JP2008066419A - 半導体装置のレイアウト検証方法 - Google Patents

半導体装置のレイアウト検証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 多重ウェル構造を有する半導体装置において、各ウェル領域の電圧固定が正しく行なわれていることを検証可能にする回路設計方法を提供する。
【解決手段】 第1導電型の半導体基板に、第2導電型の第1ウェル領域と、第1ウェル領域内に第1ウェル領域によって半導体基板と電気的に絶縁分離されるように形成された第1導電型の第2ウェル領域を形成してなる多重ウェル構造を有する半導体装置の回路設計方法であって、半導体装置の回路図上で、第2ウェル領域に設けられる多重ウェル構造トランジスタに対し、第1ウェル領域に設けられたウェル端子と多重ウェル構造トランジスタのバックゲート端子の間に第1ダイオードを付加し、半導体基板に設けられた半導体基板端子とウェル端子の間に第2ダイオードを付加する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体装置のレイアウト検証に関し、特に、LVS検証(Layout Versus Schematic Consistency Check)における多層構造ウェル領域に対する配線接続の検証方法に関する。
従来、CMOS構造の半導体集積回路をシリコン基板に形成する場合、例えば、P型基板を使用する場合に、Pチャネル型トランジスタを形成する領域にN型の不純物をイオン注入することにより、独立したN型領域(Nウェル領域)を形成している。また、このN型領域に加えて、シリコン基板内の異なった位置にP型の不純物を導入することで独立したP型領域(Pウェル領域)を形成したツインウェル構造を有する半導体装置も用いられている。更に、近年、デバイスの高機能化に伴い、独立したPウェル領域を形成する必要性が高まっていることから、独立したN型領域の他に、Pウェル領域をP型基板と電気的に分離するように取り囲むNウェル領域を形成してなる2層構造の2重ウェル領域を形成することにより、独立したPウェル領域を得るトリプルウェル構造を有する半導体装置が用いられることも多くなってきた。尚、N型基板を用いる場合のトリプルウェル構造の半導体装置には、独立したP型領域の他に、Nウェル領域をN型基板と電気的に分離するように取り囲むPウェル領域が形成されている。
シリコン基板及びその上に形成されたウェル領域内に半導体集積回路を構成する素子を形成する場合、各素子の電気的動作を安定させるためには、半導体基板の基板電圧及び各ウェル領域のウェル電圧を適切な値に固定する必要がある。しかし、素子の数が数百万個を上回る様な大規模な半導体集積回路を設計する場合、人的ミスにより、基板電圧及びウェル電圧が固定されない不具合や、間違った電圧に固定される不具合等が発生する可能性が高い。このため、従来は、一般的に、コンピュータプログラムにより、基板電圧及びウェル電圧の電圧固定が正しく行なわれているか否かを検証している。
一般的に用いられている検証法として、LVS検証(Layout Versus Schematic Consistency Check)がある(例えば、特許文献1参照)。LVS検証とは、予め電気的特性を考慮して設計された回路図とレイアウトパターンを照合し、回路図通りにレイアウトパターンが作成されているか否かをチェックする作業をいう。具体的には、LVS検証は、先ず、回路図から素子情報及びネット情報を抽出したネットリストデータと、この回路図に基づいて作成されたレイアウトパターンから素子情報及びネット情報を抽出したネットリストデータとを用意する。そして、この両データをLVS検証プログラムを用いて比較し、接続関係をチェックする。レイアウトパターンからのネットリストデータの作成は、事前に、NMOSトランジスタ、PMOSトランジスタ、容量、抵抗、及び、ダイオード等の各素子の構造を夫々レイヤで定義して記述したルールファイルを用意しておき、該ルールファイルに記述されたレイヤによって識別される図形の演算によって各素子を判別し抽出している。そして、抽出された素子の素子情報とネット情報に基づいてネットリストデータを作成する。
ここで、図7は、Pチャネル型トランジスタ1個とNチャネル型トランジスタ1個で構成される集積回路の部分回路図を示している。具体的には、Pチャネル型トランジスタ21のゲート端子PGがIN端子に、ソース端子PS及びバックゲート端子PBがVDD端子に、ドレイン端子PDがOUT端子に接続され、Nチャネル型トランジスタ22のゲート端子NGがIN端子に、ソース端子NS及びバックゲート端子NBがGND/VSS端子に、ドレイン端子NDがOUT端子に接続されている。尚、VDD端子の電圧は電源電圧に固定されている。GND/VSS端子の電圧は、GND/VSS端子がGND端子として機能する場合には接地電圧に、GND/VSS端子がVSS端子として機能する場合には電圧VSSに固定されている。これらの電圧の定義は、回路図のデータや検証用ルールファイルに定義されている。この集積回路では、Pチャネル型トランジスタ21とNチャネル型トランジスタ22をツインウェル構造を用いて形成した場合とトリプルウェル構造を用いて形成した場合とで、従来の回路図の構成は同一になるが、レイアウトパターン及びその断面図の構成は異なることとなる。
先ず、図7に示す回路図に基づいてツインウェル構造を有する集積回路を形成する場合のLVS検証について、図8及び図9を基に説明する。ここで、図8及び図9は、図7に示す回路図から生成されたツインウェル構造を有する集積回路のレイアウトパターン及びその断面図を示している。尚、図7のGND/VSS端子は、ここではGND端子として機能する。
図8のレイアウトパターン及び図9の断面図に示すように、ここでの集積回路には、1つの独立したNウェル領域WNが形成されている。そして、Pウェル領域としての半導体基板PsubにNチャネル型トランジスタが形成され、半導体基板Psub上に形成されたNウェル領域WNにPチャネルトランジスタが形成されている。Nチャネル型トランジスタのゲート端子NG、ソース端子NS及びドレイン端子NDは、Pウェル領域内に形成され、VIA及び金属配線を介して、夫々、IN端子、GND端子及びOUT端子に接続されている。Pウェル領域に形成されたP+拡散領域で構成されたNチャネル型トランジスタのバックゲート端子NBは、VIA及び金属配線を介してGND端子に接続されている。Pチャネル型トランジスタのゲート端子PG、ソース端子PS及びドレイン端子PDは、Nウェル領域WN内に形成され、VIA及び金属配線を介して、夫々、IN端子、VDD端子及びOUT端子に接続されている。Nウェル領域WNに形成されたN+拡散領域で構成されたPチャネル型トランジスタのバックゲート端子PBは、VIA及び金属配線を介してVDD端子に接続されている。VDD端子の電圧は電源電圧に、GND端子の電圧は接地電圧に固定されている。
上記集積回路において、各Pウェル領域及びNウェル領域の電圧固定が正しく行なわれているか否かのLVS検証は、ここでは、図7に示す回路図から抽出されるネットリストデータと、図8に示すレイアウトパターン及び図9に示す断面図から抽出されるネットリストデータを比較して行なう。
詳細には、図7に示す回路図において、Nチャネル型トランジスタ22のバックゲート端子NBがGND/VSS端子に接続されていることから、Pウェル領域の電圧は接地電圧に固定されている。また、Pチャネル型トランジスタ21のバックゲート端子PBがVDD端子に接続されていることから、Nウェル領域WNの電圧は電源電圧に固定されている。一方、図8及び図9では、Nチャネル型トランジスタ22のバックゲート端子NBがVIA及び金属配線を介してGND端子に接続されていることから、Pウェル領域の電圧が接地電圧に固定されていることが判る。また、Pチャネル型トランジスタ21のバックゲート端子PBがVIA及び金属配線を介してVDD端子に接続されていることから、Nウェル領域WNの電圧が電源電圧に固定されていることが判る。
従って、図7に示す回路図における各ウェル領域の電圧の値が、図8に示すレイアウトパターン及び図9に示す断面図における各ウェル領域の電圧の値と同じであることから、図7に示す回路図から図8に示すレイアウトパターン及び図9に示す断面図が正しく生成されたことが検証できる。
特開2002−343866号公報
次に、同じ図7の回路図に基づいて、トリプルウェル構造(2層構造)を有する集積回路を形成する場合のLVS検証について、図2及び図3を基に説明する。ここで、図2及び図3は、図7の回路図から生成されたトリプルウェル構造を有する集積回路のレイアウトパターン及びその断面図を示している。尚、図7のGND/VSS端子は、ここではVSS端子として機能する。
図2のレイアウトパターン及び図3の断面図に示すように、ここでの集積回路には、半導体基板Psub上に、1つの独立したNウェル領域WN2が形成され、更に、半導体基板Psub上に形成されたNウェル領域WN1内にNウェル領域WN1によって半導体基板と電気的に絶縁分離されるように形成されたPウェル領域WPが形成されている。そして、Nウェル領域WN1内に形成されたPウェル領域WPにNチャネル型トランジスタが形成され、Nウェル領域WN2にPチャネルトランジスタが形成されている。Nチャネル型トランジスタのゲート端子NG、ソース端子NS及びドレイン端子NDは、Pウェル領域WP内に形成され、VIA及び金属配線を介して、夫々、IN端子、VSS端子及びOUT端子に接続されている。Pウェル領域WP内に形成されたP+拡散領域であるNチャネル型トランジスタのバックゲート端子NBは、VIA及び金属配線を介してVSS端子に接続されている。更に、Nウェル領域WN1には、N+拡散領域で構成されたウェル端子NWが形成され、VIA及び金属配線を介してVCC端子に接続されている。また、半導体基板Psubには、P+拡散領域で構成された半導体基板端子BSが形成され、VIA及び金属配線を介してGND端子に接続されている。また、Pチャネル型トランジスタのゲート端子PG、ソース端子PS及びドレイン端子PDは、Nウェル領域WN2内に形成され、VIA及び金属配線を介して、夫々、IN端子、VDD端子及びOUT端子に接続されている。Nウェル領域WN2内に形成されたN+拡散領域で構成されたPチャネル型トランジスタのバックゲート端子PBは、VIA及び金属配線を介してVDD端子に接続されている。尚、VDD端子の電圧は電源電圧に、VCC端子の電圧は電圧VCCに、GND端子の電圧は接地電圧に、VSS端子の電圧は電圧VSSに固定されている。
このトリプルウェル構造を有する集積回路において、各Pウェル領域及びNウェル領域の電圧固定が正しく行なわれているか否かのLVS検証は、ツインウェル構造を有する集積回路の場合と同様に、図7に示す回路図から抽出されるネットリストデータと、図2に示すレイアウトパターン及び図3に示す断面図から抽出されるネットリストデータを比較して行なう。
しかしながら、図7の回路図には、ウェル端子NW及び半導体基板端子BSが示されていないため、2重ウェル構造を構成するNウェル領域WN1が正しく電圧固定されているか否かのLVS検証を行うことができない、或いは、LVS検証を行なうと不一致エラーが出力されるという問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、多重ウェル構造を有する半導体装置において、各ウェル領域の電圧固定が正しく行なわれていることを検証可能にする回路設計方法を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る半導体装置の回路設計方法は、第1導電型の半導体基板に、前記第2導電型の第1ウェル領域と、前記第1ウェル領域内に前記第1ウェル領域によって前記半導体基板と電気的に絶縁分離されるように形成された前記第1導電型の第2ウェル領域を形成してなる多重ウェル構造を有する半導体装置の回路設計方法であって、前記半導体装置の回路図上で、前記第2ウェル領域に設けられる多重ウェル構造トランジスタに対し、前記第1ウェル領域に設けられたウェル端子と前記多重ウェル構造トランジスタのバックゲート端子の間に第1ダイオードを付加し、前記半導体基板に設けられた半導体基板端子と前記ウェル端子の間に第2ダイオードを付加することを第1の特徴とする。
上記特徴の本発明に係る半導体装置の回路設計方法は、前記回路図上の前記多重ウェル構造トランジスタを、前記ウェル端子、前記半導体基板端子、ゲート端子、ソース端子、ドレイン端子及び前記バックゲート端子を有する6端子構造セルを用いて表すことを第2の特徴とする。
上記特徴の本発明に係る半導体装置の回路設計方法は、前記多重ウェル構造トランジスタを前記6端子構造セルを用いて表した前記回路図から、前記6端子構造セルを抽出する6端子構造セル抽出工程と、抽出された前記6端子構造セルを、夫々、前記ゲート端子、前記ソース端子、前記ドレイン端子及び前記バックゲート端子を有する4端子トランジスタと、前記ウェル端子と前記バックゲート端子の間に接続される前記第1ダイオードと、前記ウェル端子と前記半導体基板端子の間に接続される前記第2ダイオードで置き換える置換工程とを実行することを第3の特徴とする。
2層構造の2重ウェル領域を構成する各ウェル領域の電圧固定を検証するために、ダイオードを回路図に追加し、2重ウェル領域を示すノードを回路図に表記することで、回路図上で2重ウェル領域を構成する各ウェル領域の接続関係を表すことができる。これによって、回路図と該回路図から生成されるレイアウトパターンの間で、2重ウェル領域を構成する各ウェル領域に対する接続関係を検証することが可能になり、2層構造を構成する各ウェル領域に対する配線接続ミスをLVS検証において正しく判定することが可能になる。
また、回路図の作成時に、2層構造の2重ウェル領域に形成される多重ウェル構造トランジスタと、1層構造のウェル領域またはウェル領域外に形成される4端子トランジスタとを区別して回路図を作成すれば、多重ウェル構造トランジスタについて2重ウェル領域を構成する各ウェル領域のノードやダイオードを人手によらず自動的に回路図に組み込むことが可能になり、ダイオードの付加にかかる手間及び時間を低減でき、LVS検証にかかる時間の増加をおさえることが可能になる。
以下、本発明に係る半導体装置の回路設計方法(以下、適宜「本発明方法」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
〈第1実施形態〉
本発明方法の第1実施形態について図1〜図3を基に説明する。本発明方法は、第1導電型の半導体基板に、第2導電型の第1ウェル領域と、第1ウェル領域内に第1ウェル領域によって半導体基板と電気的に絶縁分離されるように形成された第1導電型の第2ウェル領域を形成してなる多重ウェル構造を有する半導体装置において、該半導体装置の回路図上で、第2ウェル領域に設けられる多重ウェル構造トランジスタに対し、第1ウェル領域に設けられたウェル端子と多重ウェル構造トランジスタのバックゲート端子の間に第1ダイオードを付加し、半導体基板に設けられた半導体基板端子とウェル端子の間に第2ダイオードを付加する。尚、本実施形態では、第1導電型がP型、第2導電型がN型である場合について説明する。
図1は、Pチャネル型トランジスタ1個とNチャネル型トランジスタ1個で構成される集積回路の部分回路図を示している。ここでは、Pチャネル型トランジスタ21が半導体基板上のPウェル領域に形成され、Nチャネル型トランジスタ22が2重ウェル領域に形成される場合を想定しており、本発明方法によって、2重ウェル領域を構成する各ウェル領域の接続関係を示すダイオードP(第1ダイオードに相当)及びダイオードN(第2ダイオードに相当)が付加されている。具体的には、Pチャネル型トランジスタ21のゲート端子PGがIN端子に、ソース端子PS及びバックゲート端子PBがVDD端子に、ドレイン端子PDがOUT端子に接続され、Nチャネル型トランジスタ22のゲート端子NGがIN端子に、ソース端子NS及びバックゲート端子NBがVSS端子に、ドレイン端子NDがOUT端子に接続されている。更に、ダイオードPの陽極がNチャネル型トランジスタ22のバックゲート端子NBに、陰極が2重ウェル領域を構成するNウェル領域(第1ウェル領域に相当)上に形成されたウェル端子NWに接続されており、ダイオードNの陽極が半導体基板端子BSに、陰極がウェル端子NWに接続されている。また、ウェル端子NWは、VCC端子に接続され、半導体基板端子BSは、GND端子に接続されている。尚、VDD端子の電圧は電源電圧に、VCC端子の電圧は電圧VCCに、GND端子の電圧は接地電圧に、VSS端子の電圧は電圧VSSに固定されている。
本実施形態では、回路図上に2重ウェル領域を構成する各ウェル領域の接続関係を示すダイオードP及びダイオードNを表記することで、Nウェル領域WN1と半導体基板Psubの間の接続関係、及び、Nウェル領域WN1と隣接するPウェル領域WPの間の接続関係を回路図に示し、2重ウェル領域を構成する各ウェル領域の接続関係をLVS検証することを可能にしている。
続いて、図1に示す回路図を用いて生成されるレイアウトパターン及びその断面図について、図2及び図3を基に説明する。具体的には、図2のレイアウトパターン及び図3の断面図に示すように、半導体基板Psub上に、1つの独立したNウェル領域WN2が形成され、更に、半導体基板Psub上に形成されたNウェル領域WN1(第1ウェル領域に相当)内にNウェル領域WN1によって半導体基板と電気的に絶縁分離されるように形成されたPウェル領域WP(第2ウェル領域に相当)が形成されている。そして、Nウェル領域WN1内に形成されたPウェル領域WPにNチャネル型トランジスタが形成され、Nウェル領域WN2にPチャネルトランジスタが形成されている。Nチャネル型トランジスタのゲート端子NG、ソース端子NS及びドレイン端子NDは、Pウェル領域WP内に形成され、VIA及び金属配線を介して、夫々、IN端子、VSS端子及びOUT端子に接続されている。Pウェル領域WP内に形成されたP+拡散領域であるNチャネル型トランジスタのバックゲート端子NBは、VIA及び金属配線を介してVSS端子に接続されている。更に、Nウェル領域WN1には、N+拡散領域で構成されたウェル端子NWが形成され、VIA及び金属配線を介してVCC端子に接続されている。また、半導体基板Psubには、P+拡散領域で構成された半導体基板端子BSが形成され、VIA及び金属配線を介してGND端子に接続されている。また、Pチャネル型トランジスタのゲート端子PG、ソース端子PS及びドレイン端子PDは、Nウェル領域WN2内に形成され、VIA及び金属配線を介して、夫々、IN端子、VDD端子及びOUT端子に接続されている。Nウェル領域WN2内に形成されたN+拡散領域で構成されたPチャネル型トランジスタのバックゲート端子PBは、VIA及び金属配線を介してVDD端子に接続されている。尚、この半導体装置は、従来技術に係るLVS検証におけるトリプルウェル構造の半導体装置と同じ構成であり、VDD端子の電圧は電源電圧に、VCC端子の電圧は電圧VCCに、GND端子の電圧は接地電圧に、VSS端子の電圧は電圧VSSに固定されている。
次に、各ウェル領域に対し電圧固定が正しく行なわれているか否かのLVS検証について説明する。このLVS検証は、図1に示す回路図から抽出されるネットリストデータと、図2に示すレイアウトパターン及び図3に示す断面図から抽出されるネットリストデータを比較して行なう。
詳細には、図1に示す回路図において、Nチャネル型トランジスタ22のバックゲート端子NBはVSS端子に接続されていることから、Pウェル領域WPは電圧VSSに固定されている。また、ウェル端子NWがVCC端子に接続されていることから、Nウェル領域WN1は電圧VCCに固定されている。Pチャネル型トランジスタ21のバックゲート端子PBはVDD端子に接続されていることから、Nウェル領域WN2は電源電圧に固定されている。更に、半導体基板端子BSがGND端子に接続されていることから、半導体基板Psubは接地電圧に固定されている。
一方、図2に示すレイアウトパターン及び図3に示す断面図では、Nチャネル型トランジスタのバックゲート端子NBがVIA及び金属配線を介してVSS端子に接続されていることから、Pウェル領域WPの電圧が電圧VSSに固定されていることが判る。また、Nウェル領域WN1に形成されたウェル端子NWがVIA及び金属配線を介してVCC端子に接続されていることから、Nウェル領域WN1の電圧は電圧VCCに固定されていることが判る。Pチャネル型トランジスタのバックゲート端子PBがVIA及び金属配線を介してVDD端子に接続されていることから、Nウェル領域WN2の電圧は電源電圧に固定されていることが判る。更に、半導体基板端子BSがVIA及び金属配線を介してGND端子に接続されていることから、半導体基板Psubの電圧は接地電圧に固定されていることが判る。
従って、図1に示す回路図における各ウェル領域の電圧の値が、夫々、図2に示すレイアウトパターン及び図3に示す断面図における各ウェル領域の電圧の値と同じであることから、図1に示す回路図から図2に示すレイアウトパターン及び図3に示す断面図が正しく生成されたことが検証できる。尚、仮に、例えば、図2に示すレイアウトパターン及び図3に示す断面図において、Nウェル領域WN1に形成されたウェル端子NWが、他の電圧VCC1を供給する端子に接続されているとすると、図1に示す回路図とはNウェル領域WN1の電圧値が一致しないので、LVS検証の結果、不一致エラーが出力される。
また、図2に示すレイアウトパターン及び図3に示す断面図において、図1に示す回路図におけるダイオードPがPウェル領域WPとNウェル領域WN1との間に位置し、図1に示す回路図におけるダイオードNが、Nウェル領域WN1と半導体基板Psubとの間に位置することをLVS検証において確認することができる。
〈第2実施形態〉
本発明方法の第2実施形態について図1〜図6に基づいて説明する。尚、上記第1実施形態では、2重ウェル領域に形成される多重ウェル構造トランジスタと通常の4端子トランジスタを区別せずに回路図を作成し、2重ウェル領域を構成する各ウェル領域を表記するダイオードを直接回路図に付加する場合について説明したが、本実施形態では、多重ウェル構造トランジスタと通常の4端子トランジスタを区別して回路図を作成する場合について説明する。
本実施形態では、回路図上の多重ウェル構造トランジスタを、ウェル端子、半導体基板端子、ゲート端子、ソース端子、ドレイン端子及びバックゲート端子を有する6端子構造セルを用いて表す。ここで、図4は、4端子トランジスタ(Nチャネル型トランジスタ)の一例を示す概略回路図であり、図5は、6端子構造セル(Nチャネル型トランジスタ)の一例を示す概略回路図である。より具体的には、図4に示す4端子トランジスタは、ゲート端子G、ソース端子S、ドレイン端子D及びバックゲート端子Bを備えて構成されている。図5に示す6端子構造セルは、図4に示す4端子トランジスタに加え、ウェル端子W及び半導体基板端子BWを備えて構成されている。更に、図6は、4端子トランジスタ21及び6端子構造セル31を用いた集積回路の一例を示す部分回路図である。
続いて、6端子構造セルと4端子トランジスタを用いて回路図を作成した場合の第1ダイオード及び第2ダイオードの付加手順について説明する。尚、本実施形態では、本発明方法は、コンピュータのハードウェア上で実行されるアプリケーションソフトウェアにより実行されるように構成されており、本発明方法の各処理工程をソフトウェア処理により実現させるためのプログラムを前記コンピュータ上で実行することにより実現される。
本発明方法では、先ず、多重ウェル構造トランジスタを6端子構造セルを用いて表した図6に示す回路図から、6端子構造セルを抽出する(6端子構造セル抽出工程)。続いて、抽出された6端子構造セルを、夫々、ゲート端子、ソース端子、ドレイン端子及びバックゲート端子を有する4端子トランジスタと、ウェル端子とバックゲート端子の間に接続される第1ダイオードと、ウェル端子と半導体基板端子の間に接続される第2ダイオードで置き換える(置換工程)。ここでは、図6に示す6端子構造セル31を、4端子トランジスタ22、ダイオードP及びダイオードNに置き換える。この置換工程を実施することにより、図6に示す回路図から図1に示す回路図が生成される。尚、同じ2重ウェル領域内に複数のトランジスタを形成する場合は、該2重ウェル領域に形成する複数のトランジスタのバックゲート端子Bを、共通の第1ダイオードの一方極に接続し、該第1ダイオードの他方極とウェル端子Wを接続する。そして、ウェル端子Wと半導体基板の間に第2ダイオードを接続する。これによって、同じ2重ウェル領域を構成するウェル領域に対して複数のダイオードが記載され、エラーが検出されるのを防止する。
引き続き、6端子構造セル31を4端子トランジスタ22、ダイオードP及びダイオードNに置換した回路図(図1)、図2に示すレイアウトパターン及び図3に示す断面図を用いて、各ウェル領域に対し電圧固定が正しく行なわれているか否かのLVS検証を行なう。このLVS検証の手順は上記第1実施形態と同じである。
〈別実施形態〉
上記第1及び第2実施形態では、第1導電型がP型、第2導電型がN型である場合について説明したが、第1導電型がN型、第2導電型がP型である半導体装置に対して本発明方法を適用しても良い。
本発明に係る半導体装置の回路設計方法によって作成される回路図の一例を示す部分回路図 トリプルウェル構造の半導体装置のレイアウトパターンの一例を示す概略図 トリプルウェル構造の半導体装置の一例を示す断面図 本発明に係る半導体装置の回路設計方法及び従来技術に係る半導体装置の回路設計方法において用いる4端子トランジスタの概略構成を示す概略回路図 本発明に係る半導体装置の回路設計方法において用いる6端子構造セルの概略構成を示す概略回路図 本発明に係る半導体装置の回路設計方法において6端子構造セルを用いて作成された回路図の一例を示す部分回路図 従来技術に係る半導体装置の回路設計方法において用いる回路図の一例を示す部分回路図 ツインウェル構造の半導体装置のレイアウトパターンの一例を示す概略図 ツインウェル構造の半導体装置の一例を示す断面図
符号の説明
21 Pチャネル型トランジスタ
22 Nチャネル型トランジスタ
31 6端子構造セル
P、N ダイオード
NG、PG、G ゲート端子
NS、PS、S ソース端子
ND、PD、D ドレイン端子
NB、PB、B バックゲート端子
NW、W ウェル端子
BS 半導体基板端子
WP Pウェル領域
WN Nウェル領域

Claims (3)

  1. 第1導電型の半導体基板に、前記第2導電型の第1ウェル領域と、前記第1ウェル領域内に前記第1ウェル領域によって前記半導体基板と電気的に絶縁分離されるように形成された前記第1導電型の第2ウェル領域を形成してなる多重ウェル構造を有する半導体装置の回路設計方法であって、
    前記半導体装置の回路図上で、前記第2ウェル領域に設けられる多重ウェル構造トランジスタに対し、前記第1ウェル領域に設けられたウェル端子と前記多重ウェル構造トランジスタのバックゲート端子の間に第1ダイオードを付加し、前記半導体基板に設けられた半導体基板端子と前記ウェル端子の間に第2ダイオードを付加することを特徴とする半導体装置の回路設計方法。
  2. 前記回路図上の前記多重ウェル構造トランジスタを、前記ウェル端子、前記半導体基板端子、ゲート端子、ソース端子、ドレイン端子及び前記バックゲート端子を有する6端子構造セルを用いて表すことを特徴とする請求項1に記載の回路設計方法。
  3. 前記多重ウェル構造トランジスタを前記6端子構造セルを用いて表した前記回路図から、前記6端子構造セルを抽出する6端子構造セル抽出工程と、
    抽出された前記6端子構造セルを、夫々、前記ゲート端子、前記ソース端子、前記ドレイン端子及び前記バックゲート端子を有する4端子トランジスタと、前記ウェル端子と前記バックゲート端子の間に接続される前記第1ダイオードと、前記ウェル端子と前記半導体基板端子の間に接続される前記第2ダイオードで置き換える置換工程とを実行することを特徴とする請求項2に記載の回路設計方法。
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