JP5994457B2 - 半導体装置 - Google Patents

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以下に説明する実施形態は、半導体装置およびその製造方法、半導体装置の駆動方法に関する。
同一のシリコン基板上に形成されたnチャネルMOSトランジスタとpチャネルMOSトランジスタとを電気的に分離するため、nチャネルMOSトランジスタを第1導電型ウェル中に、pチャネルMOSトランジスタを第2導電型ウェル中に形成する、いわゆるツインウェル構成のCMOS素子が知られている。
しかし、ツインウェル構成のCMOS素子では、前記nチャネルMOSトランジスタ、pチャネルMOSトランジスタおよびそれぞれの第1導電型および第2導電型のウェルが寄生バイポーラトランジスタ回路を形成するため、ノイズなどが入来した場合にラッチアップを生じ易い問題がある。
一方、このようなツインウェル構造のCMOS素子のラッチアップを抑制するために、一方のウェル、例えばnチャネルMOSトランジスタが形成された第1導電型ウェルを、より深い第2導電型ウェル中に形成する、いわゆるトリプルウェル構造のCMOS素子が知られている。例えば特許文献1はこのようなトリプルウェル構造を開示するものである。
特開2010−45182号公報
特許文献1において、トリプルウェル構造をもってしても、シリコン基板内に別の寄生回路が形成されてしまいラッチアップが生じてしまうことが指摘されている。
一の側面によれば半導体装置は、シリコン基板と、前記シリコン基板に形成された第1導電型の第1のウェルと、前記シリコン基板に形成された第2導電型の第2のウェルと、前記シリコン基板中、前記第1のウェルの下に形成された第2導電型の第3のウェルと、前記第1のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第1のウェルコンタクト領域と、前記第2のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第2のウェルコンタクト領域と、前記第1のウェルおよび第3のウェルに接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第3のウェルコンタクト領域と、前記第2のウェルおよび前記シリコン基板に接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第4のウェルコンタクト領域と、を含み、前記第1のウェルには第2導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第1のMOSトランジスタが形成され、前記第2のウェルには第1導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第2のMOSトランジスタが形成され、前記第1のMOSトランジスタの前記ソース領域および前記第1および第4のウェルコンタクト領域には第1の電源電圧が供給され、前記第2のMOSトランジスタの前記ソース領域および前記第2および第3のウェルコンタクト領域には、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が供給され、前記第3のウェルコンタクト領域は前記第2のウェルコンタクト領域よりも低い抵抗値を有し、前記第4のウェルコンタクト領域は前記第1のウェルコンタクト領域よりも低い抵抗値を有する。
上記半導体装置によれば、前記第3および第4のウェルコンタクト領域の抵抗値を低減することにより、前記シリコン基板中においてラッチアップをトリガする寄生バイポーラトランジスタがオンするのが抑制される。
第1の実施形態による半導体装置の構成を示す断面図である。 図1の半導体装置中における寄生ラッチアップの抑制を説明する図である。 (A),(B)は図1の半導体装置の製造工程を説明する図(その1)である。 (C),(D)は図1の半導体装置の製造工程を説明する図(その2)である。 (E),(F)は図1の半導体装置の製造工程を説明する図(その3)である。 (G),(H)は図1の半導体装置の製造工程を説明する図(その4)である。 (I),(J)は図1の半導体装置の製造工程を説明する図(その5)である。 (K),(L)は図1の半導体装置の製造工程を説明する図(その6)である。 第2の実施形態による半導体装置の構成を示す断面図である。 第3の実施形態による半導体装置の構成を示す平面図および断面図である。 第4の実施形態による半導体装置を説明する等価回路図および断面図である。 第5の実施形態による半導体装置を説明する等価回路図および断面図である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態による半導体装置20の構成を示す断面図である。
図1を参照するに、前記半導体装置20はp型のシリコン基板21上に形成され、前記シリコン基板21中にはSTI型の素子分離領域21Iにより、nチャネルMOSトランジスタのための基板領域21AとpチャネルMOSトランジスタのための基板領域21Bとが画成されている。
前記基板領域21Aは前記シリコン基板21中に形成されたp型ウェル21PW内に形成されており、前記p型ウェル21PWには、前記基板領域21Aに素子分離領域21Iにより隔てられて隣接する基板領域21Cにp型のウェルコンタクト領域21PCが形成されている。同様に前記基板領域21Bは前記シリコン基板21中に形成されたn型ウェル21NW内に形成されており、前記n型ウェル21NWには、前記基板領域21Bに素子分離領域21Iにより隔てられて隣接する基板領域21Fにn型のウェルコンタクト領域21NCが、形成されている。
前記nチャネルMOSトランジスタは、前記基板領域21Aにおいて前記シリコン基板21上にゲート絶縁膜22Aを介して形成されたn+型のゲート電極23GAを含み、前記シリコン基板21中には前記基板領域21Aにおいて、前記n+型のゲート電極23GA直下のチャネル領域21ChAを挟んで形成されたn+型のソース領域21aおよびドレイン領域21bが形成されている。前記ソース領域21aには例えば0Vである電源電圧VSSを供給する電源配線が接続され、前記ドレイン領域21bには出力電圧VD1を出力する配線が接続されている。また前記ゲート電極23Aには入力電圧VG1を供給する配線が接続されている。ただし上記電源電圧VSSの数値は単に一例であり、本実施形態はかかる特定の電源電圧の値に限定されるものではない。
前記ソース領域21a,ドレイン領域21bおよびチャネル領域21ChAは前記p型ウェル21PW中に形成された基板領域21Aに形成され、さらに前記p型ウェルコンタクト領域21PCには前記p型ウェル21PWを電源電圧VSSでバイアスするための電源配線が形成されている。前記p型ウェル21PCは前記シリコン基板21の表面に露出する低抵抗のp+型領域21PC+を含む。前記p+型低抵抗領域21PC+には、前記電源電圧VSSを供給する電源配線が接続される。
同様に前記pチャネルMOSトランジスタは、前記基板領域21Bにおいて前記シリコン基板21上にゲート絶縁膜22Bを介して形成されたゲート電極23GBを含み、前記シリコン基板21中には前記基板領域21Bに、ゲート電極23GB直下のチャネル領域21ChBを挟んで形成されたp+型のソース領域21cおよびドレイン領域21dが形成されている。前記ソース領域21cには例えば+3.3Vの電源電圧VDDを供給する電源配線が接続され、前記ドレイン領域21dには出力電圧VD2を出力する配線が接続されている。前記ゲート電極23Gには入力電圧VG2を供給する配線が接続されている。
前記ソース領域21c,ドレイン領域21dおよびチャネル領域21ChBは前記n型ウェル21NW中に形成された基板領域21Bに形成され、さらに前記n型ウェルコンタクト領域21NCには前記n型ウェル21NWを電源電圧VDDでバイアスするための電源配線が形成されている。前記n型ウェルコンタクト領域21NCは前記シリコン基板21の表面に露出する低抵抗のn+型低抵抗領域21NC+を含む。前記n+型低抵抗領域21NC+には、前記電源電圧VDDを供給する電源配線が接続される。また上記電源電圧VDDの数値は単に一例であり、本実施形態はかかる特定の電源電圧の値に限定されるものではない。
さらに前記p型ウェル21PWの下には深いn型ウェル21DNWが形成されており、前記深いn型ウェル21DNWは前記p型ウェル21PWをp型シリコン基板21から電気的に分離する。さらに前記深いn型ウェル21DNWを電源電圧VDDでバイアスするため、前記ウェル21PWに隣接して、前記シリコン基板21の表面から前記深いn型ウェル21DNWに至るn型ウェルコンタクト領域21DNCが形成され、前記ウェルコンタクト領域21DNCには前記電源電圧VDDを供給する配線が接続されている。このため前記n型ウェルコンタクト領域21DNCのうち、前記シリコン基板21の表面に露出する部分にはn+型の低抵抗領域21DN+が形成されている。前記n+型低抵抗領域21DN+には、前記電源電圧VDDを供給する電源配線が接続される。
さらに前記シリコン基板21中には前記ウェルコンタクト領域21DNCと前記n型ウェル21NCとの間にこれらに隣接して、前記p型シリコン基板21を電源電圧VSSでバイアスするためp型のウェルコンタクト領域21PSが形成されており、前記p型ウェルコンタクト領域21PSのうち、前記シリコン基板21の表面に露出する部分にはp+型の低抵抗領域21PS+が形成されている。前記p+型低抵抗領域21PS+には、前記電源電圧VSSを供給する電源配線が接続される。
かかる、p型シリコン基板21中に形成された深いn型ウェル21DNWとp型ウェル21PWとを含むいわゆるトリプルウェル構成の半導体装置20では、前記p型ウェル21PWと深いn型ウェル21DNWとが逆バイアスされ、また前記深いn型ウェル21DNWとp型基板21とが逆バイアスされる結果、基板領域21Aを含むp型ウェル21PWAがシリコン基板21から電気的に分離される。また同様に基板領域21Bを含むn型ウェル21NWが、前記シリコン基板21から電気的に分離される。
一方、このようなトリプルウェル構成の半導体装置20でも、前記p型シリコン基板21中に様々なp型領域やn型領域が隣接して形成されるため、寄生バイポーラトランジスタによる寄生回路が形成されるのが避けられない。
図2(A)は、図1に、このような寄生バイポーラトランジスタによる寄生ラッチアップ回路の等価回路図、図2(B)は、前記寄生ラッチアップ回路を図1の構造に重ねて示した断面図である。
図2(A),(B)を参照するに、前記シリコン基板21中には、前記n+型ソース領域21aをエミッタとしp型ウェル21PWをベースとし、深いn型ウェル21DNWをコレクタとして第1の寄生NPNトランジスタNPNが形成され、さらに前記p+型ソース領域21cをエミッタとしn型ウェル21NWをベースとし、p型シリコン基板21をコレクタとする第1の寄生PNPトランジスタPNPが形成されるのがわかる。さらに前記シリコン基板21中には、前記p型シリコン基板21をベースとし前記深いn型ウェル21DNWをエミッタとし、前記n型ウェル21NWをコレクタとする第2の寄生NPNトランジスタNPNが形成され、さらにn型ウェルコンタクト領域21DNCをベースとしp型コンタクトと領域21PSをエミッタとし、p型ウェル21PWをコレクタとする第2の寄生PNPトランジスタPNPが形成されるのがわかる。
前記NPNトランジスタNPNのコレクタを構成する深いn型ウェル21DNWは前記NPNトランジスタNPNのエミッタでもあり、前記NPNトランジスタNPNのベースを構成するp型ウェル21PWはPNPトランジスタPNPのコレクタでもあり、前記PNPトランジスタPNPのベースを構成するn型ウェル21NWは前記NPNトランジスタNPNのコレクタでもあり、前記PNPトランジスタPNPのコレクタを構成するシリコン基板21は前記NPNトランジスタNPNのエミッタでもあるので、前記シリコン基板21中には、図2(A)に示す等価回路を有する寄生ラッチアップ回路が形成される。図2(A)の等価回路において抵抗Rは前記ウェルコンタクト領域21PCの寄生抵抗であり、抵抗Rは前記ウェルコンタクト領域21DNCの寄生抵抗であり、抵抗Rは前記ウェルコンタクト領域21PSの寄生抵抗であり、抵抗Rはウェルコンタクト領域21NCの寄生抵抗である。前記抵抗Rは前記低抵抗領域21PC+の寄与を含み、前記抵抗Rは前記低抵抗領域21DN+の寄与を含み、前記抵抗Rは前記低抵抗領域21PS+の寄与を含み、前記抵抗Rは低抵抗領域21NC+の寄与を含む。
以下、図2(A)の寄生ラッチアップ回路のラッチアップ動作を説明する。
すなわち(1)前記シリコン基板21中にノイズが入来し、図2(A)中、ノードN1、すなわちp型ウェル21PWの電位が上昇すると前記NPNトランジスタNPNがターンオンし、前記抵抗Rによる電圧降下の結果、ノードN2、すなわち深いn型ウェル21DNWの電位が下降する。(2)その結果、前記トランジスタNPNがターンオンし、前記抵抗Rの電圧降下により、ノードN4の電位が下降する。(3)すると前記PNPトランジスタPNPがターンオンし、寄生抵抗R3の電圧降下により、ノードN3、すなわちウェルコンタクト領域21PSの電位が上昇する。(4)するとPNPトランジスタPNPがターンオンし、抵抗R1による電圧降下によりノードN1の電位が上昇する。
状態(4)が発生すると、状態(1)におけるノイズが消えても、前記4個の寄生バイポーラトランジスタはオン状態を維持し、ラッチアップが発生する。
一方、図2(A)の等価回路を見ると、トランジスタPNPやNPNは電源電圧VDDと電源電圧VSSの間に直列に接続されていて、エミッタ−コレクタ間に電圧が印加されやすいのに対し、トランジスタPNPではエミッタとコレクタがそれぞれ抵抗RおよびRを介して同じノードに接続されており、またトランジスタNPNではエミッタとコレクタがそれぞれ抵抗RおよびRを介して同じノードに接続されていることがわかる。すなわち、トランジスタPNPのエミッタとコレクタは、通常の、すなわちラッチアップが生じていない状態では同電位にあり、またトランジスタNPNのエミッタとコレクタも、通常の状態では同電位にある。このことから、トランジスタPNPおよびNPNでは、トランジスタPNPおよびNPNに比べてエミッタ−コレクタ間に印加される電圧は通常の状態では0Vになっており、ノイズが入来しても、トランジスタPNPおよびNPNはターンオンしづらいことがわかる。
そこで本実施形態では、前記トランジスタNPNのエミッタとコレクタの間に介在する寄生抵抗R,Rのうち、特に電源電圧VDDとVSSの間に直列に入っていて電圧が発生しやすい寄生抵抗Rの抵抗値を低減することで、前記トランジスタNPNのターンオンを抑制し、ラッチアップの発生を抑制する。また本実施形態では、前記トランジスタPNPのエミッタとコレクタの間に介在する寄生抵抗R,Rのうち、特に電源電圧VDDとVSSの間に直列に入っていて電圧が発生しやすい寄生抵抗Rの抵抗値を低減することで、前記トランジスタPNPのターンオンを抑制し、ラッチアップの発生を抑制する。
より具体的には、本実施形態では前記ウェルコンタクト領域21PC,21NC,21DNCおよび21PSを同一の面積に形成するが、前記寄生抵抗RおよびRに対応する前記ウェルコンタクト領域21DNCおよび21PSの不純物濃度を増大させ、抵抗値を低減する。
仮に寄生抵抗R,Rの抵抗値を0に低減できた場合、前記ノードN1の電位がノイズにより上昇してトランジスタNPNがターンオンしてもノードN2の電位が高い(電源電圧VDDに略等しい)ためトランジスタNPNはターンオンしない。トランジスタNPNがターンオンしないとノードN4の電位も高いままであり、トランジスタPNPもターンオンしない。仮にトランジスタPNPがターンオンしても、ノードN3の電位が低い(電源電圧Vssに略等しい)ため、トランジスタPNPはターンオンすることがない。その結果、前記シリコン基板21中における寄生ラッチアップ回路がラッチアップを生じるのが抑制される。
以下、本実施形態による半導体装置20の製造工程を、図3〜図7を参照しながら説明する。
図3(A)を参照するに、p型シリコン基板21上には前記STI型素子分離領域21Iにより基板領域21Aおよび基板領域21B、さらに前記ウェルコンタクト領域21PC,21DNC,21PS,21NCのための基板領域21C〜21Fがそれぞれ画成され、図3(B)の工程において前記基板領域21Bおよび基板領域21D〜21FをレジストパターンRPで保護した状態でリン(P)を例えば2MeVの加速電圧下、7°のチルト角および3×1012cm−2のドーズ量でイオン注入し、前記シリコン基板21中に深いn型ウェル21DNWを形成する。
次に図4(C)の工程において前記レジストパターンRPを除去し、前記シリコン基板21上に前記基板領域21Bおよび基板領域21D、さらに基板領域21Fを覆い前記基板領域21Aおよび基板領域21C、さらに基板領域21Eを露出するレジストパターンRPを形成する。さらにこの状態で前記シリコン基板21中にボロンイオン(B+)を350keVの加速電圧下、7°のチルト角および4×1012cm−2のドーズ量で、また150keVの加速電圧下、7°のチルト角および4×1012cm−2のドーズ量で、さらに10keVの加速電圧下、7°のチルト角および3×1012cm−2のドーズ量でイオン注入し、前記基板領域21Aおよび基板領域21Cに前記p型ウェル21PWを、また前記基板領域21Eにウェルコンタクト領域21PSを形成する。
次に図4(D)の工程において前記レジストパターンRPを除去し、前記シリコン基板21上に前記基板領域21Aおよび基板領域21C、さらに基板領域21Eを覆い前記基板領域21Bおよび基板領域21F、さらに基板領域21Dを露出するレジストパターンRPを形成する。さらにこの状態で前記シリコン基板21中にリンイオン(P+)を700keVの加速電圧下、7°のチルト角および4×1012cm−2のドーズ量で、また300keVの加速電圧下、7°のチルト角および2×1012cm−2のドーズ量で、さらに20keVの加速電圧下、7°のチルト角および3×1012cm−2のドーズ量でイオン注入し、前記基板領域21Bおよび基板領域21Fに前記n型ウェル21NWおよび21NCを、また前記基板領域21Dにn型のウェルコンタクト領域21DNCを形成する。
次に図5(E)の工程において前記レジストパターンRPを除去し、前記シリコン基板21上に前記基板領域21Eを露出するレジストパターンRPを形成し、前記レジストパターンRPをマスクにボロンイオン(B+)を350keVの加速電圧下、7°のチルト角と8×1012cm−2のドーズ量で、また150keVの加速電圧下、7°のチルト角と4×1012cm−2のドーズ量でイオン注入し、先に形成されているウェルコンタクト領域21PSの不純物濃度を例えば1.5×1018cm−3あるいはそれ以上に増大させ、寄生抵抗Rの抵抗値を、前記ウェルコンタクト領域21PCの寄生抵抗Rの値よりも低減させる。
さらに図5(F)の工程において前記レジストパターンRPを除去し、前記シリコン基板21上に前記基板領域21Dを露出するレジストパターンRPを形成し、前記レジストパターンRPをマスクにリンイオン(P+)を700keVの加速電圧下、7°のチルト角と8×1012cm−2のドーズ量で、また300keVの加速電圧下、7°のチルト角と4×1012cm−2のドーズ量でイオン注入し、先に形成されているn型ウェルコンタクト領域21DNCの不純物濃度を1.5×1015cm−3あるいはそれ以上に増大させ、寄生抵抗Rの抵抗値を、前記ウェルコンタクト領域21NCの寄生抵抗Rの値よりも低減させる。
次に図6(G)の工程において前記レジストパターンRP5を除去し、さらに前記シリコン基板21の表面にゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜(図示せず)およびゲート電極となるポリシリコン膜(図示せず)を順次形成する。さらに形成されたポリシリコン膜およびシリコン酸化膜をパターニングすることにより、前記基板領域21Aにおいてはゲート絶縁膜22Aを介してポリシリコンゲート電極23Aを、また前記基板領域21Bにおいてはゲート絶縁膜22Bを介してポリシリコンゲート電極23Bを、それぞれ形成する。
次に図6(H)の工程において前記シリコン基板21上に、前記基板領域21B,21Cおよび21Eを覆い、基板領域21A,21D,21Fを露出するレジストパターンRPを形成し、リンイオン(P+)を15keVの加速電圧下、5×1013cm−2のドーズ量でイオン注入する。これにより,前記基板領域21Aにおいて前記ポリシリコンゲート電極23GAの両側に浅いn−型のソースエクステンション領域21a−とドレインエクステンション領域21b−が形成され、前記基板領域21Dでn型ウェルコンタクト領域21DNCの表面にn−型領域21DNC−が、さらに前記基板領域21Fではn型ウェルコンタクト領域21NCの表面にn−型低抵抗領域21NC−が、それぞれ形成される。
次に図7(I)の工程において前記シリコン基板21上に、基板領域21A,21D,21Fを覆い、前記基板領域21B,21Cおよび21Eを露出するレジストパターンRPを形成し、ボロンイオン(B+)を15keVの加速電圧下、5×1013cm−2のドーズ量でイオン注入する。これにより,前記基板領域21Bにおいて前記ポリシリコンゲート電極23GBの両側に浅いp−型のソースエクステンション領域21c−とドレインエクステンション領域21d−が形成され、前記基板領域21Cではp型ウェルコンタクト領域21PCCの表面にp−型領域21PC−が、さらに前記基板領域21Eではp型ウェルコンタクト領域21PSの表面にp−型領域21PS−が、それぞれ形成される。
次に図7(J)の工程において前記ポリシリコンゲート電極23GAおよび23GBに側壁絶縁膜23SWをそれぞれ形成する。さらに図8(K)の工程において前記基板領域21B,21C,21EをレジストパターンRPにより覆い、基板領域21A,21D,21Fにリンイオン(P+)を30keVの加速電圧下、1×1015cm−2のドーズ量でイオン注入する。これにより前記基板領域21Aにおいては前記側壁絶縁膜23SWの外側において前記n−型のソースエクステンション領域21a−およびドレインエクステンション領域21b−に部分的に重畳してn+型のソース領域21aおよびドレイン領域21bが形成され、前記基板領域21Dでは前記n型ウェルコンタクト領域21DNCの表面部分に前記n−型領域21DN−に重畳して前記n+型の低抵抗領域21DN+が形成される。また前記n型ウェルコンタクト領域21NCの表面部分に前記n−型領域21NC−に重畳して前記n+型の低抵抗領域21NC+が形成される。
次に図8(L)の工程において基板領域21A,21D,21FをレジストパターンRPにより覆い、前記基板領域21B,21C,21Eにボロンイオン(B+)を10keVの加速電圧下、1×1015cm−2のドーズ量でイオン注入する。これにより前記基板領域21Bにおいては前記側壁絶縁膜23SWの外側において前記p−型のソースエクステンション領域21c−およびドレインエクステンション領域21d−に部分的に重畳してp+型のソース領域21cおよびドレイン領域21dが形成され、前記基板領域21Bでは前記p型ウェルコンタクト領域21PCの表面部分に前記p−型領域21PC−に重畳して前記p+型の低抵抗領域21PC+が形成される。また前記p型ウェルコンタクト領域21PSの表面部分に前記p−型領域21PS−に重畳して前記p+型の低抵抗領域21PS+が形成される。
さらに前記レジストパターンRPを除去することにより、図1の半導体装置20が得られる。
なお本実施形態において前記p型ウェルコンタクト領域21PCおよびn型ウェルコンタクト領域21NCにおいても不純物濃度を増加させ、抵抗値を低減させることも可能である。ただし、このような構成では図5のような追加のイオン注入工程が必要になり、またp型ウェルコンタクト領域21PCと深いn型ウェル21DNWの接合部、あるいはn型ウェルコンタクト領域21NCとp型シリコン基板21の接合部において不純物濃度の勾配が急峻になり、接合部の耐圧が低下するおそれがある。このため本実施形態では、前記ウェルコンタクト領域21PCにおけるp型不純物濃度を隣接のn型ウェルコンタクト領域21DNCにおけるn型不純物濃度より低く設定し、同様にn型ウェルコンタクト領域21NCにおけるn型不純物濃度を隣接のp型ウェルコンタクト領域21PSにおけるp型不純物濃度よりも低く設定するのがより好ましいと考えられる。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態による半導体装置40の構成を示す断面図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図9を参照するに、本実施形態では前記寄生抵抗Rに対応するn型ウェルコンタクト領域21DNCおよび前記寄生抵抗Rに対応するp型ウェルコンタクト領域21PSの抵抗値を低減するために、前記n型ウェルコンタクト領域21DNCおよびp型ウェルコンタクト領域21PSの面積を増大させている。一方、半導体装置40全体の面積増加を最小限に止めるため、前記p型ウェルコンタクト領域21PCおよび21NCについては面積を設計ルール上、最小寸法とする。その結果、図9(A),(B)の半導体装置40では、前記ウェルコンタクト領域21DNCおよび21PSの面積が、ウェルコンタクト領域21PCおよび21NCの面積よりも大きいという構造的な特徴が現れる。
かかる構成により、前記寄生抵抗R,Rが低減される結果、面積増加を最小限に止めつつ、前記シリコン基板21中に形成されるラッチアップ回路のラッチアップが抑制される。
[第3の実施形態]
図10(A),(B)は、第3の実施形態による半導体装置60の構成を示す、それぞれ平面図および断面図である。図10(B)の断面図は図10(A)の平面図中、線A−Aに沿った断面を示している。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図10(A),(B)を参照するに、本実施形態では前記基板領域21C,21Fを設計ルール上で最小の寸法とする一方、前記基板領域21D,21Eを、各々設計ルール上で最小の寸法の部分領域21D〜21D、21E〜21Eにより構成し、各々の部分領域21D〜21D、21E〜21Eにそれぞれの電源配線を接続している。すなわち前記部分領域21D〜21Dには電源電圧VDDを供給する電源配線がコンタクトし、前記部分領域21E〜21Eには電源電圧VSSを供給する電源配線がコンタクトする。これにより前記ウェルコンタクト領域21DNCは合計3箇所で電源電圧VDDの電源配線にコンタクトし、前記ウェルコンタクト領域21PSも電源電圧VSSの電源配線に合計3箇所でコンタクトする。一方、前記ウェルコンタクト領域21PCおよび21NCについては、それぞれ前記電源電圧VSSを供給する配線および電源電圧VDDを供給する配線を1箇所だけでコンタクトする。
本実施形態によれば、このように前記寄生抵抗R,Rに対応するウェルコンタクト領域21DNCおよび21PSにおいてコンタクトの数を増やすことにより、前記寄生抵抗R,Rの抵抗値が低減される。また本実施形態では、前記ウェルコンタクト領域21DNCおよび21PSの面積が、先の実施形態の場合と同様に前記ウェルコンタクト領域21PC,21NCよりも大きくなり、この側面からも、前記寄生抵抗R,Rの低減が図られる。また本実施形態では前記ウェルコンタクト領域21PCおよび21NCにおいては、コンタクト数は最小限に止められ、これにより前記ウェルコンタクト領域21PC,21NCの面積増が回避される。
なお図示の例では前記部分領域21D〜21D、21E〜21Eを、素子分離領域21Iにより分離しているが、これらの部分領域21D〜21D、21E〜21Eを素子分離領域21Iによる分離させる必要は必ずしもなく、例えば先の図9のような構造において、前記ウェルコンタクト領域21DNCおよび21PSに複数の電源コンタクトを形成することも可能である。
[第4の実施形態]
図11(A)は、第4の実施形態による半導体装置80における寄生ラッチアップ回路の等価回路図、図11(B)は、前記図11(A)の寄生ラッチアップ回路を素子構造に重ねて示した断面図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図11(A),(B)を参照するに、本実施形態の半導体装置80は先の実施形態の半導体装置20と同様な構成を有するが、前記寄生抵抗Rに対応するn型ウェルコンタクト領域21DNCが電源電圧VDDではなく、より高い、例えば前記電源電圧VDDが3.3Vの場合+4.0Vの電源電圧VDD2(VDD<VDD2)を供給する配線パターンに接続されている。また前記寄生抵抗Rに対応するp型ウェルコンタクト領域21PSが電源電圧VSSではなく、より低い、例えば前記電源電圧VSSが0Vの場合−0.7Vの電源電圧VSS2(VSS>VSS2)を供給する配線パターンに接続されている。ただし本実施形態は上記特定の電源電圧の値に限定されるものではない。
またこのため図11(B)の半導体装置80では、電源電圧VSSおよびVSS2を供給する第1の電源31と、電源電圧VDDおよびVDD2を供給する第2の電源32とが設けられている。
かかる構成によれば、図11(A)の等価回路図よりわかるように、前記ノードN2の電位をノードN4の電位よりも高く設定でき、特に前記ウェルコンタクト領域21DNCのn型不純物濃度をウェルコンタクト領域21NCのn型不純物濃度よりも高く設定せずとも、すなわち前記ウェルコンタクト領域21DNCのn型不純物濃度が前記ウェルコンタクト領域21NCのn型不純物濃度と等しい場合であっても、トランジスタNPNのターンオンを抑制することが可能である。同様に本実施形態によれば、前記ウェルコンタクト領域21PSのp型不純物濃度をウェルコンタクト領域21PCのp型不純物濃度よりも高く設定せずとも、すなわち前記ウェルコンタクト領域21PSのp型不純物濃度が前記ウェルコンタクト領域21PCのp型不純物濃度と等しい場合であっても、トランジスタPNPのターンオンを抑制することが可能である。
もちろん、本実施形態において先の図1の実施形態のように前記ウェルコンタクト領域21DNCのn型不純物濃度を前記ウェルコンタクト領域21NCのn型不純物濃度よりも高く設定し、前記ウェルコンタクト領域21PSのp型不純物濃度を前記ウェルコンタクト領域21PCのp型不純物濃度よりも高く設定してもよい。
[第5の実施形態]
12(A)は、第5の実施形態による半導体装置100における寄生ラッチアップ回路の等価回路図、図12(B)は、前記図12(A)の寄生ラッチアップ回路を素子構造に重ねて示した断面図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図12(A),(B)を参照するに、本実施形態の半導体装置100は先の実施形態の半導体装置80に類似した構成を有しているが、前記基板領域21Bに隣接して基板領域21Fの反対側に別のp型ウェル21PW2が形成され、前記p型ウェル21PW2中に別のnチャネルMOSトランジスタのための基板領域21Gおよび前記pウェル21PW2のウェルコンタクト領域21PW2Cのための基板領域21Hが、素子分離領域21Iにより画成される。また前記基板領域21Hにおいてはシリコン基板21上にn+型のポリシリコンゲート電極23GCがゲート絶縁膜22GCを介して形成され、前記基板領域21Gにおいては前記シリコン基板21中、前記ゲート電極23GCの一方にn+型のソース領域21eが、また他方にn+型のドレイン領域21fが形成されている。
本実施形態では前記ウェルコンタクト領域21DNCに先の実施形態と同様に電源電圧VDD2を供給する一方、前記ウェルコンタクト領域21PSには、ウェルコンタクト領域21PCおよび前記p型ウェル21PW2のウェルコンタクト領域21PW2Cと同じく、電源電圧VSSを供給する。
かかる構成によれば、図12(A)の等価回路図よりわかるように、前記ノードN1の電圧が外部サージにより上昇しトランジスタNPN1がターンオンしても前記トランジスタNPN2はターンオンすることがなく、ラッチアップの発生が抑制される。
以上、本発明を好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
(付記1)
シリコン基板と、
前記シリコン基板に形成された第1導電型の第1のウェルと、
前記シリコン基板に形成された第2導電型の第2のウェルと、
前記シリコン基板中、前記第1のウェルの下に形成された第2導電型の第3のウェルと、
前記第1のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第1のウェルコンタクト領域と、
前記第2のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第2のウェルコンタクト領域と、
前記第1のウェルおよび第3のウェルに接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第3のウェルコンタクト領域と、
前記第2のウェルおよび前記シリコン基板に接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第4のウェルコンタクト領域と、
を含み、
前記第1のウェルには第2導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第1のMOSトランジスタが形成され、
前記第2のウェルには第1導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第2のMOSトランジスタが形成され、
前記第1のMOSトランジスタの前記ソース領域および前記第1および第4のウェルコンタクト領域には第1の電源電圧が供給され、
前記第2のトランジスタの前記ソース領域および前記第2および第3のウェルコンタクト領域には、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が供給され、
前記第3のウェルコンタクト領域は前記第2のウェルコンタクト領域よりも低い抵抗値を有し、前記第4のウェルコンタクト領域は前記第1のウェルコンタクト領域よりも低い抵抗値を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記第4のウェルコンタクト領域は前記第1のウェルコンタクト領域よりも第1導電型の不純物元素の濃度が高く、前記第3のウェルコンタクト領域は前記第2のウェルコンタクト領域よりも第2導電型の不純物元素の濃度が高いことを特徴とする付記1記載の半導体装置。
(付記3)
前記第3のウェルコンタクト領域および前記第4のウェルコンタクト領域の前記シリコン基板の前記表面における面積は、前記第1のウェルコンタクト領域および前記第2のウェルコンタクト領域の前記シリコン基板の前記表面における面積よりも大きことを特徴とする付記1または2記載の半導体装置。
(付記4)
前記第3のウェルコンタクト領域には前記第2の電源配線が、複数箇所で接続され、
前記第4のウェルコンタクト領域には前記第1の電源配線が、複数箇所で接続されることを特徴とする付記1〜3のうち、いずれか一項記載の半導体装置。
(付記5)
前記第3のウェルコンタクト領域には、素子分離領域で画成された第1基板領域が複数形成され、前記第2の電源配線は、前記複数の第1基板領域において前記第3のウェルコンタクト領域に接続され、前記第4のウェルコンタクト領域には、素子分離領域で画成された第2基板領域が複数形成され、前記第1の電源配線は、前記複数の第2基板領域に接続されることを特徴とする付記4記載の半導体装置。
(付記6)
前記第1のウェルコンタクト領域、前記第2のウェルコンタクト領域、前記第3のウェルコンタクト領域、前記第4のウェルコンタクト領域は、いずれも素子分離領域により画成され、同一の面積を有することを特徴とする付記1または2記載の半導体装置。
(付記7)
シリコン基板と、
前記シリコン基板に形成された第1導電型の第1のウェルと、
前記シリコン基板に形成された第2導電型の第2のウェルと、
前記シリコン基板中、前記第1のウェルの下に形成された第2導電型の第3のウェルと、
前記第1のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第1のウェルコンタクト領域と、
前記第2のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第2のウェルコンタクト領域と、
前記第1のウェルおよび第3のウェルに接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第3のウェルコンタクト領域と、
前記第2のウェルおよび前記シリコン基板に接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第4のウェルコンタクト領域と、
を含み、
前記第1のウェルには第2導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第1のMOSトランジスタが形成され、
前記第2のウェルには第1導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第2のMOSトランジスタが形成され、
前記第1のMOSトランジスタの前記ソース領域および前記第1のウェルコンタクト領域には第1の電源電圧が供給され、
前記第2のトランジスタの前記ソース領域および前記第2のウェルコンタクト領域には、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が供給され、
前記第3のウェルコンタクト領域には前記第2の電源電圧よりも高い第3の電源電圧が供給され、
前記第4のウェルコンタクト領域には前記第1の電源電圧よりも低い第4の電源電圧が供給されることを特徴とする半導体装置。
(付記8)
シリコン基板と、
前記シリコン基板に形成された第1導電型の第1のウェルと、
前記シリコン基板に形成された第2導電型の第2のウェルと、
前記シリコン基板中、前記第1のウェルの下に形成された第2導電型の第3のウェルと、
前記第1のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第1のウェルコンタクト領域と、
前記第2のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第2のウェルコンタクト領域と、
前記第1のウェルおよび第3のウェルに接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第3のウェルコンタクト領域と、
前記第2のウェルおよび前記シリコン基板に接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第4のウェルコンタクト領域と、
を含み、
前記第1のウェルには第2導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第1のMOSトランジスタが形成され、
前記第2のウェルには第1導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第2のMOSトランジスタが形成され、
前記第1のMOSトランジスタの前記ソース領域,前記第1のウェルコンタクト領域および前記第4のウェルコンタクト領域には第1の電源電圧が供給され、
前記第2のトランジスタの前記ソース領域および前記第2のウェルコンタクト領域には、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が供給され、
前記第3のウェルコンタクト領域には前記第2の電源電圧よりも高い第3の電源電圧が供給されることを特徴とする半導体装置。
(付記9)
シリコン基板と、
前記シリコン基板に形成された第1導電型の第1のウェルと、
前記シリコン基板に形成された第2導電型の第2のウェルと、
前記シリコン基板中、前記第1のウェルの下に形成された第2導電型の第3のウェルと、
前記第1のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第1のウェルコンタクト領域と、
前記第2のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第2のウェルコンタクト領域と、
前記第1のウェルおよび第3のウェルに接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第3のウェルコンタクト領域と、
前記第2のウェルおよび前記シリコン基板に接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第4のウェルコンタクト領域と、
を含み、
前記第1のウェルには第2導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第1のMOSトランジスタが形成され、
前記第2のウェルには第1導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第2のMOSトランジスタが形成された半導体装置において、
前記第1のMOSトランジスタの前記ソース領域および前記第1のウェルコンタクト領域に第1の電源電圧を供給し、
前記第2のトランジスタの前記ソース領域および前記第2のウェルコンタクト領域に、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧を供給し、
前記第3のウェルコンタクト領域に前記第2の電源電圧よりも高い第3の電源電圧を供給し、
前記第4のウェルコンタクト領域に前記第1の電源電圧よりも低い第4の電源電圧を供給することを特徴とする半導体装置の駆動方法。
20,40,60,80,100 半導体装置
21 p型シリコン基板
21A〜21H 基板領域
21I 素子分離領域
21PW,21PW2 p型ウェル
21PC,21PS,21PW2C p型ウェルコンタクト領域
21NW n型ウェル
21DNW 深いn型ウェル
21DNC,21NC n型ウェルコンタクト領域
21PC+,21DN+,21PS+,21NC+ 低抵抗領域
22GA,22GB ゲート絶縁膜
23GA,23GB ゲート電極
21a n+型ソース領域
21b n+型ドレイン領域
21c p+型ソース領域
21d p+型ドレイン領域
31,32 電源
R1〜R4 寄生抵抗
RP〜RP レジストパターン
PNP,PNP,NPN,NPN 寄生バイポーラトランジスタ
VDD,VSS,VDD2,VSS2 電源電圧

Claims (6)

  1. シリコン基板と、
    前記シリコン基板に形成された第1導電型の第1のウェルと、
    前記シリコン基板に形成された第2導電型の第2のウェルと、
    前記シリコン基板中、前記第1のウェルの下に形成された第2導電型の第3のウェルと、
    前記第1のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第1のウェルコンタクト領域と、
    前記第2のウェルの一部に形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第2のウェルコンタクト領域と、
    前記第1のウェルおよび第3のウェルに接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第2導電型の第3のウェルコンタクト領域と、
    前記第2のウェルおよび前記シリコン基板に接して形成され、前記シリコン基板の表面に到達する第1導電型の第4のウェルコンタクト領域と、
    を含み、
    前記第1のウェルには第2導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第1のMOSトランジスタが形成され、
    前記第2のウェルには第1導電型のソース領域およびドレイン領域を有する第2のMOSトランジスタが形成され、
    前記第1のMOSトランジスタの前記ソース領域および前記第1および第4のウェルコンタクト領域には第1の電源電圧が供給され、
    前記第2のMOSトランジスタの前記ソース領域および前記第2および第3のウェルコンタクト領域には、前記第1の電源電圧よりも高い第2の電源電圧が供給され、
    前記第3のウェルコンタクト領域は前記第2のウェルコンタクト領域よりも低い抵抗値を有し、前記第4のウェルコンタクト領域は前記第1のウェルコンタクト領域よりも低い抵抗値を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第4のウェルコンタクト領域は前記第1のウェルコンタクト領域よりも第1導電型の不純物元素の濃度が高く、前記第3のウェルコンタクト領域は前記第2のウェルコンタクト領域よりも第2導電型の不純物元素の濃度が高いことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第3のウェルコンタクト領域および前記第4のウェルコンタクト領域の前記シリコン基板の前記表面における面積は、前記第1のウェルコンタクト領域および前記第2のウェルコンタクト領域の前記シリコン基板の前記表面における面積よりも大きことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記第3のウェルコンタクト領域には前記第2の電源配線が、複数箇所で接続され、
    前記第4のウェルコンタクト領域には前記第1の電源配線が、複数箇所で接続されることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載の半導体装置。
  5. 前記第3のウェルコンタクト領域には、素子分離領域で画成された第1基板領域が複数形成され、前記第2の電源配線は、前記複数の第1基板領域において前記第3のウェルコンタクト領域に接続され、前記第4のウェルコンタクト領域には、素子分離領域で画成された第2基板領域が複数形成され、前記第1の電源配線は、前記複数の第2基板領域に接続されることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記第1のウェルコンタクト領域、前記第2のウェルコンタクト領域、前記第3のウェルコンタクト領域、前記第4のウェルコンタクト領域は、いずれも素子分離領域により画成され、同一の面積を有することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
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