JP2008067545A - シールド線の止水方法および止水構造 - Google Patents

シールド線の止水方法および止水構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ドレン線の止水箇所をスリム化する。
【解決手段】シールド線先端の皮剥ぎ端からドレン線とコア電線を外部に引き出し、該ドレン線に非防水熱収縮チューブを被せ、さらにホットメルトチューブを通し、さらに、防水熱収縮チューブをホットメルトチューブの外周位置およびシールド線の先端側外周位置を被覆する位置まで移動させ、その後、加熱処理して、非防水熱収縮チューブおよび防水熱収縮チューブを加熱収縮すると共に、ホットメルトチューブおよび防水熱収縮チューブの止水剤を溶融し、皮剥ぎ端よりも先端側では、該防水熱収縮チューブの内周面とドレン線に被せた非防水熱収縮チューブとコア電線の外周面との間に止水剤を充填すると共に、ドレン線に被せた非防水熱収縮チューブとコア電線で囲まれた隙間にホットメルトを充填する一方、皮剥ぎ端よりも後端側では、防水熱収縮チューブの内周面とシールド線の外周面との間に止水剤を充填する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シールド線の止水方法および止水構造に関し、特に、車両のエンジンルーム等の防水領域に配線するシールド線において、該シールド線の端末から引き出されるドレン線の止水構造をスリム化するものである。
自動車に配索される電線のうち、特にノイズに対する遮蔽が要求される箇所にはシールド電線が用いられている。このシールド電線1としては、例えば図8(A)に示すように、複数本の信号線となる絶縁被覆電線(コア電線)2とアース用のドレン線3とを内包し、ドレン線3および被覆電線2をシールド層4および絶縁樹脂材料からなるシース5で順次被覆してなるものが用いられる(特許文献1)。
前記ドレン線3は多数本の導電性の素線からなり、絶縁被覆がされていないものであり、金属編組のチューブあるいは金属箔からなる前記シールド層4と接触させている。
このようなシールド電線1をコネクタハウジングに取り付けるには、図8(B)に示すように、シールド電線1の端末加工が必要となる。即ち、シース5とシールド層4を約80〜200mmにわたって皮剥ぎ処理し、露出した被覆電線2の端末を更に皮剥ぎして端子7を圧着し、ドレン線3にも同様に端子8を圧着処理して各端子7、8をコネクタハウジング内に挿入して、相手側機器との機械的接続を可能とする。
車両のエンジンルーム等の防水領域に配線される電線端末に端子を接続し、該端子をコネクタに接続する場合には、例えば、特開2001−167821号(特許文献2)では、芯線の露出部を含む端子接続部を覆うように高粘度シール樹脂でモールドする止水方法が開示されている。
シールド線を防水領域のエンジンルーム内の機器に接続する場合には、絶縁被覆されていないドレン線もシールド線の端末から引き出されるため、該ドレン線を伝って機器の内部へ水が浸入することとなる。よって、図9に示すように、ドレン線3の端末に、絶縁被覆電線9を継ぎ足し、該絶縁被覆電線9の芯線9aとスプライス接続し、該スプライス箇所にシリコンを塗布したテープを巻きつけている。
しかしながら、前記止水スプライス箇所は、シリコン等により外径が太くなり、ハーネス外径の肥大化につながる。前記特許文献1に開示されている止水方法についても、同様の問題がある。特に、近年の自動車の電動化等により、シールド電線の増加が予想され、ドレン線の止水スプライス箇所の肥大化に対する対策はますます重要になっている。
また、ドレン線3に絶縁被覆電線9をスプライス接続して、シールド線を機器(例えば、ECU)に接続しているため、加工費用がかかり、コスト高となる点にも問題がある。
さらに、シールド電線の皮剥ぎ長さは、前記スプライス処理に必要な長さ(150mm以上)となり、皮剥ぎ長さが長くなることによるシールド性能の低下も問題である。
特開2002−208321号公報 特開2001−167821号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、止水処理箇所をスリム化できると共に、止水処理を低コスト化でき、かつ高いシールド性能を備える止水方法および止水構造の提供を課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、シールド線先端の皮剥ぎ端からドレン線とコア電線を外部に引き出し、
前記外部に引き出されたドレン線に非防水熱収縮チューブを被せて疑似被覆電線化し、
前記疑似被覆電線化したドレン線あるいは/およびコア電線の先端側からホットメルトチューブを通して、前記皮剥ぎ端側のドレン線あるいは/およびコア電線を被覆する位置まで移動させ、
さらに、内周面に止水剤が塗布されている防水熱収縮チューブを前記非防水熱収縮チューブの先端側から通して、前記ホットメルトチューブの外周位置および前記シールド線の先端側外周位置を被覆する位置まで移動させ、
その後、加熱処理して、前記非防水熱収縮チューブおよび防水熱収縮チューブを加熱収縮すると共に、前記ホットメルトチューブおよび防水熱収縮チューブの止水剤を溶融し、前記皮剥ぎ端よりも先端側では、該防水熱収縮チューブの内周面と前記ドレン線に被せた非防水熱収縮チューブと前記コア電線の外周面との間に前記止水剤を充填すると共に、前記ドレン線に被せた非防水熱収縮チューブとコア電線で囲まれた隙間にホットメルトを充填する一方、前記皮剥ぎ端よりも後端側では、防水熱収縮チューブの内周面と前記シールド線の外周面との間に前記止水剤を充填することを特徴とするシールド線の止水方法を提供している。
なお、ホットメルトチューブとは、熱溶融性接着剤で形成された収縮チューブであり、低温(常温)では円筒状の形状であるが、加熱すると溶融するものである。
本発明のシールド線の止水方法によれば、ドレン線自体を熱収縮チューブで絶縁被覆しているため、ドレン線の被水そのものを効果的に防止でき、かつ、ドレン線に被覆した非防水熱収縮チューブから前記皮剥ぎ端までの間に防水熱収縮チューブを被せ、ホットメルトチューブを溶融固化したホットメルトや防水熱収縮チューブの止水剤により防水熱収縮チューブの前後両端からの浸水を防止できる。これにより、ドレン線に被覆した非防水熱収縮チューブの皮剥ぎ端側の端部からのドレン線への浸水を防止することができる。このように、本発明では、ホットメルトチューブおよび防水熱収縮チューブをシールド線の所要の電線に被せ、これらホットメルトチューブと防水熱収縮チューブの止水剤を溶融させて電線間に充填しているため、ホットメルトや止水剤を所要箇所に滴下する必要がなく、ホットメルトや止水剤の充填作業を容易にすることができる。
また、ドレン線に被覆した非防水熱収縮チューブの前記皮剥ぎ端側の端部と前記皮剥ぎ端との間に隙間を設けてドレン線を露出させておくと、該隙間からドレン線の素線間にも溶融したホットメルトが充填され、さらに確実な止水処理を施すことができる。
さらに、前記防水熱収縮チューブを被覆した位置の電線間にホットメルトや止水剤を充填しているが、その止水箇所の外径増加は微量であり、従来のように、シリコンを塗布したり樹脂でモールドする止水方法に比して、止水箇所を大幅にスリム化できる。
また、防水熱収縮チューブの外径は内周面に止水剤を備えていない非防水熱収縮チューブの外径より大であるが、シールド線の皮剥ぎ端側に連続させて短い区間だけ被覆し、かつ、外径が小さい非防水熱収縮チューブと連続させているため、これら熱収縮チューブを被覆したことによるドレン線の肥大化を抑制でき、スリム化を図ることができる。
さらに、ドレン線に熱収縮チューブを被せて擬似被覆電線状とすることにより、従来行われていた一般電線とドレン線とのスプライス接続が不要となる。これにより、電線や端子などの部材費用と加工費用を削減できる。さらに、スプライス接続が不要であるため、シールド線の先端皮剥ぎ長さを最短の40mmまで加工することができ、皮剥区間を短くすることでシールド性能の向上を図ることができる。
さらにまた、前記防水熱収縮チューブを透明にすると、該防水熱収縮チューブの内周面に設けた止水剤の充填状態を外部から目視することもできる。
また、本発明は前記方法で製造されたシールド線の止水構造を提供している。
さらに、本発明は、シールド線先端の皮剥ぎ端から引き出されたドレン線とコア電線と、
前記引き出されたドレン線に被覆して疑似被覆電線化している非防水熱収縮チューブと、
前記非防水熱収縮チューブから前記シールド電線の先端側外周にかけて被覆している防水熱収縮チューブと、
前記ドレン線に被覆した非防水熱収縮チューブと前記コア電線との隙間に充填固化しているホットメルトと、
前記防水熱収縮チューブの内周面とドレン線に被覆した非防水熱収縮チューブとコア電線の外周面との間および前記防水熱収縮チューブの内周面とシールド線の外周面との間に充填される前記防水熱収縮チューブの内周面に塗布されている止水剤と、
を備えていることを特徴とするシールド線の止水構造を提供している。
前記ドレン線の端末に止水ゴム栓が装着されて、端子が圧着接続されている。
このように、非防水熱収縮チューブの端子接続側にゴム栓を取り付けると、非防水熱収縮チューブの端子接続側端面からの浸水も完全に防止することができる。よって、シールド線の端末から引き出され、その先端に端子が圧着接続されたドレン線は、シールド線の端末から端子接続部までを完全に止水することができる。
また、ドレン線に非防水熱収縮チューブと防水熱収縮チューブを被覆して疑似被覆電線化しているため、ドレン線だけの場合と比較して曲がりにくくなり、ドレン線先端の端子をコネクタ内に挿入して相手型端子との接続時に直進性が保持でき、コネクタ接続作業を容易とすることができる。
前記シールド線は車両内の防水領域に配線され、前記ドレン線の端末に接続された端子は、前記コア電線の端末に接続された端子と共に、前記防水領域に配置される機器に接続される。
例えば、ドレン線端末の端子を、他のコア電線の端末に接続された端子と共に止水コネクタに挿入係止し、該止水コネクタをエンジンルームに搭載されるECUのコネクタ嵌合部に嵌合している。
これにより、ドレン線を伝って機器内部に水が浸透することを防止でき、機器の不具合発生を防止できる。
前記シールド線の前記皮剥ぎ端と反対側の皮剥ぎ端も防水領域に配置されている場合には、該反対側の皮剥ぎ端からは前記ドレン線が外部に引き出されずに前記コア電線のみが引き出されており、前記後端側の皮剥ぎ端が防水熱収縮チューブで被覆されていることが好ましい。
また、前記後端側の皮剥ぎ端を防水熱収縮チューブで被覆する構成に代えて、前記シールド線が中間皮剥ぎされ、該中間皮剥ぎ位置に、内面に止水剤が塗布されたグロメットが外装され、前記止水剤が前記グロメットの内面とドレン線およびコア電線の外周面との間に充填されている構成としてもよい。
前記構成によれば、シールド線の後端側の皮剥ぎ端から先端側への浸水を防止することができ、前記後端側の皮剥ぎ端が防水領域に配置されていても、ドレン線を伝ってコネクタ側へ浸水するのを防止することができる。
上述したように、本発明によれば、ドレン線に非防水熱収縮チューブを被せてドレン線を疑似被覆電線化すると共に、該ドレン線とコア電線に防水収縮チューブを被せ、電線間にホットメルトや止水剤を充填して止水しているため、該止水処理部をスリム化してハーネスの肥大化を防止することができる。
また、前記ホットメルトの充填を、ホットメルトチューブをドレン線あるいは/およびコア電線の所要箇所に被せ、熱収縮チューブを加熱収縮させる際に溶融させて行っているため、ホットメルトを滴下する必要がなく、ホットメルトの充填作業を容易にすることができる。
さらに、従来の止水処理で用いられていた絶縁被覆電線をドレン線をスプライス接続して継ぎ足し、該スプライス部分をシリコン等でモールドする止水処理と比較して、作業工数が低減できると共に部品点数も低減できる。かつ、シールド線の端末からのシース皮剥ぎ寸法も、スプライス処理に必要な長さ(150mm以上)を必要とせず、端末に端子を圧着接続できるだけの最短寸法とすることができ、その結果、シールド線のシールド性能低下を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態を示し、シールド線10は自動車のエンジンルームの防水領域に配線され、該シールド線10の端末をコネクタ30に接続し、該コネクタ30を防水領域に配置するECU(図示せず)のコネクタ収容部に嵌合するものである。
前記シールド線10の皮剥端末から引き出されるドレン線に止水処理を施している。
シールド線10は、図3に示すように、複数本(本実施形態では2本)の信号線となる絶縁被覆電線12(以下、コア電線12と称す)とドレン線11とを内包し、このドレン線11とコア電線12を金属箔からなるシールド層13およびシース14で順次被覆し、シールド層13にドレン線11を接触させて導通している。
前記シールド線10は、先端から40mm程度のシース14およびシールド層13を切断剥離してドレン線11とコア電線12とを引き出し、各コア電線12およびドレン線11の端末にコネクタ30に挿入係止される端子20を圧着接続している。
前記シールド線10の皮剥ぎ端10aから引き出されるドレン線11を、図1(A)に示すように、引き出された先端側から皮剥ぎ端10aまでを絶縁樹脂製の非防水熱収縮チューブ15に通して被覆していると共に、前記1本のドレン線11と2本のコア電線12を共に絶縁樹脂製の防水熱収縮チューブ17に通し、該防水熱収縮チューブ17で非防水熱収縮チューブ15の皮剥ぎ端10a側の後端15bと皮剥ぎ端10aを跨ぐようにして被覆している。該防水熱収縮チューブ17の内周面に予め塗布されている熱溶融性止水剤18(以下、「止水剤18」と称す)を加熱収縮時に溶融して、防水熱収縮チューブ17の先端17a側ではドレン線11に被覆した非防水熱収縮チューブ15とコア電線12の外周面と防水熱収縮チューブ17の内周面との間に止水剤18を充填しており、後端側17bではシールド線10のシース14の外周面と防水熱収縮チューブ17の内周面との間に止水剤18を充填して止水処理している。
また、防水熱収縮チューブ17の先端側17aではドレン線11に被せた非防水熱収縮チューブ15にさらに被せた後述するホットメルトチューブ19が前記加熱収縮時に溶融し、図1(B)に示すように、溶融したホットメルト19’をドレン線11に被覆した非防水熱収縮チューブ15とコア電線12との間に充填して止水処理している。
このようにして防水熱収縮チューブ17の前後両端を完全に止水処理している。
また、非防水熱収縮チューブ15の先端15aと端子20の圧着部との境界部分にはゴム栓21を取り付けている。ゴム栓21は他のコア電線12と端子20との境界部分にも装着している。
一方、図2に示すように、シールド線10の後端側もシース14およびシールド層13を切断剥離して皮剥ぎしており、この皮剥ぎ端10b側からはドレン線11は引き出さずにコア電線12のみを引き出し、該コア電線12の端末をコネクタ31に接続している。また、皮剥ぎ端10bにも、防水熱収縮チューブ16を被せて熱収縮して密着させ、皮剥ぎ端10bを防水処理している。
なお、本実施形態では、シールド線10の後端側の皮剥ぎ端10bから引き出すコア電線12が2本であるため、皮剥ぎ端10bに防水熱収縮チューブ16を被せた防水処理で十分であるが、コア電線12が3本以上の場合にはコア電線12で囲まれた隙間に防水熱収縮チューブ16の止水剤が充填されにくいため、所要のコア電線12にホットメルトチューブを被せて、溶融させたホットメルトをコア電線12で囲まれた隙間に充填してもよい。
次に、前記止水構造としたドレン線11の止水方法を説明する。
まず、シールド線10を先端から、前記したように、シース14および金属箔からなるシールド層13を所要寸法切除して、所謂皮剥を行い、図4(A)に示すように、皮剥ぎ端10aからコア電線12とドレン線11とを外部に引き出す。
次いで、図4(B)に示すように、引き出されたドレン線11の先端側から後端側の皮剥ぎ端10aにかけて非防水熱収縮チューブ15を被せる。
次いで、図4(C)に示すように、非防水熱収縮チューブ15が被覆されたドレン線11にさらに先端側からホットメルトチューブ19を被せ、該ホットメルトチューブ19の後端19aと皮剥ぎ端10aとを位置合わせする。
次いで、図4(D)に示すように、1本のドレン線11と2本のコア電線12をまとめて先端側から1つの防水熱収縮チューブ17に通し、該防水熱収縮チューブ17を非防水熱収縮チューブ15の後端15bと皮剥ぎ端10aを跨ぐようにして被せる。
これら3つの非防水熱収縮チューブ15、ホットメルトチューブ19、防水熱収縮チューブ17をシールド線10に被せた後、非防水熱収縮チューブ15と防水熱収縮チューブ17を熱収縮し、各電線の所要領域を非防水熱収縮チューブ15および防水熱収縮チューブ17で密着被覆する。
このとき、防水熱収縮チューブの先端17a側では、防水熱収縮チューブ17の内周面とドレン線11に被せた非防水熱収縮チューブ15の外周面とコア電線12の外周面との間に止水剤18とホットメルトチューブ19が溶融したホットメルト19’が充填される一方、後端17b側では、防水熱収縮チューブ17の内周面とシース14の外周面との間に止水剤18が充填され、防水熱収縮チューブ17の前後両端からの浸水を防止できる。
また、シールド線10の後端側において、2本のコア電線12をまとめて1つの防水熱収縮チューブ16に通し、該防水熱収縮チューブ16を皮剥ぎ端10bを跨ぐようにして被せ、加熱収縮させる。
このとき、防水熱収縮チューブ16の先端側(図2中、左側)では、防水熱収縮チューブ16の内周面とシース14の外周面との間に防水熱収縮チューブ16の内周面に設けた止水剤(図示せず)が充填される一方、後端側(図2中、右側)では、防水熱収縮チューブ17の内周面とコア電線12の外周面との間に止水剤が充填され、皮剥ぎ端10bも止水処理している。
前記した止水処理後に、ドレン線11の先端側から止水用のゴム栓21を通し、ドレン線11の先端に端子20を圧着する。この状態で、ゴム栓21の後端側は非防水熱収縮チューブ15の先端15a側の外周面を覆うと共に先端側は端子20のバレルを覆う位置にあり、ドレン線11の端子圧着部からの浸水も防止している。
2本のコア電線12の先端および後端にも、図2に示すように、ドレン線11と同様に、ゴム栓21を取り付け、端子20を圧着している。
このように、シース14の皮剥ぎ端10aに防水熱収縮チューブ17を被せ、該防水熱収縮チューブ17の先端17a側では、防水熱収縮チューブ17の内周面とドレン線11に被せた非防水収縮チューブ15の外周面とコア電線12の外周面との間に防水熱収縮チューブ17の内周面に設けた止水剤18とドレン線11に被せた非防水熱収縮チューブ15にさらに被せたホットメルトチューブ19が溶融したホットメルト19’を充填して止水処理を施していると共に、防水熱収縮チューブ17の後端17b側では、防水熱収縮チューブ17の内周面とシース14の外周面との間に止水剤18を充填して止水処理を施している。
よって、皮剥ぎ端10aに被せた防水熱収縮チューブ17の前後両端で止水できるため、非防水熱収縮チューブ15の後端15bと皮剥ぎ端10aの間からのドレン線11への浸水を防止することができる。
一方、非防水熱収縮チューブ15の先端15a側では、端子20との境界部分をゴム栓21で被覆しているため、先端側からの浸水も防止できる。
さらに、シールド線10の他端側の皮剥ぎ端10bからはドレン線11を引き出さずに、皮剥ぎ端10bに防水熱収縮チューブ16を被せて止水しているため、ドレン線11の他端側からの浸水も防止することができる。
また、ドレン線11に非防水熱収縮チューブ15と防水熱収縮チューブ17を被覆して擬似電線化することにより、ドレン線11と絶縁被覆電線とのスプライス接続が不要となる。従って、材料費および加工費を削減できるうえ、シールド線10のシース皮剥ぎ長さを端子圧着に必要な40mmとすることができ、皮剥ぎ長さの最短化によりシールド線10のシールド性能の低下を大幅に抑制できる。
さらに、前記ホットメルト19’の充填は、ホットメルトチューブ19をドレン線11に被せ、非防水熱収縮チューブ15と防水熱収縮チューブ17を加熱収縮させる際に溶融させて行っているため、ホットメルトを所要箇所に滴下する必要がなく、ホットメルトの充填作業を容易にすることができる。
なお、本実施形態ではホットメルトチューブ19をドレン線11に被せたが、コア電線12に被せてもよい。また、コア電線12が3本以上の場合には、ドレン線11とコア電線12共に、あるいは、複数本のコア電線12にホットメルトチューブ19を被せて、ドレン線11とコア電線12との間に溶融したホットメルト19’を充填している。
また、シールド線10のシールド層13は、金属箔に替えて金属編組のチューブより形成してもよい。
図6は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、非防水熱収縮チューブ15の後端15bと皮剥ぎ端10aとの間に隙間を設けており、該隙間よりホットメルトチューブ19が溶融したホットメルト19’をドレン線11の素線間にも充填して線間止水している。
前記構成によれば、防水熱収縮チューブ17の先端と後端の両端で浸水を防止すると共に、ドレン線11自体も線間止水しているため、より確実に浸水を防止することができる。
また、ドレン線11の素線間を線間止水しているため、第1実施形態のようにシールド線10の後端側の皮剥ぎ端に設けた止水構造が不要となる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本発明の第3実施形態を示す。
本実施形態では、シールド線10の他端側のシース14とシールド層13を中間皮剥ぎしており、この中間皮剥ぎ位置にグロメット22を取り付け、該グロメット22内に止水剤23を充填している。グロメット22内に充填した止水剤23は、中間皮剥ぎ位置からシールド線10の内部に浸透し、図7(B)に示すように、グロメット22の内周面とドレン線11、コア電線12の外周面との隙間およびドレン線11の線間に充填されている。
前記構成によれば、シールド線10の後端側の皮剥ぎ端10bから浸水した水をグロメット22の止水剤23で止水することができ、ドレン線11を伝ってコネクタ30側へ浸水するのを防止することができる。
本発明の実施形態のシールド線を示し、(A)は軸線方向の要部拡大概略断面図、(B)はA−A線断面図である。 ドレン線が止水処理されたシールド線の全体を示す図面である。 シールド線の斜視図である。 (A)〜(D)はドレン線の止水方法を示す図面である。 熱収縮チューブを加熱収縮する前のB−B線断面図である。 本発明の第2実施形態のシールド線を示す図面である。 本発明の第3実施形態を示し、(A)はシールド線の全体を示す図面、(B)はC−C線断面図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。 他の従来例を示す図面である。
符号の説明
10 シールド線
11 ドレン線
12 絶縁被覆電線(コア電線)
13 シールド層
14 シース
15 非防水熱収縮チューブ
16、17 防水熱収縮チューブ
18 止水剤
19 ホットメルトチューブ
19’ ホットメルト
20 端子
21 ゴム栓
22 グロメット

Claims (6)

  1. シールド線先端の皮剥ぎ端からドレン線とコア電線を外部に引き出し、
    前記外部に引き出されたドレン線に非防水熱収縮チューブを被せて疑似被覆電線化し、
    前記疑似被覆電線化したドレン線あるいは/およびコア電線の先端側からホットメルトチューブを通して、前記皮剥ぎ端側のドレン線あるいは/およびコア電線を被覆する位置まで移動させ、
    さらに、内周面に止水剤が塗布されている防水熱収縮チューブを前記非防水熱収縮チューブの先端側から通して、前記ホットメルトチューブの外周位置および前記シールド線の先端側外周位置を被覆する位置まで移動させ、
    その後、加熱処理して、前記非防水熱収縮チューブおよび防水熱収縮チューブを加熱収縮すると共に、前記ホットメルトチューブおよび防水熱収縮チューブの止水剤を溶融し、前記皮剥ぎ端よりも先端側では、該防水熱収縮チューブの内周面と前記ドレン線に被せた非防水熱収縮チューブと前記コア電線の外周面との間に前記止水剤を充填すると共に、前記ドレン線に被せた非防水熱収縮チューブとコア電線で囲まれた隙間にホットメルトを充填する一方、前記皮剥ぎ端よりも後端側では、防水熱収縮チューブの内周面と前記シールド線の外周面との間に前記止水剤を充填することを特徴とするシールド線の止水方法。
  2. 請求項1に記載の方法で製造されたシールド線の止水構造。
  3. シールド線先端の皮剥ぎ端から引き出されたドレン線とコア電線と、
    前記引き出されたドレン線に被覆して疑似被覆電線化している非防水熱収縮チューブと、
    前記非防水熱収縮チューブから前記シールド電線の先端側外周にかけて被覆している防水熱収縮チューブと、
    前記ドレン線に被覆した非防水熱収縮チューブと前記コア電線との隙間に充填固化しているホットメルトと、
    前記防水熱収縮チューブの内周面とドレン線に被覆した非防水熱収縮チューブとコア電線の外周面との間および前記防水熱収縮チューブの内周面とシールド線の外周面との間に充填される前記防水熱収縮チューブの内周面に塗布されている止水剤と、
    を備えていることを特徴とするシールド線の止水構造。
  4. 前記ドレン線の端末に止水ゴム栓が装着されて、端子が圧着接続されている請求項2または請求項3に記載のシールド線の止水構造。
  5. 前記シールド線の前記皮剥ぎ端と反対側の皮剥ぎ端からは前記ドレン線が外部に引き出されずに前記コア電線のみが引き出されており、前記後端側の皮剥ぎ端が防水熱収縮チューブで被覆されている請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のシールド線の止水構造。
  6. 前記シールド線が中間皮剥ぎされ、該中間皮剥ぎ位置に、内面に止水剤が塗布されたグロメットが外装され、前記止水剤が前記グロメットの内面とドレン線およびコア電線の外周面との間に充填されている請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載のシールド線の止水構造。
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