JP2010251010A - シールド線端末の止水構造および該止水構造の形成方法 - Google Patents
シールド線端末の止水構造および該止水構造の形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010251010A JP2010251010A JP2009097108A JP2009097108A JP2010251010A JP 2010251010 A JP2010251010 A JP 2010251010A JP 2009097108 A JP2009097108 A JP 2009097108A JP 2009097108 A JP2009097108 A JP 2009097108A JP 2010251010 A JP2010251010 A JP 2010251010A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- foil sheet
- terminal
- shield
- metal foil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 8
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims abstract description 38
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 38
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 38
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims abstract description 29
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 24
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 23
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 claims description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000004840 adhesive resin Substances 0.000 claims description 3
- 229920006223 adhesive resin Polymers 0.000 claims description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 2
- 238000010618 wire wrap Methods 0.000 claims description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 abstract 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 abstract 1
- 206010040844 Skin exfoliation Diseases 0.000 description 24
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 description 22
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 20
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 5
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000002981 blocking agent Substances 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 239000012943 hotmelt Substances 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 235000011837 pasties Nutrition 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 229920002050 silicone resin Polymers 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
Abstract
【課題】シールド線の端末の皮剥領域のシールド機能の低下を抑制する。
【解決手段】シールド線の端末側でシールド層とシースとを皮剥ぎしてコア線を露出して引き出しているシールド線端末の止水構造であって、皮剥部分に止水剤を充填していると共に、該止水剤充填部にシールド性を有する金属箔シートを巻き付けて被覆している。
【選択図】図1
【解決手段】シールド線の端末側でシールド層とシースとを皮剥ぎしてコア線を露出して引き出しているシールド線端末の止水構造であって、皮剥部分に止水剤を充填していると共に、該止水剤充填部にシールド性を有する金属箔シートを巻き付けて被覆している。
【選択図】図1
Description
本発明はシールド線端末の止水構造および、その形成方法に関し、詳しくは、自動車の被水領域に配索されるシールド線をコネクタと接続するために、シールド線端末でシールド層とシースとを皮剥ぎし、露出させたコア線端末に端子を接続する場合に、該シールド端末からのシールド線内部への浸水を防止すると共にシールド性能の低下も防止するものである。
従来、本出願人は、実開平5−53161号では、図4(A)(B)に示すシールド電線の端末止水構造を提供している。該端末止水構造では、シールド線100の端末側でシールド層とシースとを皮剥し、皮剥点から露出したコア線101にペースト状の止水剤102を充填して絶縁樹脂シート103で囲み、コア線101の先端側からの浸水および皮剥点の外周からの浸水を防止する端末止水構造を提供している。
また、特開2008−67545号公報では、皮剥点からコア線と共に露出したドレン線に非防水熱収縮チューブを被せた状態で、該ドレン線およびコア線の外周にホットメルトからなる止水剤を充填し、防水熱収縮チューブを被せている。
また、特開2008−67545号公報では、皮剥点からコア線と共に露出したドレン線に非防水熱収縮チューブを被せた状態で、該ドレン線およびコア線の外周にホットメルトからなる止水剤を充填し、防水熱収縮チューブを被せている。
前記のように、シールド線端末の止水については従来から種々の対策が講じられているが、シールド層およびシースが皮剥された領域では当然のことながらシールド機能が低下し、コア線がノイズによる悪影響を受ける問題がある。よって、シールド線端末の皮剥長さをできるだけ短くすることが好ましい。
しかしながら、シールド線端末の皮剥部分の止水処理を止水剤を用いて行った場合、皮剥点から引き出したコア線の間に充填した止水剤が硬化するとコア線の屈曲性が比較的悪くなる。よって、止水剤による処理領域の長さを含めて、コア線端末への端子の圧着工程および該コア線端末に接続した端子をコネクタに挿入しやすい長さに皮剥長さを設定する必要がある。そのため、通常100〜120mm程度の領域でシールド層とシースとを皮剥ぎしているが、この皮剥領域はシールド性能が損なわれるため、改善が求められている。
しかしながら、シールド線端末の皮剥部分の止水処理を止水剤を用いて行った場合、皮剥点から引き出したコア線の間に充填した止水剤が硬化するとコア線の屈曲性が比較的悪くなる。よって、止水剤による処理領域の長さを含めて、コア線端末への端子の圧着工程および該コア線端末に接続した端子をコネクタに挿入しやすい長さに皮剥長さを設定する必要がある。そのため、通常100〜120mm程度の領域でシールド層とシースとを皮剥ぎしているが、この皮剥領域はシールド性能が損なわれるため、改善が求められている。
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、シールド線端末の皮剥部分の止水を行うと共に該皮剥部分でのシールド性能の低下を抑制することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、シールド線の端末側でシールド層とシースとを皮剥ぎしてコア線を露出して引き出しているシールド線端末の止水構造であって、
皮剥部分に止水剤を充填していると共に、該止水剤充填部にシールド性を有する金属箔シートを巻き付けて被覆していることを特徴とするシールド線端末の止水構造を提供している。
皮剥部分に止水剤を充填していると共に、該止水剤充填部にシールド性を有する金属箔シートを巻き付けて被覆していることを特徴とするシールド線端末の止水構造を提供している。
前記のように、本発明では、止水剤にシールド機能を有する金属箔シートを巻き付けて被覆することにより、シールド層が剥離されたコア線が引き出された止水領域のシールド機能を保持している。このように、止水剤が充填された領域ではシールド機能を保持でき、シールド層で被覆されていないコア線の長さを短くでき、シールド機能の低下を従来より抑制することができる。
前記止水剤は皮剥点から引き出されたコア線の隙間およびコア線と金属箔シートの内周面の隙間に充填され、かつ、皮剥点からシールド線の内部の隙間、さらに、シールド線のシース外周面にも充填される。
よって、金属箔シートは皮剥点からシースの外周面の止水剤が充填される領域も被覆する長さとすることが好ましい。しかしながら、該金属箔シートの外周面を更に粘着テープでハーフラップ巻きする場合、金属箔シートは必ずしもシースの外周面に巻き付ける必要はなく、少なくとも皮剥点から引き出されたコア線の止水領域に金属箔シートを巻き付ければよい。
よって、金属箔シートは皮剥点からシースの外周面の止水剤が充填される領域も被覆する長さとすることが好ましい。しかしながら、該金属箔シートの外周面を更に粘着テープでハーフラップ巻きする場合、金属箔シートは必ずしもシースの外周面に巻き付ける必要はなく、少なくとも皮剥点から引き出されたコア線の止水領域に金属箔シートを巻き付ければよい。
前記金属箔シートの種類は特に限定されないが、銅箔シートが好適に用いられる。
該金属箔シートは薄く巻き付けやすいものを用い、少なくとも皮剥点から引き出したコア線群の外周およびシールド線のシース外周に1周以上巻き付ける幅を有するものとしている。
具体的には、長さと幅とをいずれも50〜70mm程度としていることが好ましい。
例えば、シールド線端末の皮剥長さを100mmとし、金属箔シートの長さを60mmとし、該金属箔シートを皮剥点から皮剥側へ40mm配置すると、金属箔シートで被覆されていないコア線の長さを60mmとすることができ、該コア線端末に端子を接続してコネクタ内に挿入するため、ノイズの影響が及ぶ長さを50〜40mm程度と非常に短くすることができる。
なお、皮剥点から皮剥側の止水剤の充填領域の長さが20mmの場合、この止水剤の領域を越えて金属箔シートを巻き付けてもよい。
該金属箔シートは薄く巻き付けやすいものを用い、少なくとも皮剥点から引き出したコア線群の外周およびシールド線のシース外周に1周以上巻き付ける幅を有するものとしている。
具体的には、長さと幅とをいずれも50〜70mm程度としていることが好ましい。
例えば、シールド線端末の皮剥長さを100mmとし、金属箔シートの長さを60mmとし、該金属箔シートを皮剥点から皮剥側へ40mm配置すると、金属箔シートで被覆されていないコア線の長さを60mmとすることができ、該コア線端末に端子を接続してコネクタ内に挿入するため、ノイズの影響が及ぶ長さを50〜40mm程度と非常に短くすることができる。
なお、皮剥点から皮剥側の止水剤の充填領域の長さが20mmの場合、この止水剤の領域を越えて金属箔シートを巻き付けてもよい。
また、該金属箔シートは、巻き付け時に内周面となる一面に粘着剤が塗布されたシートとすると、皮剥点から引き出されたコア線群の外周に固着させやすいと共に、皮剥点を跨いでシールド線のシース外周面に固着させやすくなる。
前記のように、金属箔シートの外面を粘着樹脂テープでハーフラップ巻きすることが好ましい。
前記シールド線の皮剥点からコア線と共にドレン線も露出して引き出し、該ドレン線は前記金属箔シートの先端から折り曲げて、該金属箔シートの外面に添わせ、該ドレン線を巻き込んだ状態で、前記金属箔シートの外周面を粘着テープでハーフラップ巻きしていることが好ましい。
前記ドレン線は、シールド線のシールド層を形成する金属編組チューブを撚って形成したドレン線または、シールド層を形成する金属箔テープに接続させた導線からなるドレン線である。
該ドレン線を前記のように巻き付けた金属箔シートの外面に引き出してドレン線を接触させると、ドレン線を金属箔シートに接地することができる。
該ドレン線を前記のように巻き付けた金属箔シートの外面に引き出してドレン線を接触させると、ドレン線を金属箔シートに接地することができる。
前記したシールド線端末の止水構造の形成方法であって、
シールド線の端末で、シールド層とシースを剥離して、コア線を露出させて引き出し、 一面に止水剤を滴下した金属箔シートを、少なくとも前記シールド線の皮剥点から引き出されたコア線の外周に巻きつけて被覆し、
ついで、前記金属箔シートの外周面に粘着テープをハーフラップ巻きしていることを特徴とするシールド線端末の止水構造の形成方法を提供している。
シールド線の端末で、シールド層とシースを剥離して、コア線を露出させて引き出し、 一面に止水剤を滴下した金属箔シートを、少なくとも前記シールド線の皮剥点から引き出されたコア線の外周に巻きつけて被覆し、
ついで、前記金属箔シートの外周面に粘着テープをハーフラップ巻きしていることを特徴とするシールド線端末の止水構造の形成方法を提供している。
前記のように、本発明では、シールド線端末の皮剥領域を止水剤を用いて止水処理すると共に、止水剤を金属箔シートで囲んでいるため、シールド層が剥離された部分のコア線の止水領域を金属箔シートでシールドすることができる。このように、シールド機能の低下を抑制しているため、皮剥長さを長くすることができ、コア線端末の端子の圧着作業やコア線端末の端子のコネクタへの挿入作業を容易とすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
シールド線は自動車のエンジンルーム等の被水領域に設置する電気接続箱(図示せず)にコネクタ接続している。
シールド線1は汎用されているシールド線であり、図1(C)に示すように、3本のコア線2(2A〜2C)の外周をシールド層3で囲み、該シールド層3の外周を絶縁樹脂被覆層からなるシース4で被覆している。前記シールド層3は金属線の編組チューブを用いている。
シールド線は自動車のエンジンルーム等の被水領域に設置する電気接続箱(図示せず)にコネクタ接続している。
シールド線1は汎用されているシールド線であり、図1(C)に示すように、3本のコア線2(2A〜2C)の外周をシールド層3で囲み、該シールド層3の外周を絶縁樹脂被覆層からなるシース4で被覆している。前記シールド層3は金属線の編組チューブを用いている。
前記シールド線1はコネクタと接続する端末側では、端末から100〜120mmの位置(本実施形態では100mm)を皮剥点Pとし、端末から皮剥点Pまでのシース4を剥離し、コア線2を露出して引き出している。かつ、シールド層3の金属線の編組チューブは撚線として引き出してドレン線5としている。
前記皮剥点Pからシールド線1の内部への浸水を防止するため、シリコーンからなる止水剤7を皮剥点Pを挟んで引き出したコア線2およびドレン線5の隙間に充填し、かつ、シールド線1の内部の隙間に充填し、さらにシールド線1のシース4の外周面に充填している。この止水剤7の充填領域の長さは、皮剥点Pから皮剥側へは10〜20mm、シールド線1側も同様の10〜20mmの範囲である。
前記止水剤7を充填した領域の外周面の全周にシールド性を有する銅箔シート8を巻き付けている。本実施形態では、銅箔シート8を長さ×幅を60mm×60mmとし、皮剥点Pから40mmを皮剥側へ配置し、20mmをシース4の外周面に配置している。
即ち、皮剥点Pから皮剥ぎされて引き出されたコア線2およびドレン線5の止水領域Sを完全に銅箔シート8で囲むと共に、該止水領域Sより10mm程度長く被覆し、シールド機能の低下領域をできるだけ短くしている。
即ち、皮剥点Pから皮剥ぎされて引き出されたコア線2およびドレン線5の止水領域Sを完全に銅箔シート8で囲むと共に、該止水領域Sより10mm程度長く被覆し、シールド機能の低下領域をできるだけ短くしている。
銅箔シート8は巻き付け時に内面となる一面に予め粘着剤を塗布しており、巻き付け状態でコア線2およびドレン線5の外周面に固着すると共にシース4の外周面に固着する。
前記3本のコア線2は銅箔シート8の先端8aよりさらに引き出しているが、ドレン線5は銅箔シートの先端8aより折り返して銅箔シート8の外面に添わせて接触させている。
前記銅箔シート8の外周面には粘着テープ9をハーフラップ巻きで巻き付け、その際、前記銅箔シート8の外面に添わせたドレン線5を巻き込んでいる。
次ぎに、図3を参照して、シールド線の止水部の形成方法を説明する。
図3(A)に示すように、シールド1の端末を皮剥点Pより先端側にかけてシース4を100〜120mm剥離し、コア線2およびシールド層3を露出させて引き出し、シールド層3は撚線してドレン線5とする。
一方、銅箔シート8を用意し、該銅箔シート8の上面にぺースト状のシリコーン樹脂からなる止水剤7を所要量滴下しておく。
図3(A)に示すように、シールド1の端末を皮剥点Pより先端側にかけてシース4を100〜120mm剥離し、コア線2およびシールド層3を露出させて引き出し、シールド層3は撚線してドレン線5とする。
一方、銅箔シート8を用意し、該銅箔シート8の上面にぺースト状のシリコーン樹脂からなる止水剤7を所要量滴下しておく。
ついで、図3(B)に示すように、シールド線1の皮剥点Pを跨いだ状態でコア線2およびドレン線5からなる剥離側と、シールド線1のシース4の外周面に止水剤7を付着させるように銅箔シート8を巻き付ける。巻き付けは前記コア線2およびドレン線5を束ねた電線群の全周および前記シース4の全周に巻き付ける。
止水剤7は流動性を有するペースト状としているため、皮剥点Pから引き出された3本のコア線2とドレン線5の隙間に浸透していく。また、皮剥点Pからシールド線1の内部のコア線とシールド層3の隙間およびシールド層3とシース4の内周面の隙間に浸透していく。さらに、シース4の外周面と銅箔シート8の内周面の隙間にも浸透する。
止水剤7は流動性を有するペースト状としているため、皮剥点Pから引き出された3本のコア線2とドレン線5の隙間に浸透していく。また、皮剥点Pからシールド線1の内部のコア線とシールド層3の隙間およびシールド層3とシース4の内周面の隙間に浸透していく。さらに、シース4の外周面と銅箔シート8の内周面の隙間にも浸透する。
ついで、図3(C)に示すように、銅箔シート8の先端より突出するドレン線5を折り返して、銅箔シート8の外面に添わせる。
その後、粘着テープ9を銅箔シート8の外周面にハーフラップ巻きする。
この粘着テープ9で強くハーフラップ巻きすることで、前記塗布した止水剤7の粘度が比較的高く流動性が低い場合にも、止水剤7を前記したコア線2とドレン線5の隙間およびシールド線の内外の隙間に浸透させることができる。
この粘着テープ9で強くハーフラップ巻きすることで、前記塗布した止水剤7の粘度が比較的高く流動性が低い場合にも、止水剤7を前記したコア線2とドレン線5の隙間およびシールド線の内外の隙間に浸透させることができる。
この状態で、銅箔シート8内で止水剤7を硬化させる。
前記のように止水処理およびシールド処理したシールド線1には、図1に示すように、引き出したコア線2の端末に端子Tを圧着接続し、その後、該端子TをコネクタCに挿入係止して、シールド線1にコネクタを接続している。
前記のように止水処理およびシールド処理したシールド線1には、図1に示すように、引き出したコア線2の端末に端子Tを圧着接続し、その後、該端子TをコネクタCに挿入係止して、シールド線1にコネクタを接続している。
前記のように形成したシールド線1の端末止水構造では、皮剥点Pから引き出されたコア線2の止水剤7が充填された止水領域Sの外周を銅箔シート8で被覆しているため、該止水領域Sでは銅箔シート8がシールド層の役割を担い、シールド機能の低下を減少することができる。
よって、シールド線端末の皮剥長さを100〜120mmと長くしても、シールド機能の低下を減少することができる。よって、皮剥長さを短く設定する必要はなく、コア線2への端子の圧着作業および該端子のコネクタ挿入作業性を高めることができる。
よって、シールド線端末の皮剥長さを100〜120mmと長くしても、シールド機能の低下を減少することができる。よって、皮剥長さを短く設定する必要はなく、コア線2への端子の圧着作業および該端子のコネクタ挿入作業性を高めることができる。
本発明は前記実施形態に限定されず、銅箔シートの代わりに他のシールド機能を有する金属箔シートを用いてもよい。さらに、止水剤は金属箔シートに予め滴下せずに、皮剥部分のコア線の外周に直接塗布してもよい。
1 シールド線
2(2A〜2C) コア線
3 シールド層
4 シース
5 ドレン線
7 止水剤
8 銅箔シート
9 粘着テープ
P 皮剥点
2(2A〜2C) コア線
3 シールド層
4 シース
5 ドレン線
7 止水剤
8 銅箔シート
9 粘着テープ
P 皮剥点
Claims (5)
- シールド線の端末側でシールド層とシースとを皮剥ぎしてコア線を露出して引き出しているシールド線端末の止水構造であって、
皮剥部分に止水剤を充填していると共に、該止水剤充填部にシールド性を有する金属箔シートを巻き付けて被覆していることを特徴とするシールド線端末の止水構造。 - 前記金属箔シートは銅箔シートからなり、巻き付け時に内周面となる一面に粘着剤が塗布されている請求項1に記載のシールド線端末の止水構造。
- 前記金属箔シートの外面を粘着樹脂テープでハーフラップ巻きしている請求項1または請求項2に記載のシールド線端末の止水構造。
- 前記シールド線の皮剥点からコア線と共にドレン線を引き出し、該ドレン線は前記金属箔シートの先端から折り曲げて、該金属箔シートの外面に添わせ、該ドレン線を巻き込んだ状態で、前記金属箔シートの外周面を粘着樹脂テープでハーフラップ巻きしている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシールド線端末の止水構造。
- 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の止水構造の形成方法であって、
シールド線の端末で、シールド層とシースを剥離して、コア線を露出させて引き出し、 一面に止水剤を滴下した金属箔シートを、少なくとも前記シールド線の皮剥点から引き出されたコア線の外周に巻きつけて被覆し、
ついで、前記金属箔シートの外周面に粘着テープをハーフラップ巻きしていることを特徴とするシールド線端末の止水構造の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009097108A JP5304406B2 (ja) | 2009-04-13 | 2009-04-13 | シールド線端末の止水構造および該止水構造の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009097108A JP5304406B2 (ja) | 2009-04-13 | 2009-04-13 | シールド線端末の止水構造および該止水構造の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010251010A true JP2010251010A (ja) | 2010-11-04 |
JP5304406B2 JP5304406B2 (ja) | 2013-10-02 |
Family
ID=43313133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009097108A Expired - Fee Related JP5304406B2 (ja) | 2009-04-13 | 2009-04-13 | シールド線端末の止水構造および該止水構造の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5304406B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105226406A (zh) * | 2014-06-27 | 2016-01-06 | 矢崎总业株式会社 | 电缆末端的止水构造及电缆末端的止水加工装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106356132A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-25 | 兰州空间技术物理研究所 | 一种电推力器用铠装供电电缆 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52136180U (ja) * | 1976-03-18 | 1977-10-15 | ||
JPH0553161U (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-13 | 住友電装株式会社 | シールド電線の端末構造 |
JP2007250404A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Yazaki Corp | シールド電線の止水構造および止水方法 |
JP2008067545A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド線の止水方法および止水構造 |
JP2008108684A (ja) * | 2006-02-02 | 2008-05-08 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド線のドレン線止水構造およびドレン線止水方法 |
-
2009
- 2009-04-13 JP JP2009097108A patent/JP5304406B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52136180U (ja) * | 1976-03-18 | 1977-10-15 | ||
JPH0553161U (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-13 | 住友電装株式会社 | シールド電線の端末構造 |
JP2008108684A (ja) * | 2006-02-02 | 2008-05-08 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド線のドレン線止水構造およびドレン線止水方法 |
JP2007250404A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Yazaki Corp | シールド電線の止水構造および止水方法 |
JP2008067545A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | シールド線の止水方法および止水構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105226406A (zh) * | 2014-06-27 | 2016-01-06 | 矢崎总业株式会社 | 电缆末端的止水构造及电缆末端的止水加工装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5304406B2 (ja) | 2013-10-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5188713B2 (ja) | ドレン線止水構造を備えたシールド線およびドレン線止水方法 | |
JP5287322B2 (ja) | シールド線の端末止水方法および端末止水部を備えたシールド線 | |
WO2011052547A1 (ja) | 止水処理方法および絶縁被覆電線 | |
JP2007250404A (ja) | シールド電線の止水構造および止水方法 | |
JP4767137B2 (ja) | シールド線の止水方法および止水構造 | |
JP2007311233A (ja) | シールド電線 | |
JP2016062816A (ja) | ワイヤハーネス及びワイヤハーネス製造方法 | |
JP5304405B2 (ja) | シールド線端末の止水構造 | |
JP5878075B2 (ja) | 電線の外部導体端子の接続構造 | |
JP5402065B2 (ja) | シールド線の端末止水方法および端末止水部を備えたシールド線 | |
JP2012099479A (ja) | 接続ケーブル | |
JP5304406B2 (ja) | シールド線端末の止水構造および該止水構造の形成方法 | |
JP2012113885A (ja) | シールド線 | |
JP6133232B2 (ja) | 電力ケーブルの接続部構造 | |
JP2007109684A (ja) | シールド線のシールド構造およびシールド方法 | |
JP2010252430A (ja) | シールド線端末取付用の止水グロメット、該止水グロメットを用いたシールド線端末の止水方法および止水構造 | |
JP6752045B2 (ja) | シールド端子の接続方法及びシールド電線の端末構造 | |
JP2009095226A (ja) | 電力ケーブルからの接地線引出部及びこの接地線引出部を備えた電力ケーブル接続部 | |
WO2021192839A1 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP4928178B2 (ja) | シールド線のドレン線止水方法およびドレン線止水構造 | |
JP2008234974A (ja) | シールド線のドレン線止水方法およびドレン線止水構造 | |
JP2001231123A (ja) | 遮水型常温収縮性補強絶縁筒及びこれを用いたケーブル接続部 | |
JP2011065911A (ja) | 止水部を備えたシールド電線および該シールド電線の止水部の形成方法 | |
JP2016152080A (ja) | ワイヤハーネス | |
JP6546445B2 (ja) | 止水機能付き集束電線、これを備えたワイヤハーネス、及び集束電線の止水方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130610 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |