JP2008061598A - 鱗茎菜類調製機 - Google Patents

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【課題】根切断時に発生する鱗茎菜類の横ズレや微振動等を効果的に防ぎ、安定した根切断面を確保するための根切断部が具備される、鱗茎菜類調製機を提供することが課題である。
【解決手段】鱗茎菜類(玉葱6)を搬送する搬送部2と、該玉葱6の根を挟んで引き伸ばす根伸ばし部4と、該根伸ばし部4の下流端部に設けられ、該玉葱6の根および茎を切断する切断部3と、を具備する鱗茎菜類調製機1であって、前記根部切断部3(根部切断部)は搬送中心に対して左右両側に、水平面上を回転駆動する回転刃18と固定刃19を平面視にて一部重複して並設し、かつ、該固定刃19は両刃の平面視での略交差部の上流側で回転刃18より高位置に、下流側で低位置になるように傾斜させて配置した。
【選択図】図5

Description

本発明は、収穫した玉葱等の鱗茎菜類に対して、予め設定された長さに根、および、茎を切断する鱗茎菜類調製機の技術に関する。より詳しくは、根切断時に発生する鱗茎菜類の横ズレを防ぎ、安定した根切断面を確保するための根切断部についての技術に関する。
従来、玉葱に代表される鱗茎菜類では、商品として出荷される前に根、および、茎を予め決められた長さに切り揃え、また、本体部(実部)に付着する荒皮等を剥ぎ取って綺麗に調製する必要があり、この作業を自動的におこなう鱗茎菜類調製機が知られている。
例えば、「特許文献1」では、鱗茎菜類の茎を挟み込んで搬送する搬送装置と、該鱗茎菜類の根、および、茎を切断する切断装置と、該切断装置の手前側に設けられ、切断前の根揃えをおこなう根揃え手段と、をそれぞれコンパクトにまとめた鱗茎菜類調製機に関する技術が公開されている。
特許第3681135号公報
このように、「特許文献1」に代表される従来の鱗茎菜類調製機では、鱗茎菜類の根切断部の構成として、のこぎり形状をした刃物を該鱗茎菜類の搬送方向に直交して往復動作させるもの、あるいは、水平に回転する回転刃を該鱗茎菜類の搬送方向に対して左右両側に配置したもの等が知られているが、これらはいずれも、根切断時における鱗茎菜類本体部を保持する機能が十分でなく、刃物の動作に弾かれて、横ズレや微振動等が鱗茎菜類に発生する場合があり、切断された後の根の状態が不揃いとなり、鱗茎菜類の商品価値が低下することがあった。
このような問題点を踏まえ、本発明においては、根切断時に発生する鱗茎菜類の横ズレや微振動等を効果的に防ぎ、安定した根切断面を確保するための根切断部が具備される、鱗茎菜類調製機を提供することが課題である。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、鱗茎菜類を搬送する搬送部と、該鱗茎菜類の根を挟んで引き伸ばす根伸ばし部と、該根伸ばし部の下流端部に設けられ、該鱗茎菜類の根および茎を切断する切断部と、を具備する鱗茎菜類調製機であって、前記根部切断部は搬送中心に対して左右両側に、水平面上を回転駆動する回転刃と固定刃を平面視にて一部重複して並設し、かつ、該固定刃は平面視での略交差部の上流側で回転刃より高位置に、下流側で低位置になるように傾斜させて配置したものである。
請求項2においては、前記固定刃は上流側において、前記回転刃より先行して鱗茎菜類と接触するように配置するものである。
請求項3においては、前記固定刃は、鱗茎菜類の搬送方向に直交して、外側に向かって斜上方に傾斜させて配置するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、根切断部を水平面上にて回転駆動する回転刃と、鱗茎菜類の搬送方向に沿って該回転刃に隣接する固定刃と、によって構成し、かつ、該固定刃を側面視にて下流側へ向かって下方向に傾斜させて配置し、該固定刃の上流側、および、下流側をそれぞれ前記回転刃の上方、および、下方になるように配置することにより、固定刃により根を搬送とともに下方へ導き、根切断時に発生する鱗茎菜類の横ズレを防ぎ、良好な根切断面を得ることができる。
請求項2においては、根切断部の上流側について、前記固定刃の配置を前記回転刃より先行して鱗茎菜類と接触するように配置することで、根切断時に発生する鱗茎菜類の横ズレを防ぎ、良好な根切断面を得ることができる。
請求項3においては、前記固定刃を鱗茎菜類の搬送方向に直交して、外側に向かって斜上方に傾斜させて配置することにより、根切断時に回転刃によって鱗茎菜類が搬送方向外側に逃げるのを防ぐことができ、良好な根切断面を得ることができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施例に係る鱗茎菜類調製機の全体的な構成を示した正面図である。
図2は同じく側面図である。
図3は同じく図1に示す矢印Aから見た断面側面図である。
図4は同じく図1に示す矢印Bから見た断面平面図である。
図5は本発明における根切断部近傍の詳細を示した平面図である。
図6は同じく側面図である。
図7は同じく正面図である。
図8は鱗茎菜類の根切断時の動作を示した平面図である。
[鱗茎菜類調製機1全体構成]
まず、本実施例における鱗茎菜類調製機1の全体構成について図1乃至図4を用いて説明する。なお、図2乃至図4の矢印Cで表される方向は鱗茎菜類が搬送される方向を示し、便宜上矢印Cの方向を前方として左右方向を決定する。
なお、本実施例では鱗茎菜類として玉葱を選定して以下説明するが、これに限定されるものではなく、ネギ、大蒜等であってもよい。
鱗茎菜類調製機1は鱗茎菜類、例えば玉葱6の調製をおこなう本体部55と、該本体部55の下部に設けられるサポートフレーム部56と、により構成される。
本体部55は玉葱6を搬送する搬送部2と、該玉葱6の根および茎を切断する切断部3と、該切断部3の上流部において根を挟んで引き伸ばす根伸ばし部4等と、から構成されており、これら構成要素2・3・4等が略直方体形状のカバー57にて覆われている。
カバー57は側面視において、その上面は前後一側(本実施例では前側)が水平に形成され、他側(本実施例では後側)が前後略中央部から斜上方向へと延出されており、後述する搬送部2の形状に合わせて形成されている。
また、カバー57の前面部および後面部には、略中央上部において矩形形状の搬送孔57aが設けられており、該前後の搬送孔57a間を搬送通路として形成されて、玉葱6が前部の搬送孔57aから本体部55に投入される。該搬送孔57aの上部中央には玉葱6の茎部を通過させる搬送溝が形成されている。
本体部55の後部(下流側)には、正面視にて左右一端を斜下方に傾斜したプレート50が設けられており、その両端部において、カバー57の側面部の内面と固設されている。
また、カバー57の側面部において、前記プレート50が固設された付近には排出孔54が設けられており、該排出孔54より、根および茎が切断された玉葱6が外部に搬出される。
サポートフレーム部56は正面視にて略逆「Uの字」に屈曲させた2本のパイプ状の脚部材56a・56aを、前記本体部55の前後端下部に固設し、前記脚部材56a・56a間を繋ぎ材等によって連結して構成されている。脚部材56a・56aの下端部には、移動用の車輪58・58・58・58が設けられており、また、前側(上流側)の脚部材56aの上部には正面視にて逆「Uの字」、側面視にて「Lの字」に屈曲した取っ手59が配設されている。このような構成により、鱗茎菜類調製機1は任意に移動可能である。
[搬送部2]
搬送部2は弾性部材からなる無端状の搬送用ベルト7と、該搬送用ベルト7に動力を伝達する動力伝達機構12等により構成される。前記搬送用ベルト7・7は左右両側に隣接して並設させ、該搬送用ベルト7・7の間に茎を挟みこむことで玉葱6を保持し、搬送する構成となっている。
搬送用ベルト7は鱗茎菜類調製機1の略左右中央上部に設けられ、下流側、すなわち、図3に示す矢印C側へ向かって一旦水平方向に延出され、該鱗茎菜類調製機1の略前後中央部において、アイドラー11を介して斜め上方へと伸びている。
すなわち、鱗茎菜類調製機1の上流側の上部(図中の左側)には駆動軸9が直立して設けられ、下流側の上部(図中の右側)には、該駆動軸9に比べて幾分高い位置にて、従動軸10が斜め方向(斜面)に立設して設けられている。このような位置に配設される駆動軸9、従動軸10、および、アイドラー11を介して、搬送用ベルト7は側面視にて「へ」の字に掛架されている。
駆動軸9の上部には搬送用ベルト7を巻回するための搬送用プーリー9aが設けられており、下部には駆動を伝達するための駆動用プーリー9bが設けられている。
ここで、鱗茎菜類調製機1の下流部の略上下中央には動力伝達機構12が設けられており、該動力伝達機構12は上下方向に伝動軸12bを回転自在に支持し、該伝動軸12bの上部にプーリー12aを固設し、該プーリー12aと前記駆動用プーリー9bとの間に駆動用ベルト8が巻回されている。
なお、本実施例においては駆動用ベルト8としてVベルトを想定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、タイミングベルトや駆動チェーンを用いてもよく、また、複数のギヤを介した伝達機構を構成してもよい。
さらに、前記伝動軸12bの下部にはスプロケット12cが固設されており、該スプロケット12cと後述する減速機構22の第二シャフト24上に固設したスプロケットとの間にチェーンを巻回して動力を伝達可能とし、更に伝動軸等を介して駆動モータ13と連動連結されている。
このような構造により、それぞれ独立した動力伝達機構12・12を介して搬送用ベルト7・7が互いに逆方向に回転されて、上述のとおり玉葱6を搬送する。
そしてこの搬送時において、玉葱6は搬送用ベルト7・7によって茎部が挟持されながら、後述の根伸ばし部4によって根を下方に、それぞれ伸ばされ、その後根が切断された後は、搬送用ベルト7・7によって斜め上方に懸吊しながら搬送されるため、茎は玉葱6の自重により伸ばされ、その結果、正確な位置にて茎が切断されることとなる。
その後、上述のとおり、茎を切断された玉葱6の本体部(実部)は、プレート50の上面部に落下し、該プレート50の傾斜角により転がり落ちて、カバー57の側面部に設けられた排出孔54を通して外部に排出される。
[切断部3]
切断部3は玉葱6の根を切断する根切断部16と、茎を切断する茎切断部17と、により構成される。すなわち、切断部3は後述する根伸ばし部4の出口付近から下流部に向かって根切断部16と茎切断部17が順に配設されており、玉葱6は搬送用ベルト7によって搬送されながら、自動的に根、および、茎が切断される。
[根切断部16]
ここで、根切断部16の詳細について図5乃至図8を用いて説明する。
根切断部16は回転刃18や、固定刃19等により形成されており、後述する根伸ばし部4に具備されるローラー26R・26Lの後部上方に設けられる。
すなわち、図5において、玉葱6の搬送方向右側(図5における下側)におけるローラー26Rの下流側端部上方には、回転刃18が側面視にて水平に設けられており、かつ、玉葱6の搬送方向左側(図5における上側)におけるローラー26Lの下流側端部上方には、平面視及び側面視において一部オーバーラップする回転刃18と固定刃19が配設され、該固定刃19は後側が低くなるように側面視にて斜め下方に向けて設けられている。つまり、搬送中心に対して左右両側に、水平面上を回転駆動する回転刃18と固定刃19を平面視にて下流側の一部が重複するように並設して配置し、かつ、該固定刃19は両刃の平面視での略交差部の上流側で回転刃18より高位置に、下流側で低位置になるように傾斜させて配置している。
このように、固定刃19の上流側、および、下流側がそれぞれ回転刃18の上方、および、下方になるように側面視にて下流側へ向かって下方向に傾斜させて配置されることにより、根は切断されながら徐々に回転刃18の下方へと引き離されていき、切残しが玉葱6下面に残ることも無く、安定して良好な根切断面を得ることができる。
固定刃19の右側面部の上流側は、平面視にて外側(図5における上側)に向かって緩やかに傾斜されており、かつ、回転刃18は前記固定刃19に対して徐々に外形線が接近していくように配置されるため、平面視において、両刃18・19からなる間隙部は下流方向へ窄まる形となり、搬送されてくる玉葱6の根を容易に両刃の間隙部(搬送方向左右中心部)に導くことが可能となっている。
また、固定刃19は上流側において、回転刃18より先行して玉葱6の根と接触するように配置されており、搬送された玉葱6の根が回転刃18と最初に接触するポイントXと、固定刃19と最初に接触するポイントYと、を比較した場合、ポイントYの方が上流側に位置するように、両刃18・19は配置されている。
このように、両刃18・19が配置されることで、玉葱6は根切断時に発生する横ズレを防止され、良好な根切断面を得ることができる。
すなわち、図8に示すように、回転刃18は後述のとおり、駆動モータ13から伝達される駆動力によって常に回転され、その回転方向は、実際に玉葱6の根を切断する領域が、搬送方向に移動する方向(図8において時計回り)となっている。従って、搬送されてきた玉葱6の根は、一旦、回転刃18に接触し(玉葱6aの位置)、その後、該玉葱6は回転刃18の回転方向に連れて、或いは、弾き出されて該回転刃18の接線方向、すなわち、固定刃19に向かって斜め前方に移動され、該固定刃19に当接して止まった後(玉葱6bの位置)、更に下流側へ搬送されながら、徐々に根が切断される。
この時、上述のとおり、固定刃19は回転刃18より先行して玉葱6の根と接触するように配置されているため、前記回転刃18が玉葱6の根を切断しようと切り込み始める際には、必ず固定刃19によって保持されるため、横ズレ等を生じず、安定した状態にて根を切断でき、良好な根切断面を得ることができるのである。
回転刃18の駆動軸20の下部にはスプロケット21が固設され、減速機構22を介して、駆動モータ13と連動連結されている。
ここで減速機構22は、駆動モータ13の上方に出力軸と平行に配置される第一シャフト23と、その後方に直立して設けられる第二シャフト24と、各軸上に固設したスプロケットや歯車等により構成されており、駆動モータ13によって発生した駆動力は、該減速機構22を介して、回転刃18や搬送装置等に伝達される。
すなわち、前記第一シャフト23の上流側端部上には、スプロケット25が固設され、前記駆動モータ13より前方へ突出した出力軸上には出力スプロケット14が固設され、ローラー26R・26Lの前端上にはそれぞれスプロケット44・44が固設されて、これらスプロケットに駆動チェーン15が巻回されて駆動可能としている。また、第一シャフト23の下流側端部には、かさ歯車28が設けられており、第二シャフト24の略上下中央部に設けられるかさ歯車29と噛合することにより、動力伝達する構成としている。
第二シャフト24の上下端部には、上部スプロケット30、および、下部スプロケット31が設けられており、該下部スプロケット31と前記スプロケット21が駆動チェーン33を介して動力が伝達され、駆動モータ13による駆動力が回転刃18に伝達される。
なお、前記上部スプロケット30は後述のとおり、駆動チェーン32等を介して茎切断部17の回転刃34と連結されており、これら回転刃18・34は同調して回転される。
[茎切断部17]
茎切断部17には回転刃34が具備されており、該回転刃34の上方においてシャフト35を共有してスプロケット36が設けられている。前記回転刃34は平面視において、前記根切断部16の回転刃18に対して下流側方向に、一直線上に設けられており、また側面視において、搬送用ベルト7が斜め上方に進行を変えてから幾分上がった高さにて、水平に設けられている。
スプロケット36は途中複数のアイドラー37・38を介して、駆動チェーン32によって前記第二シャフト24に設けられる上部スプロケット30と連結されており、上述のごとく、駆動モータ13によって発生した駆動力が、該減速機構22を介して、回転刃34に伝達される。
[根伸ばし部4]
次に本実施例における根伸ばし部4について図4乃至図7を用いて説明する。なお、図4乃至図6においては、矢印Cの方向、すなわち、玉葱6の搬送方向を前方向として左右方向を決定し、また、図7においては、向かって右側(各図面上の左側)を便宜上右側として、部材符号にR(右側)、および、L(左側)を付して表現する。
根伸ばし部4は玉葱6の搬送方向に沿って配設され、かつ、前後水平方向に並設された、左右2本のローラー26R・26Lと、該ローラー26R・26Lに付着される羽根材41R・41L等により構成される。
前記ローラー26の一端部(前側)は、支持部材42に固設されるベアリング部43に挿入されて回転自在に支持され、さらにその先端部においてスプロケット44が固着されている。そして、図1に示すように、駆動モータ13の出力スプロケット14、および、減速機構22のスプロケット25に駆動チェーン15が巻回されて駆動できるようにしている。
ここで、隣接して設けられる各ローラー26R・26Lにおいて、前記先端部に固着されるスプロケット44・44は、「たすき掛け」、すなわち、互いに相反する回転方向となるように駆動チェーン15が巻回されており、駆動モータ13の駆動力が伝達されると、各ローラー26R・26Lは互いに隣接する側へ入り込むように回転される。また、減速機構22のスプロケット25がともに連結されているため、各ローラー26R・26Lの回転の際は、前記切断部3の各回転刃18・34も回転する。
また、ローラー26は支持部材42によって回動自在に支持される片持ち支持構造を有しており、外周部表面には、複数の羽根材41・41が接線方向に沿って、一端を自由端として設けられている。
すなわち、羽根材41は略長方形形状にカットされたシート部41aと、該シート部41aと略同形状の発泡性部材41bとを重ね合わせた二段構造を有しており、一方の端部が接線方向にローラー26の外周面に固定され、他方の端部が自由端として、所定間隔ごとに切目を並行に設けて、短冊状の複数の羽根41d・41d・・・が形成されている。
そして、投入皿60に投入された玉葱6は、ローラー26R・26Lの上流部に搬入された後、まず、左右両側の羽根材41R・41Lの間隙部に挟まれ、下方向に扱かれながら下流側に搬送されることによって揃えられ、かつ、同時に玉葱6の本体表面に付着する余分な表皮や絡み付く根の残骸等が引き離されるのである。
本発明の一実施例に係る鱗茎菜類調製機の全体的な構成を示した正面図。 同じく側面図。 同じく図1に示す矢印Aから見た断面側面図。 同じく図1に示す矢印Bから見た断面平面図。 本発明における根切断部近傍の詳細を示した平面図。 同じく側面図。 同じく正面図。 鱗茎菜類の根切断時の動作を示した平面図。
符号の説明
1 鱗型菜類調製機
2 搬送部
3 切断部
4 根伸ばし部
6 玉葱
16 根切断部
18 回転刃
19 固定刃
20 駆動軸
26 ローラー
26R ローラー
26L ローラー
41 羽根材
42 支持部材
43 ベアリング部
44 スプロケット

Claims (3)

  1. 鱗茎菜類を搬送する搬送部と、該鱗茎菜類の根を挟んで引き伸ばす根伸ばし部と、該根伸ばし部の下流端部に設けられ、該鱗茎菜類の根および茎を切断する切断部と、を具備する鱗茎菜類調製機であって、前記根部切断部は搬送中心に対して左右両側に、水平面上を回転駆動する回転刃と固定刃を平面視にて一部重複して並設し、かつ、該固定刃は平面視での略交差部の上流側で回転刃より高位置に、下流側で低位置になるように傾斜させて配置したことを特徴とする鱗茎菜類調製機。
  2. 前記固定刃は上流側において、前記回転刃より先行して鱗茎菜類と接触するように配置することを特徴とする、請求項1に記載の鱗茎菜類調製機。
  3. 前記固定刃は、鱗茎菜類の搬送方向に直交して、外側に向かって斜上方に傾斜させて配置することを特徴とする、請求項1、または、請求項2に記載の鱗茎菜類調製機。
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