容空間SRの中心軸SRCとの間の距離が上記距離R0に一致するように形成されている。
下流部32f3は、下流部32f3上の任意の位置とローラ収容空間SRの中心軸SRCとの間の距離R2が上記距離R0よりも短くなるように形成されている。
一方、現像剤収容空間STを径方向において区画する壁面は、1つの連続した壁面からなっている。この壁面のうちの底面32b側且つX軸正方向側の部分は、本明細書において、平面部32gと称呼され、残余の部分(底面32b側且つ平面部32gよりもX軸負方向側の部分と背面32d側の部分と頂面32a側の部分と)は曲面部32hと称呼される。
平面部32gは、底面32bと平行な平面を構成している。曲面部32hは、曲面部32h上の任意の位置と現像剤収容空間STの中心軸STCとの間の距離が上記距離R0に一致するように形成されている。平面部32g上及び曲面部32hの底面32b側の部分上には、微粒子状の乾式現像剤であって黒色の現像剤(本例では、非磁性1成分の重合トナー)Tが置かれている。即ち、現像剤収容空間STには、現像剤Tが収容されている。
現像剤供給装置32は、現像剤担持体としての現像ローラ33と、上流側現像剤搬送手段としての上流側搬送体34と、下流側現像剤搬送手段としての下流側搬送体35と、現像剤収容空間内搬送体36と、補助用搬送体37と、を備える。
現像ローラ33は、円柱状の部材である。現像ローラ33は、その軸部が金属材料からなるとともに、その周部が導電性のゴム材料からなる。現像ローラ33の半径RRは、上記距離R0よりも小さい(本例では、10[mm])。現像ローラ33の軸線方向の長さは、ローラ収容空間SRの軸線方向の長さよりも僅かに短い長さである。なお、現像ローラ33の外周面は、本明細書において現像剤担持面DSとも呼ばれる面である。また、現像剤担持面DSは、上記XY平面における第二閉曲線としての円をXY平面と直交するZ軸方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面であると言うこともできる。
現像ローラ33は、ローラ収容空間SRと同軸となるようにローラ収容空間SRに収容されている。このような構成により、現像剤担持面DSのうちのX軸正方向側の端部に位置する部分は、現像用穴32c1と対向することにより感光体ドラム31の潜像形成面LSと所定の距離(本例では、0.1mm)を隔てて対向している。なお、現像剤担持面DSが潜像形成面LSと対向している領域は、本明細書において現像領域とも呼ばれる領域である。
現像ローラ33は、現像剤供給装置32により支持されていて、図1及び図2における時計方向に回転するようになっている。従って、現像ローラ33の現像剤担持面DSは、その現像剤担持面DS上の任意の点が上記第二閉曲線と同一形状の軌跡上を一方向に移動するように移動する。
現像ローラ33の軸部は、現像剤担持面DSの電位が感光体ドラム31の周面(潜像形成面LS)に適切に現像剤を付着させる(担持させる)ための所定の電位となるように図示しないバイアス用回路に接続されることによりバイアスが印加されている(本例では、現像剤担持面DSの電位が+500[V]となるように電圧が印加されている。)。
上流側搬送体34は、一定の厚さを有した薄板状の部材である。上流側搬送体34は、上流側壁面32eを覆うように上流側壁面32eに固定されている。即ち、上流側搬送体34は、現像領域よりも現像ローラ33の回転方向(現像剤担持面DSの移動方向)における上流側の現像剤担持面DSと所定の距離(本例では、1[mm])を隔てて対向するように配置されている。なお、上流側搬送体34の現像剤担持面DSと対向する面は、本明細書において上流側搬送面TSaとも呼ばれる面である。
上流側搬送体34は、上流側搬送体34のうちの頂面32aに最も近い部分の拡大図である図3に示したように、各層が所定の厚さを有する3つの層からなる構造(3層構造)を有している。即ち、上流側搬送体34は、現像剤担持面DSから最も遠い層(底部層)を構成する基板34aと、基板34aに次いで現像剤担持面DSから遠い層(中間層)を構成する電極形成層34bと、現像剤担持面DSと最も近い層(頂部層)を構成する表面膜34cと、からなる。
基板34aは、絶縁性材料(本例では、絶縁性の樹脂)からなる。電極形成層34bは、複数の電極34b1(又は、EA,EB,EC,ED)と、電極間絶縁体34b2と、からなる。
複数の電極34b1は、導電性材料(本例では、金属)からなる。各電極34b1は、平面視においてZ軸と平行な長辺を有するとともにZ軸と直交する方向であって上流側壁面32eに沿った方向である基板面方向(図3に示した部分の場合、X軸方向)に伸びる短辺を有する長方形状を有し、且つ、所定の高さを有する略直方体状である。電極34b1は、基板34aの現像剤担持面DS側の面上において、その基板面方向にて等間隔に配置されている。
各電極34b1には、上流側搬送体34のうちのX軸負方向側の端部(上流側端部)から上流側搬送体34のうちのX軸正方向側の端部(下流側端部)へ向かって、上流側現像剤搬送手段の一部を構成する電源回路VA1〜VD1のいずれか1つがこの順に繰り返し接続されている。即ち、電源回路VA1が接続された電極34b1(電極EA)のX軸正方向側にて隣接する電極34b1(電極EB)には、電源回路VB1が接続されている。電極EBのX軸正方向側にて隣接する電極34b1(電極EC)には、電源回路VC1が接続されている。電極ECのX軸正方向側にて隣接する電極34b1(電極ED)には、電源回路VD1が接続されている。電極EDのX軸正方向側にて隣接する電極34b1(電極EA)には、電源回路VA1が接続されている。
電極間絶縁体34b2は、絶縁性材料(本例では、絶縁性の樹脂)からなる。電極間絶縁体34b2は、2つの隣接する電極34b1の間に充填されている。電極間絶縁体34b2の現像剤担持面DS側の面は、電極34b1の現像剤担持面DS側の面と同一の面を構成している。このような構成により、電極間絶縁体34b2は、隣接する電極34b1同士が短絡することを防止する。
本例では、1つの電極34b1とその電極34b1のX軸正方向側に隣接する電極間絶縁体34b2とからなる1組の中間層構成要素の基板面方向における長さである電極ピッチ長DPは0.2mmである。
表面膜34cは、中間層としての電極形成層34b(電極34b1及び電極間絶縁体34b2)の現像剤担持面DS側の面上に塗布されることにより同面上に形成された表面膜である。表面膜34cは、表面膜34cと現像剤Tとの間の摩擦(接触)により同現像剤Tを正極性に帯電(正帯電)させる材料からなる。
図2に示したように、下流側搬送体35は、上流側搬送体34と同様の薄板状の部材である。下流側搬送体35は、下流側壁面32fを覆うように下流側壁面32fに固定されている。即ち、下流側搬送体35は、現像領域よりも現像ローラ33の回転方向(現像剤担持面DSの移動方向)における下流側の現像剤担持面DSと所定の距離を隔てて対向するように配置されている。なお、下流側搬送体35の現像剤担持面DSと対向する面は、本明細書において下流側搬送面TSbとも呼ばれる面である。
このような構成により、図4に下流側搬送体35を拡大して示したように、下流側搬送面TSbのうちの上流部32f1上に固定された上流部分TSb1は、その上流部分TSb1上の任意の位置と現像剤担持面DSとの間の最短距離Daが、下流側搬送面TSbのうちの中流部32f2上の中流部分TSb2上の任意の位置と現像剤担持面DSとの間の最短距離Db(本例では、1[mm])よりも長くなっている。更に、下流側搬送面TSbのうちの下流部32f3上に固定された下流部分TSb3は、その下流部分TSb3上の任意の位置と現像剤担持面DSとの間の最短距離Dcが、下流側搬送面TSbのうちの中流部32f2上の中流部分TSb2上の任意の位置と現像剤担持面DSとの間の最短距離Dbよりも短くなっている。
下流側搬送体35は、下流側搬送体35のうちの底面32bに最も近い部分の拡大図である図5に示したように、上流側搬送体34と同様に、現像剤担持面DSから最も遠い層を構成する基板35aと、基板35aに次いで現像剤担持面DSから遠い層を構成する電極形成層35bと、現像剤担持面DSと最も近い層を構成する表面膜35cと、からなる3層構造を有している。電極形成層35bには、複数の電極35b1(又は、EA,EB,EC,ED)が含まれている。各電極35b1には、下流側搬送体35のうちのX軸正方向側の端部(上流側端部)から下流側搬送体35のうちのX軸負方向側の端部(下流側端部)へ向かって、下流側現像剤搬送手段の一部を構成する電源回路VA2〜VD2のいずれか1つがこの順に繰り返し接続されている。
図2に示したように、現像剤収容空間内搬送体36は、上流側搬送体34と同様の薄板状の部材である。現像剤収容空間内搬送体36は、平面部32g及び曲面部32hを覆うように平面部32g及び曲面部32hに固定されている。なお、現像剤収容空間内搬送体36の平面部32g及び曲面部32hに接する面と反対側の面は、本明細書において現像剤収容空間内搬送面TScとも呼ばれる面である。
現像剤収容空間内搬送体36は、現像剤収容空間内搬送体36のうちの平面部32gに固定された部分の拡大図である図6に示したように、上流側搬送体34と同様に、平面部32gと最も近い層を構成する基板36aと、基板36aに次いで平面部32gと近い層を構成する電極形成層36bと、平面部32gから最も遠い層を構成する表面膜36cと、からなる3層構造を有している。
電極形成層36bには、複数の電極36b1(又は、EA,EB,EC,ED)が含まれている。各電極36b1には、現像剤収容空間内搬送体36のうちの平面部32gに固定された部分のX軸正方向側の端部(上流側端部)から現像剤収容空間内搬送体36のうちの曲面部32hに固定された部分の頂面32a側且つX軸正方向側の端部(下流側端部)へ向かって、電源回路VA3〜VD3のいずれか1つがこの順に繰り返し接続されている。
図2に示したように、補助用搬送体37は、上流側搬送体34と同様の薄板状の部材である。補助用搬送体37は、現像剤収容空間STを軸線方向において区画する壁面に固定されている。補助用搬送体37は、搬送面対向部と、担持面対向部と、からなる。
搬送面対向部は、現像剤収容空間内搬送体36のうちの現像剤収容空間STの中心軸STCを含む平面であってY軸に直交する平面よりも頂面32a側の部分に沿うように、且つ、その部分と所定の距離(本例では、1[mm])だけ離れて対向している。
担持面対向部は、搬送面対向部のX軸正方向側の端部からY軸負方向へ延設されている。このような構成により、担持面対向部は、現像剤担持面DSと対向している。
なお、補助用搬送体37の表面であって現像剤収容空間内搬送面TSc又は現像剤担持面DSに対向する面は、本明細書において補助用搬送面TSdとも呼ばれる面である。
補助用搬送体37は、補助用搬送体37のうちの頂面32aに最も近い部分の拡大図である図7に示したように、上流側搬送体34と同様に、現像剤収容空間内搬送面TScから最も遠い層を構成する基板37aと、基板37aに次いで現像剤収容空間内搬送面TScから遠い層を構成する電極形成層37bと、現像剤収容空間内搬送面TScと最も近い層を構成する表面膜37cと、からなる3層構造を有している。電極形成層37bには、複数の電極37b1(又は、EA,EB,EC,ED)が含まれている。各電極37b1には、補助用搬送体37のうちのX軸負方向側の端部(上流側端部)から補助用搬送体37のうちのX軸正方向側の端部(下流側端部)へ向かって、電源回路VA4〜VD4のいずれか1つがこの順に繰り返し接続されている。
再び図1を参照すると、帯電器41は、潜像形成面LSと対向するように配置されている。帯電器41は、図示しないバイアス用回路に接続されていて、バイアスが印加されることにより潜像形成面LSを一様に正帯電させる正帯電用の帯電器(本例では、スコロトロン型の帯電器)である。
スキャナユニット42は、図示しないレーザ発光部を備えていて、そのレーザ発光部により画像データに基づいてレーザビームLBを生成するようになっている。スキャナユニット42は、生成されたレーザビームLBを、潜像形成面LS上の位置であって帯電器41よりも感光体ドラム31の回転方向(図1における反時計方向)における下流側の位置且つ現像剤供給装置32よりも上流側の位置にて結像させる(露光する)ようになっている。更に、スキャナユニット42は、潜像形成面LS上にてレーザビームLBが結像される位置をZ軸と略平行な所定の走査方向において等速度にて移動させる(走査する)ようになっている。
転写ローラ51は、図1における時計方向に回転するようになっている。転写ローラ51の周面は、感光体ドラム31の潜像形成面LSと当接するように配置されている。転写ローラ51は、図示しないバイアス用回路に接続されていて、バイアスが印加されることにより、用紙Pが転写ローラ51の周面と潜像形成面LSとの間に挟まれた状態において潜像形成面LS上に付着している現像剤Tを用紙Pの表面上に転写させるようになっている。
更に、レーザプリンタ10は、図示しない定着部と、排紙部と、制御部と、を備えている。定着部は、現像剤Tが転写された用紙Pを加熱しながら加圧することにより、同現像剤Tを用紙P上に定着させるようになっている。排紙部は、排紙トレイを備えていて、定着部を通過した用紙Pを排紙トレイへ向けて搬送するとともに、搬送された用紙Pを排紙トレイ内に保持するようになっている。
制御部は、レーザプリンタ10の各可動部を駆動するための各種のモータ、アクチュエータ及びセンサ等、スキャナユニット42に備えられたレーザ発光部、各種のバイアス用回路並びに各種の電源回路と電気的に接続されていて、これらに対して所定のタイミングにて指示信号を送出するようになっている。
<作動>
次に、上記のように構成されたレーザプリンタ10の作動について、ユーザが形成したい画像を表す画像データを含む印刷指示信号をユーザがレーザプリンタ10に対して送出した時点から説明する。
制御部が印刷指示信号を受信すると、制御部は、感光体ドラム31と、転写ローラ51と、を回転している状態(回転状態)に制御する。
更に、制御部は、現像ローラ33を所定のローラ回転速度NR(ローラ回転数、本例では、10/π[1/s])にて回転している状態(回転状態)に制御する。
ところで、現像ローラ33の周面(現像剤担持面DS)が移動する速度(即ち、現像剤担持面DS上の任意の点が上記第二閉曲線と同一形状の軌跡上を移動する速度)である現像剤担持面移動速度VRは、現像ローラ33の半径RR(10[mm])と現像ローラ33のローラ回転速度NRとを用いた下記(1)式に従って求められる。従って、本例では、現像剤担持面移動速度VRは0.2[m/s]である。
VR=2π・RR・NR …(1)
加えて、制御部は、帯電器41を所定の帯電バイアスが印加されている状態(バイアス印加状態)に制御する。これにより、潜像形成面LS(感光体ドラム31の周面)のうちの帯電器41と対向している部分は、正極性に帯電(正帯電)させられる。
そして、感光体ドラム31が回転することにより、潜像形成面LSのうちの帯電器41よりも感光体ドラム31の回転方向(図1における反時計方向)における下流側の部分は、一様に正帯電する。即ち、潜像形成面LSの電位は、同部分内のすべての位置において所定の正の基準電位(本例では、+1000[V])となる。加えて、制御部は、転写ローラ51を所定の転写バイアスが印加されている状態(バイアス印加状態)に制御する。
更に、制御部は、現像剤収容空間内搬送体36の電極36b1に接続された各電源回路VA3〜VD3に電力を供給することにより、図8に示したように、各電源回路VA3〜VD3において、所定の振幅(本例では、250[V])を有し且つ平均電圧を所定の正の電圧(本例では、+600[V])とする一定周期(本例では、4ms、即ち、周波数fcは250[Hz](=周期の逆数))の矩形波状の電圧を発生させる。ここで、各電源回路VA3〜VD3が発生する電圧の波形は、位相が90°ずつ異なっている。即ち、電源回路VA3から電源回路VD3に向かう順に電圧の位相は、90°ずつ遅れている。
これにより、例えば、図8の時点t1においては、電極EA及び電極EDの電位(+350[V])は、電極EB及び電極ECの電位(+850[V])よりも低くなる。
従って、現像剤収容空間内搬送体36のうちの平面部32gに固定された部分の近傍にて形成される電界の時間変化を表す図9の(A)に示したように、表面膜36cのうちの電極EAに接する部分と表面膜34cのうちの電極EBに接する部分との間の現像剤収容空間内搬送面TScに接する空間(以下、単に、「電極EAと電極EBとの間の現像剤収容空間内搬送面TSc上の空間」と呼ぶ。他の空間についても同様。)においては、主としてX軸正方向の電界EF1が形成される。これにより、この空間内に位置する正帯電した現像剤Tは、電界EF1による静電力を受けてX軸正方向に移動させられる。
また、電極EBと電極ECとの間の現像剤収容空間内搬送面TSc上の空間においては、主としてY軸正方向の電界EF2が形成される。これにより、この空間内に位置する正帯電した現像剤Tは、電界EF2による静電力を受けてY軸正方向に移動させられる。
更に、電極ECと電極EDとの間の現像剤収容空間内搬送面TSc上の空間においては、主としてX軸負方向の電界EF3が形成される。これにより、この空間内に位置する正帯電した現像剤Tは、電界EF3による静電力を受けてX軸負方向に移動させられる。
加えて、電極EDと電極EAとの間の現像剤収容空間内搬送面TSc上の空間においては、主としてY軸負方向の電界EF4が形成される。これにより、この空間内に位置する正帯電した現像剤Tは、電界EF4による静電力を受けてY軸負方向に移動させられる。
以上により、時点t1においては、現像剤Tは、電極EDと電極EAとの間の現像剤収容空間内搬送面TSc上の空間であって現像剤収容空間内搬送面TScの極近傍の空間内に集められる。
同様に、時点t1から4分の1周期だけ経過した時点t2(図8を参照。)においては、電極EA及び電極EBの電位(+350[V])が電極EC及び電極EDの電位(+850[V])よりも低くなるので、図9の(B)に示したように、正帯電した現像剤Tが電極EAと電極EBとの間の現像剤収容空間内搬送面TSc上の空間内に集められる。
また、時点t2から4分の1周期だけ経過した時点t3(図8を参照。)においては、電極EB及び電極ECの電位(+350[V])が電極ED及び電極EAの電位(+850[V])よりも低くなるので、図9の(C)に示したように、正帯電した現像剤Tが電極EBと電極ECとの間の現像剤収容空間内搬送面TSc上の空間内に集められる。
このように、正帯電した現像剤Tは、現像剤収容空間内搬送面TScに沿ってX軸負方向へ、4分の1周期だけ時間が経過する毎に電極ピッチ長DPと等しい距離だけ移動させられる。即ち、現像剤Tは、1周期だけ時間が経過する毎に距離4・DP(=4・0.2[mm])だけ移動させられる。
一方、現像剤Tが現像剤収容空間内搬送面TSc上を搬送される速度(現像剤収容空間内搬送速度)VTcは、電極ピッチ長DP(=0.2[mm])と上記周波数fc(=250[Hz])とを用いた下記(2)式に従って求められる。従って、本例では、現像剤収容空間内搬送速度VTcは、0.2[m/s]である。
VTc=4・DP・fc …(2)
このようにして、現像剤収容空間内搬送面TScとの間の摩擦又は現像剤T同士の摩擦により正帯電した現像剤Tは、現像剤収容空間内搬送面TScに沿いながら平面部32gのX軸正方向側の端部(上流側端部)から曲面部32hのX軸正方向側の端部(下流側端部)へと搬送される。
そして、正帯電した現像剤Tは、現像剤収容空間内搬送体36の下流側端部に到達すると、現像ローラ33の現像剤担持面DSへ向けて飛び出す。これにより、正帯電した現像剤Tの一部は、現像剤担持面DSに付着し(担持され)、他の一部は、現像剤担持面DSに付着した現像剤T上に載置され或いは現像剤担持面DSの近傍を浮遊する。その他の現像剤Tは、Y軸負方向に流れ落ちて現像剤収容空間内搬送面TScの上流側端部近傍に戻される。
更に、制御部は、補助用搬送体37の電極37b1に接続された各電源回路VA4〜VD4に電力を供給することにより、電源回路VA3〜VD3において発生させられる電圧と同様の電圧を各電源回路VA4〜VD4において発生させる。
これにより、現像剤収容空間内搬送面TScと補助用搬送面TSdとが対向している領域においては、現像剤Tが重力により現像剤収容空間内搬送面TScから離れていったとしても、その現像剤Tは、補助用搬送面TSdに到達し、補助用搬送面TSd上を補助用搬送面TSdのX軸正方向側の端部(下流側端部)へ向けて搬送される。
更に、各電源回路VA4〜VD4において発生させられる電圧の時間平均値である平均電圧(+600[V])が現像剤担持面DSの電位(+500[V])よりも高いので、補助用搬送面TSdのうちの下流側端部近傍の部分であって現像剤担持面DSと対向している部分(担持面対向部の補助用搬送面TSd)と現像剤担持面DSとの間の空間に形成される電界のうちの補助用搬送面TSd上の任意の点における補助用搬送面TSdと直交する方向の成分を時間平均した平均電界は、補助用搬送面TSd上の正帯電した現像剤Tを補助用搬送面TSdから現像剤担持面DSへ向けて移動させる電界となる。
従って、補助用搬送面TSd上を搬送されることにより担持面対向部の補助用搬送面TSdに到達した現像剤T及び現像剤収容空間内搬送面TScから飛び出すことにより担持面対向部の補助用搬送面TSdと現像剤担持面DSとの間の空間を浮遊する現像剤Tの一部は、現像剤担持面DSへ向けて移動させられる。そして、正帯電した現像剤Tの一部は、現像剤担持面DSに付着し、他の一部は、現像剤担持面DSに付着した現像剤T上に載置され、その他の現像剤Tは、Y軸負方向に流れ落ちて現像剤収容空間内搬送面TScの上流側端部近傍に戻される。
加えて、制御部は、上流側搬送体34の電極34b1に接続された各電源回路VA1〜VD1に電力を供給することにより、電源回路VA3〜VD3において発生させられる電圧と同様の電圧であって電源回路VA3〜VD3において発生させられる電圧よりも周波数が低い電圧を各電源回路VA1〜VD1において発生させる。本例では、平均電圧は+600[V]であり、振幅は250[V]であり、周波数faは200[Hz]である。
これにより、現像剤収容空間内搬送体36の場合と同様に、上流側搬送面TSaに沿った方向であって上流側搬送面TSaのX軸負方向側(現像剤担持面DSの移動方向における上流側)の端部(上流側端部)から上流側搬送面TSaのX軸正方向側(現像剤担持面DSの移動方向における下流側)の端部(下流側端部)へ向かう方向へ正帯電した現像剤Tを搬送するための電界(上流側搬送電界)が上流側搬送面TSaと現像剤担持面DSとの間の空間に形成される。
この上流側搬送電界により、現像剤担持面DSに付着した現像剤T上に載置された現像剤Tや現像剤担持面DSの近傍を浮遊する現像剤Tのうちの上流側搬送面TSaの上流側端部に到達した現像剤Tは、上流側搬送面TSaの上流側端部から下流側端部へ向けて上流側搬送面TSa上を搬送される。
このとき、現像剤Tが上流側搬送面TSa上を搬送される速度である上流側搬送速度VTaは、上記(2)式と同様の式(VTa=4・DP・fa)に従って求められる。本例では、上流側搬送速度VTaは0.16[m/s]である。
更に、現像剤収容空間内搬送体36の場合と同様に、上流側搬送面TSaに直交する方向であって上流側搬送面TSaから遠ざかる方向へ向けて正帯電した現像剤Tを移動させるための電界(図9に示した主としてY軸正方向の電界EF2と同様の電界)も形成される。これにより、現像剤Tの一部が現像剤担持面DSへ向けて移動させられ、現像剤担持面DSに到達した現像剤Tは現像剤担持面DSに付着する。
加えて、各電源回路VA1〜VD1において発生させられる電圧の時間平均値である平均電圧(+600[V])が現像剤担持面DSの電位(+500[V])よりも高いので、上記上流側搬送電界のうちの上流側搬送面TSa上の任意の点における上流側搬送面TSaと直交する方向の成分を時間平均した平均電界は、上流側搬送面TSa上の正帯電した現像剤Tを上流側搬送面TSaから現像剤担持面DSへ向けて移動させる電界となる。これにより、上流側搬送面TSa上を搬送される現像剤Tをより確実に現像剤担持面DSに付着させることができる。この結果、現像剤担持面DSに付着しないまま上流側搬送面TSaの下流側端部に到達する現像剤Tの量を減少させることができ、現像領域近傍の空間へ向けて飛び出す現像剤Tの量を減少させることができる。
ところで、上流側搬送面TSa上を搬送される現像剤Tが現像剤担持面DSに付着しないまま上流側搬送面TSaの下流側端部に到達した場合であっても、上流側搬送速度VTaが現像剤担持面移動速度VRよりも低いので、上流側搬送速度VTaが現像剤担持面移動速度VRと等しい場合と比較して現像剤Tが現像領域近傍の空間へ向けて飛び出す速度は低くなる。従って、現像剤Tが飛散する領域が過度に広くなることを防止することができる。この結果、飛散した現像剤Tにより装置を構成する部材や用紙Pが汚されることを回避することができる。
更に、現像剤担持面移動速度VRと上流側搬送速度VTaとは異なっている。従って、第1時点から第2時点までの時間が経過することにより、現像剤担持面DSの特定の部分が移動する距離と、第1時点にてその部分に対向していた上流側搬送面TSaの部分が移動する距離と、は異なる。即ち、上流側搬送面TSa上の現像剤Tに分布ムラが生じている場合、現像剤担持面DSの特定の部分に対向する上流側搬送面TSaの部分における現像剤Tの分布は、時間の経過に伴って変化する。その結果、現像剤担持面移動速度VRと上流側搬送速度VTaとが等しい場合よりも、上流側搬送面TSa上の現像剤Tの分布ムラが現像剤担持面DSに付着する現像剤Tの分布に及ぼす影響の程度を小さくすることができるので、現像剤担持面DS上の現像剤Tの分布を均一な分布に近づけることができる。
ところで、制御部が印刷指示信号を受信した直後の時点では、潜像形成面LSの電位は、いずれの位置においても基準電位(+1000[V])である。一方、現像剤担持面DSの電位は、基準電位よりも低い電位(+500[V])である。従って、現像剤担持面DSと潜像形成面LSとの間には、潜像形成面LS内のいずれの位置に対しても潜像形成面LSから現像剤担持面DSへ向かう電界が形成される。その結果、正帯電した現像剤Tは、潜像形成面LSから現像剤担持面DSへ向かう静電力を受ける。この結果、現像剤Tは、潜像形成面LSへ向けて移動することなく現像剤担持面DSに付着したまま現像剤担持面DSとともに移動する。そして、現像剤Tは、現像剤担持面DSと下流側搬送面TSbとが対向する領域に到達する。
一方、制御部は、下流側搬送体35の電極35b1に接続された各電源回路VA2〜VD2に電力を供給することにより、電源回路VA3〜VD3において発生させられる電圧と同様の電圧であって電源回路VA3〜VD3において発生させられる電圧よりも平均電圧が低く且つ周波数が高い電圧を各電源回路VA2〜VD2において発生させる。本例では、平均電圧は+400[V]であり、振幅は250[V]であり、周波数fbは300[Hz]である。
これにより、現像剤収容空間内搬送体36の場合と同様に、下流側搬送面TSbに直交する方向であって下流側搬送面TSbへ近づける方向へ向けて正帯電した現像剤Tを移動させるための電界(図9に示した主としてY軸負方向の電界EF4と同様の電界)が形成される。その結果、現像剤担持面DSに付着している現像剤Tの一部は、現像剤担持面DSから引き剥がされて(取り除かれて)下流側搬送面TSbへ向けて移動する。
加えて、各電源回路VA2〜VD2において発生させられる電圧の時間平均値である平均電圧(+400[V])が現像剤担持面DSの電位(+500[V])よりも低いので、上記下流側搬送電界のうち、下流側搬送面TSb上の任意の点における下流側搬送面TSbと直交する方向の成分を時間平均した平均電界は、下流側搬送面TSb上の正帯電した現像剤Tを現像剤担持面DSから下流側搬送面TSbへ向けて移動させる電界となる。
これにより、現像剤担持面DSに付着したまま潜像形成面LSへ移動しなかった現像剤Tを現像領域よりも下流側の領域において現像剤担持面DSから確実に取り除くことができる。これにより、現像剤Tが現像剤担持面DSに付着したまま現像領域よりも上流側の領域に到達することを防止することができるので、上流側の領域にて現像剤担持面DS上に形成される現像剤Tの分布を均一な分布により一層近づけることができる。この結果、後述する現像を行った場合において潜像形成面LSに付着した現像剤Tにより形成される像の質が低下すること(現像ゴースト等が発生すること)を回避することができる。
更に、現像剤収容空間内搬送体36の場合と同様に、下流側搬送面TSbに沿った方向であって下流側搬送面TSbのX軸正方向側(現像剤担持面DSの移動方向における上流側)の端部(上流側端部)から下流側搬送面TSbのX軸負方向側(現像剤担持面DSの移動方向における下流側)の端部(下流側端部)へ向かう方向へ下流側搬送面TSb上の正帯電した現像剤Tを搬送するための電界(下流側搬送電界)が下流側搬送面TSbと現像剤担持面DSとの間の空間に形成される。この下流側搬送電界により、現像剤担持面DSから引き剥がされた(取り除かれた)現像剤T及び現像領域の近傍を浮遊(飛散)していた現像剤Tであって下流側搬送面TSbに到達した現像剤Tは、下流側搬送面TSb上を下流側搬送面TSbの上流側端部から下流側搬送面TSbの下流側端部へ向けて搬送される。
このとき、現像剤Tが下流側搬送面TSb上を搬送される速度である下流側搬送速度VTbは、上記(2)式と同様の式(VTb=4・DP・fb)に従って求められる。本例では、下流側搬送速度VTbは上流側搬送速度VTaよりも高い速度(=0.24[m/s])である。
ところで、潜像形成面LSに付着しなかった現像剤Tのうちの下流側搬送面TSbに到達する現像剤Tの量が比較的多い場合であっても、下流側搬送面TSb上の現像剤Tが上流側搬送速度VTaよりも高い下流側搬送速度VTbにて搬送されるので、下流側搬送面TSbの上流側端部にて現像剤Tが滞留することを下流側搬送面TSb上の現像剤Tが上流側搬送速度VTaにて搬送される場合よりも確実に防止することができる。従って、現像剤Tの回収が阻害されることを回避することができる。この結果、現像領域近傍の空間にて飛散する現像剤Tの量が増加することを抑制できるので、現像剤Tが不適切な位置にて潜像形成面LSに付着することを回避することができる。
更に、現像剤担持面移動速度VRと下流側搬送速度VTbとは異なっている。従って、第1時点から第2時点までの時間が経過することにより、現像剤担持面DSの特定の部分が移動する距離と、第1時点にてその部分に対向していた下流側搬送面TSbの部分が移動する距離と、は異なる。即ち、現像剤担持面DSの特定の部分に対向する下流側搬送面TSbの部分における現像剤Tの分布は、時間の経過に伴って変化する。その結果、下流側搬送面TSb上の現像剤Tの分布を均一な分布に近づけることができるので、下流側搬送面TSb上の任意の領域における現像剤Tの濃度が過度に高くなることを防止することができ、現像剤Tが凝集して搬送されにくくなることを回避することができる。
また、図4を用いて説明したように、距離Daは距離Db及び距離Dcよりも長い。即ち、下流側搬送面TSbのうちの上流部分TSb1は、下流側搬送面TSbと現像剤担持面DSとの間の距離が他の部分よりも長くなるように(即ち、広口に)形成されている。これにより、現像領域近傍の空間にて飛散する現像剤Tをより多く回収することができるので、その空間にて飛散する現像剤Tの量をより一層低減することができる。
一方、距離Dcは距離Da及び距離Dbよりも短い。即ち、下流側搬送面TSbのうちの下流部分TSb3は、下流側搬送面TSbと現像剤担持面DSとの間の距離が他の部分よりも短くなるように(即ち、狭口に)形成されている。これにより、現像剤担持面DSから下流側搬送面TSbへ向かう方向の電界が相対的に強くなる。この結果、下流部分TSb3にて現像剤担持面DSに付着した現像剤Tを現像剤担持面DSからより確実に引き剥がすことができる。
そして、下流側搬送面TSb上を搬送される現像剤Tが下流側搬送面TSbの下流側端部に到達すると、現像剤Tは、現像剤収容空間内搬送面TSc上に戻される。
このような状態において、制御部は、所定のタイミングにて、スキャナユニット42により画像データに基づいてレーザビームLBを出力させる。出力されたレーザビームLBは、潜像形成面LS上の画像データに対応した位置にて結像する。これにより、潜像形成面LSは、レーザビームLBが結像した位置にて感光して同位置における帯電量の絶対値が減少する。その結果、感光した位置にて潜像形成面LSの電位が下降して基準電位(+1000[V])よりもドラム本体31aの電位(0[V])に近い電位(本例では、+100[V])となる。このようにして、潜像形成面LSの電位による静電潜像が潜像形成面LS上に形成される。
感光体ドラム31が回転することにより、形成された静電潜像が前面32cに開口した現像用穴32c1と対向すると、静電潜像のうちのレーザビームLBにより感光させられた位置(露光された位置)に対して現像剤担持面DSから潜像形成面LSへ向かう電界が形成される。その結果、現像剤Tは、この電界と、その現像剤Tの電荷(帯電量)と、に基づく静電力によって現像剤担持面DSから潜像形成面LSへ向けて移動し、現像用穴32c1を通過して潜像形成面LSに到達する。即ち、現像剤Tが潜像形成面LSに供給される。
そして、潜像形成面LSに到達した現像剤Tは、潜像形成面LSのうちのレーザビームLBにより感光させられた(露光された)位置のみに付着する。このようにして、潜像形成面LS上に形成された静電潜像が現像剤Tにより現像されて潜像形成面LS上に現像剤Tによる像が形成される。
また、制御部は、レジストローラ21,22を制御することにより、潜像形成面LS上に形成された現像剤Tによる像と、その像を転写すべき用紙P上の位置と、を適合させる所定のタイミングにて用紙Pを感光体ドラム31と転写ローラ51との間に向けて搬送する。
そして、用紙Pが転写処理位置(潜像形成面LSと転写ローラ51の周面とが当接する位置)に到達する(用紙Pが感光体ドラム31の潜像形成面LSと、転写ローラ51の周面と、の間に挟まれる)と、その転写処理位置にて潜像形成面LS上に付着していた現像剤Tは、用紙P上に移動して用紙Pに付着する。このようにして、潜像形成面LS上に現像された現像剤Tによる像が、用紙P上に転写される。
次に、用紙Pが定着部に到達すると、用紙P上に転写された現像剤Tは、加熱されるとともに加圧される。その結果、用紙P上に転写された現像剤Tは、用紙P上に定着させられる。その後、用紙Pが搬送されて排紙部に到達すると、用紙Pは、排紙トレイに向けて排出される。
用紙Pの排出が完了すると、制御部は、回転状態に制御されている感光体ドラム31、現像ローラ33及び転写ローラ51の回転を停止させる。更に、制御部は、バイアス印加状態に制御されている帯電器41、現像ローラ33及び転写ローラ51をバイアスが印加されていない状態(バイアス非印加状態)に制御する。
このようにして、レーザプリンタ10は、ユーザにより送出された印刷指示信号が含む画像データにより表される像(画像)を用紙P上に形成する(用紙Pに印刷する)。
以上、説明したように、本発明による画像形成装置及び現像剤供給装置の実施形態によれば、上流側搬送面TSa上にて現像剤Tが相対的に低い上流側搬送速度VTaにて搬送されるので、上流側搬送面TSa上を搬送される現像剤Tが現像剤担持面DSに付着しないまま上流側搬送面TSaの下流側端部に到達したときに、現像領域近傍の空間へ向けて飛び出す速度が低くなる。従って、現像剤Tが飛散する領域が過度に広くなることを防止することができる。この結果、飛散した現像剤Tにより装置を構成する部材や用紙Pが汚されることを回避することができる。
更に、上記実施形態によれば、潜像形成面LSに付着しなかった現像剤Tのうちの下流側搬送面TSbに到達する現像剤Tの量が比較的多い場合であっても、下流側搬送面TSb上の現像剤Tが相対的に高い下流側搬送速度VTbにて搬送されるので、下流側搬送面TSbの上流側端部にて現像剤Tが滞留することを防止でき、現像剤Tの回収が阻害されることを回避することができる。この結果、現像領域近傍の空間にて飛散する現像剤Tの量が増加することを抑制できるので、現像剤Tが不適切な位置にて潜像形成面LSに付着することを防止でき、潜像形成面LS上に形成される現像剤Tによる像の質が低下することを回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態における現像剤供給装置は、プロセスユニット及びスキャナユニットの組を複数備え、カラー印刷を行うことが可能な画像形成装置に適用されてもよい。
また、上記実施形態は、現像剤Tが正帯電させられるように構成されていたが、負帯電させられるように構成されていてもよい。この場合、感光層31bが負帯電性の感光体からなるとともに、現像ローラ33、帯電器41及び転写ローラ51に印加されるバイアスの極性が上記実施形態の場合と逆の極性にされ、且つ、各電源回路VA1〜VD4において発生する電圧の極性も上記実施形態の場合と逆の極性にされることが好適である。
更に、上記実施形態において、上流側搬送体34、下流側搬送体35及び現像剤収容空間内搬送体36は、上流側搬送体34の上流側端部と現像剤収容空間内搬送体36の下流側端部とが連接するとともに下流側搬送体35の下流側端部と現像剤収容空間内搬送体36の上流側端部とが連接するように、且つ、一体に形成されていてもよい。
また、上記実施形態は、現像剤担持面DSと潜像形成面LSとが現像領域にて所定の距離を隔てるように構成されていたが、現像剤担持面DSと潜像形成面LSとが当接するように構成されていてもよい。
一方、上記実施形態において、各電源回路VA1〜VD4が発生する電圧の波形は、矩形状波形であったが、正弦波状波形や三角状波形等の他の形状の波形であってもよい。
また、上記実施形態は、上流側搬送体34、下流側搬送体35、現像剤収容空間内搬送体36及び補助用搬送体37からなる4つの搬送体のそれぞれに接続された4つの電源回路(VA1〜VD1,VA2〜VD2,VA3〜VD3又はVA4〜VD4)を備えるとともに1つの搬送体に接続された各電源回路が発生する電圧の位相が90°ずつ異なるように構成されていたが、4つの搬送体のそれぞれに3つの電源回路が接続されるとともに1つの搬送体に接続された各電源回路が発生する電圧の位相が120°ずつ異なるように構成されていてもよい。
更に、上記実施形態において、ローラ回転速度NRが変更される場合、ローラ回転速度NRに応じて電源回路VA1〜VD4において発生する電圧の周波数を変更することが好適である。
また、上記実施形態においては、上流側搬送体34及び下流側搬送体35からなる2つの搬送体のそれぞれに接続される電源回路(VA1〜VD1又はVA2〜VD2)において発生する電圧の周波数(fa,fb)を互いに異なる周波数に設定することにより上流側搬送速度VTa及び下流側搬送速度VTbからなる2つの搬送速度を互いに異なる速度に制御していたが、各搬送体の電極ピッチ長DPを互いに異なる長さに設定することにより各搬送速度を制御してもよい。
また、上記実施形態においては、潜像担持体は、感光体ドラム31により構成されていたが、現像ローラ33の中心軸DCと平行な軸を有する複数の駆動用ローラ及びその駆動用ローラの周囲を巻回された感光体ベルトにより構成されていてもよい。この場合、現像ローラ33の中心軸DCに直交する平面により感光体ベルトを切断した断面における感光体ベルトの外周面は第一閉曲線を構成している。
更に、上記実施形態においては、現像剤担持体は、現像ローラ33により構成されていたが、感光体ドラム31の中心軸LCと平行な軸を有する複数の駆動用ローラ及びその駆動用ローラの周囲を巻回された現像ベルトにより構成されていてもよい。この場合、感光体ドラム31の中心軸LCに直交する平面により現像ベルトを切断した断面における現像ベルトの外周面は第二閉曲線を構成している。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略側断面図である。 図1に示した現像剤供給装置及び感光体ドラムの現像剤供給装置側部分の拡大断面図である。 図2に示した上流側搬送体及び現像ローラの部分拡大断面図である。 図2に示した現像剤供給装置の現像ローラと下流側搬送体とが対向する領域の拡大断面図である。 図2に示した下流側搬送体及び現像ローラの部分拡大断面図である。 図2に示した現像剤収容空間内搬送体の部分拡大断面図である。 図2に示した現像剤収容空間内搬送体及び補助用搬送体の部分拡大断面図である。 図6に示した現像剤収容空間内搬送体の電極に接続された電源回路が発生する電圧の波形を示したグラフである。 図6に示した現像剤収容空間内搬送体上に形成される電界の時間に対する変化を示した説明図である。
符号の説明
10…レーザプリンタ、31…感光体ドラム、32…現像剤供給装置、32a…頂面、32b…底面、32c…前面、32c1…現像用穴、32e…上流側壁面、32f…下流側壁面、33…現像ローラ、34…上流側搬送体、34b…電極形成層、34b1(EA,EB,EC,ED)…電極、34b2…電極間絶縁体、34c…表面膜、35…下流側搬送体、35a…基板、35b…電極形成層、35b1(EA,EB,EC,ED)…電極、35c…表面膜、41…帯電器、42…スキャナユニット、DS…現像剤担持面、EF1,EF2,EF3,EF4…電界、LB…レーザビーム、LC…中心軸、LS…潜像形成面、NR…ローラ回転速度、P…用紙、T…現像剤、TSa…上流側搬送面、TSb…下流側搬送面、VA1,VB1,VC1,VD1…電源回路、VA2,VB2,VC2,VD2…電源回路、VR…現像剤担持面移動速度、VTa…上流側搬送速度、VTb…下流側搬送速度。

Claims (6)

  1. 一の平面における第一閉曲線を同平面と直交する方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面であって形成すべき画像に応じた静電潜像が形成される面である潜像形成面を有する潜像担持体と、所定の極性に帯電した現像剤を前記潜像形成面に供給し同供給された現像剤を同潜像形成面のうちの前記静電潜像に応じた位置に付着させる現像剤供給手段と、を備え、前記潜像形成面に付着した現像剤により記録媒体上に前記画像を形成する画像形成装置において、
    前記現像剤供給手段は、
    前記一の平面における第二閉曲線を同平面と直交する方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面であって前記極性に帯電した現像剤を担持し且つ所定の現像領域において前記潜像形成面と対向する面である現像剤担持面を有するとともに、同現像剤担持面上の任意の点が同第二閉曲線と同一形状の軌跡上を一方向に移動するように同現像剤担持面を移動させる現像剤担持体と、
    前記現像領域よりも前記現像剤担持面の移動方向における上流側の同現像剤担持面と所定の距離を隔てて対向するように配置される上流側搬送面を有するとともに、同上流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面の移動方向における上流側から下流側に向けて所定の上流側搬送速度にて移動させる上流側搬送電界を同上流側搬送面と同現像剤担持面との間の空間に形成する上流側現像剤搬送手段と、
    前記現像領域よりも前記現像剤担持面の移動方向における下流側の同現像剤担持面と所定の距離を隔てて対向するように配置される下流側搬送面を有するとともに、前記上流側搬送速度よりも高い下流側搬送速度にて、同下流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面の移動方向における上流側から下流側に向けて移動させる下流側搬送電界を同下流側搬送面と同現像剤担持面との間の空間に形成する下流側現像剤搬送手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記上流側現像剤搬送手段における前記上流側搬送速度は、前記現像剤担持面が移動する速度よりも低い速度である画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記下流側現像剤搬送手段における前記下流側搬送速度は、前記現像剤担持面が移動する速度よりも高い速度である画像形成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記上流側現像剤搬送手段は、前記上流側搬送電界のうち、前記上流側搬送面上の任意の点における同上流側搬送面と直交する方向の成分を時間平均した平均電界が同上流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同上流側搬送面から前記現像剤担持面へ向けて移動させる電界となるように同上流側搬送電界を形成する画像形成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記下流側現像剤搬送手段は、前記下流側搬送電界のうち、前記下流側搬送面上の任意の点における同下流側搬送面と直交する方向の成分を時間平均した平均電界が前記現像剤担持面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面から同下流側搬送面へ向けて移動させる電界となるように同下流側搬送電界を形成する画像形成装置。
  6. 一の平面における第一閉曲線を同平面と直交する方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面であって静電潜像が形成される面である潜像形成面と所定の現像領域において対向し且つ所定の極性に帯電した現像剤を担持する面であって同一の平面における第二閉曲線を同平面と直交する方向に連続的に並べて形成される面のうちの外面である現像剤担持面を有するとともに、同現像剤担持面上の任意の点が同第二閉曲線と同一形状の軌跡上を一方向に移動するように同現像剤担持面を移動させる現像剤担持体と、
    前記現像領域よりも前記現像剤担持面の移動方向における上流側の同現像剤担持面と所定の距離を隔てて対向するように配置される上流側搬送面を有するとともに、同上流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面の移動方向における上流側から下流側に向けて所定の上流側搬送速度にて移動させる上流側搬送電界を同上流側搬送面と同現像剤担持面との間の空間に形成する上流側現像剤搬送手段と、
    前記現像領域よりも前記現像剤担持面の移動方向における下流側の同現像剤担持面と所定の距離を隔てて対向するように配置される下流側搬送面を有するとともに、前記上流側搬送速度よりも高い下流側搬送速度にて、同下流側搬送面上の前記極性に帯電した現像剤を同現像剤担持面の移動方向における上流側から下流側に向けて移動させる下流側搬送電界を同下流側搬送面と同現像剤担持面との間の空間に形成する下流側現像剤搬送手段と、
    を備え、前記現像剤担持面に担持された前記極性に帯電した現像剤を前記現像領域にて前記潜像形成面に供給し同供給された現像剤を同潜像形成面のうちの前記静電潜像に応じた位置に付着させる現像剤供給装置。
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